JPS61501558A - 中および長鎖トリグリセライドの非経口栄養補給 - Google Patents

中および長鎖トリグリセライドの非経口栄養補給

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JPS61501558A
JPS61501558A JP60500075A JP50007585A JPS61501558A JP S61501558 A JPS61501558 A JP S61501558A JP 60500075 A JP60500075 A JP 60500075A JP 50007585 A JP50007585 A JP 50007585A JP S61501558 A JPS61501558 A JP S61501558A
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ブラツクバーン,ジヨージ エル
ババヤン,ビゲン ケイ
ビストリアン,ブリユース アール
モールデイワー,ライル エル
コツター,リチヤード
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バクスタ−、トラベノ−ル、ラボラトリ−ズ、インコ−ポレイテッド
ニユーイングランド、デイーコネス、ホスピタル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 中および長鎖トリグリセライドの非経ロ栄養補給背景 本発明は肝臓病まはた敗血症患者の完全非経口栄養補給に関する。
それは特に脂質エマルジョンを介するそのような栄養を提供することに関する。
非経口栄養補給のための脂質エマルジョンは商業的に入手することができ、そし て既知の方法によって製造することができる。一般に、そのようなエマルジョン は長鎖脂肪酸のトリグリセライド(LCTs)を使用して製造されている。LC Tsは大豆またはサフラワー油から慣例的に得られる。長鎖脂肪酸は14個以上 の炭素原子、普通16または18個の炭素原子を持つ脂肪酸である。
もっと最近、中鎖脂肪酸のトリグリセライド(M CT s )を含む脂質エマ ルジョンが入手可能となった。MCTsは種としてC8および細胞肪酸(それぞ れカプリル酸およびカプリン酸)を含む脂肪酸のトリグリセライドエステルであ る。このタイプのエマルジョンはヨーロッパ特許出願 Parenteral and Enteral Nut’rition ”■ (4t : 360−366 (1980)に記載されている。上に引用したヨ ーロッパ特許出願は、脂肪含量3ないし30%、LCT/MCT比4/1ないし 1/4.生理的に無害な多価アルコールおよび乳化剤として卵フォスファチドを 含む、ル経ロ用の等張LCT/MCTエマルジョンを開示する。
動物およびヒトへのMCTエマルジョンの経腸投与を含む初期の研究は、MCT sはLCTsについて既知のものと異なる生理的経路によって取り扱われること を示した。詳しい研究は、MCTsは脹脛においてLCTsの加水分解速度より も5倍速い速度で遊離脂肪酸へ加水分解されることが明らかにされた。さらにこ れらMCTから得られた脂肪酸は腸細胞によってLCTから得た脂肪酸よりも2 倍の吸収速度で吸収される。MCTとLCTとの間の最も目立つ差は、利用部位 への輸送のメカニズム、そしてその結果それらの主たる利用モードであることが 示された。MCTから得られた脂肪酸はMCTへ再エステル化されることなく腸 上皮細胞を通過する。それらは次に門脈へ入り、アルブミンに結合し、そしてこ の結合した形で血流中を運ばれる。他方LCTから得られた脂肪酸は、吸収され た後、腸細胞内において再エステル化されたLCTを生成し、そしてタンパクお よびリン脂質で包まれて脂質粒子(乳および脂粒)になってリンパ系および後に 利用組織へ分配のため循環系へ入る。
LCTsと比較して、MCTsはカロリーエネルギーとしてかなり速く利用され るが、しかし組織脂質へは有効に取入れられることがより少ない。MCTsは、 経口投与した持主として肝臓で代謝されるものと信じられるが、LCTsは全身 で代謝れる(Scheig、R:Mediu+a Chain Tri 1 c efldes、 J、R,5enior Ed、 pp 39−49 (196 8) ) *ここで使用する肝臓病なる用語は、減退した肝機能を生ずる肝実質 の一次または二次障害を意味する。この病気の病因はそれに限らないが以下の普 通の障害を含み得る。アルコール性肝硬変、薬物乱用もしくは中毒に対して二次 的な急性肝細胞損傷、チロシン症のような遺伝子欠陥、肝臓への外傷、肝炎、− 人肌硬変、肝膿瘍、Budd−Chiari症候群、ウィルソン病、または−次 もしくは二次肝新生物。
臨床的には肝機能異常は、血清グルタメート−オキザロアセテートトランス、ア ミナーゼ、血清グルタメート−ピルベートトランスアミナーゼおよびビルビリン 、インドシアニングリーンもしくはブロモスルホフタレインクリアランスの減少 、組織生検、および/または脳疾患のような神経学的発現のような、肝機能テス トの増加にμって診断される。ここに定義した肝臓病からは、非経口栄養補給に よって誘発された準臨床的に緩和なそして回復し得る肝機能異常(Eckart  et al、前出)は除外される。
敗血症患者は、準臨床的敗血症または敗血症罹患可能性を持つ患者を含む、この グループの患者は、腹部手術から回復しつつある患者、呼吸器病を持つ患者、お よび膿瘍または感染した創傷のような活動的感染を持つ患者を含む。
肝臓病患者の静脈内カロリー摂取は慢性炭水化物および流体不耐性によって妨害 される。加えて、現在のLCTエマルジョンはカロリー的には高密度であるが、 肝機能異常はしばしば損なわれたLCT代謝能力を伴うので、肝臓病には禁忌で ある。入手し得るカロリー源の欠点を示さない、肝臓表患者のための静脈内カロ リー源に対する需要が存在する。
MCTsはストレス(肝臓病を含む)を受けた患者の栄養のための経口処方に含 まれている。その実例はトラベノール、ラボラトリーズ、インコーホレイテッド によって販売されているトラバソルブ肝処方である。しかしながらそのような処 方物によって放出されるMCTの投与量は、使用指示書に従う時約0.2■MC T/kg体重(BW)/分のオーダーにあって低かった。MCTsは、罹病した 肝臓による不足した胆汁分泌を伴うLCTsの吸収不良を迂回するためにそれら が必要であると信じられている故に、これらの栄養処方へ添加される。し、かじ ながら、この低投与量は、MCTsは肝臓病患者には有害であるという当業界に おける支配的見解によって止むを得ないものと伯じられていた。例えば、N、  Grenberger et al、 ’Ann、 Intprn、 Med、 ”66(4) : 727−734 (1967)を見よ。彼らは“代償機能を 欠く硬変を有する患者からは、そのような患者に対するMCTi法の影響につい てもっと明らかになるまでMCT療法を差し控えることが重要であろう”と言っ ている(同誌732頁)。この禁忌は、一部は中鎖脂肪酸の一次代謝部位として の肝臓の役割に基づいている。肝機能異常は血液中の過剰の脂肪酸の観察された 影響、傾眠、嘔吐および死を避けるのに十分な速度でこれら脂肪酸を代謝するこ とを期待し得ないかも知れない。加えて、MCTsの麻酔効果は肝臓病患者が脳 疾患へ向かう傾向を悪化させることが予期できよう。このようにMCTsは肝臓 病患者のカロリー需要の実質的パーセンテージを提供するには適切であると考え られていなかった。
われわれは今や、MCTsは肝臓病または敗血症を有する患者へ、これまで潜在 的に有害であると信じられていた投与量において有毒な副作用なしに非経口的に 投与できることを発見した。われわれは、M CT sはそのような患者へ、L CTsを有意なカロリー源として供給する時に認められる肝脂肪沈着または細胞 内皮組織系(RES)の効能の減少を生ずることなく、栄養的に適切なカロリー を供給できることを発見した。
翌−−H ここでの改良は、MCTsを含む組成物を肝臓病患者または敗血症患者へ非経口 的に投与することよりなる。さらにそれは、そのような患者へ約0.35 w  M CT s / kg B W /分以上、好ましくは約0゜5ないし2■M  CT s / kg B W /分を投与し、そしてMCTs対しCTsの重 量割合を約3ないし1未満に選定することを含む。
fil (al 脂質の重量の25%ないし75%がMCTsであり、残余がL CTsである脂質と、そして(b)分枝鎖アミノ酸バリン、ロイシンおよび/ま たはイソロイシン、またはバリン、ロイシンおよび/またはバリンのケト類縁体 とを含んでいる。組成物と、そして!2) M CT sと、そして少なくとも 1種の分枝鎖アミノ酸、または好ましくはアミノ酸のモル重量の約35%以上が バリン、イソロイシンおよび/またはロイシンであるか、またはバリン、イソロ イシンおよび/またはロイシンのケトa縁体であるアミノ酸混合物を含む組成物 よりなる。
■狙度説亙 ここで使用されるMCTsは、それぞれ0%ないし3%、50ないし100%、 50ないし100%、および0%ないし3%の重量パーセントの範囲の割合にあ るCs、 Cs、 C1o、および/またはCI2混合物であろう。通常C8お よび伽脂肪酸が約1:3ないし3:1の比で存在するであろう。好ましくは、C G、 C8,CIOおよびC12脂肪酸の比はく22%、65−80%、20− 35%、およびく2%であろう。
MCT組成物は約0. OO5/mEq /g (tJ S P)までの遊離脂 肪酸を含有することができ、約325ないし365の鹸化価(USP)と、約1 .0 glz/ 100 gまでのヨウ素価を持つであろう。色(Lovibo nd、 AOC5Cc 13h、45)は好ましくは1.ORである。不鹸化物 (USP)、ヒドロキシル価(USP)、および重金属(USP方法■)は、そ れぞれ1,0%、10゜0および1Opp+w未満であるべきである。屈折率( USP)および比重(USP)はそれぞれ約1.440ないし1.460、およ び0.920ないし0.960の範囲である。
これら仕様書は臨界的ではない。このタイプのMCT油はヤシ油からのラウリン 油として市販されている。 C6ないしC12中鎖脂肪酸の相対的役割を含む正 確な仕様書は、MCTsが天然資源から得られるのでいくらか変化するである。
MCTsは単独で使用されるか、またはLCTsの少割合と併用して水中油型エ マルジョンの油相に添加される。MCTs対しCTSの割合は、好ましくは重量 で約3=1未満である。しかしながら、唯一の脂質源としてMCTsを含んでい るエルマジヲンが肝臓病患者の栄養補給のための生理的非タンパクカロリー摂取 に使用するのに通している。外科的に誘発した肝臓病を持つ動物(実施例5にお いて開示)は、正常の生理的非タンパルカロリー摂取の実質的割合でのM CT  sの投与において、傾眠または明白な脳疾患症候へ向かう傾向を示さなかった 。約4■MCTs/kg/時までのM’CT投与量を連続ベースで投与できるが 、臨床医は患者の能力に対する最大投与量を個々に決定し、そして嘔吐および唱 眠のような毒性症候を観察することが必要であろう。
正常動物についての研究は、MCT毒性はLCTsのような非タンパクカロリー のある割合を供給することによって緩和できることを明らかにした。MCTsの 与えられた過生理的投与量はMCT毒性症候を生じ得るが、LCTsの大体等し いもしくは小割合を伴った同じ投与量は該症候を発生しないであろう。種々の程 度で傷害あるMCT代謝能力を示す肝臓患者の場合には、MCTエマルジョンは ある割合の、すなわち総脂質の重量の約15%ないし50%のLCTsを含むこ とが好ましい。
MCT含有エマルジッンはLCTs以外の他の物質を含有することができる。こ れらは卵または大豆リン脂質のような界面活性剤、グリセロールのような等張度 調節剤、デキストロースのような炭水化物栄養、電解質、アミノ酸、ビタミンお よび微量ミネラルを含む。
エルマジョン中の油の重量濃度は規約5%ないし20%であり、20%が好まし い。
肝臓病患者に使用するためのエルマジョンの水相に使用するアミノ酸組成物は以 下の特徴の一つ以上を持つであろう。
(a) アミノ酸セリン、グリシン、スレオニン、トリプトファン、グルタミン およびヒスチジンの合計モルパーセントは約8%ないし16%の範囲である。
伽) バリン、ロイシンおよびイソロイシン(またはそれらのケト類縁体それぞ れα−ケトイソバレリアン酸、ケトイソカプロン酸およびα−ケト−β−メチル バレリアン酸)の合計モルパーセントは約35%以上である。
(C)卵白のようなタンパクを基にした標準処方に比較した時、イオウ含有アミ ノ酸、例えばメチオニンの減少した割合。
アミノ酸組成物は最適には必須および非必須アミノ酸を含み、後者のグループは 特にアルギニンおよびヒスチジンである。これら最後の2種のアミノ酸は肝臓病 患者の栄養に望ましいことが知られている。代表的なアミノ酸組成物はWO33 100085として公表されたPCT国際出願に開示されている。肝臓病患者の 栄養に有用であると主張している他の代表的組成物は、米国特許第3,950. 529号、第4,100,293号、第3,832,465号、第4,259, 353号および英国特許第2.037.161Aに開示されており、以上全部を 参照として取り入れる。アミノ酸はタンパク加水分解物としてではなく、望まし くは結晶形で供給される。エマルジョン中に含まれるアミノ酸の量は、MCTお よび/またはLCTカロリーの計画した注入速度における患者の窒素要求量を維 持するのに十分であろう。
エマルジョン中の脂質粒子は約0.15/lll11以下、好ましくは約0.5 戸以下の直径を持つであろう。エマルジョンは無菌であり、そして通常ガラス容 器中に包装される。それらは公知方法によって製造できる。例えば米国特許第3 ,169.094号およびヨーロッパ特許出願第0071995号を見よ。
ここでのエマルジョン中の総非タンパクカロリーへの脂質の貢献度は約20%な いし80%の範囲であろう。このためエマルジョン中のMCTsは、エマルジョ ン中の総非タンパクカロリーの約5%ないし60%を形成するであろう。例えば 40 kcal/ kg B W/日を摂取している体重70kgの男性におい ては、MCT投与量は約0.35■/kgBW/分ないし2.05■/kgBW /分、好ましくは約0.4■/kgBW/分ないし】、OO■/贈BW/分、そ して最適には約0゜5可/kgBW/分ないし0.75■/ kg B W / 分を変化するであろう。
残りの非タンパクカロリーは炭水化物、またはLCTsと炭水化物との混合物で ある。
病院またはユーザーの薬局にとってこのエマルジョンを調製しそして投与する便 利な方法は、市販の設備を使用してエマルジョン成分を無菌混合することである 。MCTおよびLCTエマルジョンは、他の望ましい添加剤、肝臓病栄養に通し た割合のアミノ酸、ビタミン、デキストロースのような炭水化物、塩化カリウム およびナトリウム薬剤のような電解質、および亜鉛イオンのような微量ミネラル の無菌水溶液と混合される。得られる製品は9.上で特徴化したアミノ酸、炭水 化物、そして任意に薬剤、微量ミネラルおよびビタミンを含んでいる水溶液中の M CT sおよびLCTsの無菌エマルジョンである。その代わりに、そして それほど好ましくないが、MCTSおよびLCTsは油として混合し、次に上に 記載した他の添加剤と乳化、混合される。肝臓病患者(シメチジンまたはステロ イド)へ、または敗血症患者(抗生物質)へこれまで慣例的に投与されていた薬 剤をエマルジョン中に含ませることができる。
このエマルジョンは、長期または短期貯蔵のため密封シールされた容器中に包装 し、貯蔵される。エマルジョン中に含まれるべき添加剤は、エマルジョンをどの 位長(貯蔵するかに依存する。ショ糖、アミノ酸およびある種の電解質を含む水 相を持ったエマルジョンについては長期貯蔵が許容される。デキストロースは長 期間貯蔵用に調製したエマルジョン中に含んではならない。エマルジョンは完全 非経口栄養補給の慣用の実際のように、鎖骨下静脈中への注入によって連続的に または非連続的に投与される。LCTおよびMCTエマルジョンが上で論じたよ うに短期間貯蔵のため薬局において合併され、または他の溶液と混合される時は 、それらはLCTエマルジョン混合物の一時的貯蔵のため現在画業的に入手し得 る可撓性容器中に貯蔵することができる。
以下の実施例は単に例証であり、特許請求の範囲を限定するものと考えるべきで はない。通常エマルジョンはガラス容器中に貯えられる。
実施例1 適当な混合容器内において、大体オクタン酸75%およびデカン酸25%よりな るMCT油2.0 kgと、精製した卵リン脂質120gと、グリセロールUS P225gと、注射用水USP適量とを疎エマルジョンが生成するように混合す る。このエマルジョンは次に平均粒径0.75F以下のエマルジョンが生成する ように高圧力において反復してホモジナイズされる。このプロセスの間、エマル ジョンのpHは水酸化ナトリウムによって生理的範囲へ調節される。必要ならば 注射用水USPをもって最終容積は1(N!へ調節され、そしてエマルジョンは ガラス容器中へ口過され、普通の操作によって加熱滅菌される。
実施例2 静脈内混合に通した2iプラスチツクバツグ(トラバマルジョン容器)へ、10 %結晶アミノ酸溶液(トラバソル10%、トラベノール、ラボラトリーズ、イン コーホレイテッド)385d、4%等モル分枝鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイ シンおよびバリン)溶液535d、70%含水デキストロース430d、20% 大豆油エマルジョン(トラバマルジョン20%、トラベノール、ラボラトリーズ 、インコーホレイテッド)63d、実施例1の20%MCT油エマルジョン21 7戴、および適当な電解質、微量ミネラルおよびビタミンを含有する溶液90d を加える。溶液を手で混合し、そして患者への投与に通した注入ポンプへ接続す る。溶液はアミノ酸6.0gと、総カロリー1800kcalを含む。非タンパ クカロリーの65%は含水デキストロースであり、そして非タンパクカロリーの 35%は脂質である。この溶液は入院患者へ72戚/時の割合で24時間にわた って投与することができる。
実施例3 適当な混合容器内において、MCT油約1.5−および大豆油0,5眩と、精製 した卵リン脂質120gと、グリセロールUSP225gと、注射用水USP通 量とを疎エマルシランを生成するように混合する。このエマルジョンは次に平均 粒径0.75・1μ以下のエマルジョンが生成するように高圧力において反復し てホモジナイズされる。このプロセスの間、エマルジョンのpHは水酸化ナトリ ウムによって生理的範囲へ調節される。必要ならば注射用水USPをもって最終 容積は101へ調節され、そしてエマルジョンはガラス容器中ヘロ過され、普通 の操作によって加熱滅菌される。
実施例4 静脈内混合に通した2βプラスチツクバツグ(トラバマルジョン容器)へ、結晶 アミノ酸溶液(トラバソル10%、トラベノール、ラボラトリーズ、インコーホ レイテッド)385mi、4%等モル分枝鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン およびバリン)溶液535蹴、70%含水デキストロース430d、MCT油7 5%および大豆油25%よりなる10%脂質エマルジョン(実施例3)560d 、および適当な電解質、微量ミネラルおよびビタミンを含有する溶液90献を加 える。溶液を手で混合し、そして患者への投与に適した注入ポンプへ接続する。
溶液はアミノ酸60gと、総カロリー1800kcalを含む。非タンパクカロ リーの65%は含水デキストロースであり、そして非タンパクカロリーの35% はMCT油エマルジョン75%および大豆油エマルジョン25%の形の脂質であ る。
この溶液は入院患者へ72mJ2/時の割合で24時間にわたって投与すること ができる。
実施例5 以前に健康なSprague−Dawley CRI : CDラットに同温静 脈吻合術によって肝不全症を誘発させた。端部から側部までの同温静脈吻合(シ ャント)はテフロンチューブを使用して非縫合法によって誘発された。手術後3 週間、ラットはステンレス鋼ケージへ戻され、実験室飼料を自由に消費すること を許容された。この期間の後、動物24匹を一夜絶食させ、そして肝機能を静的 および動的指数によって評価した。結果を虚手術だけを受けた同様な動物20匹 と比較した。
12匹の同温静脈シャントしたラットおよび10匹の虚手術したラットにおいて 、インドシアニングリーンクリアランス、すなわち肝臓胆のう機能の指標を評価 した。
インドシアニン静注15分後、虚手術したラットおよび同温静脈シャントしたラ ットをと殺し、そして結果を表1に要約する。
虚手術274+ 8 351+15 8.9+0.6 9.0+3.3 3.0 5+〇、04*p0.05 肝機能異常が明瞭に証明された。同温静脈シャントしたラットの肝臓重量は虚手 術した動物よりも42%少なく(po、05)、そして血清アルブミン濃度(肝 臓で金成されるタンパク)も有意に減少した(po、05)。肝臓胆のう機能の 動的評価として、インドシアニングリーン保持率は同温静脈シャントラフトにお いて殆ど2倍(pO,05)大きく、減少したクリアランスを示した。
これら評価に加え、肝臓m網内及組織系機能が12匹の追加の同温静脈シャント ラフトおよび10匹の虚手術ラットで評価された。
バクテリア5X108cfuの静脈内挑戦の後門制静脈シャントラット中の生き たPseudo+oonas aerugtnosa P4の血中濃度は、虚手 術群よりも約10倍(対数1)大であった。(表2)(po、005)。
バクテリアを追い出す能力は同温静脈ラットにおいては減少したが、ひ臓がPs eudoIIIonasを閉じ込める能力は著しく増加し、該器管の補償的役割 を示した。
血液画面(対数濃度) 器管閉じ込め 0° 30 60’ 肝臓 ひ臓 虚手術 7 4.5+0.3 3.0+0.3 35+2 6+1*pO,05 従ワて、ラットにおける同温静脈シャントモデルは、多くの点においてヒト肝臓 病に見られる臨床的状態に似ている肝不全症を発生した。
28匹の雄Spraque−Dawley CRI : CDラットが同温静脈 吻合術およびひ塵除去を受け、それらの代謝ユニットへ3週間戻された。回復期 間の後、ラットは4日間完全非経口栄養補給を受けるためランダム化された。す べてのダイエツトは、デキストロースのみを300 kca l / kg B  W / dayを受けたデキストロースのみの群くDのみ)を除いて、300 kcal/kgBW/dayおよびアミノ酸12.5 g /dayを放出した 。動物の1群は非タンパクカロリーの全部をデキストロースとして受けたが(A A+D)、残りの2群はそれらの非タンパクカロリーの半分を脂質として受けた 。脂質群の1つはその脂肪カロリーを大豆油(LCT)エマルジョンとして受け たが(AA+D+し)、残りの脂質群は脂肪カロリーの半分を実施例1020% MCT油エマルジョンとして、そして他の半分を20%大豆油エマルジョンとし て受けた(AA+D+PM)。
AA+D +PM 3.2 + 0.3 85 + 14 5.7 + 2.2  61 + 14八八十〇 +LCT 3.0 + 0.5 84 + 15  6.1 + 1.2− 20 + 35*p O,05vs AA+D 表3に要約した結果は、MCTエマルジョンと大豆油エマルジョンの50 :  50分離的混合物(PM)を与えた同温静脈シャントラントは、アルブミン(肝 分泌タンパク)の最高血清レベルを有すること、および血清アルブミンレベルは グルコースのみを与えた動物において最低であることを示した。加えて、肝細織 検査(ヘモトキシリンおよびエオシン染色後)は、デキストロース療法(AA+ DおよびDのみ)を注入したラットからの肝臓胆のうにおいてグリコーゲンの著 しい浸潤を示した。対照的に、それらの非タンパクカロリーの全部を大豆油エマ ルジョンおよびグルコースとして与えたう7 ) (AA+D+LCT群)にお いては、クラブエル細胞中の増加した脂質の閉じ込めが観察された。非タンパク カロリーをグルコースおよび大豆およびMCT油エマルジョンの物理的混合物と して与えられたラット(AA+D+PM)は正常肝臓生理を持っていた。
大豆油エマルジョンおよびMCT油エマルジョンの50 : 50物理的混合物 を与えられたラットの改良された肝臓形態およびアルブミン濃度は、完全経口栄 養補給の成分としてのMCTsは肝機能異常時の効果的なエネルギー源であると の結論を支持する。
m網内及組成系機能に対するMCTエマルジョンの影響が、ひ塵除去も受けた2 4匹の追加の同情静脈シャントラッドにおいて検討された。同温静脈吻合および ひ塵除去7週間後、すべての動物は200 kcal/ kg B W/ 1日 とアミノ酸8.3 g/kgBW7日を放出する飼料を受けた。脂質は総非タン パクカロリー摂取の50%を10%大豆油エマルジョン(AA+D+LCT)ま たは10%MCT油エマルジョン(AA+D+MCT)として与えた。これらの 完全非経口栄養補給コースの後、細網内皮組織系機能を評価するため、E。
Co11の体重関連投与量を静脈内投与した。
(以下余白) *p O,05vs PC3+AA+LCT窒素バランスには差が観察されなか った(表4)、しかしながら、肝細網内皮組織系阻害の指示である減少したバク テリアクリアランスおよびE、 coliの肝臓取り込みが、脂質カロリーを大 豆油エマルジョンとして与えた同調静脈シャントした牌切除ラットに見られた。
そのよう結果は、MCTsなしのLCT油エマルジョンの投与は肝不全症の間道 効果を持ち得ることを示している。対照的に、静脈内MCRエマルジョンは窒素 バランスを等しくよく支持し、そして画面症の間肝臓中の微生物の閉じ込めを改 善するために肝細網内皮組織系機能をより良く支持し得る。
実施例に の企図実施例は、肝臓病患者−・非経口栄養を供給するのにMCTエマルジョン の使用を示す。
47オの白人男性(62に+r)が膿妄および吐血のため入院した。
この患者はアルコール乱用の25年の歴史を持ち、そして以前の入院で生検によ ってアルコール性硬変が証明された。胃鏡検査は、大きい食道静脈瘤の存在を指 示した。
患者の実験質分析は、代償不能アルコール硬変に対して二次的な静脈瘤出血の臨 床的診断を確認した。総ビルビリンは7■/dJ、(正N 1 +eg / d l以下)、血清グルタメートオキザロアセテートトランスアミナーゼは80υ/ I!(正常15071以下)であった。血清グルタメートピルベートトランスア ミナーゼは155LI#(正常150//以下)であり、そして血清ガンマグル タリルトランスアミナーゼは1800/N(正常30U、#以下)であった。ヘ モグロビンは7.5g/、f!(正常14−16g/lであった。
血清アルブミン濃度は1.9g、#J(正常3.5g/d1以上)であり、総タ ンパクは4.4g/a(正常6g/d1以上)であり、内蔵タンパク消耗を示し ていた。血清アミノ酸パターンの異常も明らかであり、L−チロシンは274ナ ノモル/IIII!(正常50−100ナノモル/献)であり、そしてL−フェ ニルアラニンは332ナノモル/戴(正常50−100ナノモル/戚)であった 、血清芳香族対分枝鎖アミノ酸の比は2.74であり、正常値は0゜80以下で ある。
患者の精神状態はグレード■からグレード■昏睡へ変化し、そして患者は重いア スリキシスを有していた。入院後2日間にネオマイシン2gを1日2回、そして 10%ラクトース20戴を1日3回投与したa惣性アルコール禁断症のため、患 者の臨床コースはアルコール誘発諒妄の存在によって複雑化された。
患者の減少した内蔵タンパク状態のため、栄養サポートが推奨された。減退した 精神状態および詭妄の存在のため、経口摂取は推奨されなかった。静脈瘤出血の ため、経鼻給餌チューブの使用は禁忌であった。臨床医は完全静脈内栄養補給を 推奨し、鎖骨下カテーテルが上方大静脈へ挿入された。
この患者のための栄養サポートは、総カロリー摂取30kcal/kgBW/日 およびタンパク(アミノ酸当量として)1.0 g/kgBW/日に設定された 。アミノ酸源は、総分岐鎮分が総アミノ酸の重量で50%となるように分枝鎖ア ミノ酸ロイシン、イソロイシンおよびバリンを補給した標準アミノ酸混合物(ド ラバソールアミノ酸)であった。
残りの26 kcal/ kg B W/日は65%を含水グルコースとして、 そして35%を20%MCT油エマルジョンおよび20%大豆油エマルジョンの 物理的混合物として投与された。脂質カロリーの75%は中鎖トリグリセライド 油エマルジョンとして投与され、脂質カロリーの25%は大豆油エマルジョンと して投与された。含水グルコースの実際の1日当たり摂取量は3.5■/kg/ 分であり、大豆油エマルジョンのそれは0.174■7′−7分であり、MCT オイルエマルジョンは0.585■/睦/分であった。電解質、微量ミネラルお よびビタミンは患者の確立された要求をみたすように毎日調節された。
全体の処方は鎖骨上静脈カテーテルを通じて72mλ/時の割合で24時間に渡 って液1720dを連続的に開始する治療コースで投与された。患者の状態はこ の実施例の療法による治療後改善されたと考えられた。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1肝臓病患者へ、MCTs対LCTsの比率が約1:3ないし3:1の範囲であ るMCTsおよびLCTsを含む組成物を非経口的に投与することよりなる方法 。 2.MCTsは約0.35mgMCTs/kgBW/分より大きい投与量におい てコンスタントな注入によりエマルジョンとして投与される第1項の方法。 3.投与量は約0.5ないし2mgMCTs/kgBW/分の範囲である第2項 の方法。 4.患者の総非タンパクカロリー要求の約5%ないし60%を供給するのに十分 なMCTsが投与される第1項の方法。 5.患者の総非タンパクカロリー要求の約15%ないし60%がMCTsによっ て供給される第1項の方法。 6.MCTsはアミノ酸および炭水化物含有水溶液中のエマルジョンとして投与 される第1項の方法。 7.炭水化物はデキストロースである第6項の方法。 8.溶液は必須および非必須アミノ酸の混合物を含有している第6項の方法。 9.混合物中のアミノ酸セリン、グリシン、スレオニン、トリプトファン、グル タミンおよびヒスチジンの合計モルパーセントは約8%ないし16%である第8 項の方法。 10.混合物中のバリン、イソロイシンおよびロイシンの合計モルパーセントは 約35%以上である第8項の方法。 11.該パーセントは約40%ないし60%である第10項の方法。 12.溶液は少なくとも1種の分枝鎖アミノ酸を含有している第6項の方法。 13.MCTsは、α−ケトイソバレリアン酸、α−ケトイソカプロン酸および /またはα−ケトーβ−メチルバレリアン酸を含む水溶液のエマルジョンとして 投与される第1項の方法。 14.MCTsはカプリル酸およびカブリン酸のトリグリセライドを含む第1項 の方法。 15.MCTsはカプリル酸およびカプリン酸のトリグリセライドより実質的に 構成される第1項の方法。 16.カプリル酸対カプリン酸の比は約3対1ないし1対3の範囲である第14 項の方法。 17.エマルジョンは1.0μm以下の平均粒径を有する脂質粒子を含み、そし てLCTsおよびMCTsは別々の脂質粒子に存在するか、または各粒子がLC TsおよびMCTsの混合物である第2項の方法。 18.MCTsは約325ないし365の齢化価と、そして約10以下のヒドロ キシル価を持っている第12項の方法。 19.少なくとも1種の分枝鎖アミノ酸または分枝領アミノ酸ケト類縁体を含ん でいる水溶液中のMCTsおよびLCTsのエマルジョンを含む無菌組成物。 20.炭水化物をさらに含んでいる第19項の組成物。 21.溶液は必須および非必須アミノ酸の混合物を含有している第19項の組成 物。 22.混合物のアミノ酸セリン、グリシン、スレオニン、トリブトファン、グル タミンおよびヒスチジンの合計モルパーセントは約8%ないし16%である第2 1項の組成物。 23.混合物の分枝鎖アミノ酸の合計モルパーセントは約35%以上である第2 1項の組成物。 24.該パーセントは約40%ないし60%である第23項の組成物。 25.分枝鎖アミノ酸類縁体はα−ケトイソバレリアン酸、α−ケトイソカプロ ン酸またはα−ケト−β−メチルバレリアン酸である第19項の組成物。 26.LCTsおよびMCTsは別々の脂質粒子中に存在している第19項の組 成物。 27.各粒子がLCTsとMCTsとの混合物である第19項の組成物。 28.容器中に密封シールされている第19項の組成物。 29.相対的重量比率で (a)MCTs約2.5ないし187 (b)分枝鎖アミノ酸約12.25ないし105(c)LCT約7.8ないし1 87 を含んでいる無菌エマルジョン。 30.第29項の組成物を肝臓病患者へ注入することよりなる方法。
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