JPS6158826A - 板状ガラス成形物及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は例えばテーブル等のテーブル板に使用される
板状ガラス成形物及びその製造方法に関するものである
。

（徒来技術） 従来、板ガラスは溶融ガラス素地をガラスタンク（檀家
）に満たし、ガラスタンクに設けられたガラス流出口よ
り帯状に流出する前記溶融ガラス素地を引出す方法や前
記溶融ガラス素地を金属すずの融体を満たしたバス（浴
）に導き、厳密な温度操作のもとですずの表面に浮かし
ながら引くことによって連続的に製造されていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、従来の製造方法により作られる板ガラスの厚
みは１９ｍ腫が限度であり、それ以上の厚みのものを作
ることは、きわめて困難な作業であって、仮りに１記の
方法で厚い仮ガラスを作ったとしても、板ガラスの値段
はたいへん高価なものになってしまうという問題があっ
た。

（問題点を解決するための手段） この発明は前記のような問題点に鑑みなされたものであ
って、多数の帯状ガラスの面同士を接合して希望の厚み
の板ガラスを自在に得るようにしたものである。

又、この発明の製造方法では、多数の帯状ガラスを面同
士が密着するように固定した後、それらを加熱すること
によりガラス面同士を溶融接合させたものであって、容
易に希望の厚みの板ガラスを製造することができるよう
にしたものである。

（実施例） 以下この発明を図面に従って詳細に説明する。

ざて、この板状ガラス成形物（１５）は、第３図に示す
ようにソーダガラスにて細長い形状の異なる帯状ガラス
（１０）が水平方向に面回士が密着するように多数並べ
られ、板状に接合して構成されているや 従って、テーブル等のテーブル板として使用した場合に
は、そのテーブル板の厚みを自在に変えることができる
と共に、意匠的効果が高いものができ９　しかも上方及
び傾めからの力に対し、耐圧性に富んだものを製造する
ことができる。

なお、第２図に示すように、前記帯状ガラス（ｌＯ）の
表面に顔料等を使用して模様（１１）を付したものを前
述の多数の帯状ガラス（１０）の中に挟んで並べ、板状
に接合した場合には、数枚の帯状ガラス（１０）を通し
てその模様（１１）を見ることができ、硫叱的効果をさ
らに高めることができる。

次にこの板状ガラス成形物（１５）の製造方法を第１図
及び第３図並びに第４図に従って説明する。

さて、この製造方法においては、耐熱材によりほぼ平板
状に形成された合板（１４）であって、その両端に凸型
の突起（１３）が移動可能に設けであるものが使用され
る。まず、テーブル等のテーブル板として該成１形物（
１５）を用いる場合、第１図にて示すように縦（ｌｏａ
）　５ｃｍ　、横（ｌＱｂ）　８０ｃ＋ａ、厚み（１０
ｃ）１ｃ＋ｏのソーダガラスにてなる帯状ガラス（１０
）を２４０枚、前記台板（１４）上に水平方向に面同士
が密着するように並べると共に、各帯状ガラスがずれた
り倒れたり隙間ができないように合板（１４）上に設け
られた突起（１３）によって両側から固定する。

その後、これらの帯状ガラス（１０）は台板（１４）と
ともに加熱炉中に入れられ、ガラスの溶融温度８５０℃
よりも若干低い温度まで約２〜６時間かけて徐々に温度
ヒ昇されて加熱される。その後、加熱炉の温度がガラス
の溶融温度より若干高い温度にＬ：＃されて約１０分間
加熱されると第４図に示すように各帯状ガラス（ｌＯ）
は互いに溶融接合されて板状になる。そして溶融接合に
より板状になった帯状ガラス（１０）は、合板（１４）
とともに加熱炉内から取り出されて、ガラス内部の応力
やひずみを取るため、段階的に１０時間程度時間をかけ
て常温迄徐冷することにより前記帯状ガラス（１０）は
接合状態で硬化されて板状ガラス成形物（１５）が形成
される第５図は、この発明により製造された該成形物の
二次成形されたものを示したものである。

ここでは凹所（１８）と空気孔（２りとを有する型体（
１８）が使用される。そして第５図に鎖線で示すように
この型体（１３）−Ｈに該成形物（１５）がａ置され。

その状態で加熱炉に入られてガラスの軟化温度の８００
℃前後で加熱される。それにより第５図に実線で示すよ
うに該成形物（１５）が型体（１８）の凹所（１８）内
に垂れ下がってその凹所（１Ｂ）の形状に従って成形さ
れる。したがってこのガラス成形物（２０）をさら等の
食器として使用した場合には、上方及び傾めからの力に
対し、耐圧性に霞んだ割れにくいものであって、しかも
意匠的効果の高いものを製造することができる。

なお、この発明は他に次のように変更して具体化するこ
とができる。

（１）接合する帯状ガラス（１０）としてホウケイ酸ガ
ラスを使用すること。

（２）数種類の厚さの異なる帯状ガラスを交互に配列し
て接合すること。

（３）色付き帯、状ガラス（１０）を接合すること（４
）色付！！帯状ガラス（１０）と透明な帯状ガラス（１
０）とを交互に配列して接合すること （５）がラスせんい等の不燃性物を帯状ガラスの中に挟
み込むこと。

（６）ガラスの切断片等の廃品を接合するガラスとして
使用すること。

（発明の効果） 以ヒ詳述したようにこの発明の板状ガラス成形物は多数
の帯状ガラスを面同士が密着するように固定した後、そ
れらを加熱することによりガラス面同士を溶融接合させ
ることを特徴とするものであって、帯状ガラスの縦の長
さを変えることにより希望の厚みの板状ガラスを自在に
得ることができるようにしたものであるとともに、各帯
状ガラスの接合面における光の屈折に起因して、通常の
板状ガラスよりもいっそう意匠的効果を高めることがで
きるようにしたものであります。

さらに、該成形物はその製造に使用する帯状ガラスに廃
品を利用してもよく、非常に安価に製造されるという効
果を有するものであります。

なお、素材をホイケイ酸ガラスにした場合、熱膨張率の
小さな耐熱性の品いものができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を具体化したガラス成形物の製造方
法の一実施例の分解図、第２因は、この発明を具体化し
たガラス成形物において板状ガラスの１枚に模様を施し
た場合の分解図、第３図は、この発明を具体化したガラ
ス成形物の製造方法において、合板上に並べられた多数
の板状ガラスを示す部分断面図、第４図は、この発明を
具体化した板状ガラス成形物の斜視図、第５図は、この
発明により形成された該成形物の二次成形の前後を表わ
した部分断面図である。 符号の説明 ）０・・・板ガラス、１４・・・台板、１５・・・板状
ガラス成形物、１９・・・型体 第３図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の帯状ガラスの面同士が接合してなる板状ガ
   ラス成形物。
2. （２）多数の帯状ガラスを面同士が密着するように固定
   した後、それらを加熱することによりガラス面同士を溶
   融接合させることを特徴とする板状ガラス成形物の製造
   方法。