JPS6147456A - 尿素の安定化法 - Google Patents
尿素の安定化法Info
- Publication number
- JPS6147456A JPS6147456A JP16762584A JP16762584A JPS6147456A JP S6147456 A JPS6147456 A JP S6147456A JP 16762584 A JP16762584 A JP 16762584A JP 16762584 A JP16762584 A JP 16762584A JP S6147456 A JPS6147456 A JP S6147456A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastin
- urea
- derivative
- decomposition
- mentioned
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は尿素水溶液配合製剤において長期間尿素の安定
性を保持させる方法に関するものである。
性を保持させる方法に関するものである。
[従来の技術]
尿素は皮膚の角層の吸湿性を高める作用や、角質熔解作
用があるので、魚鱗塵、老人性乾皮症、アトピー性皮膚
炎等の疾患用の外用製剤中に配合されたり、保湿効果を
高めるために化粧料中に配合されてきた。また、単純水
溶液を利尿剤として内服する場合もある。
用があるので、魚鱗塵、老人性乾皮症、アトピー性皮膚
炎等の疾患用の外用製剤中に配合されたり、保湿効果を
高めるために化粧料中に配合されてきた。また、単純水
溶液を利尿剤として内服する場合もある。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、尿素は水の共存下で除々に分解することが知ら
れており、この分解は酸、アルカリの共存下ではさらに
促進される。尿素が分解するとアンモニアガスが発生し
、このものは周知の通り強い刺激臭を有するので大きな
欠点となっていた。
れており、この分解は酸、アルカリの共存下ではさらに
促進される。尿素が分解するとアンモニアガスが発生し
、このものは周知の通り強い刺激臭を有するので大きな
欠点となっていた。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らはかかる事情に鑑み鋭意研究の結果、尿素と
ともに、エラスチン又はエラスチ分解蛋白質を配合した
ならば、尿素の分解反応を抑制することができることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
ともに、エラスチン又はエラスチ分解蛋白質を配合した
ならば、尿素の分解反応を抑制することができることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、尿素水溶液に、エラスチン及び/
又はエラスチン分解蛋白質を配合することを特徴とする
尿素の安定化法である。
又はエラスチン分解蛋白質を配合することを特徴とする
尿素の安定化法である。
以下、本発明について詳述する。
本発明において安定性を向上させる目的で配合されるエ
ラスチン及び/又はエラスチン分解蛋白質(以下両者を
合わせてエラスチン誘導体という)は、分子量数百乃至
数百のものが用いることができる。
ラスチン及び/又はエラスチン分解蛋白質(以下両者を
合わせてエラスチン誘導体という)は、分子量数百乃至
数百のものが用いることができる。
エラスチン分解蛋白質は、公知の酸処理法、アルカリ水
解法、酵素分解法等の一般的常法で得られるものが用い
られる。エラスチン誘導体の市販品の例とし゛ては、例
え□ば□、−丸ファルコス株式会社製の商品名「エラス
ゲンファイバー■」、「エラスゲンファイバーv(C)
」、共栄化学株式会社製の「エラーシャン」、「エラス
コン」、株式会社グンゼ産業製の「ハイドロラスクン」
、株式会社高研製の「エラスチン」等が挙げられる。
解法、酵素分解法等の一般的常法で得られるものが用い
られる。エラスチン誘導体の市販品の例とし゛ては、例
え□ば□、−丸ファルコス株式会社製の商品名「エラス
ゲンファイバー■」、「エラスゲンファイバーv(C)
」、共栄化学株式会社製の「エラーシャン」、「エラス
コン」、株式会社グンゼ産業製の「ハイドロラスクン」
、株式会社高研製の「エラスチン」等が挙げられる。
これらの商品はいずれも希薄溶液として供給されるが、
エラスチン誘導体純度としては10〜15重量%程度で
ある。
エラスチン誘導体純度としては10〜15重量%程度で
ある。
尿素の安定性を向上させる目的で尿素とともに配合され
るエラスチン誘導体の添加量は、尿素量に対するエラス
チン誘導体の量が増す程抑制効果は大きくなる。従って
、配合される尿素の量、あるいは保存される条件、期間
等や希望する分解抑制の度合によってそれぞれ適量を選
ぶことができるが、希薄溶液として尿素に対して重量で
1/10以上10倍量以下が望ましい。但し、過剰のエ
ラス争 チン誘導体の添加はエラスチン
誘導体自身が変質し、変色、変臭などを生じるために注
意が必要である。
るエラスチン誘導体の添加量は、尿素量に対するエラス
チン誘導体の量が増す程抑制効果は大きくなる。従って
、配合される尿素の量、あるいは保存される条件、期間
等や希望する分解抑制の度合によってそれぞれ適量を選
ぶことができるが、希薄溶液として尿素に対して重量で
1/10以上10倍量以下が望ましい。但し、過剰のエ
ラス争 チン誘導体の添加はエラスチン
誘導体自身が変質し、変色、変臭などを生じるために注
意が必要である。
また本発明で用いられる尿素水溶液の濃度は任意である
。さらに、尿素水溶液が油相等と乳化されて乳状製剤の
形等になっていても本発明の効果には全く差し支えない
。
。さらに、尿素水溶液が油相等と乳化されて乳状製剤の
形等になっていても本発明の効果には全く差し支えない
。
[発明の効果及び実施例]
尿素の微量の分解を追跡するためにはpH変化を観察す
るのが簡便でしかも正確である。すなわち、尿素が分解
するとpHが上昇する。以下に尿素とエラスチン誘導体
を併用した場合の系のpFI変化などを示す。表1は尿
素およびエラスチン誘導体をそれぞれの量、精製水に溶
解し、全量を100とした水溶液のpH値値化化アンモ
ニア臭の評価結果である。エラスチン誘導体を添加しな
い尿素のみの水溶液の場合はpH値が上昇し、それに伴
ってアンモニア臭が発生する。
るのが簡便でしかも正確である。すなわち、尿素が分解
するとpHが上昇する。以下に尿素とエラスチン誘導体
を併用した場合の系のpFI変化などを示す。表1は尿
素およびエラスチン誘導体をそれぞれの量、精製水に溶
解し、全量を100とした水溶液のpH値値化化アンモ
ニア臭の評価結果である。エラスチン誘導体を添加しな
い尿素のみの水溶液の場合はpH値が上昇し、それに伴
ってアンモニア臭が発生する。
しかし本発明のエラスチン誘導体を添加したものについ
てはpH変化はほとんどなく、アンモニア臭も認められ
ない。
てはpH変化はほとんどなく、アンモニア臭も認められ
ない。
(以下余白)
次に本発明を実施例および比較例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれにより限定されるものではない
。配合量は重量%である。
明するが、本発明はこれにより限定されるものではない
。配合量は重量%である。
実施例I
A、セタノール 3.0%固型
パラジイン 5・0ワセリン
15.0流動パラフイン
26.0ステアリン酸モノグリセリン
2.0エステル Tween60 2.OB、尿素
1.0工ラスチン誘導体
10.0(商品名「エラスゲンファイ
バーv」)精製水 全体を100とする
量Aに含まれる成分を混合し70℃に加熱し、同様に加
熱じたBの成分中に加える。乳化処理後冷却処理を行い
、外用尿素配合剤を得た。 □比較例1 実施例1処方でエラスチン誘導体を添加しないもの。
パラジイン 5・0ワセリン
15.0流動パラフイン
26.0ステアリン酸モノグリセリン
2.0エステル Tween60 2.OB、尿素
1.0工ラスチン誘導体
10.0(商品名「エラスゲンファイ
バーv」)精製水 全体を100とする
量Aに含まれる成分を混合し70℃に加熱し、同様に加
熱じたBの成分中に加える。乳化処理後冷却処理を行い
、外用尿素配合剤を得た。 □比較例1 実施例1処方でエラスチン誘導体を添加しないもの。
実施例1および比較例1の試料を40°Cにて2ケ月保
存した後、尿素の定量を行った結果、実施例1では94
〜96%の尿素が残存していたのに対し、比較例1では
80〜85%に減少していた。
存した後、尿素の定量を行った結果、実施例1では94
〜96%の尿素が残存していたのに対し、比較例1では
80〜85%に減少していた。
実施例2
尿素 2.0%精製糖
2.0工ラスチン誘導体
6.0(商品名「ハイドロラスタン
」) 精製水 90.0各成分を精
製水に混合熔解し、内用利尿剤とする。
2.0工ラスチン誘導体
6.0(商品名「ハイドロラスタン
」) 精製水 90.0各成分を精
製水に混合熔解し、内用利尿剤とする。
比較例2
実施例2処方でエラスチン誘導体を添加しないもの。
実施例2および比較例2の試料を40℃にて2ケ月保存
したのち尿素の定量を行った結果、実施例2では97〜
99%の尿素が残存していたのに対し、比較例2では7
6〜83%に減少していた。
したのち尿素の定量を行った結果、実施例2では97〜
99%の尿素が残存していたのに対し、比較例2では7
6〜83%に減少していた。
Claims (1)
- 尿素水溶液に、エラスチン及び/又はエラスチン分解蛋
白質を配合することを特徴とする尿素の安定化法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16762584A JPS6147456A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 尿素の安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16762584A JPS6147456A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 尿素の安定化法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6147456A true JPS6147456A (ja) | 1986-03-07 |
Family
ID=15853256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16762584A Pending JPS6147456A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 尿素の安定化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6147456A (ja) |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP16762584A patent/JPS6147456A/ja active Pending
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