JPS61501322A - 中鎖トリグリセライドの内臓へ向けられた代謝のための非経口脂質エマルジョン - Google Patents
中鎖トリグリセライドの内臓へ向けられた代謝のための非経口脂質エマルジョンInfo
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- JPS61501322A JPS61501322A JP60500781A JP50078185A JPS61501322A JP S61501322 A JPS61501322 A JP S61501322A JP 60500781 A JP60500781 A JP 60500781A JP 50078185 A JP50078185 A JP 50078185A JP S61501322 A JPS61501322 A JP S61501322A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
中鎖トリグリセライドの内臓へ向けられた代謝方法!−−豆
本発明は患者の非経口栄養補給に関する。特に本発明は脂質エマルジョンを介し
たカロリー栄#補給に関する。
非経口栄養補給のための脂質エマルジョンは商業的に入手することができ、そし
て既知の方法によって製造することができる。一般に、そのようなエマルジョン
は長鎖脂肪酸のトリグリセラ・fド(LCTs)を使用して製造されているa
L CT sは大豆またはサフラワー油から慣例的に得られる。長鎖脂肪酸は1
4個以上の炭素原子、普通16または18個の炭素原子を持つ脂肪酸である。
もっと最近、中鎖脂肪酸のトリグリセライド(MCTりを含む脂質エマルジョン
が入手可能となったa M CT sは主としてc8およびCIo脂肪酸(それ
ぞれカプリル酸およびカプリン酸)を含む脂肪酸のトリグリセライドエステルで
ある。このタイプのエマルジョンはヨーロッパ特許出願0071995号および
Eckart et al、、”J。
Parenteral and Enteral Nutrition ” v
4 f41 : 360−366 (1980)に記載されている。上に引用
したヨーロッパ特許出願は、脂肪含量3ないし30%、LCT/MCT比4/1
ないし1/4.生理的に無害な多価アルコールおよび乳化剤として卵フォスファ
チドを含む、非経口用の等張LCT/MCTエマルジョンを開示する。
M CT sは、少な(とも経口投与した時は主に肝臓で代謝されるものと信じ
られるが、しかしM CT sのがなりの割合は筋肉のような末梢器官において
代謝される* M CT sはLCTsよりももっと容易にカロリーエネルギー
のために使用されるので、外来的に投与されたMCTsが組織修復および再生の
結果高いエネルギー要求を持つ器官によって代謝されることを確実にすることが
望ましいであろう、また、MCTSからの中鎖脂肪酸の遊離を少なくし、それに
よって可能性ある中鎖脂肪酸毒性を低減するために、健康な器官によるMCTs
の代謝を減らすことが望ましいであろう。
このため、そのような組織修復および再生に直接音まれない生体の器官中のMC
T代謝を減らす必要性が存在する。
翌−一且
我々は、MCTエマルジョン中のLCTsのある割合は、内g&器官のMCT代
謝に影響することなくMCTsの末梢代謝を実質上減らし、それによりM CT
sが内臓器官のカロリー栄養補給のために保存されることを可能にするように
作用することを発見した。この割合はLCTおよびMCT混合物中LCT50重
量%未満(以後、特記しない限りすべての%は重量°による)、好ましくはLC
Ts約10%ないし約33%である。
狂■星皮旦
内臓とは、肝臓、腎臓、腸および他の内臓器官と定義される。末梢組織は、すべ
ての他の器官、特に骨、筋肉および皮膚を含む。
内g&器官の機能障害は種々の薬物を通じて発生し得る。疾病、外傷または他の
発作が典型的である0例としては創傷、鈍い外傷、臓器移植、および非糖尿腎臓
病、コーン氏病、敗血症、腹膜炎およびアルコール性肝硬変のような種々の病気
を含む、しばしば異常機能の器官の治療は、患者が大多数の場合消化性食物を経
腸的に摂取することが不可能であろうから、完全非経口栄養補給を必要とするで
あろう0例えば、食道静脈gは硬変患者に経口給食チューブの使用ど相反し、そ
してコーン氏病または炎症性腸症候群の暢機能障害は、経口食物摂取と両立しな
い。
ここで使用されるMCTsはcs、 Cm、 C+o、および/または軸脂肪酸
のトリグリセライドであり、その中でこれら脂肪酸Jよ、それぞれ0%ないし3
%、50%ないし100%、50%ないし100%。
0%ないし3%を占めるであろう0通常C8およびCw脂肪酸のみが約1:3の
比で存在するであろう、好ましくは、cs、 Cs、 C+oおよびCI2脂肪
酸の割合は、く2%、65〜80%、20〜35%およびく2%であろう。MC
T組成物は、約0.005/ mEq/g (US P)まで遊離脂肪酸を含有
することができ、約325−365の鹸化価(USP)と、約1.0g1z/1
00gまでのヨウ素価(USP方法■)を持つであろう0色(Lovibond
、 AOC5Cc 13h、 45 )は好ましくは1、ORである。鹸化化物
(USP)、ヒドロキシル価(tJsP)。
および重金属(USP方法■)は、それぞれ1.0%、10.0および1opp
−未満であるべきである。屈折率(USP)および比fi(USP)はそれぞれ
約1.440ないし1.460.および0.920ないし0.960の範囲であ
る。これら仕様書は臨界的ではない、このタイプのMCT油はヤシ油からのラウ
リン油として市販されている。
C6ないしCI2中鎖脂肪酸の相対的割合を含む正確な仕様書は、MCTSが天
然資源から得られるのでいくらか変化するであろう。
LCTエマルジッンはイントラリピ7ドまたはトラバマルジタン製品として入手
可能であり、またはそれらは既知方法によって製造することができる。該エマル
ジョンに使用される油は通常大豆油である。
MCTsはLCTsと共に水中油型エマルションの油相中に存在する* M C
T sのLCTsに対する割合は重量で1:1より小さくない、末梢MCT代謝
に対するLCTsの節約効果は、MCT n LTC比約2:1において大部分
完全に達成される。1:1よりも高い割合のLCTsは内臓器官へさらに利益を
与えず、事実内臓器官に脂肪沈着を発生させるので好ましくない。
MCT含有エマルジョンはLCTSのほかに他の物質を含有してもよい、これら
は卵または大豆リン脂質のような界面活性剤、グリセロールのような等張度調節
剤、デキストロースのような炭水化物栄養、電解質、アミノ酸、ビタミンおよび
微量ミネラルを含む、エマルジョン中の油の重量濃度は約5%ないし20%であ
り、20%が好ましい。
選択されるMCTsのLCTsに対する正確な割合は個々の患者の代謝状態に依
存するであろう、これは合併症もしくは他の病気または内臓に影響するもの以外
の損傷の関数として変化するであろう。
さらに経腸栄養補給によるMCTsおよびLCTsの摂取も、患者の状態がこれ
を可能とする範囲において考慮に入れなければならない、従って、各患者のMC
T代謝は、望ましくは非経口的に投与された脂肪エマルション中のM CT s
対しCTsの最適比に到達するためにモニターされる。該モニタリングは末梢で
はなく内臓中のアセチルCOAの直接または間接測定による* M CT sエ
マルションは通常全身で代謝される。MCTsから加水分解された中鎖脂肪酸の
ベーター酸化はすべての組織内にアセチルCoAを生成する。アセチルCoAは
クレーブスサイクルによってエネルギーとCOzとを得るように代謝される。ア
セチルCoAは、内臓、特に腎臓および肝臓によってケトン体(アセト酢酸およ
びβ−ヒドロキシブチレート)の合成へ往復する。他方、末梢器官、特に筋肉に
発生した過剰のアセチルCoAはビルベートデヒロゲナーゼを阻止するように作
用する。これは血漿中の上昇したラクテート濃度によって証明されるラクテート
の蓄積へと導く、内![IB官機能障害を持つ患者のMCT栄養補給においてM
CTsの末梢代謝を最小にすることが望ましいので、末梢中の過剰のアセチルC
oAを最小にするLCTsのある割合を使用すべきである。MCT代謝部位のモ
ニタリングは、通常の臨床設備において組織アセチルCoAを測定することは実
際的でないので、脂質代謝物、好ましくはアセチルCoAレベルの間接代謝シグ
ナルを測定することによってもっとも好都合に追跡される。好適なテストは、好
都合には二つのアッセイ、すなわち乳酸および/またはケトン体(通常アセトア
セテートまたはβ−ヒドロキシブチレート)の使用によって達成され名。これら
の物質は、広く −人手し得る標準的臨床検査操作によって測定し得る。与えら
れたMCT対しCT比を有する脂肪エマルジョンの注入後、各物質について血清
値の最初の測定により、LCT比率は、血清乳酸濃度を減らし、そしてケトン体
濃度を正常値以上に維持するように、上方へ調節される。理想的には、LCT比
率は正常血漿乳酸レベル、すなわち約8.1ないし15.2■/d1.好ましく
は約10■/8を得るように調節され、他方ケトン体β−ヒドロキシブチレート
およびアセチルアセテートは、それぞれ正常自費レベルの約1.5ないし2.5
倍、例えば600ないし850μモル/1および約400ないし600μモル/
2.好ましくは約700μモル/1および500μモル/lの範囲でなければな
らない。血祭サンプルは、結果が比較可能であることを確実にするために、テス
トエマルジョンの注入後大体同じ時間(通常約6時間)に患者から採取すべきで
ある。
エマルジョン中の脂質粒子は約0.75F未満、好ましくは約0.5庁未満の直
径を持つであろう、該エマルジョンは無菌で、そして通常ガラスまたはプラスチ
ック容器内に包装されるであろう。それらは既知方法で製造できる。例えば、米
国特許第3.169,094号およびヨーロッパ特許出願第0071995号を
見よ。
ここでのエマルジョン中の総非タンパクカロリーに対する脂質の貢献度は、通常
約20%ないし80%の範囲であろう。このように、エマルジョン中のMCTs
は、エマルジョン中の総非タンパクカロリーの約5%ないし60%、好ましくは
約15%ないし60%を占めるであろう1例えば、40 Kcal/ kg体M
/日を摂取している70kg 男ftにおいては、MCT投与量は約0.35■
/kg体重/分ないし2.05ffflkt体M/分、好ましくは約0.5 f
ff/ kg体体重骨分いし1゜00■/ kg体体重骨分そして最適には約0
.5ないし0.75■/kg体重/分を変化し得る。残りの非タンパクカロリー
はLCTsおよび叶ましくは炭水化物によって供給される。
病院またはユーザーの薬局にとってこのエマルジョンを調製しそして投与する便
利な方法は、市販の設備を使用してエマルジョン成分を無菌混合することである
。MCTおよびLCTエマルジョンは、他の望ましい添加剤、非経口栄#補給に
通した割合のアミノ酸、ビタミン、デキストロースのような炭水化物、塩化カリ
ウムおよびナトリウムのような電解質、薬剤、および亜鉛イオンのような微量ミ
ネラルの無言水溶液と混合される。得られる製品は、上で特徴化したアミノ酸、
炭水化物、そして任意に薬剤、微量ミネラルおよびビタミンを含んでいる水溶液
中のMCTsおよびLCTsの無菌エマルジョンである。その代わりに、そして
それほど好ましくないが、MCTsおよびLCTsは油として混合し、次に上に
記載した他の添加剤と乳化、混合される。内臓器官機能障害を持つ患者へこれま
で慣例的に投与されていた薬剤、例えば抗生物質およびステロイドをエマルジョ
ン中に含ませることができる。
このエマルジョンは、長期または短期貯蔵のため密封シールされた容器中に包装
し、貯蔵される。エマルジョン中に含まれるべき添加剤は、エマルジョンをどの
位長く貯蔵するかに依存する。ショ糖、アミノ酸およびある種の電解質を含む水
相を持ったエマルジョンについては長期貯蔵が許容される。デキストロースは長
期間貯蔵用に調製したエマルジョン中に含んではならない。
以下の実施例は単に例証であり、特許請求の範囲を限定するものと考えるべきで
はない。
実施例1
適当な混合容器内において、大体オクタン酸75%およびデカン酸25%よりな
るMCT油2.0 kgと、精製した卵リン脂質120gと、グリセロールUS
P225gと、注射用水通量とが混合される。
この混合物は疎エマルジョンをつくるためにがきまぜられる。このエマルジョン
は次に平均粒径0.75−以下のエマルジョンが生成するように高圧において反
復してホモジナイズされる。このプロセスの間、エマルジョンのpHは水酸化ナ
トリウムによって生理的範囲へ調節される。必要ならば注射用水をもって最終容
積は10βへ調節され、そしてエマルジョンはガラス容器中へ口過され、熱滅菌
される。混合LCT−MCTエマルジョンは、静脈内混合物に通した31プラス
チツクバツグ(トラバマルジョン容器)内へ、上の20%MCTエマルジョン1
508dと、20%大豆油エマルジョン(トラバマルジョン20%、トラベノー
ル、ラボラトリーズ、インコーホレイテッド)742m1.とを混合することに
よって調製された。
実施例2
MCTエマルジョンは放射性トリオクタノイン(グリセロールトリ (1−4C
)オクタノエート)を含み、そしてMCT対しTCの混合エマルジョン中の比が
75 : 25であることを除き、実施例1がくり返された。混合エマルジョン
中のLCTは放射性ではなかった。
対照は、当業者に一般に既知の操作に従って製造した放射性トリリルイン(グリ
セロールトリ (1−”C)リルエート)を含有する20%大豆油エマルジョン
であった。
雄性175〜300 g Spraque−Dawleyラットをランダムに3
処理群(MCT単独、75%MCT : 25%LTC,またはLCT単独)に
分けた。各動物を12時時間音させ、そして次に尾静脈へ0゜402g脂質/
k+r体重の塊状投与量中和の約ICiを注射した。注射後所定時間経過後、動
物を気絶させ、頚部脱臼によってと殺した。
次に肝臓組織を放射能カウントのために除去した。サンプルは以下の表1に記載
した時間に採取された。各データは単独動物を表す。
30分 3400 5000 ’ 3002時間 880 630 5200
4時間 500 、 173 19508時間 500 200 1750
表1のデータは、MCTエマルジョン中のLCTの存在は、LCT −M CT
i1合エマルジョン中の投与された放射能は非放射性LCTエマルジョンによ
る希釈のためMCTエマルジョン中のそれよりも1/4少ないにもかかわらず、
MCT単独に比較して、相当に高い肝臓中のMCT代謝レベルをもたらすことを
示している。この現象を説明するためのどんな理論的仮説に拘束されることを意
図するものではないが、LCTおよびMCT代謝に共通な代謝径路が末梢器官中
に存在し、そのような経路においてLCTsがMCTsにとって代わるものと信
じられる。このことは肝臓のような内臓器官では見られず、その場合には増加し
たLCTsの比はMCT代謝を阻害しない、LCT群についての結果は、LCT
は肝MCT結合部位に対して低い親和性を持っていることを指示する。2時間お
よびそれ以後に発生する上昇した肝放射能レベルは、他の器官によって遊離され
、そして脂肪沈着として非常に低い密度のりボタンバク中に貯蔵されるために肝
臓へ輸送される遊離脂肪酸と、そしてエネルギーのために使用される小割合とに
帰せられる。正味の結果は、MCTエマルジョン中へLCTの添加により、さら
に50%以上のエネルギーの基質が肝臓へ提供可能となる。このことは組m(f
l復および再生を促進することが期待される。同様な結果は腸および腎臓につい
ても期待できる
実施例3
MCT対しCTの比をMCT67%対しCT33%とし、投与量をMCT1.6
g/kgラット体重または混合エマルジョン2.4g/kgとしたことを除き、
実施例2の実験をくり返した。以前の研究におけるように、混合エマルジョン中
のLCTは放射性ではなかった。
サンプリング点は2時間であった。
加えて、と殺直前に心臓穿刺により各ラットから血液サンプルを採取し、血漿を
得た。結果を表2に示す。
この実施例は、LCTの存在下肝臓中へ加えられたMCTの増加したレベルを確
認する。循環するMCTレベルも混合エマルジョンの場合にはより高い、これは
、LCTによる末梢レセプターからのMCTの置換の機能であり、またはLCT
によるMCT結合の阻止であり、それによりLCTが存在しない場合よりもMC
Tを内臓器官に対し長期間および高濃度に提供可能とするものと仮説される。
実施例4
この企図実施例は、内臓創傷患者の栄養補給のため混合エマルジョンの臨床的使
用を記載する。患者は22才の男性自動車事故犠牲者である。救急室において、
患者は重い呼吸困難、腹腔内出血および骨磐複雑骨折に伴う明白なシラツク(b
p 60 /40)を示した。最初の人工呼吸の後、彼は手術室へ運ばれ、そこ
で診査開腹手術が実施された。この操作は肝臓の裂傷からの出血と、小腸の穿孔
を明らかにした。これら裂傷および穿孔は修復され、患者はICU病棟へ入れら
れた。1ないし10日口の間、患者の代謝プロフィルは着実に減少して行く血漿
アルブミン(3〜4■%ないし2.7■%)を示した。血漿ビリルビンは7から
25d/100dへ増加した。肝臓酵素は、アルカリ性フォスファターゼ301
J/7!(正常は17 U/P以下)、5GOT100OIJ/A (正常は5
0tl/N以下) 、5GPT8000/N(正常は40U/I!以下)および
LDH240U/f (正常は98U/j!以下)の範囲の増加した値を示した
。プロトロンビン時間はいくらかは減少した。患者は連続して過グリセリン血症
であった。白血球カウントが上昇し始め、そして血液培養は患者の体温が103
から104″Fへ上昇するにつれて陽性になり、敗血症を示した。患者の意識の
レベルは噌眠から昏睡へ変化した。
患者の減少した内臓タンパク状態と、そして劣化して行く栄#状態の他の指数の
ため、栄養サポートが指示された。穿孔小腸のため1、経口またはチューブ給飼
は指示されなかった。完全非経口栄養補給が栄養を安全かつ効果的に投与し得る
唯一の方法であった。中央静脈カテーテルが患者の上位静脈制へ挿入された。患
者のための栄養サポートは70kcal/kg体重/日のカロリー要求量と、1
.5g/kg体重/日のタンパク (アミノ酸当量)とに設定された。5アミノ
酸源は標準的なアミノ混合物(トラバソルアミノ酸)であった。残りの64 k
ca 1 / kg体体重日日、65%をグルコース、そして35%を20%M
CTエマルジョンと20%LCTエマルジ3ンの物理的混合物として投与された
。MCTとLCTとの割合は、頻繁なアッセイに基づいて下に述べたケトンおよ
び乳酸レベルを最適化するために、LCT30ないし50M量%の範囲内で調節
した。もし乳酸レベルが正常より高ければ、LCTの割合を増したが、しかしケ
トンを上で述べた範囲の下回以下へ減らすほどではなかった。この療法は、毎日
のグルコース摂取7.2■/kg/分、LCT摂取約0.57ないし0.86w
/kg/分、およびMCT摂取約0.97ないし1.3mg/kg1分へ導く、
電解質、ビタミンおよび微量ミネラルは、患者の確立された要求量を満たすよう
に投与された。
患者の状態はこの治療の次の10日間のコースにおいて改善された。臨床パラメ
ーターは、肝臓およびノ」)uJへ向けられたこの特別の除法の結果、肝臓fぎ
復、内臓タンパク回復、および小腸回復を示した。
国際調交報告
□^−’= IICTlu’S 85 / OQL 7 ef
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.異常機能内臓器官を有する患者へ、LCT10ないし50重量%を含ろ残り の脂質がMCTである脂質エマルジョンを非経口的に投与することよりなる方法 。 2.器官は移植器官である第1項の方法。 3.器官は腸である第1項の方法。 4.器官は肝臓以外である第1項の方法。 5.腸は損傷または炎症腸疾患である第3項の方法。 6.器官の病気である第1項の方法。 7.MCTおよびLCTを含有する脂質エマルジョンを患者へ非経口的に投与す る方法において、患者の体液中の少なくとも1種の脂質代謝物の濃度をモニター し、該濃度に応答して、前記脂質エマルジョン中のLCTに対するMCTの相対 的割合を調節することよりなる改良。 8.前記代謝物はケトンまたは乳酸である第7項の方法。 9.前記代謝物はアセトアセテートまたはβ−ヒドロキシブチレートである第7 項の方法。 I0.前記代謝物はアセチルCoA,その代謝生産物、またはそれによってアロ ステリックに阻害される酵素の生産物である第7項の方法。 11.前記割合は、乳酸濃度を正常レベルに、そしてケトン濃度を正常の約1. 5ないし2.5倍に維持するように調節される第7項の方法。
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