JPS6144905Y2 - - Google Patents

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JPS6144905Y2
JPS6144905Y2 JP14922581U JP14922581U JPS6144905Y2 JP S6144905 Y2 JPS6144905 Y2 JP S6144905Y2 JP 14922581 U JP14922581 U JP 14922581U JP 14922581 U JP14922581 U JP 14922581U JP S6144905 Y2 JPS6144905 Y2 JP S6144905Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
opening
decorative material
outer panel
vehicle
Prior art date
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Expired
Application number
JP14922581U
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English (en)
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JPS5854318U (ja
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Publication date
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Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は外面上端部にベルトモールなどの化
粧材が設けられた自動車用ドアに関する。
自動車用ドアにおいて車室内換気を行う際に、
従来はクオータピラー部の換気孔、バンパーコー
ナーピース部の換気孔、ドア見切部に換気孔を設
けたいわゆるアストロベントなどが採用されてい
た。しかしこれらの換気手段によつて充分な換気
を行おうとすると、自動車用ドアは画一的な構成
となり、設計上の自由度が損なわれる。さらに従
来のアストロベントで雨仕舞を確保しようとする
とダクトの取回しが複雑になり、また他の換気孔
では雨仕舞は得られなかつた。
また、実公昭47−28829号では、ドア側部に換
気孔を設けた換気装置が提案されている。しか
し、この装置では外板に穿設された換気孔を隠蔽
して雨水の浸入を防ぐために、換気孔に対応して
外板に化粧材を設けなければならず、大幅に外観
意匠上の制約を受けてしまう。さらに前記換気孔
はドア下部に位置が制限されてしまうので、地上
からはれね上つた水が浸入し易く、これを阻止す
るための遮水板の併設が必要となり、構造が複雑
となつてしまう。
この考案はこのような従来の問題点を尽く解消
すべく創案されたもので、極めて単純な構成によ
つて良好な雨仕舞を確保しつつ充分な換気性能を
有し、かつ車両外観意匠に実質的に一切の影響を
与えることがない自動車用ドアを提供することを
目的とする。
この考案は自動車用ドアの上端部ベルトライン
部には従来から外観見映を向上する等の目的で化
粧材が設けられていることに着目し、さらにドア
ガラスを本来の目的以外にも有効利用することを
案出してなされたものである。
即ち、この考案の自動車用ドアは、内板と外板
とで仕切られたドア内空間にドアガラスが昇降可
能に配設されるとともに、外板の上端部に位置し
て室外側から室内外へ向かつて昇り勾配となるベ
ルトライン部に化粧材が設けられた自動車用ドア
において、前記外板のベルトライン部に化粧材に
隠蔽されるように外側開口を形成して化粧材と外
板との間隙を介して前記ドア内空間と車外空間と
を連通させるとともに、前記内板に上昇限へ移動
された状態の前記ドアガラスの下端部を挟んで前
記外側開口と対向する内側開口を形成して前記ド
ア内空間と車室内空間とを連通させた構成として
いる。
次にこの考案に係る自動車用ドアの第一実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、自動車用ドア1
は、金属製の内板2および外板3を備え、内部空
間4を有する中空体状に形成されている。内板2
および外板3の上端部にはウエザーストリツプ5
が夫々装着され、内部空間4にはこれらウエザー
ストリツプ5,5に摺接しつつ上下動し得るドア
ガラス6が収納されている。
内板2はその比較的上部において室外方向に折
曲され、その後下方に延在されている。これによ
つて内板2には、略下方に向いた面7が形成さ
れ、この面7には、内板2をその板厚方向に貫通
する複数の内側開口8が、水平方向に並列して穿
設されている。
外板3の上端部9には、この上端部9以外の部
分の滑らかな曲面から外れて室外側から室内側へ
向つて昇り勾配となる面がベルトライン部10と
されている。ベルトライン部10には、外板3を
その板厚方向に貫通する複数の外側開口11が、
水平方向に並列して穿設されている。
従つて車室内空間と車外空間とは、内側開口
8、内部空間4、外側開口11を順次介して連通
され、車室の換気を行い得るようになつている。
また外側開口11は自動車用ドア1の上端部に設
けられかつ上方に向けて開口されているので、地
上からはね上つた水が外側開口11内に浸入する
可能性はほとんどない。また、水が外側開口11
周辺に到達した場合でもベルトライン部10が傾
斜面とされているので、滞留することなく速やか
に逆流して排出される。
前記内側開口8と前記外側開口11との位置関
係は、図中に1点鎖線A,Bで示されるように、
ドアガラス6が上昇限へ移動された状態でも、ド
アガラス6を間に挟むように対向している。
従つて、地上からはね上つた水が外側開口11
内に万が一浸入した場合でも、ドアガラス6に阻
止されて内側開口8へ至ることがなく、車室内の
浸水は確実に防止される。
外板3の上端部にはステンレス製のベルトモー
ル12が装着され、このベルトモール12は水平
方向に自動車用ドア1の全幅に渡つて延在し、か
つ車体13の外面に設けられたベルトモール14
と連続し得るようになつている。
ベルトモール12は、自動車用ドア1における
上端部9以外の部分の曲線と略連続した曲面を形
成しつつ垂下し、外側開口11を隠蔽しつつ、外
側開口11内への天水の浸入を防止している。ベ
ルトモール12の下端と外板3との間には間隙1
5が設けられ、ベルトモール12によつて換気性
能が阻害されないようになつている。
このように内板2および外板3の内外開口8,
11によつて換気を可能とし、かつベルトモール
12によつて外側開口11への雨水浸入を防止す
るように外側開口11を隠蔽すれば、良好な雨仕
舞を確保しつつ換気を行い得る。またベルトモー
ル12は自動車用ドア1の全幅に渡つて設けられ
ているので、外側開口11を極めて多数設けるこ
とが可能であり、新たに部材を設けることなく充
分な換気性能を確保でき、車両外観意匠にも実質
的に一切影響を与えることがない。
第3図はこの考案の第二実施例を示すものであ
るが、この実施例ではベルトモール12はウエザ
ーストリツプ5と一体に成型された合成樹脂より
なる。合成樹脂においてはステンレス鋼ほどの剛
性、強度を確保することが困難であるため、ベル
トモール12の下端は外板3に当接されている。
そしてベルトモール12の下端部には複数のスリ
ツト15が穿設され、このスリツト15からの通
気が可能になつている。
前述のとおり、この考案に係る自動車用ドア
は、遮水板としてドアガラスを有効に利用したの
で、極めて単純な構成によつて良好な雨仕舞を確
保しつつ充分な換気性能を有し、かつ車両外観意
匠に実質的に一切の影響を与えることがないとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車用ドアの第一実
施例を示す縦断面図、第2図は同実施例の自動車
への取付状態を示す斜視図、第3図は第二実施例
を示す縦断面図である。 1……自動車用ドア、2……内板、3……外
板、4……内部空間、5……ウエザーストリツ
プ、6……ドアガラス、7……面、8……内側開
口、9……上端部、10……ベルトライン部、1
1……外側開口、12……ベルトモール、13…
…車体、14……ベルトモール、15……間隙、
スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内板と外板とで仕切られたドア内空間にドアガ
    ラスが昇降可能に配設されるとともに、外板の上
    端部に位置して室外側から室内外へ向かつて昇り
    勾配となるベルトライン部に化粧材が設けられた
    自動車用ドアにおいて、前記外板のベルトライン
    部に化粧材に隠蔽されるように外側開口を形成し
    て化粧材と外板との間隙を介して前記ドア内空間
    と車外空間とを連通させるとともに、前記内板に
    上昇限へ移動された状態の前記ドアガラスの下端
    部を挟んで前記外側開口と対向する内側開口を形
    成して前記ドア内空間と車室内空間とを連通させ
    たことを特徴とする自動車用ドア。
JP14922581U 1981-10-07 1981-10-07 自動車用ドア Granted JPS5854318U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14922581U JPS5854318U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 自動車用ドア

Applications Claiming Priority (1)

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JP14922581U JPS5854318U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 自動車用ドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5854318U JPS5854318U (ja) 1983-04-13
JPS6144905Y2 true JPS6144905Y2 (ja) 1986-12-17

Family

ID=29942004

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JP14922581U Granted JPS5854318U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 自動車用ドア

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JP (1) JPS5854318U (ja)

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JPS5854318U (ja) 1983-04-13

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