JPS614869A - 点火用配電器の換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は自動車用内燃機関に付属して使用される点火用
配電器の換気装置に係り、特に換気性を改良した点火用
配電器の換気装置に関するものである。

〔発明の背景〕

一般に自動車の点火用配電器の内部には、配電キャップ
に設置され光固定電極と機関の回転に連動して回転する
配電ロータとの間の火花放電により多量のオゾン並びに
酸化窒素が生成され、更にこれらが水と反応すると硝酸
が生成される。このオゾン、硝酸によって配電器の構成
部品が腐蝕され、配電器の作動を阻害する欠点がある。

このため、配電器の換気を行なう構造として、実公昭４
８−３８０９４号公報、実開昭５５−１３００７４号公
報、実開昭５９−１０３８４号公報にありように、配電
器内の回転体によって回転を与えられた有害ガスを含む
内部空気を排出させるため、換気路の外部への開口近傍
にガイド部を設は内部空気を外部へ排出させる一方、他
の吸気用換気路より外部の新鮮な空気を吸入させ換気す
る方法がある。

然るに、上述の吸気用換気路の配電器内の開口は、配電
器内周面と同一であるため、有害ガスを含む内部空気が
開口部に流れ込み、充分な吸気が出来ず配電器に有害ガ
スが滞留すると言った欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記欠点を解消する優れた点火装置の
換気装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、吸気用換気路の外部への開口近傍に配電器内
で回転を与えられた空気流が上記開口通過前に当接され
る防風板を設け、直接空気流が、開口に流れ込まない様
にし、しかも防風板により空気流の流速を変化させ、ベ
ンチュリ効果により外部の新鮮な空気を吸入しやすくし
たものである。

〔発明の実施例〕

以下、第１，２図に示す実施例により説明する。

１は配電器本体を形成するアルミダイキャストで作られ
たカップ状のハウジングで、このハウジング１に軸受３
，４が設けられシャフト２が軸支されている。このシャ
フト２には、信号発生機構の一部である発光ダイオード
５と受光ダイオード６の隙間７０間を回転する薄い円板
上に複数のスリットを設けたロータプレート８がねじ９
によりロータシャフト１０を介して締付固定されている
。

このロータシャフト１０上部には配電ロータ１１が取り
付けられている。

この配電ロータ１１はキャップ１２に設けられた側電極
１３と隙間を介して電気的に接続されている。ハウジン
グ１には、配電器の内部と外部とを連通ずる換気路１４
．１５を設けている。

１４ａ、１５ａは配電器内に開口する換気路１４．１５
の開口部である。　　　・ １４ｂ、１５ｂは開口部１４ａ、１５ｂ近傍に設置され
た防風板である。

以上において、機関と同期してシャフト２が回転される
と、シャフト２と一体のロータプレート８が発光ダイオ
ード５と受光ダイオード６の隙間７の間を回転し、ロー
タプレート８の円周上に設けられた複数のスリットによ
り、例えば機関回転数１機関のピストン位置などを知る
電気的信号を制御回路部１６で形成する。この電気的信
号が図示されない外部のマイクロコンピュータなど使用
した制御ユニットと組合わされ、これも図示しない点火
コイルに高圧の二次電圧を発生させ配電ロータ１１から
側電極１３へ放電し、図示しない点火プラグに給電して
機関シリンダー内の混合気に着火する。

この様に、配電ロータ１１と側電極１３の放電により制
御回路部１６が火花ノイズにより誤動作しない様に、制
御回路部１６上面にシールドカバー１７が設置されてい
る１゜ 以上の通し構成された実施例において、配電ロータ１１
と側電極１３間の放電により多量のオゾン並びに酸化窒
素が生成され、更に水と反応すると硝酸が生成される。

このオゾン、硝酸によって配電器内部の構成部品が腐蝕
され配電器の作動を阻害する。

ここで、本発明実施例に於ける換気作用について詳述す
る。配電ロータ１１等の回転体により配電器内の有害ガ
スを富む空気が回転され、シールドカバー１７の一部を
Ｌ′ｊ−状にした防風板１４ｂに空気がガイドされ、開
口部１４ａより換気路１４を通って外に排出される。一
方、配電器内空気が換気路１５の開口部１５ａを通過す
る前に７−ルドカバー１７の一部をＬ字状にした防風板
１５ｂに空気がガイドされ、第３図の様に空気の流れを
作り、開口部１５ａに直接配電器内部の空気が流れ込ま
ない様にし、しかも流速を早めベンチュリ効果により外
部の新鮮な空気を換気路１５を通って開口部１５ａより
吸入される。

この様に、防ｊ虱板１５ｂを設けることにより、大幅に
換気性能が同上できる。

第４図、５図は他の実施例で、はぼ同一円周上にある２
つの換気路１４．１５の開口部１４ａ。

１５ａの間に防風板１５ｂを設けることにより、開口部
１５ａから吸入された新鮮な空気が一周してから開口部
１４ａから排出されるため、さらに換気性能が大幅に向
上される。

第６図は防風板、１４ｂ、１５ｂをゴムや樹脂等絶縁材
で形成した実施例である。防風板１４ｂ。

１５ｂを大きくすれば配電器の内部空気をガイドしやす
くなり換気性能は向上されるが配電ロータ１１と、キャ
ップ１２の側電極１３に防風板１４ｂ。

１５ｂが近くなり、周知の様に高電圧がリークしてしま
う問題がある。よって本実施例の様に材質が絶縁材から
なるグロメット１８に防風板１４ｂ。

１５ｂを設置することにより上記問題は解消され換気性
能は向上する。

なお、絶縁材で防風板１４ｂ、１５ｂを被覆しても同じ
く防風板１４ｂ、１５ｂを大きくできる。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明は換気効率の良い配電器の換気装置
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は
第１図の要部斜視図、第３図は第１図の吸気用換気路近
傍の空気の流れを示す図、第４図は本発明の他の実施例
を示す要部斜視図、第５図跡Ｐ４図の換気路近傍の空気
の流れを示す図、第６図は本発明の他の実施例を示す要
部斜視図である。 １・・・ハウジング、２・・・シャフト、３．４・・・
軸受、５・・・発光ダイオード、６・・・受光ダイオー
ド、７・・・隙間、８・・・ロータプレート、９・・・
ねじ、１０・・・ロータシャフト、１１・・・配電ロー
タ、１２・・・キャップ、１３・・・側電極、１４．１
５・・・換気路、１４ａ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機関により回転されるシャフト、該シャフトと直接
   又は間接的に一体回転する様装着された配電ロータを有
   し、該配電ロータとギャップを介し対向する側電極を有
   した配電キャップを備えた点火用配電器において配電器
   の内外部を連通する複数個の換気路を設け、少なくとも
   １つ以上の該換気路の外部への開口近傍に配電器内で回
   転を与えられた空気流が上記開口通過前に当接される防
   風板を有した点火用配電器の換気装置。 ２、防風板を配電器内面のほぼ同一円周上にある２つの
   換気路開口の間に設けた特許請求の範囲第１項記載の点
   火用配電器の換気装置。 ３、防風板を絶縁材により形成又は被覆させた特許請求
   の範囲第１項記載の点火用配電器の換気装置。