JPS6156701B2 - - Google Patents
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- JPS6156701B2 JPS6156701B2 JP8536178A JP8536178A JPS6156701B2 JP S6156701 B2 JPS6156701 B2 JP S6156701B2 JP 8536178 A JP8536178 A JP 8536178A JP 8536178 A JP8536178 A JP 8536178A JP S6156701 B2 JPS6156701 B2 JP S6156701B2
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はモータの出力軸をスラスト方向に正し
く位置決めし、モータ出力の摩擦による減少や、
騒音の発生、振動等(ガタ)をなくすことのでき
るモータの出力軸位置決め方法に関するものであ
り、例えばウオーム減速機を駆動するワイパモー
タ等にできるものである。
く位置決めし、モータ出力の摩擦による減少や、
騒音の発生、振動等(ガタ)をなくすことのでき
るモータの出力軸位置決め方法に関するものであ
り、例えばウオーム減速機を駆動するワイパモー
タ等にできるものである。
従来の自動車用ワイパモータのアーマチユアに
連結された出力軸のスラスト調整は、ナツトと先
端を特殊加工したビス及びボールを使用し、ビス
をアーマチユアの出力軸先端に接触させ、モータ
の負荷電流を見ながらビスの締め付け調整を行い
適度の状態でナツトを締め付けビスを固定する方
法によつて行なわれていた。
連結された出力軸のスラスト調整は、ナツトと先
端を特殊加工したビス及びボールを使用し、ビス
をアーマチユアの出力軸先端に接触させ、モータ
の負荷電流を見ながらビスの締め付け調整を行い
適度の状態でナツトを締め付けビスを固定する方
法によつて行なわれていた。
ところが、このような従来の自動車用ワイパモ
ータの出力軸のスラスト調整は熟練が必要となり
調整の為の時間がかかる。又ビスとナツトをハウ
ジングに組付けなければならない為、組付時間が
多くかかり工数が増加する。更に、材料費(部品
費)は、ビスの先端が摩耗を防ぐ為に特殊加工を
行つている為高くなるという欠点があつた。
ータの出力軸のスラスト調整は熟練が必要となり
調整の為の時間がかかる。又ビスとナツトをハウ
ジングに組付けなければならない為、組付時間が
多くかかり工数が増加する。更に、材料費(部品
費)は、ビスの先端が摩耗を防ぐ為に特殊加工を
行つている為高くなるという欠点があつた。
本発明は上記問題点に鑑み、モータの出力軸の
位置決めがきわめて簡単であり、しかも短時間で
迅速に終了し、スラスト調整作業が実質的に不要
なモータの出力軸位置決め方法を提供することを
目的とするものである。
位置決めがきわめて簡単であり、しかも短時間で
迅速に終了し、スラスト調整作業が実質的に不要
なモータの出力軸位置決め方法を提供することを
目的とするものである。
以下、本発明方法にて組付けられるモータとし
て特に自動車のワイパモータを例にとつて説明す
る。
て特に自動車のワイパモータを例にとつて説明す
る。
第1図ないし第2図において、射出成形方法の
第1実施例について説明する。1はモータ本体で
内部に界磁用マグネツト2、アーマチユア3が収
納されており、該モータ本体1から前記アーマチ
ユア3に連結されたモータの出力軸4が突出して
いる。該出力軸4の一部にはウオーム4bが形成
されており、該ウオーム4bと噛み合うウオーム
歯車5がハウジング6に回転自在に支持されてい
る。ウオーム歯車5の軸5aは周知のように図示
せぬワイパリンクを駆動するクランクアームに連
結されている。前記ハウジング6は鋳造にて製作
されており、前記モータの出力軸4とウオーム歯
車5とを収納するものでモータ本体1のハウジン
グと一体になつている。又、該ハウジング6のモ
ータの出力軸4と対向する部分には空洞部7が形
成されており、該空洞部7の入口7aには出力軸
4の回転が可能な程度にできるだけ少ない隙間
(例えばワイパモータの場合0.1〜0.3〔mm〕程
度)を出力軸4との間に形成する突起8が設けら
れている。
第1実施例について説明する。1はモータ本体で
内部に界磁用マグネツト2、アーマチユア3が収
納されており、該モータ本体1から前記アーマチ
ユア3に連結されたモータの出力軸4が突出して
いる。該出力軸4の一部にはウオーム4bが形成
されており、該ウオーム4bと噛み合うウオーム
歯車5がハウジング6に回転自在に支持されてい
る。ウオーム歯車5の軸5aは周知のように図示
せぬワイパリンクを駆動するクランクアームに連
結されている。前記ハウジング6は鋳造にて製作
されており、前記モータの出力軸4とウオーム歯
車5とを収納するものでモータ本体1のハウジン
グと一体になつている。又、該ハウジング6のモ
ータの出力軸4と対向する部分には空洞部7が形
成されており、該空洞部7の入口7aには出力軸
4の回転が可能な程度にできるだけ少ない隙間
(例えばワイパモータの場合0.1〜0.3〔mm〕程
度)を出力軸4との間に形成する突起8が設けら
れている。
次に、組付け工程について説明する。空洞部7
の入口7aにモータの出力軸4を挿入した後、空
洞部7と外部とを連結する射出通路9から特にポ
リアセタール樹脂を射出成形装置のノズル12か
ら射出することにより、空洞部7内に合成樹脂1
0を充てんする。
の入口7aにモータの出力軸4を挿入した後、空
洞部7と外部とを連結する射出通路9から特にポ
リアセタール樹脂を射出成形装置のノズル12か
ら射出することにより、空洞部7内に合成樹脂1
0を充てんする。
なお、射出成形は通常の射出速度よりも遅く行
なつて合成樹脂の表面に冷却し半分固形化した層
(以下スキン層)というを形成しながら行なうと
突起と出力軸との間の隙間から樹脂が漏出するこ
となく成形できる。
なつて合成樹脂の表面に冷却し半分固形化した層
(以下スキン層)というを形成しながら行なうと
突起と出力軸との間の隙間から樹脂が漏出するこ
となく成形できる。
なお、スキン層が形成された後は充分に高い射
出圧力を作用させるのが望ましい。以下、上記2
段階射出成形方法を第2実施例として説明する。
第3図はノズル12を射出通路9に当接させてか
ら第1回の低圧射出を終了した状態を示したもの
であり、射出圧力は370〔Kg/cm2〕であつて通常の
射出成形の時の圧力よりもかなり低圧である。そ
して、このように低圧で射出する事により、合成
樹脂10の表面に中ば固形化しつつあるスキン層
10aを形成する。この状態で2〔秒〕程度の冷
却期間をおき、第4図に示す第2回射出を高圧で
行ない風船をふくらませる如くに空洞部7内に合
成樹脂10を充満させる。このように低圧高圧の
2段階に射出成形を行なうことは成形時間を短か
くするとともに、充分なスキン層10aを形成で
きるので出力軸貫通部の隙間11から合成樹脂1
0が漏出することが全くないという作用が得られ
る。もつとも、かならずしも2段階で射出成形を
行なう必要はなく、第1実施例の如く1段階で射
出成形しても良いことは勿論である。
出圧力を作用させるのが望ましい。以下、上記2
段階射出成形方法を第2実施例として説明する。
第3図はノズル12を射出通路9に当接させてか
ら第1回の低圧射出を終了した状態を示したもの
であり、射出圧力は370〔Kg/cm2〕であつて通常の
射出成形の時の圧力よりもかなり低圧である。そ
して、このように低圧で射出する事により、合成
樹脂10の表面に中ば固形化しつつあるスキン層
10aを形成する。この状態で2〔秒〕程度の冷
却期間をおき、第4図に示す第2回射出を高圧で
行ない風船をふくらませる如くに空洞部7内に合
成樹脂10を充満させる。このように低圧高圧の
2段階に射出成形を行なうことは成形時間を短か
くするとともに、充分なスキン層10aを形成で
きるので出力軸貫通部の隙間11から合成樹脂1
0が漏出することが全くないという作用が得られ
る。もつとも、かならずしも2段階で射出成形を
行なう必要はなく、第1実施例の如く1段階で射
出成形しても良いことは勿論である。
又、空洞部7の奥部7bのスラスト方向の長さ
L(第3図)が余り長すぎると固形化した合成樹
脂10内にボイド(気泡)が混入することがある
ため、ワイパモータの場合は長くとも6〔mm〕以
内とすることが好ましい。又、空洞部7の形状は
有効なスキン層10aを形成する上で関連があ
り、各実施例に図示した如く空洞部7の入口7a
よりも奥部7bを広くすることが好ましい。更
に、出力軸4の先端に略円錐形の突起部4aを設
けることにより、回転損失が比較的少ないモータ
出力特性を得ることができる。
L(第3図)が余り長すぎると固形化した合成樹
脂10内にボイド(気泡)が混入することがある
ため、ワイパモータの場合は長くとも6〔mm〕以
内とすることが好ましい。又、空洞部7の形状は
有効なスキン層10aを形成する上で関連があ
り、各実施例に図示した如く空洞部7の入口7a
よりも奥部7bを広くすることが好ましい。更
に、出力軸4の先端に略円錐形の突起部4aを設
けることにより、回転損失が比較的少ないモータ
出力特性を得ることができる。
又、出力軸4の空洞部7内への挿入深さは種々
の実験により次のようにすることが好ましいこと
が判明した。すなわち第5図に図示した如く、出
力軸4の先端における直線部4b(非略円錐形部
分)は空洞部7の入口7aで止めておき、空洞部
7の奥部7bまで挿入しないことが望ましい。仮
に、第6図に図示した如く前記非略円錐形部分4
bを奥部7bまで挿入すると冷却固形化した合成
樹脂10により出力軸4が締めつけられ(拘束作
用がある)、若干摩擦が増加したり、隙間11に
合成樹脂10が流れ込んでバリ10bを形成し若
干摩擦が増加することがある。(ただし、この程
度の若干の摩擦増加では問題にならぬ場合もあ
り、第6図の構成も本発明の第1番目の発明の一
実施例である。) なお、射出成形された合成樹脂10はその後、
冷却固形化し、モータの出力軸4の先端と合成樹
脂10の間には適度な隙間が形成される。
の実験により次のようにすることが好ましいこと
が判明した。すなわち第5図に図示した如く、出
力軸4の先端における直線部4b(非略円錐形部
分)は空洞部7の入口7aで止めておき、空洞部
7の奥部7bまで挿入しないことが望ましい。仮
に、第6図に図示した如く前記非略円錐形部分4
bを奥部7bまで挿入すると冷却固形化した合成
樹脂10により出力軸4が締めつけられ(拘束作
用がある)、若干摩擦が増加したり、隙間11に
合成樹脂10が流れ込んでバリ10bを形成し若
干摩擦が増加することがある。(ただし、この程
度の若干の摩擦増加では問題にならぬ場合もあ
り、第6図の構成も本発明の第1番目の発明の一
実施例である。) なお、射出成形された合成樹脂10はその後、
冷却固形化し、モータの出力軸4の先端と合成樹
脂10の間には適度な隙間が形成される。
又、合成樹脂10としてはポリアセタール樹脂
以外にも摩擦係数の小さいポリアミド樹脂(商品
名:ナイロン)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)等を使用することができる。
以外にも摩擦係数の小さいポリアミド樹脂(商品
名:ナイロン)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)等を使用することができる。
以上述べたように本発明方法の第1番目の発明
においては、煩雑な作業を行なわずに自動的にモ
ータの出力軸と合成樹脂との間に適度な隙間が形
成されるから、出力軸がスラスト方向に振動する
ことがなくなり、このために要する調整作業を実
質的になくすことができるため、安価で迅速な大
量生産が可能になるという優れた効果がある。
においては、煩雑な作業を行なわずに自動的にモ
ータの出力軸と合成樹脂との間に適度な隙間が形
成されるから、出力軸がスラスト方向に振動する
ことがなくなり、このために要する調整作業を実
質的になくすことができるため、安価で迅速な大
量生産が可能になるという優れた効果がある。
又、第2番目の発明においては、射出成形した
合成樹脂が出力軸貫通部の隙間に流出することを
防止することができ、摩擦損失のきわめて少ない
モータを組付けることができるという優れた効果
がある。
合成樹脂が出力軸貫通部の隙間に流出することを
防止することができ、摩擦損失のきわめて少ない
モータを組付けることができるという優れた効果
がある。
第1図は本発明方法の第1実施例を説明するに
供する特にワイパモータの一部断面図、第2図は
第1図図示の出力軸先端部分を示す拡大一部断面
図、第3図および第4図は本発明方法の第2実施
例における射出工程を夫々示す出力軸先端部分の
一部断面図、第5図および第6図は本発明方法に
おける出力軸先端部と空洞部との相対位置が変化
した場合の作用を説明するに供する出力軸先端部
分の模式的構成図である。 1……モータ本体、4……出力軸、4a……略
円錐形の突起部、4b……非略円錐形部分となる
直線部、6……ハウジング、7……空洞部、7a
……入口、7b……奥部、8……突起、9……射
出通路、10……合成樹脂。
供する特にワイパモータの一部断面図、第2図は
第1図図示の出力軸先端部分を示す拡大一部断面
図、第3図および第4図は本発明方法の第2実施
例における射出工程を夫々示す出力軸先端部分の
一部断面図、第5図および第6図は本発明方法に
おける出力軸先端部と空洞部との相対位置が変化
した場合の作用を説明するに供する出力軸先端部
分の模式的構成図である。 1……モータ本体、4……出力軸、4a……略
円錐形の突起部、4b……非略円錐形部分となる
直線部、6……ハウジング、7……空洞部、7a
……入口、7b……奥部、8……突起、9……射
出通路、10……合成樹脂。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハウジングの空洞部にモータ本体から突出す
る出力軸の先端を配置し、前記空洞部内に設けら
れた比較的柔らかい合成樹脂を前記出力軸の先端
に当接させる工程と、冷却固形化して比較的堅く
なつた前記合成樹脂を介して前記出力軸の先端を
前記ハウジングに対して位置決めする工程とを有
することを特徴とするモータの出力軸位置決め方
法。 2 前記合成樹脂はポリアセタール樹脂およびポ
リアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート
樹脂のうちいずれかの樹脂より成ることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のモータの出力
軸位置決め方法。 3 前記出力軸の前記合成樹脂に当接する先端が
略円錐形の突起部からなることを特徴とする特許
請求の範囲第1項又は第2項に記載のモータの出
力軸位置決め方法。 4 モータ本体から突出する出力軸の先端に略円
錐形の突起部を設け、前記出力軸を収納するハウ
ジングに空洞部を設け、この空洞部は前記出力軸
が挿入され前記ハウジングの内壁との間に小さい
隙間を有する入口と該入口に連通し該入口よりも
幅の広くなつた奥部とから成り、前記出力軸の直
線部が前記空洞部の入口に挿入され奥部までには
挿入しないように前記出力軸の先端の略円錐形の
突起部のみを前記空洞部内に挿入し、その後、前
記空洞部内に柔らかい合成樹脂を注入し、この合
成樹脂を前記空洞部内で冷却固形化し、前記モー
タ本体の出力軸を冷却固形化して堅くなつた前記
合成樹脂を介して前記ハウジングに対して位置決
めしたことを特徴とするモータの出力軸位置決め
方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US85003377A | 1977-11-09 | 1977-11-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5467611A JPS5467611A (en) | 1979-05-31 |
JPS6156701B2 true JPS6156701B2 (ja) | 1986-12-03 |
Family
ID=25307097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8536178A Granted JPS5467611A (en) | 1977-11-09 | 1978-07-13 | Method of positioning output shaft of motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5467611A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100356659C (zh) * | 2003-10-14 | 2007-12-19 | 阿斯莫株式会社 | 电动机旋转轴、电动机旋转轴的推力轴承结构、带有减速机的电动机及电动机旋转轴的制造方法 |
US10835941B2 (en) | 2015-11-05 | 2020-11-17 | Sms Group Gmbh | Device for adjusting an edging roll of an edging stand |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2554569Y2 (ja) * | 1990-10-19 | 1997-11-17 | 富士機工株式会社 | モーター軸の軸受構造 |
JPH04134161U (ja) * | 1991-06-04 | 1992-12-14 | 株式会社三ツ葉電機製作所 | ウオーム減速機付モータ |
JP2646512B2 (ja) * | 1991-12-25 | 1997-08-27 | アスモ株式会社 | 小型モータの樹脂注入軸受 |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP8536178A patent/JPS5467611A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100356659C (zh) * | 2003-10-14 | 2007-12-19 | 阿斯莫株式会社 | 电动机旋转轴、电动机旋转轴的推力轴承结构、带有减速机的电动机及电动机旋转轴的制造方法 |
US10835941B2 (en) | 2015-11-05 | 2020-11-17 | Sms Group Gmbh | Device for adjusting an edging roll of an edging stand |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5467611A (en) | 1979-05-31 |
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