JPS6145172A - コイルエキスパンダ付オイルリング - Google Patents
コイルエキスパンダ付オイルリングInfo
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- JPS6145172A JPS6145172A JP16741785A JP16741785A JPS6145172A JP S6145172 A JPS6145172 A JP S6145172A JP 16741785 A JP16741785 A JP 16741785A JP 16741785 A JP16741785 A JP 16741785A JP S6145172 A JPS6145172 A JP S6145172A
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- coil expander
- ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/26—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction characterised by the use of particular materials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/06—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
- F16J9/061—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging using metallic coiled or blade springs
- F16J9/062—Coiled spring along the entire circumference
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/20—Rings with special cross-section; Oil-scraping rings
- F16J9/203—Oil-scraping rings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機1関用ピストンリング、特にシリンダ内
壁から過剰のオイルを掻き取るためのコイルエキスパン
ダ付オイルリングに関する。
壁から過剰のオイルを掻き取るためのコイルエキスパン
ダ付オイルリングに関する。
ピストンリングはピストンとシリンダの内周壁との間に
置かれるものであるが、特に自動車用エンジンの場合に
は各ピストンに対し1個または2個のオイル掻きリング
が設けられるのが普通である。オイルリングはそのオイ
ル播きという機能上シリンダ内壁に常時押し付けておく
必要がある。
置かれるものであるが、特に自動車用エンジンの場合に
は各ピストンに対し1個または2個のオイル掻きリング
が設けられるのが普通である。オイルリングはそのオイ
ル播きという機能上シリンダ内壁に常時押し付けておく
必要がある。
そのためオイルリングの内周にはオイルリングをシリン
ダ内壁に押し当てるための環状のコイルエキスパンダが
設けられる。
ダ内壁に押し当てるための環状のコイルエキスパンダが
設けられる。
斯かるオイルリングは一般に上下のサイドレールと、こ
れら両サイドレールを連結するウェブとから構成される
。サイドレールとウェブとの外側には掻き落としたオイ
ルを受容するための外周溝が形成される。一方、それら
の内周側にはコイルエキスパンダを嵌挿するための内周
溝が形成される。ウェブには掻き落としたオイルを外周
溝から内周溝に逃がすための数個の細長いオイル孔が形
成される。尚、オイルリングの内周溝にきたオイルはピ
ストンのリング構内に設けられるオイルドレンを通して
ピストン内部にもたらされ、そこから最終的にはエンジ
ンのオイルパンに戻される。
れら両サイドレールを連結するウェブとから構成される
。サイドレールとウェブとの外側には掻き落としたオイ
ルを受容するための外周溝が形成される。一方、それら
の内周側にはコイルエキスパンダを嵌挿するための内周
溝が形成される。ウェブには掻き落としたオイルを外周
溝から内周溝に逃がすための数個の細長いオイル孔が形
成される。尚、オイルリングの内周溝にきたオイルはピ
ストンのリング構内に設けられるオイルドレンを通して
ピストン内部にもたらされ、そこから最終的にはエンジ
ンのオイルパンに戻される。
上述の如きピストンリングにおいて、従来はオイルリン
グは一般に鋳鉄製でありかつその内周溝の形状はコイル
エキスパンダの断面円形形状に対応した円弧状を呈して
いた。即ち、コイルエキスパンダをその断面円弧の一部
、例えば略半周に亘ってオイルリングの内周溝内に密着
するようにして抱持していた。しかしながらこのように
コイルエキスパンダとオイルリングとが大きな面積に亘
って面接触するとオイルリングのウェブに形成されるオ
イル孔が大部分に亘って塞がれてしまうことになる。そ
のため掻き落としたオイルがオイル孔を通ってオイルリ
ングの外周溝から内周溝に逃れにくくなり、その結果、
時にはオイル孔がオイルスラッジによって完全に塞がれ
てしまうことにもなっていた。こうなるともはやオイル
リングのオイル掻き効果はほとんど期待できず、その結
果オイル消費量の増大をきたしていた。
グは一般に鋳鉄製でありかつその内周溝の形状はコイル
エキスパンダの断面円形形状に対応した円弧状を呈して
いた。即ち、コイルエキスパンダをその断面円弧の一部
、例えば略半周に亘ってオイルリングの内周溝内に密着
するようにして抱持していた。しかしながらこのように
コイルエキスパンダとオイルリングとが大きな面積に亘
って面接触するとオイルリングのウェブに形成されるオ
イル孔が大部分に亘って塞がれてしまうことになる。そ
のため掻き落としたオイルがオイル孔を通ってオイルリ
ングの外周溝から内周溝に逃れにくくなり、その結果、
時にはオイル孔がオイルスラッジによって完全に塞がれ
てしまうことにもなっていた。こうなるともはやオイル
リングのオイル掻き効果はほとんど期待できず、その結
果オイル消費量の増大をきたしていた。
また、従来の鋳鉄製のオイルリングにおいては必要な強
度を確保するためにはウェブの肉厚をある程度大きくす
る必要があり、従ってピストンリングの軽量化という要
求に逆行することになる。
度を確保するためにはウェブの肉厚をある程度大きくす
る必要があり、従ってピストンリングの軽量化という要
求に逆行することになる。
更にまた、上述の如き鋳鉄製オイルリングにあっては長
時間使用するとコイルエキスパンダがオイルリングの内
周部を容易にけずりとりあるいは摩耗させる結果、コイ
ルエキスパンダが全体的にオイルリングに食い込む状態
となりコイルエキスパンダの張力減退を招来し易かった
。
時間使用するとコイルエキスパンダがオイルリングの内
周部を容易にけずりとりあるいは摩耗させる結果、コイ
ルエキスパンダが全体的にオイルリングに食い込む状態
となりコイルエキスパンダの張力減退を招来し易かった
。
本発明の目的は上述の如き欠点を解消することにある。
そのため本発明によれば鋼製オイルリングの内周部は従
来の如く丸味を帯びた弧状ではなく角形を呈している。
来の如く丸味を帯びた弧状ではなく角形を呈している。
そのためオイルリングの内周に配設されるコイルエキス
パンダはその横断面で見た場合に2点のみでオイルリン
グに接触保持され、しかもウェブから僅かに離されてい
る。このような2点接触とすることにより、コイルエキ
スパンダの大きさが異なってもその接触点が移動するだ
けであるから種々の大きさく径)のコイルエキスパンダ
を適用できることになる。従来はオイルリングの内周と
コイルエキスパンダとは前述の如く相当の面積に亘って
密着するようになっていたのでコイルエキスパンダとオ
イルリングとは一対一で対応し、オイルリングの径が異
なるとそれに対応したコイルエキスパンダを用意しなけ
ればならなかった。本発明に係るオイルリングは鉄道レ
ールに似た断面略I形を呈する。
パンダはその横断面で見た場合に2点のみでオイルリン
グに接触保持され、しかもウェブから僅かに離されてい
る。このような2点接触とすることにより、コイルエキ
スパンダの大きさが異なってもその接触点が移動するだ
けであるから種々の大きさく径)のコイルエキスパンダ
を適用できることになる。従来はオイルリングの内周と
コイルエキスパンダとは前述の如く相当の面積に亘って
密着するようになっていたのでコイルエキスパンダとオ
イルリングとは一対一で対応し、オイルリングの径が異
なるとそれに対応したコイルエキスパンダを用意しなけ
ればならなかった。本発明に係るオイルリングは鉄道レ
ールに似た断面略I形を呈する。
しかしながら、上述の如きオイルリングとコイルエキス
パンダとの2点接触方式は従来の相当な面積の面接触に
比してオイルリングの摩耗を促進することになろう。何
となればオイルリングに作用するコイルエキスパンダの
接触圧力はこれら両者間の接触面積に逆比例するからで
ある。このようなオイルリングの摩耗増大を防止するた
めに本発明によればオイルリングは従来の鋳鉄製に対し
鋼(スチール)で形成される。更にまた好ましくはコイ
ルエキスパンダの表面及びそれに接触するオイルリング
の表面は耐摩耗処理が施される。そして好ましくはオイ
ルリングの内周に接触するコイルエキスパンダの部分に
は接触表面積を確保する目的で平坦表面部が設けられ、
それによりオイルリングの摩耗を抑制してコイルエキス
パンダがオイルリング内周に食い込まないようにする。
パンダとの2点接触方式は従来の相当な面積の面接触に
比してオイルリングの摩耗を促進することになろう。何
となればオイルリングに作用するコイルエキスパンダの
接触圧力はこれら両者間の接触面積に逆比例するからで
ある。このようなオイルリングの摩耗増大を防止するた
めに本発明によればオイルリングは従来の鋳鉄製に対し
鋼(スチール)で形成される。更にまた好ましくはコイ
ルエキスパンダの表面及びそれに接触するオイルリング
の表面は耐摩耗処理が施される。そして好ましくはオイ
ルリングの内周に接触するコイルエキスパンダの部分に
は接触表面積を確保する目的で平坦表面部が設けられ、
それによりオイルリングの摩耗を抑制してコイルエキス
パンダがオイルリング内周に食い込まないようにする。
また、鋼製オイルリングであれば鋳鉄−オイルリングに
比し強度がはるかに大きいのでウェブの肉厚を相当薄く
しても所要の強度が得られる。ウェブの肉厚を薄くでき
るということはオイルリング全体の可撓性あるいはシリ
ンダ内壁に対する追従性を増大することができるという
ことを意味するので、高いオイル掻き効果が発揮できる
。上下のサイドレール自体は剛性の塊として形成される
のでオイルリングの変形を防止することができ、かつシ
リンダ内壁への所定の押圧力を確保することができる。
比し強度がはるかに大きいのでウェブの肉厚を相当薄く
しても所要の強度が得られる。ウェブの肉厚を薄くでき
るということはオイルリング全体の可撓性あるいはシリ
ンダ内壁に対する追従性を増大することができるという
ことを意味するので、高いオイル掻き効果が発揮できる
。上下のサイドレール自体は剛性の塊として形成される
のでオイルリングの変形を防止することができ、かつシ
リンダ内壁への所定の押圧力を確保することができる。
本発明の他の特徴あるいは利点等は添付図面を参照して
行う以下の説明により明らかとなろう。
行う以下の説明により明らかとなろう。
第1.2図にはディーゼルエンジンに用いた本発明のコ
イルエキスパンダ40とオイルリング1が示される。こ
のオイルリング1はエンジンのピストン50のリング周
溝51内に置かれる。ビストン50はシリンダ60のシ
リンダボア63内を往復動する。オイルリング1は一体
成形され、上下のサイドレール3A、3Bとこれら両サ
イドレールを連結するウェブ5とを有する。サイドレー
ルは剛性の塊であり、一方、ウェブは相当薄肉でかつ好
ましくは真っすぐに延びている。その結果、本発明に係
るオイルリングは図示の如く略■形を呈する。サイドレ
ール3A、3Bはピストン50の往復動時にシリンダ6
0の内壁61に摺接する突出周端摺動面部7A、7Bを
有する。これら摺動面部7A、7Bには好ましくは耐摩
耗層9A。
イルエキスパンダ40とオイルリング1が示される。こ
のオイルリング1はエンジンのピストン50のリング周
溝51内に置かれる。ビストン50はシリンダ60のシ
リンダボア63内を往復動する。オイルリング1は一体
成形され、上下のサイドレール3A、3Bとこれら両サ
イドレールを連結するウェブ5とを有する。サイドレー
ルは剛性の塊であり、一方、ウェブは相当薄肉でかつ好
ましくは真っすぐに延びている。その結果、本発明に係
るオイルリングは図示の如く略■形を呈する。サイドレ
ール3A、3Bはピストン50の往復動時にシリンダ6
0の内壁61に摺接する突出周端摺動面部7A、7Bを
有する。これら摺動面部7A、7Bには好ましくは耐摩
耗層9A。
9Bが施される。耐摩耗層9A、9Bは例えばクロムめ
っき、あるいは硼化物、炭化物、窒化物、セラミックス
等を分散させたニッケル、ニッケルーリン、クロムある
いは鉄を主成分とする複合めっき、或いはモリブデン、
自溶合金、ステンレス鋼、フェロクロム合金等の単独又
は混合溶射層(プラズマ溶射)により形成される。プラ
ズマ溶射を施す場合には予めニッケルアルミナイド、モ
リブデン−ニッケル系合金等の下地層を設けておくこと
も可能である。qれとは別に、耐摩耗層9A、9Bを焼
入(レーザ、高周波)、窒化(窒化、ガス又は塩浴によ
る軟窒化)、あるいは滲硫窒化処理してもよい。更にま
た、第1図に示す耐摩耗層9A、9Bの代りに第4図に
示す如く摺動面部7A、7Bに周溝30A、30Bを形
成して、そこに耐摩耗性物質を充填するようにしてもよ
い。
っき、あるいは硼化物、炭化物、窒化物、セラミックス
等を分散させたニッケル、ニッケルーリン、クロムある
いは鉄を主成分とする複合めっき、或いはモリブデン、
自溶合金、ステンレス鋼、フェロクロム合金等の単独又
は混合溶射層(プラズマ溶射)により形成される。プラ
ズマ溶射を施す場合には予めニッケルアルミナイド、モ
リブデン−ニッケル系合金等の下地層を設けておくこと
も可能である。qれとは別に、耐摩耗層9A、9Bを焼
入(レーザ、高周波)、窒化(窒化、ガス又は塩浴によ
る軟窒化)、あるいは滲硫窒化処理してもよい。更にま
た、第1図に示す耐摩耗層9A、9Bの代りに第4図に
示す如く摺動面部7A、7Bに周溝30A、30Bを形
成して、そこに耐摩耗性物質を充填するようにしてもよ
い。
その充填物質としては上述の耐摩耗Ji9A、9Bと同
様の材料を用いればよい。
様の材料を用いればよい。
摺動面部7A、7Bは好ましくは第1図に示す如く梯形
をなす、この梯形部にはシリンダ壁61上のオイルの掻
き落としを保証すべく鋭利な端縁を具えた狭い平坦支承
面8A、8Bが形成される。
をなす、この梯形部にはシリンダ壁61上のオイルの掻
き落としを保証すべく鋭利な端縁を具えた狭い平坦支承
面8A、8Bが形成される。
本発明ではウェブの肉厚が従来に比し相当薄いのでオイ
ルリングの可撓性が増大し、従って支承面8A、8Bの
表面積は相当小さくしても必要な面圧を確保できる。し
かもその面圧もオイルリングの高可撓性によりシリンダ
壁面に均一に作用する。
ルリングの可撓性が増大し、従って支承面8A、8Bの
表面積は相当小さくしても必要な面圧を確保できる。し
かもその面圧もオイルリングの高可撓性によりシリンダ
壁面に均一に作用する。
耐摩耗層9A、9Bが施される場合には支承面8A、8
Bはこの耐摩耗層上に設けられることば勿論である。
Bはこの耐摩耗層上に設けられることば勿論である。
オイルリング1はサイドレール3A、3Bとウェブ5と
によって形成される外周溝15を有し、摺動面部?A、
7Bによって掻き取られたオイルはこの外周溝内に受容
される。また、オイルリング1の内周側にはサイドレー
ル3A、3Bとウェブ5とによって形成される内周溝1
7が形成される。内周溝17を形成するサイドレール3
A。
によって形成される外周溝15を有し、摺動面部?A、
7Bによって掻き取られたオイルはこの外周溝内に受容
される。また、オイルリング1の内周側にはサイドレー
ル3A、3Bとウェブ5とによって形成される内周溝1
7が形成される。内周溝17を形成するサイドレール3
A。
3Bの内側対向壁は傾斜平坦面11A 、 IIBとし
て形成される。これら傾斜平坦面のなす角は60″〜1
20°、好ましくは90″である。傾斜平坦面11A。
て形成される。これら傾斜平坦面のなす角は60″〜1
20°、好ましくは90″である。傾斜平坦面11A。
11Bにはコイルエキスパンダ40がこすりつけられる
ので好ましくは耐摩耗処理層13A 、 13Bが設け
られる。耐摩耗処理層としては例えばクロムめっき、あ
るいは窒化(滲硫窒化を含む)処理層でよい。
ので好ましくは耐摩耗処理層13A 、 13Bが設け
られる。耐摩耗処理層としては例えばクロムめっき、あ
るいは窒化(滲硫窒化を含む)処理層でよい。
オイルリング1のウェブ5には好ましくは第3図に示す
如くその周方向に沿って小さな矩形楕円形あるいは円形
のオイル孔21が多数配列される。
如くその周方向に沿って小さな矩形楕円形あるいは円形
のオイル孔21が多数配列される。
鋼製オイルリングの場合には鋳鉄製オイルリングに比し
強度が大きいので、オイル孔21の数を相当増やすこと
ができる。オイル孔21はオイルリングの内周溝17と
外周溝15とを連結するもので、掻き取られたオイルは
オイル孔21を通ってオイルリングの内周側に流れ込む
。従ってオイル孔21の数を増やすことができるという
ことは、オイルのスムーズな通過を保証し得るというこ
とを意味する。尚、オイルリングの内側にきたオイルは
コイルエキスパンダ40の巻線の間を通り、更にピスト
ン50に設けられたオイル逃がし孔(図示せず)を通っ
てピストン内にもたらされる。
強度が大きいので、オイル孔21の数を相当増やすこと
ができる。オイル孔21はオイルリングの内周溝17と
外周溝15とを連結するもので、掻き取られたオイルは
オイル孔21を通ってオイルリングの内周側に流れ込む
。従ってオイル孔21の数を増やすことができるという
ことは、オイルのスムーズな通過を保証し得るというこ
とを意味する。尚、オイルリングの内側にきたオイルは
コイルエキスパンダ40の巻線の間を通り、更にピスト
ン50に設けられたオイル逃がし孔(図示せず)を通っ
てピストン内にもたらされる。
オイルリングはウェブ5の周方向中心線L(第3図)に
関して対称形となっている。
関して対称形となっている。
コイルエキスパンダ40は第1図に示す如く、好ましく
は円の一部を切欠いた断面の線材43をコイル状に巻い
たもので、その切欠部により平坦接触表面部45を形成
する。即ち、コイルエキスパンダ40はこの平坦接触表
面部45によりオイルリングの傾斜平坦表面11A 、
IIBと2点で面接触する。平坦接触表面部45を設
けるのは、接触表面積を大きくすることによりオイルリ
ングに作用する2点での圧力を小さくすることを目的と
したものである。vA材43の断面形状は円に限らず、
矩形、正方形あるいはその他の形状でもよい。
は円の一部を切欠いた断面の線材43をコイル状に巻い
たもので、その切欠部により平坦接触表面部45を形成
する。即ち、コイルエキスパンダ40はこの平坦接触表
面部45によりオイルリングの傾斜平坦表面11A 、
IIBと2点で面接触する。平坦接触表面部45を設
けるのは、接触表面積を大きくすることによりオイルリ
ングに作用する2点での圧力を小さくすることを目的と
したものである。vA材43の断面形状は円に限らず、
矩形、正方形あるいはその他の形状でもよい。
コイルエキスパンダ40はオイルリング1の内周溝17
内に置かれ、オイルリングをシリンダ壁に押し付ける0
本発明によればコイルエキスパンダ40は、従来技術の
如くオイルリングの内周に相当な面積に亘って面接触す
るのではなく、サイドレールの傾斜平坦面11A 、
IIBに断面図で見て2点でのみ接触するようになって
いる。即ち、本発明によればコイルエキスパンダ40は
オイルリングlのウェブ5には接触せず僅かなギャップ
19だけ隔てられている。ウェブ5には好ましくはギャ
ップ19を形成するための°丸味を帯びたコーナ18′
を有する凹所18が設けられる。丸コーナ18′は内部
応力の集中によるきれつを起こし易い角コーナよりも好
ましい。コイルエキスパンダ40、即ち線材43の外周
には第1図に41で示す如くクロムめっきあるいは窒化
処理(滲硫窒化を含む)等の耐摩用処理層を設けるのが
望ましい。従来技術の如くもしもギャップ19がないと
、オイル孔21はそのほとんど大部分がコイルエキスパ
ンダにより塞がれ従ってオイルの通りが悪くなるが、本
発明によれば斯かる欠点は解消される。
内に置かれ、オイルリングをシリンダ壁に押し付ける0
本発明によればコイルエキスパンダ40は、従来技術の
如くオイルリングの内周に相当な面積に亘って面接触す
るのではなく、サイドレールの傾斜平坦面11A 、
IIBに断面図で見て2点でのみ接触するようになって
いる。即ち、本発明によればコイルエキスパンダ40は
オイルリングlのウェブ5には接触せず僅かなギャップ
19だけ隔てられている。ウェブ5には好ましくはギャ
ップ19を形成するための°丸味を帯びたコーナ18′
を有する凹所18が設けられる。丸コーナ18′は内部
応力の集中によるきれつを起こし易い角コーナよりも好
ましい。コイルエキスパンダ40、即ち線材43の外周
には第1図に41で示す如くクロムめっきあるいは窒化
処理(滲硫窒化を含む)等の耐摩用処理層を設けるのが
望ましい。従来技術の如くもしもギャップ19がないと
、オイル孔21はそのほとんど大部分がコイルエキスパ
ンダにより塞がれ従ってオイルの通りが悪くなるが、本
発明によれば斯かる欠点は解消される。
本発明のオイルリングは例えばJIS規格で5WRS、
5WRH,5WOSC,5WOCV 、SK、SUP
、SOSなどの鋼材で形成し得る。また本発明のオイル
リングは均一断面を有する、棒状、線状あるいは帯状の
鋼材から通常の引き抜きあるいは圧延方法により簡単に
製造し得る。第1図に示す如き断面形状に引き抜き加工
あるいは圧延された素材は熱処理によって硬化されるが
、一般にはオイル孔21は硬化工程の前にポンチ加工さ
れる。しかしながら本発明ではウェブの肉厚は相当薄い
ので硬化処理後にオイル孔21をポンチ加工することさ
え可能である。オイル孔をポンチ加工したら素材をコイ
ル状に巻いて所定の長さに切断し、合口にビンを挿入し
て合口を衝合すれば環状のコイルエキスパンダが得られ
る。
5WRH,5WOSC,5WOCV 、SK、SUP
、SOSなどの鋼材で形成し得る。また本発明のオイル
リングは均一断面を有する、棒状、線状あるいは帯状の
鋼材から通常の引き抜きあるいは圧延方法により簡単に
製造し得る。第1図に示す如き断面形状に引き抜き加工
あるいは圧延された素材は熱処理によって硬化されるが
、一般にはオイル孔21は硬化工程の前にポンチ加工さ
れる。しかしながら本発明ではウェブの肉厚は相当薄い
ので硬化処理後にオイル孔21をポンチ加工することさ
え可能である。オイル孔をポンチ加工したら素材をコイ
ル状に巻いて所定の長さに切断し、合口にビンを挿入し
て合口を衝合すれば環状のコイルエキスパンダが得られ
る。
尚、従来の鋳鉄製オイルリングの場合はポンチ加工がで
きないのでオイル孔はフライス加工によらざるを得なか
った。しかしながら周知の如くフライス加工で孔を穿け
ると孔の縁にばりが生じ易く、しかも孔近傍の肉厚が他
の部分に比し盛り上り、従って均一なオイルリングの幅
寸法(第5図の8寸法に相当)及び平坦度が得られなか
った。
きないのでオイル孔はフライス加工によらざるを得なか
った。しかしながら周知の如くフライス加工で孔を穿け
ると孔の縁にばりが生じ易く、しかも孔近傍の肉厚が他
の部分に比し盛り上り、従って均一なオイルリングの幅
寸法(第5図の8寸法に相当)及び平坦度が得られなか
った。
ぼりはエンジンの稼動中にはがれてピストンリングとシ
リンダ壁との間に入り込みエンジントラブルの原因を惹
き起こす。オイル孔をポンチ加工すればこの種の問題は
すべて解消される。
リンダ壁との間に入り込みエンジントラブルの原因を惹
き起こす。オイル孔をポンチ加工すればこの種の問題は
すべて解消される。
本発明に係るオイルリングの他の主たる利点を要約すれ
ば以下の通りである。
ば以下の通りである。
1、薄肉ウェブとすることによりオイルリング全体とし
ての軽量化がはかれる。
ての軽量化がはかれる。
2、 Tri肉ウェブとすることによりシリンダ壁に
対するオイルリングの追従性が良くなる。
対するオイルリングの追従性が良くなる。
3、 オイルリングとコイルエキスパンダとの2点接触
により、また薄肉ウェブとすることによりコイルエキス
パンダの径を大きくすることができる。コイルエキスパ
ンダの径が大きくなるとそのばね定数が小さくなり、従
って使用中におけるコイルエキスパンダの張力の減少度
合が小さくなる。
により、また薄肉ウェブとすることによりコイルエキス
パンダの径を大きくすることができる。コイルエキスパ
ンダの径が大きくなるとそのばね定数が小さくなり、従
って使用中におけるコイルエキスパンダの張力の減少度
合が小さくなる。
4、 オイルリングをピストンに組み込む際及び使用中
におけるオイルリングの変形あるいはひずみに対する抵
抗が強(なる、これはオイル孔をフライス加工に代えて
ポンチ加工により形成することにより、内部応力が減少
されることによる。
におけるオイルリングの変形あるいはひずみに対する抵
抗が強(なる、これはオイル孔をフライス加工に代えて
ポンチ加工により形成することにより、内部応力が減少
されることによる。
5、 オイル孔をポンチ加工することにより、また薄肉
ウェブとしたことにより、鋳鉄製オイルリングにおける
フライス加工では困難であったオイルリングの真円度及
び上下サイドレールの上下面の平坦度が容易に得られる
。またそれにより全体的な摩耗量が減り更に上下面のシ
ール性が向上するためオイル消費量の低減に通じる。
ウェブとしたことにより、鋳鉄製オイルリングにおける
フライス加工では困難であったオイルリングの真円度及
び上下サイドレールの上下面の平坦度が容易に得られる
。またそれにより全体的な摩耗量が減り更に上下面のシ
ール性が向上するためオイル消費量の低減に通じる。
6、鋼製オイルリングを引抜きあるいは圧延加工2(に
より製造することにより精確な輪郭形状のオイルリング
が容易に得られる。
より製造することにより精確な輪郭形状のオイルリング
が容易に得られる。
7. シリンダ壁に対する所定の面圧を小さな面積のサ
イドレール摺動面により得ることができる。
イドレール摺動面により得ることができる。
8、 全体的にオイルリングを小さくできるので適用範
囲が広がり、従来の鋳鉄製オイルリングでは無理であっ
たオートバイの如き二輪車用の小さなピストンに対して
さえ用いることができる。
囲が広がり、従来の鋳鉄製オイルリングでは無理であっ
たオートバイの如き二輪車用の小さなピストンに対して
さえ用いることができる。
9、オイルリングの剛性が高いのでより薄幅のリングが
制作できる結果、シリンダボアに対するオイルリングの
摩耗抵抗(フリクションロス)を小さくできる。
制作できる結果、シリンダボアに対するオイルリングの
摩耗抵抗(フリクションロス)を小さくできる。
10、全体的にオイルリングを小さくできるのでそれを
嵌め込むピストングループが小さくでき延いてはピスト
ンの小型、軽量化に通じる。
嵌め込むピストングループが小さくでき延いてはピスト
ンの小型、軽量化に通じる。
尚、本発明においてはコイルエキスパンダの代りに例え
ば波形スプリング等の所謂“均等圧スプリングを用いる
こともできる。その場合にはオイルリングの傾斜平坦面
11A 、 IIBと接触する部分を平坦表面とすれば
よい。
ば波形スプリング等の所謂“均等圧スプリングを用いる
こともできる。その場合にはオイルリングの傾斜平坦面
11A 、 IIBと接触する部分を平坦表面とすれば
よい。
下表は本発明に係る、ガソリン、ディーゼルあるいはそ
の他の多目的エーンジン用として作られたピストンリン
グの各部の3種の寸法例を示すものである。
の他の多目的エーンジン用として作られたピストンリン
グの各部の3種の寸法例を示すものである。
〔単位:mm
尚、表中の文字記号の意味するところは以下の通りであ
る。
る。
φ
DI・・・オイルリングの外径
B・・・オイルリングの幅
T・・・断面におけるオイルリングの半径方向厚さb・
・・サイドレールの最外支承表面の幅t・・・ウェブの
厚さ φ D、・・・コイルエキスパンダの外径 X・・・サイドレールの梯形の成長 y・・・傾斜平坦面の成長 一般に鋳鉄製オイルリングのウェブの厚さは0、8 m
mより小さくすることができなかった0本発明によれば
ウェブの厚さtはすべて0.8s++w以下であり、従
ってシリンダ壁に対する追従性が良くなることは前述の
通りである。しかしながら強度の関係でウェブ厚さtの
下限値は0.3+−以上であることが望ましい、即ち0
.3+m−≦t≦0.8 nunが望ましいということ
は実験的に確認されている。更にまた、Xとb、及びy
とtとの関係が夫々2.5≦x / b≦8.0.2.
0 ≦y / t ≦5.5 (7)範囲ニアルときが
サイドレールの支承面の摩耗量を小さくし従ってオイル
消費量を低減する上で最も好ましいということも実験的
に確認されている。
・・サイドレールの最外支承表面の幅t・・・ウェブの
厚さ φ D、・・・コイルエキスパンダの外径 X・・・サイドレールの梯形の成長 y・・・傾斜平坦面の成長 一般に鋳鉄製オイルリングのウェブの厚さは0、8 m
mより小さくすることができなかった0本発明によれば
ウェブの厚さtはすべて0.8s++w以下であり、従
ってシリンダ壁に対する追従性が良くなることは前述の
通りである。しかしながら強度の関係でウェブ厚さtの
下限値は0.3+−以上であることが望ましい、即ち0
.3+m−≦t≦0.8 nunが望ましいということ
は実験的に確認されている。更にまた、Xとb、及びy
とtとの関係が夫々2.5≦x / b≦8.0.2.
0 ≦y / t ≦5.5 (7)範囲ニアルときが
サイドレールの支承面の摩耗量を小さくし従ってオイル
消費量を低減する上で最も好ましいということも実験的
に確認されている。
第6.7図はオイルリングの外周摩耗量とオイル消費量
とに関する実験結果を示すものである;第6図において
従来技術としてはコイルエキスパンダが密着する弧状の
円周溝を有する鋳鉄製のオイルリングが用いられた。ま
た本発明のものとしては上記表の第2番目の例が用いら
れた。第6図から明らかな如く本発明においては摩耗量
が従来技術に比し低減される。
とに関する実験結果を示すものである;第6図において
従来技術としてはコイルエキスパンダが密着する弧状の
円周溝を有する鋳鉄製のオイルリングが用いられた。ま
た本発明のものとしては上記表の第2番目の例が用いら
れた。第6図から明らかな如く本発明においては摩耗量
が従来技術に比し低減される。
第7図に示す実験においてはピストンリング全体として
のオイル消費量を見るために、第1.第2コンブレツジ
フンリングと1個のオイルリングとから成るピストンリ
ングの組合せが用いられた。
のオイル消費量を見るために、第1.第2コンブレツジ
フンリングと1個のオイルリングとから成るピストンリ
ングの組合せが用いられた。
第1.第2コンブレソシツンリングについては当然のこ
とながら本発明、従来技術ともに同じものが用いられた
。オイルリングについては第6図の実験と同じものが用
いられた。尚、第7図中における測定値は平均値である
。使用したエンジンの仕様は以下の通りである。
とながら本発明、従来技術ともに同じものが用いられた
。オイルリングについては第6図の実験と同じものが用
いられた。尚、第7図中における測定値は平均値である
。使用したエンジンの仕様は以下の通りである。
排気量2188ccの4サイクルデイーゼルエンジンφ
シリンダボア・” (90(ms)) xストローク(
86mm)馬力 ・−72PS 第7図から明らかな如く本発明におけるオイル消費量は
従来技術に比し少くなっている。
86mm)馬力 ・−72PS 第7図から明らかな如く本発明におけるオイル消費量は
従来技術に比し少くなっている。
第8図(A) 、 (B)は更に別の条件下での第7図
と同様の実験結果を示すもので、この実験においては従
来品と本発明のリング仕様は第9図(A) 、 (B)
、第10図(A) 、 (B)に示す通りである。尚、
第8図、第9図、第10図において夫々(A)は従来技
術、(B)は本発明を夫々示す、実験は2時間のならし
運転の後に500時間の耐久試験を行ったもので、口径
95φ龍×ストローク110B・6シリンダ排気1i4
700cc、のディーゼルエンジンを使用して同一の運
転条件のもとで行われた。テスト条件は第8図に示され
る通りである。
と同様の実験結果を示すもので、この実験においては従
来品と本発明のリング仕様は第9図(A) 、 (B)
、第10図(A) 、 (B)に示す通りである。尚、
第8図、第9図、第10図において夫々(A)は従来技
術、(B)は本発明を夫々示す、実験は2時間のならし
運転の後に500時間の耐久試験を行ったもので、口径
95φ龍×ストローク110B・6シリンダ排気1i4
700cc、のディーゼルエンジンを使用して同一の運
転条件のもとで行われた。テスト条件は第8図に示され
る通りである。
この実験結果からも明らかな如く本発明に係る鋼製のオ
イルリングは従来の鋳鉄製オイルリングに比しオイル消
費量が約4分の1と格段に少い。
イルリングは従来の鋳鉄製オイルリングに比しオイル消
費量が約4分の1と格段に少い。
更にまた、リング外周面の摩耗量も従来の鋳鉄製オイル
リングの24.9μに対し、本発明では17.7μとは
るかに少いことが確認された。
リングの24.9μに対し、本発明では17.7μとは
るかに少いことが確認された。
第11図は面圧とオイル消費量(L、0.C)との関係
についての実験結果を示すもので、この実験における使
用ディーゼルエンジンの仕様は以下の通りである。
についての実験結果を示すもので、この実験における使
用ディーゼルエンジンの仕様は以下の通りである。
以下余白
使用ディーゼルエンジン
口径119φ鶴×ストローク135鰭×v型8気筒エン
ジン・排気量:12010cc 280ps / 2400rp+* ターボチヤージヤ搭載 また実験は(2400rpm Xスロットル全開X 1
2hr)並びに(1800rpm Xスロットル全開X
12hr)の条件で夫々2度繰り返した。
ジン・排気量:12010cc 280ps / 2400rp+* ターボチヤージヤ搭載 また実験は(2400rpm Xスロットル全開X 1
2hr)並びに(1800rpm Xスロットル全開X
12hr)の条件で夫々2度繰り返した。
第11図から明らかな如く、オイル消費量は夫々のオイ
ルリングにおける面圧の変化によって僅かに変動するが
、いずれにしても本発明においてはオイル消費量は従来
のものに比し少くなっている。
ルリングにおける面圧の変化によって僅かに変動するが
、いずれにしても本発明においてはオイル消費量は従来
のものに比し少くなっている。
第1図はピストンとシリンダ壁との間に置かれた、本発
明に係るコイルエキスパンダ付オイルリングの要部断面
図、第2図は第1図に示されるコイルエキスパンダ付オ
イルリングの要部斜視図、第3A図は第1図に示される
オイルリングのみを示す斜視図、第3B図は第3A図の
A部拡大図、第4図はオイルリングの別の実施例を示す
断面図、第5図は本発明に係るコイルエキスパンダ及び
オイルリングの各部の寸法関係を示す図、第6図は本発
明に係るコイルエキスパンダ付オイルリングの摩耗量を
従来技術との比較において示す線図、第7図は本発明に
係るコイルエキスパンダ付オイルリングのオイル消費量
を従来技術との比較において示す線図、第8図(A)
、 (B)は従来技術と本発明とのオイル消費量の差を
示す実験結果の線図で(A)が従来技術、(B)が本発
明を示し、第9図(A) 、 (B)及び第10図(A
) 、 (B)は夫々第8図(A) 、 (B)に示す
実験に使用したオイル掻きリングのリング仕様並びに断
面形状を示すもので(A)が従来技術、(B)が本発明
を示し、第11図は面圧とオイル消費量との関係につい
ての実験結果を示す線図。 1・・・オイルリング、 3A、3B・・・サイドレール、 5・・・ウヱブ、 19・・・ギャップ、 21・・・オイル孔、 40・・・コイルエキスパンダ。
明に係るコイルエキスパンダ付オイルリングの要部断面
図、第2図は第1図に示されるコイルエキスパンダ付オ
イルリングの要部斜視図、第3A図は第1図に示される
オイルリングのみを示す斜視図、第3B図は第3A図の
A部拡大図、第4図はオイルリングの別の実施例を示す
断面図、第5図は本発明に係るコイルエキスパンダ及び
オイルリングの各部の寸法関係を示す図、第6図は本発
明に係るコイルエキスパンダ付オイルリングの摩耗量を
従来技術との比較において示す線図、第7図は本発明に
係るコイルエキスパンダ付オイルリングのオイル消費量
を従来技術との比較において示す線図、第8図(A)
、 (B)は従来技術と本発明とのオイル消費量の差を
示す実験結果の線図で(A)が従来技術、(B)が本発
明を示し、第9図(A) 、 (B)及び第10図(A
) 、 (B)は夫々第8図(A) 、 (B)に示す
実験に使用したオイル掻きリングのリング仕様並びに断
面形状を示すもので(A)が従来技術、(B)が本発明
を示し、第11図は面圧とオイル消費量との関係につい
ての実験結果を示す線図。 1・・・オイルリング、 3A、3B・・・サイドレール、 5・・・ウヱブ、 19・・・ギャップ、 21・・・オイル孔、 40・・・コイルエキスパンダ。
Claims (1)
- 1、剛性の塊である上下のサイドレールとこれら両サイ
ドレールを連結する多数のオイル孔を備えた薄肉ウェブ
とから構成される断面略I形の鋼製オイル掻きリングを
有し、該オイル掻きリングの外周には掻き取ったオイル
を受容するための周溝が形成され、他方、内周には環状
のコイルエキスパンダを収容するための周溝が形成され
、該コイルエキスパンダは横断面で見て上下のサイドレ
ールと実質上二点のみで接触し、これら接触点以外の部
分においてコイルエキスパンダは上記ウェブから隔てら
れ該ウェブとの間に所定の微小間隙が形成されているこ
とを特徴とするコイルエキスパンダ付オイルリング。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US43681182A | 1982-10-26 | 1982-10-26 | |
US436811 | 1982-10-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145172A true JPS6145172A (ja) | 1986-03-05 |
JPH0329979B2 JPH0329979B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=23733916
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2991583U Pending JPS5966063U (ja) | 1982-10-26 | 1983-03-03 | コイルエキスパンダ付オイルリング |
JP16741785A Granted JPS6145172A (ja) | 1982-10-26 | 1985-07-31 | コイルエキスパンダ付オイルリング |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2991583U Pending JPS5966063U (ja) | 1982-10-26 | 1983-03-03 | コイルエキスパンダ付オイルリング |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPS5966063U (ja) |
GB (1) | GB2129091B (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349019A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Teikoku Piston Ring Co Ltd | 組合せオイルリング |
US7306233B2 (en) | 2003-02-20 | 2007-12-11 | Kabushiki Kaisha Riken | Combined oil control ring |
JP2008291991A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 内燃機関用オイルリング |
JP2011075092A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-14 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 内燃機関用組合せオイルリング及びその組付構造 |
WO2011132679A1 (ja) | 2010-04-19 | 2011-10-27 | 日本ピストンリング株式会社 | 内燃機関用オイルリング |
JP2014047743A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 2ピース型オイルリング用線材の寸法管理方法及び2ピース型オイルリング用線材の寸法管理装置 |
JP2015197121A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社リケン | オイルリング |
JP2017508925A (ja) * | 2014-03-04 | 2017-03-30 | フェデラル−モーグル ブルシェイド ゲーエムベーハーFederal−Mogul Burscheid Gmbh | オイルかきピストンリング及びオイルかきピストンリングを製造する方法 |
CN109707528A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-05-03 | 仪征亚新科双环活塞环有限公司 | 一种组合式油环及活塞式发动机 |
CN112610451A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-06 | 潍坊大山石化机械有限公司 | 往复式压缩机刮油结构 |
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---|---|---|---|---|
JPH0326292Y2 (ja) * | 1984-09-10 | 1991-06-06 | ||
DE4200489C2 (de) * | 1991-01-19 | 1995-09-28 | Hitachi Metals Ltd | Zweiteiliger Ölring und Verfahren zu dessen Herstellung |
BR9202268A (pt) * | 1992-06-08 | 1993-03-23 | Cofap | Anel de oleo para motores de combustao interna |
DE69307823T2 (de) * | 1992-10-23 | 1997-09-11 | Hitachi Metals Co. Ltd., Tokio/Tokyo | Stahldraht für einen Ölring und Verfahren zur seiner Herstellung |
DE102007007963B4 (de) | 2007-02-17 | 2012-05-16 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Kolbenring |
DE102007027815A1 (de) * | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Ölabstreifring |
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US4045036A (en) * | 1976-10-18 | 1977-08-30 | Sealed Power Corporation | Piston oil control ring |
-
1983
- 1983-03-03 JP JP2991583U patent/JPS5966063U/ja active Pending
- 1983-03-17 GB GB08307399A patent/GB2129091B/en not_active Expired
-
1985
- 1985-07-31 JP JP16741785A patent/JPS6145172A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53112642U (ja) * | 1977-02-15 | 1978-09-08 |
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JP2017508925A (ja) * | 2014-03-04 | 2017-03-30 | フェデラル−モーグル ブルシェイド ゲーエムベーハーFederal−Mogul Burscheid Gmbh | オイルかきピストンリング及びオイルかきピストンリングを製造する方法 |
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KR20160124217A (ko) | 2014-03-31 | 2016-10-26 | 가부시끼가이샤 리켄 | 오일 링 |
CN109707528A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-05-03 | 仪征亚新科双环活塞环有限公司 | 一种组合式油环及活塞式发动机 |
WO2020133710A1 (zh) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 仪征亚新科双环活塞环有限公司 | 组合式油环及活塞式发动机 |
CN112610451A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-06 | 潍坊大山石化机械有限公司 | 往复式压缩机刮油结构 |
CN112610451B (zh) * | 2020-12-22 | 2023-03-14 | 潍坊大山石化机械有限公司 | 往复式压缩机刮油结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5966063U (ja) | 1984-05-02 |
GB2129091A (en) | 1984-05-10 |
GB8307399D0 (en) | 1983-04-27 |
GB2129091B (en) | 1986-06-18 |
JPH0329979B2 (ja) | 1991-04-25 |
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