JPS6145763A - 炭化水素固形物の製造方法 - Google Patents

炭化水素固形物の製造方法

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JPS6145763A
JPS6145763A JP59165625A JP16562584A JPS6145763A JP S6145763 A JPS6145763 A JP S6145763A JP 59165625 A JP59165625 A JP 59165625A JP 16562584 A JP16562584 A JP 16562584A JP S6145763 A JPS6145763 A JP S6145763A
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JP
Japan
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sodium stearate
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JP59165625A
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征二 青谷
隆 日高
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステアリン酸ナトリウムを固化剤とし、香料な
どを含有する炭化水素化合物を固化する方法において、
固形物の耐熱性を向上させる固化方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の固形芳香剤として、リモネンなどの炭化水素化合
物をワックスなどで固化させたものが知られているが、
この種め芳香剤は基材としての炭化水素化合物がリモネ
ンおよびその類似物質に限られ、また得られる炭化水素
固形物の強度も不十分であった。
このような状況において9本発明者らは、炭化水素固形
物の製法における改良方法として。
ステアリン酸すトリウムを固化剤とする炭化水素固形物
の製造方法を提案した。(%願昭53−149819号
) しかし、車輛用1例えば自動車用の固形芳香剤の場合は
、夏期の車内の高温にも流動化しないことが要求される
ため、上記ステアリン酸ナトリウムを固化剤とする炭化
水素固形物の耐熱性をさらに向上させることが要望され
ていた。
〔解決しようとする問題点〕
本発明者らは、ステアリン酸ナトリウムを固化剤とする
炭化水素固形物の製造方法において。
固形物の耐熱性をさらに向上させ、車輛用の固′形芳香
剤などとして使用し得る耐熱性を有し溶融温度の高い炭
化水素固形物の製造方法について鋭意研究した結果、さ
らに特定の12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩およ
び/またはステアリン酸金属塩を添加混合することによ
り炭化水素固形物の溶融温度を大幅に高めることができ
ることを見出し、この知見に基いて本発明に到達した。
〔発明の構成〕
本発明は、炭化水素化合物、ステアリン酸ナトリウム、
アルコール類および水からなる組成物に12−ヒドロキ
システアリン酸金属塩(金属はアルカリ金属、アルカリ
土類金属またはアルミニウム)および/またはステアリ
ン酸金属塩(金属はアルカリ土類金属またはアルミニウ
ム)を添加混合し、ステアリン酸ナトリウムを加熱溶解
後注型し2次いで冷却固化させることを特徴とする炭化
水素固形物の製造方法である。
本発明で用いられる炭化水素化合物は2例えば主留分の
沸点が130−280’C程度の揮発性液状物質であり
、テルペン類、植物精油および飽和炭化水素系石油留分
などを例示することができる。炭化水素化合物の沸点が
180℃未満では固形物中における揮発分の揮発速度が
大きすぎ、一方280℃を超えると揮発速度が小さいた
めに用途が限定されてしまう。具体的な炭化水素化合物
としては、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、フエラ
ンドレン、テルビルン。
ミルセンなどのモノテルペン化合物、カジネン。
カリオフイリンなどのセスキテルペン化合物。
テレピン油、シトロネラ油、オレンジ油、アビニス油な
どの植物精油、ミネラルターペン、ソルベント灯油など
の石油留分があげられる。特に石油留分としてはアニリ
ン点75〜100゜好ましくは80〜90のパラフィン
類、またはアニリン点40〜90.好ましくは50〜8
5のナフテン系炭素を含むパラフィン類が望ましい。
上記の石油留分を使用する場合は、それ自体香りを持た
ないか、あっても微かなもので2本発明により得られる
炭化水素固形物を固形芳香剤として使用する際には固形
物製造時に香料を混合することが必要である。また上記
テルペン類、植物精油などは本発明において香料として
も使用することができる。
本発明で用いるステアリン酸ナトリウムは。
必ずしも高純度のものは必要ではなく、一般にステアリ
ン酸ナトリウムとして市販されている工業製品をそのま
ま使用できる。
アルコール類ハ多価アルコール、エーテルアルコールを
含み、具体的にはエタノール、インプロパツール、セロ
ソルブ、メチルカルピトール、  力)’L!ヒトール
、エチレンクリコール、フロピレンクリコール、ヘキシ
レンクリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール
などが挙げられる。好ましいアルコール類はエタノール
カルピトールまたはヘキシレングリコールである。本発
明の製造方法からアルコール類を欠くと炭化水素化合物
を固化することができない。
水はステアリン酸ナトリウムを溶解するための必須成分
であり、炭化水素化合物とアルコール類のみではステア
リン酸ナトリウムを溶解することができない。水の量に
よって原料組成物の溶解温度を調節することができ、水
が少ないほど溶解温度が高くなり、得られる固形物の溶
融温度が高くなる。
本発明において得られる固形物の溶融温度を上げるため
に用いられる12−ヒドロキシステアリン酸金属塩の金
属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアルミニ
ウムである。アルカリ金属としてはナトリウム、リチウ
ムが好ましく、アルカリ土類金属としてはカルシウム。
マグネシウム、バリウムが好ましいが、特に好ましいの
はナトリウム塩である。またステアリン酸金属塩の金属
はアルカリ土類金属またはアルミニウムである。アルカ
リ土類金属としてはカルシウム、マグネシウム、バリウ
ムが好ましいが、特に好ましいのはカルシウム塩である
12−ヒドロキシステアリン酸金属塩およびステアリン
酸金属塩はそれぞれ単独で、または混合しても使用でき
る。
必要に応じて混合する香料などの成分の種類は特に限定
されるものではない。天然2合成または配合香料などを
使用できる。
本発明の製造方法により得られる固形物を芳香剤上して
使用する場合には、水性固形芳香剤では分離しやすい油
性の香料またはpHの影響を受けて変質しやすい香料な
どが適用可能になり、固形芳香剤として有用なものにな
る。
本発明の製造方法における炭化水素固形物の各構成成分
の使用量は固形物に対し。
炭化水素化合物      40〜98重量%ステアリ
ン酸ナトリウム   4〜15重量係重量コアルコール
類     1〜50重量%水           
   0.2〜20重量係が好ましく、香料などの成分
を混合する場合にはその成分を20重量%以内の範囲で
混合することが好ましい。
一般的には、香料、老化防止剤などの極性の大きい芳香
族化合物が配合されると、炭化水素固形物の溶融温度は
、しばしば大幅に低下するが2本発明の製活方法により
得られる固形物は。
極性の大きい芳香族化合物が配合されていても溶融温度
の低下がほとんど無いばかりでなく。
溶融温度が高まる場合がある。
炭化水素化合物は、40重量%未満では香料などの成分
の混和性に問題を生じることがあり。
93重量%を超えるとステアリン酸ナトリウムの溶解が
困難となる。特に50〜91重量%が好ましい。
ステアリン酸すl−IJウムが4重量−未満では固形物
の溶融温度が低く、また強度も不十分なものになる。ス
テアリン酸ナトリウムは固化剤として使用するものであ
り、多く使用すると。
固形物を芳香剤などとして使用する場合に炭化水素化合
物、香料などが揮散した後に残滓として多く残るので1
5重量−以下が好ましく、特に5〜lO重量係が好まし
い。
アルコール類は1重量%未満ではステアリン酸ナトリウ
ムの溶解量が少なくなるので固形物の強度が低下する。
また50重量%を超えるき炭化水素化合物などの揮発性
に問題を生じ好ましくない。特に8〜80重量係が好ま
しい。
水がO2重量%未満ではステアリン酸ナトリウムの溶解
量が少なくなり、20重量%を超えるとステアリン酸ナ
トリウムの溶解温度が低くなるため耐熱性の乏しい固形
物になり、また水と炭化水素化合物の相分離を起こすよ
うになる。
特に0.5〜5重量%が好ましい。
本発明の特徴である耐熱性向上剤として使用される12
−ヒドロキシステアリン酸金属塩またはステアリン酸金
属塩は好ましくはO2〜5重量係使用される。0.2重
量%未満では耐熱性向上の効果がほとんど現われず、5
重量部を超えると上記使用量の水およびアルコール類に
均一に混合させることが困難となり、また不経済である
。これらの金属塩は単独でまたは2種以上混合して使用
するこきもできる。
本発明における炭化水素固形物は次のようにして製造さ
れる。
還流冷却器付き、または耐圧性の溶解槽に攪拌機と温度
計を取りつけ、炭化水素化合物、ステアリン酸ナトリウ
ム、アルコール類、水、12−ヒドロキシステアリン酸
金属塩、ステアリン酸金属塩などの原料を投入し、攪拌
しながら昇温する。ステアリン酸ナトリウムが溶解した
ら成形容器に注入し、室温で放冷または必要に応じ急冷
して固化させる。溶解温度と注型温度の差は2通常5℃
以上、好ましくは5・〜15°Cであるようにする。冷
却固化温度は特に限定されないが、一般的には20〜3
5°Cの雰囲気下に放置して固化される。
本発明において得られる炭化水素固形物中の揮発性成分
の揮発速度を調整するために、流動パラフィン、白色ワ
セリン、パラフィンワックス、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリブタジェン(1,2−ポリフタジエンも含む
)、ポリイソプレンなどの炭化水素系高沸点化合物また
は高分子化合物を添加しても良い。これらは同時に固形
物の強度を高める作用を有する。
また炭化水素化合物が不飽和結合を有する場合、特にテ
ルペン類を使用するときは老化防止剤を添加することが
好ましい。老化防止剤としてはハイドロキノン、z6−
ジーt−ブチルパラクレゾールなどのフェノール系老化
防止剤か好適で2通常、炭化水素化合物100重量部に
対し01〜2重量部加える。
本発明の方法で得られる炭化水素固形物は。
固形芳香剤、特に車輌用の固形芳香剤として使用される
他、炭化水素固形物製造時に薬剤などを添加し摩耗性の
大きいことを利用して、皮膚。
布などに塗布する塗布剤として使用することも可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば (1)揮発性の炭化水素化合物を固化することができる
(2)  寒冷地で使用または貯蔵する温度でも凍結せ
ず、また低温、高温で長期保存しても離漿しない炭化水
素固形物を得ることができる。
(3)  固形物の溶融温度を任意に調節でき1%に温
度が高くなる車輛中での使用において溶融しない固形物
を得ることができる。
(4)得られる固形物の強度が太きい。
(5)製造時における組成物の加熱溶解液の粘度が低く
、注型が容易である。
等の効果がある。
〔実施例〕
本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 攪拌機、還流冷却器、温度計を取りつけた2oomla
ロフラスコにリモネン80g、ステアリン酸ナトリウム
69.  カル上1−−ル4g。
水1gのはかMTS−2446(オレンジ香料)8gを
加え、さらに第1表の各耐熱性向上剤および26−ジー
t−ブチルパラクレゾール(老化防止剤)を表に示す量
を添加し、かきまぜながら83℃に昇温した。次いで溶
液を成形容器に注入し、冷却することにより固形芳香剤
を得た。固形物の溶融温度および高温時の流動性を評価
した。
第1表 (1)12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウム+2)
12−ヒドロキシステアリン酸リチウム(3)12−ヒ
ドロキシステアリン酸カルシウム(4)  ステアリン
酸カルシウム ※ 容器に入れ、オーフン中に保持し、傾けて゛液体が
流れ出るまでの時間(分) 特許出願人 日本合成ゴム株式会社 日本クリエート株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭化水素化合物、ステアリン酸ナトリウム、アルコール
    類および水からなる組成物に12−ヒドロキシステアリ
    ン酸金属塩(金属はアルカリ金属、アルカリ土類金属ま
    たはアルミニウム)および/またはステアリン酸金属塩
    (金属はアルカリ土類金属またはアルミニウム)を添加
    混合し、ステアリン酸ナトリウムを加熱溶解後注型し、
    次いで冷却固化させることを特徴とする炭化水素固形物
    の製造方法
JP59165625A 1984-08-09 1984-08-09 炭化水素固形物の製造方法 Granted JPS6145763A (ja)

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JPH0377745B2 JPH0377745B2 (ja) 1991-12-11

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