JPS6159313A - 液晶セルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、液晶セルの製造方法に関するものであり、
より詳しくは、シール材、液晶分子配向材、電極材等を
形成するための塗材を、曲面状の表面を有する液晶基板
の上に塗着する技術に関するものである。

従来技術 液晶セルは、ガラス板等の液晶基板の一方の表面に電極
材、液晶分子耐曲材、シール材等を固着し、かつその上
に他方の基板を向かい合わせに配置してセルを形成し、
その内部に液晶を封入して構成される。

液晶基板の表面にシール材、液晶分子配向材または電極
材等を固着する方法としては、通常、スクリーン印刷手
法が用いられる。すなわち、液晶基板の上にスクリーン
版を市ね、このスクリーン版に形成された所定パターン
の通孔を通してシール材、液晶分子配向材、または電極
材等を形成するための塗材を基板の表面に塗着し、その
後乾燥あるいは焼付等を施すことによって固着するので
ある。

発明が解決すべき問題点 ところで、従来、このような液晶セルとして実用化され
ているのは、基板表面が平面のものであり、表面が曲面
形状を有するものについては未だ実用化されていない。

基板表面が平面のものと曲面のものとでは、液晶セルを
製造するに当たって事情が違ってくるのである。

液晶セル構成部桐としての液晶基板の」−に塗材等をス
クリーン印刷手法にて塗着するためのスクリーン版とし
て通常用いられるものは、一定形状のフレームにメソシ
ュを張り、そのメソシュの編目をレジス１へ等によって
一部が所定パターンで透いた状態となるようｔこイ■を
塞いだものであり、一般に（Ｊ平板状のものである。し
たがって、液晶基板が平面状の表面を有するものであれ
ば、スクリーン版を基板に重ねた場合に両者が良好に密
着し得るため特に問題を生しることなくスクリーン印刷
を施すことができるのであるが、液晶基板が曲面状の表
面を有するものである場合には、スクリーン版を基１に
上るこ重ねた場合に、両者の間の特にｙｔ）部に過大な
隙間ができたり、スクリーン版のメソシュが伸ひたりす
るため液晶基板」−に塗着されたシール材等の塗着パタ
ーンの寸法精度に狂いが生しる。例えば、透明体表面か
半径１０００　ｍｍ程度の曲面である場合には、１１程
度のパターン形成位置のずれ、あるいはパターン寸法の
誤差が生ずるのである。

問題点を解決するための手段 本発明は、このような課題を解決するために為されたも
のであり、その要旨とするところは、曲面状の表面を有
する液晶基板の上に、少なくとも該曲面の法線に直角な
一方向において、該曲面に沿って湾曲するスクリーン版
を重ね、該液晶基板の表面上にシール伺、液晶分子配向
材、電極材等を固着するための塗材を前記スクリーン版
を通して、前記液晶基板の表面に塗着するようにしたこ
とにある。

作用および発明の効果 かかる本発明においては、スクリーン版が液晶基板の表
面に沿って湾曲しているため、スクリーン版を液晶基板
−にに重ねた場合において、これらの間に大きな隙間が
できたり、或いはスクリーン版のメソシュが弾性変形に
よって大きく伸びたりすることがない。このため、シー
ル材等を固着するための塗材がスクリーン版に形成され
たパターンそのままに正確に基板表面上に写され、その
塗着パターン寸法ムこ、問題となるような狂いを生じな
いのである。

実施例 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する
。第１図乃至第４図において、１０ば液晶セルの基板と
してのガラス板で、その全体が一定曲率の円弧形状とさ
れ、その凸側の表面に電極材、液晶舅子配向月等が予め
固着されている。１２　ＬＪこのガラス板１０にスクリ
ーン印刷手法にてシール材用塗月を塗着するためのスク
リーン版で、長方形上のフレーム１４にナイロン、テト
ロン。

ステンレス等のメソシーＪ、１６が張設され、そのメソ
シュ１６が第３図にも示すように矩形のリング状の部分
を残してレジスト等によりマスクされたものである。ず
なわら、メソシュ１Ｇには製版工程において矩形リング
状に透いた透過部１８が形成され、この透過部１８の矩
形リング形状がスクリーン印刷を施す際の印刷パターン
となるのである。このスクリーン版１２のフレーム１４
は、短辺部分１４ａが直線状に、長辺部分１／ｌｂがガ
ラス板１０とほぼ同し曲率で湾曲する形状とされ、従っ
てこのフレーム１４に張設されたメソシュ１６もその全
体がガラス板１０に沿って湾曲する円弧形状となってい
る。

このようなスクリーン版１２を第４図に示すようにガラ
ス板１０の上に重ね、更にその上に高融点ガラス粉、ア
ルミナ粉等を骨材として含むシール材とバインダ（ビヒ
クル）との混合によりスクリーン印刷に適した粘度とさ
れたペースト状シＺガメ塗祠２０を載せて、これをスキ
ージ２２を用いてメツシュ１６の表面に塗りつけるよう
にすると、塗材２０が透過部１８を通って押し出され、
ガラス板１０の円弧状に湾曲する表面に塗着される。そ
の後、スクリーン版１２を取り除いてガラス板１０と同
し方向に湾曲する他方の図示しないガラス板を、塗材２
０を間に挟んで重ねて固着し乾燥、焼付を施せばガラス
板間がシール材によって接着され、そしてそれらガラス
板によって挟まれる空間に液晶を封入すれば液晶セルが
できあがる。

このように、本例においては、スクリーン版としてガラ
ス板１０と同じ曲率で湾曲する円弧形状のものが用いら
れているため、かかるスクリーン版１２をガラス板１０
の表面に重ねた場合において、それらの間に特に端部に
おいて過大な隙間が生したり、スクリーン版１２のメソ
シュ１６が弾性変形して伸びたりすることがない。この
ため、塗材２０がかかるスクリーン版１２を通じて押し
出され、ガラス板１０の表面に所定のパターンで塗着さ
れる際に、そのパターン寸法に狂いが生じたり塗着位置
がずれたりすることがない。

以上の実施例は、２次曲面たる円弧形状表面を有するガ
ラス板１０に対して、同じく円弧形状に湾曲するスクリ
ーン版を用いた例であるが、この円弧の周方向に対して
直角な方向（厳密には円弧の接線に対して直角な方向）
にも僅かに湾曲する３次曲面（凸面）状の表面を有する
ガラス板に対して、この上・）な円弧形状のスクリーン
版を用いることも可能である。第５図乃至第７図は、３
次曲面たる部分球面形状の表面を有するガラス板２４に
対して一１二記実施例と同じスクリーン版１２を用いた
例を示したものである。第６図および第７図に示すよう
に円弧形状のスクリーン版１２を部分球面状のガラス板
２４に重ねると、部分球面の法線に直角な一方向におい
てはスクリーン版１２はガラス板２４の表面に沿った形
となるが、この一方向に直角な方向においては、ガラス
板２４の表面との間に隙間２６が生じる。このため、か
かるスクリーン版１２を通して、シール材２０をガラス
板２４上に塗着した場合には、予定されたパターン（ず
なわらスクリーン版１２に形成されたパターン）の寸法
と実際に形成さに１．たパターンの寸法との間に差が生
しるが、その差は平板状のスクリーン版を用いた場合に
比べれば僅かなものであり、実用上問題となる程でしＪ
ない。すなわち、部分球面上の表面を有するガラス板２
４に対してもこのような円弧形状のスクリーン版１２を
用いることが可能なのである。

以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその他の
態様で実施することも可能である。例えば表面のみが湾
曲しており、かつ全体としてけ湾曲していないガラス板
にり・１して本発明を適用したとしても生じる効果にお
いて侮辱差界は無く、また基板としてこのようなガラス
板の他、反射処理されたガラス板、透明の樹脂を反等の
基板その他の基板にり・Ｉして本発明を適用することも
可能である。

また、かかる基板−にに塗着すべき材料は」二記例示の
如きシール祠用塗月に限定されるものではなく、電極材
、液晶分子配ｌ１ｉ１４Ａ用のその他の塗材であっでも
よい。更にスクリーン版として３次元的に湾曲するもの
を用いることも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲において当業者の知識に基づき種々の変形
、改良を施した態様で実施することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る液晶セル製造方法の一例を実施
するに際して用いられるスクリーン版の斜視図であり、
また第２図は液晶の基板としてのガラス板を示す斜視図
である。第３図は、第１図のスクリーン版を第２図のガ
ラス板に重ねた状態で示す平面図であり、第４図は本発
明の一例を実施している状態を第３図のｒＶ　−ＴＶ視
凹断面おいて示す断面図である。第５図は、第１図、第
３図。 第４図に示すスクリーン版を本発明の別の実施例におい
て用いられるガラス板にλ１して重ねた状態で示す平面
図であり、第６図は第５図におりる■−Ｖｌ視断面図、
第７図ハ」二記別の実施例を実施している状態を第５図
の■−■視断面において示す断面図である。 ＩＯ，２４；ガラス板（液晶基板） １２ニスクリ一ン版

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 曲面状の表面を有する液晶基板の上に、少なくとも該曲
   面の法線に直角な一方向において該曲面に沿つて湾曲す
   るスクリーン版を重ね、液晶基板の表面上にシール材、
   液晶分子配向材、電極材等を固着するための塗材を前記
   スクリーン版を通して前記液晶基板の表面に塗着するよ
   うにしたことを特徴とする液晶セルの製造方法。