JPS6149052A - 鉄筋コンクリ−ト構造物の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は海砂婢、塩分を含む砂を細骨材として使用した
鉄筋コンクリート構造物の施工方法に係るものである。

（従来の技術） 橋梁、ビルディング等の施工に当っては河川から採取し
た川砂を大量に消費し、川砂の不足を招来している。こ
のため川砂の代替品として海砂をげされたのち、真水撒
水等によって塩分の除去が行なわれているが、殆んど効
果は挙っていない。

このような海砂を使用して混練されたコンクリート中の
塩分は、許容量の約５〜１０倍の濃度に達するといわれ
ている。

従って海砂を使用して構築された鉄筋コンクリート構造
物は、時が経つにつれて内部鉄筋が塩分によって次第に
腐蝕されて膨張し、外側のコンクリート部分に亀裂、ま
たは剥離が発生し、更に内部鉄筋の腐蝕が進行するため
、構造物の劣化が生起する。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
ものであって、予め表面にゴムライニングを施して保護
被膜を形成した補強鉄筋を配筋して型枠を組立て、同型
枠内にコンクリートを打設することを特徴とする鉄筋コ
ンクリート構造物の施工方法に係るものである。

（作用） 本発明においては前記したように、予め使用する補強鉄
筋にゴムライニングを施して保設被膜を形成し、同補強
鉄筋を配筋して型枠を組立て、同パリ枠内にコンクリー
トを打設するようにしたので、かくして施工された鉄筋
コンクリート構造物の内部鉄筋は前記ゴムライニングに
よる保護被膜によってコンクリート中に含有さ扛た塩分
と完全に隔離状態に保持される。従って内部鉄筋は腐蝕
による膨張を生起することがなく、外部コンクリートの
亀裂、剥離等の発生が防止され、内部補強鉄筋はいつま
でも配筋時の状態を保持し、構造物の劣化を招来するこ
とがない。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１）は例えば異形丸鋼より構成された補強鉄筋で、同
鉄筋の表面には予めゴムライニングを施して保護被膜（
２）が被覆されている。

而ｌ−て前記鉄筋（１）を配筋したのちコンクリート打
設用型枠（３）を組立て、同型枠（３）内に海砂な細骨
材とするコンクリート（４）を打設し、同打設コンクリ
ート（４）の硬化抜、脱型して鉄筋コンクリート構造物
を施工する。

なお配筋時、前配保饅被膜（３）を有する鉄筋（１）を
曲げ加工したとき、その彎曲部のゴムライニングに欠損
部が生じた場合は、この部分のみを加工後、ゴム状接着
剤により補修接着を実施する。

（発明の効果） このように本発明の方法によれば、鉄筋の表面に予めゴ
ムライニング加工して保護被膜が形成されるので、同鉄
筋はコンクリートに含有される塩分とは完全に隔離状態
に保持さｔ、従って前記鉄筋の腐蝕が防止され、腐蝕生
成物による膨張はなくなり、外部コンクリートの亀裂、
剥離等がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の施工方
法の一実施例の実施状況を示す縦断面図である。 （１）・・・鉄筋、（２）・・・保護被膜、（３）・・
・型枠、（４）・・・コンクリート 復代理人　弁理士　岡　本　重　文 外３名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予め表面にゴムライニングを施し保護被膜を形成した補
   強鉄筋を配筋して型枠を組立て、同型枠内にコンクリー
   トを打設することを特徴とする鉄筋コンクリート構造物
   の施工方法。