JPS6148380B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6148380B2
JPS6148380B2 JP56044332A JP4433281A JPS6148380B2 JP S6148380 B2 JPS6148380 B2 JP S6148380B2 JP 56044332 A JP56044332 A JP 56044332A JP 4433281 A JP4433281 A JP 4433281A JP S6148380 B2 JPS6148380 B2 JP S6148380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
cannula
binder
soft
puncture needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56044332A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57160468A (en
Inventor
Yoshihiro Noda
Junichiro Arai
Mitsuo Iwata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP56044332A priority Critical patent/JPS57160468A/ja
Publication of JPS57160468A publication Critical patent/JPS57160468A/ja
Publication of JPS6148380B2 publication Critical patent/JPS6148380B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は接着剤により接着されないシリコーン
系樹脂製チユーブとカヌラとの結合構造に関する
ものである。
医療関係では、シリコーン系樹脂製チユーブが
柔軟性、血液等との不活性、耐薬品性、耐久性な
どの特性を有することから、各種の医療分野で用
いられている。しかし、困つたことにシリコーン
系樹脂製チユーブは接着剤の飛躍的発達にもかか
わらず接着剤により接着されることがなく、接着
して用いられていない。従前は、例えば、カヌラ
との接続を行うに際しては、カヌラ上に突条を設
けて突条上にシリコーン樹脂製チユーブを嵌着し
て、突条の先方においてカシメ材によりカシメて
接続したり、特殊な抵抗性嵌め込み構造を用いて
カヌラとシリコーン樹脂製チユーブとを結合して
いる。このようなカヌラとシリコーン樹脂製チユ
ーブとの接続操作は非常に繁雑である上にともす
ると十分な結合力が得られないという本質的な問
題もあつた。特に、動物実験用採血針、小児用留
置針、翼状針などのように動きのある部分に適用
する時には上記問題点が大きく浮上してきてい
た。
本発明は、上述したような現状に鑑み、柔軟な
シリコーン系樹脂製チユーブとカヌラとを簡単な
操作で竪固に結合した軟質チユーブ付カヌラを提
供することを目的とするものである。
本発明は、シリコーン系樹脂、ポリエチレン、
ナイロンから選択されたいずれかの樹脂製の柔軟
なチユーブと、前記チユーブの末端部に一端を挿
入したカヌラと、前記チユーブの末端部とカヌラ
との間から前記チユーブの末端部外周上にかけて
一体的に設けられ重合時に収縮する結合剤とを具
備し、前記結合剤の重合収縮により前記カヌラに
前記樹脂製軟質チユーブをカシメて両者を結合し
た軟質チユーブ付穿刺針を提供する。結合剤とし
ては、結合時に重合により収縮し、被結合剤をカ
シメ(押圧支持)する特性を有するものが有用で
あり、特にエポキシ樹脂が好適である。このよう
な特性の結合剤とともに用いる軟質チユーブは、
従前の接着剤で接着されることがなく、しかも結
合材の重合収縮によるカシメ力によりカシメられ
る柔軟性または弾性を有するものであり、その代
表例としてはシリコーン系樹脂ポリエチレンまた
はナイロン製チユーブを挙げることができるが使
用上柔軟性等の点で好ましくはシリコーン系樹脂
である。また、結合剤層間に軟質チユーブを狭持
してカシメるのであるから、カヌラとチユーブと
の間にも十分な量の結合剤を入れる必要がある。
これがため、軟質チユーブの内径をカヌラの外径
より僅かに大きくするのが好ましい。
次に、本発明による軟質チユーブ付穿刺針を図
面に示す好適実施例につき詳細に説明する。
ステンレス製チユーブであるカヌラ1とシリコ
ーン系樹脂製の軟質チユーブ2とは従来の接着剤
により接着不可能であり、特殊な構造で繁雑な操
作により両者を接続していることは前述の通りで
ある。
本発明においては、第1図に示すような簡単な
操作により接着剤により接着不可能なシリコーン
系樹脂製チユーブ2(以下シリコーンチユーブと
略称する)と金属カヌラ1とを重合時収縮する結
合剤で結合する。まず、第1a図に示すように、
柔軟なシリコーンチユーブ2の末端部にカヌラ1
の一端を挿入し、第1b図に示すように、カヌラ
1とシリコーンチユーブ2の間隙部との間からシ
リコーンチユーブ2の前記間隙部の外周上全体に
一体的に未重合の結合剤3を塗布する。暫時の
後、結合剤は重合して収縮し、カヌラ1とシリコ
ーンチユーブ2との間の第1結合剤層4はカヌラ
1に接着するとともにシリコーンチユーブ2の内
面に密着する。シリコーンチユーブ2の前記間隙
部上の第2結合剤層5は重合収縮して第1結合剤
層4との間に柔軟なシリコーンチユーブ2をカシ
メ(押圧支持)し、両者を結合する(第1C図参
照)。
以上の説明から理解されるように、本発明は次
の二点が重要である。結合剤は重合時に収縮して
カシメ力を発揮するものであること。また、この
結合剤とともに使用されるチユーブは結合剤のカ
シメ力を受け入れてカシメられる特性、すなわ
ち、柔軟性または弾性を有することである。この
両特性により、例えチユーブが排接着性のもので
あつてもチユーブとカヌラとを竪固に結合するこ
とができるのである。このような結合に使用可能
な結合剤としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂
等を挙げることができ、柔軟なチユーブとして
は、シリコーン系樹脂製チユーブ、ポリエチレン
製チユーブ、ナイロン製チユーブ等を挙げること
ができる。
本発明を更に理解し易いように、現行の翼状針
に本発明を適用する例につき以下に説明する。
第2図には現行の翼状針10の部分断面図を示
す。カヌラ11上には軟質ポリ塩化ビニル製翼1
2がこれと一体の管体13を嵌合して装着され、
管13の翼12から延在する部分上に軟質ポリ塩
化ビニル製チユーブ14が接着されている。カヌ
ラ11はチユーブ14内に図示のような段差を以
つて突出し、矢印15で示すように血液等に乱れ
を生じて測定上好ましくない結果をもたらしてい
る。というのも、チユーブ14とカヌラ11を効
果的に結合する技法が安定的に得られていなかつ
たためである。
そこで、本発明をこの翼状針に適用すると第3
図に示すような構造となる。すなわち、翼12は
カヌラ11上に装着され、軟質チユーブ14はカ
ヌラ11とチユーブ14との間の第1結合剤層1
6およびチユーブ14上の第2結合剤層17によ
りカシメられてカヌラ11に竪固に結合される。
このように、結合剤により軟質チユーブ14をカ
ヌラ11にカシメ結合することにより、カヌラ1
1とチユーブ14の接続部において従来のように
(第2図参照)段差を生じないため血流等に乱れ
を生じず、測定に良好な結果をもたらすことが確
認された。また、従来のものに比してチユーブ径
を小さくでき、結合操作の簡素化とともに材料を
節減でき、コストの低下に大きく寄与する。
以上説明した処から明らかなように、本発明は
従来接着不能であつたカヌラと軟質チユーブとを
結合剤を用いて簡単な操作で竪固な結合を可能に
するものであり、その用途としては、特に動きの
ある部分に適用する翼状針などの留置針、動物実
験等の採血針等広い分野に亘つて利用が考えられ
ている。また、現在のようにカヌラの外径をシリ
コーンチユーブの内径に合わせる必要がなくな
り、使用中でのはずれがなく無菌操作が容易にな
るという効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1a,1bおよび1c図は本発明による軟質
チユーブ付穿刺針の製作工程を示す拡大部分断面
側面図、第2図は現行の翼状針の部分断面側面
図、第3図は本発明による翼状針の部分断面側面
図である。 符号の説明、1……カヌラ、2……シリコン樹
脂製チユーブ、3……結合剤、4,5……結合剤
層、10……翼状針、11……カヌラ、12……
翼、13……管体、14……チユーブ、16,1
7……結合剤層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリコーン系樹脂、ポリエチレン、ナイロン
    から選択されたいずれかの樹脂製の柔軟なチユー
    ブと、前記チユーブの末端部に一端を挿入したカ
    ヌラと、前記チユーブの末端部とカヌラとの間か
    ら前記チユーブの末端部外周上にかけて一体的に
    設けられた重合時に収縮する結合剤とを具備し、
    前記結合剤の重合収縮により前記カヌラ上に前記
    樹脂製軟質チユーブをカシメて両者を結合したこ
    とを特徴とする軟質チユーブ付穿刺針。 2 前記結合剤はエポキシ樹脂であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の軟質チユー
    ブ付穿刺針。 3 前記結合剤はウレタン樹脂であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の軟質チユー
    ブ付穿刺針。 4 前記軟質チユーブの内径を前記カヌラの外径
    より僅かに大きくしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の軟
    質チユーブ付穿刺針。
JP56044332A 1981-03-26 1981-03-26 Puncture needle with soft tube Granted JPS57160468A (en)

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JPS57160468A JPS57160468A (en) 1982-10-02
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