JPS6146400Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146400Y2 JPS6146400Y2 JP1982147073U JP14707382U JPS6146400Y2 JP S6146400 Y2 JPS6146400 Y2 JP S6146400Y2 JP 1982147073 U JP1982147073 U JP 1982147073U JP 14707382 U JP14707382 U JP 14707382U JP S6146400 Y2 JPS6146400 Y2 JP S6146400Y2
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- JP
- Japan
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- furnace
- furnace core
- tube
- core tube
- auxiliary
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- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気炉における炉芯管同士を連結する
ための継手装置に関する。
ための継手装置に関する。
最近の高温電気炉においては、低エネルギでし
かも精密な温度制御を行わせるため、例えばラン
タンクロマイト（LaCrO3）を主成分とする発熱体
が用いられている。しかしこの発熱体からは高温
時に酸化クロムが発散するので、被加熱物に酸化
クロムが付着するのを防ぐために、高純度アルミ
ナのような耐熱材料から成る炉芯管を炉の中央に
備え、その炉芯管内で被加熱物を加熱する構成の
電気炉が使用されている。
かも精密な温度制御を行わせるため、例えばラン
タンクロマイト（LaCrO3）を主成分とする発熱体
が用いられている。しかしこの発熱体からは高温
時に酸化クロムが発散するので、被加熱物に酸化
クロムが付着するのを防ぐために、高純度アルミ
ナのような耐熱材料から成る炉芯管を炉の中央に
備え、その炉芯管内で被加熱物を加熱する構成の
電気炉が使用されている。
この電気炉において高温度領域を広範囲にし、
更に炉芯管の熱衝撃による割れを防ぐため、高温
度から低温度領域への温度傾斜をなだらかにする
場合には、第１図に示すように管状炉１０の前後
にそれより発熱温度の低い補助炉１２を隣接設置
する方法が用いられている。１４は管状炉１０の
発熱体、１６は補助炉１２の発熱体である。この
ように補助炉１２を設置することによつて、補助
炉１２の領域において低温から高温に至るまでの
温度領域をなだらかに形成することができ、管状
炉１０の全長の大部分において高温度領域を確保
できるものである。
更に炉芯管の熱衝撃による割れを防ぐため、高温
度から低温度領域への温度傾斜をなだらかにする
場合には、第１図に示すように管状炉１０の前後
にそれより発熱温度の低い補助炉１２を隣接設置
する方法が用いられている。１４は管状炉１０の
発熱体、１６は補助炉１２の発熱体である。この
ように補助炉１２を設置することによつて、補助
炉１２の領域において低温から高温に至るまでの
温度領域をなだらかに形成することができ、管状
炉１０の全長の大部分において高温度領域を確保
できるものである。
この補助炉１２の設置に伴つて、被加熱物を収
容する炉芯管も延長する必要があるが、現在1700
℃以上の高温で使用できてしかも気密質のアルミ
ナ炉芯管の製造が困難であるため、一般には管状
炉１０に備えられた炉芯管１８の前後にそれと同
径の炉芯管２０が連結される。この連結部分は炉
（補助炉１２）内に位置するので、発熱体から発
生する酸化クロムを被加熱物に直接照射しないた
めと、炉心管内の所定の温度分布を保つために、
その連結部分は気密状態を保つような構成とされ
ている。
容する炉芯管も延長する必要があるが、現在1700
℃以上の高温で使用できてしかも気密質のアルミ
ナ炉芯管の製造が困難であるため、一般には管状
炉１０に備えられた炉芯管１８の前後にそれと同
径の炉芯管２０が連結される。この連結部分は炉
（補助炉１２）内に位置するので、発熱体から発
生する酸化クロムを被加熱物に直接照射しないた
めと、炉心管内の所定の温度分布を保つために、
その連結部分は気密状態を保つような構成とされ
ている。
従来からの炉芯管同士の連結方法としては、例
えば第２図に示すように、一方の炉芯管２２の外
径にテーパを形成し、他方の炉芯管２４の内径に
テーパを形成し、それらを摺り合わせるものであ
つたり、あるいは第３図に示すように同径の炉芯
管２６同士の端面をガラス質あるいは無機質セメ
ント等の接着剤２８で接着する方法が用いられて
いた。しかしながら、炉芯管自体が管状炉１０や
補助炉１２の加熱や加熱停止等によつて膨脹や収
縮するので、炉芯管の連結部においてそれぞれの
炉芯管に熱応力が発生し（特に高温時に）、炉芯
管または接着剤にひび割れが発生する。その結果
炉芯管の連結部付近におけるエアシールが保てな
くなり、被加熱物に酸化クロムが照射されたり、
あるいは炉芯管内の所定の雰囲気を保つことがで
きなくなる。
えば第２図に示すように、一方の炉芯管２２の外
径にテーパを形成し、他方の炉芯管２４の内径に
テーパを形成し、それらを摺り合わせるものであ
つたり、あるいは第３図に示すように同径の炉芯
管２６同士の端面をガラス質あるいは無機質セメ
ント等の接着剤２８で接着する方法が用いられて
いた。しかしながら、炉芯管自体が管状炉１０や
補助炉１２の加熱や加熱停止等によつて膨脹や収
縮するので、炉芯管の連結部においてそれぞれの
炉芯管に熱応力が発生し（特に高温時に）、炉芯
管または接着剤にひび割れが発生する。その結果
炉芯管の連結部付近におけるエアシールが保てな
くなり、被加熱物に酸化クロムが照射されたり、
あるいは炉芯管内の所定の雰囲気を保つことがで
きなくなる。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
炉芯管に熱膨脹や熱収縮が発生しても、炉芯管の
連結部でのエアシールを保つと共に、連結する炉
芯管同士が互いに熱応力を及ぼさないようにして
炉芯管の連結部でのひび割れの発生を無くするこ
とを目的とする管状炉の継手装置を提供するもの
である。
炉芯管に熱膨脹や熱収縮が発生しても、炉芯管の
連結部でのエアシールを保つと共に、連結する炉
芯管同士が互いに熱応力を及ぼさないようにして
炉芯管の連結部でのひび割れの発生を無くするこ
とを目的とする管状炉の継手装置を提供するもの
である。
次に本考案を図面に基づいて説明する。
第４図は本考案に係る管状炉の継手装置の一実
施例を示す断面図である。管状炉３０の中心位置
には高純度アルミナ材料から成る炉芯管３２が備
えられており、この炉芯管３２の端部は管状炉３
０の炉壁３４より外方に突出している。管状炉３
０に隣接して管状炉３０より加熱温度が低い補助
炉３６が備えられる。その補助炉３６内において
前記炉芯管３２の端部に隣接して同径で同材料ま
たは異種材料の炉芯管３８が配置されている。炉
芯管３２と炉芯管３８とは、常温時にわずかに離
間した位置に配置され、しかも管状炉３０と補助
炉３８がそれぞれ最高温度にある時に、互いに熱
応力を及ぼさないように配置されている。それぞ
れの炉芯管３２，３８の連接部付近の外周には、
ステンレス鋼あるいはインコネルを材料とするリ
ング４０が装着され、それらリング４０の間にわ
たつて例えばインコネル等の耐熱材を主材料とし
たベローズ筒４２が溶接され、これらリング４０
とベローズ筒４２とは同材質から成る袋ナツト４
４によつてそれぞれの炉芯管３２，３８に緊締さ
れている。この炉芯管３２と炉芯管３８の内部は
リング４０及び袋ナツト４４の間に介した耐熱パ
ツキング４６によつて外部と気密状態に保たれて
いる。
施例を示す断面図である。管状炉３０の中心位置
には高純度アルミナ材料から成る炉芯管３２が備
えられており、この炉芯管３２の端部は管状炉３
０の炉壁３４より外方に突出している。管状炉３
０に隣接して管状炉３０より加熱温度が低い補助
炉３６が備えられる。その補助炉３６内において
前記炉芯管３２の端部に隣接して同径で同材料ま
たは異種材料の炉芯管３８が配置されている。炉
芯管３２と炉芯管３８とは、常温時にわずかに離
間した位置に配置され、しかも管状炉３０と補助
炉３８がそれぞれ最高温度にある時に、互いに熱
応力を及ぼさないように配置されている。それぞ
れの炉芯管３２，３８の連接部付近の外周には、
ステンレス鋼あるいはインコネルを材料とするリ
ング４０が装着され、それらリング４０の間にわ
たつて例えばインコネル等の耐熱材を主材料とし
たベローズ筒４２が溶接され、これらリング４０
とベローズ筒４２とは同材質から成る袋ナツト４
４によつてそれぞれの炉芯管３２，３８に緊締さ
れている。この炉芯管３２と炉芯管３８の内部は
リング４０及び袋ナツト４４の間に介した耐熱パ
ツキング４６によつて外部と気密状態に保たれて
いる。
以上のように構成されるので、炉芯管３２，３
８に熱による伸縮が生じても、それら炉芯管３
２，３８には互いに影響を及ぼす熱応力が発生し
ないので炉芯管３２，３８にひび割れが生ずるこ
とはない。また、炉芯管３２，３８が伸縮しても
ベローズ筒４２がそれに合わせて伸縮するので、
炉芯管３２，３８の内外の気密性を常に保つこと
ができる。
８に熱による伸縮が生じても、それら炉芯管３
２，３８には互いに影響を及ぼす熱応力が発生し
ないので炉芯管３２，３８にひび割れが生ずるこ
とはない。また、炉芯管３２，３８が伸縮しても
ベローズ筒４２がそれに合わせて伸縮するので、
炉芯管３２，３８の内外の気密性を常に保つこと
ができる。
第１図は電気炉に補助炉を設置した状態の側面
断面図、第２，３図は従来からの連結方法による
炉芯管の連結部の断面図、第４図は本考案に係る
炉芯管継手装置の一実施例を示す断面図である。 ３０……管状炉、３２……炉芯管、３４……補
助炉、３６……炉芯管、４２……ベローズ筒。
断面図、第２，３図は従来からの連結方法による
炉芯管の連結部の断面図、第４図は本考案に係る
炉芯管継手装置の一実施例を示す断面図である。 ３０……管状炉、３２……炉芯管、３４……補
助炉、３６……炉芯管、４２……ベローズ筒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 管状炉と、その管状炉に隣接して管状炉より加
熱温度が低い補助炉と、前記管状炉内に配置され
その両端を補助炉内に位置させる中央炉芯管と、
その中央炉芯管のそれぞれの両端に連結配置され
る補助炉芯管とを有する電気炉において、 一方を前記中央炉芯管の開口部付近の外周を覆
い他方を前記補助炉芯管との開口部付近の外周を
覆う耐熱材料から成る筒状の伸縮部材と、前記中
央炉芯管と伸縮部材との接合部並びに前記補助炉
芯管と伸縮部材との接合部をエアシールする耐熱
パツキンと、前記伸縮部材の端部と前記耐熱パツ
キンとを各炉芯管に着脱自在に取付けるための取
付手段とから成り、前記中央炉芯管の開口端と前
記補助炉芯管の開口端とを接触しないように間隔
を開けたことを特徴とする電気炉の炉芯管継手装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14707382U JPS5952396U (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 電気炉における炉芯管継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14707382U JPS5952396U (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 電気炉における炉芯管継手装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5952396U JPS5952396U (ja) | 1984-04-06 |
| JPS6146400Y2 true JPS6146400Y2 (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=30327169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14707382U Granted JPS5952396U (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 電気炉における炉芯管継手装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952396U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018135038A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社Ihi | 発熱体及び真空熱処理装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010151786A2 (en) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | Eestor, Inc. | Fused quartz horizontal furnace and assembly |
| JP5731438B2 (ja) * | 2012-04-06 | 2015-06-10 | ＡｖａｎＳｔｒａｔｅ株式会社 | ガラス板の製造方法および製造装置 |
| WO2017103960A1 (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | ガスシール構造、及び、遠心式圧縮機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS515021B2 (ja) * | 1972-06-30 | 1976-02-17 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS515021U (ja) * | 1974-06-28 | 1976-01-14 | ||
| JPS5298002U (ja) * | 1976-01-21 | 1977-07-23 |
-
1982
- 1982-09-30 JP JP14707382U patent/JPS5952396U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS515021B2 (ja) * | 1972-06-30 | 1976-02-17 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018135038A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社Ihi | 発熱体及び真空熱処理装置 |
| JPWO2018135038A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2019-11-07 | 株式会社Ｉｈｉ | 発熱体及び真空熱処理装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5952396U (ja) | 1984-04-06 |
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