JPS6154818B2 - - Google Patents

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JPS6154818B2
JPS6154818B2 JP52031695A JP3169577A JPS6154818B2 JP S6154818 B2 JPS6154818 B2 JP S6154818B2 JP 52031695 A JP52031695 A JP 52031695A JP 3169577 A JP3169577 A JP 3169577A JP S6154818 B2 JPS6154818 B2 JP S6154818B2
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JP
Japan
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component
parts
jig
hooking
hooking jig
Prior art date
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Expired
Application number
JP52031695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53117068A (en
Inventor
Yoshihide Kamei
Satoshi Yoshihara
Kazuki Kanbe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS53117068A publication Critical patent/JPS53117068A/ja
Publication of JPS6154818B2 publication Critical patent/JPS6154818B2/ja
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  • Chemically Coating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチツク部品の引掛法に関するも
のであり、特に熱可塑性プラスチツク部品にメツ
キなどの表面処理を行うときの引掛法さらにはそ
のときの装置、器具に関する。
プラスチツク部品の表面処理を行う場合に、そ
の部品を治具に固定してから行うが、この固定方
法は従来、バネの弾性力を利用して行うものであ
つた。つまり、一例として、従来のメツキ用引掛
治具は第1図a,bに示すように絶縁コーテイン
グされた幹部1と、電気供給用のカソード接触部
2と、部品を取付けて保持する一対の枝線3,4
とから成り立つている。そしてこの一対の枝線
3,4は導電性の先端3a,4aの開く方向への
弾性力によつて第2図aに示すように部品5を保
持するか、または閉じる方向への弾性力によつて
第2図bに示すように部品6を保持していた。こ
の部品5,6をメツキするときには、メツキ工程
中における撹拌時、移送時に被メツキ部品が落下
したり、部品と枝線との接点の導電不良によるメ
ツキ不良が生じないように枝線のバネ力を強くし
なければならなかつた。ところが被メツキ部品が
プラスチツクで出来ていたりして強度が弱い場合
にはバネ力をあまり強くすることができない。
特開昭49−37973号公報には、樹脂成型品の突
起を弾性的に挾持した状態で無電解メツキ処理及
び電気メツキ処理を行うことが記載されている。
該公報においては、樹脂成型品の中心部より突設
された突起をラツク装置の中空状保持部に弾性的
に圧入して保持させる。このように弾性的に圧入
る場合は、その力の調整が難かしく、圧入力が強
すぎると成型品を破壊してしまい、逆に弱いとメ
ツキ処理中に落下してしまう。さらに、樹脂成型
品の取付を自動的に行おうとすると、成型品の突
起を保持部の中空に対して正確に位置合わせをす
る必要があり、枝術的、コスト的に自動化には不
向きである。またこのような中空の不持部は、メ
ツキの処理液が浸み込んだまま次の工程に持ち込
まれることにより、液の劣化を早めるという欠点
もある。
また、プラスチツクへのメツキ工程は、エツチ
ング工程、感受性化処理、活性化処理を経て化学
メツキ工程で極めて薄い導電性被覆をつけ、その
後電気メツキで所定の金属メツキを行うが、この
プラスチツクへのメツキ工程において、治具の枝
線とプラスチツク部品との接触部への化学メツキ
の析出が不十分であると、電気的な導通が得られ
なかつたり、導通部が小さすぎて通電による発熱
で導通部が破壊されて以後の通電ができなくて不
良品となる。
このように、プラスチツク部品へのメツキ等の
表面処理を従来の治具を用いて行うと、治具枝線
の弾力が強ければ取付取はずしの手数が大変なう
えに部品の変形・損傷が起きやすいし、逆に弾力
が弱ければ長い処理工程中での部品落下、導電不
良が起きやすい。これは、部品が治具の枝線と2
ケ所ないし数ケ所の接触点でのみ保持されている
ことによる。またこの従来方法では部品の引掛は
人手で行なわれねばならず表面処理作業の自動化
への障害となつていた。
本発明は、上述の様な点を改良することを目的
とし、その特徴とするところは、熱可塑性プラス
チツク部品を表面処理するときに、プラスチツク
部品の一部を軟化点以上に加熱することによつて
引掛治具の部品取付部に融着固定させる引掛法に
あり、さらには、この方法に用いる装置、器具を
提供することにある。
本発明に適用可能なプラスチツク部品は熱可塑
性であれば良く、ABS樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ノリル樹脂等の成形部品が対象であり、引掛
治具の部品取付後に融着させる為の非外観突出部
あるいは非外観肉厚部を有しているのが好まし
い。
次に図面を参照しながら実施例について説明す
る。
第3図は本発明に使用したプラスチツク部品の
斜視図である。部品10はABS樹脂を成形した
もので、肉厚は1.2mmと薄く、従来の引掛治具の
バネ力による保持方法では変形してしまう。10
aは引掛治具の部品取付部に融着させる為の突出
部で、製品に組立たときには外観に現われず、こ
こではプラスチツク部品成形時のゲート跡(先端
は2mmφ)を利用している。
第4図は本発明に使用したメツキ引掛治具11
の一部を示す斜視図である。同図中、12は絶縁
コーテイングされた幹部。13は電気供給用のカ
ソード接触部。14は絶縁コーテイングされた枝
線。15は部品取付部で、約10×10mmの大きなス
テンレス板SUS304を0.5mmピツチの櫛歯状に加工
したものである。
第5図〜第7図は前記のプラスチツク部品1
0、引掛治具11を用いて本発明に係る引掛方法
を行うときの説明図である。
第5図は、部品取付部を加熱する状態を示すも
ので、同図において、16は棒状赤外線ヒーター
(坂口電機製、製品名:フアストヒートヒーター
SP−09)で、治具11の部品取付部15を加熱
する加熱手段である。17は遮蔽板で、治具11
の絶縁コーテイング部に熱が輻射されないように
部品取付部外を覆つている。18は反射鏡で、ヒ
ーター16の熱を有効に部品取付部15に与え
る。
第6図はプラスチツク部品を融着する状態を示
すもので、同図において、19は部品箱で、プラ
スチツク部品10を整列して突出部11aが部品
取付部に向けて置いてある。20は駆動台で、部
品箱を載せて上下方向に駆動する。
第7図は、プラスチツク部品が部品取付部に融
着した状態を示すもので、同図aは斜視図、同図
bは側面図である。
第5図〜第7図に示した引掛方法は次のように
行う。第5図に示した様に治具11の部品取付部
15をヒーターに近接させ、ヒーターのスイツチ
を入れて30秒程度加熱し、部品取付部を150゜程
度にした後、引掛治具11を第6図に示すように
駆動台に面した。部品取付部15とプラスチツク
部品の突出部10aとを位置合せて駆動台を上方
に移動させ、突出部10aの先端が加熱された部
品取付部15に接した後さらに1.5mm上方に移動
させ、その後20秒間放置冷却した。これによつて
突出部10aは櫛状の取付部のすき間に熔融し、
第7図に示した様に櫛の歯を抱きかかえる状態で
融着保持された。このようにして引掛けたプラス
チツク部品を通常のプラスチツクメツキ工程にて
化学ニツケルを析出させたところ、融着した樹脂
とステンレスの櫛歯とは化学ニツケルメツキで橋
掛け状に覆われ、電気的導通を得た。この導通部
分の面積は、従来のバネ式の保持方法における接
触導通部分に比べて極めて大きいので、後工程で
の電気メツキに用いる電流に対して十分な容量が
あつた。電気メツキ終了後に、部品を櫛歯の歯先
方向へスライドさせると簡単に取りはずす事がで
き、治具の再使用も可能だつた。
第8図は、他の実施例に用いた引掛治具21の
斜視図である。同図に於いて、引掛治具21はカ
ソード接触部22と部品取付部23から成り、部
品取付部23はステンレス製SUS304の線経0.3mm
の30メツシユの網が枠内全面に張られている。前
記の実施例と同様に部品取付部23を加熱後、部
品箱に並べられたプラスチツク部品の突出部に押
しつけた。プラスチツク部品は網に融着保持され
た。この後、同様な工程でメツキした後に部品を
取りはずすと、部分的に網に樹脂に付着して残る
ものであつたが、再び繰り返したときの加熱工程
で燃焼または熔融除去された。ここで示した網状
の部品取付部は前記の櫛状の部品取付部に比し
て、部品と治具との相対位置がより自由で、自動
化装置に適している。
次に第9図に、本発明に適用する他の引掛治具
の部品取付部の例を示す。この部品取付部はステ
ンレスの他、チタン、タルタル等で作成すると、
導電性、耐薬品性が良好である。同図aは部品取
付部31が板状で、ランダムの位置に透過開孔3
2があけられている。同図bは板状の部品取付部
33に凹凸が設けられていて、プラスチツク部品
を融着保持しやすくしている。同図cは、部品取
付部34を多枝状に構成し疑似櫛歯としている。
同図dも部品取付部35が多枝状で針山のように
形成されている。同図eに示された部品取付部3
6は十字ドライバーのように、先端の断面が凹凸
形状をしている棒状体で、加熱してプラスチツク
部品にめり込ませたときに、安定して保持するこ
とができる。同図fに示したものは、網状の部品
取付部37の回りにニクロム線38が固設されて
いる。加熱するときには、ニクロム線の先端に他
の接点から電気を流して発熱させるものである。
電気メツキ時にはニクロム線は高抵抗なのでニク
ロム線にはあまり電流が流れない。
本発明に適用する加熱手段としては、上述の赤
外線ヒーター、治具自身に固設したニクロム線な
どの他、高周波加熱、超音波加熱、レーザー光、
直火などが使え、加熱の対象も部品取付部に限ら
ずプラスチツク部品の一部を加熱軟化しておいて
治具の部品取付部に融着保持させても良い。
以上詳述した様に、本発明に係るプラスチツク
部品の引掛方法によれば、プラスチツク部品を表
面処理するときに、部品保持が簡単確実であるか
ら自動化装置に適用でき、メツキをしても不良品
の発生はほとんどない。特にメツキの場合には最
終電気メツキまで一度の自動的な引掛作業で済む
ので、従来の人手による部品引掛に比してはるか
に速く、部品損傷、メツキ不良が無くなるもので
ある。もちろんメツキ以外のプラスチツク部品の
塗装、梨地処理等にも適用できることはいうまで
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のメツキ用引掛治具の斜視図。
第2図は、第1図に示した治具の部分拡大図。第
3図は、プラスチツク部品の斜視図。第4図は、
メツキ引掛治具の一部を示す斜視図、第5図〜第
7図は、本発明に係る引掛方法の説明図。第8
図、第9図は他の引掛治具の斜視図。 10……プラスチツク部品。10a……突出
部。11,21……引掛治具。15,23,3
1,33,34,35,36,37……部品取付
部。16……赤外線ヒーター。38……ニクロム
線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性プラスチツク部品の表面処理におい
    て、引掛治具の部品取付部に前記熱可塑性プラス
    チツク部品を融着保持させることを特徴とするプ
    ラスチツク部品の引掛法。 2 熱可塑性プラスチツク部品を保持する引掛治
    具と、該引掛治具の部品取付部を加熱する加熱手
    段とを有している表面処理装置。 3 加熱手段が赤外線ヒーターである特許請求の
    範囲第2項記載の表面処理装置。 4 加熱手段が、引掛治具の部品取付部に一体的
    に固設された電気抵抗体である特許請求の範囲第
    2項記載の表面処理装置。 5 加熱後に熱可塑性プラスチツク部品と接触さ
    せると、該プラスチツク部品を融着保持する部品
    取付部を有する引掛治具。 6 部品取付部は先端の断面が凹凸形状をした棒
    状体である特許請求の範囲第5項記載の引掛治
    具。 7 部品取付部が多枝状になつている特許請求の
    範囲第5項記載の引掛治具。 8 部品取付部が透過開孔を有する特許請求の範
    囲第5項記載の引掛治具。 9 部品取付部が凹凸面である特許請求の範囲第
    5項記載の引掛治具。
JP3169577A 1977-03-23 1977-03-23 Hanging of plastic parts Granted JPS53117068A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937973A (ja) * 1972-08-15 1974-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235244Y2 (ja) * 1971-05-31 1977-08-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937973A (ja) * 1972-08-15 1974-04-09

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