JPS6149685B2 - - Google Patents

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JPS6149685B2
JPS6149685B2 JP51063047A JP6304776A JPS6149685B2 JP S6149685 B2 JPS6149685 B2 JP S6149685B2 JP 51063047 A JP51063047 A JP 51063047A JP 6304776 A JP6304776 A JP 6304776A JP S6149685 B2 JPS6149685 B2 JP S6149685B2
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JP
Japan
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motor
circuit
line
servo motor
signal
Prior art date
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Expired
Application number
JP51063047A
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English (en)
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JPS52145683A (en
Inventor
Akinami Oohashi
Nobuhiko Masunaga
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP6304776A priority Critical patent/JPS52145683A/ja
Publication of JPS52145683A publication Critical patent/JPS52145683A/ja
Publication of JPS6149685B2 publication Critical patent/JPS6149685B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は数値制御装置の改良に関する。 従来、数値制御装置はその処理の大部分を専用
のロジツク回路で行つていたが、最近、ミニコン
ピユータ、マイクロコンピユータといつた制御用
計算機を搭載した所謂CNC(COMPUTERISED
NUMERIAL CONTROLの略称)等が増加して
いる。これはハードウエアをなるべく少なくする
ことによつて (1) コストダウン (2) 保守が容易で装置が安定している (3) 装置が柔軟性をもつ 等の効果が得られることに着目したものである。
しかし、このCNC等は制御用計算機をほとんど
バツクグラウンド処理、つまりデータ処理に使つ
ており、パルス分配器、サーボ回路等に専用の回
路を用いていた。 第1図はそのような従来の数値制御装置の流れ
を示すものである。紙テープ又は磁気テープ等に
よつてデータが入力されて解析される。このデー
タのうち被制御機械の補助機能等に関するものは
それぞれに応じて処理される。被制御機械の移動
データは各軸毎にそれぞれのレジスタに入る。こ
のレジスタの値は各軸の移動量単位を1パルスと
するパルス列に変換される。これがパルス分配で
ある。このパルス分配の方法にはDDA
(DIGITAL DIFFERENTIAL ANALIZERの略
称)、代数演算等の方法がある。そのパルス列は
サーボに送られる。このサーボはよく知られてい
る閉ループのサーボで、その位置フイードバツク
はレゾルバ、インダクトマシン、マグネスケール
等により行われる。またマイナーループとしてタ
コジエネレータによる速度制御ループが採用され
ている。 しかしながら、このような数値制御装置にあつ
てはサーボループにアナログ部分を含み調整が不
便である。又各軸ごとのサーボ特性の違いあるい
は経年変化、温度変化による特性の変化がみられ
る。さらにパルス分配、解析ルーチンも専用の回
路を必要とし装置が複雑になる。 本発明は上記のような欠点を除去し、デイジタ
ル化を促進し特にタコジエネレータをなくすると
共に専用回路を少なくすることにより調整が容易
で特性の変化がなく装置が簡単となる構成とした
数値制御装置を提供することを目的とする。 以下図面を参照しながら本発明の一実施例につ
いて説明する。 第2図に示すように被制御機械のX軸、Y軸等
の各軸にサーボ回路40,41……が組み合わさ
れている。したがつてサーボ回路40,41……
の数は被制御機械の軸数と一致する。各サーボ回
路40,41……は全て同じ構成であるので、X
軸のサーボ回路40についてのみ説明する。この
サーボ回路40において直流サーボモータ53は
被制御機械のX軸に結合されている。このモータ
53はモータ駆動回路54からライン200,2
01を通して印加される電圧によつて駆動され
る。モータ53はライン200に正の電圧が印加
されると同時にライン201に負の電圧が印加さ
れると、正方向に回転し、ライン200に負の電
圧が印加されると同時にライン201に正の電圧
が印加されると、逆方向に回転する。このライン
200,201の電圧はPWM発生回路55から
モータ駆動回路54に加えられるPWMの、つま
りパルス幅変調されたデイジタル制御信号によつ
て周期的に制御される。その周期は本例では4m
sである。モータ53に印加されるライン20
0,201間の電圧は第3図に示すように振幅が
一定でパルス幅が変化する周期ΔT=4msのパ
ルスである。モータ駆動回路54はパワートラン
ジスタが用いられ、このパワートランジスタが電
圧源とモータ53との接続をオン、オフする。又
モータ電流が感知されモータ53が過大電流状態
が発生すると、電圧源とモータとの間の接続が一
時的に切断される。モータ位置とサーボ追従誤差
をモータ駆動電圧に関係づけるある方法を用いて
適当なデイジタル制御信号を周期的に計算する計
算機によつてデイジタル制御信号が発生される。
モータ位置及びサーボ追従誤差は4msの周期で
サンプリングされ、デイジタル制御信号は最新の
情報に応じている。 モータ駆動回路54を構成するパワートランジ
スタは4個用いられ、パワースイツチとして作用
する。このパワートランジスタはPWM発生回路
55から得られるデイジタル制御信号によつてス
イツチングされる。PWM発生回路55はモータ
53に直結されている位置検出器によつて検出さ
れるモータ位置に従つてソフトウエア装置56に
よつて制御される。ソフトウエア装置56は本質
的にデイジタル装置であり、モータ53を制御す
るための指令信号を発生する情報解析装置57と
連動する。情報解析装置57には紙テープリーダ
等の情報入力装置58からモータ53を制御する
ための情報が入力される。本実施例はモータ駆動
回路及び位置検出器を除いて全て計算機で処理が
行われる。 第4図はモータ駆動回路54の概略を示してい
る。モータ53は一端がライン200により
NPN形パワートランジスタ60のエミツタ及び
NPN形パワートランジスタ61のコレクタに接
続され、他端がライン201によりNPN形パワ
ートランジスタ62のコレクタ及びNPN形パワ
ートランジスタ63のエミツタに接続されてい
る。トランジスタ61,62のエミツタは接地さ
れ、トランジスタ60,63のコレクタはライン
203により電圧源に接続されている。トランジ
スタ60〜63はライン210〜213からゲー
トに加えられる信号によつてオン、オフされる。
ライン210,211は常に互いに逆相の信号が
PWM発生回路55によつて与えられる。従つて
トランジスタ60,61が同時にオンされること
はない。ライン212,213も常に互いに逆相
の信号がPWM発生回路55によつて与えられ
る。従つてトランジスタ62,63が同時にオン
されることはない。トランジスタ61,63がオ
フでトランジスタ60,62がオンすると、ライ
ン203の電源電圧はライン200を正の電圧、
ライン201を負の電圧としてモータ53に印加
されるので、モータ53が正方向に回転する。逆
にトランジスタ60,62がオフでトランジスタ
61,63がオンすると、ライン203の電源電
圧はライン201を正の電圧、ライン200を負
の電圧としてモータ53に印加されるので、モー
タ53が負方向に回転する。ライン210〜21
3に与えられる信号がそれぞれ第5図a〜dに示
すようなパルス幅の狭いパルスであると、トラン
ジスタ60,62とトランジスタ61,63とが
オンする領域は狭くて同じ幅であり、かつ位相が
180゜ずれている。従つてモータ53は回転せず
短絡電流も流れない。ライン210〜213に与
えられる信号がそれぞれ第6図e〜hに示すよう
なパルス幅の広いパルスであると、トランジスタ
60,62が時間T1〜T2だけオンしてモータ
53は正方向に回転する力が働く。同様にライン
210〜213に与えられる信号が第7図i〜l
に示すような信号であると、トランジスタ60,
63が時間T4〜T3だけオンしてモータ53は
逆方向に回転する力を与えられる。なお、ライン
210〜213に与えられる信号は一定周期のデ
イジタル信号であり、その周期は4μsである。 第8図にはPWM発生回路55の概略が示され
ている。レジスタ70はライン220によつてソ
フトウエア装置56に接続されている。ソフトウ
エア装置56はモータ53を制御するための制御
信号を4msに1回レジスタ70に与える。この
制御信号は数値としてレジスタ70に入る。本実
施例ではこの数値は0〜999の値である。レジス
タ70にセツトされた数値は本実施例では250Hz
の周期でライン221を通してカウンタ71,7
2に転送される。減算カウンタ71はライン22
2を通して与えられるクロツクパルスによつて減
算される。この実施例ではクロツクパルスの周波
数は250KHzである。減算カウンタ71は0まで
減算することができ、内容が0になるとクロツク
パルスがきても0に固定される。減算カウンタ7
1は内容が0になると、ライン223に“0”信
号を出力し、内容が1以上である場合は“1”信
号をライン223に出力する。加算カウンタ72
はライン222を通して与えられるクロツクパル
スによつて加算され、1000まで加算される。加算
カウンタ72は内容が1000になると、クロツクパ
ルスがきても内容が1000に固定される。さらに加
算カウンタ72は内容が1000になると“1”信号
をライン224に出力し、内容が999以下である
場合はライン224に“0”信号を出力する。ラ
イン223は増幅器73と位相反転増幅器74に
接続されている。増幅器73はライン223の信
号をトランジスタ60のゲートを制御するために
増幅する。位相反転器74はライン223の信号
の“NOT”をとり、つまり位相反転しトランジ
スタ61を制御するための信号をライン211に
発生する。増幅器75、位相反転増幅器76も同
様にライン224の信号が加えられ、ライン21
2,213にトランジスタ62,63を制御する
ための信号を発生する。今、例えばレジスタ70
に600が入力されたとする。最初、減算カウンタ
71の内容は0であるからライン210には
“0”信号が、又ライン211には“1”信号が
出ている。加算カウンタ72は内容が1000である
からライン212には“1”信号が、又ライン2
13には“0”信号が出ている。時刻T4にレジ
スタ70の内容600がレジスタ71,72に転送
される。その瞬間ライン210〜213の信号は
それぞれ“1”、“0”、“0”、“1”となる。同時
にカウンタ71,72は加算、減算を開始する。
時刻T1(T4+400/250×10秒)で加算カウ
ンタ7 2は1000となる。この瞬間、ライン212,21
3の信号は“1”、“0”となる。時刻T2(T4
+600/250×10秒)に減算カウンタ71は0
となる。 この瞬間、ライン210,211の信号は
“0”、“1”となる。時刻T6(T4+4ms)に
レジスタ70の内容が、再度カウンタ71,72
に転送される。このような動作が繰り返して行わ
れ、モータ53が正方向に回転する。又レジスタ
70の内容が400の場合は減算カウンタ71が0
になつてから加算カウンタ72が1000になり、モ
ータ53が負方向に回転する。 第2図を参照すると、モータ53には位置検出
器を構成するレゾルバ59が直結されている。こ
のレゾルバ59はモータ53の回転角を検出する
ためのものであり、市販されている。レゾルバ5
9の信号はライン214を通してアナログ・デイ
ジタル変換回路5Aに接続されている。この回路
5Aはライン214のアナログ信号をデイジタル
値に変換するための回路であり、公知のものであ
る。本実施例においてはモータ53の回転角0.36
゜をデイジタル値1に対応させている。従つてデ
イジタル値は0〜999となる。モータ53の回転
角をθ、デイジタル値をMとすると、 M=θ/360×1000 ……501 なる関係となる。モータ53の回転角を示すデイ
ジタル値Mはライン215を通してある周期(本
実施例では4ms)ごとに回路5Aからソフトウ
エア装置56に転送される。 第9図を参照すると、本発明において用いられ
る数値制御装置の動作を示すフローチヤートが示
されている。モータ53の軸にはモータ53の回
転角を検出するためのレゾルバ59が結合されて
いる。レゾルバ59の出力信号はライン230を
通して回路5Aに転送されモータ53の回転角を
示すデイジタル量に変換される。この回路5Aに
よつてデイジタル量で表わされたモータ53の回
転角は周期的に(本実施例では4ms周期)ライ
ン215を通じて差分回路84に転送される。ラ
イン215を通じて差分回路84に送られたモー
タ53の回転角をM(N)とし{Nは現在のサン
プリング時間=N・ΔT(ΔTはサンプリング周
期)を示すためのサフイクス}、前図のサンプリ
ング時間(N−1)ΔTにおけるモータ53の回
転角をM(N−1)とする。差分回路84では回
路5Aからのデイジタル量をサンプリングして ΔM=M(N)−M(N−1) ……502 を計算する。ΔMは一定周期間にモータ53の回
転する回転角を表わしている。ΔTを十分に短く
すればΔMは近似的に速度とみなせる。又モータ
53の軸は被制御機械のスライドまたは他の機構
を駆動しているので、ΔMは一定周期ΔT間に被
制御機械の移動する距離を表わし、近似的に速度
を表わしている。M(N)は501式におけるMと
同じものである。時刻(N−1)ΔTにおけるモ
ータ53の回転位置θが324゜であるとする。Δ
T間にプラス72゜回転したとすると、N・ΔTに
おけるモータの回転角は36゜となる。この場合 M(N)=100 ……503 M(N−1)=900 ……504 となる。502式に従つてΔMを計算すると ΔM=800 ……505 となりマイナス288゜回転したとみなされる。実
際はプラス72゜回転したのであるから矛盾とな
る。これはモータ回転角の360゜(又は0゜)を
横切つたことによる。このために差分回路84で
はそのための処理を行つている。数値制御装置で
はΔT間にモータが半回転以上回転することはな
い。従つて −500<ΔM<500 ……506 であるはずである。従つて502式によつてΔMを
計算した結果−500以下である場合はプラス1000
を、500以上である場合は−1000を加算する。こ
の結果ΔMは正しくΔT間におけるモータの回転
角を示す。もしΔT間にモータが半回転以上する
場合は、回路5Aをモータ2回転以上の回転角を
検出できるものとする必要がある。 量ΔMはライン230を通して加算しレジスタ
85に送られる。加算レジスタ85はΔXを第2
の入力としている。ΔXはΔT間に移動すべき機
械駆動部の移動指令値あるいはモータ53の回転
角である。又ΔXは近似的(ΔTが非常に短い)
にモータの指令速度である。 情報入力装置58は指令情報を読み込み、ライ
ン231を通じて指令情報を情報解析回路57に
送る。情報解析回路57は前記指令情報を解析し
てその結果をライン232を通して軌跡指令回路
80に送る。ライン232を通して送られる情報
は軌跡の種類(直線又は円)と被制御機械の各軸
の移動距離軌跡上の指令速度である。軌跡指令回
路80は前記指令を各軸のΔT当りの移動量ΔX
を一定周期(ΔT=4ms)でライン221を通
して加算レジスタ85に送る。 第10図は軌跡指令回路80の詳細図である。
ライン232を通して送られてきた情報は加減速
回路81によつて軌跡上の速度の加減速を行う。
軌跡指令が円である場合は加減速回路81の出力
によりライン233を通して円の軌跡指令回路8
2が動作して各軸のΔT当りの移動量ΔXがライ
ン235を通して加算レジスタ85に送られる。
軌跡指令が直線である場合は加減速回路81の出
力によりライン234を通して直線の軌跡指令回
路83が動作して各軸のΔT当りの移動量ΔXが
ライン235を通して加算レジスタ85に送られ
る。ΔXを作り出すための手段は公知の手段であ
る。 加算レジスタ85は2つの入力の差 ΔPE=ΔX−ΔM ……588 を計算してΔPEをライン236を通して積分器
86に送る。積分器86はその中に記憶されてい
る値PE(初期値=0)にΔPEを加算する。その
結果積分器86に記憶されている値PEは追従誤
差となる。すなわち任意の瞬間における制御プロ
グラムによつて要求される位置と被制御機械の実
際の位置又はモータ53の回転角との差である。
PEはΔT当りの移動指令とΔT当りの実際の移
動指令との誤差の和であるから位置誤差と呼ばれ
る。積分器86の出力PEはライン237を通し
てスケーラ87に接続されている。スケーラ87
は RV=K1・PE ……588 を計算し、その出力RVをライン238を通して
加算レジスタ88に送る。RVはモータ53ある
いは被制御機械の基準速度を表わしている。スケ
ーラ87の定数K1はサーボループの所望の性能
特性によつて決定される。 加算レジスタ88の他方の入力としてはライン
230上の速度信号ΔMがスケーラ92、ライン
239を通して加えられる。スケーラ91は CV=K2・ΔM ……589 を計算し、ライン217を通して加算レジスタ8
8に送られる。スケーラ91の定数K2はサーボ
ループの所望の性能特性に従つて選択される。 加算レジスタ88は一定周期(ΔT)ごとに U=RV−CV ……590 を計算してライン240に出力する。Uは速度誤
差と呼ばれる。 加算レジスタ88の出力Uはライン240を通
して進み遅れ補償回路89に加えられる。進み遅
れ回路89の機能は速度誤差Uを可変増巾させる
ことである。進み遅れ回路89は低減デイジタル
フイルタとして作用し、ライン240上の信号U
がゆつくりと変化する値を表わしている場合には
利得を増大させるように働き、又信号Uが急激に
変化する値を表わしている場合には利得を減少さ
せるように働く。このようにして低い周波数で、
即ち速度誤差信号の変化率が低い場合に進み遅れ
回路89の利得は最大となる。 ・進み遅れ回路89は V(N)=A・V(N−1)+U(N)−B・U(N−1) ……591 を計算している。ここでV(N)はサンプリン
グ・タイムN・ΔTのときの進み遅れ回路89の
出力である。Aは定数でありサーボループの所望
の性能特性によつて決定される。V(N−1)は
サンプリングタイム(N−1)・ΔT、すなわち
前回のサンプリングタイムにおける進み遅れ回路
89の出力である。U(N)はサンプリングタイ
ムN・ΔTのときライン240によつて進み遅れ
回路89に転送された入力である。Bは定数であ
りサーボループの所望の性能特性によつて決定さ
れる。U(N−1)は前回のサンプリングタイム
(N−1)・ΔTのときの進み遅れ回路89の入力
である。 進み遅れ回路89の出力はライン241を通し
てスケーラ90に転送される。スケーラ90は W=K3・V ……592 を計算してライン242を通してリミツタ91に
送る。スケーラ90の定数K3はサーボループの
所望の性能特性に従つて選択される。 リミツタ91はスケーラ90の出力Wに一定値
VAを加算する。すなわち P1=W+VA ……592 VAはPWM発生回路55内の減算カウンタ71
および加算カウンタ72の最大値の1/2である。
本実施例では500である。次にリミツタ91はP1
を0とVAの2倍でクランプする。すなわち本実
施例ではP1が負である場合はリミツタ91の出
力をP2=0とする。P1が1000より大きい場合に
はリミツタ92の出力をP2=1000とする。 0≦P1≦1000である場合はP2=P1を出力す
る。 すなわち
【表】 となる。リミツタ91の出力はライン220を通
してPWM発生回路55に送られる。PWM発生回
路55はライン214を通してP2に従つてモー
タ駆動回路54のトランジスタ60,61,6
2,63をオンオフする。モータ駆動回路54は
PWM発生回路の制御によつてライン215を通
してモータ53をドライブする。 上記実施例においてはサンプリング周期ΔTを
全て同一として説明した。一般にスピードループ
のサンプリング周期は早い方が良好なサーボ特性
を得られる。一方ポジシヨンループは周波数が遅
くとも実用上さしつかえない場合が多い。サンプ
リング周期を同一にした場合はΔTはスピードル
ープに合わせる必要がある。しかしΔTを早くす
ると計算機の能力で処理しきれない場合がある。
特に被制御機械の軸数が多くなると問題となる。
このために第9図点線から左側をn・ΔTでサン
プリングする。すなわち右側の回路がn回働くご
とに1回左側の回路を働かせる。この場合にはΔ
Mをn回合計するための回路が差分回路84と加
算レジスタ85との間に追加される。又ΔXは
n・ΔT間に移動すべき量が計算される。この第
2の実施例ではn=2である。第11図、第12
図について説明する。第11図は上記第1実施例
を模擬的に表わしたものである。サンプラSW
1,SW2は一定周期ΔTごとに作動する。第2
の実施例の模擬図を第12図に示す。第12図は
第1の実施例にサンプラSW3,SW4と積算回
路101を追加したものである。他の要素につい
ては全て第1の実施例に同じである。サンプラ
SW3,SW4はサンプラSW1,SW2の作動周
期ΔTのn倍の周期n・ΔTでサンプラSW1,
SW2に同期して作動する。積算回路101はサ
ンプラSW2が作動するごとにΔT間の移動量Δ
Mを積算する。n・ΔTごとにサンプラSW4が
動作してΔMの積算値がサンプリングされる。
SW4が作動すると積算回路101の積算値はク
リアされ零となる。以上によりポジシヨンループ
はn・ΔTごとにスピードループはΔTごとに作
動する。これにより特性を大きく損うことなく計
算機の負荷を軽減することができる。 次に本発明の第3の実施例について説明する。 第13図を説明するとモータを連続的に制御し
た場合の理想的なモータにかかる電圧をライン1
004で示している。第1の実施例におけるモー
タの周期ΔT間の平均電圧を概略的に示すとライ
ン1005,1006,1007となる。このラ
イン1005,1006,1007をライン10
04に近づけるためにはΔTを短くすることが望
ましい。一方ΔTを短くすればするほど計算機の
負担が増える。従つてΔTは計算機の能力によつ
て決定される。本発明の第3の実施例は計算機の
負荷をさほど増大させることなく近似的にライン
1005,1006,1007をライン1004
に近づけようとするものである。第3の実施例は
第1の実施例において第9図の進み遅れ回路89
を第14図の進み遅れ回路で置換したものであ
る。この第3の実施例においてはサンプリング周
期ΔTの1/m、すなわち 周期 ΔΔT=ΔT/m ……2001 を考える。本実施例はm=2の場合について説明
する。 モータに印加される電圧はΔΔTの周期で制御
される。他の回路は第1の実施例と全て同じであ
る。例えば 時刻 n・ΔT≡N・mΔT/m≡N・m・ΔΔT について考える。第1の実施例と同様に進み遅れ
回路1501には入力U(N)が転送される。進
み遅れ回路1501は第1の実施例と同様に出力
V(N)を計算する。その際同時に ΔV={V(n)−V(n−1)}/m……2002 を計算する。周期ΔTごとにスイツチSW6は接
点1503側に接続されているからV(N)はそ
のまま次の回路90へライン1505を通して転
送される。またV(N)とΔVは補間回路150
2にも転送される。第1の実施例では次のサンプ
リング時刻(N+1)ΔTまではV(N)に比例
した電圧がモータに印加されていた。第3の実施
例ではN・ΔT〜(N+1)ΔT間にさらにm分
割してモータ電圧を制御する。時刻n・ΔT+
k・ΔΔT(k=1、2……m−1)にライン1
505には次の値が出力される。第15図を参照
するとm=2の場合の例が示されている。時刻
N・ΔTにおける出力を1002、(N−1)Δ
Tにおける出力を1001とすると時刻(N+
1/2)ΔTにおける出力は出力1001と出力10 02を結ぶ延長線にあると考える。すなわち第1
4図においてスイツチSW6は時刻(N+k/m)Δ Tに接点1504と接続されている。補間回路1
502は V(N+k/m)=V(N+K−1/m)+ΔT……20
03 を計算しその結果をライン1505に出力する。
補間回路1502はさほど計算機の負荷を増大さ
せない。従つて計算機の負荷をさほど増大させる
ことなくさらに細い制御をすることができる。 通常モータのデツドバンドの影響をなくするた
めにクロスカレントを流すことは通常よく知られ
ている。本発明の第4の実施例はクロスカレント
と同様に電圧をクロス的に制御する。第4の実施
例は第1の実施例の進み遅れ回路89の後に第1
6図の回路を追加したものである。進み遅れ回路
89の出力Vはライン1506を通して増分回路
1507と差分回路1508に転送される。増分
回路1507は V4A=V+H ……2004 を計算してライン1509に出力する。ここでH
は一定値でありモータの特性によつて決定され
る。差分回路1508は V4B=V−H ……2005 を計算してライン1510に出力する。ここで第
3の実施例と同様に周期ΔT/pを考える。但し
pは偶数である。スイツチSW7は周期ΔT/p
ごとにライン1509と1510とを交互にライ
ン1511に接続する。 従つてライン1511にはV4A、V4Bが交互に
出力されるライン1511上の出力V4をp=4
の場合の例について示したのが第17図である。
モータ53にはこのV4に比例した電圧が印加さ
れる。ΔT/pをモータ53の応答速度より十分
大きくとればモータの働きとしては高周波分が
過されるためVに比例した電圧が印加されたと等
価である。Vが非常に小さい場合にもモータのデ
ツドバンドの影響が少くなる。 第5の実施例は第1の実施例にさらに非線形部
分を追加することにより所望のサーボ特性を得る
ものである。第5の実施例は第1の実施例の進み
遅れ回路89の後に第18図で示す回路を追加し
たものである。進み遅れ回路89の出力Vはライ
ン1512を通して転送される。スイツチSW8
はVがプラスの場合にはライン1513と接続さ
れVは増分回路1516に転送される。増分回路
1516は V5=V+D ……2006 を計算してライン1518に出力する。一方Vが
マイナスの場合にはスイツチSW8は1514に
接続され、Vがライン1514を通して差分回路
1517に転送される。 差分回路1517は V5=V−D ……2007 を計算してライン1518に出力する。従つて入
力Vと出力V5の関係は第19図で示される。D
は所望のサーボ特性によつて決定される。 第6の実施例は第8図におけるレジスタ70の
内容を減算カウンタ71と加算カウンタ72に転
送するタイミングに関するものである。レジスタ
70は一定周期ΔTに1回更新される。しかしな
がらその更新のタイミングは一定でない。第20
図を参照すると時刻T10とT14をサンプリン
グのタイミングとする。時刻T10で回路5Aの
データはソフトウエア装置56に転送される。ソ
フトウエア装置56では所定の処理をするためあ
る時間遅れてPWM発生回路55に即ち第8図の
レジスタ70に出力を転送する。ソフトウエア装
置56の処理時間は一定でないため第20図のT
11〜T12の間に出力される。レジスタ70の
内容を減算カウンタ71、加算カウンタ72へ転
送する時刻をT10〜T11間とするとT10で
サンプリングされた新しいモータ位置に対する制
御量はまだレジスタ70に転送されていない。従
つて古い制御量がそのまま減算カウンタ71と加
算カウンタ72へ転送される。新しい制御量は次
のサンプリングタイムで初めて有効となる。これ
は制御上ムダ時間となるため好ましくない。レジ
スタ70の内容は時刻T12においてはかならず
更新されている。従つてレジスタ70を減算カウ
ンタ71、加算カウンタ72へ転送するタイミン
グをT13とすればT10でサンプリングされた
制御量は最小のムダ時間DTで済む。 第7の実施例はモータ53にかかる電圧波形に
関する。モータ53が一定回転で回つているとす
るとモータ53に印加される電圧の波形は例えば
第3図となる。これを1サンプリング周期ΔTだ
け取り出したものを第21図に示す。これは1サ
ンプリング周期ΔTのうち1/3ΔT間だけ電源電
圧Vがモータ53に印加され、残り2/3ΔT間は
電圧が印加されないことを表わしている。ΔT時
間を通しての平均電圧は1/3Vである。この場合
理想的には第22図のようにΔT間全てモータ5
3に1/3Vが印加されることが望まれる。第7の
実施例でのモータ53の印加電圧を第23図に示
す。第23図の波形は平均的には第21図、第2
2図と同じである。しかしながら第21図に比較
して高周波成分が多い。モータ53は高周波に対
しては影響を受けにくい。従つて第23図の方が
第21図に比較して良い結果が得られる。 第23図の波形を得るには第8図においてレジ
スタ70の値を減算カウンタ71、加算カウンタ
72に転送するタイミングをΔT/n(本実施例
においてはn=4)とする。一方、ライン222
上のクロツクパルスの周波数をn倍(本実施例で
はn=4)とすると第23図の波形が得られる。 なお位置検出器はレゾルバ59にかぎらずイン
ダクトシン、マグネスケール等が考えられる。こ
の場合にはフイードバツク量はモータの回転角で
はなく被制御機械の位置そのものとなる。又モー
タ53に連動するパルス発生器よりのパルスをカ
ウンタでカウントすることも可能である。 以上のように本発明による数値制御装置によれ
ば位置検出器を除き全てデイジタルで処理が行わ
れる(位置検出器をデイジタル化することも可能
である)ので、調整は簡単で個人差がなく、かつ
温度、経年変化による特性変化がなく、さらに装
置が簡単化される。しかも雑音に強く、デイジタ
ル加減速が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の数値制御装置を説明するための
流れ図、第2図は本発明の第1の実施例を示すブ
ロツク図、第3は同実施例のモータ印加電圧を示
す波形図、第4図は上記第1の実施例のモータ駆
動回路を示す回路図、第5図a〜d、第6図e〜
h、第7図i〜lは上記第1の実施例の動作を説
明するための波形図、第8図は上記第1の実施例
のPWM発生回路を示すブロツク図、第9図は上
記第1の実施例の動作を説明するための流れ図、
第10図は上記第1の実施例の軌跡指令回路を示
すブロツク図、第11図は上記第1の実施例の模
擬図、第12図は本発明の第2の実施例の模擬
図、第13図は上記第1の実施例のモータ電圧の
平均値を示す波形図、第14図は本発明の第3の
実施例の進み遅れ回路を示すブロツク図、第15
図は同進み遅れ回路の出力を示す図、第16図は
本発明の第4の実施例で用いた回路を示すブロツ
ク図、第17図は同回路の出力を示す図、第18
図は本発明の第5の実施例で用いた回路を示すブ
ロツク図、第19図は同回路の入出力特性図、第
20図は本発明の第6の実施例の説明図、第21
図は上記第1の実施例のモータ印加電圧を示す波
形図、第22図は同モータ印加電圧の理想的な波
形図、第23図は本発明の第7の実施例のモータ
印加電圧を示す波形図である。 40,41……サーボ回路、53……直流サー
ボモータ、54……モータ駆動回路、55……
PWM発生回路、56……ソフトウエア装置、5
7……情報解析装置、58……情報入力装置、5
9……レゾルバ、5A……アナログ・デイジタル
変換回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被制御機械の位置制御を行なうサーボモータ
    と、このサーボモータを駆動するモータ駆動回路
    と、前記サーボモータを制御するための情報を出
    力する情報入力装置と、前記サーボモータの回転
    軸に取り付けた回転位置検出器を含み且つ前記サ
    ーボモータの回転に応動してデイジタル信号を出
    力する装置と、同装置から所定のサンプリング周
    期でサンプリングしたデイジタル信号および前記
    情報入力装置からの情報により前記モータ駆動回
    路をデイジタル制御信号で制御するデイジタル処
    理装置とを具備するサンプリング式の数値制御装
    置において、 前記モータ駆動回路は複数のパワートランジス
    タからなるスイツチング回路により構成し、 前記デイジタル処理装置とモータ駆動回路との
    間に同処理装置からのデイジタル制御信号をパル
    ス幅変調するPWM発生回路を備え、 前記デイジタル信号を出力する装置は一定サン
    プリング時間中の前記サーボモータの回転量を前
    記回転位置検出器の出力の差分量としてデイジタ
    ル量で与える差分量算出部を備え、 さらに、前記デイジタル処理装置は位置フイー
    ドバツク及び速度フイードバツク用の信号として
    前記差分量算出部の出力を入力信号として用いる
    とともに各々独立してその値を調整可能な位置フ
    イードバツクループゲイン要素(K1)、速度フイ
    ードバツクループゲイン(K3)を有し、所定時
    間における速度フイードバツクループについての
    演算回数を位置フイードバツクループの演算回数
    より多く実行することを特徴とするサンプリング
    式数値制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4827384A (ja) * 1971-08-13 1973-04-11
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