JPS6146534B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6146534B2 JPS6146534B2 JP15395878A JP15395878A JPS6146534B2 JP S6146534 B2 JPS6146534 B2 JP S6146534B2 JP 15395878 A JP15395878 A JP 15395878A JP 15395878 A JP15395878 A JP 15395878A JP S6146534 B2 JPS6146534 B2 JP S6146534B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- conductivity
- strength
- temperature
- annealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 12
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 11
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 17
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 16
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 16
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 description 6
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 5
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 229910001316 Ag alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001093 Zr alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017818 Cu—Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052787 antimony Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052785 arsenic Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003610 charcoal Substances 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 230000001376 precipitating effect Effects 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は強度が高く、導電性が良好で耐軟化性
に優れた電子部品用銅合金とその製造方法に関す
るものである。 特に本発明合金は半導体を要素とする機器に用
いるリード(リードフレームも含まれる)材に適
している。 一般に銅に金属元素を添加すると銅本来の優秀
な加工性、熱伝導性およ導電性が低下するが、耐
軟化性および強度は向上するとされており、例え
ば前記電子部品用銅合金としては、耐軟化性に優
れたCDA194合金(Cu―Fe―Zn―P)、Cu―Mg
―Zr合金あるいはCu―Mg―P―Ag合金等が用
いられているが、CDA194合金は強度は高いが熱
伝導性および導電性が悪い。このことは出力用
ICおよびトランジスターのように大電力を扱う
ものにおいて致命的な欠点となつている。 また、Cu―Mg―Zr合金およびCu―Mg―P―
Ag合金は耐軟化性、熱伝導性および導電性は優
れているが、強度が幾分不足し、且つZrあるいは
Agを含むため高価である。 本発明は上記欠点に鑑み鋭意研究を行つた結果
導電性、強度、耐軟化性に優れ且つコストの安い
電子部品用銅合金とその銅合金の製造方法を確立
したもので、その要旨は、Fe0.25〜0.50wt%,
p0.10〜0.14wt%を含み、残部が本質的にCuから
なる強度、導電性および耐軟化性に優れる電子部
品用銅合金と、該銅合金で成る鋳塊を造り、これ
を熱間加工した後、700℃以上の温度から450℃の
温度まで冷却速度25℃/分以上の速度で冷却し、
さらに常温まで冷却した後、冷間加工し、次いで
500℃〜600℃の温度で5分〜180分最終焼鈍する
ことを特徴とする強度、導電性および耐軟化性に
優れる電子部品用銅合金の製造方法とにある。 次に本発明合金のFe,Pの添加量の限定理由
について説明すると、Fe0.25〜0.50wt%,P0.10
〜0.14wt%としたのは、この限定範囲でFeとP
とを共添すると本発明の目的である特性(導電
性、強度、耐軟化性)が得られるからで、すなわ
ちFeの下限は特に耐軟化性の向上に着目して
0.25wt%と限定し、上限は、造塊、加工性の難易
性と経済性とを考慮し、0.5wt%と限定した。こ
の限定したFe量に対して、Cu母相中に残存せず
Feと燐化物を形成するのに必要なP量は0.10〜
0.14wt%であり、この範囲よりPが少なすぎると
Cu母相中にFeが残在し、導電性を低下させ、組
織が異常化し、強度、伸びが低下する。又Pが多
すぎるとFeと燐化物を形成し得なかつたPがCu
母相中に残存し導電性を低下させる。 次に本発明の方法について詳説すると、冷却条
件の中で、700℃以上から冷却するのは、700℃未
満から冷却するとその後の冷間加工と焼鈍を行な
つても組織が微細結晶粒と粗大結晶粒とが混在す
る混粒組織となり、強度の向上は期待できないか
らである。次に冷却条件であるが700℃以上の温
度から450℃の温度まで冷却速度25℃/分以上と
限定した理由および450℃の温度から続いて常温
まで冷却する理由は、450℃の温度までを25℃/
分以下の冷却速度で冷却したり、450℃の温度で
維持したままにすると、700℃以上の温度でCu母
相中に固溶していたFeとPがほとんど析出し、
その後の冷間加工と、続く500〜600℃で5分〜
180分最終焼鈍しても強度向上と耐軟化性向上に
寄与するFeとPの化合物の析出量が少なくなる
ことによる。 最終焼鈍条件の中で焼鈍温度を500℃〜600℃に
限定したのは500℃未満の焼鈍では80%IACS以上
の導電率が得られず、また600℃を越える焼鈍で
はFeとPの化合物の形態量、分布が異なり高い
軟質強度が得られないことによる。また最終焼鈍
条件の中で最終焼鈍時間を5分〜180分に限定し
たのは、5分未満の焼鈍では強度向上、耐軟化性
向上および導電率向上に寄与するFeとPの化合
物の析出物の量が不十分であり、また180分を越
えて焼鈍しても強度向上、耐軟化性向上および導
電率向上に寄与するFeとPの化合物を析出させ
る効果は180分以下の効果とほぼ差がなく経済性
を考慮したことによる。 次に本発明の銅合金、およびその製造方法をそ
の実施例によつて詳述する。 高純度銅を電気炉を用いて、木炭被覆下に約
1200℃で溶解し、目的値に応じた帯鉄チツプを投
入し、その溶落を確認後残した2割の銅装入物を
投入して、溶湯温度を1185℃まで下げ、CuとP
との中間合金(Cu―15%P)を加えて、脱酸
し、撹拌、沈静後鋳型に鋳込んで第1表に示す組
成の比較合金と本発明合金との各鋳塊を得た。こ
の時の鋳型は鋳鉄製のブツクモールドで、その内
容積は60mm×60mm×140mmであつた。
に優れた電子部品用銅合金とその製造方法に関す
るものである。 特に本発明合金は半導体を要素とする機器に用
いるリード(リードフレームも含まれる)材に適
している。 一般に銅に金属元素を添加すると銅本来の優秀
な加工性、熱伝導性およ導電性が低下するが、耐
軟化性および強度は向上するとされており、例え
ば前記電子部品用銅合金としては、耐軟化性に優
れたCDA194合金(Cu―Fe―Zn―P)、Cu―Mg
―Zr合金あるいはCu―Mg―P―Ag合金等が用
いられているが、CDA194合金は強度は高いが熱
伝導性および導電性が悪い。このことは出力用
ICおよびトランジスターのように大電力を扱う
ものにおいて致命的な欠点となつている。 また、Cu―Mg―Zr合金およびCu―Mg―P―
Ag合金は耐軟化性、熱伝導性および導電性は優
れているが、強度が幾分不足し、且つZrあるいは
Agを含むため高価である。 本発明は上記欠点に鑑み鋭意研究を行つた結果
導電性、強度、耐軟化性に優れ且つコストの安い
電子部品用銅合金とその銅合金の製造方法を確立
したもので、その要旨は、Fe0.25〜0.50wt%,
p0.10〜0.14wt%を含み、残部が本質的にCuから
なる強度、導電性および耐軟化性に優れる電子部
品用銅合金と、該銅合金で成る鋳塊を造り、これ
を熱間加工した後、700℃以上の温度から450℃の
温度まで冷却速度25℃/分以上の速度で冷却し、
さらに常温まで冷却した後、冷間加工し、次いで
500℃〜600℃の温度で5分〜180分最終焼鈍する
ことを特徴とする強度、導電性および耐軟化性に
優れる電子部品用銅合金の製造方法とにある。 次に本発明合金のFe,Pの添加量の限定理由
について説明すると、Fe0.25〜0.50wt%,P0.10
〜0.14wt%としたのは、この限定範囲でFeとP
とを共添すると本発明の目的である特性(導電
性、強度、耐軟化性)が得られるからで、すなわ
ちFeの下限は特に耐軟化性の向上に着目して
0.25wt%と限定し、上限は、造塊、加工性の難易
性と経済性とを考慮し、0.5wt%と限定した。こ
の限定したFe量に対して、Cu母相中に残存せず
Feと燐化物を形成するのに必要なP量は0.10〜
0.14wt%であり、この範囲よりPが少なすぎると
Cu母相中にFeが残在し、導電性を低下させ、組
織が異常化し、強度、伸びが低下する。又Pが多
すぎるとFeと燐化物を形成し得なかつたPがCu
母相中に残存し導電性を低下させる。 次に本発明の方法について詳説すると、冷却条
件の中で、700℃以上から冷却するのは、700℃未
満から冷却するとその後の冷間加工と焼鈍を行な
つても組織が微細結晶粒と粗大結晶粒とが混在す
る混粒組織となり、強度の向上は期待できないか
らである。次に冷却条件であるが700℃以上の温
度から450℃の温度まで冷却速度25℃/分以上と
限定した理由および450℃の温度から続いて常温
まで冷却する理由は、450℃の温度までを25℃/
分以下の冷却速度で冷却したり、450℃の温度で
維持したままにすると、700℃以上の温度でCu母
相中に固溶していたFeとPがほとんど析出し、
その後の冷間加工と、続く500〜600℃で5分〜
180分最終焼鈍しても強度向上と耐軟化性向上に
寄与するFeとPの化合物の析出量が少なくなる
ことによる。 最終焼鈍条件の中で焼鈍温度を500℃〜600℃に
限定したのは500℃未満の焼鈍では80%IACS以上
の導電率が得られず、また600℃を越える焼鈍で
はFeとPの化合物の形態量、分布が異なり高い
軟質強度が得られないことによる。また最終焼鈍
条件の中で最終焼鈍時間を5分〜180分に限定し
たのは、5分未満の焼鈍では強度向上、耐軟化性
向上および導電率向上に寄与するFeとPの化合
物の析出物の量が不十分であり、また180分を越
えて焼鈍しても強度向上、耐軟化性向上および導
電率向上に寄与するFeとPの化合物を析出させ
る効果は180分以下の効果とほぼ差がなく経済性
を考慮したことによる。 次に本発明の銅合金、およびその製造方法をそ
の実施例によつて詳述する。 高純度銅を電気炉を用いて、木炭被覆下に約
1200℃で溶解し、目的値に応じた帯鉄チツプを投
入し、その溶落を確認後残した2割の銅装入物を
投入して、溶湯温度を1185℃まで下げ、CuとP
との中間合金(Cu―15%P)を加えて、脱酸
し、撹拌、沈静後鋳型に鋳込んで第1表に示す組
成の比較合金と本発明合金との各鋳塊を得た。こ
の時の鋳型は鋳鉄製のブツクモールドで、その内
容積は60mm×60mm×140mmであつた。
【表】
続いて、前記比較合金と本発明合金との鋳塊を
それぞれ面削後900℃に加熱し、厚さ20mmまで熱
間圧延し、750℃から室温(約20℃)まで2400
℃/分の速度で水中冷却し、酸洗して厚さ20mmの
冷間加工前素材とした。 次に比較合金から成る前記厚さ20mmの冷間加工
前素材は、厚さ0.5mmまで冷間加工率97.5%で冷
間圧延を行つた。これにより得られた厚さ0.5mm
の板を試料No.Aとした(試料No.A:第2表及び第
3表に対応する) 本発明合金から成る前記厚さ20mmの冷間加工前
素材は、厚さ10mmまで冷間圧延(冷間加工率50
%)したところで4分割し、1つは引き続き冷間
圧延して厚さ0.5mmの板とした。これを試料No.B
とした(試料No.B:第2表及び第3表に対応す
る)残る3つの中の1つは400℃で30分、1つは
550℃で30分、1つは650℃で30分それぞれ中間焼
鈍をした後冷間圧延して厚さ0.5mmの板とした。
これ等を試料No.C(400℃)、D(550℃)、E
(650℃)とした(試料No.C,D,E:第2表に対
応する) これ等得られた前記試料(A〜E)をそれぞれ
分割して試験片(形状はASTME8規格に従つ
た。)とし300℃,400℃,450℃,500℃,550℃,
600℃,700℃,800℃で各30分最終焼鈍を行なつ
た後圧延方向に平行な機械的性質の焼鈍軟化特性
を得た。特性値の結果を第2表に示す。
それぞれ面削後900℃に加熱し、厚さ20mmまで熱
間圧延し、750℃から室温(約20℃)まで2400
℃/分の速度で水中冷却し、酸洗して厚さ20mmの
冷間加工前素材とした。 次に比較合金から成る前記厚さ20mmの冷間加工
前素材は、厚さ0.5mmまで冷間加工率97.5%で冷
間圧延を行つた。これにより得られた厚さ0.5mm
の板を試料No.Aとした(試料No.A:第2表及び第
3表に対応する) 本発明合金から成る前記厚さ20mmの冷間加工前
素材は、厚さ10mmまで冷間圧延(冷間加工率50
%)したところで4分割し、1つは引き続き冷間
圧延して厚さ0.5mmの板とした。これを試料No.B
とした(試料No.B:第2表及び第3表に対応す
る)残る3つの中の1つは400℃で30分、1つは
550℃で30分、1つは650℃で30分それぞれ中間焼
鈍をした後冷間圧延して厚さ0.5mmの板とした。
これ等を試料No.C(400℃)、D(550℃)、E
(650℃)とした(試料No.C,D,E:第2表に対
応する) これ等得られた前記試料(A〜E)をそれぞれ
分割して試験片(形状はASTME8規格に従つ
た。)とし300℃,400℃,450℃,500℃,550℃,
600℃,700℃,800℃で各30分最終焼鈍を行なつ
た後圧延方向に平行な機械的性質の焼鈍軟化特性
を得た。特性値の結果を第2表に示す。
【表】
第2表から明らかな通り、本発明方法で造られ
た本発明合金(試料No.B,C,D)は比較合金
(試料No.A)に比較して軟化温度が100℃高く、且
つ軟質材の強度も高いことを示している。 また試料No.Eの比較合金は熱間圧延後焼鈍(中
間焼鈍、最終焼鈍を含む)を行なう場合600℃以
下の温度が望ましいことを示すもので、焼鈍温度
を600℃を越えて行なうことは先に述べた様にFe
とPの化合物の形態、量、分布が異なり高い軟質
強度が得られないことを示すものである。 さらに温度400℃,500℃,600℃で各30分最終
焼鈍した試料Aと試料Bについて導電率をダブル
ブリツヂで測定した。測定結果を第3表に示す。
た本発明合金(試料No.B,C,D)は比較合金
(試料No.A)に比較して軟化温度が100℃高く、且
つ軟質材の強度も高いことを示している。 また試料No.Eの比較合金は熱間圧延後焼鈍(中
間焼鈍、最終焼鈍を含む)を行なう場合600℃以
下の温度が望ましいことを示すもので、焼鈍温度
を600℃を越えて行なうことは先に述べた様にFe
とPの化合物の形態、量、分布が異なり高い軟質
強度が得られないことを示すものである。 さらに温度400℃,500℃,600℃で各30分最終
焼鈍した試料Aと試料Bについて導電率をダブル
ブリツヂで測定した。測定結果を第3表に示す。
【表】
第3表から明らかな通り、本発合金を本発明方
法で製造すると導電性および熱伝導性が良好とな
ること示している。(ただし熱伝導率は導電率と
ほぼ比例するものとして考慮した。) 尚、この発明において、添加元素としてAg,
Al,B,Be,Co,Cr,In,Mg,Mn,Ni,Sb,
Si,Sn,Ti,Zn,Zr,As,Seおよびミツシユメ
タルのうち1種以上を導電性の低下を考慮して少
量(望ましくは合計0.1wt%以下)添加すること
もある。この場合、これ等添加元素は合金の強
度、耐軟化性に寄与すると同時に耐食性および鋳
造性をも向上する。
法で製造すると導電性および熱伝導性が良好とな
ること示している。(ただし熱伝導率は導電率と
ほぼ比例するものとして考慮した。) 尚、この発明において、添加元素としてAg,
Al,B,Be,Co,Cr,In,Mg,Mn,Ni,Sb,
Si,Sn,Ti,Zn,Zr,As,Seおよびミツシユメ
タルのうち1種以上を導電性の低下を考慮して少
量(望ましくは合計0.1wt%以下)添加すること
もある。この場合、これ等添加元素は合金の強
度、耐軟化性に寄与すると同時に耐食性および鋳
造性をも向上する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Fe:0.25〜0.50wt%,p:0.10〜0.14wt%を
含み残部が本質的にCuからなることを特徴とす
る強度,導電性および耐軟化性に優れる電子部品
用銅合金。 2 Fe:0.25〜0.50wt%,p:0.10〜0.14wt%を
含み、残部が本質的にCuで成る鋳塊を造り、こ
れを熱間加工した後、700℃以上の温度から450℃
の温度まで冷却速度25℃/分以上の速度で冷却
し、さらに常温まで冷却した後冷間加工し、次い
で500℃〜600℃の温度で5分〜180分最終焼鈍す
ることを特微とする強度、導電性および耐軟化性
に優れる電子部品用銅合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15395878A JPS5579848A (en) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | Copper alloy with superior strength, electric conductivity and softening resistance and manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15395878A JPS5579848A (en) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | Copper alloy with superior strength, electric conductivity and softening resistance and manufacture thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5579848A JPS5579848A (en) | 1980-06-16 |
JPS6146534B2 true JPS6146534B2 (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=15573781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15395878A Granted JPS5579848A (en) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | Copper alloy with superior strength, electric conductivity and softening resistance and manufacture thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5579848A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01121830A (ja) * | 1987-11-06 | 1989-05-15 | Canon Inc | ファインダ連動形カメラグリップ |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5893860A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
JPS6039139A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-28 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 耐軟化高伝導性銅合金 |
US4605532A (en) * | 1984-08-31 | 1986-08-12 | Olin Corporation | Copper alloys having an improved combination of strength and conductivity |
JPH03294461A (ja) * | 1990-04-10 | 1991-12-25 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 高力高導電性銅合金細線の製造方法 |
JP2593107B2 (ja) * | 1990-11-15 | 1997-03-26 | 同和鉱業株式会社 | 高強度高導電性銅基合金の製造法 |
-
1978
- 1978-12-12 JP JP15395878A patent/JPS5579848A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01121830A (ja) * | 1987-11-06 | 1989-05-15 | Canon Inc | ファインダ連動形カメラグリップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5579848A (en) | 1980-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0189637B1 (en) | Copper alloy and production of the same | |
CN111020280B (zh) | 一种Cu-Al-Hf-Ti-Zr铜合金材料及其制备方法 | |
JP2021523977A (ja) | 曲げ加工性に優れたCu−Co−Si−Fe−P系銅合金及びその製造方法 | |
US4305762A (en) | Copper base alloy and method for obtaining same | |
JP4754930B2 (ja) | 電子材料用Cu−Ni−Si系銅合金 | |
CA1119920A (en) | Copper based spinodal alloys | |
JPS61143566A (ja) | 高力高導電性銅基合金の製造方法 | |
JPS6231059B2 (ja) | ||
JPS6146534B2 (ja) | ||
JP3049137B2 (ja) | 曲げ加工性が優れた高力銅合金及びその製造方法 | |
JPS63307232A (ja) | 銅合金 | |
JPS63111151A (ja) | 電気および電子部品用銅合金及びその製造方法 | |
JPH02111829A (ja) | リードフレーム用銅合金 | |
JPS61127842A (ja) | 端子・コネクタ−用銅合金およびその製造方法 | |
JP4132451B2 (ja) | 耐熱性に優れた高強度高導電性銅合金 | |
JPS6142772B2 (ja) | ||
JPS61143564A (ja) | 高力高導電性銅基合金の製造方法 | |
JP3941308B2 (ja) | 熱間加工性に優れた銅合金 | |
JPH07113133B2 (ja) | 連続鋳造鋳型用Cu合金 | |
JPH01165733A (ja) | 高強度高導電性銅合金 | |
JPH0696757B2 (ja) | 耐熱性および曲げ加工性が優れる高力、高導電性銅合金の製造方法 | |
JPH04210438A (ja) | 高強度Cu 合金製連続鋳造鋳型材 | |
JP2000017354A (ja) | 熱間加工性に優れた高力銅合金 | |
JPH0832935B2 (ja) | 特性異方性の少ない高強度高靭性Cu合金 | |
JPS6296643A (ja) | 超塑性アルミニウム合金 |