JPS6147633B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6147633B2 JPS6147633B2 JP14376176A JP14376176A JPS6147633B2 JP S6147633 B2 JPS6147633 B2 JP S6147633B2 JP 14376176 A JP14376176 A JP 14376176A JP 14376176 A JP14376176 A JP 14376176A JP S6147633 B2 JPS6147633 B2 JP S6147633B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- joining
- piston rod
- joint
- friction welding
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
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- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、油圧シリンダのピストンロツドと取
付アイを互に同心性を保つて溶接するのに好適な
接合構造に関する。
付アイを互に同心性を保つて溶接するのに好適な
接合構造に関する。
従来、油圧シリンダにおけるピストンロツドの
先端にアイを接合する場合のように、これら両者
を互に同心性を保つて溶接する場合に用いられる
接合構造としては、両接合部材の接合部分にイン
ローを構成してこれらを互に嵌合させ、このイン
ローで同心性を確保しつつ前記接合部分の周囲に
あらかじめ形成しておいた開先にアーク溶接を施
して両接合部材を固着する接合構造と、もう一つ
は、両接合部材の接合部分に溶接代を設けて、こ
れら両者を摩擦溶接により固着する接合構造とが
従来から一般に広く知られている。
先端にアイを接合する場合のように、これら両者
を互に同心性を保つて溶接する場合に用いられる
接合構造としては、両接合部材の接合部分にイン
ローを構成してこれらを互に嵌合させ、このイン
ローで同心性を確保しつつ前記接合部分の周囲に
あらかじめ形成しておいた開先にアーク溶接を施
して両接合部材を固着する接合構造と、もう一つ
は、両接合部材の接合部分に溶接代を設けて、こ
れら両者を摩擦溶接により固着する接合構造とが
従来から一般に広く知られている。
しかし、前者の接合構造は、インローの構成に
高度の加工技術を要するばかりか、アーク溶接の
溶込み先端部分に応力集中が発生する難点があ
り、この応力集中に耐えるように開先を深くして
溶接強度を増そうとすると、多層溶接が必要にな
つてスラグのまき込みやブローホールの発生など
の欠陥が生じ易く、特に、前記した油圧シリンダ
におけるピストンロツドとアイのように強度を必
要とするものにあつては、通常、炭素含有量の多
い高炭素鋼や合金鋼などが使用されるために、ア
ーク溶接作業に先立つて溶接部分を予熱してやる
必要性が生じるばかりか、油圧シリンダのように
ロツド径の大きいものに対して、アーク溶接だけ
を施す場合、ピストンロツドと取付アイとの接合
が十分でなく、当該接合部分に応力集中が生じ破
損するなどの危険がある。また、後者の接合構造
にあつては、接合部分のメタルフローが両接合部
材を引離す方向に対して直角方向になることと、
結晶粒子が粗大化するために衝撃力に弱いという
欠点をもつ。
高度の加工技術を要するばかりか、アーク溶接の
溶込み先端部分に応力集中が発生する難点があ
り、この応力集中に耐えるように開先を深くして
溶接強度を増そうとすると、多層溶接が必要にな
つてスラグのまき込みやブローホールの発生など
の欠陥が生じ易く、特に、前記した油圧シリンダ
におけるピストンロツドとアイのように強度を必
要とするものにあつては、通常、炭素含有量の多
い高炭素鋼や合金鋼などが使用されるために、ア
ーク溶接作業に先立つて溶接部分を予熱してやる
必要性が生じるばかりか、油圧シリンダのように
ロツド径の大きいものに対して、アーク溶接だけ
を施す場合、ピストンロツドと取付アイとの接合
が十分でなく、当該接合部分に応力集中が生じ破
損するなどの危険がある。また、後者の接合構造
にあつては、接合部分のメタルフローが両接合部
材を引離す方向に対して直角方向になることと、
結晶粒子が粗大化するために衝撃力に弱いという
欠点をもつ。
したがつて、本発明の目的は、上記したような
従来の接合構造のもつ欠点を解消した新規のこの
種金属材料の接合構造を提供することにある。
従来の接合構造のもつ欠点を解消した新規のこの
種金属材料の接合構造を提供することにある。
以下、本発明の実施の一例を添附図面にもとづ
いて説明するに当り、ここでは説明の便宜上から
油圧シリンダにおけるピストンロツドの先端に取
付アイを溶接する場合について述べることにする
が、その他のものの接合構造としても本発明を容
易に適用し得ることはいうまでもない。
いて説明するに当り、ここでは説明の便宜上から
油圧シリンダにおけるピストンロツドの先端に取
付アイを溶接する場合について述べることにする
が、その他のものの接合構造としても本発明を容
易に適用し得ることはいうまでもない。
第1図には、油圧シリンダ1におけるピストン
ロツド2と取付アイ3との接合前の状態が示され
ている。図示の如く、これらピストンロツドと取
付アイ2,3のそれぞれの接合部分4,5には、
あらかじめ摩擦溶接用の溶接代6と、この溶接代
6を考慮に入れて摩擦溶接後の所定の大きさにな
るような開先7とが設けられている。
ロツド2と取付アイ3との接合前の状態が示され
ている。図示の如く、これらピストンロツドと取
付アイ2,3のそれぞれの接合部分4,5には、
あらかじめ摩擦溶接用の溶接代6と、この溶接代
6を考慮に入れて摩擦溶接後の所定の大きさにな
るような開先7とが設けられている。
前記ピストンロツドと取付アイ2,3は、まず
公知の摩擦溶接手段を用いて同心性を確保しなが
ら接合される。
公知の摩擦溶接手段を用いて同心性を確保しなが
ら接合される。
第2図は、このように溶接代6を用いてピスト
ンロツドと取付アイ2,3の接合部分4,5を摩
擦溶接4′,5′により接合したのち、開先7内に
突出したバリを除去した状態を示すものである。
そして、しかるのち第3図に示す如く、接合部分
の周囲に残つた開先7にアーク溶接8を施してさ
らにピストンロツドと取付アイ2,3を接合し、
それによつて、従来の摩擦溶接とアーク溶接とが
もつそれぞれの不具合を相互に補つて、同心性を
保ちながらこれら両者を接合したのである。
ンロツドと取付アイ2,3の接合部分4,5を摩
擦溶接4′,5′により接合したのち、開先7内に
突出したバリを除去した状態を示すものである。
そして、しかるのち第3図に示す如く、接合部分
の周囲に残つた開先7にアーク溶接8を施してさ
らにピストンロツドと取付アイ2,3を接合し、
それによつて、従来の摩擦溶接とアーク溶接とが
もつそれぞれの不具合を相互に補つて、同心性を
保ちながらこれら両者を接合したのである。
すなわち、上記した本発明の接合構造によれ
ば、摩擦溶接4′,5′によりインローを構成する
ことなしに同心性を確保してピストンロツドと取
付アイ2,3を接合することができるばかりか、
この摩擦溶接4′,5′による接合部分は、その後
に施されるアーク溶接8の熱により焼ならし効果
を受けて組織が均一にかつ微細化し、その部分の
衝撃強度が著しく向上する。また、このように摩
擦溶接4′,5′によつて開先7を除くピストンロ
ツドと取付アイ2,3の接合部分が溶着されてい
るため、開先7に施したアーク溶接8の溶込み先
端部分に応力集中が生じることもなく、このこと
は、開先7の深さを適度に保つてアーク溶接8の
部分にスラグのまき込みやブローホールが発生す
るのをよく防止するばかりか、ピストンロツド径
の大きなものでも、接合部分に集中応力を受けて
破損する等の欠点をなくすことができ、さらに接
合部分2,3が高炭素鋼や合金鋼であつたとして
も、摩擦溶接4′,5′のときの発生熱を利用して
両接合部材2,3を予熱することなくアーク溶接
8を施すことが可能になるのである。即ち、摩擦
溶接したのち、アーク溶接を施こすことによつ
て、摩擦溶接による発熱をアーク溶接の予熱とし
て利用できる一方、摩擦溶接後、アーク溶接を施
こすことによつて摩擦溶接の欠点である衝撃力に
弱い点をカバーすることができる等その利とする
処すこぶる大なるものである。
ば、摩擦溶接4′,5′によりインローを構成する
ことなしに同心性を確保してピストンロツドと取
付アイ2,3を接合することができるばかりか、
この摩擦溶接4′,5′による接合部分は、その後
に施されるアーク溶接8の熱により焼ならし効果
を受けて組織が均一にかつ微細化し、その部分の
衝撃強度が著しく向上する。また、このように摩
擦溶接4′,5′によつて開先7を除くピストンロ
ツドと取付アイ2,3の接合部分が溶着されてい
るため、開先7に施したアーク溶接8の溶込み先
端部分に応力集中が生じることもなく、このこと
は、開先7の深さを適度に保つてアーク溶接8の
部分にスラグのまき込みやブローホールが発生す
るのをよく防止するばかりか、ピストンロツド径
の大きなものでも、接合部分に集中応力を受けて
破損する等の欠点をなくすことができ、さらに接
合部分2,3が高炭素鋼や合金鋼であつたとして
も、摩擦溶接4′,5′のときの発生熱を利用して
両接合部材2,3を予熱することなくアーク溶接
8を施すことが可能になるのである。即ち、摩擦
溶接したのち、アーク溶接を施こすことによつ
て、摩擦溶接による発熱をアーク溶接の予熱とし
て利用できる一方、摩擦溶接後、アーク溶接を施
こすことによつて摩擦溶接の欠点である衝撃力に
弱い点をカバーすることができる等その利とする
処すこぶる大なるものである。
図は本発明の実施の一例を示すもので、第1図
は接合前の状態を示す一部切断正面図、第2図は
摩擦溶接を施した状態を示す一部切断正面図、第
3図は、これにアーク溶接を施して本発明による
金属材料の接合構造を完成した場合の状態を示す
一部切断正面図である。 2〜接合部材、3〜接合部材、4〜接合部分、
5〜接合部分、4′,5′〜摩擦溶接、6〜溶接
代、7〜開先、8〜アーク溶接。
は接合前の状態を示す一部切断正面図、第2図は
摩擦溶接を施した状態を示す一部切断正面図、第
3図は、これにアーク溶接を施して本発明による
金属材料の接合構造を完成した場合の状態を示す
一部切断正面図である。 2〜接合部材、3〜接合部材、4〜接合部分、
5〜接合部分、4′,5′〜摩擦溶接、6〜溶接
代、7〜開先、8〜アーク溶接。
Claims (1)
- 1 油圧シリンダのピストンロツドと取付アイの
接合部分に溶接代を設けてこれら両者を摩擦溶接
により接合し、当該摩擦溶接時発生する発生熱の
予熱効果を利用してあらかじめ溶接代を考慮して
両接合部材の接合部分の周囲に形成しておいた開
先にアーク溶接を施してなる油圧シリンダにおけ
るピストンロツドと取付アイの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14376176A JPS5367650A (en) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | Connecting structure of metallic material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14376176A JPS5367650A (en) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | Connecting structure of metallic material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5367650A JPS5367650A (en) | 1978-06-16 |
JPS6147633B2 true JPS6147633B2 (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=15346398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14376176A Granted JPS5367650A (en) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | Connecting structure of metallic material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5367650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6453800U (ja) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 |
-
1976
- 1976-11-30 JP JP14376176A patent/JPS5367650A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6453800U (ja) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5367650A (en) | 1978-06-16 |
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