JPS6144666B2 - - Google Patents

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JPS6144666B2
JPS6144666B2 JP4293181A JP4293181A JPS6144666B2 JP S6144666 B2 JPS6144666 B2 JP S6144666B2 JP 4293181 A JP4293181 A JP 4293181A JP 4293181 A JP4293181 A JP 4293181A JP S6144666 B2 JPS6144666 B2 JP S6144666B2
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JP
Japan
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diisocyanate
saponified
ethylene
polyurethane elastomer
layer
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Expired
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JP4293181A
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English (en)
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JPS57156248A (en
Inventor
Kenichi Nishino
Yasuyuki Taniguchi
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Nippon Steel Corp
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP4293181A priority Critical patent/JPS57156248A/ja
Publication of JPS57156248A publication Critical patent/JPS57156248A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリウレタンエラストマーをライニン
グした金属材に関する。 ポリウレタンエラストマーはゴム弾性,耐摩耗
性,機械的強度などの点ですぐれており、近年、
各種のロール類や工業部品などに用いられるよう
になつてきた。このポリウレタンエラストマーと
他のエラストマーやプラスチツクとを比べた場
合、耐摩耗性の点で特にすぐれているので土砂や
鉱滓などの固体粒子のスラリーを輸送する鉄管な
どで摩耗を受けやすい部位をポリウレタンエラス
トマーで直接、ライニングすることが考えられ
る。しかしながら、ポリウレタンエラストマーで
直接、鉄表面をライニングしたものを海水中や水
中などで繰り返し使用した場合、ポリウレタンエ
ラストマーと鉄との接着性が充分ではなく、ライ
ニングしたポリウレタンエラストマーが鉄表面か
らはがれることがわかつた。 上記のような事情に鑑み、本発明者らは鋭意研
究した結果、ポリウレタンエラストマー層と金属
材素地面との間にエチレン/ビニルエステル共重
合体ケン化物または該ケン化物を約5重量%以上
配合したポリオレフインの層を設けることにより
金属材表面をポリウレタンエラストマーで容易に
ライニングすることができ、しかもこのライニン
グした製品は耐摩耗性、耐水性が要求される分野
で使用した場合でも長時間、使用することができ
ることは知見しこの知見にもとづき、本発明を完
成するに至つた。 すなわち本発明は、ポリウレタンエラストマー
層と金属材素地面との間に、エチレン/ビニルエ
ステル共重合体ケン化物または該ケン化物を約5
重量%以上配合したポリオレフインの層を設けた
ことを特徴とする樹脂被覆金属材である。 以下、本発明を詳細に説明する。 まず、本発明において樹脂被覆される金属材と
しては、たとえば鉄,銅,アルミニウム,ステン
レス,銅およびこれらの各種合金などがあげられ
る。その形状は圧延材,鍛造品,鋳物などの板,
管,棒などのいずれでもよい。 この金属材素地面は、必要に応じてたとえばポ
リビニルブチラール,エポキシ樹脂,フエノール
樹脂,湿気硬化型一液性ウレタン樹脂などのプラ
イマーを施してもよい。その場合、プライマーの
厚みは約5〜50μ程度である。 本発明において、金属材素地面とポリウレタン
エラストマー層との中間層として用いられる組成
物の1つはエチレン/ビニルエステル共重合体ケ
ン化物である。この共重合体ケン化物はエチレン
とビニルエステル単量体とを公知の方法(たとえ
ばU.S.P.2200429およびU.S.P.2703794など)によ
つて共重合させ、通常メルトインデツクス0.1か
ら500g/10分の共重合体を得、更に該共重合体
を公知の方法(たとえばU.S.P.2386347およびU.
S.P.3344129など)によつてエステル部分のほぼ
10〜100%を加水分解することによつて得られる
ものである。 ビニルエステル単量体としては、脂肪族,芳香
族脂肪酸のビニルエステル,たとえば酢酸ビニ
ル,プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,ギ酸ビニ
ル,安息香酸ビニルなどが用いられる。なかでも
酢酸ビニルが特に有用である。 かかるエチレン/ビニルエステル共重合体ケン
化物のエチレン含量は如何なる割合でも使用でき
るが、特にエチレン含量が50モル%以上のものが
好ましい。 また、ケン化後のビニルアルコール単位の含量
がケン化前のエチレンおよびビニルエステルの全
モル数に対して少なくとも1モル%以上のものが
好ましい。 本発明において中間層として用いられるもう一
つの組成物は、前記ケン化物を、たとえばポリエ
チレン,ポリプロピレン,ポリエチレンプロピレ
ンなどのポリオレフインに混合したものである。
その場合、該ケン化物の割合は約5重量%以上、
特に約10重量%以上が好ましい。該ケン化物の割
合が5重量%未満の場合は、ポリウレタンエラス
トマー層との接着性がわるい。該ケン化物とポリ
オレフインとの混合は、たとえばメルトブレンド
や粉体ブレンドなどの一般的な混合法でおこなわ
れる。 混合に際して、たとえばポリイソシアネート,
ブロツクドポリイソシアネートなどを加えてエチ
レン/ビニルエステル共重合体ケン化物中に含ま
れる水酸基と反応させてもよい。 エチレン/ビニルエステル共重合体ケン化物ま
たはポリオレフインの層を設ける手段としては、
たとえば粉末塗装,押し出し成型,射出成型など
があげられるが、これらのほかに、たとえば溶液
状のものをハケ塗り、スプレー,デイツピングな
どの手段により塗装してもよく、あるいは予め成
型されたエチレン/ビニルエステル共重合体ケン
化物またはポリオレフインのフイルムやシートな
どを融着してもよい。エチレン/ビニルエステル
共重合体ケン化物またはポリオレフイン層の厚み
は約0.1〜10cm、好ましくは約0.2mm〜5mm程度で
ある。 本発明においては、ポリウレタンエラストマー
層を形成させる前にケン化物層もしくはポリオレ
フインの層を必要に応じてサンデイングしてもよ
く、あるいはその表面をプライマー処理してもよ
い。プライマーとしては、たとえば湿気硬化型一
液性ウレタン樹脂などのウレタン系あるいはエポ
キシ樹脂などが適している。プライマー処理する
場合、その厚みは約5〜50μ程度である。 本発明で用いられるポリウレタンエラストマー
とは化学構造的に網状構造または線状構造型のも
のである。すなわち、成形前に硬化剤を配合して
樹脂を作り、たとえば注型法や混練法などの公知
の手段で成型可能な熱硬化性ポリウレタンエラス
トマーあるいは高分子化された熱可塑性ポリウレ
タンエラストマーをいう。このポリウレタンエラ
ストマーはポリイソシアネート成分とポリオール
成分とから製造される。 ポリウレタンエラストマーの製造に用いられる
ポリオール成分としては、たとえばエチレングリ
コール,プロピレングリコール,ヘキサンジオー
ルなどのアルキレングリコール類、たとえばグリ
セリン,トリメチロールプロパン、1,2,6−
ヘキサントリオールなどのトリオール類、たとえ
ばペンタエリスリトール,ブドウ糖,蔗糖などの
多価アルコール類,たとえばプロピレンオキシ
ド,エチレンオキシド,ブチレンオキシド,テト
ラヒドロフランなどあるいはこれらの混合物を開
環重合した分子量100から6000のポリアルキレン
エーテルポリオール類、これらポリオール類とた
とえばアジピン酸,フタル酸などのジカルボン酸
から得られる分子量100から6000のポリエステル
ポリオール類、たとえばブチロラクトン,カプロ
ラクトンなどの環状エステル類の開環重合による
分子量100〜6000のポリエステルポリオール、た
とえばひまし油,ヤシ油,アマニ油などの天然油
脂類などがあげられる。これらは単独でも2種以
上の混合物としても使用することができる。 ポリイソシアネート成分としては、たとえばト
リメチレンジイソシアネート,テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト,ペンタメチレンジイソシアネート,1,2−
プロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレン
ジイソシアネート,2,3−ブチレンジイソシア
ネート,1,3−ブチレンジイソシアネート,
2,4,4−または2,2,4−トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート,2,6−ジイソシ
アナートメチルカプロエートなどの脂肪族ジイソ
シアネート、たとえば1,3−シクロペンタンジ
イソシアネート,1,4−シクロヘキサンジイソ
シアネート,1,3−シクロヘキサンジイソシア
ネート,3−イソシアナートメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート,
4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート),メチル2,4−シクロヘキサンジイソ
シアネート,メチル2,6−シクロヘキサンジイ
ソシアネート,1,4−ビス(イソシアナートメ
チル)シクロヘキサン,1,3−ビス(イソシア
ナートメチル)シクロヘキサンなどのシクロアル
キレン系ジイソシアネート,たとえばm−フエニ
レンジイソシアネート,P−フエニレンジイソシ
アネート,4,4′−ジフエニルジイソシアネー
ト,1,5−ナフタレンジイソシアネート,4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート,2,4
−または2,6−トリレンジイソシアネートもし
くはその混合物,4,4′−トルイジンジイソシア
ネート,ジアニシジンジイソシアネート,4,
4′−ジフエニルエーテルジイソシアネートなどの
芳香族ジイソシアネート,1,3−または1,4
−キシリレンジイソシアネートもしくはその混合
物,ω,ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエ
チルベンゼンなどの芳香脂肪族ジイソシアネー
ト,たとえばトリフエニルメタン−4,4′,4″−
トリイソシアネート,1,3,5−トリイソシア
ネートベンゼン,2,4,6−トリイソシアネー
トトルエンなどのトリイソシアネートなどがあげ
られる。これらは単独でも2種以上の混合物とし
ても使用することができる。 熱硬化性ポリウレタンエラストマーは、たとえ
ば前述の分子量が100〜6000のポリアルキレンエ
ーテルポリオール類,ポリエステルポリオール
類、天然油脂類、(1)これらポリオール類と前述の
ポリイソシアネート成分とをNCO/OH比で約1
以上、好ましくは約1.3〜5.0の割合で反応させて
得られる末端にイソシアネート基を有する平均分
子量が約500〜10000程度の生成物、あるいは(2)前
記(1)のものに、たとえばエチレンジアミン,プロ
ピレンジアミン,トリメチレンジアミン,プロピ
レンジアミン,ジエチレントリアミン,テトラメ
チレンジアミン,ヘキサメチレンジアミンなどの
脂肪族ジアミン類、トリレンジアミン,フエニレ
ンジアミン,4,4′−ジアミノジフエニルメタ
ン,1,2,4−トリアミノベンゼン,キシレン
ジアミンなどの芳香族ジアミン,ピペラジン,シ
クロヘキシルジアミンなどの脂環族ジアミン,ヒ
ドラジン,アンモニアなどの無機化合物,ジエチ
レントリアミン,1,2,4−トリアミノベンゼ
ンなどのポリアミン類を大過剰に反応させて得ら
れる末端がアミノ基で平均分子量が約600〜10000
程度の生成物、あるいは(3)前述のようなポリアル
キレンエーテルポリオール,ポリエステルポリオ
ール類,天然油脂類などのポリオール類とポリイ
ソシアネート成分とをNCO/OH比が1以下の割
合で反応させて得られる末端が水酸基、平均分子
量500〜1000程度の生成物に、硬化剤として(1)の
生成物を用いた場合は、たとえばエチレングリコ
ール,プロピレングリコール,ブチレングリコー
ル,グリセリン,トリメチロールプロパン,トリ
メチロールプロパンモノアリルエーテル,ヘキサ
ントリオール,ペンタエリスリトール,ポリプロ
ピレングリコール,ソルビートなどのポリオール
類、あるいは4,4′−メチレン−ビス−2−クロ
ロアニリンなどを用いたものがあげられる。もち
ろんこれらは1種または2種以上適宜併用しても
よい。また、末端に水酸基あるいはアミノ基を有
する生成物〔(2)および(3)〕が用いられる場合は、
たとえばトリレンジイソシアネート,フエニレン
ジイソシアネート,ジフエニルメタンジイソシア
ネート,4,4′−ジフエニルジイソシアネート,
4−クロロメタフエニレンジイソシアネート,
1,4−シクロヘキサンジイソシアネート,1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート,テトラメ
チレンジイソシアネート,ナフチレンジイソシア
ネート,キシレンジイソシアネートなどの硬化剤
が用いられる。これらは、いずれも2種以上適宜
に併用しうることはいうまでもない。 硬化に際しては、たとえばナフテン酸鉛,ジブ
チル錫ジラウレート,オクチル酸錫などの有機酸
金属塩,ジメチルエタノールアミンやトリエチレ
ンジアミンなどのアミン類、アジピン酸などの有
機酸などの硬化反応促進触媒を加えてもよい。 熱可塑性ポリウレタンエラストマーとは、前述
のポリオール成分のうち、特にグリコール成分と
ポリイソシアネート成分のうち、特にジイソシア
ネート成分とをNCO/OH=約0.95〜1.10の間で
反応させて得られるもので、その分子量は数万以
上、好ましくは約3万〜30万の分子量を有した線
状高分子である。反応に際しては、前記の熱可塑
性ウレタンエラストマーの硬化の際に用いられる
反応促進触媒などを用いてもよい。 前述のポリウレタンエラストマーには必要に応
じて、たとえば可塑剤、無機充填剤、顔料、安定
剤などを添加してもよい。ポリウレタンエラスト
マー層の厚みは約0.2〜数10mm,好ましくは約0.2
〜20mm程度である。 ポリウレタンエラストマー層を形成させる手段
としては、前述したような、たとえば粉体塗装,
押し出し成型,射出成型,ハケ塗り,スプレー,
デイツピング,融着法などの手段があげられる。 このようにして得られる本発明の樹脂被覆金属
材は従来のものと比べてポリウレタンエラストマ
ー層と中間層すなわちエチレン/ビニルエステル
共重合体ケン化物または該ケン化物を約5重量%
以上配合した層との接着が特に強固であり、しか
も耐水性にすぐれているので水中あるいは海水中
などでの過酷な条件下でも長期間使用することが
できる。 このように構成された本発明の樹脂被覆金属材
の一態様例の断面図を第1図に示す。図に於て1
はポリウレタンエラストマー層、2はエチレン/
ビニルエステル共重合体部分ケン化物又は該ケン
化物を5重量%以上配合したものよりなるポリオ
レフイン層、3は金属材である。なお必要に応じ
てプライマーを施す場合は金属材3とポリオレフ
イン層2の間に設けられることはいうまでもな
い。 次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明
する。 実施例 1 グリツトブラストした鉄板(100×200×9mm)
を200℃に加熱し、流動浸漬法により粉末状ポ
リエチレン,粉末状ポリエチレンとエチレン/
ビニルエステル共重合体ケン化物粉末(エチレン
含量67モル%、ケン化度90%,メルトインデツク
ス5g/10分;デユミランD−15g 武田薬品(株)
製)を100/10,100/100の割合で粉体ブレンド
したものおよびエチレン/ビニルエステル共重
合体ケン化物粉末(デユミランD−159)を厚み
1.5mmに塗布した。これらを100℃に冷却し、分子
量が1000のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ルと2,4−トリレンジイソシアネートから合成
されたアミン当量が980で80℃の粘度が680cpsの
プレポリマー100部を80℃に加熱し、120℃で溶融
した4,4′−メチレンジオルソクロルアニリンを
12.5部の割合で混合して脱泡し、オレフイン層も
しくはケン化物層の上に厚み4mmに流展し100℃
で5時間硬化させて樹脂被覆金属材を得た。比較
例としては前記と同じ鉄板を鉄とウレタンエラス
トマーの接着に通常用いられるプチラール系プラ
イマー(コナツプ−1146Cヒユーソンケミカル社
製)を50μの厚みにハケ塗りし100℃で30分焼付
後、ウレタンエラストマーを流展し硬化させた。
これらの樹脂被覆鉄板と樹脂との間の接着力を調
べた。
【表】
【表】 第1表から明らかなように、本発明の実施例は
樹脂と鉄の間の接着力は優秀で、水浸漬によつて
もほとんど低下しなかつた。一方、エチレン/ビ
ニルエステル共重合体ケン化物を含有しないポリ
エチレンは接着力が低く、また、一般のブチラー
ル系プライマーを用いたものは水浸漬によつて接
着力は顕著に低下した。 実施例 2 グリツト ブラストした本発明の実施例1と同
様の鉄板を220℃に加熱し、粉末状ポリエチレン
とエチレン/ビニルエステル共重合体ケン化物粉
末(エチレン含量72モル%、ケン化度90%;デユ
ミランC−229 武田薬品(株)製)を100/100で混
合した粉末およびエチレン/ビニルエステル共重
合体ケン化物(デユミランC−229)粉末を厚み
1.0mmに粉体塗装により塗布し100℃に冷却して、
分子量2000のポリプロピレングリコールと2.4
−/2.6−が80/20のトリレンジイソシアネート
から合成されたアミン当量が1250,80℃の粘度が
150cpsのウレタンプレポリマー100部を80℃に加
熱し120℃で熔融した4,4′−メチレンジオルク
ロルアニリン10.0部と混合して脱泡しオレフイン
層またはケン化物層の上に流展し110℃で4時間
硬化させた。これらについて樹脂と鉄板との接着
力を調べたところ、次のようであつた。
【表】 いずれも接着力は優秀で耐水劣化は全く認めら
れなかつた。 実施例 3 実施例1と同じ鉄板にエチレン/ビニルエステ
ル共重合体ケン化物100部とキシリレンジイソシ
アネートをε−カプロラクタムでブロツクしたブ
ロツクドイソシアネート10部とを100℃でメルト
ブレンドし、粉体化した粉末を1.5mmに静電塗装
し200℃で20分加熱して硬化させた。これを70℃
に冷却して4,4′−ジフエニルメタンジイソシア
ネートと分子量1000のポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールから合成されたアミン当量が290で
40℃の粘度が800cpsのウレタンプレポリマー100
部を40℃に加熱し、40℃に加熱した分子量が1000
のポリテトラメチレンエーテルグリコール72部と
1,4−ブタンジオール9部の混合物およびジブ
チル錫ジラウレート0.01gとを混合して、脱泡し
厚み3mmに流展して70℃で1時間室温で7日間放
置して硬化せしめた。樹脂と金属との間の接着力
は初期で8.5Kg/cm(180゜ピール),50℃水浸漬
1ケ月後で6.0Kg/cm(180゜ピール)であり、非
常にすぐれていた。 実施例 4 サンドブラストしたアルミ板(5×100×200
mm)を実施例3で用いたのと同じブロツクドイソ
シアネートを含有するエチレン/ビニルエステル
共重合体ケン化物粉体を厚み1.5mmに塗布硬化せ
しめた。次にひまし油,トリメチロールプロパ
ン,分子量が1000のポリプロピレングリコール,
2,4−2,6−が80/20のトリレンジイソシア
ネート,トルエンよりなる固型分が40%,アミン
当量が1700のウレタンプレポリマーを0.1mmの厚
みに塗布し室温で15分乾燥後80℃で30分焼付け
た。ここへ、4,4′−ジフエニルメタンジイソシ
アネート,分子量が1000のポリブチレンアジペー
トおよび1,4−ブタンジオールをNCO/OH=
0.998で反応させて得られた。分子量が85000の熱
可塑性ポリウレタンエラストマーの粉体を厚み2
mmに静電塗装し、190℃で20分加熱して樹脂被覆
アルミニウムを得た。このものは50℃で1ケ月水
に浸漬してもフクレやはくりなどは全く認められ
なかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の樹脂被覆金属材の一例の断
面図である。図中、1はポリウレタンエラストマ
ー層、2はエチレン/ビニルエステル共重合体ケ
ン化物または該ケン化物を約5重量%以上配合し
たポリオレフインの層、3は金属材を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリウレタンエラストマー層と金属材素地面
    との間に、エチレン/ビニルエステル共重合体ケ
    ン化物または該ケン化物を約5重量%以上配合し
    たポリオレフインの層を設けたことを特徴とする
    樹脂被覆金属材。
JP4293181A 1981-03-23 1981-03-23 Metallic material coated with resin Granted JPS57156248A (en)

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