JPS614727A - いかり機能を有する末端基を含むフルオロポリエーテルおよびその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野、従来の技術： 本発明は、潤滑剤としての使用又は一般に各種の用途に
おける表面の保護剤として好適なパーフルオルポリエー
テル構造を有する新種の化合物に関するものである。

潤滑剤としてパーフルオルポリエーテル構造いることは
周知であρ、例えはビデオ及びオーディオ用テープの分
野や、機械的摩耗にさらされる精密機械機具用として、
また電気部門では開閉サイクル数の多い接触部の保護用
に用いられる。

これらの用途に供せられるパーフルオルポリエーテルは
商業用には゛ホンプリン（、Ｆｏｍｂｌｉｎ　）　”（
モンテヂソン社製品）および゛クリドックス（　Ｋｒｙ
ｔｏｘ）　”　（デュポン社製品）の商標で知られてお
り、例えは米国特許第３，　２　４　２，　２　１　８
号、第３、　６　６　５，　０　４　１号および第３，
　７　１　５，　３　７　８号などに記載されている。

パーフルオルポリエーテルの潤滑性能の向上は、米国特
許第４，　２　６　８，　５　５　６号及び第４，　２
　６　７，　２　３　８号の記載によれば、パーフルオ
ルポリエーテル鎖中に極性と反応性のある末端基、−Ｃ
Ｈ２０Ｈ　％　　ｃｏｏＲ。

−ＣＯＮＨ−Ｒ　Ｍ　−ｃｏ−ＣＦ３型の基を導入する
ことにより達成された。これらの末端基がパーフルオル
ポリエーテル化合物の被潤滑表面との良好な粘着性を確
保するというものである。

しかしこの種の修正は欠点を有する。即ち中間基の反応
性が高く、例えば、あるものは容易に加水分解して酸基
を形成し、そのために潤滑する表面の物質、それが金属
であればとくに、それと反応し、表面が変化を受ける。

発明が解決しようとする問題点、解決するための手段、
作用： 本出願人がこ＼に見出したものは、パーフルオルポリエ
ーテル構造を有し、これまで使用されたパーフルオルポ
リエーテル類より艮好な潤滑性能及び保護性能を呈する
だけでなく同時に上述の欠点も免れている新規の化合物
である。−膜構造として、同化合物は、特有の末端基の
存在を特徴とするパーフルオルポリエーテル鎖からなる
ものである。

この新化合物は次の一般式（Ｉ）および（ＩＩ）によっ
て表される： （夏）　　　　　ＲＯ（Ｃ３Ｆ６Ｏ）ｍ（ＣＦＸＯ）ｎ
　　ＣＦＸ　　　Ｌ式中、（Ｃ３Ｆ６Ｏ　）および（Ｃ
Ｆ’ＸＯ）各基は統計的に鎖中に分布し、 Ｒは−ＣＦ３、−Ｃ２Ｆ５、−Ｃ，Ｆ、各基の中の一つ
であ広ＸはＦまたは−ＣＦ３であり、 ｒｎ＝３〜１０００間の有限数 Ｄ−有限数またはＯに等しい数 そしてｍ　＋ｎは３と１００の間、好ましくは５と５０
の間（両端数を含む）である。

タソし、ｎが有限数ならｍ　／　ｎ比は５と２０の間（
両端数を含む）であり、Ｒは好ましくけ一〇Ｆ３基。ｎ
がＯならＲは好ましくは−Ｃ，Ｆ６または一〇ａＦ７各
基の中の一つである０ ｉｌｌ）　　ＲＣＦＸＯ（ＣａＦａＯ）ｘ（ＣＦＸＯ）
ｙ（Ｃ２Ｆ４Ｏ）ｚＣＦＸ　Ｌ式中、（Ｃ３Ｆ６Ｏ　）
、（ＣＦＸＯ）および（Ｃ２Ｆ４Ｏ）の各基は鎖中にラ
ンダムに分布し、 ＸはＦまたは−ＣＦ３　であり、 ＲはＦ、−ＣＦ３、−Ｃ２Ｆ５のいずれかである。たソ
し、ＲＣＦＸ基は炭素原子３個以上を含まず、ｙ、２二
有限整数 Ｘ＝有限整数またある場合は一〇 ｘ　＋　ｙ　十ｚば５と２００の間、好ましくは５と１
００の間（両端数を含む） の間（両端数を含む）。ただしＸがＯなら、盈比は１と
０５の間（両端数を含む）であり、ｙ＋２は５と２００
の間（両端数を含む）であり、Ｘは好ましくはＦ、Ｒ＝
Ｌである。

一般式（１）および（Ｉｌ）においてＬ基は有機の、重
合性のない基で、次の式を有する： ＋Ｎ）Ａ−Ｙ 式中、 Ａ　＝　　ＣＨ２Ｏ％　　ＣＨ２０ＣＨ２ｚ　　ＣＦ２
−１ＣＦ２０−Ｙ−有機の弗素化していない基で、次の
二つの一般式の一つで表される： 式中、Ｒ１、Ｒ２は同種もしくは異種であり、炭素原子
１〜３を含有するアルキル基であり、Ｅ　＝　−ＣＨＲ
３−または−ＣＨ２ＣＨＲ３−Ｒ３−水素または炭素原
子１〜３を含有するアルキル基 Ｂ−水素または０−Ｒ３基 好ましくは、Ｙ基は次の式のものである。

式ｆ１）およびｆｌｌ）の化合物は、その中にＬ基が存
在するために金属表面または（ａ）（ｂ）（ｃ）および
（ｄ）類で示される製品表面に錨（いかり）効果を現す
ようになる。これらの表面は、直接、異物の薬剤や物体
との接触にさらされる純然たる表面であろうし、または
樹脂、無定形炭素、グラファイトなど保護材料の薄い別
の被覆層を有するものでもよい。

（ａ）、の下に挙けられる化学品の群の表面はｈ鋼鉄１
青銅、真鍮の表面であり、それらが焼結されていてもよ
く、Ｓｎ　　ｋｇ、５ｎ−ＡｕＸＳｎ−８ｎ各合金の表
面、Ｃｏ　−Ｃｒ、　Ｃｏ　−Ｎｉ、　’Ｆｅ　　Ｃｏ
　　Ｎｉ、　Ｃｏ　　Ｎ１−Ｐのようなスパッターによ
る方法丑たは電気化学的方法によって被覆した合金の表
面であり、また重合体マトリックス中忙分散する微細な
金属粉からなる表面である。

（ｂ）の化学品表面の例は、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂の支持体またはＡｔなどの金属支持体上にコー
トしたポリ塩化ビニル、ポリ醋酸ビニル等の重合体マト
リックス中に、或はポリウレタン、エポキシ樹脂等の熱
硬化性マトリックス中に、Ｆｅ２Ｏ３，Ｃｒ（）２、Ｂ
ａ　（Ｆｅ　０２）２等の顔料懸濁液を塗布して得られ
る材料の表面である。

（ｃ）の化学品表面の例は、磁気媒体上の記録及び／ま
たは読取り用ヘッド部に通常利用される、または時計製
作、精密表作技術用のビン支持体として利用されている
合成Ａｔ２０３（サファイア）、ＣａＴｉ　０３　、Ｂ
ａＴｉ　０３型のセラミック材料の表面である。

ｔｄ）の化学品表面の例は、ポリアミド、ポリイミド、
ポリエーテルケトン、芳香族ポリエーテルスルホン、ポ
リスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール等の合
成重合体類であり、丑たエラストマー型合成車′合体で
めり、一般には機械、航空、時計各分野の運動機構部の
製造にオリ用されるテクノポリマーであり、ハらに弗素
化シリコン、アクリル、ニトリルの各種ゴムである。こ
れら重合体の潤滑剤用に利用する場合、本発明の生成ｖ
Ｄは、カレンダー、バンバＩＪ−４たは押出しなど各工
程以前に、０５〜５重量％の量を重合体に混和すれはよ
く、または使用可能の重合体成型品の表面に用いてもよ
い。

式［１１または（Ｉｔ）の化合物は、それらによるコー
ト面が、滑り、転ジ、ずれ応力葦たは法線応力等を受け
るとき、′＝！たはｔａ）　［ｂ）　（ｃ）に挙げたも
のと同種の材料で構成する別途の表面と、連続または不
連続−の反復接触を受ける運動にさらされるとき、表面
を摩耗から保護する。化合物（１１および（Ｉｌ）の潤
滑作用は上記材料の上に数千ないし数千大の厚さの連＠
層を形成するときに発揮される。同様の潤滑作用が、（
ｄ）に挙けた種類の合成重合体表面の場合にも発揮され
る。

（ａｌの化学品表面に付ける場合、本発明による化合物
はとくに、高湿度下であっても大気中の薬剤による作用
から同表面を保護する能力を有する。

下記（Ｃ２）、（Ｃ２）、（Ｃ３）型の構造を有する中
性パーフルオルポリエーテルは両度の対熱、対化学薬品
安定性を有することが知られているが、（ａ）、（ｂ）
、（ｃ）、（ｄ）諸材料表面上のその層の残留を促進す
るためにも本発明の生成物は使用でき・る〇（Ｃ１）　
’　ＲｆＯ（０３Ｆ６Ｏ　）ｍ　（ＣＦ２０　）ｎ　Ｒ
′ｆ式中、Ｒｆ＝　ＣＦ５、−Ｃ２Ｆ６、ＣＢＦ７Ｒ′
ｆ−Ｒｆと同種または異種の有機の基；ｍは８〜１００
の整数（両端の数を含む）；旦は０に等しいかまたは異
り、■＝〇の場合、Ｒｆは好ましくはＣ３Ｆ？、Ｒ′ｆ
は０２Ｆ、ま／２二Ｉｒ５Ｃ３Ｆり； 旦が０でない場合、ｍ／ｎ比は５〜２０（両端の数を含
む）、ｍ＋ｎの合計は １０〜１００（両端の数を含む） （Ｃ２）　、ＲｆＯ（Ｃ２Ｆ４０）　（ＣＦ２０）、Ｒ
″ｆ’式中、Ｒ〉よびＲ／ｉ／は同種または異種であり
、−ＣＦ３またはＣ２Ｆ’、であり、 ｐ　／　ｑ比は０５〜５で・あジｌ）十ｑは２０〜２０
０（両端の数を含む） （Ｃ３）　：　Ｒ１／ｆＯ（Ｃ２Ｆ４０）ｒ（ＣＦ２０
）８（Ｃ３Ｆ６Ｏ）ｖＲ’１式中、臀、Ｒ７は同種また
は異種で前記の構造と同じであり、 ｒ　／　Ｓ比は０５〜５、 ｖ　、／　ｒ　＋　ｓ比は０．０１〜０．４、ｖ　＋　
ｒ　十ｓはｌＯ〜３００（両端の数を含む） 弐（１）および／または式（ＩＩ）の生成物と上記（Ｃ
１）、（Ｃ２）、（Ｃ３）型の甲性油の混合物は、生成
物（１）および／またば（ロ）を１〜５０重量％、好ま
しくは１〜１０１量％含むものである。

上記混合物は、５〜１’ＯＡないし数千Ａの薄層でも、
２表面間の滑り、転！ｌｌ粂件が５〜１０Ｋｍ／分に達
する高速往復運動においても潤滑作用を向上させる。

上記混合物が（ａ）、（ｂｌ　、（ｃ）各型の表面に恒
久的に吸着した薄層を形成する能力は、（ａ）、（ｂ）
、（Ｃ）各材料で作った矩形薄片（１５Ｘ　］、　００
　Ｘ　１　ａｍ　）の短辺側を潤滑剤を容れた皿中に浸
し、時間の経過に従い皿中の潤滑剤液の自由表面から異
なる距離に形成する潤滑フィルムの厚さを測定し垂直展
開測定法にＪ、シ決定する。厚さの測定はＥＳＣＡ分析
または試料表面の反射によるＦＴ−ｊＲ分光光度測定法
により可能である。

本発明化合物よりなるフィルムの機械的抵抗は（ａ）に
記した金楓の湖片２枚の間に、同化合物−回分量全介在
させ、電流を通じて、電流の通過がフィルムによって被
る抵抗を計って検査した。即ち、薄片２枚の中の１枚は
既知量の負荷（ｏ、　ｓ　Ｋｑ　）をかけストローク０
５％、既知量の周期（２〜５０Ｈ２）の往復運動を行わ
せる。初期に無限であった電気抵抗が、化合物（１）、
（Ｉｔ）ｉたは（Ｃ１）、（Ｃ２）、（Ｃ３）に記した
油との１〜５０％混合剤を金属薄片間に介在させるとき
、何十時間の往復運動後も依然として高いことに注目さ
れよう。連続運動または往復運動中の部品への潤滑を、
本発明の化合物（１）、（Ｉｌ）型捷たは上述のＣ型パ
ーフルオルポリエーテルとの混合剤で行うと、滑り、転
り、振動する部品の摩耗現象捷たは開閉サイクルを反復
する接点の摩耗現象を免れ、均一の作業が達成できる。

化合物（■）、ｆＩｌ）の潤滑剤としての利用において
とくに興味ある分野の中に、磁気媒体、ボールベアリン
グまたはローラーベアリング、電気接触器、金属または
焼結合金製ブツシュの分野が挙げられようが、これらの
用途においても式（１）、（ＩＩ）の化合物は大気中薬
剤に対する保護作用も非常に効果的で゛ある。

とくに磁気媒体では、読取９ヘッドとの接触による摩耗
から保護されるべき表面は、（ｂ）に記した重合体マト
リックス中に分散した磁性顔料フィルムからなるもので
ある。

本発明の化合物（Ｉ）、（ＩＩ）に基づくまたは（Ｃ）
型のノく−フルオルポリエーテルとの混合物に基づく潤
滑フィルムはそのままで、または稀釈溶液として、例え
ハ１．１．２−　）ジクロロトリフルオルエタン中の潤
滑剤化合物または混合物０５〜５％溶液として、浸漬、
塗布、噴霧し、次いで溶剤を揮発除去することにより利
用できる。

磁性材料が金属、即ち剛質または柔軟質の支持体上に蒸
着、スパッター（溶射法）、電着技術などに、Ｉ：、り
（ａ）に記したＣｏ−Ｃｒ、　Ｃｏ−Ｎｉ、　Ｃｏ　Ｎ
ｉ　　Ｐ　の類の金属を沈着した薄層からなる型である
ときにも、同様の利用技術を採用できる。

化合物ｆ１）、１ｌｌ）または＋Ｃ１型のパーフルオル
化油との混合物による磁性媒体の潤滑処理は、金塊製柔
軟質ディスクの場合、合成Ａ１２０Ｂ、ＢａＴｉＯ３ま
たはＣａＴｉＯ３を通常の基体とする読取りヘッドによ
る同一路上、３００〜１０００万回オーダーの通過に及
ぶ耐用試験にも合格することができる。

磁性テープの耐摩耗性は、本発明の化合物による＠屑処
理の有無のいずれの場合も、１２７ｃ′ｒｎｌ陥のテー
プに２２６．８９の張力を与えて６．７８　（ｍストロ
ークの往復運動を行うように維持したテープ。

を、直径８）藺、荷重負荷７８りの鋼球に対し、磁性層
が摩耗し支持体表面の通過光線が観察される寸で作用さ
せて測定した。

構造（■）、（ｌｌ）の化合物および［Ｃｉ型のバーフ
ルオル化油との混合物は、電流通過の接点用部品がＡｕ
。

Ａ）、ＰＬなど貴金属捷たはＡｕ５、−Ａ９を含む合金
でつくられる′電気接触器について、滑りや接触による
摩耗に対し保護層を形成するのに効果的である。

この場合にも、１，２．３−）ジクロロトリフルオルエ
タン中の潤滑剤溶液の浸漬法または噴霧法により潤滑フ
ィルムが沈積する。

薄片型の芯を不する電磁接触器の場合、構造（■）、ｆ
ｎ）の化合物および［Ｃ１型化合物との混合物は、接触
器の振動を弱めるのに極めて効果がある。

本発明の化合物は、他の表面と運動し接触するテクノポ
リマー類加工品用潤滑剤として有用である０ 例えばそれらはギヤ、多孔性ブツシュ、滑り金・接触器
、ボールベアリングまたはローラーベアリング用部品で
ある。

本発明の化合物は無極性＠濁液からなるグＩＪ　−ス、
有機重合体材料′１．たは無機材料からなるシックナー
の形成に入れても有用である。

構造（１）５、−　（ＩＩ）の化合物の効果は、グリー
スの機械的安定性の向上、作業中油洩れの減少、耐摩耗
性の向上などである。本発明の対象である化合物を０１
〜２％使用して性能向上のできるグリース類の例として
、鉱油、シリコン油″！、たけパーフルオルポリエーテ
ル油で形成されＰＴＦＥ、　ＴＦＥ−ＥＦＰ共重合体（
ＦＥＰ）、シリカ、黒鉛、ＭｑＳｘ、ベントナイト等に
より濃厚化処理して形成したグリースがある。

本発明の対象でめる式（１）、（Ｉｆ）の化合物は、既
知の化合物から出発して調製する。それは以下の構造を
それぞれに有する化合物。

（Ｄ＋）　’　ＲＯ（Ｃ３Ｆ６Ｏ　）ｍ（ＣＦＸＯ）ｎ
ＣＦＸ　Ｋ（Ｄ２）　、　Ｒ０ＣＦＸＯ（ＣａＦａＯ）
ｘ（ＣＦＸＯ）ｙ（Ｃ２Ｆ４）２　ＣＦＸ　Ｋ〔式中、
ｍ、ｎ、ＲｌＲ“、Ｘ、ｘ、ｙ、２は前に定義したもの
と同様であり、ＲはまたＫに等しく、Ｋは次の型の官能
基であるニ ーＣ００Ｍ　（Ｍ＝Ｈ，ｃＨａ） ＣＨＯ ＣＨ２０Ｈ ｃｏｃｔ −ＣＯＦ　　　　ｌ：］ と、式Ｄ−Ｙの化合物（Ｙは既述の意味でありＤは基に
と反応してＡを生ずることのできる官能基である）との
反応により調製する。Ａが−ＣＨ２０−である化合物は
、Ｋが−ＣＨ２０Ｈである式Ｄ１またはＤ２の前駆物質
から、アルカリ媒体中で可動ノーロケンを持つ基ｙｃｚ
を含む生成物と縮合して入手する。

Ａが−ＣＨ２０ＣＨ２−である化合物は、通常、式Ｄ１
″！。

たはＤ２のヒドロキシメチル前駆物質からも、基Ｙ中ニ
クロローまたはブロモメチル化した芳香族環を含む化合
物とアルカリ縮合反応により入手する。

ＡがＣＦ２０−でろる化合物は、Ｋがエーテル基である
前駆物質Ｄ１またはＤ２（Ｋが一〇〇ＯＨ１″！、たは
−ＣＯＯ−アルキル、または−ｃｏｃｔの化合物Ｄ１ま
たは）を式Ｙ−ＯＨの化合物と反応して入手）から、温
度１２０〜１８０℃、圧力２０〜６Ｏ気圧、反応時間２
０〜２５時間、ＨＦ／ＳＦ、混合物による基＝Ｃ＝Ｏの
−ＣＦ２−への弗素化により入手する。赤外線に基ＣＯ
Ｋにる吸着の消滅が見られる。

Ａが−ＣＦ２−である化合物は、前駆物質Ｄ１またはＤ
２（Ｋは−ＣＯＣｔ捷たは−ＣＯＦ　）を式ＤＹの生成
物（ＤはＬｉ　、　Ｍ（７、Ｃｕ型の金属）と、式ＤＩ
−Ｃｏ−ＹまたはＤ２−ＣＯ−Ｙのケトン化合物を得る
公知の条件下に反応させ、温度１２０〜１８０℃、圧力
２０〜６Ｏ気圧、反応時間２０〜２５時間で、ＨＦ／Ｓ
Ｆ。

混合物による基＝Ｃ−０の−ＣＦ、への転化を行う。

赤外線に基ＣＯによる吸着の消滅を認める。

実施例、発明の効果。

以下の実施例は本発明を例示するものであって、その限
定を意味するものではない。

実施例１ 分子量２，３００、式 ％式％ （式中、ｍ　＋ｐ　＝　２５、ｒｎ／ｐ＝０．６）のジ
オール７５りを第三ブチルアルコール１５０ＣＣ中第三
酪酸カリウム８りを溶解し３０℃に保持された溶液に加
える。

撹拌を２時間行い、続いて４−クロロメチル＝１．２−
メチレンジオキシベンゼンを加える。直ちに塩化カリウ
ムの沈澱′を見る。反応を３時間続行、その間３０℃を
保持、それから反応混合物を塩酸０４％含有水中に注入
する。

層をなし／このを分離、その最も重い層を、機械ポンプ
により作られた真空状態下１００℃で乾燥後、皮膜でａ
過、透明な液体７６りを得る。１．Ｒ。

およびＮ、　Ｍ、　Ｒ，分析により次の構造を有する化
合物からなることが確められた ＣｒＯ２顔料磁気テープに該化合物の１．１．２−　）
　’）クロロトリフルオルエタン中１％ｆａ　液ｋ　逆
ロール塗装器により塗布する。被処理テープ試料を重荷
２８ｇ−１直径０３２咽の銅球による摩滅作用に供する
。斧］球は行程６．７８ｃ＋＋＋の往復運動を行う。テ
ープ幅１．２７ｃｍに対して２２６．８ｊ７の力の張り
を与える。

通過８０００回に相当する時間後、摩滅の徴候は見られ
なかったが、無潤滑処理テープは３５０回後、透過光に
よる摩滅の徴候を呈した。

本実施例による誘導体は捷た２層の溶射（下層はパーマ
ロイで作られ上層はＣｏ−Ｃｒで作られる）ニヨッて製
作された金属化フロッピーディスクの潤滑に用いられた
。

潤滑剤皮膜は１１．２−トｌ）クロロトリフルオルエタ
ン中該化合物１％溶液に浸漬コート法により作る。引出
し速さは５層Ｍｌ／秒、得られた厚さは約５０ＯＡ。ラ
イナー中で回転後、厚さの実際値は約２０ＯＡであった
。潤滑処理ディスクはＡＮＳ　Ｉ基準によＩ）３００万
回転の限度丑で同一路上を回転して摩耗テストを行った
。

ヘッドへの重荷１５２、ディスクは光学顕微鏡により摩
耗の徴候を検知するまでの間、４２０万回の回転に耐え
た。続いてＥ、　Ｄ、　Ｓ、マイクロフイーラーによる
検査では、摩耗は表面的に過ぎず、パーマロイ下層を露
出する壕でＣｏ−Ｃｒ層を摩耗していないことが証され
た。

１、１．２−）リクロロトリンルオルエタン中化合物（
ｂ）２％溶液を、Ｃｏ−Ｎｉ合金層を高発生沈積技術（
ｈｉｇｈ　１ｎｃｉｄｅｎｃｅ　ｄｅｐｏｓｉｔｉｏｎ
　）により作ったビデオテープ表面の潤滑処理に適用し
た。Ｃｏ　Ｎｉ合金層は厚す０．２　＃で、厚さ１２μ
のポリエステル樹脂フィルムの上に形成する。

潤滑処理のものと未処理のもの２種のテープ試料につい
て、摩擦係数およびメチル・フレーム・ライフの比較テ
ストを行う。

未処理テープとセラミック製スライダー間の測定（動的
）摩擦係数は０．５５であった。処理テープのそれは０
２であった。

スチル・フレーム・テストでは、未処理テープは１０秒
以上のスチル・フレームの走行に耐えることができず、
処理テープの場合は同−朱外下で５分間の走行が可能で
あり、大きな損傷もなく、丑たドロップアウト率も絶対
受容可能であった。

実施例２ 分子量９８０、式 の化合物４５りを第三ブチルアルコール１０　’ＯＣＣ
中第三酪酸カリウム５．５９を溶解する溶液に加える、
温度は３０℃を維持する。反応２時間後、４−クロロメ
チル−１，２−メチレンジオキシベンゼン５５ｇ−を加
え、全体を３時間３０℃で攪拌、その後、混合物を塩酸
０．４％含有の水溶液２００ＣＣ中に注ぐ０形成する最
も重い層を分離し、真空下１００℃で蒸発して濃縮した
後、皮膜で濾過する。

透明な液４３シを得、１．Ｒ，およびＮ、　Ｍ、　Ｒ，
分析により次式の化合物で構成されることが明らかとな
った； １、１．２−　）リクロロトリフルオルエタン中該化合
物１％溶液を、実施例１に記すのと同型のフロッピーデ
ィスクの被覆に使用した。実施例１と同じ方法で処理し
ＡＮＳ　Ｉ基準による摩耗テストを行った所、同ディス
クは同一路上３５０万回転後、光学顕微鏡により摩耗の
徴候を認めた。

３Ｘ５Ｘ１００ｍｍ寸法の軟鋼薄片を研磨し、油の残渣
があれは清浄してそれを除去、上述により得た生成物中
に浸漬し１０ｍｍ／秒の速さで引出した。１２時間放置
した後、無塩分霧室内、温度５０℃、相対湿度１００％
で２８時間保持する。

テスト後、薄片に錆の痕跡を認めなかった。

比較のために、パホンプリン（Ｆｏｍｂｌｉｎ　）　’
″型フルオルエーテル油（２０℃、粘度２５０Ｃｓｔ）
で同様に処理した薄片は、テスト終了時に顕著な発錆現
象を呈した○ 特許出願人　　モンテヂソン・ニス・ビイ拳エイ手続補
正書（自発） 昭和６Ｏ年２月２５日 特許庁長官　志　賀　　　学　　殿 １、事件の表示 昭和６Ｏ年特許願第３４４３号 ２　発明の名称 いかり機能を有する末端基を含むフル オルポリエーテルおよびその製造法 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　イタリー国、ミラノ、フオロ・ボナパルテ、３
１番名　称　モンテヂンン・ニス−ビイ−エイ国　籍　
イタリー国 ４代理人 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明の
欄 （１）　　特許請求の範囲の記載を別紙の通り補正する
。

（２）　　明細書第８頁第９行の「炭素原子３個以上を
含まず、」を「３個より多くない炭素原子を含み、」と
補正する。

（３）明細書第１８頁下から第１行ｒ（Ｄ２）：ＲＯＣ
ＦＸＯ（Ｃ３Ｆ６Ｏ）（ＣＦＸＯ）、（０２Ｆ４）２Ｃ
ＦＸ−Ｋ」を〜 ［（Ｄｚ）　：ＲＣＦＸＯ（０３Ｆ６Ｏ）ｘ（ＣＦＸＯ
）、（ＣａＦａＯ）２０ＦＸ−Ｋｌと補正する。

（別紙） 特許請求の範囲を次の通り補正する。

［）（１１’ＲＯ（０３Ｆ６Ｏ）ｍ−（ＯＦＸＯ）。−
０ＦＸ−Ｌまたは （ｍｌ　　Ｒ″ａｐｘｏ−（ｃｇＦａＯ）ｘ−（ＯＦＸ
Ｏ）、−（Ｃ２Ｆ４Ｏ）ｚ−ＯＦＸ−Ｌの一般式を有す
るフルオルポリエーテル〔式中、 Ｒ＝−ＣＦ３、−０２Ｆ５、−０．Ｆ。

Ｘ　＝　Ｆ、　−ｃｉ；’３ Ｒ”二Ｆ、−ＣＦ３、−ｃ２ｐ、。

ｍ−３〜１００の整数 ｎ＝有限数または０に等しい整数、そしてｍ十〇は３〜
１００の間にある。ただしｎが有限数のときｍ　／　ｎ
比は５〜２０の間でＲは好ましくは−ＯＦ３、ｎがＯの
ときＲは好ましくは一０２Ｆ５　ｆ、だはＣ３Ｆｖ Ｘ＝有限数またはＯに等しい整数 Ｙ　Ｉ　ｚ＝有限整数であり、ｘ　＋　ｙ　＋　ｚは５
〜２００の間にあり、ｘ＋ユは５〜０５の間である。た
だしＸがＯのとき、ｚ　／　ｙは１〜０５の間でｙ　＋
　ｚは５〜２００の間であり、Ｘは好ましくはＦ、Ｆｅ
はＬ Ｌ二基Ａ−Ｙであシ、式中 Ａ＝−ＣＨ２０−１ＯＨ２００Ｈ２−１−ＯＦＸ、−Ｃ
Ｆ’２０−）′−次のいずれかの式の有機の基： Ｒ１、ルー炭素原子１〜３個のアルキル基Ｂ　＝　−Ｃ
ＨＲ３または一０Ｈ２−ＣＨＲ３−Ｒ３＝Ｈ−ｉたけ炭
素原子１〜３個のアルキル基 Ｂ＝Ｈまたは一〇鳥基〕 ２）　　ｙ基か式： である特許請求の範囲第１項記載のフルオルポリエーテ
ル。

３）式： ％式％ Ｃ式中、ｍ、ｎ、Ｒ，Ｒ，Ｘ％　ｘＳ　３’Ｎ　　Ｚは
下記と同じ定義であり、ＲはまたＫと等しくもあシ、Ｋ
は−０００ＭＣＭ＝Ｈ，ＣＨ３）、−０ＨＯ，−０Ｈ２
０Ｈ，−００Ｃ１゜−ｃｏｐの官能基〕 の化合物と、 式Ｄ−Ｙの化合物 〔式中、Ｙは下記と同じ定義であシ、Ｄは基にと反応し
て−■２Ｏ−１ＯＨ２００Ｈ２、ＣＦ５、−−ＣＦ２０
−を生ずることのできる官能基である 〕とを反応させることからなる （１）　　ＲＯ（ＣａＦ６Ｏ）ｍ　　（ＣＦＸＯ）ｎＣ
ｉＦＸ　　Ｌまたは ［１１）　　ＩｃＦｘｏ−（ＣａＦａＯ）ｘ−（ｃＦｘ
ｏ）、−（ｃ２ｐ４ｇ）２−ｃＦ’ｘ−ＩＩの一般式を
有するフルオルポリエーテル〔式中、 Ｒ＝−ＣＦ３、−０２Ｆ５、−−０，ＦヮＸ＝Ｆ、　−
ＣＦ。

Ｒ二Ｆ、−ＯＦ５、−−’Ｃ！２Ｆ。

ｍ　＝　３〜１００の整数 ｎ−有限数または０に等しい整数、そしてＦ＋ｎは３〜
１００の間にある。ただしｎが有限数のときｍ　／　ｎ
比は５〜２０の間でＲは好ましくは一〇Ｆ５、−ｎがＯ
のときＲは好ましくは一０２Ｆ、または０ａＦｑ Ｘ−有限数または０に等しい整数 ’ｌ　＋　ｚ＝有限整数であり、ｘ　＋ｙ　＋　ｚは５
〜２００の間にあシ、ｘ　土２は５〜０５の間である。

ただしＸが０のとき、ｚ　／　ｙは１〜０．５の間でｙ
　＋　ｚは５〜２００の間であり、Ｘは好ましくは、／
／はＬ Ｌ−基Ａ−Ｙであり、式中 Ａ＝−ＣＨ２０−１−０Ｈ２−０−０Ｈ２−１−ＯＦ’
２、−ＣＦ２０−￥−次のいずれかの式の有機の基 Ｒ１、＆＝炭素原子１〜３個のアルキル基Ｅ　＝−ＯＨ
Ｒ３または−ＣＨ２−０ＨＲ３−Ｒ３＝Ｈまたは炭素原
子１〜３個のアルキル基Ｂ　＝’Ｈまたは−Ｏ馬基〕 の製造方法。」

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）（ I ）ＲＯ（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｍ−（ＣＦＸＯ
   ）＿ｎ−ＣＦＸ−Ｌまたは （II）Ｒ″ＣＦＸＯ−（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｘ−（ＣＦ
   ＸＯ）＿ｙ−（Ｃ＿２Ｆ＿４Ｏ）＿ｚ−ＣＦＸ−Ｌの一
   般式を有するフルオルポリエーテル 〔式中、 Ｒ＝−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、−Ｃ＿３Ｆ＿７Ｘ＝
   Ｆ、−ＣＦ＿３ Ｒ″＝Ｆ、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５ ｍ＝３〜１００の整数 ｎ＝有限数または０に等しい整数、そしてｍ＋ｎは３〜
   １００の間にある。ただしｎが有 限数のときｍ／ｎ比は５〜２０の間でＲは 好ましくは−ＣＦ＿３、ｎが０のときＲは好ましくは−
   Ｃ＿２Ｆ＿５またはＣ＿３Ｆ＿７ ｘ＝有限数または０に等しい整数 ｙ、ｚ＝有限整数であり、ｘ＋ｙ＋ｚは５〜２００の間
   にあり、（ｘ＋ｚ）／ｙは５〜０．５の間である。ただ
   しｘが０のとき、ｚ／ｙは１ 〜０．５の間でｙ＋ｚは５〜２００の間であり、Ｘは好
   ましくはＦ、Ｒ″はＬ Ｌ＝基Ａ−Ｙであり、式中 Ａ＝−ＣＨ＿２Ｏ−、−ＣＨ＿２−Ｏ−ＣＨ＿２−、−
   ＣＦ＿２、−ＣＦ＿２Ｏ＿２−Ｙ＝次のいずれかの式の
   有機の基： ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
   等があります▼ Ｒ＿１、Ｒ＿２＝炭素原子１〜３個のアルキル基Ｅ＝−
   ＣＨＲ＿３または−ＣＨ＿２−ＣＨＲ＿３−Ｒ＿３＝Ｈ
   または炭素原子１〜３個のアルキル基 Ｂ＝Ｈまたは−ＯＲ＿３基〕 ２）Ｙ基が式： ▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第１項記載のフルオルポリエーテ
   ル。 ３）式： （Ｄ＿１）＝ＲＯ（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｍ（ＣＦＸＯ）
   ＿ｎＣＦＸ−Ｋ（Ｄ＿２）＝Ｒ″ＯＣＦＸＯ（Ｃ＿３Ｆ
   ＿６Ｏ）＿ｘ（ＣＦＸＯ）＿ｙ（Ｃ＿２Ｆ＿４）＿ｚＣ
   ＦＸ−Ｋ〔式中、ｍ、ｎ、Ｒ、Ｒ″、Ｘ、ｘ、ｙ、ｚは
   下記と同じ定義であり、Ｒ″はまた￥Ｋ￥と等しくもあ
   り、￥Ｋ￥は：−ＣＯＯＭ（Ｍ＝Ｈ、ＣＨ＿３）、−Ｃ
   ＨＯ、−ＣＨ＿２ＯＨ、−ＣＯＣｌ、−ＣＯＦの官能基
   〕 の化合物と、 式Ｄ−Ｙの化合物 〔式中、Ｙは下記と同じ定義であり、Ｄは基￥Ｋ￥と反
   応して−ＣＨ＿２Ｏ−、−ＣＨ＿２−Ｏ−ＣＨ＿２−、
   −ＣＦ＿２、−ＣＦ＿２Ｏ＿２−を生ずることのできる
   官能基である〕 とを反応させることからなる （ I ）ＲＯ（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｍ−（ＣＦＸＯ）＿
   ｎ−ＣＦＸ−Ｌまたは （II）Ｒ″ＣＦＸＯ−（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｘ−（ＣＦ
   ＸＯ）＿ｙ−（Ｃ＿２Ｆ＿４Ｏ）＿ｚ−ＣＦＸ−Ｌの一
   般式を有するフルオルポリエーテル 〔式中、 Ｒ＝−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿６、−Ｃ＿３Ｆ＿７Ｘ＝
   Ｆ、−ＣＦ＿３ Ｒ″＝Ｆ、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５ ｍ＝３〜１００の整数 ｎ＝有限数または０に等しい整数、そしてｍ＋ｎは３〜
   １００の間にある。ただしｎが有 限数のときｍ／ｎ比は５〜２０の間でＲは 好ましくは−ＣＦ＿３、ｎが０のときＲは好ましくは−
   Ｃ＿２Ｆ＿５またはＣ＿３Ｆ＿７ ｘ＝有限数または０に等しい整数 ｙ、ｚ＝有限整数であり、ｘ＋ｙ＋ｚは５〜２００の間
   にあり、（ｘ＋２）／ｙは５〜０．５の間である。ただ
   しｘが０のとき、ｚ／ｙは１ 〜０．５の間でｙ＋ｚは５〜２００の間であり、Ｘは好
   ましくはＦ、Ｒ″はＬ Ｌ＝基Ａ−Ｙであり、式中 Ａ＝−ＣＨ＿２Ｏ−、−ＣＨ＿２−Ｏ−ＣＨ＿２−、−
   ＣＦ＿２、−ＣＦ＿２Ｏ＿２−Ｙ＝次のいずれかの式の
   有機の基： ▲数式、化学式、表等があります▼　▲数式、化学式、
   表等があります▼ Ｒ＿１、Ｒ＿２＝炭素原子１〜３個のアルキル基Ｅ＝−
   ＣＨＲ＿３または−ＣＨ＿２−ＣＨＲ＿３−Ｒ＿３＝Ｈ
   または炭素原子１〜３個のアルキル基 Ｂ＝Ｈまたは−ＯＲ＿３基〕 の製造方法。