JPS614771A - 防水塗膜用プライマー組成物 - Google Patents

防水塗膜用プライマー組成物

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JPS614771A
JPS614771A JP12367984A JP12367984A JPS614771A JP S614771 A JPS614771 A JP S614771A JP 12367984 A JP12367984 A JP 12367984A JP 12367984 A JP12367984 A JP 12367984A JP S614771 A JPS614771 A JP S614771A
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epoxy resin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)  発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明組成物は、建築物や土木構築物の表面に、高分子
材料を用いて被膜を形成し、それら建築物、土木構築物
の防水あるいは化粧、保護さらには老朽化した建築物、
土木構築物の表面を修復する際の下塗り剤、いわゆるプ
ライマーに関するものであり、土木建築分野において非
常に有効なものである。
「従来の技術」 建築物や土木構築物の表面に防水、化粧、ならび化保護
のために高分子材料による被膜を形成させることは従来
より広く行なわれており、その際建築物や構築物の表面
と高分子材料の被膜との密着性を向上させるために、プ
ライマーを併用することも広(行なわれている。
たとえば、特公昭50−8460号、特公昭51−17
221号等の公報に見られる様に、エポキシ樹脂をプラ
イマーとして用いること、あるいは特開昭49−161
6号、特開昭56−32389号等の公報に見られる様
に、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化
ビニリデン系重合体をプライマーとして用いること、さ
らには特開1@51−74428号、特開昭55−78
764号、特開昭55−98561号等の公報に見られ
る様に珪酸塩類をプライマーとして用いることなどの様
に各種のプライマーを用いることが知られている。
これらのプライマーとしては、耐アルカリ性、耐水性の
良い均一な皮膜を形成し、建築物や構条物の表面及び高
分子材料からなる被膜と良い接着性を有するものが選ば
れ、下地からの気泡の発生による被膜のピ′ンホールの
発生やふくれの発生を防止し、コンクリート等からのア
ルカリ分の滲出による被膜の劣化を防止するために使用
されている。
「発明が解決しようとする問題点」 近年、コンクリート造の建物や構造物は大気汚染の進行
により、酸性雨の降雨や大気中のCO,ガス濃度の増加
により又、寒凍地では、凍害により表面の風化やコンク
リートの中性化が進み、コンクリートの鉄筋への防錆機
能が弱まり、内部鉄筋の腐食が進み、鉄の腐食による、
鉄筋の膨張現象が、コンクリートに亀裂を発生させる。
この亀裂を通して、空気、雨水、のコンクリートへの侵
入が容易となり、それがさらにコンクリートの中性化や
、鉄筋の腐食を加速的に進行させコンクリート構造物の
一層の老朽化を起している。
これら構造物の老朽化を防止するために、コンクリート
の中性化や鉄筋の腐蝕の原因となる、雨水や空気の侵入
を抑えるとともに、化粧を兼て高分子材料の被膜を形成
させることにより、老朽化を防止する工事や、老朽化し
た構造物の表面を修復し−、それ以上の老朽化の進行を
防止する工事が広く行われるようになってきている。
これらの工事においてもプライマーが使用されるが、こ
れらの工事に、従来のプライマーを適用しようとすると
種々の問題点が発生してくる。
たとえば、一般に最も広(使用されている塩化ゴムや塩
素化ポリプロピレンをトルエン等の有機溶剤に溶かした
溶液型のプライマーや、塩化ビニリデン系樹脂エマルジ
ョンでは、老朽化が進行し表面が脆弱化した下地表面の
空隙に対し、樹脂の分子が太きかったり、エマルジョン
粒子径が太き過ぎたり、プライマーと下地との界面張力
や物理的な反発により、これらプライマーの下地への浸
透が悪(、樹脂成分が溶媒と分離された状能から、溶媒
の蒸発により、樹脂成分が下地の表面で成膜し、脆弱化
している層は補強されていない状態で、プライマ一層が
形成されており、その上に被膜材を施工した場合、プラ
イマーと被膜材との接着は良いが、プライマ一層の下の
脆弱層が破壊され、被膜が容易に剥離したり、ふくれを
生ずるという問題点を有している。
そこで、これら脆弱化した下地を強化し、被膜材の施工
を可能にするための材料として、最近比較的分子量が小
さく、低粘度のエポキシ樹脂の溶液を選択し脆弱化した
下地に塗布して、表面から浸透させ、脆弱層内で反応硬
化させることにより高分子化して脆弱層を硬化させる方
法や、珪酸塩類の水溶液を塗布し脆弱層に浸透後i燥硬
化させること番こより、下地を強化する方法が提案され
ている揃掲:特公書昭57−11988)。
しかし、これらの材料も脆弱層への浸透性と、下地の強
化効果は、十分であるが、エポキシ樹脂系の材料では、
反応硬化させた層が、未強化層に比べ、強度が強過ぎる
ため建物躯体が温度変化や振動により動きが生じた場合
、未強化層を破壊して、層間剥離を引き起し易く、又、
硬化が進むと高分子材料やセメント系材料や樹脂モルタ
ルとの接着性が悪くなる傾向があり、その上に施工する
被膜材の施工の工程間隔時間について充分な管理が必要
であるという問題点を有しており、珪酸塩水溶液の場合
は、強アルカリ性であるため取扱いに注意を要し、飛沫
の発生する、スプレーによる工法が採用できないため施
工に手間がかかり、作業速度が遅く又、硬化表面は強ア
ルカリ性となるためセメント系の材料によりその上を被
覆しないとアルカリ性に弱いアクリル系等の被膜材が直
接施工できないという問題点を有している。
本願発明者等は、建築物や土木構築物の表面に適用でき
るプライマーであって、風化等により脆弱化した表面に
適用した場合も、上記の様な問題点がなく、優れた特性
を発揮するプライマーについて鋭意検討を加え本発明を
完成したのである。
(2)発明の構成 「問題点を解決するための手段」 本発明は上記諸問題点を解決した優れたプライマーに関
するものであり、エポキシ樹脂と塩素含有量50〜70
重量%の熱可塑性塩素含有樹脂を、エポキシ樹脂100
重量部に対し熱可塑性塩素含有樹脂20〜500重量部
の割合で有機溶剤に溶解してなることを特徴とするブラ
イマー用組成物に関するものである。
0エポキシ樹脂 本発明に用いられるエポキシ樹脂としては、常温硬化性
を有するものであれば特に限定されるものでなく、ビス
フェノールA、ノ10ゲン化ビスフェノール、バラヒド
ロキシ安息香酸又はグリセリン等にエピクロルヒドリン
を反応させて得られるもの、あるいはこれらをダイマー
酸またはウレタンなどで変性したものが適用され得る。
ただし、下地の強化能力を発揮させるために、25℃で
の粘度が50ポイズ以下のものが好ましくさらに20ポ
イズ以下の低粘度エポキシ樹脂が好ましい。特にビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂で上記の粘度を有するものが
好ましい。
O熱可塑性塩素含有樹脂 本発明に用いられる熱可塑性塩素含有樹脂とは、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴム又は
、塩化ビニリデンと塩化ビニルの共重合体などの樹脂で
あって塩素含有量が50〜70重量−のものであり、好
ましくは60〜70重量%のものである。塩素含有量5
0チ未満の樹脂では、トルエン、キシレン等に溶解した
場合粘度が高くなり、又エポキシ樹脂との相溶性が悪く
これらの樹脂を配合して作ったプライマーは下地への浸
透が悪く又塩素化率が低いので極性も弱(、被膜材との
密着性に樹脂が硬くなり均質な皮膜の形成が困難となる
とともに耐溶剤性に劣り、被膜材に含有する溶剤成分に
より、プライマ一層が侵され易いので不適である。
さらに熱可塑性塩素含有樹脂としては、分子量5,00
0〜i o o、 o o oで、トルエンで溶解した
場合の40重量%の液の粘度が25℃で1000 cp
s以下が好ましく、500 cps以下〜5 Q cp
s  以上のものがより好ましい。
重合度が高い樹脂では、プライマーに調整した場合に高
粘度となり、下地への浸透性が悪(なり、脆弱下地のプ
ライマーとした場合、下地の強化効果が発現しないおそ
れがある。
0溶剤 本発明組成物は溶液屋の組成物であり、溶液にするため
に用いられる溶剤としては、エポキシ樹脂と塩素含有樹
脂に対して相溶性があり、系溶剤、トリクロールエチレ
ン、塩化メチレン、ジクロルエタン、1,1.1−トリ
クロルエチレン、テトラクロルエチレン等の塩素系溶剤
、n−ヘキサン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水
素系溶媒、メタノール、エタノール、プルセロンルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、メチルカルピトー
ル、エチルカルピトール、および酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブア
セテート等のエステル類等の一糧又は二種以上を単独又
は混合して使用できる。
本発明により得られるプライマーは常温乾燥型のプライ
マーであるので、用いられる溶剤の沸点が余り高すぎて
揮発性が低下すると乾燥性、作業性が悪くなるので溶剤
としては沸点が180℃以下のものが好ましい。
アルコール類およびセロソルブ類の溶媒は他の溶媒と併
用するのが好ましくこれらの溶剤を使用したプライマー
は、湿潤面に対する、親和力が大きくなり、湿潤面でも
プライマー−効果が期待できる。使用量としては溶媒全
体の10〜30重量%であるのが好ましい、60チを越
ると含塩素樹脂の溶解性とプライマーの耐水性が弱くな
るので避けるのが好ましい。
0配合割合 本発明によるプライマーは上記エポキシ樹脂と塩素含有
樹脂を、エポキシ樹脂100重量部に対し塩素含有樹脂
20〜500重量部、好ましくは、50〜200重量部
含有するものである。塩素含有樹脂が20重量部未満で
ある場合は、下地への浸透性、下地の強化効果は十分得
られるが、エポキシ樹脂単独の性質が強くなり、上塗り
する被膜材との密着性の低下およびプライマー塗布から
被膜材の施工までの工程間隔が長くなったり、硬化剤を
混合したプライマー液を長時間経てから塗布した場合、
被膜材との密着性が低下し、また可使時間が短くなる。
一方、500重量部を超る場合では下地への浸透性が悪
くなり、下地の強化性能が劣る。
本発明組成物は、上記割合のエポキシ樹脂と塩素含有樹
脂を前記溶剤に溶解した溶液であるが、その際の溶液は
樹脂濃度25〜50重量%で、25℃における粘度が5
0センチポイズ以下であるものが下地への浸透性からみ
て好まし〜1゜ 0添加剤 本発明組成物には、熱可塑性塩素含有樹脂の可塑性を向
上させるために、ジオクチルフタレート、ジオクチルア
ジペート、塩素化パラフィン等を添加することができる
可塑剤は、プライマーの成膜硬化過程で生ずる内部歪み
を緩和する働きと上塗りされる被膜材との親和性を向上
させ、下地の強化効果と被膜材との密着性を向上させる
効果がある。
可塑剤の添加量としては、塩素含有樹脂100重量部あ
たり10〜40重量部であることが好ましい。可塑剤の
添加量がこの範囲より少ない場合は、上記効果が得られ
ず、また多すぎる場合には、プライマ一層21表面にブ
リードしてく飯る様になり密着力を阻害する原因となり
、耐熱性を低下し、耐候性を不良にするばかりでなく、
エポキシの硬化を阻害する様になるので好ましくない。
また本発明組成物にはエポキシ樹脂への添加剤として公
知のジグリシジールエーテル類の反ルシウム、クレー、
タルク、シリカ粉、セメント、アスベスト等の充填剤を
添加することもできる。
0使用方法 上記組成からなる本発明の組成物は、建築物又は構築物
の表面に公知の常温硬化性のエポキシ樹脂用硬化剤を混
合してから又は混合しながら一般的な塗布手段、たとえ
ば刷毛又はスプレーを用いて塗布することができ、特別
な操作や管理を必要としない。
エポキシ樹脂用硬化剤としては、脂肪族ポリアミン系複
素環状ポリアミンおよび、ポリアミド系の硬化剤が好ま
しいが、プライマーは一般の屋外の建物に施工する材料
であるため、作業環境、労働安全衛生の点から、毒性を
柔らげる必要があり、モノエポキサイド化合物アクリロ
ニトリル、エポキシ樹脂等により変性された硬化剤がよ
り好ましい。
またその粘度が常温にて20ボイズ以下のものが好まし
く、5ボイズ以下のものが浸透性に特に優れるのでさら
に好ましい。
なお、硬化剤の使用量はエポキシ樹脂の硬化に必要な通
常公知の量であり、エポキシ樹脂100重量部に対して
、60〜60重量部である。
本発明によるプライマーが塗布された下地に対する被膜
材としては、アクリルエマルジョン凰塗膜防水材が特に
適しているが、他に兄液反応型ウレタン防水材、樹脂モ
ルタルが適用され、さらにアクリルウレタン二液型塗料
、アクリルリシン塗料、エポキシ樹脂、モルタル等が塗
布され得る。
「作 用」 上記構成をとる本発明によるプライマーは、その使用に
当って、硬化剤と併用され、脆弱化された下地に塗布さ
れると、プライマー成分中のエポキシ樹脂成分が優先的
に脆弱化したψ地に深く浸透する。一方耐水性、耐薬品
性に優れた塩素含有樹脂分は表面近くに残り、溶媒の蒸
発により表面層に皮膜を形成する。この塩素含有樹脂か
らなる皮膜は各種高分子系被膜材や、下地の不陸の修正
に広く用いられる樹脂モルタル材やポルトランドセメン
トモルタルとの密着性に優れるため、これら被膜材の直
接施工を可能にする。
またこの表面に形成された皮膜は、下地に包含している
ガスの噴出による被膜材成膜過程で生ずる気泡フクレの
発生を防止する。
脆弱層に浸透したエポキシ樹脂成分は溶媒の拡散や蒸発
により硬化反応が加速され、結合力を失った砂や粉体を
エポキシ樹脂で結合し、下地を強化する。
又、表面に形成された皮膜はエポキシ樹脂単独組成であ
る場合に比べ塩素含有樹脂が配合されている為、エポキ
シ樹脂の硬化が完了しなくても、溶剤の蒸発ζこより指
触可能な程度の膜に短時間で形成され、その上lこは直
ちに被膜材の上塗りを可能にし作業工程の短縮化も図る
ことができる。
以上tこ説明のごとく本発明によるプライマーは、脆弱
な下地に対し深く浸透し、下地を強化しつつ、アクリル
エマルジョン系塗膜防水材等の被膜材料との接着性の良
い下地を作る作用を有するものである。
さらlこ、エポキシ樹脂と塩素含有樹脂からなるプライ
マーは、エポキシ樹脂又は塩素含有樹脂単独溶液型プラ
イマーでは、充分な密着性の得られなかった、ガラス、
磁器タイル、メラミン化粧板、アルミサツシ、亜鉛鋼板
、軟質塩化ビニールシート、ブチルゴム、ウレタン防水
塗膜、エポキシ防水膜、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル等の不浸透性の下地に対しても、優れた接着性を有
し、これら下地への塗装、防水工事等を施工するための
プライマーとして使用可能な、ものである。
その他、これら下地への接着のためのプライ発揮し、コ
ンクリートやモルタルに塗布することにより耐薬品性の
向上声の透過防止を目的とした塗料としても有効に作用
するものである。
「実施例」 実施例中の部およびチは、すべて重量部、重量%である
。実施例のプライマーは以下の方法により、接着性評価
の試験片を作成し、接着力、密着性を測定した。
1)試験片の作製と性能評価方法 (1)ケイカル板(75mX 150wX 10m)に
プライマー8gを2回に分けて塗布し、20〜25℃の
ドラフト内で乾燥硬化させ、24時間経過後に、アロン
コー)ST(東亜合成化学工業■製アクリルゴム系エマ
ルジlン凰防水材二以下同じ)をカップガン型吹付具に
より2kg/dの割合で吹付け、20℃−60%に調整
された恒温恒湿室内で7日間乾燥成膜し、建研式接着力
試験機を用いて、下地のケイカル板とアロンコー)ST
被被膜の接着力を測定した。
強化された下地の深さとしては、測定用治具(40%m
X40m)に持ち上げられたケイカル板の穴の深さをノ
ギスを用いて測定した。
(11)磁製タイル(70mX70mX5m)にプライ
マー29を塗布し、(1)と同様に乾燥硬化させアロン
コー)STを乾燥成膜した後、指による剥離テストによ
り空中密着性をしらべ更に2日間水浸漬処理を行い、タ
イル面とアロンコー)ST被被膜の耐水密着性を剥離テ
ストによりしらべた。
(iii)  モルタル(75mX 100mX250
)にプライマー49を塗布し、(1)と同様に乾燥硬化
し、アロンコー)STを吹付、乾燥成膜させた後に、建
研式接着力試験機を用いて、アロンコート灯被膜とモル
タル面との接着力を測定した。
Ov)  (匍と同様に、作成したサンプルをアロンコ
−)STの乾燥成膜後更に7日間水浸漬処理を行い、モ
ルタル面とアロンコー)ST被被膜の密着性を剥離テス
トによりしらべ、20℃−60%RHの環境室内で更に
7日間乾燥の後、建研式接着力試験機を用いてアロンコ
ー)ST被被膜、モルタル面との接着力を測定した。但
し建研式接着力試験の治具(4−OmX 40IIm)
は、クイノクメンダー接着剤(コニシー製エポキシ系接
着剤)を用いてアロンコー)ST被被膜接着した。
アルミサツシに(1)と同様にプライマー、アロンコー
)STを塗り、(1)と同様に養生した後、建研式接着
力試験機を用いて、接着力を測定した。
実施例1 エピコートsoi (油化シェルエポキシ■製、エポキ
シ当量205〜225ビスフエノール型エポキシ樹脂:
粘度25℃下で9〜14ボイズ)100部、スーパーク
ロン106H(出湯国策パルプ■製:塩素含有量68チ
塩素化ポリプロピレン:40%トルエン溶液粘度25℃
下で約300cps) 100部、エンパラ40(味の
素■製塩素化パラフィン)20部、トルエン500部、
メチルセロゾルラフ0部を混合して得られたプライマー
用組成物100部にエピキュア3050(油化シェルエ
ポキシ■製麦性脂肪族ポリアミン、アミン価1471g
/、9.25℃下の粘度1ポイズ)5部を混合してなる
、樹脂濃度31125℃下の粘度12センチボイズのプ
ライマーを作成した。
このプライマーを用いて、前述した試験法に従って試験
片を作製した後、各種の性能試験を実施した。
その結果を表1に掲げたが、各種下地との接着性や下地
の強化深さ等いずれもすぐれたものである。
実施例2 アデカレジンEP−4520(旭電化工業■製:エポキ
シ当量195〜215ビスフェノールA型エポキシ樹脂
粘度25℃下8〜12ポイズ)100部にスーパークロ
ン510(山場国策パルプ■製塩素含有率68チ塩素化
ポリエチレン=40%トルエン溶液粘度25℃下で15
0センチポイズ)50部にジオクチルフタレート10部
、トルエン200部、キシレン100部なるプライマー
用組成物100部にエピキアア3050(前掲)10部
をエチルセロソルブ10部とn−ブタノール10部に希
釈してなる硬化剤60部を混合してなる樹脂濃度34.
3 % 25℃下の粘度8センチポイズのプライマーを
得た。このプライマーについて実施例1と同様の要領で
性能試験を行った結果は表−1に示したように、すぐれ
たものであり、特に、脆弱なケイカル板への浸透性にす
ぐれていた。
実施例6 アデカレジンEP4520(前掲)100部にスーパー
クロンCR−5(出湯国策パルプ社製、塩素含有量66
チ塩化ゴム:40%トルエン溶液25℃下粘度100セ
ンチボイズ)20(1、エンバラ40(前掲)50部、
トルエン800部、メチルセロソルブ100部からなる
ブライマー用組成物100部にアデカハードナーEH2
70(加電化工業■製変性脂肪族ポリアミン、活性水素
当量7、5.25℃下粘度6〜5ポイズ)6部の硬化剤
を混合してなる樹脂濃度50 %、25℃下の粘度12
センチポイズのプライマーを得た。このプライマーにつ
いて、実施例1と同様の要領で性能試験を行った結果は
、表1に示したように脆弱なケイカル板下地への浸透性
は、劣るが、良好な接着性を示した。
実施例4 塩化ビニリデンと塩化ビニルを懸濁重合して得た塩素含
有量60 %、40 % )ルエン溶液粘度25℃下で
400センチボイノ嫉重合ポリマー1o。
部、アデカレジyEP4520(前掲)100部トルエ
ン250部、キシレン250部からなるプライマー用組
成物100部とメタキシリレンジアミン100部をアク
リロニトリル60部で変性しベンジルアルコール10部
を希釈剤とした変性脂肪族ポリアミン100部をエチル
セロソルブ200部で希釈した硬化剤15部を混合して
樹脂濃度29%粘度25℃下で14センチボイズのプラ
イマーを得た。このプライマーについて、実施例1と同
様の要領で性能試験を行った結果は表1に示した、よう
にすぐれたものであった。
比較例1 スーパークロンCR−10(出湯国策パルプ■製、塩素
含有量68チ塩素ゴム;40%トルエン溶液粘度25℃
下で約300cps)100部、エンバラ40(前掲)
25部トルエン500部からなる(樹脂濃度20%25
℃下の粘度10センチポイズ)プライマーを作成して、
試験した結果は表−1に示したように、モルタル下地や
アルミサツシ面の強固な下地に対しては、ある程度の密
着性が得られるが、ケイカル板の様な脆弱は下地に対し
ては、プライマーが浸透していないため、プライマーの
下層から容易に剥離され、実施例に比べ劣っている点が
多い。
比較例2 エピコート801(前掲)100部をトルエン200部
に希釈した主剤100部に対して、エピキュア3050
(前掲)100部にメチルセロソルブ100部からなる
硬化剤25部を混合してプライマー(樹脂濃度′56憾
、25℃下の粘度6センチボイズ)とする、上記プライ
マーについて、実施例1と同様の要領で性能試験を行っ
た結果は、表1に示したように、浸透性下地強化性は、
実施例と差はないが、被膜材との密着性で劣っている点
が多い。
実施例5 モルタル(75mX150戴X25m)片を24時間水
浸漬して濡れた状態のテスト片を上面から5n下に水面
が(るように水槽に浸し、水分が下から供給される状態
に置き、表面に実施例1のプライマーを4g塗布し、室
内で24時間乾燥させた後、水槽から取り出し、アロン
コー)STを2ki/mの割合で吹付け、20℃−60
チに調整された恒温便室内7日間乾燥成し、建研式接着
力試験機を用いて、ST被被膜の接着力を測定した・結
果、接着力8kf/dで湿潤下地に対して1.良好なプ
ライマーとしての性能を示した。
比較例3 エピコート801(前掲)を100部にスーパクロン1
06H(前掲)100部、エンパラ40(前掲)20部
をトルエン570部に溶解した主剤100部にエビキュ
ア5osO(前掲)5部を混合してなる、樹脂濃度31
425℃下の粘度11センチボイズのプライマーを作成
した。
このプライマーについて実施例5と同様に接着性の評価
を行ったところ、接着力は1k)7m以下も、プライマ
ー膜とモルタル面で容易に剥れた。
(3)  発明の効果 上記実施例で具体的に明らかになった様に、風化等によ
り表面が脆弱化した建築物や土木構築物、あるいはケイ
カル板、ALC板、石膏ボード等の表面強度の弱い材質
からなる建築物や土木構築物に本発明によるプライマー
を塗布することによりこれら脆弱な下地を強化する効果
が得られ、また防水、化粧ならび保護のために塗布され
る被膜用高分子材料とそれらの表面との密着性を向上す
る効果が得られるため、風化し老朽化した建築物や土木
構築物の補修に非常に役立つものであり、土木建築分野
において非常に熱望されていたものであり、当該分野に
おいて非常に有効なものである。
さらに、本発明によるプライマーは、従来のプライマー
では充分な密着性の得られなかったガラス、磁器タイル
、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等からな
る下地の表面に被膜用高分子材料をより良く密着するた
めにも効果のあるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エポキシ樹脂と塩素含有量50〜70重量%の熱可
    塑性塩素含有樹脂をエポキシ樹脂100重量部に対し熱
    可塑性塩素含有樹脂20〜500重量部の割合で有機溶
    剤に溶解してなることを特徴とするプライマー用組成物
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