JPS6155912B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6155912B2
JPS6155912B2 JP15921982A JP15921982A JPS6155912B2 JP S6155912 B2 JPS6155912 B2 JP S6155912B2 JP 15921982 A JP15921982 A JP 15921982A JP 15921982 A JP15921982 A JP 15921982A JP S6155912 B2 JPS6155912 B2 JP S6155912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrazole
carboxymethyl
mercapto
water
purity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15921982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5948469A (ja
Inventor
Shigeru Kanatsuki
Kunihisa Oonishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kasei Kogyo Co Ltd filed Critical Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
Priority to JP15921982A priority Critical patent/JPS5948469A/ja
Publication of JPS5948469A publication Critical patent/JPS5948469A/ja
Publication of JPS6155912B2 publication Critical patent/JPS6155912B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1−カルボキシメチル−5−メルカプ
ト−1・2・3・4−テトラゾールを過酸化水素
と反応させることによつて1−カルボキシメチル
−1・2・3・4−テトラゾールを高純度、高収
率で安価に製造する方法に関するものである。
従来1−カルボキシメチル−1・2・3・4−
テトラゾールの製造方法としては、例えばグリシ
ンと〇−蟻酸メチル及びアジ化ナトリウムを酢酸
溶媒中で反応させ、1−カルボキシメチル−1・
2・3・4−テトラゾールを合成する方法があ
る。(特公昭47−74031号)。
この方法によれば酢酸溶媒中でアジ化ナトリウ
ムを加えるため、猛毒で爆発性をともなうアジ化
水素が多量発生し、非常に危険である。
また純度の高い製品を得るためには数回の活性
炭処理を含む精製工程が必要であるため、収率低
下の原因にもなり、製造コストが高くつく欠点が
ある。
本発明者等は1−カルボキシメチル−1・2・
3・4−テトラゾールの製造法に関して鋭意研究
した結果、本出願人の出願になる特願昭57−
25623号発明によつて製造された1−カルボキシ
メチル−5−メルカプト−1・2・3・4−テト
ラゾールを水を溶媒して過酸化水素水を反応さ
せ、生成した硫酸を苛性ソーダ等のアルカリ性物
質で中和することによつて除去して高収率で純度
の高い1−カルボキシメチル−1・2・3・4−
テトラゾールを安価に製造する方法を発明するに
至つた。
即ち本発明は1−カルボキシメチル−5−メル
カプト−1・2・3・4−テトラゾールの結晶を
少くとも同量以上の水に溶解した水溶液又は1−
カルボキシメチル−5−メルカプト−1・2・
3・4−テトラゾールを製造する過程で排出され
る1−カルボキシメチル−5−メルカプト−1・
2・3・4−テトラゾールを含む排水もしくは反
応液に10〜35%の過酸化水素水を3.0〜4.0倍モル
量を滴下する。反応温度は特に限定されないが0
〜50℃で行うのが好ましい。
この場合の反応式を下記(1)式で示す 本発明に使用のH2O2は上記(1)式で示す反応を
完結させるために最も好適であり、また価格が安
く工業的である。
かつH2SO4が副生するため、これをNaOH、
KOH等のアルカリ金属酸化物、又はCa(OH)2
アルカリ土類金属水酸化物又はBa(OH)2で中和
して生成する塩を系外に除去する。
H2SO4の中和にCa(OH)2又はBa(OH)2を使
用すると水に不溶の硫酸塩が生成するため容易に
系外に除くことができる利点がある。
更に純度の高い品質を必要とする場合には、水
により精製を行つてもよい。
本発明は1−カルボキシメチル−1・2・3・
4−テトラゾールの製造において、収率が高く、
製造コストが安く、操作が簡単で安全であり、か
つ容易に高純度の製品が得られる利点がある。
次に実施例によつて本発明を説明する 実施例 1 1−カルボキシメチル−5−メルカプト−1・
2・3・4−テトラゾール80gを200mlの水に溶
解させる。水浴にて冷却しながら31%過酸化水素
水192gを20〜40℃で滴下する。
1時間熟成をした後48%苛性ソーダ水130gを
加え、0.5時間熟成をする。
次に63%塩酸63gを加え、PHが1以下になるま
で中和を行ない0.5時間熟成する。
次に減圧にて水を留去し、残査をアセトンにて
抽出を行なう。アセトンを留去すると62g(収率
96.8%)の1−カルボキシメチル−1・2・3・
4−テトラゾールを得た。
純度99.84%、mp127.3〜130.5℃であつた。
実施例 2 1−カルボキシメチル−5−メルカプト−1・
2・3・4−テトラゾールの製造過程で排出され
る上記物質を含む反応水又は排水を使用して、上
記実施例1の操作を行なつたところ99%以上の純
度を持つ1−カルボキシメチル−1・2・3・4
−テトラゾールを90%以上の収率で得られた。
実施例 3 48%の1−カルボキシメチル−5−メルカプト
−1・2・3・4−テトラゾールを含む反応時の
排水に当該物質に対して3.5倍モルの過酸化水素
を加え、実施例1と同じ条件で酸化分解した後、
Ba(OH)2で中和(PH=1.3)し、生成するBaSO4
を別し、液を濃縮し、1−カルボキシメチル
−1・2・3・4−テトラゾールを得た。
収率は93%その時の純度は97.5%であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1−カルボキシメチル−5−メチルカプト−
    1・2・3・4−テトラゾールの水溶液又は1−
    カルボキシメチル−5−メルカプト−1・2・
    3・4−テトラゾールを製造する過程で排出され
    る上記物質を含む反応液もしくは排水に過酸化水
    素水を滴下し、1−カルボキシメチル−1・2・
    3・4−テトラゾールを製造する方法。
JP15921982A 1982-09-11 1982-09-11 1−カルボキシメチル−1、2、3、4テトラゾ−ルの製造法 Granted JPS5948469A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5948469A JPS5948469A (ja) 1984-03-19
JPS6155912B2 true JPS6155912B2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=15688931

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