JPS6154619B2 - - Google Patents

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JPS6154619B2
JPS6154619B2 JP55032827A JP3282780A JPS6154619B2 JP S6154619 B2 JPS6154619 B2 JP S6154619B2 JP 55032827 A JP55032827 A JP 55032827A JP 3282780 A JP3282780 A JP 3282780A JP S6154619 B2 JPS6154619 B2 JP S6154619B2
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JP
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pressure
valve
hydraulic pressure
wheel
master cylinder
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JP55032827A
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Tetsuo Arikawa
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NIPPON EE BII ESU KK
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NIPPON EE BII ESU KK
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Priority to DE19813107963 priority patent/DE3107963A1/de
Priority to DE3153454A priority patent/DE3153454C2/de
Priority to GB8106507A priority patent/GB2071245B/en
Priority to US06/239,417 priority patent/US4395073A/en
Publication of JPS56128251A publication Critical patent/JPS56128251A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両等の車輪の回転状態もしくはス
キツド状態に応じて車輪のブレーキ装置のホイー
ルシリンダに伝達されているブレーキ液圧を制御
するアンチスキツド装置用液圧制御装置、特に、
ホイールシリンダのブレーキ液圧を低下するた
め、ホイールシリンダから液圧制御弁を介してリ
ザーバに排出したブレーキ液を液圧ポンプで加圧
し、マスタシリンダの圧液供給管路に還流する形
式の液圧制御装置に関する。
最近、自動車にいかなる路面においても、より
効果的で、かつ安全なブレーキ作用を行わせるた
めのブレーキ装置としてアンチスキツド装置が
種々開発されている。これらアンチスキツド装置
においては、いづれも車輪の回転状態もしくはス
キツド状態をコントロール・ユニツトで評価し、
この評価に基づいて車輪のブレーキ機構に供給さ
れるブレーキ液圧を制御するのであるが、上述の
車輪のスキツド状態を評価する方法として大きく
分けて3つの方法がある。第1の方法は車速度と
車輪速度とよりスリツプ率を求め、これと所定の
スリツプ率とを比較する方法であり、第2の方法
は車輪の減速度を検出し、これと所定の減速度と
を比較する方法であり、第3の方法は以上2つの
方法を併せて用いる方法である。
以上、いづれの方法においても車輪のブレーキ
機構に供給されるブレーキ液圧を車輪のスキツド
状態に応じて上昇させたり、低下させたり、また
は一定に保持させたりするために、液圧発生手段
であるマスタシリンダと車輪のブレーキ機構との
間に液圧制御装置が設けられ、これに対し車輪の
スキツド状態の評価に基づく制御信号が加えられ
るのであるが、この液圧制御装置として次のよう
な装置が知られている。
すなわち、マスタシリンダと車輪ブレーキ装置
のホイールシリンダとの間に配置され、車輪のス
キツド状態を評価するコントロール・ユニツトか
らの指令を受けて、該ホイールシリンダのブレー
キ液圧を制御する液圧制御弁と、該液圧制御弁の
制御によりブレーキ液圧を低下する際、前記ホイ
ールシリンダから前記液圧制御弁を介して排出さ
れるブレーキ液を貯えるリザーバと、該リザーバ
のブレーキ液を加圧し、前記マスタシリンダと前
記液圧制御弁とを接続する圧液供給管路に還流す
る液圧ポンプとを備えた液圧制御装置である。こ
の種の液圧制御装置では、車輪ブレーキ装置のホ
イールシリンダのブレーキ液圧を低下させる場合
マスタシリンダとホイールシリンダとの間に介在
した供給弁を閉じてマスタシリンダとホイールシ
リンダとの間の連通を遮断すると共に、排出弁を
開いてホイールシリンダのブレーキ圧液をリザー
バに排出するようにし、リザーバに排出された液
を、ホイールシリンダの液圧制御時に駆動される
液圧ポンプにより加圧して、マスタシリンダの圧
液供給管路に戻すようにしている。
然るに、液圧ポンプによりリザーバの液を圧液
供給管路に戻す液戻し作用はホイールシリンダか
らリザーバに圧液が排出されるのと同時に行なわ
れる。即ち供給弁が遮断している時に行なわれる
ため、液圧ポンプにより圧液供給管路に戻された
圧液がマスタシリンダの液圧発生室に流入し、マ
スタシリンダのピストンを押し戻し、従つてブレ
ーキペダルを押し戻す、通称キツクバツクと言わ
れる現象を生じる。また液圧ポンプの吐出液圧の
脈動によりマスタシリンダ側に振動が伝わる。
従つて、以上の液圧制御装置は、ホイールシリ
ンダの液圧制御時に、ブレーキペダルに上記キツ
クバツク現象を生じ、かつ上記脈動による振動を
生じ、しかもそれらが過大であるために運転者に
不快感或いは不安感を与えるという欠点があつ
た。
このため例えば特開昭52−4970号公報記載のよ
うに従来において、マスタシリンダと液圧制御弁
とを接続する圧液供給管路にマスタシリンダから
液圧制御弁への方向を順方向とする第1の逆止弁
を配設し、マスタシリンダとホイールシリンダと
をホイールシリンダからマスタシリンダへの方向
を順方向とする第2の逆止弁を介して接続すると
共に、液圧ポンプの吐出側に吐出圧液を蓄圧する
蓄圧器を設け、上記キツクバツク現象を防止し、
液圧ポンプの脈動による振動を防止していた。
しかしながらこの構成では蓄圧器は、制御によ
るブレーキ液圧低下時、液圧ポンプから吐出され
るブレーキ液を全て蓄圧する必要があり、またそ
の吐出液圧が異常に高いので強度的にも十分に強
くする必要があり、アンチスキツド装置用液圧制
御装置が全体として大型化し、重量化する欠点が
あつた。
また上記異常に高い吐出液圧によつて液圧ポン
プに過負荷がかかる欠点があつた。この過負荷対
策として液圧ポンプの吐出側にアンローダバルブ
等を設け、所定値以上になるとその分だけリザー
バに戻す(リリーフする)ようにしてもよいが、
その場合リリーフ圧力を一旦設定するとその後は
固定値であるため次のような欠点が生じる。
すなわち、例えば凍結路面等の低μ路面ではマ
スタシリンダの発生液圧が比較的低い場合でも車
輪はロツク傾向を示しアンチスキツド制御が行わ
れるが、ブレーキ圧力低下後のブレーキ液圧再込
めの際そのリリーフ圧力を高く設定しておくと、
過度のブレーキ圧力上昇となり、即座に車輪はロ
ツク方向に向かい、したがつて制御が頻繁にな
り、液圧制御弁の作動遅れ等により、適切な制御
ができない。逆にリリーフ圧力を低く設定する
と、高μ路面では十分なブレーキ圧力が得られ
ず、制動距離が伸びてしまう。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、運
転者がブレーキペダルを踏んだときのペダルフイ
ーリングが良好でありながら適切なアンチスキツ
ド制御を可能にするアンチスキツド装置用液圧制
御装置を提供することを目的とする。この目的
は、本発明によれば、マスタシリンダと車輪ブレ
ーキ装置のホイールシリンダとの間に配置され、
車輪のスキツド状態を評価するコントロール・ユ
ニツトからの指令を受けて、該ホイールシリンダ
のブレーキ液圧を制御する液圧制御弁と、該液圧
制御弁の制御によりブレーキ液圧を低下する際、
前記ホイールシリンダから前記液圧制御弁を介し
て排出されるブレーキ液を貯えるリザーバと、該
リザーバのブレーキ液を加圧し、前記マスタシリ
ンダと前記液圧制御弁とを接続する圧液供給管路
に還流する液圧ポンプとを備え、前記圧液供給管
路に、前記マスタシリンダから前記液圧制御弁へ
の方向を順方向とする第1の逆止弁を配設し、前
記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとを前
記ホイールシリンダから前記マスタシリンダへの
方向を順方向とする第2の逆止弁を介して接続
し、前記液圧ポンプの吐出口を前記第1の逆止弁
と前記液圧制御弁との間の圧液供給管路に接続し
たアンチスキツド装置用液圧制御装置において、
前記液圧ポンプの吐出口と前記リザーバとの間
に、前記液圧ポンプの吐出液圧が前記マスタシリ
ンダの発生液圧より所定値以上に高くなると該液
圧ポンプの吐出圧液を前記リザーバに排出する調
圧弁を配設したことを特徴とするアンチスキツド
装置用液圧制御装置によつて達成される。
以下、本発明の実施例につき、図面を参照して
説明する。第1図は両後輪に対するアンチスキツ
ド装置用液圧制御装置の配管系統図を示し、図に
おいてマスタシリンダ1は公知のようにブレーキ
ペダル2に接続され、その内部の第1液圧発生室
は配管3を介して前輪のホイールシリンダに通
じ、第2液圧発生室は配管4に連通し、この配管
4は圧液供給管路4a、圧液還流管路4b及び調
圧弁接続管4mに分岐している。圧液供給管路4
aは、第1逆止弁12、管路4d、液圧制御用電
磁供給弁7、管路4e、液圧制御用電磁排出弁
8、管路4f,4h,4iを介して後輪W1,W2
におけるブレーキ装置のホイールシリンダ5,6
に接続されている。他方、圧液還流管路4bは第
2逆止弁13、管路4f,4h,4iを介して後
輪W1,W2のホイールシリンダ5,6に接続され
ている。圧液供給管路4aにおける第1逆止弁1
2はマスタシリンダ1側から供給弁7側に向う方
向を順方向とし、第2逆止弁13はホイールシリ
ンダ5,6側からマスタシリンダ1側に向う方向
を順方向としている。
また、調圧弁接続管路4mは第2図または第3
図にその詳細が示される調圧弁11の第1接続孔
11aに接続されている。一方、上述の圧液供給
管路4aは第1逆止弁12を介して、調圧弁11
の第2接続孔11bに接続されている。
他方、排出弁8の送出口は管路4f,4h,4
iを介してホイールシリンダ5,6に接続され、
排出口は管路4gを介してリザーバ9に接続され
る。リザーバ9においてピストン9aは比較的弱
いばね9bによつて支持されている。リザーバ9
は更に管路4jを介して液圧ポンプ10の吸込口
に接続される。液圧ポンプ10の吐出口は管路4
kを介して圧液供給管路4aの供給弁7側、すな
わち調圧弁11の第2接続孔11bに接続されて
いる。調圧弁11の第3接続孔11cは後述する
弁内の弁部材を介して第2接続孔11bと接続さ
れており、かつ管路4nを介してリザーバ9と接
続されている。
車輪W1,W2には車輪速度検出器14,15が
配設される。この検出器14,15から車輪
W1,W2の回転速度に比例した周波数のパルス信
号が得られ、コントロール・ユニツト16に入力
として加えられる。コントロール・ユニツト16
は公知のようにこの入力に基づいて、車輪速度、
スリツプ率、減速度などを演算する機能を有し、
これらの演算結果により、制御信号S1,S2を発生
する。これら制御信号S1,S2は供給弁7及び排出
弁8のソレノイド7a,8aに供給される。ホイ
ールシリンダ5,6のブレーキ液圧を上昇させる
場合には、制御信号S1,S2は共にLowレベルであ
るが、ブレーキ液圧を低下させる場合には共に
Highレベルとなり、ブレーキ液圧を一定に保持
する場合には制御信号S1はHighレベルであり、
制御信号S2はLowレベルとなる。供給弁7及び排
出弁8のソレノイド7a,8aはそれぞれ、制御
信号S1,S2がHighレベルになることによつて励
磁される。
第2図は調圧弁11の断面図を示す。図におい
て、弁本体60には上述の第1接続孔11a及び
第2接続孔11bが穿設されており、このシリン
ダ孔に摺動可能にピストン61が嵌合されてい
る。ピストン61と弁本体60とによつて第1接
続孔11aと連通するマスタシリンダ液圧伝達室
65が形成され、ここにに調圧スプリング62が
圧縮の状態で配設され、ピストン61を図におい
て右方へと附勢している。弁本体60のシリンダ
孔の開口端には蓋体64が螺合される。蓋体64
は上述の第3接続孔11cを有し、更にこれと連
通して通路64aを備えている。蓋体64とピス
トン61によつて、シリンダ孔内にポンプ吐出圧
室66が形成され、上述の第2接続孔11bと連
通している。
ピストン61の右端凹所には球形の弁体63が
かしめ固定されており、これと蓋体64の通路6
4aの開口端とによつて弁部材を構成される。す
なわち、通路64aの開口端が弁体63の座とし
て働らき、図示の状態では弁部材は閉じている。
本発明の実施例は以上のように構成されるが、
次にその作用について説明する。
今、仮に自動車が等速状態にあり、運転車がブ
レーキペダル2を踏み込み始めたとする。このブ
レーキ開始時点においては車輪速度検出器14,
15の検出信号に基づいて、コントロール・ユニ
ツト16は車輪W1,W2が所定の減速度及びスリ
ツプ率に達していないことを判断し、制御信号
S1,S2はそれぞれLowレベルにある。従つて、ソ
レノイド7a,8aは励磁されず、供給弁7及び
排出弁8は管路4aと4fとを連通の状態にお
く。このためマスタシリンダ1からのブレーキ液
は圧力供給管路4a第1逆止弁12、管路4d、
供給弁7、排出弁8、管路4f,4h,4iを通
つて、ホイールシリンダー5,6に達し、車輪
W1,W2に対しブレーキがかけられる。他方、マ
スタシリンダ1からのブレーキ液は第2逆止弁1
3によつて阻止されているので、管路4bを流れ
ない。
ブレーキ液圧の上昇により車輪W1,W2が所定
の減速度またはスリツプ率に達し、これを越えよ
うとすると、制御信号S1,S2は共にHighレベル
になり、ソレノイド7a,8aは励磁され、供給
弁7及び排出弁8により、管路4aと4fとは遮
断の状態におかれ、排出弁8により、管路4fと
4gとは連通される。これにより、ホイールシリ
ンダ5,6のブレーキ液は管路4h,4i,4
f,4gを通つて、リザーバ9内に流入する。液
圧ポンプ10は最初に制御信号S1,S2のいずれか
がHighレベルになつた時点で作動し始めるよう
に構成されており、リザーバ9内のブレーキ液を
加圧して、管路4kを通つて、圧液供給管路4a
及び調圧弁11へと送り込む。然るに、圧力供給
管路4aには第1逆止弁12が設けられているの
で、マスタシリンダ1の方へとブレーキ液は流れ
ず、従つて、ブレーキペダル2にはこのとき何ら
のキツクバツク(けり返し)作用も及ぼさない。
他方、調圧弁11のポンプ吐出圧室66内へは
第2接続孔11bを介して液圧ポンプ10の吐出
圧液が加えられるが、第2図に示す状態では弁体
63が通路64aを閉じているので、圧液は第3
接続孔11cを通つてリザーバ9の方へと流れな
い。しかしながら、ポンプ吐出圧室66内の液圧
ポンプ10による吐出圧液の圧力が、ピストン6
1の左方に形成されるマスタシリンダ液圧伝達室
65内にマスタシリンダ1から管路4mを介して
伝達される液圧より調圧スプリング62の設定圧
力以上に大きくなると、ピストン61は図におい
て左方へと移動する。これにより、弁体63が通
路64aの開口端より離座し、液圧ポンプ10に
より加圧してリザーバから排出されたブレーキ液
は再び通路64a、第3接続孔11c及び管路4
nを通つて、リザーバ9内に戻される。以上のよ
うにして、液圧ポンプ10の吐出液圧がマスタシ
リンダ1の発生液圧より所定値以上高くなると、
その吐出圧液が調圧弁11を介してリザーバ9に
排出されるようにしているので、液圧ポンプ10
の吐出液圧が異常に高くなり、液圧ポンプ10に
過負荷がかゝるということがなく、また必要以上
に蓄圧することがないので装置全体として小型、
軽量化できる。また、マスタシリンダ1の発生液
圧の大きさに応じてブレーキ圧力の低下後の再込
めブレーキ圧力を変えることができるのであらゆ
る路面状況下でもその状況に応じたブレーキ圧力
込めが可能となり、適切な制御を行うことができ
る。
本実施例のコントロール・ユニツト16によれ
ば、上述の弁7,8の働らきにより、車輪W1
W2の減速度に回復し、これより小さくなろうと
したときには、制御信号S1はHighレベルのまゝ
であるが、制御信号S2はLowレベルになる。従つ
てソレノイド7aは励磁されたまゝであるが、ソ
レノイド8aは非励磁の状態になり、管路4aと
4fとは遮断され、かつ管路4fと4gも遮断さ
れる。これによつて、ホイールシリンダ5,6の
ブレーキ液圧は一定に保持される。なお、このと
き液圧ポンプ10はリザーバ9内のブレーキ液を
加圧して管路4kへ送り込んでいるが、上述のよ
うにブレーキペダル2へのキツクバツク作用はな
い。
次いで、車輪W1,W2のスキツド状態が解除す
れば制御信号S1,S2は再び両方ともLowレベルに
なり、管路4aと4fとは連通し、車輪W1,W2
へのブレーキ力が増加する。以下、同様な制御を
くり返して、車輪が所望の速度に達すると、また
は停止すると、ブレーキペダル2への踏み込みを
運転者は解除する。これにより、圧液還流管路4
b内において、第2逆止弁13のマスタシリンダ
1側がホイールシリンダ5,6側より低圧にな
り、ブレーキ液は管路4h,4i,4f,4b、
第2逆止弁13を通つて、マスタシリンダ1内へ
と還流する。以上のようにして、車輪W1,W2
ブレーキ状態から解除されるのであるが、第1逆
止弁12の構造によつては、その弁が閉じるとき
に管路4d側にすなわち、ホイールシリンダ5,
6側にかなりの残圧を与える場合がある。従つ
て、この影響をできるだけ少なくするために、場
合によつては第1逆止弁12のマスタシリンダ1
側の圧力供給管路4a内と第1逆止弁12のホイ
ールシリンダ5,6側のすなわち、供給弁7側の
圧力供給管路4a内、もしくは管路4d内とを、
点線で示すように絞り管20で連通させてもよ
い。勿論、絞り管20の管径は圧液供給管路4a
管路4b〜4k,4m,4nの管径に比べて充分
に小さいので、上述の制御作用には殆んど影響を
及ぼさず、ブレーキ解除後残圧は徐々に零になつ
て行く。この絞り管20を設けることにより、多
少のキツクバツク作用及び振動は有るものの過大
でなく適当な量にまで低減されるので運転者はそ
れらを許容でき、その多少のキツクバツク等によ
りアンチスキツド装置が正常に作動していること
を知ることができる。
第3図は、本実施例に適用可能な調圧弁11の
変形例を示すもので、図において、第2図と対応
する部分については同一の符号を付するものとす
る。
第3図において、弁本体70のシリンダ孔の左
方開口端には第1蓋体74が螺着され、これは第
1接続孔11aを備えている。他方、右方開口端
には第2蓋体77が螺着され、その内側端面に形
成される凹所には球形の弁体73がかしめ固定さ
れている。弁本体70のシリンダ孔内には摺動可
能に段付ピストン71が設けられ、その右側小径
部にはT字形状の通路71aが形成されている。
この右方開口端と弁体73によつて弁部材が構成
される。シリンダ孔内には第1蓋体74とピスト
ン70とによつてマスタシリンダ液圧伝達室75
が形成され、これは第1接続孔11aと連通して
いる。また段付ピストン70と弁本体70の突出
内壁部とによつて液圧ポンプ吐出圧液室76が形
成され、これは第2接続孔11bと連通してい
る。更にまた弁本体70の突出内壁と第2蓋体7
7とによつてリザーバ連通室78が形成され、こ
れは第3接続孔11cを介して、リザーバ9と連
通している。段付ピストン71はピストン・リタ
ーン・スプリング72によつて、図において右方
へと附勢されている。このような調圧弁11にお
いて、液圧ポンプ10により、液圧ポンプ吐出圧
液室76内の圧力が高められて、マスタシリンダ
1内の発生液圧、すなわち室75内の液圧の
A1/(A1−A2)倍(但し、A1はピストン71の
大径部の径、A2は右方小径部の径とする)以上
になると、ピストン71は図において左方へと移
動し、通路71aの右方開口端は弁本体73から
離れる。これにより吐出圧液室76とリザーバ連
通室78とは連通し、室76内のブレーキ液はリ
ザーバ連通室78、第3接続孔11c、管路4n
を通つてリザーバ9内へ戻される。以上のような
調圧弁11の作用により、第2図の調圧弁11を
使用した場合と同様な上述の効果が得られる。
以上、本発明の実施例について説明したが、勿
論、本発明はこの実施例に限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能
である。
例えば、以上の実施例ではアンチスキツド制御
方法として、ホイールシリンダへのブレーキ液圧
を車輪のスキツド状態に応じて、低下、一定保持
及び上昇させたが、単に低下及び上昇させる制御
方法にも本発明は適用可能である。この場合に
は、供給弁7を省略することができる。
また、以上の実施例では後輪W1,W2に対して
アンチスキツド装置を用いる場合を説明したが、
両前輪に対しても用いられてもよい。この場合に
は、図示した配管系統と同一の系統がマスタシリ
ンダ1からの配管3と両前輪のホイールシリンダ
との間に設けられゝばよい。更にまた、各車輪ご
とにアンチスキツド装置を設けるようにしてもよ
い。この場合には、例えば、図において、管路4
iを4hから遮断し、この管路4iに対し図示し
た配管系統を別途接続すればよい。両前輪に対し
ても同様である。
また、自動車に限らず、自動二輪車にも勿論、
本発明は適用可能である。
以上、述べたように本発明によるアンチスキツ
ド装置用液圧制御装置は小型、軽量であり、また
簡単な構造でありながら適切な制御を可能にする
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるアンチスキツド
装置用制御装置の配管系統図であり、第2図はこ
の実施例に適用される調圧弁の断面図、及び第3
図は同調圧弁の変形例の断面図である。 なお、図において、4a……圧液供給管路、4
b……圧液還流管路、4m……調圧弁接続管路、
7……液圧制御用電磁供給弁、8……液圧制御用
電磁排出弁、9……リザーバ、10……液圧ポン
プ、11……調圧弁、12……第1逆止弁、13
……第2逆止弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マスタシリンダと車輪ブレーキ装置のホイー
    ルシリンダとの間に配置され、車輪のスキツド状
    態を評価するコントロール・ユニツトからの指令
    を受けて、該ホイールシリンダのブレーキ液圧を
    制御する液圧制御弁と、該液圧制御弁の制御によ
    りブレーキ液圧を低下する際、前記ホイールシリ
    ンダから前記液圧制御弁を介して排出されるブレ
    ーキ液を貯えるリザーバと、該リザーバのブレー
    キ液を加圧し、前記マスタシリンダと前記液圧制
    御弁とを接続する圧液供給管路に還流する液圧ポ
    ンプとを備え、前記圧液供給管路に、前記マスタ
    シリンダから前記液圧制御弁への方向を順方向と
    する第1の逆止弁を配設し、前記マスタシリンダ
    と前記ホイールシリンダとを前記ホイールシリン
    ダから前記マスタシリンダへの方向を順方向とす
    る第2の逆止弁を介して接続し、前記液圧ポンプ
    の吐出口を前記第1の逆止弁と前記液圧制御弁と
    の間の圧液供給管路に接続したアンチスキツド装
    置用液圧制御装置において、前記液圧ポンプの吐
    出口と前記リザーバとの間に、前記液圧ポンプの
    吐出液圧が前記マスタシリンダの発生液圧より所
    定値以上に高くなると該液圧ポンプの吐出圧液を
    前記リザーバに排出する調圧弁を配設したことを
    特徴とするアンチスキツド装置用液圧制御装置。 2 前記第1の逆止弁の入力口側通路と出力口側
    通路との間を常時連絡する絞り通路を設けた前記
    第1項記載のアンチスキツド装置用液圧制御装
    置。
JP3282780A 1980-03-03 1980-03-14 Hydraulic pressure control unit for brake system with skid control Granted JPS56128251A (en)

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