JPS6146093Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6146093Y2
JPS6146093Y2 JP16790682U JP16790682U JPS6146093Y2 JP S6146093 Y2 JPS6146093 Y2 JP S6146093Y2 JP 16790682 U JP16790682 U JP 16790682U JP 16790682 U JP16790682 U JP 16790682U JP S6146093 Y2 JPS6146093 Y2 JP S6146093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
cross
annular member
view
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16790682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5971804U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16790682U priority Critical patent/JPS5971804U/ja
Publication of JPS5971804U publication Critical patent/JPS5971804U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6146093Y2 publication Critical patent/JPS6146093Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鋼管トラス構造用の継手金具に関す
るもので、例えば第1図に示すような送電鉄塔に
おいて、鋼管部材からなる主柱材1および腹材2
を連結するために用いる。
従来このような鋼管構造用の継手材としては第
2図a,bに示すような管割込み十字継手などが
知られている。この継手は鋼板を相互に直交させ
て十字状の板材を形成し、鋼管(腹材2)に設け
られたスリツト穴に割込ませて溶接で取り付けた
ものである。しかし、十字板からなる継手金具2
1を鋼管部材に割込ませて溶接するため、十字板
の溶接部26先端が応力集中点27となるととも
に、この部分には溶接欠陥が生じ易いため、継手
の力学性能すなわち風や地震力による繰返し荷重
がかかつた時の疲労性能あるいは変形性能といつ
た性能が低くなる。なお、図中22,23はガセ
ツトプレート、24はスプライスプレート、25
は接合ボルトである。
この考案はこのような従来の継手の欠点をなく
し、継手材として形状の自由度の高い型鍛造によ
る円環材と断面十字状の継手板とからなる継手金
具により接合鋼管への力の伝達を円滑にし、その
疲労性能および変形性能を高めることを目的とし
ている。
上述したようにこの考案の継手金具は円環材と
断面十字状の継手板からなり、円環材は一端を腹
材への接合端部とし、他端の主柱材への取付側に
フランジ部および該フランジ部より突出する凸部
を設けてなる。この円環材は型鍛造により製造す
る。また継手板には接合用ボルト孔を穿設し、一
端を円環材の凸部に溶接してある。
以下、この考案を図示した実施例に基づいて説
明する。
第1実施例 第3図a〜fによつて示される実施例は円環材
3のフランジ部4を円環材3の内外面両側に形成
し、継手板6を溶接するための凸部5を継手板6
の形状に対応させて4箇所に設けてある。
第3図eは第3図aのA部分すなわち円環材3
と腹材2としての接合鋼管との溶接部分7を示し
たもので、円環材3の先端を腹材2に差込んで外
面側より溶接してある。なお、この部分は差込み
型とせずに突合せ型としても良い。また第3図f
は継手板と凸部5との溶接部分8を示したもの
で、突合せ溶接としてある。
また第3図a,b中9は接合用ボルト孔であ
り、スプライスプレートを介してボルトで主柱材
に設けたガセツトプレートに連結する。
第2実施例 第4図a〜gは他の実施例を示したもので、フ
ランジ部4′を円環材3′の外面側にのみ形成し、
一方継手板6′の4枚の板にそれぞれ円環材3′の
内面に当接する凸部10を設け、第4図gに示す
ようにこの凸部10を円環材3′に差込んだ状態
で溶接してある。ただし、力の伝達が円環材3′
の凸部5′のみで十分可能な場合には継手板6′の
凸部10は必要としない。
次に模型供試体を用いて行なつた載荷試験結果
について述べる。
第5図〜第7図は供試体の形状を示したもの
で、第5図が従来の管割込み十字継手、第6図が
上述した第1実施例、第7図が第2実施例の場合
である。腹材に相当する接合鋼管はいずれも外径
139.8mm、肉厚4.5mm、長さ600mmとし、端部には
載荷用のフランジを設けてある。また継手板の板
厚は16mmである。
試験は荷重を静的に漸次増加させながら破断ま
で加える静的引張破断試験及び下限荷重を1tとし
た部分片振引張疲労試験の2通りについて行なつ
た。
静的引張破断試験 第8図は試験方法を示したもので、引張荷重
Pを漸次増加させ、その時の変位(伸び)Sを
変位計により計測する。
第9図はその結果をグラフに表わしたもの
で、縦軸に荷重、横軸に供試体の変位をとつて
いる。この考案の継手では第1実施例の場合も
第2実施例の場合も従来型継手に対し、約1.1
倍の最大耐力と約10倍の変形能力を有している
ことがグラフよりわかる。
疲労試験 第10図は疲労試験の結果をグラフに表わし
たもので、両対数グラフで縦軸に鋼管の引張強
さで除して無次元化した平均応力全振幅、横軸
に破断時の繰返し数をとつている。
この考案の継手は両タイプともほぼ同等の疲
労強度を有し、従来型継手板に対しては約10倍
の疲労寿命を有している。
以上、この考案の継手は継手板からの力が円
環材を介して円周方向に分散されて鋼管側に伝
わるため円環材と鋼管の溶接部における応力の
周方向分布が非常に滑らかになる。従つて、継
手の疲労性能および変形性能が従来の継手に比
べて大幅に向上する。またこの考案の継手金具
の円環材にはフランジの中央部に穴明を有する
ため溶融亜鉛メツキ施工が可能である。またフ
ランジ部に凸部を有するため、継手板と円環材
の溶接部に応力の集中を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は継手金具の使用位置を示す送電鉄塔の
正面図、第2図a,bはそれぞれ従来の管割込み
十字継手を示す平面図および正面図、第3図a,
b,c,d,e,fはこの考案の第1実施例を示
したもので、それぞれ正面図、左側面図、円環材
の左側面図、その縦断面図、A部分の詳細を示す
縦断面図、B部分の詳細を示す縦断面図、第4図
a,b,c,d,e,f,gは第2実施例を示し
たもので、それぞれ正面図、左側面図、円環材の
左側面図、その縦断面図、C部分の詳細を示す縦
断面図、D部分の詳細を示す縦断面図、E部分の
詳細を示す縦断面図、第5図〜第7図は載荷試験
に用いた模型供試体の正面図、第8図は模型供試
体による静的引張破断試験の方法を示す正面図、
第9図は静的引張破断試験の結果を示すグラフ、
第10図は疲労試験の結果を示すグラフである。 1……主柱材、2……腹材、3,3′……円環
材、4,4′……フランジ部、5,5′……凸部、
6,6′……継手板、7,7′……溶接部分、8,
8′……溶接部分、9……ボルト孔、10……凸
部、11……溶接部分、21……継手金具、2
2,23……ガセツトプレート、24……スプラ
イスプレート、25……接合ボルト、26……溶
接部、27……応力集中点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を腹材への接合端部とし、他端の主柱材へ
    の取付側にフランジ部および該フランジ部より突
    出する凸部を設けてなる円環材と、前記凸部に溶
    接された断面十字状の継手板とからなることを特
    徴とする鋼管構造用継手金具。
JP16790682U 1982-11-05 1982-11-05 鋼管構造用継手金具 Granted JPS5971804U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16790682U JPS5971804U (ja) 1982-11-05 1982-11-05 鋼管構造用継手金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16790682U JPS5971804U (ja) 1982-11-05 1982-11-05 鋼管構造用継手金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5971804U JPS5971804U (ja) 1984-05-16
JPS6146093Y2 true JPS6146093Y2 (ja) 1986-12-25

Family

ID=30367222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16790682U Granted JPS5971804U (ja) 1982-11-05 1982-11-05 鋼管構造用継手金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5971804U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5971804U (ja) 1984-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100399341B1 (ko) 전단링을 이용한 강재의 접합구조 및 그 강재의 접합공법
US2565296A (en) Welded expansible bellows
JP2001003459A (ja) 構造物用管継手
JP2017078330A (ja) 鉄骨柱とh形梁又はi形梁の接合構造及びその接合方法
JPS6146093Y2 (ja)
US4370790A (en) T-joint method and product
US4092077A (en) Structural connector
US4101230A (en) Joint for trusses
JP4611260B2 (ja) 金属管柱基部構造体
US4595311A (en) Stiffening for tubular joints
US4343562A (en) Joint for trusses
JPH04187388A (ja) 異種金属管の摩擦圧接方法
JP2962138B2 (ja) 異形柱接合金物
JP2002256549A (ja) 鋼管および鋼管杭の接続構造
JPS6219700Y2 (ja)
CN216766277U (zh) 一种钢管桁架节点连接结构
JP2003049561A (ja) 金属管柱基部構造体
JPH0113128Y2 (ja)
JPH0527608Y2 (ja)
JP5012039B2 (ja) 開口を有するコンクリート梁の補強構造、開口を有するコンクリート梁の製造方法、梁構造、開口を有するコンクリート梁の開口補強用鋼管
JPH03250129A (ja) 柱・梁接合金物の製作方法
JPS6132005Y2 (ja)
JPH0615044Y2 (ja) 鋼管柱の接続構造
JPS624089Y2 (ja)
JPH07197917A (ja) ボルト連結構造