JPS6149332A - 温度過昇防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアイロンその他機器の温度過昇時にその電気回
路を開放して安全をはかる温度過昇防止装置に関する。

従来例の構成とその問題点 一般に電気機器において、その温度を調節する手段とし
てはバイメタル全作動要素とするサーモ不良あるいは接
点の焼付などの故障が生じることがあり、温度過昇によ
って機器を焼損するおそれがある。この温度過昇全防止
する手段として、温度ヒユーズが用いられ、温度過昇時
に前記温度ヒユーズが溶断し、たとえばヒータ回路を断
って安全をはかるようにしている。

第６図は電気機器としてアイロン金側にしｔものであり
、アルミニュウムなどの金属よりなるベース１には、こ
れ全加熱するためのヒータ２が徂み込まれており、この
ヒータ２の通電回路中にはバイメタル３によって作動さ
せられるサーモスクット４’（５設け、このサーモスタ
ット４により前記ベース１０表面温度を設定値に保つよ
うにしている。また、温度過昇防止手段として、前記ヒ
ータ２の通電回路中に温度ヒユーズ５を設けている。

なお、図中の６はサーモスタット調節部＋Ａ′ヲ示す。

また、第７図は電気回路を示す。

前記温度ヒユーズ５は管体の内部に結晶性有機化合物ま
たは易融合金よりなる感温素子を封入し、温度過昇時に
前記感温素子が溶融して通電回路を開く動ＶＦ−全する
。

ところで、前記温度ヒユーズ６における感温素子の融点
は最大約２２０″Ｃ程度であり、直接にベース１に受熱
関係ｔもたせると通常使用時において余裕度がなく、早
切れをおこす問題がある。したがって誤動作全少なくす
るため余裕度が大きく取れる位置、すなわちベースカバ
ー７の裏面または、ベース１の熱を直接に受けにくい空
間に位置せざるを得なかった。このような温度ヒユーズ
５の配置は受熱感度が悪く、温度ヒユーズ５の作動時の
ベース１の最大温度は異常な高温となり、ベース１の溶
融や、ヒータ２の絶縁破壊、火災、感電等の重大事故に
つながるおそれがあった。また、アイロンの場合におい
てはその使用状態、すなわち、水平にした状態と立てて
据え置く場合に内部の温度上昇が異り、早切れ等の誤動
作をおこしやすいという問題がある。

また、前記サーモスタットと、過昇防止用・のスイッチ
を個々に組立て、かつ、取付けることに組立が面倒であ
り、部品点数も多くなるという問題がある。

発明の目的 本発明は前記問題に留意し、機器の温度過昇全速やかに
キャッチし、肥確に作動して安全性および信頼性を高め
るとともに、組立性のよい温度過昇防止装置全提供する
こと金目的とするものである。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明の温度過昇防止装置は
通電回路に挿入されたサーモスタットと、同じく通電回
路に挿入された温度過昇防止用のスイッチと、前記スイ
ッチの開閉部材で加圧され、前記熱内山部材全支持する
とともに所定の温度で溶融または俗情する熱応動部材と
、前記熱応動部材を受け、かつ、熱応動部材と導熱関係
をもつ被加熱部材を備え、前記サーモスタットとスイッ
チ　゛は組み合わされて一体にした温度過昇防止装置の
構成としたものであり、温度制御、温度過昇の防止がで
きるとともに、サーモスタットおよび温度過昇用のスイ
ッチの組立性がよくなるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第１図〜第５図にもとづき説明
する。

図において８はアイロンのベースであジ、アルミダイカ
ストよりなり、シーズ型のヒータ９を埋設してあり、前
記ヒータ９により所要の温度に加熱されるようになって
いる。

前記ベース８とカバー１０間に形成される空室１１には
温度制御用のサーモスタット１２と温度過昇防止用のス
イッチ１３とが一体化された構成体が配設されている。

前記サーモスタット１２１’！：バイメタル１４と、こ
のバイメタル１４によって開閉される接点１６と、一つ
の接点１５をもつ導電λ片１６およびバイメタル１４ｉ
結合した導電片１７よりなり、一方の導電片１６をセラ
ミック等の杷縁材よりなる取付台１８に取付けている。

また、温度過昇防止用のスイッチ１３は前記取付台１８
に固定された長尺状の第１の導電板１９と、この導電板
１９上に絶縁板２０を介在して重ねられた第２の４電板
２１と、前記第１　、第２の導電板１９．２１の先端部
近くの相対応面に設けた接点２２よりなっている。そし
てサーモスタット１２の導電片１７とスイッチ１３の第
２の導電板２１は可撓導線２３により接続され、したが
ってサーモスタット１２とスイッチ１３が直列に接続さ
れた構成となっている。

前記取付台１８はカバー１０の一部に固定され調節部材
２４によりバイメタル１４の位置全調節できるようにし
である。

前記スイッチ１３の第１の導電板１９は弾性含有し、取
付台１８が固定された状態においてその先端部がベース
８の内側に向う力を与えられている。また、第２の導電
板２０は同じく弾性を有し、第１の導電板１９の方向へ
の力を有し、すなわち接点２２を閉じようとする力を与
えられている。

前記ベース８の内側で、かつ、第１の導電板１９の先端
部に対応する位置には作動子２５が設けられている。こ
の作動子２５は耐熱絶縁性のセラミックよりなっている
。また、この作動子２５は下面に突子２５２Ｌをもち、
上面の中央に実吊したビン２６ｂｆ有している。前記作
動子２５の突子２５＆はベース８の内面に形成した保持
穴２６に嵌まり合い、前記ベース８と作動子２５との伝
熱関係をなしている。

前記作動子２５にはビン２５ｂ’ｊｚと９まくように筒
状の熱応動部材２７を設けている。この熱応動部材２７
は可融合金で形成され、過昇温度によ、　　　　　ジ溶
融するようになっている。なお、前記熱応動部材２７は
可融合金以外に熱可塑性の合成樹脂。

低融点金属としてもよい。作動子２５のビン２６ｂはス
イッチ１３の第１の導電板１９の先端部に形成した孔１
９ａ全貫通して、その先端が第２の導電板２０の内側面
に対応している。そして、第１の導電板１９の先端部は
前記熱応動部材２７をベース８方向に加圧している。

つぎに上記構成の温度過昇防止装置の動作について説明
する。熱応動部材２７は通常のアイロンの使用温度では
溶融あるいは軟化しないようになっている。たとえば共
晶ノ・ンダ全使用した場合素材の配合比をかえることに
より溶融温度を調節し、余裕度を太きくしている。

通常のアイロンの使用状態では、熱応動部材２７は原形
を保っており、したがって第４図の状態にある。すなわ
ち、温度過昇防止用のスイッチ１３の第１．第２の導電
板１９．２１の接点２２は閉じ、ヒータ９の通電回路に
閉じられている。

そして温度調節はサーモスタット１２の開閉によって行
なう。この状態においてスイッチ１３の第１の導電板１
９と作動子２５の主部とは間隔人を保ち、また、作動子
２５のビン２５ｂの先端と第２の導電板２１とに間隔Ｂ
を保ち、Ａ）Ｂの関係にある。また、ベース８の熱は作
動子２５ｉ介して熱応動部材２了に伝えられている。

ここでサーモスタット１２が故障してその接点が閉じた
状態が続き、ベース８の温度が異常に高くなると、熱応
動部材２Ｔは溶融する。このため熱応動部材２７を加圧
しているスイッチ１３．第１の導電板１９の先端部はそ
の支えがなくなるために第５図に示すように間隔人だけ
ベース８方向に変位する。こｎに応じて第２の導電板２
１も変位しようとするが、作動子２５のビン２５ｂの先
端位置は変わらないので、第２の導電板２１は間隔Ｂだ
け変位し、それ以上の変位は阻止される。

前記間隔Ａ）Ｂであることから、スイッチ１３の第１．
第２の導電板１９．２１の対向間隔が大きくなり、接点
２２は開いてヒータ９への通電を断ち、その安全をはか
る。

温度制御はサーモスタット１２で行い、温度過昇防止は
スイッチ１３で行うものであり、上記実施例の温度過昇
防止装置はスイッチ１３の導電板１ｅが熱応動部材２７
を加圧し、前記熱応動部材２７の溶融あるいは俗情によ
って導電板１９を変位させてスイッチを開く構成である
ため、確実な動作が得られ、その安全性が向上する。ま
た熱応動部材２７はベース８により受けられ、加圧力に
よりベース８との良好な熱伝達関係全もち、温度過昇時
の応動が確実になる。

特に、前記サーモスタット１２と温度過昇防止用のスイ
ッチ１３が取付台１８を共用して一体に組み合わされ、
し念がって組立が容易になるとともに、取付も簡単にな
り、前記取付台の固定によりスイッチ１３の導電板１９
が熱応動部材２アを加圧する力を得ることができる。

なお前記実施例において、機器としてアイロン金挙げた
が、前記機器はアイロン以外に電熱調理器、電気ストー
ブなど、電熱機器としてもよい。

また、ベース８は金属体以外にカバー等の電気絶縁物で
あってもよい。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本発明の温度過
昇防止装置はサーモスタノトテ温度制御するとともに、
所定の異常温度に達したとき熱感応部材が溶融あるいは
俗潰して加圧している温度過昇防止用のスイッチ部材の
支持力をなくし、そのスイッチをＮ開く１成であること
から、温度過昇防止装置として誤動作なく動作し、安全
性、信頼性の高い機器を提供できるものである。また、
熱感応部材はスイッチ部材によってベースなどの被加熱
部材に押しつけられ受熱関係が良好であり、サーモスタ
・ントと温度過昇防止用のスイッチに一体化され、その
組立、取付が容易になり、部品点数も少くなる利点金有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の温度過昇防止装置ケ備えた
アイロンの要部断面図、第２図はサーモスタットおよび
温度過昇防止装置の平面図、第３図は温度過昇防止装置
の平面図、第４図に同断面図、第５図は同動作状態の断
面図、第６図は従来の温度過昇防止装置付アイロンの断
面図、第７図はその電気回路図である。 ８・・・・・・アイロンのベース（被加熱部材）、９・
°・・・・ヒータ、１２・・・・・・サーモスタット、
１３・・・・・・温度過昇防止用のスイッチ、１８・・
・・・・取付台、１９・・・・・スイッチの第１の導電
板、２１・・・・・・スイッチの第２の導電板、２６・
・・・・・作動子、２７・・・・・熱応Ｊ功音じ材。 代理人の氏名　弁坤士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
２　図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）通電回路に挿入されたサーモスタットと、同じく
   通電回路に挿入された温度過昇防止用のスイッチと、前
   記スイッチの開閉部材で加圧され、前記開閉部材を支持
   するとともに所定の温度で溶融または溶潰する熱応動部
   材と、前記熱応動部材を受け、かつ、熱応動部材と導熱
   関係をもつ被加熱部材を備え、前記サーモスタットとス
   イッチは組み合わされて一体に構成されてなる温度過昇
   防止装置。
2. （２）サーモスタットとスイッチは共通の取付台に取り
   付けられてなる特許請求の範囲第１項に記載の温度過昇
   防止装置。
3. （３）サーモスタットとスイッチは可撓導体によって接
   続されてなる特許請求の範囲第１項に記載の温度過昇防
   止装置。