JPH0463492B2 - - Google Patents

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JPH0463492B2
JPH0463492B2 JP59170632A JP17063284A JPH0463492B2 JP H0463492 B2 JPH0463492 B2 JP H0463492B2 JP 59170632 A JP59170632 A JP 59170632A JP 17063284 A JP17063284 A JP 17063284A JP H0463492 B2 JPH0463492 B2 JP H0463492B2
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JP
Japan
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switch
thermostat
conductive plate
thermally responsive
responsive member
Prior art date
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JP59170632A
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English (en)
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JPS6149332A (ja
Inventor
Yasuhito Myake
Shigeyuki Ueda
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17063284A priority Critical patent/JPS6149332A/ja
Publication of JPS6149332A publication Critical patent/JPS6149332A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアイロンその他機器の温度過昇時にそ
の電気回路を開放して安全をはかる温度過昇防止
装置に関する。
従来例の構成とその問題点 一般に電気機器において、その温度を調節する
手段としてはバイメタルを作動要素とするサーモ
スタツトが用いられている。ところで前記サーモ
スタツトはメカニカルなものであることから、動
作不良あるいは接点の焼付などの故障が生じるこ
とがあり、温度過昇によつて機器を焼損するおそ
れがある。この温度過昇を防止する手段として、
温度ヒユーズが用いられ、温度過昇時に前記温度
ヒユーズが溶断し、たとえばヒータ回路を断つて
安全をはかるようにしている。
第6図は電気機器としてアイロンを例にしたも
のであり、アルミニユウムなどの金属よりなるベ
ース1には、これを加熱するためのヒータ2が組
み込まれており、このヒータ2の通電回路中には
バイメタル3によつて作動させられるサーモスタ
ツト4を設け、このサーモスタツト4により前記
ベース1の表面温度を設定値に保つようにしてい
る。また、温度過昇防止手段として、前記ヒータ
2の通電回路中に温度ヒユーズ5を設けている。
なお、図中の6はサーモスタツト調節部材を示
す。また、第7図は電気回路を示す。
前記温度ヒユーズ5は管体の内部に結晶性有機
化合物または易融合金よりなる感温素子を封入
し、温度過昇時に前記感温素子が溶融して通電回
路を開く動作をする。
ところで、前記温度ヒユーズ5における感温素
子の融点は最大約220℃程度であり、直接にベー
ス1に受熱関係をもたせると通常使用時において
余裕度がなく、早切れをおこす問題がある。した
がつて誤動作を少なくするため余裕度が大きく取
れる位置、すなわちベースカバー7の裏面また
は、ベース1の熱を直接に受けにくい空間に位置
せざるを得なかつた。このような温度ヒユーズ5
の配置は受熱感度が悪く、温度ヒユーズ5の作動
時のベース1の最大温度は異常な高温となり、ベ
ース1の溶融や、ヒータ2の絶縁破壊、火災、感
電等の重大事故につながるおそれがあつた。ま
た、アイロンの場合においてはその使用状態、す
なわち、水平にした状態と立てて据え置く場合に
内部の温度上昇が異り、早切れ等の誤動作をおこ
しやすいという問題がある。
また、前記サーモスタツトと、過昇防止用のス
イツチを個々に組立て、かつ、取付けることは組
立が面倒であり、部品点数も多くなるという問題
がある。
発明の目的 本発明は前記問題に留意し、機器の温度過昇を
速やかにキヤツチし、正確に作動して安全性およ
び信頼性を高めるとともに、組立性のよい温度過
昇防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明の温度過昇防
止装置は、被加熱物を加熱するヒータの通電回路
に挿入されたサーモスタツトと、同じく通電回路
に挿入され、一対の接離自在な導電板を有する温
度過昇防止用のスイツチと、このスイツチの一方
の導電板を支持して他方の導電板との接続状態を
保持するとともに、所定の温度で溶融または溶潰
する熱応動部材と、この熱応動部材を接触状態の
もとで受止め、上記被加熱物の熱を同熱応動部材
に伝える作動子とを備え、これらサーモスタツ
ト、スイツチおよび熱応動部材を一体に構成し
て、上記サーモスタツトとスイツチを共通の取付
台に取り付け、さらに、この取付台を前記被加熱
物に固定することにより、スイツチの一方の導電
板を被加熱物側に付勢して前記熱応動部材を加圧
し、かつ上記サーモスタツトとスイツチを可撓導
体によつて前記通電回路に対して直列に接続した
ものである。
実施例の説明 以下本発明の実施例を第1図〜第5図にもとづ
き説明する。
図において8はアイロンのベースであり、アル
ミダイカストよりなり、シーズ型のヒータ9を埋
設してあり、前記ヒータ9により所要の温度に加
熱されるようになつている。
前記ベース8とカバー10間に形成される空室
11には温度制御用のサーモスタツト12と温度
過昇防止用のスイツチ13とが一体化された構成
体が配設されている。前記サーモスタツト12は
バイメタル14と、このバイメタル14によつて
開閉される接点15と、一つの接点15をもつ導
電片16およびバイメタル14を結合した導電片
17よりなり、一方の導電片16をセラミツク等
の絶縁材よりなる取付台18に取付けている。ま
た、温度過昇防止用のスイツチ13は前記取付台
18に固定された長尺状の第1の導電板19と、
この導電板19上に絶縁板20を介在して重ねら
れた第2の導電板21と、前記第1、第2の導電
板19,21の先端部近くの相対応面に設けた接
点22よりなつている。そしてサーモスタツト1
2の導電片17とスイツチ13の第2の導電板2
1は可撓導線23により接続され、したがつてサ
ーモスタツト12とスイツチ13が直列に接続さ
れた構成となつている。
バイメタル14の位置はカバー10の一部を貫
通した調節部材24により調節できるようにして
ある。
前記スイツチ13の第1の導電板19は弾性を
有し、取付台18が固定された状態においてその
先端部がベース8の内側に向う力を与えられてい
る。また、第2の導電板21は同じく弾性を有
し、第1の導電板19の方向への力を有し、すな
わち接点22を閉じようとする力を与えられてい
る。
前記ベース8の内側で、かつ、第1の導電板1
9の先端部に対応する位置には作動子25が設け
られている。この作動子25は耐熱絶縁性のセラ
ミツクよりなつている。また、この作動子25は
下面に突子25aをもち、上面の中央に突出した
ピン25bを有している。前記作動子25の突子
25aはベース8の内面に形成した保持穴26に
嵌まり合い、前記ベース8と作動子25との伝熱
関係をなしている。
前記作動子25にはピン25bをとりまくよう
に筒状の熱応動部材27を設けている。この熱応
動部材27は可融合金で形成され、過昇温度によ
り溶融するようになつている。なお、前記熱応動
部材27は可融合金以外に熱可塑性の合成樹脂、
低融点金属としてもよい。作動子25のピン25
bはスイツチ13の第1の導電板19の先端部に
形成した孔19aを貫通して、その先端が第2の
導電板21の内側面に対応している。そして、第
1の導電板19の先端部は前記熱応動部材27を
ベース8方向に加圧している。
つぎに上記構成の温度過昇防止装置の動作につ
いて説明する。熱応動部材27は通常のアイロン
の使用温度では溶融あるいは軟化しないようにな
つている。たとえば共晶ハンダを使用した場合素
材の配合比をかえることにより溶融温度を調節
し、余裕度を大きくしている。
通常のアイロンの使用状態では、熱応動部材2
7は原形を保つており、したがつて第4図の状態
にある。すなわち、温度過昇防止用のスイツチ1
3の第1、第2の導電板19,21の接点22は
閉じ、ヒータ9の通電回路は閉じられている。そ
して温度調節はサーモスタツト12の開閉によつ
て行なう。この状態においてスイツチ13の第1
の導電板19と作動子25の主部とは間隔Aを保
ち、また、作動子25のピン25bの先端と第2
の導電板21とは間隔Bを保ち、A>Bの関係に
ある。また、ベース8の熱は作動子25を介して
熱応動部材27に伝えられている。
ここでサーモスタツト12が故障してその接点
が閉じた状態が続き、ベース8の温度が異常に高
くなると、熱応動部材27は溶融する。このため
熱応動部材27を加圧しているスイツチ13、第
1の導電板19の先端部はその支えがなくなるた
めに第5図に示すように間隔Aだけベース8方向
に変位する。これに応じて第2の導電板21も変
位しようとするが、作動子25のピン25bの先
端位置は変わらないので、第2の導電板21は間
隔Bだけ変位し、それ以上の変位は阻止される。
前記間隔A>Bであることから、スイツチ13の
第1、第2の導電板19,21の対向間隔が大き
くなり、接点22は開いてヒータ9への通電を断
ち、その安全をはかる。
温度制御はサーモスタツト12で行い、温度過
昇防止はスイツチ13で行うものであり、上記実
施例の温度過昇防止装置はスイツチ13の導電板
19が熱応動部材27を加圧し、前記熱応動部材
27の溶融あるいは溶潰によつて導電板19を変
位させてスイツチを開く構成であるため、確実な
動作が得られ、その安全性が向上する。また熱応
動部材27はベース8により受けられ、加圧力に
よりベース8との良好な熱伝達関係をもち、温度
過昇時の応動が確実になる。
特に、前記サーモスタツト12と温度過昇防止
用のスイツチ13が取付台18を共用して一体に
組み合わされ、したがつて組立が容易になるとと
もに、取付も簡単になり、前記取付台の固定によ
りスイツチ13の導電板19が熱応動部材27を
加圧する力を得ることができる。
なお前記実施例において、機器としてアイロン
を挙げたが、前記機器はアイロン以外に電熱調理
器、電気ストーブなど、電熱機器としてもよい。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本発明
の温度過昇防止装置は、サーモスタツトで温度制
御するとともに、所定の異常温度に達したとき熱
応動部材が溶融あるいは溶潰して加圧している温
度過昇防止用のスイツチ部材の支持力をなくし、
そのスイツチを開く構成であることから、温度過
昇防止装置として誤動作なく動作し、安全性、信
頼性の高い機器を提供できるものである。また熱
応動部材はスイツチの導電板によつて作動子に押
しつけられているところから受熱関係が良好であ
り、動作温度の安定化が図れる。さらに、サーモ
スタツトとスイツチと熱応動部材の一体化によつ
て取付組立時における相互の位置関係にバラツキ
が生じることがなく、品質の向上と大巾な合理化
を促進できる。また熱応動部材は温度過昇防止用
スイツチの導電板により作動子を介して被加熱物
に加圧されているため、良好な熱伝達が行え、動
作も確実となる。
さらに、サーモスタツトと温度過昇防止用スイ
ツチを共通の取付台に取付けるとともに、この取
付台を被加熱物に固定しているため、サーモスタ
ツトと温度過昇防止用スイツチが同時に被加熱物
に取付けられるだけでなく、熱応動部材に対する
加圧も同時に行える効果がある。そして、サーモ
スタツトと温度過昇防止用スイツチは可撓導体に
より接続しているので、共用の取付台に固定して
いるにもかかわらず、各々の動作が確実に行え、
かつ通電回路に対して直列に接続することができ
るとともに、サーモスタツトとの一体化を可能に
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の温度過昇防止装置
を備えたアイロンの要部断面図、第2図はサーモ
スタツトおよび温度過昇防止装置の平面図、第3
図は温度過昇防止装置の平面図、第4図は同断面
図、第5図は同動作状態の断面図、第6図は従来
の温度過昇防止装置付アイロンの断面図、第7図
はその電気回路図である。 8……アイロンのベース(被加熱部材)、9…
…ヒータ、12……サーモスタツト、13……温
度過昇防止用のスイツチ、18……取付台、19
……スイツチの第1の導電板、21……スイツチ
の第2の導電板、25……作動子、27……熱応
動部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被加熱物を加熱するヒータの通電回路に挿入
    されたサーモスタツトと、同じく通電回路に挿入
    され、一対の接離自在な導電板を有する温度過昇
    防止用のスイツチと、このスイツチの一方の導電
    板を支持して他方の導電板との接続状態を保持す
    るとともに、所定の温度で溶融または溶潰する熱
    応動部材と、この熱応動部材を接触状態のもとで
    受止め、上記被加熱物の熱を同熱応動部材に伝え
    る作動子とを備え、これらサーモスタツト、スイ
    ツチおよび熱応動部材を一体に構成して、上記サ
    ーモスタツトとスイツチを共通の取付台に取り付
    け、さらに、この取付台を前記被加熱物に固定す
    ることにより、スイツチの一方の導電板を被加熱
    物側に付勢して前記熱応動部材を加圧し、かつ上
    記サーモスタツトとスイツチを可撓導体によつて
    前記通電回路に対して直列に接続した温度過昇防
    止装置。
JP17063284A 1984-08-16 1984-08-16 温度過昇防止装置 Granted JPS6149332A (ja)

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JP17063284A JPS6149332A (ja) 1984-08-16 1984-08-16 温度過昇防止装置

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JP17063284A JPS6149332A (ja) 1984-08-16 1984-08-16 温度過昇防止装置

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JPS6149332A JPS6149332A (ja) 1986-03-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822539U (ja) * 1971-07-20 1973-03-14
JPS5611300U (ja) * 1979-07-04 1981-01-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822539U (ja) * 1971-07-20 1973-03-14
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