JPS6144636Y2 - - Google Patents

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JPS6144636Y2
JPS6144636Y2 JP9944884U JP9944884U JPS6144636Y2 JP S6144636 Y2 JPS6144636 Y2 JP S6144636Y2 JP 9944884 U JP9944884 U JP 9944884U JP 9944884 U JP9944884 U JP 9944884U JP S6144636 Y2 JPS6144636 Y2 JP S6144636Y2
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tank
treated water
food
filtration
food input
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JP9944884U
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は魚貝、獣肉、野菜類等の生鮮食品の
鮮度保持機における処理槽に関する。
(考案が解決しようとする問題点) 魚、獣肉などの鮮度低下は主として蛋白質分解
酵素の発生により起るも、品温を下げることによ
り自己消化を抑制することができ、さらに酵素の
発生を食い止めることができる。
例えば鮮魚にあつては死後硬直を起し、その後
酵素の発生は一層活発となるが、品温を0〜2℃
に下げることにより酵素の発生はほぼ抑止でき
る。
また青果実にあつては収穫後、生命を保つため
自己体力で呼吸作用、蒸散作用を行い、これが原
因で鮮度の低下を招くが、これらの作用を補うた
め水分の補給、芯温の降下、バクテリア等の雑菌
の除去などの処理を施すことにより鮮度維持が可
能となる。
このような点から生鮮食品の洗浄、解凍、保存
処理には0℃前後の殺菌処理された冷却処理水中
に食品を投入浸漬せしめることが、食品の鮮度維
持および雑菌除去状態を持続する上で好ましい環
境であるとされている。
しかし、この環境を完全に満足させるために
は、処理水の循環過程における冷却、殺菌、濾過
のための各装置が効率よく作用することが重要で
ある。
(従来の技術) このうち従来のこの種の生鮮食品の鮮度保持機
における処理水の濾過装置は処理槽内の処理水面
下に設けられ、処理水を対流的に強制循環させ
て、この過程にて濾過処理を行つていたが、この
機構では処理槽内で食品から洗い出されたアク、
雑菌などの付着物は処理水の対流動により水面部
に上昇し、かつ該部に浮遊し、これが処理槽の周
側辺部における対流域から外れた排出物の一部は
澱みに集まり水面部に滞留する。又別種の鮮度保
持機として処理槽の一端部に濾過槽を形成せしめ
たものがあるが、処理水は濾過槽側に一方的に流
れ、反濾過槽側の澱み部水面上にやはり排出物の
一部が滞留する。このため洗浄処理を終えた食品
を処理槽から引上げる際にこの浮遊状態の排出物
が再付着して食品を汚損し、付着菌の活動により
食品鮮度を急速に失わしめる一因となつていた。
(問題点を解決するための手段) この考案の生鮮食品の鮮度保持機における処理
槽は中央部に食品投入槽を設けるための処理槽内
には少なくとも一対の処理水オーバーフロー用隔
壁を配して、最少限食品投入槽の両側に処理水濾
過槽を、最大限には処理槽の中央部分を全周囲む
状態にて隔壁を配し、これにより区画形成された
食品投入槽の全周に処理水濾過槽を形成し、濾過
槽より食品投入槽間には殺菌、冷却処理水強制循
環パイプを配管してなる構成からなり、処理槽、
特に食品投入槽内での処理水の対流移動を利用し
て食品投入槽を区画形成する隔壁の広全域より平
均的に処理水を段差を用いて溢出せしめ、その折
処理水面上に浮遊する食品よりの排出物を同時に
濾過槽内に流出せしめ、迅速かつ効果的な処理水
の浄化を意図したもので、つぎにこの考案の具体
的実施例を図面を用いて説明する。
(実施例) 食品鮮度保持機は第1図に示すように、処理槽
1、冷却装置12および殺菌装置21は水循環ポ
ンプ13を介して一連のパイプ11にて連繋さ
れ、冷却処理水を処理槽1へ循環供給させると共
に、処理槽1の底部に設けた気泡発生器28と前
記殺菌装置21とは送風機26を付設せしめたエ
アーパイプ22にて連繋し、殺菌処理されたエア
ーは処理槽底部に配した主ダクト29を介して気
泡発生器28に送気される。この処理槽1内には
一対の処理水オーバーフロー用隔壁2,2を設け
ることにより処理槽の中央部に食品投入槽3が、
同槽3の両側にそれぞれ処理水濾過槽4,4が区
画形成され(第2図、第3図参照)、濾過槽4の
底部寄りにはフイルター5が濾過槽4全面をカバ
ーする形にて配設されている。第4図は処理槽1
の変形実施例で、処理槽1の中央部にて三方を隔
壁2,2,2にて区画形成された食品投入槽3は
その三方面を囲まれる形にて処理水濾過槽4,
4,4が形成されている。第5図は中央に配した
食品投入槽3の両側に濾過槽4,4を配した第2
図にて既述した処理槽にあつて、両濾過槽4,4
間を繋ぐ形にて、処理槽の周壁6と食品投入槽の
隔壁2間に緊密に樋状導材7を隔壁2の頂部より
心持ち下方位置にて嵌着し、食品投入槽3の三方
面にオーバーフロー用隔壁2を形成する。第6図
は処理槽1の中央部分に四方面をオーバーフロー
用隔壁2にて区画された食品投入槽3を形成し、
投入槽の全周は濾過槽4をもつて囲まれている。
第7図は中央に配した食品投入槽3の両側に濾過
槽4,4を配した第2図に既述した処理槽にあつ
て、両濾過槽4,4間を繋ぐ形にて処理槽の両周
壁6,6と食品投入槽の両隔壁2,2間に緊密に
一対の樋状導材7,7を隔壁2又は処理槽の周壁
6のうち、いずれか背低側の壁の頂部より心持ち
下方位置にて嵌着し、食品投入槽3の四方面にオ
ーバーフロー用隔壁2を形成する。なお一対の樋
状導材7,7は左右一対の濾過槽4,4側にそれ
ぞれの傾斜角度を心持ち異にし、各樋状導材7上
に排出物と共に溢出した処理水を各濾過槽4,4
に振り分けている。以上食品投入槽3の周辺に形
成された樋状導材7を除く各実施例における処理
槽1中の濾過槽4部には底部寄りにフイルター5
が配設され、濾過槽4および食品投入槽3の底部
には底栓8が付設されている。
以上、各実施例に示す処理槽1にあつて食品投
入槽3が二方面又は三方面の隔壁2をもつて区画
形成されている処理槽(第3図、第4図および第
5図)にあつてはこれら隔壁2は処理槽1の周壁
6より心持ち背低に構成されていることを要する
も、第6図および第7図をもつて例示する食品投
入槽の四方面が隔壁2をもつて区画形成されてい
る折には前記制約はなく、処理槽1の周壁6と隔
壁2は同高に、あるいは隔壁2の方がやや心持ち
背高に形成されてもよい(9図参照)。
処理水循環パイプ11にはポンプ13と冷却装
置12が併設され、この冷却装置12はコンプレ
ツサー14、凝縮器15をフレオンガスなどの冷
却ガス(冷媒)を封入した一連のパイプ16にて
循環連繋した一般の冷却装置にあつて、凝縮器1
5より出た冷却ガスをコンプレツサー14に循環
せしめるパイプ16部の一部に膨出状に、その外
周面を断熱材層17にて包着した長尺の冷却筒1
8を形成し、該冷却筒18の長手軸線部には前記
処理水循環パイプ11の一部が貫通し、冷却筒1
8部にて、パイプ11の外周面は比較的長い領域
に亘つて熱交換され冷却される。そして冷却筒1
8のガス導入口側とコンプレツサー14出口側パ
イプ間にはコンプレツサー14部にて発生した高
圧ホツトガスを回送せしめるバイパスパイプ19
が配管されている。
つぎに処理水および食品投入槽内に導入するエ
アーに対し同時に殺菌処理を実施する共用の殺菌
装置21について説明すると、処理水循環パイプ
11およびエアーパイプ22中に介在設置される
殺菌装置は、エアーの導管として働らき、かつ殺
菌ランプの照射透過が可能な、例えば石英内筒2
3内には殺菌ランプ24、例えば紫外線ランプあ
るいはオゾンランプを配すると共に、該石英内筒
23の外周部には同心状に処理水の導管として働
らくキユプロニツケル製外筒25が配され、この
二重筒より構成された殺菌装置21にあつて、送
風機26を介在せしめたエアーパイプ22は石英
内筒23部に、前記処理水循環パイプ11は外筒
25部にそれぞれ接続連通している。
(作 用) 冷却装置12および殺菌装置21を嫁動せし
め、処理槽1内、特に食品投入槽3内に満した処
理水を循環パイプ11に併設せしめたポンプ13
を作動せしめ、食品投入槽3より溢出した処理水
は濾過槽4へ、さらに冷却装置12の冷却筒18
部にて冷却されつつ次第に冷却循環を繰り返え
し、0℃程度に冷却される。この処理水の冷却過
程にて、殺菌装置21の外筒25内を通過する折
冷却処理水は殺菌ランプ24の石英内筒23を透
過しての照射により殺菌処理され、又エアーパイ
プ22に併設せしめた送風機26により殺菌装置
の石英内筒23内を通過するエアーは同様殺菌処
理され、この殺菌エアーは処理槽1内の食品投入
槽3の底部に敷設された気泡発生器28部より気
泡状エアーとなつて食品投入槽内の処理水中を上
昇する。
本状況が所定時間経過した時点にて、処理槽内
の処理水(処理対象の生鮮食品によつては塩水の
場合がある)は0℃程度に冷却され、かつ殺菌処
理された状態となる。
殺菌、冷却された処理水を満した処理槽中の食
品投入槽3内にその底部寄りに敷設された保護網
9上に生鮮食品を投入すると、下方側からの処理
水の噴流圧、殺菌エアーの噴出圧により食品は次
第に洗浄され、食品に付着したごみ、アク、雑菌
等は食品より排出され処理水面上に浮遊する。そ
して処理水が食品投入槽3を区画形成する隔壁2
より落差を用いて溢出する折、この付着浮遊物は
処理水と共に濾過槽4内に落下し、濾過槽中のフ
イルター5にてこれら浮遊物は捕捉、除去され、
濾過された処理水は冷却装置にて再度冷却され、
殺菌装置により殺菌処理が反復され、再び食品投
入槽3の底部より入り、この循環運動を繰り返
す。
(効 果) 投入槽内にてその底部より噴出する殺菌エアー
および殺菌された冷却処理水による殺菌、洗浄さ
れた食品より排出され、投入槽の水面上に浮遊す
る汚れ、アク、雑菌、その他各種の付着物は隔壁
にて区画形成された投入槽の広範囲をカバーする
全周縁よりオーバーフローする処理水と共に濾過
槽へ向け落差を用いて溢出するので、食品より効
果的に除去された付着物は迅速、かつ確実に投入
槽より排除され、洗浄後の食品を投入槽より引き
上げる折、一旦排除された付着物が食品に再付着
する懸念なく、殺菌、洗浄の効果を確実に持続せ
しめることができる。又処理水濾過槽の拡張は濾
過面積の拡大につながり、迅速な処理水の濾過作
業が実施されると共に、この濾過作業の迅速化は
濾過槽中の処理水量を低減化せしめる結果、濾過
槽と食品投入槽中の処理水の段差が一段と拡大
し、食品投入槽より濾過槽への処理水の溢出が常
時円滑に行われ、このように濾過作業の迅速かつ
確実性が一つの流れとなつて実を結ぶ結果となつ
ている。
又第5図および第7図にその一例を示す樋状導
材をもつて溢水処理水をうけとめることにより、
処理水の溢出領域を減することなく濾過槽機構は
簡素化でき、又第3図、第4図および第5図にそ
の一例を示すごとく、処理槽の一部に濾過槽を欠
く部分を設けることにより、該部を利用して、食
品の投入、洗浄作業を手軽に無理なく行うことが
でき、又第6図および第7図のように投入槽の全
周部に濾過領域が設定されている構成にあつては
隔壁を処理槽の周壁より背高に形成することによ
り食品投入槽への食品の投入量は増大し、濾過槽
より食品投入槽への処理水の逆流をより確実に阻
止しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した処理槽を備えた食
品鮮度保持機の概略正面図、第2図は処理槽の一
部切欠き正面図、第3図は同平面図、第4図より
第7図は他の実施例を示す第3図に相当する図、
第8図は第7図に示す処理槽の一部切欠き側面
図、第9図は他の実施例を示す第8図に相当する
図、第10図は冷却装置の正面図、第11図は第
10図のA−A線における拡大切断面図である。 図中、1は処理槽、2,2はオーバーフロー用
隔壁、3は食品投入槽、4,4は処理水濾過槽、
5はフイルター、7は樋状導材、11は処理水循
環パイプ、12は冷却装置、13はポンプ、21
は殺菌装置、28は気泡発生器を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に食品投入槽を設けるための処理槽内に
    は少なくとも一対の処理水オーバーフロー用隔壁
    を配して、最少限食品投入槽の両側に処理水濾過
    槽を、最大限には処理槽の中央部分を全周囲む状
    態にて隔壁を配し、これにより区画形成された処
    理槽中央の食品投入槽の全周に処理水濾過槽を形
    成し、濾過槽より食品投入槽間には殺菌冷却処理
    水強制循環パイプを配管してなる生鮮食品の鮮度
    保持機における処理槽。
JP9944884U 1984-06-29 1984-06-29 Expired JPS6144636Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9944884U JPS6144636Y2 (ja) 1984-06-29 1984-06-29

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JP9944884U JPS6144636Y2 (ja) 1984-06-29 1984-06-29

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Publication Number Publication Date
JPS6183889U JPS6183889U (ja) 1986-06-03
JPS6144636Y2 true JPS6144636Y2 (ja) 1986-12-16

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ID=30658951

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