JPS6144928B2 - - Google Patents
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- JPS6144928B2 JPS6144928B2 JP16191379A JP16191379A JPS6144928B2 JP S6144928 B2 JPS6144928 B2 JP S6144928B2 JP 16191379 A JP16191379 A JP 16191379A JP 16191379 A JP16191379 A JP 16191379A JP S6144928 B2 JPS6144928 B2 JP S6144928B2
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- JP
- Japan
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- water
- steel strip
- air
- cooling
- temperature
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋼帯に気水混合冷媒を吹きつける鋼帯
の冷却方法、特に鋼帯の気水冷却時に発生する酸
化を減少し、鋼帯表面の酸化量（Fe―mg／m2）
を減少する鋼帯の冷却方法に関するものである。
の冷却方法、特に鋼帯の気水冷却時に発生する酸
化を減少し、鋼帯表面の酸化量（Fe―mg／m2）
を減少する鋼帯の冷却方法に関するものである。
周知の如く鋼帯を連続焼鈍して加工性の優れた
鋼帯を得るためには、加熱、均熱、１次冷却、過
時効処理の各工程を経なければならず１次冷却工
程では700〜900℃程度に加熱均熱された鋼帯を次
の過時効処理温度（例えば400℃程度）まで冷却
しなければならない。
鋼帯を得るためには、加熱、均熱、１次冷却、過
時効処理の各工程を経なければならず１次冷却工
程では700〜900℃程度に加熱均熱された鋼帯を次
の過時効処理温度（例えば400℃程度）まで冷却
しなければならない。
前記連続焼鈍の１次冷却工程での鋼帯の冷却法
として気水混合冷媒を鋼帯に吹きつけるいわゆる
気水冷却法が採用されつつある。このような気水
混合冷媒が吹きつけられて冷却された鋼帯の表面
には水中の溶存酸素により酸化され表面に酸化膜
が形成される。
として気水混合冷媒を鋼帯に吹きつけるいわゆる
気水冷却法が採用されつつある。このような気水
混合冷媒が吹きつけられて冷却された鋼帯の表面
には水中の溶存酸素により酸化され表面に酸化膜
が形成される。
このような酸化膜は加工性の優れた鋼帯製品と
しては許容されず、例えば過時効処理工程に酸化
膜の還元機能を保有せしめてなり過時効処理工程
後に、いわゆる酸洗装置を配置して除去すること
が行なわれている。
しては許容されず、例えば過時効処理工程に酸化
膜の還元機能を保有せしめてなり過時効処理工程
後に、いわゆる酸洗装置を配置して除去すること
が行なわれている。
この種酸化膜除法を行なうに当つて、当然のこ
とながら、酸化程度が低くて酸化量が少ない程設
備上容易に行ないうる。ところが従来は鋼帯の気
水冷却法において、酸化を軽減するための提案は
なされていない。
とながら、酸化程度が低くて酸化量が少ない程設
備上容易に行ないうる。ところが従来は鋼帯の気
水冷却法において、酸化を軽減するための提案は
なされていない。
本発明は上記実情に鑑み、気水冷却後の鋼帯の
酸化を軽減する鋼帯の気水冷却方法を提供するこ
とを目的としている。
酸化を軽減する鋼帯の気水冷却方法を提供するこ
とを目的としている。
かかる目的を達成すべく種々の検討並びに実験
の結果、気水混合冷媒を鋼帯に吹きつけるに際し
て、前記気水混合冷媒中の水として80〜100℃の
温水を使用すれば他の温度範囲の水に比較して酸
化の程度を小さくすることができることが判明し
た。
の結果、気水混合冷媒を鋼帯に吹きつけるに際し
て、前記気水混合冷媒中の水として80〜100℃の
温水を使用すれば他の温度範囲の水に比較して酸
化の程度を小さくすることができることが判明し
た。
水の温度が80〜100℃である場合、鋼板の酸化
の程度を最小とできる理由は次の通りである。
の程度を最小とできる理由は次の通りである。
即ち、水温と水中のO2量との関係を示す第２
図に示す如く水温が20〜30℃では水中のO2量が
８〜9ppmで水温が高くなるに従つて水中O2量は
減少するが80℃から100℃にかけては水中O2量が
ほぼ一定の4ppmとなつているからである。又、
80〜100℃の微細な水滴は700〜900℃の鋼帯表面
で容易に水蒸気となり鋼帯表面に於ける酸素分圧
が急速に低下するためである。
図に示す如く水温が20〜30℃では水中のO2量が
８〜9ppmで水温が高くなるに従つて水中O2量は
減少するが80℃から100℃にかけては水中O2量が
ほぼ一定の4ppmとなつているからである。又、
80〜100℃の微細な水滴は700〜900℃の鋼帯表面
で容易に水蒸気となり鋼帯表面に於ける酸素分圧
が急速に低下するためである。
第２図は気水冷却前の鋼帯温度（℃）を横軸
に、気水冷却後の鋼帯酸化量（Fe・mg／m2）を
縦軸にとつたもので、気水混合冷媒の形成の際に
使用した水の温度が常温に近い30℃の場合と本発
明の温度範囲内の温度85℃の場合を各々示してい
る。なおこの時の冷却終点温度は400℃としてい
る。この図から気水混合冷媒による冷却前の鋼帯
温度により若干のバラツキはあるが水温85℃の場
合には100〜30（Fe―mg／m2）程度酸化量が減少
していることが分る。
に、気水冷却後の鋼帯酸化量（Fe・mg／m2）を
縦軸にとつたもので、気水混合冷媒の形成の際に
使用した水の温度が常温に近い30℃の場合と本発
明の温度範囲内の温度85℃の場合を各々示してい
る。なおこの時の冷却終点温度は400℃としてい
る。この図から気水混合冷媒による冷却前の鋼帯
温度により若干のバラツキはあるが水温85℃の場
合には100〜30（Fe―mg／m2）程度酸化量が減少
していることが分る。
なおこの時の実験条件を述べると730℃〜860℃
の板厚0.7mmの鋼帯を、気水噴射ノズルを上下方
向に多段かつ鋼帯通路の両側に配置した気水冷却
室内を45ｍ／minで通板し、気水噴射ノズル群へ
N2を5000Nm3／Hr一定で供給し、水を６〜
15ton／Hrで供給し、各温度の鋼板を400℃で冷
却停止したものである。
の板厚0.7mmの鋼帯を、気水噴射ノズルを上下方
向に多段かつ鋼帯通路の両側に配置した気水冷却
室内を45ｍ／minで通板し、気水噴射ノズル群へ
N2を5000Nm3／Hr一定で供給し、水を６〜
15ton／Hrで供給し、各温度の鋼板を400℃で冷
却停止したものである。
前記の実験結果から明らかな如く本発明に従つ
て気体冷媒の流れの中に水を添加して形成した気
水混合冷媒を鋼帯に吹き付ける鋼帯の冷却方法に
おいて、添加水として80〜100℃の水を使用する
ことにより、鋼帯の酸化の程度を軽減できるとい
う効果が奏せられる。従つて連続焼鈍の１次冷却
として本発明法を採用すれば過時効処理や酸洗処
理での酸化膜除去を設備上容易に行うことができ
るので産業界に稗益するところが極めて大であ
る。
て気体冷媒の流れの中に水を添加して形成した気
水混合冷媒を鋼帯に吹き付ける鋼帯の冷却方法に
おいて、添加水として80〜100℃の水を使用する
ことにより、鋼帯の酸化の程度を軽減できるとい
う効果が奏せられる。従つて連続焼鈍の１次冷却
として本発明法を採用すれば過時効処理や酸洗処
理での酸化膜除去を設備上容易に行うことができ
るので産業界に稗益するところが極めて大であ
る。
第１図は水温と水中のO2量との関係を示す
図、第２図は気水混合冷媒による冷却前の鋼帯温
度と鋼帯酸化量との関係を示す図である。
図、第２図は気水混合冷媒による冷却前の鋼帯温
度と鋼帯酸化量との関係を示す図である。
Claims (1)
- １ 気水混合冷媒を鋼帯に吹きつけて鋼帯を冷却
するにあたり上記気水混合冷媒中の水冷媒として
80〜100℃の水を使用することを特徴とする鋼帯
の冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16191379A JPS5684415A (en) | 1979-12-13 | 1979-12-13 | Steel belt cooling method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16191379A JPS5684415A (en) | 1979-12-13 | 1979-12-13 | Steel belt cooling method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5684415A JPS5684415A (en) | 1981-07-09 |
| JPS6144928B2 true JPS6144928B2 (ja) | 1986-10-06 |
Family
ID=15744395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16191379A Granted JPS5684415A (en) | 1979-12-13 | 1979-12-13 | Steel belt cooling method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5684415A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1983000881A1 (en) * | 1981-08-28 | 1983-03-17 | Goto, Masayuki | Method of cooling metallic strip |
-
1979
- 1979-12-13 JP JP16191379A patent/JPS5684415A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5684415A (en) | 1981-07-09 |
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