JPS6156226B2 - - Google Patents

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JPS6156226B2
JPS6156226B2 JP58184578A JP18457883A JPS6156226B2 JP S6156226 B2 JPS6156226 B2 JP S6156226B2 JP 58184578 A JP58184578 A JP 58184578A JP 18457883 A JP18457883 A JP 18457883A JP S6156226 B2 JPS6156226 B2 JP S6156226B2
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JP
Japan
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acid
represented
carbon atoms
compound
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Application number
JP58184578A
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JPS59104360A (ja
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Tsuwaifueru Hansu
Shiringu Uorutaa
Sutoruni Anjiroe
Berasu Danieru
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS59104360A publication Critical patent/JPS59104360A/ja
Publication of JPS6156226B2 publication Critical patent/JPS6156226B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D491/00Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C61/00Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C61/16Unsaturated compounds
    • C07C61/39Unsaturated compounds containing six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/62Naphtho [c] pyrroles; Hydrogenated naphtho [c] pyrroles
    • C07D209/66Naphtho [c] pyrroles; Hydrogenated naphtho [c] pyrroles with oxygen atoms in positions 1 and 3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/70[b]- or [c]-condensed containing carbocyclic rings other than six-membered
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G85/00General processes for preparing compounds provided for in this subclass
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/038Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
    • G03F7/0388Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable with ethylenic or acetylenic bands in the side chains of the photopolymer

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な三環式イミジル誘導体および
その製造法に関する。本発明の三環式イミジル誘
導体は光架橋性ポリマーの製造に適している。 文献によれば、多種(diversely)置換イミド
特にマレイン酸イミド(maleimides)は、架橋
性ポリマーの製造に適していることが知られてい
る。特開昭(Japanese Published
Specifications)50−5376、50−5377、50−
5378、50−5379および50−5380には、光架橋性ポ
リマーの製造に適した属を異にするα−アリール
マレイン酸イミド類およびそのN−置換誘導体が
開示されている。該誘導体はさらにβ位置をハロ
ゲン原子、シアノ基または低級アルキル基で置換
することができるし、該アルキル基は、また、α
−アリール基のオルソ位置の炭素原子と共に環を
形成することもできる。しかしながら、特にα−
フエニルマレイン酸イミドおよびα−フエニル−
β−シアノ−マレイン酸イミドならびにそれらの
N−置換誘導体に限定して開示されているに過ぎ
ない。特開昭49−128991、49−128992、49−
128993、50−9682、50−10884および50−77363に
は、例えばN−置換体ヒドロキシル、アミノ、カ
ルボン酸もしくはカルボン酸塩化物の基を有する
上記の種類のN−置換α−アリールマレイン酸イ
ミドを対応する官能基を有するポリマーと反応さ
せることによる光架橋性ポリマーの製造法が開示
されている。独特許公開第2031573号、2032037
号、および2626795号により、さらに他のイミジ
ル誘導体ならびに未端位もしくは側位にイミジル
基特にマレイン酸イミド、ジメチルマレイン酸イ
ミド、ナド酸イミドおよびテトラヒドロフタル酸
イミドの基を含有する光架橋性ポリマーが知られ
ている。 上記公知のイミドおよびそれらより得られる架
橋性ポリマーは、光化学感度が比較的低い欠点を
有しており、そのために高感光性物質が必要であ
る多くの用途に適しないか、または、あまり適し
たものとはいえないし、あるいは、ベンゾフエノ
ンおよびチオキサントン(thioxanthone)のよう
な公知の光増感剤をさらに使用することが必要で
ある。さらに、上記公知イミドの中には、対応す
るモノマーの重合もしくは重縮合によりポリマー
をつくるのにあまり適していないものもある。 したがつて本発明の目的は、高紫外線吸収性を
有し、そのために光増感剤を加えなくても架橋速
度を高めることができ、また、所望により適当な
コモノマーと共に重合もしくは重縮合してポリマ
ーを得るのに非常に適している新規な高感光性物
質を提供することである。 上記の新規な化合物は、式で表わされる。す
なわち、 式中、nが1または2であり、Aが−CH2−また
は−CH2CH2−であり、Yが2〜5個の炭素原子
を有する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であ
り、n=1のときXが式
【式】または
【式】 (式中、2個のR2が各々−OH、−Cl、またはフエ
ノキシである)で表わされる基であり、n=2の
ときXが−OH、−COOH、−COClまたは−O−
CO−アルケニルであり、上記の置換基のアルケ
ニル分が2〜4個の炭素原子を有する。 式の化合物は、式の化合物 を、式 H2N(−Y−)o-1X′ () の化合物と反応させることにより得られる。 式中、A、Yおよびnは、式で定義した通り
であり、nが1のとき、X′は、式
【式】または
【式】 で表わされる基であつて、R′2が各々−OHまたは
フエノキシであり、そしてnが2のとき、X′は
−OHまたは−COOHであり、必要により、中間
体として生成したアミドカルボン酸を環化し、つ
いで、所望により該イミドをXとX′とが異なる
如き式の化合物に転化してもよい。 定義によれば、アルキレンであるYは、例えば
各々炭素数1〜4特に1個もしくは2個の炭素原
子を有するアルキルもしくはアルコシキ基、ニト
ロ基または塩素、臭素もしくはフツ素のようなハ
ロゲン原子によつて置換されてもよく、また、置
換されなくてもよい。アルキレン基Yは、直鎖で
も枝分れでもよい。置換基を有しない直鎖もしく
は枝分れアルキレン基が好ましく、炭素原子2〜
5個のものが特に好ましい。適当なアルキレン基
Yの例として、エチレン基、1・3−もしくはイ
ソ−プロピレン基、2・2−ジメチルプロピレン
およびテトラメチレン基をあげることができる。 式の好ましい化合物は、Yが炭素原子2〜5
個を有する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であ
つて、nが1のときXは、式
【式】または
【式】 (式中、2個のR2は、各々−OH、−Clまたはフエ
ノキシである)で表わされる基であり、nが2の
とき、Xは、−OH、−COOH、−COClまたは−O
−CO−アルケニルであつて該置換基Xのアルケ
ニル分は、2〜4個の炭素原子を有し、特に
【式】または−CH=CH2が好ましい。 式の特に好ましい化合物は、式中、Yおよび
Xが上記定義における好ましい意味を有し、Aが
−CH2−であるような化合物である。 式の特に好ましい化合物は、次式〜XIIの化
合物である。すなわち、 式の化合物およびAが−CH2−である式の
化合物は、公知であるか、あるいは、それ自体公
知の方法で製造することができる。Aが−
CH2CH2−であるような式の化合物は、新規で
あつて、本発明の一つの主題でもある。Aが−
CH2CH2−である式の新規な化合物は、例え
ば、エチル5−フエニルバレレートのように環置
換しうる5−フエニルバレリアン酸エステルを例
えばジエチルオキサレートのような修酸ジエステ
ルと反応させて3−フエニルプロピル−オキサロ
−酢酸ジエステルを得、ついで、濃硫酸のような
強酸で処理して上記3−フエニルプロピル−オキ
サロ−酢酸ジエステルを環置換しうる6・7−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8・9−
ジカルボン酸無水物に転化することにより得られ
る。 アミノベンゼンカルボン酸および の式で表わされるその誘導体は、それだけで使用
できるし、あるいは、対応するニトロベンゼンジ
カルボン酸またはその誘導体を還元して現場で得
られ、さらに中間で単離しないで使用することが
できる。好ましくは、対応するエステルおよび特
に塩のなかでもアルカリ金属塩が使用される。 式のアミンと式の無水物との反応は、反応
物を約250℃の温度に加熱することにより溶融液
中で行なうか、あるいは、水性、水性−有機また
は有機媒体中で行なうことができ、その場合に
は、反応は、反応物により約0℃と沸点との間の
温度で行なわれる。好ましくは、上記反応は、有
機溶媒中で行なわれる。 式の無水物を理論量または式のアミンより
僅かに過剰例えばモル過剰量約20%以下で使用す
るのが有利である。 有機溶媒としては、特に芳香族有機溶媒が好ま
しい。このような溶媒の例として例えば:メチレ
ンクロリド、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1・1・2−トリクロロエタン、1・
2−ジクロロエチレン、ベンゼン、トルエンおよ
びクロロベンゼンのようなハロゲン化しうる脂肪
族もしくは芳香族炭化水素;無水酢酸;テトラヒ
ドロフラン、テトラヒドロピランおよびジオキサ
ンのような環状エーテル;N−メチル−2−ピロ
リドン、N−アセチル−2−ピロリドンおよびN
−メチル−ε−カプロラクタムのような環状アミ
ド;N・N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジ
メチルアセトアミド、N・N−ジエチルアセトア
ミドおよびN・N−ジメチルメトキシアセトアミ
ドのような酸分中1〜3個の炭素原子を有する脂
肪酸モノカルボン酸のN・N−ジアルキルアミ
ド;N・N・N′・N′−テトラメチル尿素;テト
ラヒドロチオフエンジオキシド(スルフオラ
ン);およびジメチルスルフオキシドおよびジエ
チルスルフオキシドのようなジアルキルスルフオ
キシドをあげることができる。 上記溶媒の混合物も使用することができる。好
ましい溶媒は、ジオキサン、無水酢酸、メチレ
ン、クロリド、ベンゼン、トルエン、キシレンお
よびクロロベンゼンである。 反応物の性質および反応条件特に高温において
式の無水物を式のアミンと反応させて、直接
すなわち脱水剤による処理の如き追加的手段なし
に式のイミドを得ることができる。しかしなが
ら、式 (式中、n、Y、AおよびX′は、式または式
および式で定義した通りである)で表わされる
アミドカルボン酸が中間体として生成される。上
記アミドカルボン酸を公知の方法で化学的にある
いは所望により上記の中性有機溶媒の存在下加熱
により環化して式のイミドとすることができ
る。 加熱による環化は、例えば反応生成物を約50〜
200℃の温度に加熱することにより行なわれる。 しかしながら、イミドの生成および場合により
無水物の生成のため、それ自体公知の脱水剤を使
用する化学環化は、必要により触媒の存在下、約
40〜150℃の温度で行なうのが好ましい。脱水剤
としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、酪酸無
水物、バレリアン酸無水物、無水トリクロロ酢酸
および無水トリフルオロ酢酸のようなハロゲン原
子またはアルキル基で置換されもしくは置換され
ていないところの2〜5個の炭素原子を有する脂
肪族モノカルボン酸の無水物が特にあげられる。
好ましい脱水剤は無水酢酸である。化学環化に使
用しうる触媒は、例えば酢酸ナトリウムおよび酢
酸カリウムのような1〜3個の炭素原子を有する
脂肪族モノカルボン酸のアルカリ土類金属塩また
はアルカリ金属塩である。 本発明により得られた化合物を所望により、そ
れ自体公知の方法により、XとX′とが相互に異
なるような式の化合物にさらに転化することが
できる。その例をあげると次のようになる。 1 n=1で
【式】である式の 化合物を環化すること。 1 n=1で
【式】あるいはn= 2でX=−COCl n=1で
【式】である式の 化合物あるいは、n=2でX=−COOHである
式の化合物をそれぞれチオニルクロリド、オキ
サリルクロリドまたはホスゲンのような適当な塩
素化剤と反応させること。 2 n=2、X=−O−CO−アルケニルn=
2でX=−OHである式の化合物を対応する不
飽和酸、酸クロリドまたはエステルと反応させる
こと。 換言すれば、1前記式の化合物と、式に含
まれる′式 H2N(−Y−)o-1X″ (′) 〔式中Yおよびnは式で定義したとおりであり
X″はn=1のとき で表わされる基であり、n=2のときX″が−
COOHである〕の化合物と反応させ、必要によ
り中間物として生成したアミドカルボン酸を環状
し、得られる該イミドをそれぞれチオニルクロリ
ド、オキサリルクロリド、またはホスゲンのよう
な適当な塩素化剤と反応させてXが あるいは−COClである式で表わされる化合物
を製造する方法; 2 前記式の化合物と、式に含まれる″式 H2N−Y−OH (″) 〔式中Yは式で定義した通りである〕の化合物
とを反応させ、必要により中間物として生成した
アミドカルボン酸を環化し、得られる該イミドを
対応する不飽和酸、酸クロリドまたはエステルと
反応させ、Xが−O−CO−アルケニルである
式で表わされる化合物を製造する方法である。 反応終了後式の化合物を常法により単離し、
また、所望により精製することができる。 式の化合物はポリエステル、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエステル−ポリアミド、ポリエー
テル、ポリアミン、ゼラチン、ポリサツカライ
ド、例えばフエノール−ホルムアルデヒドよりの
重縮合体および反応性C=Cの二重結合を含有す
るモノマーよりのホモ−およびコポリマーのよう
な光架橋性ポリマー製造の中間体として有用であ
る。このようなポリマーは、光活性の側基を含有
する高分子の公知の合成法により得られる。原理
上、次の二つの方法を使用することができる。 1 対応する官能基を有する現存のポリマー鎖へ
の式の化合物の組込み。この方法に適する化合
物は、例えばXが−OH、−COOHまたは−COCl
であるか、 であるような式の化合物である。このような化
合物を例えば、−NH2、−OH、−COOH、無水物ま
たは
【式】基を含有するポリマーお よびOH側基を含有するフエノキシ樹脂と反応さ
せることができる。 2 式の化合物および所望によりさらにモノマ
ーからのポリマー鎖の増成、すなわち、式の化
合物の官能基の性質に従い重合あるいは重縮合に
よりポリマー鎖の増成が可能である。この方法に
適する化合物は、例えば、Xがn=1のときに定
義された如くである式の化合物、あるいは、n
=2のときXが−O−CO−アルケニルであるよ
うな式の化合物である。Xが
【式】または
【式】 であるような式の化合物も、また、ジアミン、
ジオール、アミノ−アルコールおよび、所望によ
りさらにジ−、トリ−もしくはテトラ−カルボン
酸誘導体と重縮合反応をさせることができる。 Xが重合性の基であるか、あるいは、そのよう
な基を含有するような式の化合物は、例えば塩
化ビニル、塩化ビニリデン、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アルキルアクリレートおよびアルキルメタク
リレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、
スチレン、ビニルピリジン、エチレン、プロピレ
ン、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネー
ト、マレエートもしくはフマレートまたは無水マ
レイン酸のような他のエチレン不飽和コモノマー
とのホモ重合または共重合に適している。 このようにして得られ、かつ、イミジル側基を
有するポリマーは、光特に紫外線の作用により架
橋され、オフセツト印刷法の印刷版の製造、フオ
ト−オフセツトラツカーならびに例えば露光およ
び現像後見えにくいポリマー像を油溶性染料また
はポリマーがカルボン酸基またはスルホン酸基の
ような酸基を含有する場合には、カチオン染料の
ような適当な染料で着色するような変つた写真の
如き光−機械用途(photo−mechanical)に適し
ている。このようなポリマーは、特に、それ自体
公知の方法によるプリント回路製造用のいわゆる
フオトレジストとして使用される。この場合に、
感光性の層を有する導体プレートの側を導体の像
を含む透明ネガを通して露光し、ついで上記層の
露光されなかつた部分を現像液で徐去する。太陽
光、炭素アーク燈またはキセノン燈で露光するこ
とができる。水銀高圧燈で露光するのがよい。 実施例 1 氷酢酸1.7リツトル中〔オルガニツク・シンセ
シス、Col.Vol.、、194(1943)記載の方法に
より製造した〕3・4−ジヒドロナフタレン−
1・2−ジカルボン酸無水物70g(0.35モル)お
よびエタノールアミン23.5g(0.385モル)の溶
液を24時間還流した。ついで蒸留により氷酢酸を
除去し、残留物を無水エタノール2リツトルに溶
解し、〔フルカ社(Fluka AG〕製“ダウエツク
ス50W”(“Dowex50W”)〕イオン交換体50gを加
えて、懸濁物を24時間還流した。イオン交換体を
別し、エタノールを留去し、残留物をジエチル
エーテル/エタノールで再結晶した。融点120.5
〜121℃のN−(2′−ヒドロキシエチル)−3・4
−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカルボキシミ
ド61.8g(理論値の73%)を得た。 赤外スペクトル(CHCl3):なかんづく、2.93;
5.67;5.88;7.0;7.18;7.36;7.61;9.30;
9.90μ。 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3):δ=2.7および
3.02〔2×t、2×2H、H2−C(3)およびH2
C(4)〕;3.6(bs、4H、2×CH2−ヒドロキシ
エチル基);7.1〜7.4〔m、3H、H−C(5)、H
−C(6)、H−C(7)〕;8.0〜8.2ppm(m、1H、
H−C(8)〕 紫外スペクトル(C2H5OH);λnax(ε)=247
(12960)および367(2.670)nm。 C14H15NO4(分子量243.27)の元素分折: 計算値: C 69.12% H 5.38% N 5.76% 実測値: C 68.95% H 5.33% N 5.76% 上記実施例において、氷酢酸を留去後得られた
残留物をシリカゲルカラム上クロマトグラフで分
離すれば所望のN−ヒドロキシエチル化合物のみ
ならずその酢酸塩(ジエチルエーテル/n−ヘキ
サンで再結晶した融点103〜105℃)を得ることが
できる。 実施例 2 (a) エタノールアミン4.5gを150mlのトルエン中
6・7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−8・9−ジカルボン酸無水物15g(0.07モ
ル)の溶液に室温(20〜25℃)で加えた。混合
物を2時間還流し、生成した水を水分離器を使
用して連続的に除去した。次いでトルエンを留
去し、残留物をエタノールで再結晶させた。融
点115℃の黄色結晶1.4g(理論値の82%)を得
た。 赤外スペクトル(CHCl3):なかんづく、
2.92;5.67;5.87;6.98;7.12および7.36μ。 C15H15NO3(分子量257.29)の元素分析: 計算値:
C 70.02% H 5.88% N 5.44% 実測値:
C 70.11% H 5.91% N 5.60% 6・7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−8・9−ジカルボン酸無水物の製造法を以
下(b)、(c)および(d)項に記載する。 (b) エチル5−フエニルバレレート 5−フエニルバレリアン酸250g(1.4モル)
を無水エタノール450mlに溶解した。無色透明
な溶液に濃流酸114mlを加えて48時間還流し
た。最初2層になつていた反応混合物は、ほと
んど均一になつたが冷却されて再び2層に分れ
た。2層の冷反応混合物をジエチルエーテルお
よび約1Kgの氷上に注ぎ込んだ。水相をエーテ
ルで2回以上抽出し、エーテル相を2規定の炭
酸ナトリウム溶液で2回、そして食塩溶液で2
回洗浄した。エーテル相を分部一緒にして、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、ロータリーエバポ
レーターで溶媒を除去した。高真空下室温で乾
燥後無色の油281.7g(理論値の97.5%)を得
た。 粗生成物は、さらに使用することができる(c)
項参照)。120〜140℃/0.1mmHgの条件下、バ
ルブチユーブ(bulb tube)中で蒸留した試料
を使用して特性決定を行なつた。 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3);7.4−
7.0ppm(5H、m);4.08ppm(q、2H、J
=8Hz);2.6ppm(m、2H);2.28ppm
(m、2H);1.65ppm(2H、m);1.02ppm
(3H、t、J=8Hz)。 赤外スペクトル(CH2Cl2):なかんづく、1740
cm-1 (c) ジエチル3−フエニルプロピル−オキサロア
セテート 窒素雰囲気下、n−ヘプタン中水素化ナトリ
ウム分散液71.8g(油中55%)をデカントし、
ジエチルエーテルで2回洗浄し、無水ジエチル
エーテル3リツトルを加えて得たジエチルエー
テル中油を含有しない水素化ナトリウムの懸濁
液を還流した。エチル−5−フエニルバレレー
ト281.7g(136モル)およびジエチルオキサレ
ート297g(1.36モル+50%)の混合物を約6
時間にわたり沸とう懸濁液に滴加した。ついで
約66時間還流した。薄層クロマトグラフ
(CHCl3)には極めて少量の出発物質(Rf値約
0.6)に加えてRf値が約0.5の主スポツトが表示
される。冷却後、、反応混合物を500gの氷およ
び1.05当量の塩化水素(=2規定塩酸530ml)
に注加した。水相をジエチルエーテルで抽出
し、ジエチルエーテル相を硫酸マグネシウム上
で乾燥し、エーテルを減圧除去した。減圧乾燥
後、まだオキサレートを含有し、赤味がかつた
油520gを得た。粗生成物は、蒸留により精製
するときに脱カルボニル化により分解するの
で、そのままさらに使用される。 所望の生成物のシグナルに加えて過剰のジエ
チルオキサレートのシグナルも粗生成物の核磁
気共鳴スペクトル中にまだみられる。 (d) 6・7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプ
テン−8・9−ジカルボン酸無水物 90%硫酸240mlを0〜5℃に冷却した。エス
テルの30gを約15〜20分間にわたりこの温度
で滴加した。暗黄乃至赤味がかつた溶液を形成
した。反応混合物をついで、温まらせて室温と
し、反応の過程を薄層クロマトグラフイーによ
り追跡した。約3〜4時間後、もはや出発物質
は認められなくなつた。 薄層クロマトグラム(CHCl3)出発物質:Rf約
0.7:反応生成物:Rf約0.8。 反応混合物を1.5リツトルの氷および得られ
る水相を飽和させるに充分な量の食塩(約500
g)上に注加した。激しく撹拌して、白色結晶
性沈でん物を分離させた。吸引別し、フイル
ター上の物質を強く吸引し、ジエチルエーテル
に吸収させ、不溶成分を分離した。エーテル溶
液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ロータリー
エバポレーターで濃縮し、高真空下に乾燥した
(=生成物の第1部分)。 水相をジエチルエーテルで抽出し、ジエチル
エーテル相を食塩溶液で洗浄し、乾燥し、エー
テルをロータリーエバポレーターで除去した。
(=生成物Dの第2部分)。薄層クロマトグラム
によれば、この部分は、実質上第1部分と同一
である。 上記2つの部分を一緒にしてイソプロパノー
ルで再結晶させた。融点112〜113℃の淡黄色結
晶状化合物10g(理論値の47%)を得た。 実施例 3 3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカル
ボン酸無水物20.0g(0.1モル)および2・2−
ジメチル−3−アミノプロパノール10.3g(0.1
モル)をトルエン60mlに溶解し、その溶液を2時
間還流し、生成した水を水分離器で分離した。反
応終了後、反応混合物を60℃で減圧下濃縮乾燥し
た。残留物をエタノールで再結晶させた。N−
(3′−ヒドロキシ−2′・2′−ジメチルプロピル)−
3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカルボ
ン酸イミド25.1g(理論値の87.9%)を得た。 C17H19O3N(分子量285)の元素分析: 計算値: C 71.56% H 6.71% N 4.91% 実測値: C 70.74% H 6.93% N 4.75% 融点:87.5〜88℃ 実施例 4 6・7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−8・9−ジカルボン酸無水物21.4g(0.1モ
ル)および2・2−ジメチル−3−アミノ−プロ
パノール10.3g(0.1モル)をトルエン60mlに溶
解し、1時間還流して、反応容器の後に設けた水
分離器で生成した水を分離した。室温まで冷却後
沈でんした結晶を別した。N−(3′−ヒドロキ
シ−2′・2′−ジメチルプロピル)−6・7−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8・9−ジ
カルボン酸イミド28.9g(理論値の96.6%)を得
た。 C18H21O3N(分子量299)の元素分析: 計算値: C 72.22% H 7.07% N 4.68% 実測値: C 72.07% H 7.12% N 4.73% 融点:152〜153℃ 実施例 5 実施例1で得たN−(2′−ヒドロキシエチル)−
3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカルボ
ン酸イミド24.3g(0.1モル)、メタクリル酸12.9
g(0.15モル)、濃硫酸1.6mlおよび2・6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール1.0gをトルエンに
溶解し、2時間還流して、生成した水を反応容器
の後の水分離器により分離した。ついで反応溶液
を室温まで冷却し、水酸化カルシウム5.52g
(0.075モル)を加え、5分間よく撹拌した。過
後、液を60℃で減圧下に濃縮乾燥した。N−
(2′−メタクリロイルオキシエチル)−3・4−ジ
ヒドロナフタレン−1・2−ジカルボン酸イミド
28.8g(理論値の95.7%)を得た。 核磁気共鳴スペクトル:5.8および6.05ppm
(TMS=0)におけるH2C=Cプロトン。 C18H17NO4(分子量311.33)の元素分析: 計算値: C 69.45% H 5.46% N 4.50% 実測値: C 68.65% H 5.42% N 4.67% 実施例 6 3−アミノフタル酸二ナトリウム22.3g(0.1
モル)および3・4−ジヒドロナフタレン−1・
2−ジカルボン酸無水物20.0g(0.1モル)を乳
鉢でよく混合し、その混合物を2時間140℃に保
持した。ついで160℃で1時間加熱した。室温ま
で冷却後、塊状固形物を粉砕し、水750ml中90℃
で溶解し、約40℃に冷却後、溶液を1規定塩酸
220mlで酸性とした。生成した沈でんを別し、
60℃で減圧下に乾燥した。乾燥した生成物をつい
で無水酢酸750mlに溶解し、その溶液を70℃でロ
ータリーエバポレーターにより濃縮乾燥した。N
−(3′−無水フタル酸)−3・4−ジヒドロナフタ
レン−1・2−ジカルボキシミド27.4g(理論値
の79.3%)を得た。 元素分析: 計算値: C 69.57% H 3.21% N 4.06% 実測値: C 65.44% H 3.20% N 4.44% 融点:130〜136℃ 実施例 7 3−アミノイソフタル酸二ナトリウム22.6g
3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカルボ
ン酸無水物20.0gおよびN・N−ジメチルアセタ
ミド100mlを混合し、撹拌しながら2時間還流し
た。反応溶液をついで1規定塩酸220mlで80℃の
温度において酸性化した。室温まで冷却後生成し
た沈でんを別した。粗生成物を100℃で減圧乾
燥した。N−(4′−イソフタル酸)−3・4−ジヒ
ドロナフタレン−1・2−ジカルボキシミド11.9
g(理論値の65.6%)を得た。 元素分析: 計算値: C 66.12% H 3.61% N 3.86% 実測値:C 65.3% H 3.80% N 3.80% 分解点:210℃以上 実施例 8 実施例7により得たN−(4−イソフタル酸)−
3・4−ジヒドロ−ナフタレン−1・2−ジカル
ボキシミド36.3g(0.1モル)を透明な溶液が得
られるまで塩化チオニルと共に還流した。反応を
触媒するために約5滴のピリジンを加えた。つい
で反応生成物をロータリーエバポレーターで蒸発
乾燥して燈赤色の残留物を得た。N−(4′−イソ
フタロイルクロリド)−3・4−ジヒドロナフタ
レン−1・2−ジカルボキシミド36.7g(理論値
の86.5%)を得た。 元素分析(シクロヘキサンで再結晶化後): 計算値:C 60.02% H 2.77%
N 3.50% Cl 17.72% 実測値:C 60.21% H 2.71%
N 3.47% Cl 17.73% 融点:165℃ 実施例 9 6−アミノカプロン酸13.1g(0.1モル)およ
び3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカル
ボン酸無水物20g(0.1モル)を酢酸130mlに溶解
した溶液を6時間還流した。反応液を蒸発した。
融点109〜111℃の黄色固体生成物を四塩化炭素
100mlで再結晶した。 収率:融点108〜111℃の黄色結晶23.9g(理論値
の76.2%) 元素分析: 計算値: C 69.00% H 6.11% N 4.47% 実測値: C 68.78% H 6.12% N 4.69% 核磁気共鳴スペクトル(DMSOCH6):7.9
〔1H〕;7.15〔3H〕;3.40〔2H、t〕;3.00
〔2H、t〕;2.60〔2H、t〕;2.20〔2H、
t〕;1.8−1.1〔6H、Mp〕。 実施例 10 実施例9で得たN−(カプロン酸)−3・4−ジ
ヒドロナフタレン−1・2−ジカルボキシミド2
g(0.0062モル)および塩化チオニル0.51ml
(0.007モル)を塩化メチレン10mlに溶解し、室温
で24時間撹拌した。3時間還流し、ついで、蒸発
乾燥した。24時間後に結晶化した油状生成物2g
(理論値の94.4%)を得た。融点65〜67℃。 元素分析: 計算値:C 65.16% H 5.47%
N 4.22% Cl 10.69% 実測値:C 65.34% H 5.54%
N 4.31% Cl 9.51% 実施例 11 トルエン240ml中N−(2′−ヒドロキシエチル)
−3・4−ジヒドロ−ナフタレン−1・2−ジカ
ルボン酸イミド60.82g、アクリル酸24.51g
(0.34モル)および化学的に純粋な硫酸5mlの溶
液をCu−アセテート1.2gとともに1時間半還
流し、生成した水(4.5ml)を水分離器で分離し
た。溶液を室温まで冷却し、8%酸性炭酸ナトリ
ウム溶液300mlで中和した。水相を2×400mlのト
ルエンで抽出した。有機相を100mlの水で洗浄
し、蒸発乾燥した。 収率:53.3g=71.65%、融点86〜89℃。 元素分析: 計算値: C 68.68% H 5.09% N 4.71% 実測値:C 68.36% H 5.1% N 4.74% 実施例 12 フエノール9.5g(0.100モル)を500mlの無水
トルエンに溶解し、環流した。55mlのトルエンを
留去(フエノールの乾燥)し、この溶液を室温ま
で冷却した。室温でN−(4′−イソフタル酸クロ
リド)−3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−
ジカルボキシミド20g(0.05モル)およびトリエ
チルアミン10.36gを加え室温で50時間撹拌し
た。濃厚な懸濁液を200mlのトルエンで稀釈し、
吸引過した。黄色の液を蒸発させ、残留物を
エチレングリコールモノメチルエーテル70mlで再
結晶させた。 収率:9g=理論値の35%、融点205〜206℃。 元素分析: 計算値: C 74.56% H 4.11% N 2.72% 実測値: C 74.41% H 3.95% N 2.78% 実施例 13 3−アミノイソフタレート二ナトリウム16.25
g(0.077モル)、水150ml、ジメチルアセタミド
150mlおよび6・7−ジヒドロ−5H−ベンゾシク
ロヘプテン−8・9−ジカルボン酸無水物16.48
g(0.077モル)を撹拌しながら加温して100℃に
した。この透明な溶液を100℃で1時間撹拌し
た。80℃に冷却後、2規定塩酸溶液85mlを滴加し
た。室温まで冷却した黄色の懸濁液を吸引過
し、吸引フイルター上の物質を100mlの冷水で洗
浄し、100℃で12時間減圧乾燥した。実験式
C21H15NO6の元素分析結果が下記の如きN−(3
−イソフタロイル−ジカルボン酸)−6・7−ジ
ヒドロベンゾシクロヘプテン−8・9−ジカルボ
ン酸イミド28g(理論値の96.7%)を得た。 計算値: C 66.84% H 4.01% N 3.71% 実測値:C 65.8% H 3.97% N 3.60% 融点:195℃ 実施例 14 N−(3−イソフタロイルジカルボン酸)−6・
7−ジヒドロベンゾシクロヘプテン−8・9−ジ
カルボン酸イミド5g(0.013モル)、ジメチルホ
ルムアミド2滴および塩化チオニル26mlを30分間
還流した。赤色の溶液を蒸発させ、赤色結晶生成
物を30mlの無水トルエンで再結晶させた。融点
178〜181℃のN−(3−イソフタロイルジカルボ
ン酸クロリド)−6・7−ジヒドロベンゾシクロ
ヘプテン−8・9−ジカルボン酸イミド2.4g
(理論値の43.7%)を得た。実験式C21H13NO4Cl2
として計算した元素分析の結果は下記の通りであ
る。 計算値:C 60.89% H 3.17%
N 3.38% Cl 17.12% 実測値:C 60.75% H 3.21%
N 3.59% Cl 16.9% 参考例 1 メチルビニルエーテルおよび無水マレイン酸の
コポリマー(1:1;無水物含量=0.64モル、平
均分子量740000)100g、実施例1で得たN−
(2′−ヒドロキシエチル)−3・4−ジヒドロ−ナ
フタレン−1・2−ジカルボキシミド77.8g
(0.32モル)およびピリジン10mlを無水テトラヒ
ドロフラン1.820mlに溶解した。反応混合物を撹
拌しながら80℃で72時間維持した。室温まで冷却
後、透余明な溶液をジエチルエーテル5リツトル
中に沈でんさせ、沈でん物を減圧乾燥した。白色
ポリマー141.0g(理論値の79.3%)を得た。元
素分析のためポリマーの試料を0.1規定塩酸中に
沈でんさせた。 元素分析: 実測値:C 55.3% H 5.9% N 2.23% 参考例 2〜4 参考例1のコポリマー100gおよび実施例2の
イミド82.3g;参考例1のコポリマー100gおよ
びN−(3′−ヒドロキシ−2′・2′−ジメチルプロピ
ル)−3・4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジ
カルボン酸イミド87.4g;および参考例1のコポ
リマー100gおよびN−(3′−ヒドロキシ−2′・
2′−ジメチルプロピル)−6・7−ジヒドロ−5H
−ベンゾシクロヘプテン−8・9−ジカルボン酸
イミド95.6gをそれぞれ使用し、参考例1で述べ
たと同様な方法で架橋性ポリマーをさらに製造し
た。 参考例 5 N−(2′−メタクリロイルオキシエチル)−3・
4−ジヒドロナフタレン−1・2−ジカルボン酸
イミド31.1g(0.1モル)をα・α′−アゾイソ−
ブチロニトリル0.31gと共にテトラヒドロフラン
140mlに溶解した。反応混合物を窒素雰囲気下6
時間緩和な還流条件下(約80℃)撹拌しながら重
合させた。反応終了後、反応溶液を室温まで冷却
し、反応溶液を2リツトルのヘキサンに滴加する
ことによりポリマーを沈でんさせた。白色粉末
24.4g(理論値の78.5%)を得た。固有粘度:
0.15dl/g(20℃、N・N−ジメチルホルムアミ
ド中0.5重量%)。 参考例 6 N−(3−イソフタロイルジカルボン酸)−6・
7−ジヒドロベンゾシクロヘプテン−8・9−ジ
カルボン酸イミド2.5g(0.00662モル)および
1・3−ジグリシジル−5・5−ジメチルヒダン
トイン1.75g(0.00729モル)をシクロヘキサノ
ン85mlに溶解し、テトラブチルアンモニウムクロ
リドの結晶1個を加えた。溶液を110℃で2時間
撹拌した。この黄色で僅かに粘稠な溶液は、その
まま鋼板の被覆に使用することができる。 参考例 7 2・5−ジメチルピペラジン7.3g(0.0639モ
ル)和よびトリエチルアミン18mlを750mlのスル
ホン化用フラスコに入れた100mlの無水クロロホ
ルムに溶解し、−5℃に冷却した。この温度でク
ロロホルム100ml中、N−(3−イソフタロイルジ
カルボン酸クロリド)−6・7−ジヒドロベンゾ
シクロヘプテン−8・9−ジカルボン酸イミド8
g(0.0193モル)およびセバシン酸ジクロリドの
10.78g(0.04506モル)の懸濁液を滴加した。室
温で3時間反応混合物を撹拌し、僅かに粘稠な溶
液を石油エーテル1500mlで沈でんさせた。ベージ
ユ色のポリマー13gを得た。 参考例 8 この参考例は、本発明の化合物を使用して製造
した光架橋性ポリマーにより得られ、着色するこ
とによりさらに容易に見分けられる像ならびにこ
のようにして得た像の相対感度の決定に関する。
真空テーブル(vecuum table)から40cm離れた
400ワツトの高圧水銀灯を露光に使用した。使用
したオリジナルは、“フオトレジスト、材料およ
び方法“、ダブリユー・エス・デフオレスト、
110ページ(マグローヒル・ブツク・カンパニ
ー、ニユーヨーク、1975)〔Photoresist、
Material and Processes”、W.S.De Forest、
page110(Mc Graw−Hill Book Company、
New York、1975)〕に記載されているようなス
トウフアー・ステツプ・ウエツジ(Stauffer
step wedge)であつた。 被覆:光架橋性ポリマーをN・N−ジメチルホル
ムアミド中5%溶液により毎分1000回の回転速
度でフアーラー・コーテイング(whirler−
coating)によりアルミニウムシート(約0.3
mm)に施した。 現像:テトラヒドロフラン中3秒;3%酸性炭酸
ナトリウム水溶液中30秒。 着色:像が作られるよう架橋したポリマーをつづ
いて例えば式 で表わされる染料の5%水溶液中で30秒着色す
ることにより、カチオン染料で容易に着色する
ことができる。 次表に対応する露光時間に関するステツプ・ウ
エツジ(step wedge)における着色ステツプの
数を示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、nが1または2であり、Aが−CH2−ま
    たは−CH2CH2−であり、Yが2〜5個の炭素原
    子を有する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であ
    り、n=1のときXが式 【式】または 【式】 (式中、2個のR2が各々−OH、−Clまたはフエノ
    キシである)で表わされる基であり、n=2のと
    きXが−OH、−COOH、−COClまたは−O−CO
    −アルケニルであり、上記の置換基のアルケニル
    分が2〜4個の炭素原子を有する〕 で表わされることを特徴とする三環式イミジル誘
    導体。 2 Aが−CH2−であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の式で表わされる三環式イ
    ミジル誘導体。 3 X式 で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の三環式イミジル誘導体。 4 XI式 で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の三環式イミジル誘導体。 5 XII式 で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の三環式イミジル誘導体。 6 式 〔式中、nが1または2であり、Aが−CH2−ま
    たは−CH2CH2−であり、Yが2〜5個の炭素原
    子を有する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であ
    り、n=1のときXが式 【式】または 【式】 (式中、2個のR2が各々−OHまたはフエノキシ
    である)で表わされる基であり、n=2のときX
    が−OHまたは−COOHである〕で表わされる三
    環式イミジン誘導体を製造する方法であつて、
    の化合物を式 H2N(−Y−)o-1X′ () 〔式中、A、Yおよびnは式で定義したとおり
    であり、X′はn=1のとき、式 【式】または 【式】 (式中、2個のR′2が各々−OHまたはフエノキシ
    である)で表わされる基であり、n=2のとき
    X′が−OHまたは−COOHである〕の化合物と反
    応させ、必要により中間物として生成したアミド
    カルボン酸を環化することを特徴とする三環式イ
    ミジル誘導体の製造方法。 7 式 〔式中、nが1または2であり、Aが−CH2−ま
    たは−CH2CH2−であり、Yが2〜5個の炭素原
    子を有する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であ
    り、n=1のときXが式 (式中、2個のR2が各々−Clである)で表わされ
    る基であり、n=2のときXが−COClである〕
    で表わされる三環式イミジル誘導体を製造する方
    法であつて、式 の化合物を′式 H2N(−Y−)o-1X″ (′) 〔式中、A、Yおよびnは式で定義したとおり
    であり、X″はn=1のとき、式 で表わされる基であり、n=2のときX″が−
    COOHである〕の化合物と反応させ、必要によ
    り中間物として生成したアミドカルボン酸を環化
    し、得られる該イミドを塩素化剤と反応させるこ
    とを特徴とする三環式イミジル誘導体の製造方
    法。 8 式 〔式中、nは2であり、Aが−CH2−または−
    CH2CH2−であり、Yが2〜5個の炭素原子を有
    する直鎖もしくは枝分れアルキレン基であり、X
    が−O−CO−アルケニルであり、上記の置換基
    のアルケニル分が2〜4個の炭素原子を有する〕
    で表わされる三環式イミジル誘導体を製造する方
    法であつて、式 の化合物を″式 H2N−Y−OH (″) 〔式中、AおよびYは式で定義したとおりであ
    る〕の化合物と反応させ、必要により中間物とし
    て生成したアミドカルボン酸を環化し、得られる
    該イミドを対応する不飽和酸、酸クロリドまたは
    エステルと反応させることを特徴とする三環式イ
    ミジル誘導体の製造方法。 9 前記式において、Aが−CH2−であること
    を特徴とする特許請求の範囲第6〜8項の何れか
    に記載の製造方法。
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