JPS6145480B2 - - Google Patents

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JPS6145480B2
JPS6145480B2 JP179482A JP179482A JPS6145480B2 JP S6145480 B2 JPS6145480 B2 JP S6145480B2 JP 179482 A JP179482 A JP 179482A JP 179482 A JP179482 A JP 179482A JP S6145480 B2 JPS6145480 B2 JP S6145480B2
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JP
Japan
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regeneration
hot air
gas
temperature
dehumidifying
Prior art date
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Expired
Application number
JP179482A
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English (en)
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JPS58118799A (ja
Inventor
Yasuo Koseki
Akira Yamada
Sankichi Takahashi
Shuzo Ooshima
Tomoji Kitagishi
Riichi Oonishi
Kenji Natsuno
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、除湿型熱風乾燥方法とその装置に関
するもので、特に、衣類等の被乾燥物を乾燥する
際の乾燥時間の短縮と乾燥効率の向上とを図つた
ものである。
従来の熱風乾燥方法とその問題点を第1図及び
第2図により説明する。第1図はブロツク構成
図、(ただし従来構成には破線で示した前処理器
130は含まれていない)、第2図は湿り空気線
図である。乾球温度T1(℃)で絶対湿度がx1
(g/Kg)、エンタルピがi1(KCal/Kg)の状態
(第2図の)の供給空気10をヒータ100で
加熱して温度T4、エンタルピi4の状態()の熱
風11にして乾燥室110に入れ、乾燥室内の被
乾燥物を乾燥する。この時、外部からの熱の出入
はないため、空気状態は第2図の等エンタルピ線
(i4)で作動し、温度がT5に下がると共に湿度がx5
に上がつた状態()の湿風12となつて、フア
ン120により外部へ排出される。この場合の乾
燥速度V(g/min)とヒータ100での必要熱
量Q(KCal/min)は、熱風量をG(Kg/min)
として V=G×(x5−x1)=G×Δx …(1) Q=G×(i4−i1)=G×Δh …(2) で表わされる。上式で明らかなように、乾燥速度
Vを上げるには、熱風量Gと湿度差Δxを大きく
する必要があり、湿度差Δxを大きくする手段と
して、第1図に破線で示す、前処理器130の設
置が考えられる。前処理としては、(a)ヒータ等で
予熱し熱風11のエンタルピをi4′に上げることに
より湿度差をΔx′に上げる方法(→′→
′)、(b)圧縮冷凍機等で冷却除湿して供給空気1
0のエンタルピをi1″に、湿度をx1″にそれぞれ下
げて(″)、湿度差をΔx″に上げる方法(→
″→″→)、(c)塩化リチウム等の吸湿剤で除
湿して供給空気10のエンタルピはそのままで、
湿度のみx1下げ()、湿度差をΔxに上
げる方法(→→→)がある。しか
し、(a)の方法ではエンタルピ差が(i4′−i1)と増
大し、(2)式よりヒータ11の入熱量Qが増大する
問題点があり、(b)の方法では、冷凍機等の電力が
必要になると共に、冷却により供給空気10のエ
ンタルピがi″1へ下がりエンタルピ差Δiが大き
くなつてヒータ11の入熱量Qも増大する問題点
がある。(c)の方法は、(b)と異なり除湿操作が等エ
ンタルピなので、ヒータ11の入熱量Qは増大し
ないが、用いる吸湿剤の再生にヒータ等が必要に
なるという問題点がある。
本発明の目的は、供給空気を吸湿剤等で除湿し
て乾燥速度を上げると同時に、その吸湿剤の再生
に用いた熱も有効に回収させることにより、乾燥
速度が速くてしかも省エネルギー型とすることの
できる除湿型熱風乾燥方法とその装置を提供する
にある。
本発明の特徴は、上記目的を達成するために、
被乾燥物に供給する空気を除湿剤により除湿する
除湿工程と、除湿剤の再生を高温高湿ガスにより
行なう再生工程と、再生に使用した後のガスより
供給空気側に熱回収すると共にガス中の水分を除
去する回収工程とを含む方法とするにあり、さら
に上記方法を実施するために、被乾燥物に供給す
る空気を除湿剤により除湿する除湿器と、上記除
湿剤の再生を高温高湿ガスにより行なう再生器
と、再生に使用した後のガスより熱回収すると共
にガス中の水分を凝縮させて除去するコンデンサ
と、上記再生用ガスの加熱を行なう再生用ヒータ
と、再生用ガスを上記再生器、コンデンサ及び再
生用ヒータの間で閉リープ状に循環させるフアン
とを備え、供給空気を上記再生器及びコンデンサ
を介して被乾燥物側に供給する構成とするにあ
る。
即ち、本発明は、乾燥速度促進法として、前述
した(c)の塩化リチウム等の吸湿剤やシリカゲル等
の吸着剤による除湿法が、(b)の冷却除湿法に比べ
て、除湿の際にエンタルピが変化せずに温度が上
がり、湿度のみが下がる有利さがあることに着目
し、(b)方法での前記した問題点(ヒータ等を別に
必要とする点)を下記の方法で解決したものであ
る。
まず吸湿剤等の再生に必要な熱量の低減方法と
して、再生に用いた空気からの熱回収があるが、
その空気は、湿度が高く、温度が低いいわゆる質
の悪い熱エネルギーであることから、ほとんど回
収できないことを種々の実験より確認した。そこ
で、本発明は、再生に用いた熱を回収するには、
再生操作を閉ループにして、その湿度をさらに高
くすると同時に温度を高くして、いわゆる質の良
い熱エネルギーにしておくことにより、それから
の熱回収を可能にしたものである。
以下本発明の実施例を図面により説明する。
第3図は本発明を説明するための一実施例ブロ
ツク構成図、第4図はその操作説明用の湿り空気
線図である。第3図において、第1図に示した前
処理器130として、供給空気10の除湿する除
湿器200と、除湿に用いた除湿剤を高温高湿ガ
スで再生する再生器210と、再生用熱風20を
発生する再生用ヒータ230と、再生用熱風を閉
ループ状に循環させるフアン240と、再生に用
いた熱を供給空気側へ回収するコンデンサ220
とが設置される。
以下具体的に、供給空気10の温度T1が30
℃、絶対湿度x1が18.8g/Kgの時の実験結果を基
に説明する。条件として、ヒータの全入力が
1120W、供給風量が81Kg/h、再生風量が28Kg/
h、除湿量Δxが5g/Kgの時の恒率乾燥期間の
結果を第4図の湿り空気線図に、乾燥は→→
→→として、再生ループは→→→
として示す。なお、従来方法も→′→とし
て示してある。
まず、供給空気10が除湿器200で除湿さ
れ、湿度x2が13.8g/Kgへ下がると同時に、温度
T2が等エンタルピ変化により42℃へ上昇し(
→)、乾燥風13となる。この乾燥風13がコ
ンデンサ220で、再生用湿熱風21により、熱
を回収し、温度T3が61℃まで上昇して乾温風1
4となり、この乾温風14がヒータ100で加熱
されて温度91℃の乾熱風11′となり、乾燥室1
10内の被乾燥物を乾燥した後、湿度x5が35.4
g/Kg、温度T5が37℃の湿風12となつて、フ
アン120により排出される(第4図の→→
→)。
一方、除湿器200の除湿剤は、再生用ヒータ
230で湿度が高い状態で加熱された、温度T6
が99℃、湿度X6が87.5g/Kgの再生熱風20によ
り、再生器210で加熱再生され、再び除湿器2
00に戻る。再生熱風20は、その時、除湿剤に
熱を与えると同時に水分をとり、温度T7は66℃
に下がり、湿度x7は102.5g/Kgへ上昇して(
→)、湿熱風21となる。この湿熱風21は再
生用のフアン240によりコンデンサ220へ導
びかれ、ここで除湿器200を通過してきた乾温
風13により冷却され、温度低下と共に水分23
も(凝縮)除去されて、温度T8は52℃へ、湿度
x8は87.5g/Kgへと下がると同時に、この顕熱
(温度低下分の熱量)と潜熱(水分除去分の熱
量)が、乾温風13へ完全に回収される(→
)。コンデンサ220を出た再生温風22は、
再生用ヒータ230により、コンデンサ220で
失つた熱量分(第1図のi7−i8分)だけ加熱さ
れ、再び再生熱風20となつて再生器210へ送
り込まれて循環回路を形成す このように、除湿剤の再生に用いる熱量は、再
生器210の出口の湿熱風21の状態が高湿高温
状態()であるため、コンデンサ220で供給
空気側の乾温風13に完全に回収できると同時
に、再生用の湿熱風21から水分も除去できるこ
とになり、再び再生用空気として利用でき、再生
ループでの熱のロスは全くないことになる。
本実施例と従来方法とを比較してみる。従来方
式では第4図の操作は→′→となる。つま
り、供給空気10は、そのままヒータ100で加
熱され温度が78℃の′まで加熱される。従来方
式での状態′の熱風11と、本実施例での状態
の乾熱風11′とは、ヒータ入力及び風量が等
しく、かつ本実施例では再生熱量も全て回収でき
るから、(2)式のエンタルピ差は等しくなり、従つ
て11と11′のエンタルピはi4と等しく、本実
施例の11′の方が温度T4が高く、湿度x4が低い
状態になる。本実施例によれば、除湿することに
より、絶対湿度差x5−x1が21.6g/Kgで、従来方
式の場合の16.6g/Kgより大きく、(1)式より乾燥
速度Vが29.1g/minと従来方式の場合の22.4
g/minより、約30%大きくなる。
なお、上記実施例では除湿量を5g/Kgである
として説明したが、この除湿量を増すことによ
り、さらに乾燥速度Vを向上させることができ、
場合によつては供給空気側のヒータ100を省略
することが可能となる。
第5図は本発明の他の実施例を示すブロツク構
成図で、除湿器200とコンデンサ220の設置
場所を、第3図実施例の場合と逆にしたものであ
り、第5図実施例によつても同じ効果を生じ、除
湿剤性能の向上により、コンデンサ性能向上及び
小形化に有利な構成である。
本発明によれば、ヒータ入力を増すことなく、
供給空気の湿度を下げることができることによ
り、乾燥速度を向上させることができ、同じ乾燥
能力の場合はそのヒータ入力を低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のブロツク構成図、第2図はそ
の湿り空気線図、第3図は本発明の一実施例ブロ
ツク構成図、第4図はその湿り空気線図、第5図
は本発明の他の実施例ブロツク構成図である。 10……供給空気、11……熱風、11′……
乾熱風、13,14……乾温風、100……ヒー
タ、110……乾燥室、200……除湿器、21
0……再生器、220……コンデンサ、230…
…再生用ヒータ、240……再生用のフアン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被乾燥物に供給する空気を除湿剤により除湿
    する除湿工程と、除湿剤の再生を高温高湿ガスに
    より行なう再生工程と、再生に使用した後のガス
    より供給空気側に熱回収すると共にガス中の水分
    を除去する回収工程とを含むことを特徴とする除
    湿型熱風乾燥方法。 2 被乾燥物に供給する空気を除湿剤により除湿
    する除湿器と、上記除湿剤の再生を高温高湿ガス
    により行なう再生器と、再生に使用した後のガス
    より熱回収すると共にガス中の水分を凝縮させて
    除去するコンデンサと、上記再生用ガスの加熱を
    行なう再生用ヒータと、再生用ガスを上記再生
    器、コンデンサ及び再生用ヒータの間で閉ループ
    状に循環させるフアンとを備え、供給空気を上記
    再生器及びコンデンサを介して被乾燥物側に供給
    することを特徴とする除湿型熱風乾燥装置。
JP179482A 1982-01-11 1982-01-11 除湿型熱風乾燥方法とその装置 Granted JPS58118799A (ja)

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JPS58118799A JPS58118799A (ja) 1983-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG104251A1 (en) * 1998-01-26 2004-06-21 Kankyo Co Ltd Method and apparatus for dehumidifying air
JP2002273150A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Aisin Seiki Co Ltd 除湿乾燥機
JP2008183516A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 乾燥空気供給装置およびこれを備えた基板処理装置

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JPS58118799A (ja) 1983-07-14

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