JPS6158158B2 - - Google Patents

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JPS6158158B2
JPS6158158B2 JP5201381A JP5201381A JPS6158158B2 JP S6158158 B2 JPS6158158 B2 JP S6158158B2 JP 5201381 A JP5201381 A JP 5201381A JP 5201381 A JP5201381 A JP 5201381A JP S6158158 B2 JPS6158158 B2 JP S6158158B2
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JP
Japan
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signal
bulb temperature
vane
processing chamber
dry
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Application number
JP5201381A
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JPS57166977A (en
Inventor
Katsumi Sakamoto
Tatsuo Matsumoto
Hirotsugu Kawamoto
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TOHO DENSHI KK
Original Assignee
TOHO DENSHI KK
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Publication of JPS57166977A publication Critical patent/JPS57166977A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、紙巻たばこの製造工程等におい
て、原料の葉たばこを乾燥処理するために使用さ
れる葉たばこ乾燥装置に係わり、特に、処理室内
の温度と湿度を独立の制御対象として、自動制御
できるようにした改良に関するものである。
葉たばこの乾燥処理に関しては、葉中に含まれ
る酵素の分解度合の観点から蒸酵期、黄変期、色
択固定期、中骨乾燥期という四つの処理段階があ
り、色々の処理段階、より詳細には、処理工程の
各時間区分に対して、葉たばこに与えられるべき
好適な温度が知られている。
そのような温度と湿度の時間区分毎の好適値の
一例を示すものが第1図である。
同図において、横軸は処理の進行を時間で表わ
しており、縦軸は乾球温度と湿球温度を表わして
いる。そして、処理の進行に対して、aは乾球温
度の変化を、また、bは湿球温度の変化を示して
いる。
同図に示すような温度・湿度変化を葉たばこに
与えて、これを乾燥処理するための従前の葉たば
こ乾燥装置の構成及び動作の一例を第2図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
第2図において、葉たばこ1は葉たばこ保持具
2に保持されて断熱壁3で囲まれた処理室4内に
配置される。処理室4外には、ガスバーナ等の加
熱器5が設けられ、送風機6を介して処理室4内
の床面に配設されたダクト7に連通している。ダ
クト7の斜上側面及び側面には多数の噴気孔7a
が穿設されている。
処理室4の上側部には循環ダクト8が接続さ
れ、加熱器5まで延在する。循環ダクト8の下側
面には吸気ベーン9が、更に、循環ダクト8の上
側面には排湿ベーン10が開閉自在に設けられ、
それぞれは、ハンドル11、操作桿12、連結桿
13等の適宜の変位伝達手段でもつて連動可能に
連結されている。
また、処理室4内には、乾球温度センサ14a
と湿球温度センサ14bと信号伝送器(図示しな
い)を備えた温度測定装置14が配設されてお
り、それから延びる信号線15が処理室4外の温
度表示器16に接続されている。
なお、17は断熱壁3の一部に設けられた監視
窓である。
上記従来構成では、循環ダクト8より供給され
る空気が加熱器5でもつて加熱されて熱風とな
り、送風機6でもつて加速されてダクト7内を進
行し、噴気孔7aを通じて処理室4内に噴出す
る。
処理室4内に噴出した熱風は、対流作用によ
り、保持具2でもつて処理室4内に吊下された葉
たばこ1に触れながら上昇し、循環ダクト8に至
る。
その際、葉たばこ1は加熱されて高温度になる
ので、葉中に含まれる水分が蒸発し、処理室4内
の湿度を上昇させる。そして、葉中から蒸発した
水分を含んで高湿度になつた熱風は、循環ダクト
8に至り、その一部は開度に応じて排湿ベーン1
0を通じて外気に放出され、残りの熱風は開度に
応じて吸気ベーン9を通じて進入する冷たい外気
と混合して加熱器5に導かれ、再度、加熱されて
処理室4内に圧送されるものである。
このとき、処理室4内の乾球温度と湿球温度は
温度測定装置14により測定され、信号線15を
介して温度表示器16でもつて表示される。
かかる従前の熱風循環による乾燥処理に際し
て、処理室4内の乾球温度と乾湿球温度差、即
ち、温度と湿度を処理の進行に対して第1図に示
すような値に保つためには、操作者は、同図aに
示す乾球温度曲線に沿つて、処理室4内の乾球温
度が変化するように、温度表示器16でもつて乾
球温度を監視しながら、処理の進行に応じて加熱
器5を操作して、その発熱量を手動調整するとと
もに、同図bに示す湿球温度曲線に沿つて処理室
4内の湿球温度が変化するように、予め準備され
たベーン開度表、例えば、第1図において、乾
球・湿球温度曲線a,bに対比して描かれた吸入
開度、排出開度の一覧表等を見ながら、処理の進
行に応じて、ハンドル11を操作して、吸入ベー
ン9と排湿ベーン10の開度を手動調整しなけれ
ばならないものであつた。
しかしながら、かかる従前のベーン開閉による
湿度調整は、葉中に含まれている水分を利用する
ものであり、これを外気に対して放出する割合を
調整しているのであるから、処理室4内の湿度は
葉中の水分含有量に左右される。
ところが、葉中の水分含有量は葉の品種、作
柄、収穫時期等に依存して大きく変化するもので
あるので、ベーン開度をベーン開度表に従つて調
整しても、処理室4内の湿度、即ち、乾湿球温度
差は正確には特定され得ない。
而して、好適な乾湿球温度差に従つた湿度調整
が困難であるので、かかる乾燥処理では、葉たば
この味、風味、香りを十分に発現させることがで
きないという次点があつた。
そして、正確な湿度調整を行うためには、操作
者は監視窓17を通じて葉たばこの変色状況を頻
ぱんに観察する等しながら、経験に基づいて吸気
ベーン9、排湿ベーン10の各々の開度を処理の
進行に応じて個別に修正しなければならず、この
ような操作は煩雑であるばかりか、高度の熟練を
要するので、作業の合理化を阻害し、経済性を悪
化させるという難点もあつた。
この発明の目的は、上記従来技術に基づく温湿
度調整作業の問題点に鑑み、乾球温度に基づいて
加熱器を、更に、乾球温度と湿球温度の差に基づ
いて、少なくとも排湿ベーンの開度を独立に、か
つ、同時に自動制御することにより、前記欠点を
除去し、難点を克服して、処理室内の乾球温度と
乾湿球温度差を葉中の水分含有量の影響を受ける
ことなく、好適な基準曲線に正確に合致するよう
に自動的に調整できる優れた葉たばこ乾燥装置を
提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、処理室内に
葉たばこを保持し、処理室内に導入される空気を
加熱器でもつて加熱して熱風となし、処理室内の
熱風を排湿ベーンを通じて処理室外に排出するよ
うに構成した葉たばこ乾燥装置において、処理室
内の温度と湿度を自動制御するに際し、乾燥処理
の各進行段階において確保されるべき処理室内の
乾球温度を表わす一連のデイジタルコード(以
下、基準乾球温度データという)及び乾燥処理の
各進行段階において確保されるべき乾球温度と湿
球温度との差を表わす一連のデイジタルコード
(以下、基準差温度データという)をメモリの各
アドレスに記憶させ、クロツクパルス発振器から
のクロツクパルスに応答して歩進し、メモリのア
ドレスを順次に指定するアドレス指定回路を設け
て、メモリの各アドレスに記憶されている基準乾
球温度データ及び基準差温度データを乾燥処理の
進行に対応させて順次に読み出して、読み出され
た基準乾球温度信号と処理室内に配置された乾球
温度センサからの乾球温度信号との差か零になる
ように前記加熱器の発熱量を自動制御するととも
に、処理室内に配設された乾球温度センサからの
乾球温度信号と、処理室内に配設された湿球温度
センサからの湿球温度信号との差を算出して差温
度信号を生成し、基準差温度信号と差温度信号と
の差が零になるように前記排湿ベーンの開度を自
動制御することにより、処理室内の乾球温度と乾
湿球温度差、即ち、温度と湿度のそれぞれを制御
対象として別個独立に制御可能にし、処理室内の
温度・湿度を予めメモリに記憶させた一連の基準
乾球温度データと基準差温度データで表わされる
温度・湿度に精確に一致させ、煩雑な操作や高度
の熟練を要することなく葉たばこの味、風味、香
りを完全に発現させるようにしたことを特徴とす
るものである。
第3図〜第4図に基づいて、この発明の実施例
の構成及び動作を説明すれば以下の通りである。
第3図はこの発明の一実施例である葉たばこ乾
燥装置の構成を示し、特に、この発明の構成要素
である加熱器、処理室、排湿ベーン及び制御器の
相互関係を表わすものである。
同図において、処理室4外、加熱器5近傍に配
設された制御器18には、例えば、油圧シリンダ
等のアクチユエータ19が取付けられ、その駆動
桿20は操作桿12に連結されている。そして、
処理室4内に配設された温度測定装置14からは
信号線15が処理室4外に延びて制御器18に接
続されている。
他の構成要素は第1図において同一の符号が示
す構成要素とそれぞれ同一である。
第4図は第3図における制御器18の内部構成
を示すブロツク図である。
同図においてEP−ROM等から成る第1のメモ
リ41の制御端子とアドレス端子には制御回路4
2とアドレス指定回路44が接続され、同じく
EP−ROM等から成る第2のメモリ43の制御端
子とアドレス端子には制御回路42とアドレス指
定回路44が接続されている。
制御回路42の入力端子はクロツクパルス発振
器45に接続され、その出力端子はアドレス指定
回路44に接続されている。アドレス指定回路4
4の出力端子はデコーダドライバ46を介して表
示器47に接続されている。
第1のメモリ41の出力端子はデイジタルアナ
ログ変換器48を介して演算増幅器49aの一つ
の入力端子に接続され、更に、その演算増幅器4
9aの出力端子には比例制御器49bが接続され
ている。
上記演算増幅器49aと比例制御器49bは加
熱器操作信号生成部49を構成する。
加熱器操作信号生成部49の出力端子49c
は、第3図における加熱器5に内蔵された燃料供
給量調整用バルブを駆動するためのサーボモータ
(図示せず)に接続されている。
加熱器操作信号生成部49の入力端子49d、
即ち、演算増幅器49aのもう一つの入力端子
は、信号線15を通じて処理室4内に配設された
温度測定装置14の乾球温度センサ14aに接続
されている。
第2のメモリ43の出力端子はデイジタルアナ
ログ変換器50を介して演算増幅器51aの一つ
の入力端子に接続され、更に、その演算増幅器5
1aの出力端子には比例制御器51bが接続され
ている。
上記演算増幅器51aと比例制御器51bは排
湿ベーン操作信号生成部51を構成する。
排湿ベーン操作信号生成部51の出力端子51
cは、第3図におけるアクチユエータ19に取り
付けられていて、アクチユエータ19に対する作
動油供給量調整用バルブを駆動するためのサーボ
モータ(図示せず)に接続される。
排湿ベーン操作信号生成部51の入力端子51
b、即ち、演算増幅器51aのもう一つの入力端
子は演算増幅器52の出力端子に接続されてい
て、この演算増幅器52の二つの入力端子は、信
号線15を通じてそれぞれ処理室4内に配設され
た乾球温度センサ14aと湿球温度センサ14b
に接続されている。
なお、53は制御回路42に接続された操作器
であり、54は制御器53と制御回路42の間に
介在する時間延長タイマである。
上記構成において、第1のメモリ41には、例
えば、第1図aに示す乾球温度曲線に対応する基
準乾球温度データ群が一連のアドレスに記憶され
て一つの記憶領域を形成する。
更に、第1図には示されていないが、葉の種類
に応じて選択的に採用されている別の乾球温度曲
線があり、これに対応する別の基準乾球温度デー
タ群が上記一つの記憶領域を形成する一連のアド
レスの各々に対応する別の一連のアドレスに記憶
されて別の記憶領域を形成する。
一方、第2のメモリ43では、例えば、第1図
aに示す乾球温度曲線と同図bに示す湿球温度曲
線の差に対応する基準差温度データ群が、一連の
アドレスに記憶されて一つの記憶領域を形成す
る。
更に、第1図には示されていないが、葉の種類
に応じて選択的に採用される別の湿球温度曲線が
あり、これに対応する別の基準差温度データ群が
上記メモリ43中の一つの記憶領域を形成する一
連のアドレスの各々に対応する別の一連のアドレ
スに記憶されて別の記憶領域を形成する。
以下同様にして、葉の種類に応じて選択される
複数の基準乾球温度データ群と複数の基準差温度
データ群のそれぞれが第1第2のメモリ41,4
3の各々に形成された複数の記憶領域に記憶され
ているものである。
いま、操作者がデイジタルスイツチ等から成る
操作器53を操作して、葉の種類に応じて乾湿球
両温度曲線を特定するためのデイジタルコードを
制御回路42に与えると、制御回路42は第1第
2のメモリ41,43のアドレス端子に供給され
るアドレス信号の上位桁をそのデイジタルコード
に対応して特定し、第1第2のメモリ41,43
からデータを読み出すべき記憶領域を選択する。
そして、乾燥処理が開始されると、先ず、制御
回路42は第1第2のメモリ41,43の制御端
子に制御信号を送り、これらを読み出しモードに
切換える。
続いて、制御回路42は、クロツクパルス発振
器45から供給されるクロツクパルスをアドレス
指定回路44に転送する。アドレス指定回路44
はクロツクパルスを計数して歩進し、第1第2の
メモリ41,43のアドレス端子にアドレス信号
の下位桁を供給する。
而して、第1第2のメモリ41,43はアドレ
ス信号の上位桁で指定された記憶領域内でアドレ
ス信号の下位桁で指定されるデータを読み出すこ
ととなり、第1のメモリ41からは選択された一
つの乾球温度曲線に対応する一連の基準乾球温度
データが、そして、第2のメモリ43からは同様
に一連の基準差温度データが、それぞれ、アドレ
ス指定回路44の歩進に合わせて順次に読み出さ
れて、デイジタルアナログ変換器48,50のそ
れぞれに供給される。
デイジタルアナログ変換器48は順次に供給さ
れる一連の基準乾球温度データをアナログ電圧に
変換して、これを基準乾球温度信号として演算増
幅器49aの一つの入力端子に供給する。演算増
幅器49aはこの基準乾球温度信号と、乾球温度
センサ14aからもう一つの入力端子に供給され
ている乾球温度信号との差を算出して、誤差信号
を比例制御器49bに供給する。
比例制御器49bは誤差信号に比例する振幅の
加熱器操作信号を出力端子49cから加熱器5の
燃料供給量調整用バルブを駆動するためのサーボ
モータに供給し、燃料供給量調整用バルブを回動
させて、加熱器5の発熱量を自動制御する。
かかる追値制御では、乾球温度信号が基準乾球
温度信号に一致して、誤差信号が零になるように
加熱器5の発熱量が制御されるので、処理室4内
の温度は予め第1のメモリ41に記憶されている
基準乾球温度データに従つて、乾燥処理の各段階
において好適な値に保持されるものである。
一方、デイジタルアナログ変換器50は順次に
供給される一連の基準差温度データをアナログ電
圧に変換して、これを基準差温度信号として、演
算増幅器51aの一つの入力端子に供給する。
演算増幅器52は一つの入力端子に乾球温度セ
ンサ14aからの乾球温度信号を、もう一つの入
力端子に湿球温度センサ14bからの湿球温度信
号を、それぞれ受けて、両信号の差を算出し、差
温度信号を演算増幅器51aに供給する。
演算増幅器51aは一つの入力端子に基準差温
度信号を、もう一つの入力端子に差温度信号をそ
れぞれ受けて、両信号の差を算出して誤差信号を
比例制御器51bに供給する。
比例制御器51bは誤差信号に比例する振幅の
排湿ベーン操作信号を出力端子51cからアクチ
ユエータ19の作動油供給量調整用バルブを駆動
するためのサーボモータに供給し、作動油供給量
調整用バルブを回動させて、排湿ベーン10、吸
気ベーン9の開度を自動制御する。
かかる追値制御では、乾球温度信号と湿球温度
信号の差が基準差温度信号に一致して、誤差信号
が零となるように排湿ベーン10、吸気ベーン9
の開度が制御されるので、処理室4内の湿度は予
め第2のメモリ43に記憶されている基準差温度
データに従つて、乾燥処理の各段階において好適
な値に保持されるものである。
そして、上記湿度の自動制御は、前記温度の自
動制御と独立に行われるのである。
上記の自動制御が行われている間、即ち、乾燥
処理が進行している期間中、時間の経過に従つて
アドレス指定回路44が歩進して、第1第2のメ
モリ41,43から読み出されるべきデータを順
次に特定さているのであるが、かかるアドレス指
定回路44から第1第2のメモリ41,43に供
給されるアドレス信号の下位桁をデコーダドライ
バ46でもつて、例えば、8セグメントの表示管
駆動信号等に変換して、表示管等から成る表示器
47に供給すれば、表示器47からは乾燥処理の
進行段階を表わす情報、より詳しくは、何番目の
基準乾球温度データと基準差温度データに従つて
制御されているかという情報が表示される。
そして、クロツクパルスが一定である限り、上
記進行段階の表示は乾燥処理の経過時間の表示と
同一になる。
ところで、第1第2のメモリ41,43は、葉
の種類に対応させて複数の基準乾球温度データ群
と複数の基準差温度データ群とを複数の記憶領域
に記憶するように構成されていて、種々の乾湿球
両温度曲線に適用できるようになつてはいるもの
の、葉の個別の状態に依存するすべての変形曲線
に適用することは、第1第2のメモリ41,43
の容量が膨大となり、不経済であるので、処理進
行段階の割込延長が必要となる。
そのような場合には、操作者は、デイジタルス
イツチ等の操作器53を操作して、延長時間を表
わすデイジタルコードを時間延長用タイマ54に
一旦記憶させる。
そして、監視窓17を介して処理室4中の葉た
ばこ1の色合い等を観察しながら、適宜の処理進
行段階において、再度、操作器43を操作して時
間延長指令信号を時間延長用タイマ54と制御回
路42に送る。
時間延長指令信号を受けると、時間延長用タイ
マ54は一旦記憶されたデイジタルコードで表わ
される延長時間の経過を演算計数等により判定し
て、延長時間終了信号を制御回路42に供給す
る。
そして、制御回路42は時間延長指令信号を受
けてから延長時間終了信号を受けるまでの間、即
ち、延長時間についてクロツクパルスのアドレス
指定回路44への転送停止し、その歩進を停止さ
せる。
而して、アドレス信号の下位桁がそのまま保持
されるので、新たな基準乾球温度データと基準差
温度データが読み出されることがなく、第1第2
のメモリ41,43からは特定の基準乾球温度デ
ータと基準差温度データが継続的に出力されるこ
ととなり、処理進行段階は延長時間の分だけ同一
の段階にとどまるものである。
なお、上記実施例では、第1、第2のメモリ4
1,43を設けているが、これらは、ハードウエ
アとして唯一のメモリの異なる記憶領域であつて
もよい。
また、加熱器操作信号生成部49、排湿ベーン
操作信号生成部51は、比例制御器49b,51
bを含む構成となつているが、要すれば、乾球温
度信号と基準乾球温度信号との誤差信号及び乾球
温度信号と湿球温度信号の差信号と、基準差温度
信号との誤差信号が零となるような追値制御のル
ープが構成されていれば足り、特に、比例制御器
49b,51bの双方、あるいは、一方に代え
て、誤差信号が特定の不感量を越えている場合
に、デイジタル信号を出力するようにしたオンオ
フ制御器を採用してもよい。
更に、排湿ベーン操作信号に応答して、排湿ベ
ーン10と吸気ベーン9を連動させて、両ベーン
の開度を同時的に制御するように構成されている
が、排湿ベーン10のみを制御してもよいことは
勿論である。
加えて、実施例の構成は、熱風の循環路として
循環ダクト8を備えた、所謂、循環型乾燥装置で
あるが、要すれば、処理室4内に熱風を確保する
ための加熱器5と処理室4から排出される熱風の
量を調整する排湿ベーンを備えていれば足り、所
謂、直火型乾燥装置に関しても、この発明を実施
することができるものである。
湿球温度センサとしては、湿球温度センサ14
bの代りに、葉たばこ1の表面温度(葉中温度と
いう)を検出するセンサを使うことができる。
以上のように、この発明は、メモリに予め記憶
されている基準乾球温度データと基準差温度デー
タを処理の進行段階に応じて順次に読み出し、処
理室内で実測された乾球温度信号と読み出された
基準乾球温度信号との誤差信号が零になるように
加熱器の発熱量を自動制御するとともに、上記自
動制御とは独立に、処理室内で実測された乾球温
度信号と湿球温度信号との差信号と、読み出され
た基準差温度信号との誤差信号が零になるように
排湿ベーンの開度を自動制御することにより、処
理室内の温度と湿度を処理の各進行段階において
好適な値に保持することができるように構成され
ているので、葉たばこに含まれる水分量に係りな
く、好適な温度、湿度を精確に、かつ、自動的に
確保することができ、而して、煩雑な操作や高度
の熟練を要することなく、葉たばこの味、風味、
香りを常に完全に発現させ得るという優れた効果
を奏するものである。
更に、メモリには複数の記憶領域を形成して、
種々の乾球温度曲線、乾湿球温度差曲線に対応す
る複数の基準乾球温度データ群と基準差温度デー
タ群を記憶させるように構成すれば、葉の種類等
に応じて異つたパターンの温度・湿度制御を容易
に行うことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は葉たばこの乾燥処理の各進行段階にお
いて確保されるべき温度・湿度を表わす乾球温度
曲線と湿球温度曲線を示すグラフ、第2図は従前
の葉たばこ乾燥装置の構成を示す部分断面図、第
3図はこの発明の一実施例である葉たばこ乾燥装
置の構成を示す部分断面図、第4図は第3図にお
ける制御器18の構成を示すブロツク図である。 1……葉たばこ、2……保持具、3……断熱
壁、4……処理室、5……加熱器、6……送風
機、7……ダクト、8……循環ダクト、9……吸
気ベーン、10……排湿ベーン、14a……乾球
温度センサ、14b……湿球温度センサ、41,
43……メモリ、42……制御回路、44……ア
ドレス指定回路、45……クロツクパルス発振
器、49……加熱器操作信号生成部、51……排
湿ベーン操作信号生成部、52……演算増幅器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 葉たばこが保持されている処理室と、処理室
    内に導入される空気を加熱して熱風となす加熱器
    と、処理室から排出される熱風の量を開度に応じ
    て調整する排湿ベーンと、処理室内に配設された
    乾湿球温度センサとを備えた葉たばこ乾燥装置に
    おいて、乾燥処理の各進行段階について確保され
    るべき処理室内の乾球温度を表わす一連の基準乾
    球温度データ及び乾燥処理の各進行段階について
    確保されるべき処理室内の乾球温度と湿球温度の
    差を表わす一連の基準差温度データを各アドレス
    に記憶するメモリと、クロツクパルス発振器から
    のクロツクパルスに応答してアドレス信号を出力
    し、メモリのアドレスを順次に指定するアドレス
    指定回路と、アドレス信号に応答してメモリから
    順次に読み出される基準乾球温度信号と乾球温度
    センサからの乾球温度信号との誤差信号が零にな
    るように加熱器操作信号を出力する加熱器操作信
    号生成手段と、加熱器操作信号に応答して加熱器
    の発熱量を調整する加熱器調整手段と、乾球温度
    センサからの乾球温度信号と湿球温度センサから
    の湿球温度信号との差を算出して差温度信号とし
    て出力する差温度信号生成手段と、アドレス信号
    に応答してメモリから順次読み出される基準差温
    度信号と差温度信号との誤差信号が零になるよう
    に排温ベーン操作信号を出力する排湿ベーン操作
    信号生成手段と、排湿ベーン操作信号に応答して
    排温ベーンの開度を調整する排湿ベーン開閉手段
    とを有する葉たばこ乾燥装置。
JP5201381A 1981-04-07 1981-04-07 Tobacco leaf dryer Granted JPS57166977A (en)

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JP5201381A JPS57166977A (en) 1981-04-07 1981-04-07 Tobacco leaf dryer

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JP5201381A JPS57166977A (en) 1981-04-07 1981-04-07 Tobacco leaf dryer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57166977A JPS57166977A (en) 1982-10-14
JPS6158158B2 true JPS6158158B2 (ja) 1986-12-10

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