JPS615794A - 光学活性ベンジルアルコ−ル化合物の製造法 - Google Patents

光学活性ベンジルアルコ−ル化合物の製造法

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JPS615794A
JPS615794A JP12434584A JP12434584A JPS615794A JP S615794 A JPS615794 A JP S615794A JP 12434584 A JP12434584 A JP 12434584A JP 12434584 A JP12434584 A JP 12434584A JP S615794 A JPS615794 A JP S615794A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学活性ベンジルアルコール化合物の製造法に
関する。さらに詳しくは、一般式(I)N 〔式中、Xはフッ素原子、塩素原子または臭素原子を表
わし、Rは水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭
素数2〜18のアルケニル基、炭素数2〜18のアルキ
ニル基、炭素数1〜4のハロゲン置換アルキル基、炭素
数2〜4のハロゲン置換アルケニル基、炭素数2〜4の
ハロゲン置換アルキニル基、炭素数1〜8のアルコキシ
ル基、炭素数2〜8のアルケニルオキシ基または炭素数
2〜8のアルキニルオキシ基を表わす。〕 で示される(R,S )一体のα−シアノ−ベンジルア
ルコール化合物のエステルに作用しC(S)一体のα−
シアノ−ベンジルアルコール化合物の該エステルを優先
的に不斉加水分解する能力を有する微生物由来のエステ
ラーゼと上記一般式(1)で示される(R,S)一体の
α−シアノ−ベンジルアルコール化合物のエステルとを
pH7以下で反応させ、これを不斉加水分解し、一般式
1) 〔式中、Xは前述と同じ意味を有する。〕で示される(
S)一体に富むα−シアノ−ベンシルアルコール化合物
体と、その対掌体の主ステルに分割することを特徴とす
る上記一般式(1)で示される(S)一体に富む光学活
性なα−シアノ−ベンジルアルコール化合物の製造法に
関するものである。
〔産業上の利用分野〕
上記一般式(1)で示されるα−シアノーペンジルアル
コール化合物は、優れた殺虫活性を有する いわゆる合
成ピレスロイドと呼ばれる一群のエステル化合物の新規
なアルコール成分として知られCいる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
該α−シアノーベンジルアルコール化合物は、そのα−
位に不斉炭素を有しCいることから、2覆の光学異性体
が存在し、エステルとし′Cの殺虫効力は(S)一体の
α−シアノ−ベンジルアルコール化合物の方が、対応す
るR体に比し遥かに優れている。従って、通常の合成化
学的製造法によっC得られる(R,S )一体の該α−
シアノ−ベンジルアルコール化合物を工業的にも有利な
方法で光学分割し、その(S)一体を取得する技術の開
発が望まれてきCいる。
〔従来の技術〕
ところで該α−シアノ−ベンジルアルコール化合物は、
不安定な化合物である為にその光学分割は容易ではなく
、現在知られ°Cいる該アルコールの光学分割法も複雑
な工程や高価な光学活性試薬を必要とするのが現状であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは工業的にも有利な製法となりうる(S)一
体の上記一般式(1)で示されるα−シアノ−ベンジル
アルコール化合物の製造法を見い出すべく研究を重ねた
結果、ラセミ体即ち(R,S)一体の上記一般式(I)
で示されるα−シアノ−ベンジルアルコール化合物のエ
ステルを原料とし、これを生化学的に不斉加水分解する
ことにより、(S)一体に富む光学活性な一般式(1)
で示されるα−シアノ−ベンジルアルコール化合物と、
その対掌体のエステルに効率よく分割できることを見い
出し、さらに種々の検討を加え本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明は(JS)一体の上記一般式(I)で示さ
れるα−シアノ−ベンジルアルコール化合物のエステル
に作用しr (S)一体のα−シアノ−ベンジルアツレ
コール化合物のエステルを優先的に不斉加水分解する能
力を有する微生物の生産するエステラーゼ(本発明にお
い′Cエステラーゼとは、リパーゼを含む広義のエステ
ラーゼを意味する。)と、(R,S)一体のび一シアノ
ーベンジルアルコール化合物のエステtしとをpH7以
下で作用させ、これを不斉加水分解しC1(S)一体に
富む光学活性な一般式(1)で示されるα−シアノ−ベ
ンジルアルコール化合物と、その対掌体のエステルに分
割することによる(S)一体・に富む光学活性な前記一
般式(lI)で示されるα−シアノ−ベンジルアルコー
ル化合物の製造法を提供するものである。
次に本発明方法についC詳細に述べる。
本発明方法においC用いられるエステラーゼを生産する
微生物としては、(R,S)一体の一般式(1)で示さ
れるエステルに作用しCC3)一体のアルコール化合物
のエステルを優先的に不斉加水分解する能力を有するエ
ステラーゼを生産する微生物であれば、その種属を問わ
ず使用できる。かかる微生物の例としCは、7 )L’
 スOバクター(Arthrobacter)属、ア+
1/ チカリゲ木ス(A lcaligenes )属、アク
10モバクタ−(Achromobacter)属、シ
ュードモナス(P seudomonas )属、クロ
モバクテリウム(Chromobacterium)属
、バチルス(Ba−cillus)属、ブレビバクテリ
ウム(Brevib−acterium )属、ノカル
ディy (Nocardia)属、ロドトルラ(Rho
dotorula )属、キャンディダ(Candid
a )属、トリコデルマ(Tr−ichoderma 
)属、リゾプス(Rhizopus)属、ムコール(M
ucor)属、アスペルギルス(As−pergi 1
1us )’属、ゲオトリカム(Geotric−um
 )属、オーレオバシディウス(Aureoba−si
dium)属、ハンセx ラ(Hansenula)属
、トルロプシス(Torulopsis)属に属する微
生物が挙げられる。中でも、加水分解能および得られる
光学活性な一般式(璽)で示されるα−シアノ−ベンジ
ルアルコール化合物の光学純度の観点から、アルスロバ
クタ−属、アルカリ土類金属、アクロモバクタ−属、シ
ュ−ドモナス属、クロモバクテリウム属に属する微生物
の生産するエステラーゼが好ましい。
上記の微生物風に属する微生物の具体例としては、例え
ば次の菌体が挙げられる。
(1)  アルスロバクタ−・シンプレックスIFO−
8580 Arthrobacter  simplex(2) 
 アルカリゲネス・フェーカリスIFO−12669 Alcaligenes  faecalis(8) 
 アクロモバクタ−属 ATCC−21910Achr
omobacter  Sp。
(4)  シュードモナス・フルオレッセンスIFO−
8081 P seudomonas  f 1uorescen
s(5)  クロモバクテリウム・ビスコサムATCC
−69,18 Chromobacterium  viscosum
(6)  バチルス・リケニフォルミスIFO−121
97 Bacillus   licheniformis(
7)  弁ビア1.ヶ1功牟、ア、あ、アゲネ7IFO
−12072 8revibacterium  anmoniage
nes(8)  ノカルディア・エリスロポリスIFO
−1282O Nocardia  erythropolis(9)
  ロドトルラ・ミスータ・バール・テキセンシスIF
O−0879 Rbodotorula m1nuta  var、t
exensis(10)キャンディダ・ユチリス IF
O−1086Candida  utilis (11)トリコデルマ・ビリデ  IFO−4847T
richoderma viride(L2)リゾプス
・チ木ンシス  IFO−4787Rhizopus 
 chinensis(1B)  ムコール・ジャヴア
ニクスIFO−4572 Mucor javanicus (14)  アスペルギルス・パール・アスペルIFO
−5B24 Aspergillus  var、asper(15
)ゲオトリカム・キャンディダムIFO−5868 Geotricum candidum(16)  オ
ーレオバシディウス・プルランスIFO−4464 Auteobasidium pullulans(1
7)ハンセヌラ・アノマラ  IFO−0’107Ha
nsenula anomala (18)トルロプシス・キアンディダ IFO−0880 Torulopsis candidaこれの菌株はい
ずれも大阪型の財団法人醗酵研究所(IFO)またはA
merican TypeCulture Co11e
ction (ATCC) 12:保存され、この保存
機関より入手することができる。
また微生物起源のエステラーゼのなかには市販され°C
いるものがあり、この市販酵素も本発明の目的に用いる
ことができる。
本発明に用いることができる市販酵素としては下記に示
すものが挙げられる。
本発明を実施するに際し、前記一般式で示される(R,
S)一体の一般式(1)で示されるエステルの不斉加水
分解は、前記微生物を培養した培養液、培養P液、菌体
水懸濁液またはそれらの処理生成物たとえば粗製エステ
ラ−ゼ、精製エステラーゼを含有する水溶液と、該(R
,S)一体のエステルを混合し、攪拌または振盪するこ
とにより行なわれる。必要に応じC1非エステル系の界
面活性剤は添加しCもよい。また、酵素を固定化し′C
使用することも可能である。
この時反応温度とし′Cは10ないし65℃が適当であ
り、特に好ましくは20ないし50℃である。反応時間
は通常8ないし48時間であるが、反応温度を高めたり
、活性の高い酵素を用いることによって反応時間の短縮
も可能である。
反応pHはpH7以下とすることが肝要で、PH3.5
ないしpH6,0の範囲に保つことが好ましい。
さらに加水分解によって生成する酢酸などの有機酸によ
るpHの低下を防ぐ為に緩衝液を使用するなどし−Cp
Hを一定に制御することが望ましい。緩衝液とし°Cは
無機酸塩、有機酸塩いずれの緩衝液も使用することがで
きる。
基質である(R,S)一体の一般式(I)で示されるエ
ステルの使用濃度は反応液に対し′C11ないし8Qw
/W%の範囲、好ましくは5ないし4 Q w/w%で
ある。
このようにして不斉加水分解反応を行なった後、静置分
液、溶媒抽出、カラムクロ7トグラフイーなどの操作に
より遊離した光学活性な一般式(I)で示されるα−シ
アノ−ベンジルアルコール化合物と未反応の対掌体アル
コール化合物のエステルを分離回収する。
ルエンなどの有機溶媒で抽出し、この抽出物をシリカゲ
ル等を用いるカラムクロマトグラフィーに付し、シクロ
ヘキサン−エーテル(95’: 5 )溶液で溶出する
ことにより、遊離の光学活性な一般式値)で示されるα
−シアノ−ベンジルアルコール化合物および未反応の対
掌体のエステルを分離取得することができる。
尚、このようにし°C分離回収された未反応の有機カル
ボン酸エステルはアンモニア、ピリジン、トリエチルア
ミン等の塩基化合物と接触させることによりラセミ化さ
せ、再び本発明方法の原料とし”C使用することができ
る。
また、本発明において、原料とし゛C使用される(R,
S)一体の一般式(1)で示されるエステルは、エステ
ル製造の常法、例えば(R。
S)一体の一般式値)で示されるα−シアノ−ベンジル
アルコール化合物に一般式(2)%式%(1) 〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基
、炭素数2〜18のアルケニル基、炭素数2〜18のア
ルキニル基、炭素数1〜4のハロゲン置換アルキル基、
炭素数2〜4のハロゲン置換アルケニル基よたは炭素数
2〜4のハロゲン置換アルキニル基を表わす。〕 で示される有機カルボン酸のハライド(例えば酸クロラ
イド、酸ブロマイド)または酸無水物を反応させる方法
、または、上記一般式(2)で示される有機カルボン酸
のハライド(例えは酸クロライド、酸ブロマイド)と一
般式〔式中、Xは前述と同じ意味を有する。〕で示され
るアルデヒド化合物および青酸ソーダとを反応させる方
法、あるいは、(R,S)一体(7)一般式(1)で示
されるα−シアノ−ベンジルアルコール化合物に一般式
(V) R2−0−C−C(I ++       (、V ’) 〔式中、R2は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜
8のアルケニル基または炭素数2〜8のアルキニル基を
表わす。〕 で示されるクロル蟻酸エステル類を反応させる方法によ
り容易に得ることができる。
上記一般式(2)で示される有機カルボン酸とし°Cは
、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、猫草酸、イ
ソオ^草酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸、リノール酸、または、これらのハロゲン
置換体などが挙げられ、取り扱いの容易さ、不斉加水分
解による反応生成物の光学純度等から炭素数2〜12個
の脂肪酸または、そのα−位に1ケの塩素原子または臭
素原子を有する炭素数1〜4のハロゲン置換脂肪酸が好
ましく、さらには入手の容易さおよび経済的な観点から
、酢酸、プロピオン酸、モノクロル酢酸、モノブロム酢
酸がより好ましい。
また、一般式(V)で示されるクロルギ酸エステル類と
し′Cは、入手の容易さおよび経済的な観点からクロル
炭酸メチル、クロル炭酸エチル、クロル炭酸プロピルな
どが好ましい。
尚、゛本発明方法は、上記一般式中で示されるエステル
の他に、基質とし゛C一般式(I)で示されるα−シア
ノ−ベンジルアルコール化合物の有機ジカルボン酸のハ
ーフェステルを使用する場合にも適用することができる
次に本発明を実施例によっC1さらに詳細に説明するが
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。
実施例1〜8 (R,S)−α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ
)−4−フルオロベンジルアルコールの酢酸エステル2
.09と表1に記載の各エステラーゼ40〜を0.2M
濃度の酢酸塩緩衝液(pH4,0) 15mlに加え、
40℃で攪拌しつつ反応させた。24時間反応を行った
後、反応物をトルエンで抽出した。抽出液を高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)[: L 1chros
orb RP−18、メタノール−水(6:4)、25
4ff、uv検出〕で分析し、 α−シアノ−8−(4
−クロロフェノキシ)−4−フルオロベンジ−レアルコ
ールの酢酸エステルとのピーク面積比より加水分解率を
算出した。
抽出液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーを行ない、シクロヘキサン−エチルエーテル(95
:5)溶液で溶出し、未反応のα−シアノ−8−(4−
クロロフェノキシ)−4−フルオロベンジルアルコール
の酢酸エステルの分離除去した後、更に微量(lO%)
のパラトルエンスルホン酸を含むメタノールで溶出し、
遊離のα−シアノ−8−(4−クロロフェノキシ)−4
−フルオロベンジルアルコールを取得シた。
得られた遊離α−シアノ−8−(4−クロロフェノキシ
)−4−フルオロベンジルアルコールのうちl0IFを
トルエンl mlに溶解し、等モルの(S) −(+)
−2−(4−クロロフェニル)−イソ詰草酸のクロライ
ドとピリジンを加えて反応させ、α−シアノ−8−(4
−クロロフェノキシ)−4−フルオロベンジルアルコー
ルの(S)−(+)−2−(4−クロロフェニル)−イ
ソ枯草酸ジアステレオマーとし、ガスクロマトグラフィ
ー(カラム:DCQF−112,5M、  カラム温度
:250℃)で光学異性体分析を行った。
結果を表1に示す。
実施例9〜18 表2に記載の(R,S)一体の各種α−シアノ−8−フ
ェノキシベンジルアルコール化合物ノエステIL/ 2
. Ofを基質とし、これと表2に記載の各エステラー
ゼ40ダとを0.2 M濃度の酢酸塩緩衝液(pH4,
0) 15 yxlに加え、40℃で攪拌しつつ反応さ
せた。以後、実施例1〜8と同様の操作を行なった。結
果を表2に示す。
実施例14〜19 500 ml肩付フラスコに液体培地〔細菌類用(実施
例14.15)には加糖ブイヨン培地(水1eにグルコ
ースto、oy、ペフトン5、Of、肉エキス5.oy
を溶解し、pH7,2とする。)、かび類、酵母頻用(
実施例16〜19)には麦芽エキス、酵母エキス培地(
水1eにペプトン5.Of、グアL/:7−ス10.O
f1麦芽エキスs、oy、酵母エキスa、ogを溶解し
、pH6,5とする。)’110(1+?を入れ′C殺
菌した後、表8に記載した各微生物を斜面培養から2白
金耳液種し、80℃で72時間往復振盪培養した。
次いで、2M濃度のHC1水溶液を用い゛C各培養液の
pHをpH4,5とし、(R2S)−α−シアノ−8−
(4−クロロフェノキシ)4−フルオロベンジ?レアル
コールノ酢酸エステル8.0gを添加し、30℃で攪拌
しつつ80時間反応させた。以後、実施例1と同様にし
゛C反応物の分離を行ない取得したα−シアノ−8−(
4−クロロフェノキシ)4−フルオロベンジルアルコー
ルの光学異性体型比および加水分解率を測定した。
結果を表8に示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Xはフッ素原子、塩素原子または臭素原子を表
    わし、 Rは水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2
    〜18のアルケニル基、炭素数2〜18のアルキニル基
    、炭素数1〜4のハロゲン置換アルキル基、炭素数2〜
    4のハロゲン置換アルケニル基、炭素数2〜4のハロゲ
    ン置換アルキニル基、炭素数1〜8のアルコキシル基、
    炭素数2〜8のアルケニルオキシ基または炭素数2〜8
    のアルキニルオキシ基を表わす。〕 で示される(R、S)一体のα−シアノ−ベンジルアル
    コール化合物のエステルに作用して(S)一体のα−シ
    アノ−ベンジルアルコール化合物のエステルを優先的に
    不斉加水分解する能力を有する微生物由来のエステラー
    ゼと、上記一般式( I )で示される(R、S)一体の
    α−シアノ−ベンジルアルコール化合物のエステルとを
    pH7以下で反応させ、これを不斉加水分解し、一般式
    (II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、Xは前述と同じ意味を有する。〕 で示される(S)一体に富むα−シアノ−ベンジルアル
    コール化合物体と、その対掌体のエステルに分割するこ
    とを特徴とする上記一般式(II)で示される(S)一体
    に富む光学活性なα−シアノ−ベンジルアルコール化合
    物の製造法。
  2. (2)エステラーゼが、アルスロバクター属、アルカリ
    ゲネス属、アクロモバクター属、シュードモナス属、ク
    ロモバクテリウム属、バチルス属、ブレビバクテリウム
    属、ノカルディア属、ロドトルラ属、キャンディダ属、
    トリコデルマ属、リゾプス属、ムコール属、アスペルギ
    ルス属、ゲオトリカム属、オーレオバシディウス属、ハ
    ンセヌラ属またはトルロプシス属に属する微生物由来の
    エステラーゼである特許請求の範囲第1項に記載の製造
    法。
  3. (3)エステラーゼがアルスロバクター属、アルカリゲ
    ネス属、アクロモバクター属、シュードモナス属または
    クロモバクテリウム属に属する微生物由来のエステラー
    ゼである特許請求の範囲第1項または第2項に記載の製
    造法。
  4. (4)上記一般式(II)で示されるエステルにおいて、
    置換基Rが、炭素数1〜11のアルキル基、炭素数2〜
    11のアルケニル基、炭素数2〜11のアルキニル基、
    そのα−位に1ケの塩素原子または臭素原子を有する炭
    素数1〜4のアルキル基、そのα−位に1ケの塩素原子
    または臭素原子を有する炭素数2〜4のアルケニル基、
    そのα−位に1ケの塩素原子または臭素原子を有する炭
    素数2〜4のアルキニル基または炭素数1〜3のアルコ
    キシル基である特許請求の範囲第1項、第2項または第
    3項に記載の製造法。
  5. (5)上記一般式( I )で示されるエステルにおいて
    、置換基Rがメチル基、エチル基、モノクロロメチル基
    、モノブロモメチル基、メトキシ基、エトキシ基または
    プロポキシ基である特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項または第4項に記載の製造法。
  6. (6)不斉加水分解反応をPH3.5〜6.0の範囲で
    行なう特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項
    または第5項に記載の製造法。
  7. (7)不斉加水分解反応を20〜50℃で行なう特許請
    求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項また
    は第6項に記載の製造法。
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