JPS6133519Y2 - - Google Patents

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JPS6133519Y2
JPS6133519Y2 JP20344183U JP20344183U JPS6133519Y2 JP S6133519 Y2 JPS6133519 Y2 JP S6133519Y2 JP 20344183 U JP20344183 U JP 20344183U JP 20344183 U JP20344183 U JP 20344183U JP S6133519 Y2 JPS6133519 Y2 JP S6133519Y2
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terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 1 産業上の利用分野 本考案は抵抗加熱用端子に関し、更に詳述すれ
ば、例えば炉内を所定の雰囲気とする抵抗加熱炉
(以下、本明細書では「雰囲気抵抗加熱炉」と称
する。)に使用するのに好適な改良された抵抗加
熱用端子に関する。
2 従来技術 雰囲気抵抗加熱炉用端子としては、従来から第
1図に示すように、耐火煉瓦1に接する炉壁外殻
2に電気抵抗発熱体(以下、本明細書では単に
「発熱体」と称する。)12を導入する導入孔2a
が貫通し、この部分に管3の一端が密封するよう
に熔接され、管3の他の一端に設けられたフラン
ジ3aには端子棒10を遊びをもつて挿通する、
即ち遊嵌するシール板8がボルト、ナツト16
a,16bによつてガスケツト5を介して圧接さ
れ、端子棒10とシール板8との間はシール板8
の内周面に設けられた環状溝8aに嵌入されたO
リング11によつて密封され、炉内外をシールし
て炉内の雰囲気と外気とを遮断するようになつて
いる。端子棒10の内側端面には1個または複数
個の発熱体12の端部が当接し、端子棒10と発
熱体12とは、これらの外周面に両者に跨つてこ
れらを包囲する発熱体12と同一材料からなる多
数の線13と、線13に周囲から螺施状に巻付け
られて線13を周囲から締付ける耐熱合金線14
とによつて握着され、両者は電気的に接続され
る。また、耐熱合金線14は周囲をアスベスト1
5で包まれている。
端子棒10の外側端部にはケーブル(図示せ
ず。)を取付ける端子板10aが、管3には炉内
に雰囲気ガスを封入する際に炉内の空気を除去す
るためのパージ用逃し弁19が連通管3cを介し
て取付けられている。
このような構造の端子にあつては、発熱体12
と端子棒10との接続個所が炉壁に近いため、両
者の間で接触不良を起し易く、また、このような
場合の両者の再度の接続作業が困難である。更に
Oリング11も炉壁に近いために加熱されて劣化
し、端子棒10とシール板8との間のシール性が
不完全になるようになる。前記のような構造の従
来の端子にあつては、これらのトラブルが生じた
場合、接続作業や部品の交換に長時間を要するた
めに炉内の雰囲気ガスが炉外に多量に放出される
と共に、炉内へ外気が多量に侵入して次の操業開
始迄に炉内雰囲気を新しい雰囲気ガスと置換する
のに長時間を要することとなる。
3 考案の目的 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであ
つて、発熱体と端子棒との間の接触不良やOリン
グの劣化の虞れがなく、仮にこれらのトラブルが
生じても修理や部品交換が容易に、かつ、短時間
に行うことができ、炉内の雰囲気ガスの炉外への
放出が少ない抵抗加熱用端子を提供することを目
的としている。
4 考案の構成 即ち、本考案は、抵抗発熱体を導入する導入孔
が加熱装置の壁部に設けられ、前記導入孔に取付
けられる抵抗加熱用端子に於いて、前記壁部に固
着される端子取付け管と、この端子取付け管に一
端側が着脱可能に固定された接続管と、この接続
管の他端側に着脱可能に固定された端子棒保持具
と、この端子棒保持具に対して長さ方向に位置移
動可能に挿通された端子棒と、この端子棒をその
長さ方向に位置移動可能に挿通した状態で前記端
子棒保持具の外側面に着脱可能に取付けられたシ
ール部材とを有し、このシール部材と前記端子棒
との間が気密に保持され、かつ、前記端子棒が前
記接続管内で前記抵抗発熱体の端部に接続するこ
とを特徴とする抵抗加熱用端子に係る。
5 実施例 第2図は本考案の一例を示す断面図で、耐火煉
瓦21に接する炉壁外殻22にモリブデン線の発
熱体32を導入する導入孔22aが貫通し、ここ
に抵抗加熱用端子20が取付けられている。炉壁
外殻22の導入孔22aの位置には端子取付け管
23の一端が密封するように熔接され、端子取付
け管23の他の一端にはフランジ23aが設けら
れていて、端子取付け管23と両端にフランジ2
4a、24bを有する接続管24とがフランジ2
3a、24aとの間にガスケツト25を挟んでボ
ルト、ナツト36a、36bによつて互いに圧接
し、雰囲気ガスをシールする。
接続管24と端子保持具26とは、ガスケツト
27を挟んでそのフランジ24b、26bを貫通
するボルト37aとナツト37bとによつて互い
に圧接され、雰囲気ガスをシールする。
端子棒保持具26の中央には端子棒30が遊嵌
する端子棒導入孔26bが貫通していて、これに
端子棒30が挿通されている。端子棒保持具26
の外側面にはガスケツト29を挟んで端子棒30
が遊嵌するシール板28が取付けられ、シール板
28のボルト孔を貫通し、端子棒保持具26に螺
刻された雌ねじに螺合するボルト38によつて端
子棒保持具とシール板とが圧接され、雰囲気ガス
をシールする。
シール板28の内周面には環状溝28aが削設
され、環状溝28aに嵌入するOリング31によ
つてシール板28と端子棒30との間で雰囲気ガ
スをシールし、かつ、発熱体32や端子棒30の
膨張、収縮による端子棒30の長さ方向の位置移
動を可能にしている。
このような構造にすることによつて、炉内の雰
囲気ガスが端子部分から炉外に漏れることが防止
される。
接続管24の内部で、端子棒30の内側端面に
は複数本の発熱体32の端部が当接し、端子棒3
0と発熱体32とは、これらの外周面に両者に跨
つてこれらを包囲する発熱体32と同一材料から
なる多数の線(この例ではモリブデン線)33
と、線33に周囲から螺旋状に巻付けられ、線3
3を周囲から締付ける耐熱性を有するニツケル・
クロム線34とによつて握着され、両者は電気的
に接続される。また、ニツケル・クロム線34は
周囲をアスベスト35で包まれている。
端子棒30の外側端部にはケーブル(図示せ
ず。)を取付ける端子板30aが、接続管24に
は炉内に雰囲気ガスを封入する際に炉内の空気を
除去するためのパージ用逃し弁39が連通管24
cを介して取付けられている。パージ用逃し弁3
9は端子取付け用管23から連通管24cを介し
て引出しても良い。
本考案にあつては、Oリング31を交換する場
合には、端子棒30から端子板30aを外してお
いてボルト38を外してシール板28を取外し、
Oリング31を交換して再び元のようにセツトす
れば良い。また、発熱体32と端子棒30との間
の接続をやり直す場合には、ボルト、ナツト36
a、36bを外して接続管24を端子棒保持具2
6及びシール板29と共に引出し、再接続を行つ
てから接続管24を元のように端子取付け管23
に取付ければ良い。
このような構造にしてあるので、本考案にあつ
てはOリングの交換や発熱体と端子棒との間の再
接続が容易であつて、これらの作業が迅速に行う
ことができ、その間の炉内雰囲気ガスの炉外への
放出や外気の炉内への侵入を少なくすることがで
きる。
上記のような抵抗加熱用端子(以下、単に「端
子」と称する。)を使用した例について説明す
る。第3図は連続加熱炉の長手方向縦断面図で、
連続加熱炉40は耐火煉瓦41とこれを囲む外殻
42とからなる炉本体と、入口側に装入室45
と、出口側に出口室46とを有していて、装入室
45と出口室46とはこれらと外部との間を開閉
する扉45a、46aを夫々備えている。
炉本体の側面に配置された発熱体導入孔には第
2図に示した端子20が取付けられ、装入室45
から図示省略した装入物が図示省略したプツシヤ
によつて次々に送り込まれ、出口室46を経由し
て外部に搬出されるようになつている。
炉本体内は雰囲気ガス導入孔43から供給され
る雰囲気ガスで所定の雰囲気とされていて、端子
20に接続された図示省略した発熱体によつて加
熱され、熱電対44によつて測温され、図示省略
した制御装置によつて第4図に示す炉体内温度分
布となるようにしてある。
このような炉体内の位置によつて温度が変化す
る加熱炉にあつては、第2図に示した端子取付け
管23及び接続管24のいずれか一方または双方
の長さを、当該端子の取付け位置の炉体内温度に
応じて低温では短かく、高温になる程長くするこ
とによつて、前述した本考案端子を使用すること
によるメリツトを一層増大させることができる。
次に本考案の応用例について説明する。
第2図に示した端子取付け管23と接続管24
との間に位置するガスケツト25に替えて、第5
図に示すように、発熱体32に僅かの〓間をもつ
て接近するような内径の小さいガスケツト25′
を使用することによつて、発熱体32と端子棒3
0との接続部分が炉内からの幅射熱によつて加熱
されるのを防ぐことができる。またこのようにす
ることによつて、発熱体32を囲む線33がガス
ケツト25′内を通つて端子取付け管23内に入
ることを防ぐと共に、端子棒30の位置決めを容
易にすることができる。
更に、この接続管24内にセラミツクフアイバ
のような断熱材を充填し、発熱体32と端子棒と
の接続部分をこれに埋めるようにすると、この部
分の昇温を一層抑止することができる。このよう
にする場合は、パージ用逃し弁39に連通する連
通管24cは端子取付け管23に接続させるのが
良い。
またガスケツト25′を、幅射熱を反射するよ
うな金属製とし、また更に第6図に示すように、
フランジ23a、24aに接する部分の上下に細
孔25′a、25′bを穿ち、これらを連通する空
洞25′cを内側に設けてウオータージヤケツト
を形成させ、ガスケツト25′を水冷することに
よつて前記接続部の加熱を防止する効果を一層高
めることができる。
但し、ガスケツト25′を金属製とする場合
は、その表面に絶縁塗料を塗付するなどして、絶
縁に配慮する必要がある。
以上の例ではいずれも端子取付け管と接続管、
接続管と端子棒保持具とは、これらに設けられた
フランジでボルト、ナツトによつて夫々取付けて
いるが、そのほかの手段、例えば第7図に示すよ
うに、端子取付け管53を上記のフランジを除外
した、例えば内外周面共平担な円筒状の所謂坊主
管とし、接続管54は端子取付け管53に接続す
る側の端部内周に外広がりの開口傾斜面54aを
設け、かつ、端子取付け管53を遊嵌するように
し、端子取付け管53をこれに挿入し、開口傾斜
面54aと端子取付け管53外周面との間に形成
される断面楔形の空間に挿入された環状ガスケツ
ト54dを接続管54の端部外周面に螺刻された
雄ねじに螺合する雌ねじを有し、かつ、端子取付
け管53を遊嵌する袋ナツト54bを接続管54
に締付けることによつてワツシヤ54cを介して
ガスケツト54dを押圧し、ガスケツト54dを
開口傾斜面54aと端子取付け管53の外周面と
に圧接させて端子取付け管53と接続管54とを
接続すると共に、両者の間で雰囲気ガスをシール
するようにすることができる。
このような機構によるときは、前記の例のよう
にフランジをボルト、ナツトで接続する機構によ
る場合は少なくとも3セツト以上のボルト、ナツ
トを必要とするのに対し、1個の袋ナツトの締付
けで接続が可能であるので、着脱作業が一層容易
に、かつ、迅速に行うことができる。
更にこのような接続機構は、接続管と端子棒保
持具との間の接続にも、端子棒保持具とシール板
との間の接続にも適用することができる。
6 考案の効果 以上説明したように、本考案抵抗加熱用端子を
使用するときは、発熱体と端子棒との間の加熱に
よる接触不良や、Oリングの加熱によるシール性
の劣化の虞れが少なく、これらのトラブルが生じ
ても再接続や部品交換の作業が容易に、かつ、迅
速に遂行できるので、これらの作業中に於ける加
熱装置内の雰囲気ガスの外部への放出や外気の加
熱装置内への侵入を僅少に抑えることができ、加
熱装置の稼働率の低下が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の抵抗加熱用端子の断面図であ
る。第2図は本考案抵抗加熱用端子の一例を示す
断面図である。第3図は本考案抵抗加熱用端子を
使用した連続加熱炉の断面図、第4図は第3図に
示す連続加熱炉の内部の温度分布を示すグラフで
ある。第5図は本考案抵抗加熱用端子の他の例を
示す断面図である。第6図は本考案に使用するガ
スケツトの好適な例を示す断面図である。第7図
は本考案抵抗加熱用端子の更に他の例を示す半断
面図である。 なお、図中に使用した符号に就いて説明する
と、20……抵抗加熱用端子、22……炉壁外
殻、22a……導入孔、23,53……端子取付
け管、24,54……接続管、23a,24a,
24b,26a……フランジ、25,29,2
5,54d……ガスケツト、26……端子棒保持
具、30……端子棒、28……シール部材、32
……発熱体、36a,37a,38……ボルト、
36b,37b……ナツト、31……Oリング、
54b……袋ナツト、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抵抗発熱体を導入する導入孔が加熱装置の壁部
    に設けられ、前記導入孔に取付けられる抵抗加熱
    用端子に於いて、前記壁部に固着される端子取付
    け管と、この端子取付け管に一端側が着脱可能に
    固定された接続管と、この接続管の他端側に着脱
    可能に固定された端子棒保持具と、この端子棒保
    持具に対して長さ方向に位置移動可能に挿通され
    た端子棒と、この端子棒をその長さ方向に位置移
    動可能に挿通した状態で前記端子棒保持具の外側
    面に着脱可能に取付けられたシール部材とを有
    し、このシール部材と前記端子棒との間が気密に
    保持され、かつ、前記端子棒が前記接続管内で前
    記抵抗発熱体の端部に接続することを特徴とする
    抵抗加熱用端子。
JP20344183U 1983-12-29 1983-12-29 抵抗加熱用端子 Granted JPS60111500U (ja)

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JP20344183U JPS60111500U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 抵抗加熱用端子

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JP20344183U JPS60111500U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 抵抗加熱用端子

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JPS60111500U JPS60111500U (ja) 1985-07-29
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WO2006022131A1 (ja) * 2004-08-25 2006-03-02 Ibiden Co., Ltd. 焼成炉及びその焼成炉を用いた多孔質セラミック焼成体の製造方法

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JPS60111500U (ja) 1985-07-29

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