JPS614702A - 顔料分散用分岐型アクリル樹脂および顔料分散ベ−ス組成物 - Google Patents

顔料分散用分岐型アクリル樹脂および顔料分散ベ−ス組成物

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JPS614702A
JPS614702A JP12479184A JP12479184A JPS614702A JP S614702 A JPS614702 A JP S614702A JP 12479184 A JP12479184 A JP 12479184A JP 12479184 A JP12479184 A JP 12479184A JP S614702 A JPS614702 A JP S614702A
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resin
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electron
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晃一 筒井
Tasaburo Ueno
上野 太三郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は顔料+”を用分岐型アクリル樹脂および、かか
る樹脂と顔料とからなる分散用組成物に関する。
従来の技術 づでに本発明者らは (式中Rは脂肪族、脂環族、芳香族あるいは複素環式炭
化水素残基、nは2〜6の整数)て表わされる多官能性
エポキシ化合物と、式  X−C0OH(式中Xは重量
平均分子量1.000〜100,000.ガラス転移温
度−20〜100’Cのアクリルプレポリマー鎖)で表
わされる末端カルボキシル基を有するアクリルプレポリ
マーを反応せしめてえられる 式   R(OCH2CHCH20Co  X)nOH で表わされる分岐型アクリル樹脂が通常のアクリル樹脂
に比較し、同一分子量では粘度が低くなる事実にもとづ
き、特許願昭58−218127号として特許出願した
かかる手法でえられた分岐型アクリル樹脂は樹脂自体の
粘度が低いために各種顔料を分散せしめると分散速度が
大きくなり、分散ペースト粘度が低くなる傾向があった
しかしながら、塗料に使用せられる顔料は表面特質が一
様でないため、上記分散型アクリル樹脂では顔料によっ
ては必ずしも良好な分散性能を示すとは限らない場合が
ある。
発明が解決しようとする問題点 従って使用せられる顔料様にかかわらず優れた分散性能
を示す分岐型アクリル樹脂が得られるならば業界に益す
るところ誠に大といわねばならない。ざらにまたかかる
樹脂ビヒクルと顔料との分散ペーストを用いた塗料が塗
装作業性、塗膜性能上優れたものであることが望ましい
ことは占うまでもない。
問題点を解決するための手段 本発明者らは顔料表面特質が、酸・塩基の概念によって
区分される事実にもとづき、上記分岐型アクリル樹脂を
使用する顔料表面特質に従って、酸性または/および塩
基性に変性することにより、樹脂自体が有する低粘度特
性が加味されて通常のアクリル樹脂を変性した場合に比
較し各種顔料の分散性能、特に分散速度、分散ペースト
の粘度、降伏値、経時安定性、ざらには塗料状態での混
色安定性、さらには塗装に際しての不揮発分含有率、塗
装作業性および塗膜としての色調、光沢、鮮映性等にお
いて優れた特質を有することを見い出しlこ 。
かかる優れた分散、塗料、塗装、塗膜性能を有する顔料
分散用分岐型アクリル樹脂にあって、(1)電子受容基
を有する分岐型アクリル樹脂は、活性水素を保持する分
岐型アクリル樹脂に酸無水物および/またはサルトン化
合物を反応せしめることにより遊離の電子受容基を分子
内に担持せしめられる。
一方(2)電子供与基を有する分岐型アクリル樹脂は、
■カルボキシル基末端アクリルプレポリマーの合成に際
して、重合性塩基性化合物上ツマ−を共重合せしめ、か
かる塩基を保持するプレポリマーを用いて、分岐型アク
リル樹脂を合成することによってえられる。ざらには、
■分岐型アクリル樹脂に含まれる活性水素および必要に
応じて導入された活性アル」キシ基と活性アルコキシ基
および/または活性水素を有する塩基性低分子量化合物
および/または塩基性樹脂とを反応せしめることによっ
てえられる。
さらには(3)電子供与基および電子受容基を有する両
性分岐型アクリル樹脂は、上記(1)および(2)■ま
たは(2)■との組み合わせにより容易に得ることがで
きる。
尚、本願明細書において使用せる「活性水素」なる語は
1級、2級および3級ヒドロキシル基、アミド結合、ウ
レタン結合、カルボキシル基などに含まれる酸素、イオ
ウ、窒素などに結合している反応性の大なる水素原子を
意味し、「活性アルコキシ基」なる語は活性メチロール
の末端水素原子をアルキル置換した基の如く反応性の大
なるアルコキシ基を意し、「活性水素と反応する官能基
」なる詔は1級、2級および3級ヒドロキシル基、イソ
シアナート基、グリシジル基等活性水素と容易に反応す
る基を意味し、「活性アルコキシと反応する官能基」な
る語は1級、2級および3級ヒドロキシル基等活性アル
コキシ基と容易に反応する基を意味し、また「電子受容
基」なる語はカルボキシル基、スルホン基、ニトロ基等
、分子内で水素を標準としたとき他から電子を吸引する
傾向にある基を、「電子供与基」なる語は非共有電子対
をもつ−N−を有する為、ハロゲン、アルキル等分子内
で水素を標準としたとき他に電子を与える傾向にある基
を「塩基性樹脂」なる語は通常塗料分野で用いられる尿
素系樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等塩基性基を有する樹脂を、また「塩基性低分子
量化合物」なる詔は塩基性樹脂のプレポリマーあるいは
モノマーとして用いられるヒドロキシルアミン化合物(
例えばモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、ア
ミノペンタノール、アミノベンジルアルコール、2−ジ
メチルアミノエタノール等)、アミノ酸(例えば3−ジ
メチルアミノ安息香酸、2−アミノ−イソ醋酸、4−ア
ミノ−n−酪酸等)等を意味する。
本願での(A)電子受容基を有づ゛る分岐型アクリル樹
脂(B)電子供与基を有する分岐型アクリル樹脂、およ
び(C)電子受容基および電子供与基を有する両性分岐
型アクリル樹脂の製造法を詳細に説明する。
上記(A)(B)(C)各樹脂に共通して用いられる分
岐型アクリル樹脂、 R−(0−CH2CH−CH20−Co X) n鵞 は、多官能性エポキシ化合物 とカルボキシル基末端アクリルプレポリマーX−C0O
Hとを反応せしめてえられる。
かかるカルボキシル基末端アクリルプレポリマーは、カ
ルボキシル基含有モノマー以外のモノマーをアクリル樹
脂の重合に際して、通常用いられる開始剤、例えば、ア
ゾ−ニトリル化合物として2,2′−アゾ−ビス−イソ
ブチロニトリル、1゜1′−アゾ−ビス−1−シクロブ
タンニトリル、2.2′−アゾ−ビス−2メチルブチロ
ニトリル等、アゾ化合物として2,3−ジアゾ−ビシク
ロ[2,2,1]ヘプテン、2.2,2′−アゾ−ビス
−プロパン、1,1′−アゾ−どスー1−フェニルエタ
ン等、またパーオキサイド化合物としてはt−ブチルパ
ーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド等を使用して、重合を開始せしめ、(1)連鎖移動剤
として、カルボキシル基を含有する化合物、例えば、メ
ルカプト酢酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メル
カプトプロピオン酸、O−メルカプト安息香酸等を用い
ることによってアクリルプレポリマーの末端にカルボキ
シル基を導入することができる。 一方、カルボキシル
基含有モノマー以外のモノマーを、アクリル樹脂の重合
に際して、(2)カルボキシル基含有開始剤、例えば、
4.4′−アゾ−ビス(4−シアノペンタノイック酸〉
、過酸化ジグルタル酸等を用いて、重合を開始させるこ
とによっても、アクリルプレポリマーの末端にカルボキ
シル基を導入することができる。ざらに、上記(1)連
鎖移動剤として、カルボキシル基を含有する化合物、お
よび(2)カルボキシル基含有開始剤の両化合物を併用
することによっても、アクリルプレポリマーの末端にカ
ルボキシル基を導入することができる。
かかるアクリルプレポリマーの重合に使用されるカルボ
キシル基含有モノマー以外のモノマーとしては、中性上
ツマー1活性水素基含有七ツマ−と活性アルコキシ基含
有モノマーに分けられる。
中性上ツマ−としては、エチレン、プロピレン、ブタジ
ェン、イソプレン、クロロプレン、塩化ビニル、臭化ビ
ニル、弗化ビニル、ビニリデンクロライド、メチルビニ
ルエーテル、アクリル酸エステル(例えば、メチル、エ
チル、ブチルエステル等)メタクリル酸エステル(例え
ば、メチル、エチル、ブチルエステル等)ニトリル誘導
体(例えばアクリロニトリル、メタクリ【」ニトリル等
)、スチレン、スチレン誘導体(例えばα−メチルスチ
レン)等が挙げられる。一方、活性水素基含有モノマー
としては、アミド基含有モノマーとして、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド等、ヒドロキシル基含有モノマー
としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
、N−メチロールアクリルアミド等を、活性アルコキシ
基含有モノマーとして、N−メトキシメチロールアクリ
ルアミド、N−ブトキシメチロールアクリルアミド等が
挙げられる。
(A)電子受容基を有する分岐型アクリル樹脂の合成に
おっては、上記の末端にカルボキシル基を有するアクリ
ルプレポリマーの合成に際して、活性水素基含有上ツマ
−を用いて、アクリルプレポリマー中に活性水素基を保
持せしめてもよいし、また活性水素基を保持しないアク
リルプレポリマーを用いても構わない。
これら末端にカルボキシル基を有するアクリルプレポリ
マーと多官能性エポキシ化合物との反応でえられた分岐
型アクリル樹脂は 式   R−(OCH2CHCH20COX)nで示さ
れ、分子内に2級のヒドロキシル基を保持し、活性水素
基として利用することができる。
かかる手法でえられた活性水素基を保持する分岐型アク
リル樹脂に電子受容基を担持せしめるためには、活性水
素基と反応して遊離の酸性基を生成する化合物であれば
、いかなる物質でも使用できるが、代表的には、例えば
活性水素基と反応してカルボキシル基を生成する化合物
、酸無水物、例えば、無水酢酸、無ホコハク酸、無水フ
タル酸、無水マレイン酸、テトラハイドロ無水フタル酸
、ヘキサハイドロ無水フタル酸、無水トリメリット酸等
、さらには活性水素基と反応してスルホン酸基を生成す
る化合物、脂肪酸サルトン、例えば1゜3−プロパンサ
ルトン、1,3−ブタンサルトン、2.4−ブタンサル
トン、1,4−ブタンサルトン、1.3−77クタンサ
ルトン、2,3−デカンサルトン等、あるいは無水の無
機酸、例えば−メタリン酸の如きを用いることも可能で
ある。
かかるサルトン化合物の付加反応にあっては分岐型アク
リル樹脂と脂肪酸ザルトンからなる溶液を60℃〜15
0℃の反応温度で2時間〜10時間反応せしめることに
よりサルトン変性分岐型アクリル樹脂を合成することが
できる。かがるサルトン変性分岐型アクリル樹脂の合成
に際して、サルトンを付加させる場合のサルトンの使用
量は分岐型アクリル樹脂の固型分重量比でOo・01重
量%〜6重量%、好ましくは0.02重量%〜4重量%
の範囲にある。使用量が6重量%を越えるとポリマーの
溶融粘度が高くなり、ポリマーの製造が困難である。
一方(B)の電子供与基°を有する分岐型アクリル樹脂
の合成にあっては末端にカルボキシル基を有するアクリ
ルプレポリマーの合成に際して、重合性塩基性化合物、
例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアク
リレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ブチ
ルアミノエチルメタクリレート、ブチルアミノエチルア
クリレート、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン
、2−メチル5−ビニルピリジン、2−エチメ ル5−ビニルピリジン、ジメチルアリルアミン、ジアリ
ルアミン、ビニルビロリン、ビニルイソキノリン、NN
−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、2 (NNジ
メチルアミノ)4ビニルピリミジン、トランス1.2ジ
ピリジルエチレン、3シンナモイルピリジン、2−メチ
ル5−シンナモイルピリジン、4,6ジアミノ2−ビニ
ル5−トリアジン等を共重合せしめ、かかるプレポリマ
ーを用いて分岐型アクリル樹脂を合成することによって
、分子内に電子供与基を担持せしめることができる。
またい、末端にカルボキシル基を有するアクリルプレポ
リマーの合成に際して、活性アルコキシ基含有モノマー
および/または必要に応じて活性水素基含有モノマーを
共重合せしめ、かかるプレポリマーを用いて合成された
分岐型アクリル樹脂に活性水、素および必要に応じて導
入された活性アルコキシ基を担持せしめ、かかる手法に
よりえられた分岐型アクリル樹脂に低分子量塩基性化合
物および/または塩基性樹脂を反応せしめることにより
、電子供与基を有°する分岐型アクリル樹脂を合成する
ことができる。
尚、活性水素基を担持する分岐型アクリル樹脂シこ多価
イソシアナート化合物あるいはグリウジル化合物を遊離
のイソシアナート基あるいはグリシジル基が残存するよ
うに配合し反応させて、塩−性樹脂および/または塩基
性低分子量化合物中の活性水素と反応しつる分岐型アク
リル樹脂とすることもできる。
上記塩基性樹脂としては、塗料分野で通常使用される尿
素樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
樹脂等が用いられる。
尿素樹脂、メラミン樹脂は尿素又はメラミンにホルムア
ルデヒドを縮合させて得られ、又必要に応じてアルコー
ル類(例えばメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、ブチルアルコール等ンを樹脂の製造
原料の一部として用い、アルキル化メチロール尿素樹脂
又はアルキル化メチロールメラミン樹脂として使用する
こともできる。
ポリアミド樹脂は脂肪族ジアミンと二塩基酸の綜合・反
応、あるいは環状ラクタムの尿素綜合反応等により得ら
れ、脂肪族ジアミンとして例えば、1.2エタンジアミ
ン、N、N’ −ジメチル−1゜2−エタゾジアミン、
1,6−ヘキサンジアミン等が、また二塩基酸としてコ
ハク酸、アジピン酸、セバシン酸等が適宜選択される。
環状ラクタムとしては例えばα−ピロリドン、δ−カプ
ロラクタム、ω−カプリルラクタム等が使用せられる。
かかる塩基性樹脂は上記製造過程において電子供与基と
共に、活性水素あるいは活性アルコキシ基が導入され(
A>の酸性樹脂中の官能基と付加あるいは綜合反応させ
ることができる。
ポリウレタン樹脂はポリヒドロキシ化合物、例えばヒド
ロキシル基を有するオイルフリーポリエステル樹脂、長
油又は短油アルキド樹脂、アクリル樹脂あるいはポリエ
ーテル樹脂とイソシアナート化合物とを付加反応せしめ
て得ら2.れる。上記ポリヒドロキシ化合物中のポリエ
ーテル樹脂は、ソルビトール、ペンタエリスリトール、
蔗糖、澱粉等、の開始剤を用いプロピレンオキサイド、
エチレンオキサイド等を重合させて得られる樹脂である
イソシアナート化合物としてはへキサメチレンジイソシ
アナート、トリレンジイソシアナート、キシリレンジイ
ソシアナート等のジイソシアナート、あるいはデスモジ
ュールN1デスモジュールし等の多価イソシアナートが
゛用いられる。
上記(△)電子受容基を有する分岐型アクリル樹脂、お
よび(B)電子供与基を有する分岐型アクリル樹脂の合
成において用いられる手法を組み合わせることによって
(C)電子受容基および電子供与基を有する分岐型アク
リル樹脂を合成することができる。
かくして得られた(A>(B)および(C)の分岐型ア
クリル樹脂は、通常のアクリル樹脂に同様な手法で電子
受容基および/または電子供与基を担持せしめた場合に
比較し、同一分子量では粘度が低くなる特徴を有する。
また、顔料表面特質に従い、(A>(B)および(C)
の分岐型アクリル樹脂を適宜使いわけることにより、通
常のアリル樹脂を変成した場合に比較し、分散、塗料、
塗装、塗膜性能に優れた効果を発揮する。
しかしながら、塗料工業においては、極めて多種の無機
顔料ならびに有機顔料が用いられておりその表面特質も
非常にことなっている。顔料を酸、塩基概念でとらえて
もその酸性、塩基性成は大巾にことなる。従って分散用
樹脂における酸性、塩基性の度合についても種々の顔料
について最適なものを求めるとでれば顔料毎に変わるこ
とが当然に予想される。そこで本発明者らは、今日広く
実用されている顔料の多くに対し最大公約数的に良好な
分散性を示す分散用樹脂の酸性度および塩基性成があり
得るのではなかろうかと考え、各種顔料を実際に上記分
散用樹脂に分散させ樹脂の酸性度、塩基性成と顔料の分
散効果の関連性につき調べた。ただ両性顔料の酸性度お
よび塩基性成といっても非水系における簡便な測定法は
知られていないので、本発明者らは試料の分散用樹脂を
アニリンに溶かし、水酸化n−テトラブチルアンモニウ
ムを滴定試薬とし非水電位差滴定法で定量し、中和に必
要な試薬のモル数から樹脂の蕾性度を決定し、又試料の
酢酸溶液を用い過塩素酸を滴定試薬として非水電位差滴
定で定量し、中和に必要な試薬のモル数から塩基性成を
決める、非水系での独自の酸性度、塩基性成の測定法を
開発し、それにより樹脂の酸性度、塩基性成を標値した
。試験の結果、本発明者らは上記両性分散用樹脂の酸性
度が1.’0〜1.0x10−2 m mol/g、5
olid 、特に好ましくは0.8〜2.Ox10−2
m mollo、5olidの範囲にあり、塩基性成が
1.0〜5 ×10−3m mo+/(1゜5olid
 、特に好ましくは1.0〜1 x10′2m mol
/g、5oliclの範囲内にあるときに、塗料用の各
種無機ならびに有機顔料に対し良好な分散性を示すこと
を経験的に知り得た。従って本発明の好ましい具体例に
おいては本願明細書記載の試験法で上記範囲内の酸性度
と塩基性成を示す樹脂が好ましく用いられる。
本発明者らは研究の結果、上記の■分岐型アクリル樹脂
中の活性水素基と■酸無水物および/またはサル824
4合物の反応における配合比率が樹脂の固型分で099
.9〜50%に対し00.1〜50%、最も好ましくは
■9’9 、9〜70%に対し■0,1〜30%であり
、さらに上記の活性水素および必要に応じて導入された
活性アルコキシ基を担持した■分岐型アクリル樹脂と■
低分子量塩基性化合物および/または■塩基性樹脂との
反応における配合比率が樹脂の固型分で099.9〜5
0%に対し00.1〜50%、最も好ましくは■99.
9〜70%に対し00.1〜30%であり、一方、上記
の分岐型アクリル樹脂と■塩基性樹脂の反応における配
合の重量比率が樹脂の固型分で099.5〜40%に対
し00.5〜60%、最も好ましくは099.5〜60
%と00.5〜60%であり、えられた分散用樹脂の分
子量がゲルパーミェーションクロマトグラフィで測定し
、ポリスチレン換算で2.000〜200,000.好
ましくは4,000〜100.0OC)であり、ガラス
転移温度が一り0℃〜100’C1好ましくは一10°
C〜80℃である場合に最良の結果を与えることも見出
した。したがって本発明の最も好ましい具体例において
は、前記の分散用樹脂の酸性、塩基性上回外に上記各種
パラメーターを満足する樹脂が顔料の分散に使用せられ
る。
本発明の分散ベース組成物は本願明細書に規定した分散
用樹脂を用い各種顔料を分散せしめて得られる。この場
合顔料としては塗料で通常使用されている各種の無機な
らびに有機顔料が用いられ、無m顔料としては例えばカ
ーボンブラック、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、
鉄黒、ベンガラ、鉛丹、カドミウムエロー、硫化亜鉛、
リトポン、硫酸バリウム、硫酸鉛、炭゛酸バリウム、鉛
白、アルミナホワイト等が、又有機顔料としてはアゾ系
、ポリ綜合アゾ系、メタルコンプレックスアゾ系、ベン
ズイミダシロン系、フタロシアニン系(ブルー、グリニ
ン)、チオインジゴ系、ア゛、シ゛スラキノン系、フラ
バンスロン系、インダンスレン系、アンスラピリジン系
、ビランスロン系、イソインドリノン系、ペリレン系、
ペリノン系およびキナクリドン系の各種顔料が有利に用
いられる。
上記分散用樹脂と顔料の配合比率は、塗料化にさいして
はさらに樹脂あるいは溶剤で希釈するので何ら臨界的で
なく任意に選択されうるが、分散ベースの製造の経済性
、分散効率などを考慮し、通常樹脂(固型分)10〜9
0重量%と顔料90〜10重量%の割合で、また好まし
くは樹脂(固型分)30〜70重量%と顔料70〜30
重量%の割合で用いられる。
本発明の分散組成物は、上記の電子受容基および/また
は電子供与基を担持せしめた分散用樹脂と必要に応じて
、その他の樹脂、例え一本発明以外のアクリル樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、硝
酸繊紺紫、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、塩化ビニル樹脂ζフェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂
等の一種または二種以上と、上記の顔料の一種あるいは
二種以上を混合し、必要に応じて塗料工業において通常
使用される・溶剤、例えばトルエン、キシレン、ツルペ
ッツ100.ツルペッツ150等の炭化水素系溶剤、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のニスデル系溶剤、MEK、M
IBK等のケトン系溶剤の一種あるいは二種以上を加え
、通常の分散機例えば町−ルミル分散機、ボールミル分
散機、サンドグライン′ドミル分散機、プラネタリ−ミ
キサー、ハイスゼードディスパー分散機等を用いて製造
される。
かくしで得られる分散ベース組成物は極めて良好な顔料
分散性を示し、貯蔵時の安定性においても優れ、各種樹
脂および溶剤との相溶性に優れ、顔料分散べ、−ス組成
物として極めて有用である。
以下、本発明で使゛用される分散用樹脂の代表的。
な製造例および実施例により本発明を説明する。
これら製造例ならびに実施例中、部あるいは%は特にこ
とわりなき限り重量による。
実施例および発明の効果 合成例1 (アクリルポリマーの合成)滴下ロート、冷
却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容器
にキシセン33部を仕込み130℃に昇温する。2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート45部、メチルメタクリ
レート336部、ノルマルブチルアクリレート60部、
スチレンモノマー127部、チオグリコール酸6.5部
、アゾビスイソブチロニトリル2.7部の溶液を滴下ロ
ートに仕込む。窒素雰囲気下130’Cにて滴下ロート
の内容物を3詩間で等速滴下する。
滴下終了後30分間130℃に保持する。 次いでアゾ
ビスイソブチロニトリル0.3部、キシレン123部の
溶液を滴下ロートに仕込む。これを30分間で等速滴下
する。滴下終了後1時間130℃に保持し、重合を完結
した。冷却後内容物を取り出し、無色透明のアクリルプ
レポリマーAを得た。アクリルプレポリマーの特数は表
−1に示す。
合成例2 (分岐型アクリル樹脂の合成)冷却管、窒素
導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容器に合成例1
の方法で合成したアクリルプレポリマーA747部、ブ
ナコールEX−411(長潮化成工業■社製)14、フ
ァーミンDMC(花王石鹸■社製)1.19部の溶液を
コルベンに仕込み130℃に昇温する。昇温後7時間、
130℃噛′持し、付加反応を完了した後、キシレン1
19部、酢酸ブチル119部を仕込み、冷却をおこない
、分岐型アクリル樹脂B@得た。分岐型アクリル樹脂B
の特数は表−2に示す。
合成例3 (酸付加分岐型アクリル樹脂の製造例−1) 冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容
器に合成例2の方法で合成した分岐型アクリル樹脂88
65部、無水ロハク酸7.2部の溶液をコルベンに仕込
み130℃に昇温する。
昇温後1時間130℃に保持し付加反応を完了し、キシ
レン0.1部、酢酸ブチル0.1部を仕込み酸付加分岐
型アクリル樹脂Cを得た。Cの特数は表−3に示す。
合成例4 (酸付加分岐型アクリル樹脂の製造例−2) 表−3に示づ配合により合成例3と同様の手法により無
水フタル酸付加分岐型アクリル樹脂を合成した。ただし
、DBTO(和光純薬化学工業社製)は無水フタル酸と
同時に仕込む。得られた樹脂りの特数は表−3に示す。
合成例5 (酸付加分岐型アクリル樹脂の製造例−3) 冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容
器に合成例2の方法で合成した分岐型アクリル樹脂88
65部、プロパンサルトン(ダイセル社製)1.3部、
キシレン0.1部、酢酸ブチル0.1部の溶液をフルペ
ンに仕込み105℃に昇温する。昇温後5時間105℃
に保持し付加反応を完了し、酸付加分岐型アクリル樹脂
Eを得た。Eの特数は表−3に示す。
合成例6 合成例1と同様な手法で表−4に示す配合組成で、比較
用社内樹脂Fを合成した。特数値は表−4に示す。
合成例7 (塩基付加分岐型アクリル樹脂の合成−1) 滴下ロート、冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を
備えた反応容器にキシレン33部、酢酸ブチル156部
を仕込み130℃に昇温−yる。2−ヒドロキシエチル
メタクリレート45部、メチルメタクリレート336部
、ノルマルブチルアクリレート60部、スチレン127
部、N、Nジメチルアミンエチルメタクリレート11.
5部、チオグリコール酸6.5部、アゾビスイソブチロ
ニトリル2.7部の溶液を滴下ロートに仕込む。窒素雰
囲気下130℃にて滴下ロートの内容物を3時間で等速
滴下する。滴下終了後30分間130°Cに保持する。
次いで、アゾビスイソブチロニトリル0.3部、キシレ
ン123部の溶液を滴下ロートに仕込む。
これを30分間で等速滴下する。滴下終了後、1時間1
30’Cに保持する。次に、ブナコールEX−411(
長潮化成工業社製)17部、フ7−ミンDMC1,44
部の溶液を仕込み7時間130℃に保持し、付加反応を
完了しキシレン144部、酢酸ブチル144部を仕込み
冷却して塩基付加分岐型アクリル樹脂Sを得た。Sの特
数値は表−7に示す。
合成例8 (塩基付加分岐型アクリル樹脂の合成−2) 冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容
器に合成例2の方法で合成した分岐型アクリル樹脂81
92部、しノー208E60 (三井東圧社゛製)4部
、キシレン2部、酢酸ブチル2部の溶液をコルベンに仕
込み、粘度が気泡粘度側でYを越えるまで110℃で反
応させた。塩基付加分岐型アクリル樹脂Tの特数は表−
8に示す。
合成例9 (酸・塩基付加分岐型アクリル樹脂の合成) 冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容
器に合成例7の方法で合成した塩基付加分岐型アクリル
樹脂665部、無水フタル酸9゜1部、DBTO(和光
純薬■業社製)0.4部4部の溶液をコルベンに仕込み
130°Cに昇温する。
昇温後1時間130℃に保持し付加反応を完了し、キシ
レン105部、酢酸ブチル105部を仕込み酸・塩基付
加分岐型アクリル樹脂αの特数は表−10に示す。
実施例1 合成例3で得られた重量平均分子量が比較社内樹脂Tと
ほぼ等しい酸付加分岐型アクリル樹脂Cおよび社製樹脂
Fを用い表−5、表−6の分散配合により、ペイントシ
ェーカー(レッドデビル社)で各顔料を分散し、分散量
の鏡面光沢(村上式光沢針GM−2’6D型)を測定し
た。また得られた各分散ペーストの粘度をコーンプレー
ト型粘度計(東京計器■社製、[型粘度計)を用いて測
定し、表−5、表−6の結果を得た。酸付加分岐型アク
リル樹脂を用いることにより社製樹脂に比較して分散ペ
ーストの粘度がカーボンブラックタおよびフタロシアニ
ンブルーの場合40〜50%低いことが観察される。こ
れらの分散ペーストについて貯蔵安定性を調べた結果を
表−5、表−6に示した。
酸付加分岐型アクリル樹脂は社製樹脂に比較し、経時後
の分散ペースト粘度も50〜70%低いことが観察され
る。
実施例2 表−6に示す配合により実施例1と同様の手法により無
水フタル酸付加分岐型アクリル樹脂を使った分散ペース
トを得た。得られた各分散量の測定結果を表−6に示し
た。樹脂Fを用いた分散結果は表−5に示した。表−5
と表−6の結果から、無水フタル酸付加分岐型アクリル
樹脂を用いることにより、社製樹脂に比較して分散ペー
ストの粘度がカーボンブラック、フタロシアニンブルー
の場合、約60%低いことがわかる。これらの分散ペー
ストについて貯蔵安定性を調べた結果を表−5、表−6
に示した。無水フタル酸付加分岐型アクリル樹脂は、社
製樹脂に比較して、経時後の分散ペースト粘度も20〜
70%低いことが観察される。
実施例3 表−6に示す配合により実施例1と同様の手法によりサ
ルトン付加分岐型アクリル樹脂を使った分散ペーストを
得た。得られた各分散量の測定結果を表−6に示した。
樹脂Fを用いた分散結果は表−5に示した。表−5と表
−6の結果からサルトン付加分岐型アクリル樹脂を用い
ることにより社製樹脂に比較して、分散ペースト粘度が
カーボンブラック、フタロシアニンブルーの場合40〜
60%低いことが観察される。
実施例4 合成例7で得られた塩基付加分岐型アクリル樹脂Sおよ
び社製樹脂Fを用い表−9の分散量1合により、実施例
1と同様の手法を使って分散ペーストを得た。得られた
各分散量の測定結果を表−9に示した。樹脂Fを用いた
分散結果は表−5に示した。表−5と表−9の結果から
、塩基付加分岐型アクリル樹脂Sを用いることにより、
社製樹脂Fに比較して分散ペースト粘度がカーボンブラ
ックの場合約70%低いことがわかる。これらの分散ペ
ーストについて貯蔵安定性を調べた結果を表=5、表−
9に示した。塩基付加分岐型アクリル樹脂は社製樹脂に
比較して経時後の分散ペースト粘度も約70%低いこと
が観察される。
実施例5 合成例8で得られた塩基付加分岐型アクリル樹脂Tおよ
び社製樹脂Fを用い、表−9の々散配合により実施例1
と同様の手法を使って分散ペーストを得た。得られた各
分散量の測定結果を表−9に示した。樹脂Fを用いた分
散結果は表−5に示した。表−5と表−9の結果、から
塩基付加分岐型アクリル樹脂Tを用いることにより、社
製樹脂Fに比較して分散ペースト粘度がカーボンブラッ
クの場合約70%低いことがわかる。これらの分散ペー
ストについて、貯蔵安定性を調べた結果を表−59表−
9に示した。塩基付加分岐型アクリル樹脂は、社製樹脂
に比較して経時後の分散ペースト粘度も約60%低いこ
とが観察される。
実施例6 合成例9で得られた酸・塩基付加分岐型アクリル樹脂α
および社製樹脂Fを用い、表−11の分散配合により、
実施例1と同様の手法を使って分散ペーストを得た。樹
脂Fを用いた分散結果は表−5に示した。得られた各分
6品の測定結果を表−11に示した。表−5と表−11
の結果から塩基付加分岐型アクリル樹脂αを用いること
により、社製樹脂Fに比較して、分散ペースト粘度が、
カーボンブラック、フタロシアニンブルーの場合、約6
0%低いことがわかる。これらの分散ペーストについて
貯蔵安定性を調べた結果を表−5、表−11に示した。
塩基付加分岐型アクリル樹脂は社製樹脂に比較して経時
後の分散ペースト粘度も約60%低いことが観察される
(以下余白) 表−1 (1)東京計器 E型粘度計 (2)ゲルパーミッションクロマトグラフ(ポリスチレ
ン換算)(3〉長潮化成工業社製 表−2 (1)東京計器 E型粘度計 (2)ゲルパーミッションクロマトグラフ(ポリスチレ
ン換算)(3)長潮化成工業社製 表−3 (1)東京計器 E型粘度計 (2)グルパーミッションクロマトグラフ(ポリスチレ
ン換算)(3)長瀬化成工業社製 表−4 表−5 く1)6原産業(株製 (2)三菱化成工業■製 (3)大日精化工業■製 表−7 表−8 表−10 表−11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rはn価の脂肪族、脂環族、芳香族あるいは複素
    環式炭化水素残基;Xはアクリルプレポリマー鎖;nは
    2〜6の整数) で表わされる分岐型アクリル樹脂に、電子受容基および
    /または電子供与基を担持せしめてなる顔料分散用分岐
    型アクリル樹脂。
  2. (2)活性水素基を有する式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R、X、nは前述せる通り) で表わされる分岐型アクリル樹脂と酸無水物および/ま
    たはサルトンを反応させて得られる特許請求の範囲第1
    項記載の電子受容基を担持する分岐型アクリル樹脂。
  3. (3)酸無水物として無水酢酸、無水コハク酸、無水フ
    タル酸、無水マレイン酸、テトラハイドロ無水フタル酸
    、ヘキサハイドロ無水フタル酸、無水トリメリット酸の
    少なくとも1種を用いて合成された特許請求の範囲第2
    項記載の分岐型アクリル樹脂。
  4. (4)サルトン化合物として1,3−プロパンサルトン
    、1,3−ブタンサルトン、1,3−オクタンサルトン
    、1,3−デカンサルトンを用いて合成された特許請求
    の範囲第2項記載の分岐型アクリル樹脂。
  5. (5)活性水素基および/または必要に応じ導入された
    活性アルコキシ基を有する 式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R、X、nは前述せる通り) で表わされる分岐型アクリル樹脂と活性アルコキシ基お
    よび/または活性水素を有する塩基性化合物とを反応さ
    せて得られる特許請求の範囲第1項記載の電子供与基を
    担持する分岐型アクリル樹脂。
  6. (6)式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R、nは前述の通り) で表わされる多官能エポキシ化合物と 式X′−COOH (式中X′は塩基性基を有するアクリルポリマー鎖) で表わされるカルボキシル基末端アクリルプレポリマー
    とを反応せしめて得られる特許請求の範囲第1項記載の
    電子供与基を担持する分岐型アクリル樹脂。
  7. (7)上記第2項記載の手法、および第5項および/ま
    たは第6項記載の手法を用いることにより、電子受容基
    および電子供与基を担持せしめてなる特許請求の範囲第
    1項記載の分岐型アクリル樹脂。
  8. (8)重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマト
    グラフィ測定、ポリスチレン換算)2,000〜200
    ,000)ガラス転移温度−20℃〜100℃の特許請
    求の範囲第1項記載の分岐型アクリル樹脂。
  9. (9)電子受容基を有する樹脂のアニリン溶液で水酸化
    n−テトラブチルアンモニウムを滴定試薬とし、非水電
    位差滴定を行ない中和に要する試薬のモル数で表示して
    の酸性度1.0〜1.0×10^−^2mmol/g.
    solidおよび電子供与基を有する樹脂の酢酸溶液で
    過塩素酸を滴定試薬とし非水電位差滴定を、行ない中和
    に要する試薬のモル数で表示しての塩基性度1.0〜5
    .0×10^−^3mmol/g.solidを有する
    ものである特許請求の範囲第1項記載の分岐型アクリル
    樹脂。
  10. (10)特許請求の範囲第1項記載の分岐型アクリル樹
    脂と顔料からなる分散ベース組成物。
  11. (11)特許請求の範囲第1項記載の分岐型アクリル樹
    脂と顔料の配合比率が重量%で樹脂固型分10〜90%
    と顔料90〜10%である特許請求の範囲第10項記載
    の分散ベース組成物。
JP12479184A 1983-11-19 1984-06-18 顔料分散用分岐型アクリル樹脂および顔料分散ベ−ス組成物 Granted JPS614702A (ja)

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DE19843442232 DE3442232A1 (de) 1983-11-19 1984-11-19 Verzweigte acrylharze, verfahren zu deren herstellung und diese harze enthaltende zusammensetzungen
GB08429190A GB2151637B (en) 1983-11-19 1984-11-19 Branched type acrylic resin
FR8417625A FR2555184B1 (fr) 1983-11-19 1984-11-19 Resine acrylique du type modifie, sa preparation et composition resineuse de revetement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273974A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toyo Ink Mfg Co Ltd 酸性アクリルブロック樹脂
JP2014025030A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Jsr Corp 変性重合体の製造方法及び分散剤

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JP2006273974A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toyo Ink Mfg Co Ltd 酸性アクリルブロック樹脂
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