JPS61500421A - 筆記用具 - Google Patents

筆記用具

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JPS61500421A
JPS61500421A JP59504383A JP50438384A JPS61500421A JP S61500421 A JPS61500421 A JP S61500421A JP 59504383 A JP59504383 A JP 59504383A JP 50438384 A JP50438384 A JP 50438384A JP S61500421 A JPS61500421 A JP S61500421A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 □ この発明はスリーブ状ハウジングおよび該ハウジング材料筆記素子を有する筆記 用具に関し、スリーブ状ハウジングと該ハウジング内に配置された筆記素子とを 備え、上記筆記素子のチップ部を筆記自在状態とした筆記準備位置と上記ハウジ ングに引き込まれる収納位置間で移動可能とされ、上記筆記素子のチップ部に隣 接したハウジング部が筆記準備位置において半径方向に分離して拡張するととも に収納位置において互いに連結して当該ハウジングのチップ部側を閉じるように した複数のセグメントから形成した筆記用具に関するものである。
この種の筆記用具は、例えば西独国特許出願公開公報第2.751.304号に より知られている。この公知の筆記用具において、当該筆記素子の収納位置にお いて筆記用具ハウジングのチップ側で閉じるようにされた各セグメントは当該筆 記用具のハウジングと一体的に形成されている。これらのセグメントの閉じ力は 、収納位置から筆記準備位置への移行過程において各セグメントが当該ハウジン グ材料の弾力に抗して筆記素子における対応肩部を介して分離拡張された際に該 ハウジング材料の弾性により発生する。筆記素子が筆記準備位置から収納位置に 引き込まれた時、筆記索子における各肩部が再び各セグメントを解放し、今度は 各セグメントはそれらの弾性に基づいて半径方向に内方に向かって運動する。こ の公知の機構は非使用時に筆記素子もしくは描写素子のチップ部またはペン先を 保護するためのものである。
この公知の筆記用具は、非使用時にペン先が機械的損傷から保護されるけれども 当該筆記素子のペン先の乾燥を有効に防止すべく収納位置において当該ハウジン グのペン先側を密封するように各セグメントを互いに緊密に近付けて配列するこ とが出来ないという重大な欠点があった。
・更に、上記公知の筆記用具において材料の弾性のみが閉じ圧力を保証するもの であるので、時間の経過による当該材料の疲労に基づき当該用具のペン先部の閉 じ能力が減退するであろう。
従って、この発明は上記問題点に鑑みて前述したような形式の筆記用し易い、例 えばフェルト−チップペン、墨汁あるいは絵具インクペン、万年筆、キャピラリ ー筆記ペン、墨汁もしくは絵具インク筆またはその類似物等の筆記素子あるいは そのペン先が当該筆記素子の収納位置において乾燥するのを有効に防止するよう にしたものである。
この問題点は上述したような形式の筆記用具に関するこの発明により解決される 。即ち、この装置にいて、ハウジングが外スリーブと該外スリーブ内において実 質的に該外スリーブに対し軸方向に制限限度まで移動可能に配置された内スリー ブとを備え、上記ハウジングの閉鎖部を形成する各セグメントが上記内スリーブ に装着されるとともにその一部分が上記外スリーブの外部に横たわり、上記各セ グメントが圧縮力により半径方向にかつ外方に突出し、上記外スリーブの外側に 横たわる上記閉鎖部の一部分が実質的に該内スリーブの直径に至り上記ハウジン グの内方に向かってテーパー状とされた該外スリーブのチップ部またはペン先端 部の内径よりも大きい外径を有し、上記内スリーブが上記外スリーブに取り付け られたスプリングを介して収納位置に向かう方向にバイアスされ、該スプリング 圧力が上記閉鎖部のテーパ一部と上記外スリーブのチップ部側開口間の相互作用 により上記各セグメントを半径方向に閉じる力に変換され、上記内スリーブが操 作素子を介して上記スプリングの力に抗して軸方向に変位可能に構成される。
この発明の筆記用具において、閉鎖部または閉鎖部の各セグメントの閉じ力は当 該材料の弾性または復元性によるのではなく所要に応じて選択されかつ閉鎖チッ プと筆記用具のハウジング間の協働に基づき閉じ力に変換されるスプリング力に より確保される。この結果、適宜に密封状封止する閉じ力が生成されるとともに 維持される。もし必要であれば疲労した時、付勢スプリングを何ら問題もなく取 り替えることができる。
更には、最初に閉鎖部を開きかつその後にのみ筆記素子を前方に移動させるよう にして当該筆記素子チップと閉鎖部との衝突が有効に防止される。
筆記用具がその自重により筆記準備位置または収納位置に設定されるような場合 、筆記準備位置において筆記素子を固定できるように中間スリーブの各ビードと 協働する筆記素子の軸方向の移動を制限するように当該筆記素子に複数の突起を 設けるようにすると有利なちととなる。これらの突起は筆記素子の前方部に押し 圧されるように適用される分離作用スリーブに設けるとともに筆記素子の交換時 に当該ハウジング内に残留するようにすると有利なものとなる。
また、ハウジングに収納位置において閉鎖部会体にわたって係合する伸張部を設 け、このようにしてそれを機械的損傷から保護するようにすると有利なものとな る。
筆記素子がハウジングに取り付けられたスプリングを介して収納位置に向けてバ イアスされるとともに該スプリング力に抗して操作素子をシフト機構を作用させ ることにより当該ハウジングに対し筆記準備位置に固定されるようにした公知の 形式の筆記用具において、上述した問題点は、ハウジングに対し筆記素子をバイ アスするスプリングを内スリーブに取り付け、シフト機構を外スリーブと係合し 内スリーブに対し筆記素子をバイアスする復帰力を外スリーブに対し内スリーブ をバイアスするスプリングの復帰力より小さくし、各セグメントと一方では筆記 素子または他方では外スリーブ間の相互作用により筆記準備位置において外スリ ーブに対し内スリーブを固定するようにして有利に解決された。
中間スリーブおよび筆記素子を収納位置から筆記準備位置に変位させかつ両者を 該筆記準備位置に固定するには、実質的に公知のあらゆるシフト機構を用いるこ とができる。
この場合、筆記素子に複数の制御突起を設けると有利である。これらの制御突起 は筆記準備位置において中間スリーブと独立的に当該筆記素子を固定するシフト 機構と協働するようにされる。このシフト機構は分離シフトリングを構成すると 有利であり、該シフトリングは中間スリーブと外スリーブ間で長手方向に移動可 能とされかっ該外スリーブの内面に設けられた案内溝および操作素子に設けられ たシフト歯と協働するようにされる。
この場合、中間スリーブに各制御突起を通過させるためのスリットを設ける一方 、操作素子に凹所を設け、該凹所に中間スリーブの端縁部を嵌合させて安定化を 図ると有利なものとなる。
変形例において、シフト機構がハウジングの内スリーブと係合され、したがって 内スリーブに対し筆記素子をバイアスするスプリングの復帰力が外スリーブに対 し内スリーブをバイアスするスプリングの復帰力よりも大きくされる。
各スプリングは以下の大きさにすると有利である。即ち、操作素子を作動させた 際、最初これらの2つのスプリングへの圧力はハウジングに対し中間スリーブを 支持するスプリングにのみ作用し、このようにして閉鎖部が適宜に開かれるまで 当該筆記素子が中間スリーブに対し相対的に移動できないような大きさのものと される。
更に、これは閉鎖部の各セグメントの内部に設けられかつ筆記素子における対応 する肩部と係合する複数の突起により支持され、よって当該閉鎖部が十分に開か れるまで肩部が中間スリーブに対し軸方向に相対的に移動しないようにされる。
ハウジングに対し中間スリーブを支持するスプリングの移動行程は当該スプリン グの幾何学的寸法または中間スリーブの軸方向の変位、したがって当該スプリン グ行程を制限する中間スリーブにおける制限突起により限定することができる。
シフト機構の一部は、特に筆記素子と一体的に形成すると有利である。
この場合、中間スリーブは短い半スリーブとして形成することができ、後方に向 けてフランジを設け、該フランジに筆記素子に対し中間スリーブを圧縮するスプ リングを摺動リングを介して取り付けるようにすると有利である。
更に、中間スリーブにもう1つのスリーブを同軸状に設けると有利である。この スリーブは筆記素子に代えて中間スリーブに対しバイアスされる。上記中間スリ ーブはスプリング力に抗して中間スリーブにおける適宜な各突起またはと一部を 介して拘束するようにすると有利なものとなる。更に、上記中間スリーブ内に万 年筆機構を設置するようにすると有利である。
特に簡単にカートリッジまたは筆iI2素子の交換を行えるようにするために、 この場合中間スリーブの後方端部が開放されかつ当該カートリッジまたは筆記素 子に引き抜き用の把持膨大部が設けられる。
各セグメントの密封作用を改善するために互いに連結するそれらの縁部にシール 材および/または互いに相補的形状部を設けると有利である。
シール効果および乾燥防止効果をさらに改善するために各セグメントの筆記素子 に対面する側に収納位置において互いに封止状に封止ビードセグメントを取り付 け、このようにして互いに各セグメントの縁部を連結して当該筆記素子チップ部 を包囲する密封チャンバを形成すると有利である。
いずれの場合にも、セグメント縁部3二設けた各シール材が単にセグメントチッ プから封止ビードセグメントの高さ位置まで延在するようにすると十分でありか つ有利なものとなる。これは、閉鎖部のもう1つの膨大部に配置するだけでよい から簡単にその一部から全閉鎖部を形成するようにして行なわれる。
特に、各個別セグメントが分離されかつ中間スリーブに対し取り外し可能に固定 された中間リングに装着されかつ保持されるようにすると有利である。このリン グは弾性材料から形成すると有利であり、そこでは各セグメントが当該中間リン グの軸に対し外方に向けて傾斜して取り付けられ、このようにして中間リングの 弾性により各セグメントを半径方向への圧縮を保持するようになっている。
また、収納位置において各セグメントの対向位置に封止リング(23′)もしく はコーティング(71)を設けて各セグメントの内面を相互に連結し、このよう にして封止リングと一緒に当該筆記素子のチップ部を包囲する密封チャンバ(6 )を形成する上うにすることもできる。
封止リングまたは封止コーティングを備えt二替チップを形成すると各セグメン トの内面が各ビード素子を封止することなく製作することができ、これによりこ れらの製作が非常に容易となり有利である。さらに、この発明の構成により甘心 が挿入される毎に同時に筆記素子のチップ部を包囲するチャンバ用の新しいシー ル材が供給される。また、封止リングは収納位置において筆記素子を確実に保護 する役目をするようにできる利点がある。
この発明に上れば、特に簡略化した筆記用具の一例が提供される。即ち、この装 置において各セグメントの内面領域が稍補的に筆記素子のチップ部を形成するよ うにされかつ収納位置においてせ心チップ部自体を封止状に取り付けるようにな っている。これによりどのような封止ビードの設定も不必要なものとし、さらに は当該筆記用具の製造が簡略化される。各セグメントと甘心チップ間のシール作 用を改善するためl二、各セグメントの内面がゴム弾性材から製作されまたはゴ ム弾性材コーティングが設けられる。同様にして係合領域における甘心チップの 表面がゴム弾性材から形成するようにしてもよい。
この発明の万年筆用の最も好ましい筆記素子例において、内スリーブ(74)が 部分的にシェル状に形成されるとともにセグメントチップ(8′)が部分的にシ ェル状に形成された閉鎖部として一体的に形成され、該シェル状閉鎖部が弾性的 に外方に圧縮された中継部を介して内スリーブと接続される。
閉鎖部を部分的にシェル状形態とすることにより最良の方法(こより万年筆ペン 先と適合させることができる。さらに、閉鎖部の一体形成書こより非常に製造を 簡略化することができる。
内スリーブをセグメントチップと一体形成し、このようにしてl製造行程のみを 必要とする利点がある。
閉鎖部におけるチップ側チャンバの良好な封止を確実なものとするために、封止 ビード素子が収納位置において当該筆記素子のチップ部薯こ封止状に取り付けら れるように設置することができる。また、この封止ビードセグメントは閉鎖部材 または閉鎖部と一体的に形成するようにしてもよい、・ 上述したような形式の筆記用具において閉鎖部材または閉鎖部を幾つかのセグメ ントから構成するようにすると、各個別セグメントの縁部を薄い壁厚の弾性セグ メント結合部材を介して互いに結合すること力(できるとともに収納位置におい て該各弾性セグメント結合部材を内方1こ収めることができるので有利である。
これは、第1に各セグメント縁部に最早シール材を設ける必要がなく、第2に側 面に向かって完全な緊密シールが確実なものとされる利点がある。
上述した形式の筆記用具を更に改良することができる。即ち、異なった径寸法の 2つのシリンダを互いに接続して内スリーブを形成し、小径のシリンダの外部に 1つのスプリングを設置するとともに大径のシリンダの内部に他のスプリングを 設置して構成される。この実施例は筆記用具、特に当該筆記用具の外ハウジング の外径寸法を小さくすること力(でき、それにより筆記用具全体を細くかつ美麗 な外観にすることができるという優れた利点がある。
さらに、上述した形式の筆記用具における8替えを簡略化するために、外スリー ブ(1)を後方に向けて開放するとともに収納位置において内スリーブ(7)を 上記外スリーブ(1)の後方に突出させるようにすると有利である。外スリーブ の後方に内スリーブを突出させることによりねじを介して前方部と接続された内 スリーブの後方部のねじを緩めることにより最初外スリーブにねじ締めを行うこ となく甘心の交換を行うことができる。これは甘心の挿入を非常に容易なものに する。
また、この発明の筆記用具の各セグメントの閉じ作用が改善される。
即ち、閉鎖部の外面が長手方向軸に対し異なった傾斜度をもって2段階状に後方 にテーパー状とされ、傾斜度の低い方の部分がチップ部またはペン先と対面する ようにされる。この発明による2段階傾斜形態は2段階閉じ作用を確実なものに する。筆記用具を閉じた際、外スリーブのチップ側自由端部が最初閉鎖部または 閉鎖部分の大きく傾斜した外面部と接触する。これにより、当該筆記素子は閉鎖 部が半径方向へ移動する前に内スリーブ内に完全に移動し、次いでその移動が明 瞭に傾斜した際に急速に行なわれる。一方、第2閉じ段階において閉鎖部材の外 面が緩く傾斜することにより各セグメントに対し互いに大きな閉じ圧力が達成さ れる。この結果、この発明の各セグメント素子のシール効果が更に改善される。
この発明の筆記用具、特にキャピラリー筆記用具用の閉じ機構を用しすると、セ グメントチップの内面に当該チップ用のシール面および螺旋状出口が設けられ、 内スリーブが若干軸方向に変位して当該筆記素子と接触した後、該筆記素子に作 用しかつ軸方向に変位させる上うζこ設!ヤすると有利である。第1に、当該チ ップお°よび螺旋状出口用のシール面を設けることは筆記用具の収納位置におい てキャピラリーあるc’l!螺旋状出口からインクもしくはその類似物が全く漏 れ出なL%ようにすること力(確実に行えることである。第2に、この発明の操 作素子の形状書こより、IiA]えば墨汁ペン等の場合であってもブツシュ機構 による操作の簡略化を確実に達成できることである。上記操作素子が筆記素子と 接触する前に該横作素子を内スリーブに作用させることにより、シール面力(固 定されたセグメントチップの半径方向の開放運動を開始する前lこギヤピラ1ノ ーチツプおよび螺旋状出口は当該シール面を確実に解除すること力(できる。こ れはキャピラリーチップのいかなる変位をも防止する。この発明の箪8己用具の 形状に依り、i失する危険性のあるキャップを要することなく当該筆記用具の緊 密な完全シールを行える墨汁またはキャピラリー形筆記用具を提供することがで きる。
以下に、上記筆記用具の7つの実施例を添付図面にしたがって説明する。
第1図は上記筆記用具の閉じ位置あるいは非動作位置における縦断面図である。
第1a図は第1図の筆記用具の筆記位置における縦断面図である。
第2図は筆記用具の他の実施例の縦断面図である。
第3図は筆記用具のもう1つの実施例の閉じ位置における縦断面図である。
第3a図は第3図の筆記用具の筆記位置における縦断面図である。
第4図は第3a図の筆記用具の横断面図である。
第5図は第3図の筆記用具における中間スリーブ(7)の後方部の縦断面図であ る。
第6図は第3図の操作素子(並びに加圧およびシフト素子X1l)の前方部の部 分縦断面図である。
第7−7c図は上記筆記用具の他の実施例の休止、シフト等の種々の状態時にお ける縦断面図である。
第8図は上記筆記用具の更にもう1つの実施例の休止位置における縦断面図であ る。
第8a図は第8図の筆記用具の筆記位置における縦断面図である。
第9図は第8図の筆記用具の横断面図である。
第10図は第8a図の筆記用具のチップ部の横断面図である。
第11図は第8図の筆記用具におけるシフト機構における案内溝(51)の平面 図である。
第12図は第8図の筆記用具のペン先またはチップ部の正面図である。
第13図は第8a図の筆記用具のチップ部の正面図である。
第14図は上記筆記用具の更に他の実施例の休止位置にける縦断面図である。
第14a図は第14図の筆記用具の筆記位置における縦断面図である。
第15a−h図は上記筆記用具のチップ部の種々の実施例の詳細図(部分断面図 )を示す。
第16図は第15d、L 5f、l 51C図に対応する正面図である。
第17図は第15e、15b図に対応する正面図である。
第18図は第15a% 15b、15a図に対応する正面図である。
第19図は上記筆記用具のチップ部における密封チャンバ(セグメントチャンノ りを説明するための部分断面図である。
第20図は第19図に対応する密封状セグメントチャンバの封止ラインの概要図 である。
第21図は第19図および第20図の(分割密封状セグメントチャンバを備えた )筆記用具のチップ部の一部切欠く部分)斜視図である。
第22a−i図は第27−7c、8.8a、14.14a、23および23a図 の実施例の連続動作および連続移動動作の説明図である。
第23図は上記筆記用具の更に他の実施例の部分縦断面図である。
第23a図は第23図の筆記用具の筆記位置における部分縦断面図である。
第24図は上記筆記用具の更にもう1つの実施例の部分横断面図である。
第25図は第23図の筆記用具のチップ部の正面図である。
第26図は第23a図の筆記用具のチップ部の正面図である。
第27図は第23図の筆記用具の閉鎖部材もしくは閉鎖部(8)から一部切り出 した1つの曲げ曲げセグメント(34)の部分図を示す。
第28−28a図は上記筆記用具の実施例の休止、移動位置等の縦断面図である 。
第29図は上記筆記用具の更に他の実施例の縦断面図である。
第30図は上記筆記用具のもう1つの実施例の部分縦断面図である。
第31図は上記筆記用具の更に他の実施例の閉鎖部の縦断面図である。
第32図は上記筆記用具のもう1つの実施例の閉じたチップ部の正面図である。
第32a図は第5図のチップ部の開状態における正面図である。
第33図は上記筆記用具の更に他の実施例の縦断面図である。
第1図(又は第1a図)に表わされた筆記用具の実施例は、好ましくは2つの部 分からなるスリーブ状ハウジングl及び31と、そのハウジンとともにその後端 に操作素子15を備えた中間スリーブ7と、この筆記用具内に配置され、一般に 蒸発しやすい液状筆記剤を含む筆記素子2とを備えている。
第1図に示すように、筆記素子2は例えばフェルトペンのせ心である。
密封閉鎖部8は、通常2個、好ましくは3〜10個の半径方向にかつ外方バイア スされかつ膨張可能に曲げられたセグメント34を含み、これら複数のセグメン ト34は復元力のある又は弾力的な材料から成るとともに外側からスリーブ状ハ ウジングlの内方に伸延しかつチップ部と対面する閉鎖部8の端部において互い に緊固に接続されている。
閉鎖部材又は閉鎖部8は、ねじ、差込継手等の連結部材42を介して中間スリー ブ7に取り付けられている。中間スリーブ7は半径方向の突起36により、ハウ ジング1の肩部37に支持されるスプリング9を介してチップ部と反対の方向に 付勢され、それによって中間スリーブ7に連結され、その一部がハウジングlの 外方に配置される閉鎖部8はハウジングlの内方に引っ張られる。
閉鎖部8のチップ部5はハウジングlの外部に突出しているので、チップ部5の 外径はハウジング開口44の内径より大きく、このチップ部5からハウジングの 内方に向けて閉鎮部8は次第に細(なってその外径がハウジング開口44の内径 より小さくなる。ハウジング開口44のこの傾斜部における各曲げセグメント3 4は、半径方向内方へ同程度にかつそれらの圧縮前の曲げ状態と同一度に圧縮さ れている。圧縮スプリング9を通して中間スリーブ7又は閉鎖部8に作用し、ハ ウジング開口44の閉鎖部8への作用によって閉鎖部8を半径方向にかつ内方に バイアスさせる軸方向の圧力は、閉鎖部8の各曲げセグメント34の半径方向に かつ外方に作用する曲げ圧力の和より大きくなるようにしなければならない。そ の結果、閉鎖部8の各曲げセグメント34が結合して、筆記に使用される筆記素 子2のペン先26を外部から密封する継ぎ目のない分割キャップが形成される。
他の図面(例えば第21図、第12図、第9図)により詳細に示すように、曲げ セグメント34はガスシールを助けるために、交互にシール部材、例えば弾性シ ール材からなる側面コーティング22(第21図)を備えるようにしてもよい。
更に、同様にして軸方向に圧縮された曲げセグメント34は継ぎ目のない互い結 合する封止ビードセグメント23に接続され、これら封止ビードセグメント23 は筆記素子2のペン先26の背後で筆記素子2の端部4をシール状態で支持する 。これにより、ハウジングl又は中間スリーブ7内に蒸発しやすい筆記素子のペ ン先26を緊密にガスシールすることができる。
曲げセグメント材34と封止ビードセグメント23による2種類のシール機能の 組合わせにより、筆記素子2の図示された閉鎖部において、前方又は外方のシー ルと後方又は内方のシールとがなされることになる。
その結果、シールチャンバ6は、全ての側が密封され、蒸発しゃすい筆記素子の チップ部26を包囲するとともに(第20及び21図により明瞭に示されるよう に)、例えば筆記素子2の端部におけるあらゆる空気供給用の穴39も筆記用具 の密封チャンバ6に収容さる。
密封チャンバ6を形成する閉鎖部8つまり曲げセグメント34と封止ど一ドセグ メント23の作用のモードが関係づけられ、これらの作用モードは中間スリーブ 7の作用モードと同様にして本発明の筆記用具の全ての実施例におけるものと基 本的に同じである。但し、単に筆記用具の緊密なガスシール状態の確立について 言えば、他の可能性も考えられる。
本実施例(第1図)における封止ビードセグメント23は又、閉鎖位置において 、筆記素子2が筆記用具内で揺れたりすべったりすることから保護する機能を存 し、それにより、筆記素子のチップ部26が損傷することを防止できる。
筆記用具の操作を開始するには、中間スリーブ7に接続された操作素子15が押 し下げられ、軍記用具がそのペン先が下降するように把持される。閉鎖部8のチ ップ部5へのハウジング開口44の圧力が除去される結果、曲げセグメント34 は、該曲げセグメント34に接続される封止ビードセグメント23が筆記素子2 から半径方向に充分遠く離れるまで半径方向にバイアスされて拡張する。これに より、作用スリーブ43に結合された筆記用具2はその自重(及び作用スリーブ 43の自重)の作用に基づきハウジングlから筆記用具のチップ部26の方向に 降下する。
この筆記用具2の降下は曲げセグメントの半径方向の突起38に当接する作用ス リーブ43のストッパ16により制限される。これにより、箪以前にはあらゆる エアー供給穴39と同様に密封チャンバ6内にシールされていた筆記素子のペン 先26が露出し、筆記動作を行い得るように筆記剤が筆記素子2のチップ部に流 れることを保証する。
操作素子15の押し下げが終了し、筆記素子のペン先26が露出した後、筆記用 具の各部材は第1a図に示される位置に移動する。操作圧が除去され、スプリン グ9の圧力が再び中間スリーブ7を介して閉鎖部8に有効に作用し、閉鎖部8の チップ部5へのハウジング開口44の作用により閉鎖部8が半径方向にかつ内方 にバイアスされる。その結果、曲げセグメント34が再び半径方向かつ内方に圧 縮され、半径方向の圧力の多くの部分が圧縮肩部39を介して作用スリーブ43 に作用し、曲げセグメント34ど筆記素子2は、筆記素子2が限界まで露出した 後に筆記素子2の一部が曲げセグメント34の圧縮肩部49に直接平行となるよ うな形状を有している。作用スリーブ43は圧縮肩部49の位置において閉鎖部 8の内径より大きい外径を有する。一方、筆記素子2が露出する以前では圧縮肩 部49における位置と直接対応する位置において筆記素子2の外径は圧縮肩部4 9の内径より小さい。
半径方向の圧力のより小さな部分は、弓形端部4Bを介して筆記素子の端部4に も作用しうる。
筆記素子のペン先26から筆記用具の長芋方向に作用する軸方向の筆圧は、曲げ セグメント34の圧縮肩部49の横方向の結合表面45に対向する作用スリーブ の突起47により吸収され、筆記中シこおける筆記素子2の側方への曲げ或いは 揺れは、筆圧の横方向へ作用する部分h(作用スリーブ43への圧縮肩部49の 半径方向の圧力と操作素子15之こ対する筆記素子2の端部の閉め方向の案内力 と作用スリーブ43の突起38と中間スリーブ7のストッパ16との横方向の案 内力とに上り安定化される限りにおいて防止される。
中間スリーブ7はハウジング31の後部内で緊密に案内され、またこの部分に弾 性材を用いれば、半径方向に対しさらに安定化を図ること力(できる。
最後に、筆記用具を再び閉鎖状態に戻すためには、操作素子力(再びペン先が同 様に押し下げられ、筆記用具のペン先が上方に向(上うにしなければならない。
重力のもとでの筆記素子2の筆記用具内への落下は、操作素子15によって緩衝 されることが好ましく1゜筆記素子の交換が必要な場合、いかなる方法によれば 良いであろうか。
1つの可能性a)は、操作素子15とハウジングの後部31とを取り除き、筆記 素子2を中間スリーブ7から後方へ突出した部分で作用スリーブの突起47が閉 鎖部8の半径方向の突起38に当接するまで後方へ引っ張り(上記突起は閉鎖部 8と一体化されている)、その後作用スリーブ43からの半径方向のつめ54の 抵抗に抗して筆記素子2を引っ張ることである。筆記素子2の端部4は、筆記素 子2を引き出す間に、筆記剤が筆記素子のペン先26から封止ビードセグメント 23に移動しないように形成され、そのことは中間スリーブ7を僅かに押し下げ て封止ビードセグメント23を半径方向に拡張させることにより防止できる。
筆記素子の交換の今1つの可能性b)は、閉鎖部8を(例えばねじを外すことに より)取り外し、その後閉鎖部8を筆記素子2とともにスリーブ1及び31と中 間スリーブ7から引き出すことによって得られる。曲げセグメント34と封止ビ ードセグメント23は既に半径方向に離れており、せ心の筆記素子2は上述した 方法により突起47と閉鎖部8の後端の突起38とにより緊固に保持する作用ス リーブ43から引き出すことができる。
筆記素子の交換の更に別の可能性C)は、図示しない他の実施例において得られ 、その実施例において、作用スリーブ43が筆記素子2の一部に固定され、半径 方向の突起47が閉鎖部8からの筆記素子の引き出しの際に突起47が上記閉鎖 部8の突起38を容品に通過しうるように形−成されている。この実施例におい ては、操作素子15と後部ハウジング31を取り外した後、筆記用具を上向きに 保持し、スプリング9の圧力に抗して中間スリーブ7を僅かに移動させるのみで よい。その後曲げセグメント34と封止ビードセグメント23が離間して筆記素 子が重力の作用にもとに落下する。なお、もし封止ビードセグメント23が筆記 素子2の端部をシール状態で支持する一方、該ビードセグメント23が重力に基 づき筆記素子の後方へのスライドを阻止できるように強固に保持しないように形 成すれば、中間スリーブ7の移動が不必要である。
最後に、筆記素子の交換の他の変形例d)は、筆記素子2と操作素子まための把 持部を提供するのに充分なだけ後半ハウジング31から突出する程度に筆記素子 2が操作素子15内に伸延するよう(二形成されておればよい。これによれば、 操作素子15を取り外した後に更に後半ハウジング31を取り外すことが不要と なる。
第2図に示す実施例の作用サイクルを第14図と関連して後述する。
第3図乃至第6図に示す筆記用具の別の実施例は、好ましくは2つの部分からな るハウジングl及び31と、ペン先に対向する端部に密封可能な閉鎖部8が設け られた中間スリーブ7とを備え、その後端部が操作・シフト素子11内に固定さ れ、更に中間スリーブ7内に配置されかつ一般に蒸発しやすい液状筆記剤を含む 筆記素子2を備えている。
第3図及び第3a図において、筆記素子2は、例えば、甘心のフェルトベンであ る。筆記用具の密封閉鎖部8、曲げセグメント34、封止ビードセグメント23 、スプリング9及び中間ハウジング7の作用は封止チャンバ6内での筆記素子の ペン先26の密封のみに関しては第1図及び第1m図の実施例の対応する部材の 機能と実質的に類似している。第1図及び第1a図の実施例に対する本実施例の 明確な相違は、筆記用具を筆記準備状態に移す際の新たな機能から生じる。この ため、z1ウジングの後部31(第3.3a及び4図)の内壁にシフト11N4 113のための案内溝51を設けている。なお、このシフト機構3は符号を付さ ず単に図示している。
更に、第4図及び第5図から明らかなように、中間スリーブ7の後部に、該中間 スリーブ7の長手方向にその端部まで伸びる好ましくは3つの凹部12を設けら れる。このようにして中間スリーブ7の後部を大きさの等しい3つの剛性薄板部 40に分割する。中間スリーブの上記薄板部40は、第3図、第3a図及び第6 図に示すように、操作索子11の対応する固定凹部55に固定する。この固定の 効果は中間スリーブの薄板部40と固定凹部55とに対をなすよう設けた長溝又 は溝により更に安定化させることができる。
第3図、33図及び4図ふら明らかなように、筆記素子2のペン先26から離れ た端部に、好ましくは3個の分割制御伸延部14を配置する。
該制御伸延部14は中間スリーブ7の後部凹所12を通して伸延し、筆記素子2 が長手方向に制限限度まで移動させるようになっている。筆記索子2の制御伸延 部14は筆記素子2と好ましくは中間スリーブ7の内向きの半径方向突起46と の間に配置し、弱いスプリングlOにより付勢するようにする。中間スリーブ7 に抗して筆記素子2に加わるスプリングlOのこの極く僅かな圧力は中間スリー ブ7の外方に位置する制御伸延部14の端部を介してシフトリング13(部材1 3.50.51からなるシフト機構3に属する)に伝達される。一方、また筆記 素子を固定している封止ビードセグメント23は第3図に示す閉鎖状怒が維持さ れる限り、この圧力の一部を受け取ることができる。それゆえ、スプリングlO の圧力は中間スリーブ7の突起46と中間スリーブ7に接続される操作素子11 のシフト歯50との間に封入される。
この筆記用具は、ボールペンと同様、操作素子11を1度押し下げるだけで筆記 準備状態に移される。この操作を行う時、操作素子11(第3図)を介して該操 作素子11に結合された中間スリーブ7がスプリング9の圧力に抗して移動し、 これにより、上記中間スリーブ7に接続される閉鎖部8の曲げセグメント34が 半径方向にかつ外方に拡張する。
又、それと並行して、筆記素子2(該筆記素子2には僅かなスラスト圧が要求さ れる)には、筆記素子2の制御伸延部14上のシフトリング13を介して操作素 子11のシフト歯50により力が加えられる。
第3a図に示す筆記可能位置に移すために、操作素子11はハウジング部31内 にシフトリング13がシフト案内溝の転換位置59の高さに達するまで押し下げ られ、上記シフトリングI3はシフト歯50の作用により戻り止め位置“アウダ 58までのみ伸びる溝内に嵌まり込む。
操゛作圧がなくなると、中間スリーブ7と、スプリング10を介して上記スリー ブ7に支持される筆記素子2とは、再び後部ハウジング部の方向へ押圧される。
“外部”戻り止め位!58以降のこの後方への移動において、筆記素子2はハウ ジングに対して支持されるシフトリング13(第4JXJ)、に結合される。一 方、スプリング9の圧力を受ける中間スリーブ7は、更に後方へ移動し、閉鎖部 8の半径方向へ膨張した曲げセグメント34は、筆記素子2のペン先26が筆記 可能となる程度までに咳ベン先の後方に引き込まれる。このようにして、中間ス リーブ7は曲げセグメント34のハウジング内方へ向けてテーバ状とされる傾斜 部が再びハウジング開口44によ−で半径方向内方へ押圧されるまで後方へ移動 する。
筆記素子2と曲げセグメント34とは筆記素子2の本体の直径がその端部4の直 径より大きくかつ筆記準備位置において曲げセグメント34の圧縮肩部49のみ が筆記素子2を押圧する距離に相当する距離を本体大径部が前方へ移動するよう にした形状とされる。この筆記準備位置において曲げセグメント34の端部48 は結合状態になく、よって曲げセグメント34に設けられた図示しないシール材 料(例えば、第12.13.16.18図参照)がそれらを損傷する押し圧力を 受けることが防止される。中間スリーブ7が軸方向に操作素子11向きに更に移 動することは、筆記素子2とハウジング開口44間の曲げセグメント34のクラ ンプ作用によって防止される。
中間スリーブ7の突起46に支持されたスプリングlOから筆記素子20制御伸 延部14に加わる圧力は、この位置において最早操作素子11のシフト歯50、 従って中間スリーブ7自体により受け取られず、シフトリング13を介して後部 ハウジング部31に受け取られる。その結果、筆記準備位置におけるスプリング lOの僅かなスラスト圧がスプリング9に抗して作用し、スプリング9の圧力は スプリング10の圧力とハウジング開口44に対する曲げセグメント34の曲げ 圧との和より大きくしなければならない。スプリング10を設けることによるス ブリンわち、その実施例において、筆記素子2を付勢するための制御伸延部14 が中間駒−17の外側に設けられ、同様に中間スリーブ7の外側に配した制御伸 延部14の端部に作用するプレッシャスプリング10によって行われ、該スプリ ング10はハウジングl又は31によって支持される。
この位置において、筆記素子はシフトリングI3により支持され、筆記素子のペ ン先26(第3a図)に加わるより大きな軸方向の筆圧が後部ハウジング部に負 荷される。一方、筆圧の横方向に作用する成分は、閉鎖部8の半径方向の突起3 8と、中間スリーブ7の突起46と、曲げセグメント34の圧縮肩部49の半径 方向の圧力とに負荷される。
閉鎖状態に戻すためには、今一度操作素子を押し下げれば、同様の作用が同様の 順序で生じて第3図の閉鎖位置に至る。
筆記素子を交換するには、まずハウジング部31を取り外す(第3図)。
シフト機構3の案内溝51は、ハウジング端部31側にストッパを有しておらず 、その中に案内されているシフト、固定及び操作素子を、中間スリーブ7の薄板 部4oから後方へ引き抜いて案内溝51から取り外すことができる。中間スリー ブ7を僅かに押し下げると、封止ビード曲げセグメント23は筆記素子2の端部 4のシール溝56から僅かに持ち上げられ、その後スプリング10の僅かな圧力 を受ける筆記素子2はその背後に配置されたシフトリング13とともに筆記用具 から僅かに飛び出し、この飛び出した筆記素子2を交換することができる。
第7図、第8図、第14図、第2図及び第23図とともに以下に述べる他の全て の実施例は第22図に示す移動サイクルにしたがって行なわれ、一方において閉 鎖部8の保持、支持、開放及び閉鎖機能、他方において筆記素子2の露出、結合 、結合解除、支持又は引き込み具といった筆記及び閉鎖の準備に必要な機能に合 わせて作用する自動制御機構を有する。よって、上記各実施例はその使用開始及 び閉鎖機能が同様であると見なされ、従って、第7図乃至7o図における実施例 以降の各実施例においては明確な相違点のみを説明する。
第7図乃至70図に示す筆記用具の他の実施例は、好ましくは2つの部分からな るハウジングl及び31と、該ハウジングl及び31内に配置され、同様に2つ の部分からなる中間ハウジング7及び6oとを備える。チップ部と対面する中間 ハウジング7及び6oは密封可能な閉鎖部8と接続されている。更に、この筆記 用具は閉鎖状態(第7図)において実質的に中間スリーブ7(又は60)の閉鎖 部8内に配置される筆記素子2を有する。
筆記素子2は、その後端部に操作素子11を備え、該操作素子11は両スリーブ とシフト機構3(部材13.50及び51)を通して外方へ伸延し、シフトリン グ13と操作素子ll内の案内ビン35により軸方向へ案内される。筆記素子2 内に一般に蒸発しゃすい液状筆記剤が存在し、乾燥の危険性にさらされた筆記素 子2のチップ部26は、中間スリーブ7、スプリング9、ハウジングl、閉鎖部 8、封止ビードセグメント23及びハウジング開口44の協働作用によって密封 される。なお、この点は第1図に示す筆記用具の第1の実施例で対応する部分に ついて既に説明したものと同様であり、また筆記用具の全ての実施例に適用可能 である。
単に1回の押圧動作により筆記用具の操作を開始すると、まず閉鎖部8が開くが 、この時筆記素子2は閉鎖部8に対して移動しない。何故ならば筆記素子2が早 めに前進するとペン先26が損傷する危険性があるからである。次に、筆記素子 は、筆記用具内に配置されたシフト機構を介して筆記準備位置に誘導される。こ のため、絶えず閉じ力を受けている閉鎖部8は筆記素子2を筆記準備位置に誘導 すべく前方に移動させかつ連結操作が完了するまで開かれていなければならず、 筆記用具はこれに必要な制御機構を備えている。これは中間スリーブ7内に配置 され、該中間スリーブ7はスプリング9を介してハウジング1に対し付勢される 一方、筆記素子2は半径方向の突起17により他のスプリングlOを介し中間ス リーブ(詰替の目的で閉鎖部8(第7図)と一体化されている)の突起38に対 し付勢される。スプリングlOはスプリング9より強い圧力を及ぼすので、筆記 素子2が中間スリーブ7760に対して操作素子11の方向に付勢される付勢力 は、中間スリーブ7/6oがハウジングlに対しく同様に操作素子11の方向に )付勢される付勢力より大きくなる。他方、筆記素子2に加わる付勢力が中間ス リーブの部分6oに対向する操作素子11に与えられ、中間スリーブに加わる付 勢力がハウジング開口44に対向する閉鎖部8に与えられる。
又、中間スリーブ7は制限突起52を有する。この制限突起52により中間スリ ーブ7の軸方向の許容移動量が制限突起52とハウジング肩部41間の比較的短 い距離内に限定されている。更に、中間スリーブの後部60の内壁にシフト機構 3の案内溝51が設けられ、該シフト機構3はシフトリング13および操作素子 11のシフト歯50を備えている(戻り止め機構3又は51.50及び13に代 えて他の適当な戻り止め機構を使用するようにしてもよい)。
筆記用具の操作開始にあたり操作索子11を押し下げる。その後の動作の推移を 理解するには第22a−1図に示す“作用の移り変わりとスラスト移動のモデル °を参照する必要がある。
操作素子11において生起し、次いでそのシフト歯50を介してシフトリング1 3および最終的に筆記素子2に加わる操作圧に基づき、まず筆記素子2と中間部 材7760が並行に軸方向のハウジング開口44向きに移動する(第7図から第 7a図)。筆記素子2から強いスプリングlOを介して中間スリーブ7に加わる 圧力が略完全に中間スリーブ7をハウジング比対して支持する弱いスプリング9 に伝達され、よりて当初、筆記素子2が中間スリーブ776oに対して相対的に 移動しない。制限突起52がハウジング肩部41に当接する(第7a図)までの 操作時、閉鎖部8が開くのみである。すなわち、曲げセグメント34とそれに連 結される封止ビードセグメント23が開き素子2又はその端部4が制限を受けず に外方へ突出する程度に半径方向へ広がる(第22a図から22b図参照)。
第7a図に示す筆記用具の操作開始状態において、中間スリーブ7/60(及び 閉鎖部8)の前進距離が制限され、スプリング10からスプリング9に更に圧力 が加わることが防止される。その後、筆記素子2がスプリング10の圧力に抗し て中間スリーブ7/6oに対し軸方向前方へ移動する。この時、まず中間スリー ブの後部6o内に配置され、シフト機構3に属するシフトリング13が転換点5 9まで移動し、次に筆記素子2の端部4が閉鎖部8の開口端部5を通して、筆記 素子2のペン先26が第7b図中に点線で示す位置(第22図の位置Cに対応す る)を占めるまで移動する。
操作圧がなくなると、筆記素子2は再びスプリング10のスプリング圧を受け、 シフトリング13が“外部”戻り止め位置58に結合するまで操作素子!lに向 って移動する。この結合位置で筆記素子2の後方への移動が終了し、シフトリン グ13が筆記素子2を支持する(第7b図及び第22d図)。また、この筆記索 子2の後方への移動中、スプリング9へのスプリングlOの圧力の移動が維持さ れ、よって閉鎖部8は常に開いた状態とされる。スプリング10の圧力がシフト 案内湾51の“外部°戻り止め位置58でシフト13により支持されかつ操作圧 がなくなると、ハウジング開口44の半径方向の圧力に上り中間スリーブ7/6 oがスプリング9の圧力を受けて筆記素子2と一体的に曲げセグメント34のチ ップ部48が筆記素子2の端部4を支持する位置まで操作素子11に向かって移 動する(第7c図及び第22e図)。
よって、第7図乃至7c図に示す筆記用具の実施例は一回の押圧操作により第2 2a図乃至22e図に示す段階を経て筆記準備位置に移される。
ここでは、操作圧を加える瞬間が第22a図乃至22c図に表わされ、操作圧を 解除又は終了する瞬間が第22c図乃至22e図に表わされる。閉鎖部8(又は 中間スリーブ7/60)の最大前進位置がラインQで示され、シフト機構3の転 換点59に及ぶ筆記素子2の最大前進位置がラインjで示され、筆記素子2が中 間スリーブと結合し、且つ閉鎖部が開いた状態での高さがラインにで示される。
なお、ペン先を再び密封するために今一度押圧操作を行った際の作用サイクルを 第22e図乃至22i図に示す。
筆記操作を行うにあたり、筆記素子2(第7C図)は軸方向に作用する筆圧に対 しシフトリング13により支持される。他方、半径方向に作用する筆圧はシフト 機構3に対抗する案内ピン35と中間スリーブ及び筆記素子2に対向する半径方 向の突起17及び38及び曲げセグメント34の端部48の半径方向かつ内向き の圧力によって与えられる。なお、筆記素子2と曲げセグメント34とは、お互 いに関して第3図及び3a図に示すような形状、すなわち、筆記中に、端部48 が筆記素子2の端部4に結合せず、主として肩部49が筆記素子2に結合するよ うな形状を有していても良い。
筆記素子2を交換するにあたり閉鎖部8又はスリーブ後部31及び6つの部分か らなるハウジングl及び31並びにハウジング前部l内に配置され、チップ部と 対面する密封可能な閉鎖部8が設けられた短い中間スリーブ7とを備えている。
又、この筆記用具内に案内ピン35によって軸方向に案内される筆記素子2が配 置され、この案内ピン35は操作素子15(付加的なシフト機能を有さない)内 において筆記素子2の後端に固定される。
この筆記素子が操作された際の作用の移り変わりとスラスト移動は第7図乃至7 c図の実施例の場合の第22図作用の移り変わりと同様にして行なわれる。また 筆記素子のチップ部26の密封特性は前述した筆記用具の実施例の密封様式と同 様である。
筆記用具のこの実施例(第8図乃至13図)の顕著な特徴はシフト機構3、筆記 素子2及びその付勢スプリング10、曲げセグメント34の配列及び様式並びに 簡単な筆記素子2の交換方法にある。筆記用具のシフト機構3は短い中間スリー ブ7(第11図)の内壁に配した(シフト)案内溝51および中間スリーブ7の 領域に直接的に存在する部分に好ましくは3個乃至4個のシフト案内部61(第 8及び88図)を設けた筆記素子2から構成される。
筆記素子2は、スプリング9によって付勢された中間スリーブ7の端部フランジ 18に対し、半径方向の大径突起17を介して、中間スリーブ7の背後に配置さ れたより強いスプリングlOにより支持される。筆記素子2のシフト案内部61 (簡単化のため4個のうちの1個のみを示す)を案内するためのシフト機構3の 案内溝51は、操作素子15の“開き”方向へ移動可能となっており、且つスプ リング10がハウジング後部31(第8a図)で筆記素子2と操作素子15によ り支持されているので、この実施例において、閉鎖状態でのスプリングlOによ る筆記素子2の付勢力は極めて小さくするか又はほとんど零ボンドにしなければ ならない。何故ならば、そうしなければ閉鎖部8が常にスプリング9の圧力に抗 して押圧されるからである。
筆記素子と一体化され、その両端が案内溝51を画成するシフト機構3のウェブ の対応する傾斜状端部との関係で傾斜したシフト案内部61(第11図)は、筆 記素子2の押圧作用によりいかなる付加的なシフト機構をも要せずに、必要な全 てのシフト又はスイッチ作用を行うことができる。第11図に、°内部°戻り止 め位1!57(第8図、第22a図に対応)と転換点59(第22c図に対応) と“外部戻り止め位置58(第8a図、第22e図に対応)とにおける(4個の うちの)1個のみのシフト案内部61が示される。
筆記位置(第8図)において、スプリング10の強い圧力が中間スリーブ、7内 の“外部”戻り止め位置58にある筆記素子2のシフト部61に吸収され、よっ て上記スプリングlOの強い圧力がスプリング9に作用しない。これにより、曲 げセグメント34又はそのチップ部48はスプリング9及びハウジング開口44 を介して筆記素子2の端部4を固定することができる(第13図)。筆記素子2 の端部4の固定は、第3a図の実施例で示すようにチッ′プ部48に代えて曲げ セグメント34の圧縮肩部49によって行うこともできる。第9図に、閉鎖部8 の好ましくは3個の曲げセグメント34による端部の緊密なガスシールが横方向 の弾性シ間なし連結されかつ筆記素子のチップ部26の背後において端部を支持 する封止ビードセグメント23とともに、筆記素子のペン先26の前方で互いに もたれかかり合う曲げセグメント34(第12図)の端部4Bを備えた密封領域 が筆記素子のチップ部26を完全に包囲する。
ハウジング後部31を取り外した後、筆記素子2は封止ビードセグメント23の 僅かな抵抗に抗して筆記用具から引き抜くことにより交換できる。筆記素子のペ ン先26は、例えば、(第13図に明らかなように)その最大の外径を端部4の 外径より幾分小さくすることにより、この引抜操作時に筆記剤がシール用ビーズ 23に漏れ出ないように構成されている。
第14図及び14a図に示す筆記用具の更に別の実施例も又、第22a−e図に よって筆記準備状態に移され、第22e−i図にしたがって閉鎖状態に復帰する 。この実施例は好ましくはカートリッジペンとされ、あるいは例えばプランジャ ペンやキャピラリ(毛管)ペンとして構成してもよい。
筆記用具は、好ましくは2つの部分からなるハウジング!及び31と、通常1つ の部分からなる中間スリーブ7から構成され、中間スリーブ7の筆記側端部には 密封閉鎖部8が取り付けられている。ハウジングl又は中間スリーブ7の前方部 で閉鎖部8(第14図)の内部に、当該筆記用具内に保持されるとともにカート リッジ受はスリーブ63の端部側のペン先27を備えた充填部材28が配置され る。
更に、筆記用具内に充填部材28とカートリッジ受はスリーブ63に固定された 特殊なシフトカートリッジ65が配置され、該シフトカートリッジ65は筆記剤 を備えている。このシフトカートリッジ65の後端部はシフトリング13とシフ ト・操作素子11内の案内62により保持される。そして、上記シフトカートリ ッジ62は、シフトの目的で必要な操作圧に対し、変形することなく耐えるよう に形成されている。シフトカートリッジ65を交換するには、閉鎖位置にある筆 記用具(第14図)のハウジング前半部1から後半部31を分離し、該ハウジン グ後半部31をそれに支持されているシフト・操作素子とともに後方へ引き抜く のみで良い。なお、シフト機構3の案内溝51は後方へ°開かれて”いる。その 後、シフトカートリッジ65を、その案内62に配したグリップ64を介して充 填部材28との接続を解除して引き抜くことができる。
このようにして、またシフトリング13が後方へ開いた案内溝51(該案内溝5 1は、本当の意味で゛内部”戻り止め位置を有さす、非結合内部位置57を有す る)を通して後方へ引き抜かれる。筆記用具の閉じ状態におけるスプリング10 (第14図)の付勢圧は充填部材28に作用しかつシフトカートリッジ65を介 してシフトリング13に作用し、更に操作素子11はハウジング部分3Iに対向 する開いた案内溝51を通して作用し、よって閉じ状態において中間スリーブ7 又は閉鎖部8が開状態に保持されることを避けるために、この付勢圧は充填部材 28の制限突起53によって吸収するようにする必要がある。
筆記位置(第14a図)においてスプリングlO及び充填部材28は“外部”戻 り止め位置で軸方向に支持され、この°外部゛戻り止め位置は曲げセグメント3 4の端部48が充填部材28を半径方向に支持することを許容する。
筆記用具において、封止ビードセグメント23はっめ24により曲げセグメント 34に保持され、該封止ビードセグメント23は閉鎖状態(第14a図)におい て充填部材28の端部4の対応形状のシール溝56に結合する。
筆記用具の他の好ましい実施例に図示しないが、筆記用具の閉鎖状態において、 っめ24は封止ビードセグメント23と一緒にシール溝56又は充填部材28に 設けた他の溝に係合するようになっている。その目的は、例えば、新たに固定位 置に結合するカートリッジの圧力(強いプレッシャスプリング10とは異なる) を確実に除去することである。しかるに、そのために上記の結合時にカートリッ ジの圧力が閉鎖部8に加わる外向きの圧力によって緩和されることが条件となる 。更に、閉鎖状態において充填部材28に結合する曲げセグメント34のっめ2 4は筆記素子の操作開始のために操作圧が加わった際に曲げセグメント34が、 材料固有の半径方向外方への付勢力により結合を解除して充填部材料28及びペ ン先27を無制限に突出するのを許すのに十分なだけ湾曲するまで、充填部材2 8との結合を解除しないようになっている。又、スプリングIOは別として、つ めをこのような形成すると、(基本的には他の全ての実施例にも適用できるよう に)充填部材28と通常高価で繊細なペン先27が(例えば操作圧が極めて急速 に加えられたり、スプリング10が弱ったような際に)いまだ閉じた状態の閉鎖 部8に対して早期に移動して損傷したり、或いは又、例えば、とりわけ封止ビー ドセグメント23が柔らかい弾性材料で形成され、同様の負荷が加えられている 際に、該封止ビードセグメント23がシール156を滑り抜けることにより損傷 するようなことが確実に防止される。
第2図に示す筆記用具の更に別の実施例は、第14/14a図の実施例と実質的 に同様である。但し、この場合、ハウジング前部l内に、充填部材28の代わり に端部スリーブ19が配置され、該端部スリーブ19内にシフトカートリッジ6 5の代わりに筆記素子2が案内される。該筆記素子2のペン先26は密封チャン バ6内に気密状態で封入され、又筆記索子2のチップ部4がハウジング内部に関 して端部スリーブ19の端部に配置されるシール材23により封止される。
比べてまず単純に設計された筆記素子(グリップを備えた案内ビン35を別とし て)を使用しさえすれば筆記素子の交換を最も単純化することができる。封止ビ ードセグメント23は筆記素子に直接結合していないからハウジング後部31と 操作素子11を取り外した後、それ以上の操作を必要とすることなく筆記索子2 を案内ビン35のグリップによって引き出すことができる。更に、このような筆 記用具を提供すれば、端部スリーブ19は筆記用具内に残り、封止ビードセグメ ント23と端部スリーブ19の前端のシール溝56とが特に正確に合致させるこ とができ、その結果、密封チャンバ6はより高度に封止される。 第15図〜1 8図に閉鎖部8の種々の実施例を示す。第15a−h図には、(好ましくは4個 の曲げセグメント34を備えた)閉鎖部8の種々の実施例の曲げセグメント34 の横断面、1まり縁部21の輪郭とシール材料のコーティング22の種々の組合 わせが示されている。シール材料のコーティング22が一方側のみに設ければ、 縁部の輪郭は第15a、 b、 c図のようになり、コーティング22が両側に 設ければ、実質的に第15ds es 1図のようになり、コーティングが設け られないならば、第15h図のようになる。
第16図には、閉じた閉鎖部8の前面図が示されており、該閉鎖部8はハウジン グlに支持されるとともに、縁部21の両側にシール材料のコーティング22を 備えている。又、例えば第18図は、一方側にシール材料を備えた縁fil!E 21を示す(第15e図に示す縁部の輪郭と異なる)。
縁部のコーティングがない場合(例えば、第15h図)、閉じた閉鎖部は通常第 17図のようになる。
第19図乃至21図に筆記用具の実施例の閉鎖部を詳細に示す。
第19図に部分的に示すように、この閉鎖部8は第22図の作用サイクルに従っ て、開始又は再閉鎖の操作を制御する制御機構を備えた筆記用具の実施例に属す る。そのタイプの機構の閉鎖部8は筆記素子2のスプリング10より弱いスプリ ング9により付勢されている(曲げセグメント34の材料固有の半径方向外方へ の付勢力は別とする)。もし、操作力を強いスプリング10以上のものに過度に 強くしてはいけないならば、このことは曲げセグメント34に対するハウジング 開口44の半径方向かつ内方への閉じ圧力が幾分弱まることを意味する。それゆ え、このような制御機構を有する筆記用具の実施例において、第21図の筆記用 具の端部の詳細図から明らかなように、とりわけ曲げセグメント34に横方向の シール材料のコーティング22を使用することが望ましい。
第21図には、乾燥しやすい筆記素子のペン先26の密封チャンバ6を形成する 個々の曲げセグメント34(この場合、好ましくは4個)がその封止ビードセグ メント23と一緒に端部48に至るまでいかにして互いに隙間なしに支持し合っ ているかを更に明瞭に示す。また、上記封止ど一ドセグメント23は互いに隙間 なしに連結すると同時に筆記素子2の端部4を隙間なしに接続している。筆記素 子のペン先26の最大外径は筆記素子2の端部4の外径より幾分小さくなってお り(このことは、勿論、キャピラリピンにおいて最も容易に実現できる)、従っ て、ペン先26から封止ビードセグメント23に筆記剤が漏出することなしに、 筆記素子2を交換のために後方へ引き抜くことができ、且つ閉鎖部8を、中間ス リーブ7に加わる圧力によって引き戻す必要もない。
第21図に示す曲げセグメント34によって生み出される全ての側のシール効果 啼よ第20図に(筆記素子2の端部4との関係で)示す筆記素子のペン先26の 密封チャンバ6のシールライン68から明らかなものとなる。
縁部21を付加的にシールする第21図の弾性シール材料のコーティング22は 閉鎖部8の開口時における曲げセグメント34の該弾性材料とハウジング開口4 4間の摺動接触を回避するために閉じ状態(第21図)において曲げセグメント 34がハウジング開口44に接触する直前の領域まで伸延していることが好まし い。しかしながら、このことは第15e図に示す縁部の輪郭形状とシール材料の コーティングによっても達成できる。
上記の内容に関連して、第18図にハウジングlに支持された本実施例の閉鎖部 8の円形の正面形状を示す。
筆記用具の図示しない他の実施例において、ハウジングl又は閉じた閉鎖部8の 正面形状が直線状又はアーチ状多角形のような他の形状を有していても良い。
閉鎖部8の図示しない更に別の実施例において、封止ビードセグメント23が、 例えば第19図に示すように筆記用具のペン先26の背後と、ペン先26の前方 の双方で、互いに隙間ましに支持し合うようになっている。それにより、封止ビ ードセグメント23は独力で筆記用具のペン先26の密封チャンバ6を形成する ので、極めて蒸発しやすい筆記剤を使用するときにも曲げセグメント34の横方 向のシール材料のコーティング22を省略することができる。
さほど蒸発しやすくない筆記剤を備えた筆記素子に使用しうる閉鎖部8の図示し ない更に別の実施例においては、ハウジング内部に対するシールをなす封止ビー ドセグメント23を省略し、且つ縁部21の横方向のシール材料のコーティング 22を曲げセグメント34の後端まで連続させるか或いは同様に省略することが できる。
図示しない筆記用具の更に別の実施例において、閉鎖部8が機能的には同等であ り、そのチップ部5がなくなるか、又は端部側が平坦になっている。従って、曲 げセグメント34は、閉じた閉鎖部8の、ハウジング開口44の外側に位置する 最大外側部以降で、ハウジングの軸に向けて直接に半径方向へ伸び、密封チャン バ6とその中に配置される筆記素子のペン先26が対応量だけハウジングlの一 層内方に位置している。
閉鎖部8をこのような形態にすれば、平坦な端部48に強い衝撃やその他の打撃 等が加わっても、装填物が比較的良く保護されるという利点がある。
第23図、23a図及び25図乃至27図に、筆記用具の他の好ましい実施例を 示す。この実施例はとりわけ閉鎖部の形態に関するものである。第23図及び2 3a図に示す制御機構及び第22図の操作の点を除き、この閉鎖部の形態は筆記 用具の全ての実施例に適用できる。この筆記用具の第1の特徴は、差込継手、ね じ、プラグ等によってハウジング部分1のペン先側の端部に接続されるハウジン グ延長部29を備えた点である。
このハウジング延長部によって、密封チャンバ6を形成する閉鎖部8の端部領域 5、特にチップ部48(衝撃感度が鋭敏である)を、衝撃、ショックその他の影 響から保護することができる。それゆえ、ハウジング延長部29によって、まず 、曲げセグメント34により形成される密封チャンバが閉じ状態において引き込 まれて保護される(第23図及び25図)。
第2に、この閉じ状態において締付は肩部30により曲げセグメント34が支持 され、筆記準備状態(第23a図及び26図)においてハウジング延長部29の 開口で支持される。
更に、シール材料22でコーティングされた筆記用具の曲げセグメント34(第 25図、26図、27図)は、シール材料22で形成された端部22が筆記準備 状!Is(第26図)において端部4を支持せず、その代わりに曲げセグメント に設けた圧縮肩部49が端部を支持するようになっている。その結果、支持圧に よって引き起こされうる弾性端部48の永久的な又は短時間の変形が回避される 。又、筆記素子2の端部4は、半径方向のシール突起69を備えており、このシ ール突起69は、収容状態(第23図)において、封止ビードセグメント23( 第27図)の対応する窪みと嵌合する。
第24図には、曲げセグメント34の最後の実施例が示されている。
この実施例において、曲げセグメント34は材料のみに基づいてスプリングやハ ウジング開口等に影響されない湾曲状態にある。この実施例では、曲げセグメン ト′34は個別に設けられ、中間リング66に保持されるとともに戻り止め突起 67によって中間リング66に堅固に固定される。この実施例によれば、同様な 閉鎖部8の曲げセグメント34の製造に必要なある種の作業、例えば、圧縮肩部 49のつめ24等の加工や封止ビードセグメント23の固定等を容易化すること ができる。何故なら、曲げセグメント34を独立させることによって、そのよう な作業をより直接に行い易くなるからである。
第28−28c図に示す筆記用具の実施例は好ましくは1つの部分からなるスリ ーブ状のハウジングlを備え、該ハウジングl内に好ましくは2つの部分からな る中間スリーブ7°及び7″が配置されている。中間スリーブの前部7°のペン 先に対向する端部は密封可能な閉鎖部8と接続され、前部7°の後端はねじ等の 接続部材70を介して前部7°より大径の中間スリーブ7°に接続されている。
他の実施例において、閉鎖部8は例えば2個の半シェルを接合して成る中間スリ ーブ前部7°に一体的に接続したものであってもよい。更に、中間スリーブ前部 7゛を大径にかつ中間スリーブ後部7°を小径にするとともにスプリング9とス プリングlOをそれに対応して異なった配置とすることもできる。スリーブ状の ハウジングlから後方へ突出し、従って外部から接触しやすい中間スリーブ後部 7″には、望ましいタイプのシフト411!113が設けられ、該シフト機構3 は外方へ伸びる操作素子11と接続される。
更に、筆記用具内に筆記素子2が配置され、該筆記素子2は閉じ状態(第28図 )において、実質的に中間スリーブ7°及び7”と閉鎖部8内に配置され、その チップ部26は閉鎖部8の密封チャンバ6内で気密状態でシールされる。又、こ の筆記素子2の後端はシフト機構3又は操作素子11により作動される。
(第28−28c図に)図示されたこの実施例の機能は、実質的に第7−7c図 の実施例と同様であるが、筆記用具のこの実施例は、製造コストと実際性という 点で実質的且つ基本的に改良されている。
第28−28c図に示す筆記用具の実施例の第1の利点は、ハウジング内部に関 する実質的に単純化及び低廉化されたシール構造にある。このようなシール材は 、第7−7c図に示す実施例と同様に、曲げセグメント34と、対応する筆記素 子2の端部4との協動作用によって達成されるが、・本実施例の場合は、曲げセ グメント34に対する個々の封止ど一ドセグメント23の複雑で高価な取付けが 不要となる。
これに対し、この実施例において個々の封止ど一ドセグメント23は封止ビード リング23°の形に結合されている。この封止ビードリング23゛は(第7−7 c図に示す)先の実施例の閉じ状態(第7図)におけるように筆記素子のチップ 部4の封止ビードセグメント23が曲げセグメント34を介してよりかかってい るまさにその位置に固定されている。
この好ましくは弾性を有する封止ビードリング23°は、先の実施例において封 止ビードセグメント23により達成されたと同様にして閉鎖部8が閉じた際、該 封止ビードリング23°が曲げセグメント34と筆記素子の端部4間に残る周囲 の媒介空間をシール状態で完全に満たすような形状を有する。曲げセグメント3 4のペン先側の端部とともに、ペン先26の周囲の空間に毛管力を排除する最も 小さい完全な密封チャンバ6が形成され、該密封チャンバ6に筆記素子2の筆記 用液体機構(図示せず)の好ましくはペン先26の近傍で外方に露出する空気供 給スリット39が収容される。又、先の実施例で既に知られているように、この ような封止ビードリング23°は、筆記素子2の早期の前進に対する付加的な保 護の役割をも果たすことができる。筆記素子2は、曲げセグメント34が完全に 湾曲した後でなければ閉鎖部8から露出することができないので、例えば、スリ ット9が弱くなって該スプリング9にスプリング10の圧力が加わるといったこ とでスラスト移動が生じても、ペン先26の損傷は確実に防止できる。
弾性的な封止ビードリング23°を設け、且つ曲げセグメント34を単に弾性的 に湾曲させて半径方向外方へ付勢する代わりに、曲げセグメント34の内側を弾 性的にシール状態とする、すなわち、例えば曲げセグメント34の内側に弾性材 料のコーティング22を設けて該封止ビードリング23°を非弾性体とすること ができる。
シールに対して要求が強まってくれば、封止ビードリング23°と曲げセグメン ト34の内側の双方をシール状態で弾性化したり、逆にそれらの双方をシール状 態で弾性化せずに、単に互いに良く適合するようにすることができる。
一般に、このような弾性的又は非弾性的な封止ビードリング23゛を筆23を曲 げセグメント34に配置するのに必要な費用より実質的に少なくなる。同様に、 もし曲げセグメント34の個数が2個より多ければ、封止ビードリング23°を 用いることにより、封止ビードセグメント23を用いる場合に比してシール領域 を少なくすることが可能になる。
シール用の弾性材料は通常時間の経過とともにもろくなって弾性を失うという特 性を有する。したがって、第28−28c図に示すこの実施例において筆記素子 2を交換する度に封止ビードリング23′を取り替えることが好ましい。これに 上り、封止ビードリング23゛は最良のシール特性を回復する。なお、このこと は、前述の実施例において封止ビードセグメント23が配置されている閉鎖部8 を完全に取り替えなければ実現することができない。
本実施例の他の本質的な利点は、この場合中間スリーブ7°及び7°があたかも “ねじれた”かのような形状を有すること、すなわち、径が変えられていること である。その結果、シフト、スラスト等に必要な協動する2個のプレッシャスプ リング9及びlOがコンパクトな様式で収容され、それにより、ここに(第28 −28c図に)示すように筆記素子2の容積を実質的に大きくするか、或いは筆 記用具を全体として実質的に細かくすることができる。その場合、筆記用具はス プリングワイヤの太さの2倍分だけ細かくなり、それにより取り扱いが一層容易 になる。又、この実施例では、この場合、中間スリーブ後部7”の端面82(第 28−28c図)或いは中間スリーブ前部7′の後端83に起因して、従前の実 施例における半径方向の突起36及び38を省略することができる。
この実施例の4番目の利点としては、上述の実施例(第7−7c図、第14図、 第2図)と比べて甘心の交換が容易に行えることに注意しなければならない。ス リーブ状のハウジングlが後方に開いており、且つ中間スリーブ後部7°が後方 へ突出していることに基因して、予めハウジングl或いはシフト機構3の部品を 部分的に取り外すことなく中間スリーブ後部7°のねじを外すことができる。中 間スリーブ後部7sのねじを外すと、筆記素子2はスプリングlOの付勢力のら とに幾分後方へ動き、且つ筆記素子2は閉鎖部8内でいかなる固定もなされてい ないので、筆記素子2を中間スリーブ後部7”と同時に引き抜き、何ら問題もな く交換することができる。もし、スプリング10の付勢圧が、閉鎖部8内で何ら 固定的な結合のなされていない筆記素子2を押圧するのに充分でなければ、例え ばねじ接続部として構成される中間スリーブの接続部として構成される中間スリ ーブの接続部70をゆるめた後、中間スリーブ後部7″にペン先の方向の圧力を 再び加えることができる。それにより、閉鎖部8は短時間の間開いて、筆記素子 2が、(ねじ)接続部70の長さに等しい距離だけ後方へ急速に移動する。
第29図には、筆記用具のとりわけ好適な他の実施例が示されており、この実施 例はシール及びシフト機能に関して第7−7C図の実施例と実質的に同じである 。
この場合、筆記索子2の特殊な形態とすることにより閉鎖部8を実質的により単 純で安価な様式とすることができる。又、筆記用具全体の径を更に減少させるこ とができる。
この実施例において、筆記素子2の端部4は、操作素子11の単なる押下げによ って開始される筆記素子2のシフト及び前進操作時に筆記素子2の大径の主要部 が閉鎖部8に到達することを防止できるようにする上うな様式で伸延している。
このことにより、閉鎖部8に要求されるサイズに関する条件は完全に異なったも のとなる。すなわち、閉鎖部8の最小の内径はもはや筆記素子2の最大外径より 大きくする必要はなく、筆記素子の小径端部4の外径より大きくするのみで良い 。従って、閉鎖部8をかなり小さく、つまりもとの大きさのl/1!程度にする ことができ、それ↓こより多くの改良点が生じる。
まず、このようにキャップ、つまり閉鎖部8を小さくすれば、製造費用が減少す る。なぜならば、まず必要な材料が減少し、更に、長手方向(二(例えば4つの 部分に)分割された管の直径の減少によって、その分割された管部分の曲げ弾性 が通常増加し、したがって曲げセグメント34の個数を低減できるからである。
更に、この場合は、次のような技術的な利点が生じる。すなわち、まず、より少 ない曲げセグメント34で形成されたかかる小さな閉鎖部8は、シール領域がか なり小さくなるから封止が容易となる。第2に、1平方龍当たりに、大きな閉鎖 部の場合と等しい閉鎖圧を生ぜしめるのに必要な、スプリング9又はそれと類似 の所望のタイプの弾性部材による軸方向のスラスト文は圧力が減少する。
その結果、閉鎖圧を発生させるために設けられたスプリング9(又は弾性部材9 )をより小さく形成することができ、このことは、より強いスプリング10にも 適用できる。このスプリング10は、シフト機構3に対する機能を別にすれば、 他方のスプリング9を制御する。換言すれば、該スプリング9の動きを規制する 。スプリング9とスプリング10の圧力差は依然として残るものの低レベルとな る。
よって、この実施例(第29図)におけるより小さなスプリング9及びlOはよ り小さな容積を必要とし、スプリング9はより小さな閉鎖部8の周りに残る周辺 の間隙に収容することができる。一方、より強い他方のスプリングlOは中間ス リーブ7内に伸びる筆記素子の延長された端部4の周りに形成された!つの間隙 内に収容することができる。
この筆記用具のプレッシャスプリング9及び10は、ペン先側にコンパクトに収 容され、筆記素子2の主要な作用領域から退避させられているので、この筆記用 具は、第28−28c図に示す既に直径が縮小された実施例の場合に比べて、ス プリングワイヤの太さの2倍分だけ細く形成することができる。
第29図に示すこの実施例の更に別の利点は、ペン先26及びエヤ供給スリット 39の中間スリーブ7内部に関する後方のシールの改良及び簡素化にある。ペン 先26の背後で圧縮された閉鎖部8を成す曲げセグメントは、既に筆記素子2の 端部4を極めて接近した状態で包囲するのの極めて小さな間隙を封止するのみで 良い。よって、このことは筆記素子2の端部4の周囲に弾性環状シール材料の極 めて薄いコーティング71を設けることにより第28図の場合より簡単に実現で きる。
筆記用具の図示しない他の実施例では、閉じ状態において、単に曲げセグメント 34をシール材料のコーティング71の領域で筆記素子の端部4に接近させるだ けでなく、端部4と(そして曲げセグメント34同志互いに)結合させることに より、ペン先26の後方のシールを、特殊な形態の曲げセグメント34自体によ って付加的なシールを設けることなく得ることができる。
この実施例の最後の改良点は、2つの付加的な要素、すなわち、筆記素子2又は その端864が該端部4に配置され、閉鎖部8が閉じた時に筆記素子2を移動不 能に保持するシール材料のコーティングリング71を介して早期に前進すること を阻止することにより第22a−i図に示すような各シフト動作の遷移が促進さ れる。
一方、筆記用具の密封を行うボタン押圧動作(第22e−i図参照)中に、筆記 素子2が中間スリーブ7と閉鎖部8の間に完全に引っ込む前に、閉鎖部8が閉鎖 されることは、単にスプリング10からスプリング9に移る圧力ばかりでなく、 閉鎖部8の外側の領域に位置し、開放・閉鎖時にハウジング開口44と接触する 付加的な傾斜部72によっても防止される。この付加的な傾斜部72は、閉鎖部 8が閉鎖のために引っ込む際に、まずハウジング開口44を大きな角度(軸から 見てほとんど90°)で支持を行い、これにより当初は閉鎖動作しないようにさ れる。
ボタンの圧力が更に減少すると、まず筆記素子2が引っ込んで端部4とペン先2 6が完全に筆記用具内に入り、その後、スプリング9の圧力が増加すると、閉鎖 部8が付加的な傾斜部72を越えてハウジング開口44を角度の小さい(軸に対 してほとんど0°)通常の傾斜角で支持するようになる。このように、閉鎖部8 がハウジング開口44を小さい傾斜角で支持するようになると、曲げセグメント 34の閉鎖はスプリング9の圧力の偏りの増加によって促進され、このスプリン グ9の圧力は、閉鎖部8が完全に筆記用具内に引っ込んでハウジングlの締付は 肩部3゜を支持するようになるまで半径方向内方へ向かう閉鎖圧として作用する 。
閉鎖部8が完全に筆記用具内に引っ込むと、ペン先26は閉鎖部8内の密封チャ ンバ6内に気密状態でシールされる。それゆえ、閉鎖部8を非常に小さくしても 、第2≦/23a図で既に提供したのと同様に、キャップつまり閉鎖部8を完全 に筆記用具に引っ込めることができ、且つこの第29図の場合は、スペースが最 小限で良く、ハウジング延長部29がハウジングlと一体に形成される。
甘心の交換は基本的に第28図に示した実施例と同様にして行えるが、この場合 には中間スリーブ後部7”の代わりに中間スリーブ後部閉鎖体60が同様に取り 外される。
第22図のシフト原理によって作用する筆記用具の他の実施例(第30図)にお いては、閉鎖は同様に単純化されてはいるが大幅に変形され筆記用具は、ペン先 26に向かって傾斜したスリーブ状のハウジングlからなっている。更に、ハウ ジングl内には、筆記素子2の端部4゜から離れる方向に付勢された好ましくは 1〜3個のみの曲げセグメント34を備えた半シェルの閉鎖部8°が配置され、 該閉鎖部8°の後端は、好ましくは部分シェル(例えば半シェル)の中間スリー ブ部分74又は連結体或いはそれと同じ機能を有するものに一体的に接続される 。曲げセグメント34は、好ましくは封止ビードセグメント23の機能をするシ ール材料のコーティング22を備えた後方シール突起73を一体的に有している 。
更に、筆記用具内には、筆記準備位置への移行のために曲げセグメント34が横 方向に拡張した後、その端部4′がハウジングlのシールされた傾斜端部領域か ら容易に移動しうるように上記端部4°が横方向にオフセットされた非回転対称 の筆記素子2が配置される。
この場合、ペン先26の密封は、まず、例えば半シェルの閉鎖部8゜の曲げセグ メント34のペン先側の端部領域によって行なわれ、該端部領域は、ハウジング lのシール部75に当接して外部シールを行う。
この場合、まず、後方のシールは筆記素子の端部4°に配置されたシール部76 に当接する曲げセグメント34のシール突起73によって行なわれ、そして後方 シールの残りの部分はスリーブ状のハウジング1に配した半円形の突起77によ り行なわれる。
曲げセグメント34、すなわち部分シェルの閉鎖部8°と、曲げセグメント34 の後方シール突起73と部分シェルの中間スリーブ74とを単一の部分として構 成できるこのような筆記用具は、第28図又は29図の実施例に比べて更に安価 に形成することができる。
更に、筆記用具のこの実施例(第30図)のペン先側の形態は、充填部材(図示 せず)をシールするのにとりわけ有利である。即ち、閉鎖端部の半シェルの開口 が従来の万年筆のペン先の形状に非常に良く適合するように閉鎖部8°の大きさ を最小限にすることができるからである。
最後に、この場合は、従、前のプレッシャスプリング9及び10を、それらと同 じ機能を有し、同じ方法で協動ししてシフト及びスラストを制御する弾性部材7 9及び8oに置換することにより構造を単純化することができる。
第31図に示す筆記用具の他の実施例においては、閉鎖部8を互いに結合される 2つの部分で構成することによって封止ビードセグメント23の固定が容易化さ れている。
閉鎖部8は支持面78までのみ設けられており、曲げセグメント34の端部34 °は個別に形成され、該端部34°に比較的容易に封止ビードセグメント23が 設けられ(このようにしなければ、封止ビードセグメント23の固定が難しい) 、その後、端部34°が対応する曲げセグメントに取り付けられる。封止ビード セグメント23を第30図のシール突起73と同様に曲げセグメント34に一体 成形するとともに、完全なシール機能を保持するために、それらにシール材料の コーティング22を設ければ、更に容易化することができる。 第32/32a 図に示す筆記用具の更に別の実施例では、閉鎖部84における曲げセグメント3 4間の横方向のシールが、シール材料22或いは曲げセグメント34の正確な合 致(第17図参照)によって行なわれるのでなく、非常に薄い壁状の連結部材8 1によって行なわれる。該連結部材81は、曲げセグメント間に配置され、閉じ 状態(第32図)においては、互いに弾性的に収縮して、すなわち内方に折り畳 まれて外部から見えなくなる。
筆記状態(第32a図)において、連結部材81は閉鎖部84の曲げセグメント 34のペン先側の開口が筆記素子2(第32a図)の通過を許容するのに必要な 程度だけ、傘と同様に伸長する。かかる閉鎖部84は、例えば開き状態において 、射出成形技術を用いて適当なプラスチックから該閉鎖部84を連結部材81と 一体に成形することにより比較的少ない費用で製造するこりができる。
第33図に示す筆記用具の更に別の実施例は、とりわけ、キャピラリベン(毛管 ペン)の閉鎖に好適に用いられる。
以下の実施例(第33図)においてスラスト及びシフトの動作は第22図及び第 7−7o図に従って行なわれず、第3−6図に従ってそれを僅りに変形して行な われる。
この実施例は、通常2つの部分からなるスリーブ状のハウジングl。
及び31からなり、該ハウジング内にはインクカートリッジ90と、筆記用毛管 86および螺旋状出口89を備えた毛管筆記素子88が配置され、この毛管筆記 素子88側部に配置されたシフト機構3°(例えば、制御ボールを有する制御ハ ートカム)を備えている。
更に、筆記用具内には、部分シェル(例えば1/3シエル)の中間スリーブ92 が配置され、該中間スリーブ92の筆記側端部には、好ましくは単一の曲げセグ メント95からなる部分シェルの閉鎖部8°が配置されている。又、中間スリー ブ92の後端にハウジング後部31から外方へ伸びる操作素子94によって操作 されつる操作突起91が配置されている。
毛管筆記素子88のシールは部分シェルの閉鎖部8°の曲げセグメント95によ って2膜力式で行なわれる。まず、曲げセグメント95の内方端に筆記用毛管8 6をシールするための弾性ゴムシール部材85が設けられている。次に、曲げセ グメント34には、閉じ状態において正確に螺旋状インク出口87に適合するよ うになるシール突起87(部分的に弾性ゴムとすることができる)が設けられて いる。
例えば、中間スリーブ92に操作圧が加えられている場合と同様にして曲げセグ メント95のペン先側の端部がいまだハウジング前部!゛の外方に位置しておれ ば、曲げセグメント95に作用する弾性部材80の軸方向の圧力は半部側のみの ハウジング開口44°を介して半径方向にかっ内方に向けられている。しかしな がら、(例えば、操作圧の減少によって)曲げセグメント95の端部が、半部側 のみのハウジング開口44゛を介してハウジング前部l°内に完全に引っ込み、 軸と平行なスライド面96を支持するようになると同時に、軸方向のスプリング 圧による半径方向へのバイアスが停止する。その後曲げセグメント95は軸方向 の毛管筆記素子88側へ移動する。その結果、シール部材85は筆記用毛管86 のペン先側の開口に軸方向に押圧され、又シール突起87は螺旋状出口89に押 圧され、曲げセグメント95は肩部93に上ってもその位置へ案内される。
筆記状態に移すためには、操作素子94により又はねじを外して7翫つジング後 部31(実質的に環状にねじ止めされている)を取り外した状態で部分シェルの 中間スリーブ92の操作突起91により単に操作圧を加えれば良い。
それにより、まず、閉鎖部95は軸方向の筆記方向へ若干移動する。
軸に平行なスライド面96が当初は曲げセグメント95の横方向の移動を防止す るので、シール部材85は毛管86を曲げることなしに毛管86から離脱する。
一方、毛管筆記素子88の移動は、閉鎖部95の移動量に対応する距離だけ伸長 する弾性部材79(又はプレッシャスプリング9)によって阻止される。このと き、曲げセグメント95めシール突起87は同様に螺旋状出口89の毛管86を 開きうるのに充分な短い距離だけ軸方向に前進した後、中間スリーブの肩部98 は毛管筆記素子88の制限突起97に到達する。この結果、毛管筆記素子88は 中間スリーブ92によって引きずられる。
この時点以降、閉鎖部8°は毛管筆記素子88とともに軸方向の筆記方向へ移動 し、曲げセグメント95の端部は、半部側のみのハウジング開口44を通過して ハウジング前部l°の外方に移動し、それにより、半径方向にかつ外方への付勢 力に基づいて、軸領域から横方向へオフセットされた位置へ移動する。この前進 運動は毛管筆記素子88の側部のシフト、すなわちスイッチング機構3゛が転換 を行うまで続けられる。この切り換えによって操作圧による前進が停止して圧力 が減少する。操作圧が減少すると毛管筆記素子88はそのシフト機構3°によっ て前進後の筆記位置を占めるようになる。
強い弾性部材80の新たな操作圧は、部分シェルの中間スリーブ92を、該中間 スリーブ92に取り付けられた部分シェルの閉鎖部8°、すなわち、それまでそ の端部が横方向外方へ曲げられていた曲げセグメント95とともに、再びハウジ ング内方へ引っ張られる。
その間に、まず、外部的に結合された毛管筆記素子88にその後部が支持される 弱い弾性部材79が、中間スリーブの肩部98を介して強い弾性部材80により 圧縮される。次に、横方向外方へ曲げられていた曲げセグメント95及びその端 部が、筆記用毛管86及び外部的に結合された毛管筆記素子88の端部を通りこ して後方へ引き抜かれ、毛管筆記素子88のペン先が完全に露出する。
その後に生じた半部側のみのハウジング開口44を介して曲げセグメント95に 加わる半径方向かつ内向きの圧力にり曲げセグメント35は横方向に引っ込めら れて最後に毛管筆記素子88に結合し、弾性部材80の圧力は半部側のみのハウ ジング開口44゛と曲げセグメント95の方向に押圧して、毛管筆記素子88の 安定した固定に寄与する。
筆記用具を閉鎖する操作圧が加えられた際、記述すべき動作、即ちスラスト及び シフトの推移が逆の順序で生じる。
Fi (1,2 Fig、l Fig、3a 閏 aim 審 親 牛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スリーブ状ハウジング(1)と該ハウジング内に配置された筆記素子(2) とを備え、上記筆記素子のチップ部を筆記自在状態とした筆記準備位置と上記ハ ウジングに引き込まれる収納位置間で移動可能とされ、上記筆記素子のチップ部 (4)に隣接したハウジング部が筆記準備位置において半径方向に分離して拡張 するとともに収納位置において互いに連結して当該ハウジングのチップ部側を閉 じるようにした複数のセグメント(34)から形成した筆記用具において、上記 ハウジングが外スリーブ(1)と該外スリーブ内において実質的に該外スリーブ に対し軸方向に制限限度まで移動可能に配置された内スリーブ(7)とを備え、 上記ハウジングの閉鎖部(8)を形成する各セグメント(34)が上記内スリー ブ(7)に装着されるとともにその一部分が上記外スリーブ(1)の外部に横た わり、 上記各セグメント(34)が圧縮力により半径方向にかつ外方に突出し、上記外 スリーブ(1)の外側に横たわる上記閉鎖部(8)の一部分が実質的に該内スリ ーブ(7)の直径に至り上記ハウジングの内方に向かってテーパー状とされた該 外スリーブ(1)のチップ部またはペン先端部(44)の内径よりも大きい外径 を有し、 上記内スリーブが上記外スリーブに取り付けられたスプリング(9)を介して収 納位置に向かう方向にバイアスされ、該スプリング圧力が上記閉鎖部(8)のテ ーパー部と上記外スリーブのチップ部側開口間の相互作用により上記各セグメン ト(34)を半径方向に閉じる力に変換され、上記内スリーブ(7)が操作素子 (11、15)を介して上記スプリング(9)の力に抗して軸方向に変位可能に したことを特徴とする筆記用具。 2.筆記素子(2)に半径方向にかつ外方に突出する少なくとも1つの突起また はビード(16)を設け、該突起またはビードが内スリーブ(7)に設けられた 制限突起(38)と協働して中間スリーブ(7)内に筆記素子(2)を拘留する ようにした請求の範囲第1項に記載の筆記用具。 3.筆記素子(2)に半径方向にかつ外方に突出する少なくとも1つの突起また はビード(45)を設け、該突起またはビードが各セグメントの内側に設けられ た少なくとも1つの圧縮力(49)と協動するとともに筆記準備位置において上 記肩の背後部と係合して軸方向の筆圧を吸収しかつ該筆記素子(2)を固定する ようにした請求の範囲第1項に記載の筆記用具。 4.筆記準備位置において対面する突起および圧縮力(49)の面がベベル状に 整合している請求の範囲第3項に記載の筆記用具。 5.筆記素子(2)の前方部に押し圧されるように分離作用スリーブ(43)を 設けた請求の範囲第1項に記載の筆記用具。 6.作用スリーブ(43)に突起(16)および/または突起(45)を設けた 請求の範囲第5項に記載の筆記用具。 7.筆記素子(2)の収納位置において、突起もしくはビード(47)が制限突 起(38)の前方に位置し、筆記素子の交換時に作用スリーブ(43)が中間ス リーブ(7)内に残留するように突起(47)の外径が制限突起(38)の内径 より大きい請求の範囲第6項に記載の筆記用具。 8.外部ハウジング(1)のペン先回の端部にハウジング延長部(29)が固定 され、半径方向への閉じ圧力がハウジング(1)の閉口(44)に配置した内方 へ突出する締付け肩部(30)により発生される請求の範囲第1項に記載の筆記 用具。 9.筆記素子(2)がハウジングに支持されるスプリング(10)によって収納 位置へ向かう方向に付勢されるとともに筆記準備位置において操作素子(11、 15)により操作されるシフト機構(3)を介してスプリング圧に抗してハウジ ング(1、7)に対し固定されるようにした筆記用具において、 上記スプリング(10)が内スリーブ(7)に支持されるハウジングに抗して筆 記素子(2)を付勢する一方、シフト機構(3)が外スリーブ(1)と連絡して 内スリーブ(7)に対し筆記素子(2)を付勢するスプリング(10)の復帰力 が外スリーブ(1)に対し内スリーブ(7)を付勢するスプリング(9)の復帰 力より小さくされ、筆記準備位置において内スリーブ(7)が外スリーブ(1) に対し、一方では曲げセグメント(34)と筆記素子間の相互作用により、他方 では曲げセグメント(34)と外スリーブ(1)間の相互作用により固定される 請求の範囲第1項に記載の筆記用具。 10.筆記素子(2)がスプリング(10)の作用のもとでシフト機構と協動し 、中間スリーブ(7)の長手方向の凹部(12)を介して半径方向外方へ伸びる 複数の制御突起(14)を備える請求の範囲第9項に記載の筆記用具。 11.シフト機構(3)が中間スリーブ(7)と外スリーブ(1)との間に長手 方向の移動可能に配置され、外スリーブ(1)の内面に設けた案内溝(51)及 び操作素子(11)に設けたシフト歯(50)と協動するシフトリング(13) から構成される請求の範囲第9項に記載の筆記用具。 12.操作素子(11)が筆記剤の位置する内部を向いた端面に、中間スリーブ (7)の後方へ向かう端部を安定に支持するための少なくとも1つの凹部を備え ている請求の範囲第10項に記載の筆記用具。 13.筆記剤を含む部材がハウジングに支持されるスプリングによって収納位置 方向へ付勢されるとともに筆記準備位置において操作素子によって操作可される シフト機構によりスプリング圧に抗してハウジングに対し固定されるようにした 筆記用具において、上記スプリング(10)が内スリーブ(7)に支持されるハ ウジングに抗して筆記素子(2)を付勢し、シフト機構(3)が内スリーブ(7 )に結合し、内スリーブ(7)に対し筆記素子(2)を付勢するスプリング(1 0)の復帰力が外スリーブ(1)に対し内スリーブ(7)を付勢するスプリング (9)の復帰力より大きくされ、筆記準備位置において内スリーブ(7)が外ス リーブ(1)に対し、一方では曲げセグメント(34)と筆記素子(2)間の相 互作用により、他方では曲げセグメント(34)と外スリーブ(1)間の相互作 用に上り固定される請求の範囲第1項記載の筆記用具。 1.4.スプリング(9.10)の復帰力が操作素子(11)によって両スプリ ングに同時に力が加わった際に曲げセグメント(34)が筆記素子(2)の端部 (4)が通過するのに充分な量を拡張するまでスプリング(9)のみが圧縮され る大きさとされる請求の範囲第13項に記載の筆記用具。 15.曲げセグメント(34)が筆記素子の端部(4)が通過するのに充分な量 を拡張した際にスプリング(9)が完全に圧縮されて筆記準備位置に向かう方向 の中間スリーブ(7)のそれ以上の移動を阻止するように、スプリング(9)の 大きさが定められていることを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載の筆記 用具。 16.曲げセグメント(34)が筆記素子(2)の端部(4)が通過するのに充 分なだけ広がった際に、筆記準備位置に向かう方向の中間スリーブのそれ以上の 移動を阻止するための外スリーブ(1)内の対応する肩部に支持される保持用の ビード(52)を中間スリーブ(7)内に設けた請求の範囲第13項に記載の筆 記用具。 17.曲げセグメント(34)の内側に突起が設けられ、該突起が筆記素子(2 )の対応する肩部と協動し、筆記準備位置において曲げセグメント(34)が筆 記素子(2)の端部(4)が通過するのに充分なだけ広がるまで、筆記素子(2 )を中間スリーブ(7)に対し軸方向の移動可能に保持するようにした請求の範 囲第13項に記載の筆記用具。 18.閉鎖部(18)が中間スリーブ(7)に分離可能に固定される一方、中間 スリーブ(7)上のスプリング(10)の受け部(38)が閉鎖部(8)又は閉 鎖部(8)の中間スリーブ(7)に対する接続部(42)と一体成形された請求 の範囲第13項に記載の筆記用具。 19.シフト機構(3)の一部(13.61)が筆記素子(2)と一体成形され 、それらと協動するシフト機構(3)の他の部分が中間スリーブ(7)に形成さ れた請求の範囲第13項に記載の筆記用具。 20.スプリング(10)が中間スリーブ(7)に対する筆記素子(2)の回転 を容易にするスライド可能なリングを介して突起もしくはビード(18、38) を介して筆記素子(2)及び/又は中間スリーブ(7)に支持された請求の範囲 第13項又は第19項のいずれかに記載の筆記用具。 21.中間スリーブ(7)が短いスリーブ(7)として形成され、該中間スリー ブがシフト機構(3)の一部(51)を備え、操作素子(11)に向かう端部に スプリング(10)が支持されるフランジ(18)を備える請求の範囲第13項 に記載の筆記用具。 22.スプリング(9)がフランジ(18)の他側に支持される請求の範囲第2 1項に記載の筆記用具。 23.中間スリーブ(7)内にそれと同軸状にもう1つのスリーブ(19)が配 置され、該スリーブ(19)がスリーブ(19)の半径方向かつ外方に突出する ビードに支持されるスプリング(10)により操作素子(11)に向かう方向へ 付勢され、スリーブ(19)が軸方向に移動することにより操作素子(11)に よって加えられる力がスリーブ(19)内に挿入される筆記素子(2)の肩部を 介して上記スリーブ(19)に伝達されるようにした請求の範囲第13項に記載 の筆記用具。 24.スリーブ(19)が中間スリーブ(7)内のスプリング(10)のスプリ ングかに対して中間スリーブ(7)の保持用ビード(38)とスリーブ(19) の保持用ビード(38)の前方に位置する制限突起との協働により保持される上 うにした請求の範囲第23項に記載の筆記用具。 25.スリーブ(19)がそのチップ側端部にチップ部(4)の背後に配置され た筆記素子の一部分を封止状に閉じるシール材(33)を備える請求の範囲第2 3項に記載の筆記用具。 26.万年筆機構部(27、28)がカートリッジ収容手段(63)もう1つの スリーブ(19)内に設置され、該手段のカートリッジ(65)が操作素子(1 1)の作用の下に中間スリーブ(7)に対し軸方向に上記スリーブを変位可能に した請求の範囲第23項に記載の筆記用具。 27.中間スリーブ(7)とその端部を開放されたシフト機構(3)の案内溝( 51)とが操作素子(11)に向けられて当該カートリッジもしくは筆記素子を 交換可能とした請求の範囲第23項に記載の筆記用具。 28.カートリッジ(65)もしくは筆記素子(2)の後端部にシフト機構(3 )を介して係合する伸延部(64)を設け、上記中間スリーブ(7)および/ま たはスリーブ(19)から上記カートリッジ(64)もしくは筆記素子(2)を 引き抜くようにした請求の範囲第27項に記載の筆記用具。 29.収納位置において互いに連結した閉鎖部(8)の各セグメント(34)の 少なくとも1つの縁部(21)にシール材(22)と一緒に設けた請求の範囲第 1項〜第28項のいずれかに記載の筆記用具。 30.互いに連結されるセグメント縁部(21)が互いに相補的形状とされる請 求の範囲第29項に記載の筆記用具。 31.各ビードセグメント(23)を封止する筆記素子(2)の対向面における 各セグメント(34)および当該筆記素子(2)に設け、これにより収納位置に おいて互いに封止状に連結したセグメント縁部(21)により筆記素子のチップ 部を包囲する密封状に封止したチャンバ(6)を形成した第1項〜第30項のい ずれかに記載の筆記用具。 32.各封止ビードセグメント(23)がくぼみ形状ストリッブ(24)を介し て上記セグメント(34)に保持された請求の範囲第31項に記載の筆記用具。 33.各セグメント縁部(21)に設けられたシール材(22)がセグメントチ ップ(48)から当該封止ビードセグメント(23)にのみ延在するようにした 請求の範囲第31項に記載の筆記用具。 34.各対上ビードセグメント(23)が閉鎖部(8)における当該筆記用具チ ップと該閉鎖部(8)のテーパ部間に配置される請求の範囲第31項に記載の筆 記用具。 35.各セグメント(34)が筆記準備位置において筆記素子チップ部(4)よ り太径の部分(25)と係合する半径方向に内方に向けられた肩部(49)を有 し、これらのセグメントチップ(48)が筆記準備位置において筆記素子(2) と接触しないようにするあるいは僅かな圧力の下に該筆記素子(2)と接触する ようにした請求の範囲第1項〜第34項のいずれかに記載の筆記用具。 36.各セグメント(34)が中間スリーブ(7)に取り外し可能に固定された 中間リング(66)に装着されかっ窪突起(67)を介して保持された請求の範 囲第1項〜第35項のいずれかに記載の筆記用具。 37.中間リング(66)が弾性材料から成りかつ該中間リングの軸方向に対し 外方に傾斜するように各セグメント(34)が装着され、上記中間リング(66 )の弾性力が上記各セグメント(34)を半径方向にパイアスして支持するよう にした請求の範囲第36項に記載の筆記用具。 38.筆記素子チップ部(4)がペン先(26)に向かってテーパー状に形成さ れ、当該筆記素子が交換される際に各封止ビードセグメント(23)と上記ペン 先(26)間において接触しないようにした請求の範囲第31項〜第37項のい ずれかに記載の筆記用具。 39.ハウジング開口(44)との協動領域における閉鎖部(8)および該ハウ ジング開口(44)の断面形状が実質的に円形とされる請求の範囲第1項〜第3 8項のいずれかに記載の筆記用具。 40.ハウジング開口(44)との協働領域における閉鎖部(8)および該ハウ ジング閉口(44)の断面形状が実質的に直線状あるいは円弧状多角形とされる 請求の範囲第1項〜第38項のいずれかに記載の筆記用具。 41.多角形が三角形あるいは3n角形とされるとともに該nが自然数とされる 請求の範囲第40項に記載の筆記用具。 42.筆記素子チップに向かって各セグメント(34)の内面に伸延する伸延部 を有するこれらのセグメント(34)の封止ビードセグメント(23)が収納位 置において互いに連結する上うにされるとともに該収納位置においてこれらの封 止ビードセグメント(23)が当該筆記素子チップ部(4)を包囲する密封チャ ンバ(6)を形成するようにした請求の範囲第31項に記載の筆記用具。 43.各封止ビードセグメント(23)およびそれらの伸延部が各セグメント( 34)の縁部を越えて突出し、これらの封止ビードセグメント(23)およびこ れらの伸延部の側面に作用するようにした請求の範囲第41項に記載の筆記用具 。 44.収納位置における筆記素子(2)のチップ部(4)の各セグメントの対向 点に封止リング(23′)あるいはコーティング(71)が設けられ、これらの セグメント内面が連結しかつ上記封止リングにより当該筆記素子(2)のチップ 部を包囲する密封チャンバ(6)を形成するようにした請求の範囲第1項〜第4 3項のいずれかに記載の筆記用具。 45.収納位置における替心に対向する各セグメント(34)の内面領域が該替 心のチップと封止状に結合する請求の範囲第44項に記載の筆記用具。 46.収納位置において封止リングまたは筆記素子(2)のチップ部(4)と封 止状に結合する各セグメント(34)の内面領域がゴム弾性材料から形成される 請求の範囲第44項または第45項に記載の筆記用具。 47.内スリーブ(74)が分割シェルに形成される一方、セグメントチップ( 8′)が分割シェル閉鎖部分として一体的に形成されるとともに該分割シェル閉 鎖部分が弾性的に外方にバイアスされた過渡部を介して上記内スリーブと接続さ れる請求の範囲第1項〜第43項のいずれかに記載の筆記用具。 48.内スリーブがセグメントチップ(8′)と一体的に形成された請求の範囲 第47項に記載の筆記用具。 49.分割シェル閉鎖部分(8′)内に封止ビードセグメント(73)が設けら れ、収納位置において筆記素子のチップ部(4)と封止状に結合するようにした 請求の範囲第47項に記載の筆記用具。 50.封止ビードセグメント(73)が閉鎖部(8′)と一体的に形成された請 求の範囲第49項に記載の筆記用具。 51.各セグメント縁部が互いに薄壁厚の弾性セグメント結合部材を介して結合 され、これらの弾性セグメント結合部材が収納位置において内方に折り置み可能 とされた請求の範囲第1項〜第43項のいずれかに記載の筆記用具。 52.内スリーブが連結された直径の異なる2つのシリンダから形成され、該小 径シリンダの外方にスプリングを配置するとともに太径シリンダの内方にもう1 つのスプリングを配置した請求の範囲第1項〜第43項のいずれかに記載の筆記 用具。 53.外スリーブ(1)の後方部が解放される一方、内スリーブ(7)が収納位 置において該外スリーブ(1)の後方部から突出するようにした請求の範囲第1 項〜第43項のいずれかに記載の筆記用具。 54.閉鎖部の外面がその長手軸に対し後方に異なった傾斜度をもって2段階状 にテーバー状とされ、その緩い傾斜部分がチップ部と対面するようにした請求の 範囲第1項〜第43項のいずれかに記載の筆記用具。 55.セグメントチップの内面に当該チップ用の封止面および螺旋状出口が設け られ、操作素子が内スリーブに作用するとともに該内スリーブが所定距離を移動 した後に筆記素子と接触しかつ該筆記素子を軸方向に移動させるように作用する ようにした請求の範囲第1項〜第43項のいずれかに記載の、好ましくは、キャ ピラリーペン等の筆記用具。
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