JPS6144055B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6144055B2
JPS6144055B2 JP53142911A JP14291178A JPS6144055B2 JP S6144055 B2 JPS6144055 B2 JP S6144055B2 JP 53142911 A JP53142911 A JP 53142911A JP 14291178 A JP14291178 A JP 14291178A JP S6144055 B2 JPS6144055 B2 JP S6144055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foaming
synthetic resin
resin layer
embossing
foamed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53142911A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5569428A (en
Inventor
Akinori Seki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Leather Cloth Co Ltd
Original Assignee
Kanto Leather Cloth Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Leather Cloth Co Ltd filed Critical Kanto Leather Cloth Co Ltd
Priority to JP14291178A priority Critical patent/JPS5569428A/ja
Publication of JPS5569428A publication Critical patent/JPS5569428A/ja
Publication of JPS6144055B2 publication Critical patent/JPS6144055B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は紙又は布等の基材に積層した未
発泡の発泡剤含有合成樹脂層を発泡剤の分解温度
以下で予備加熱し谷染め型押し(バレープリン
ト)をしてから発泡加熱処理し発泡装飾材を製造
する方法についての改良である。
従来、発泡剤含有合成樹脂層にバレープリント
をしてから発泡させて発泡装飾材を製造すること
は行われていたが、発泡加熱処理をする際に発泡
倍率を6〜8倍にしようとすると図−1に示すよ
うに凹部Aの中央部分付近が丘状に発泡し、せつ
かくの谷染め型押しの感じがそこなわれる欠点を
有していた。
特に型押しの際、合成樹脂層の凹部に微細な線
で描かれた花柄や絞様等の微細な凹凸があつても
発泡する際に消失し平らな凹部になつてしまう欠
点があつた。
これは谷染の型押しの際、凹部になる合成樹脂
部分は体積、厚みが減少しても、発泡剤含有合成
樹脂の重量は減少せず、従つて発泡剤の含有量も
凸部と同じであり、機械的な圧力により体積が減
少しているにすぎないため、発泡加熱処理の際、
高発泡させる様に温度、時間をコントロールする
と凹部も発泡し始め、中央部付近にかけてなだら
かな丘状に2〜3割位発泡するものと思われる。
このため、バレープリントをする際、型押ロー
ルの凸部が平らで面積の広いものすなわち、製品
の凹部が平らで面積の広い様な凹凸模様のもの
は、高発泡(6倍以上の発泡倍率)させることは
できなかつた。又、型押ロールの凸部に細かく浅
い花柄や地絞が線刻されているものも発泡の際、
それらの線刻が消失してしまうため実用に供する
発泡装飾材を製造することができなかつた。この
様な理由から従来の方法で製品をつくるためには
型押ロールの選択をしなければならず、実際には
細かい鋭角凹凸模様をもつ型押ロールしか使用で
きなかつた。
又、充分発泡加熱すれば6〜8倍は合成樹脂層
を発泡させられるのに凹部が発泡しないように発
泡温度、時間をコントロールすると2〜3倍の発
泡倍率におさえなければならなかつた。しかも、
現在多く使用されている発泡剤は濃い黄色で、発
泡するとこの黄色が消失し、合成樹脂層の色が変
化するが、充分に発泡しないとこの黄色が残り、
凹部は印刷インキにて着色されているからよい
が、凸部はこの発泡剤の色がそのまま合成樹脂層
の色を左右することになり、品質管理上色ブレの
大きな原因となつていた。この発泡剤による色ブ
レを防ぐため脱色処理した白色の発泡剤を使用す
ることも考えられるが、普通の発泡剤よりかなり
高価でありしかも発泡効果が低下するため実用に
は供し得ない。
本発明は発泡前の凹部合成樹脂層の面積が広く
ても発泡加熱の際、該凹部がほとんど発泡せず、
凸部のみ発泡せしめて6〜8倍の発泡倍率をもつ
高発泡の製品を製造することを目的とするもので
あり、又、凹部に微細な花柄、地絞が型押しされ
ている場合にも発泡の際、それらが消失しないよ
うにし、どんな形状の型押ロールでも使用するこ
とが出来ることを目的とするものである。更に別
な目的は製品の凸部を充分に発泡せしめ高発泡を
得ると同時に含有発泡剤の濃黄色を完全に消失さ
せることにより最終製品の色ブレをなくし品質管
理をしやすくさせることである。
尚、類似の発泡装飾材を製造する方法として
は、発泡済みの合成樹脂層にバレープリントをす
る方法と、発泡抑制剤含有印刷インキでグラビア
プリントしてから発泡させるいわゆるケミカルエ
ンボス法があげられる。
前者すなわち、バレープリントをする前に合成
樹脂層をあらかじめ発泡させておく方法において
は、0.8mm〜1.9mmの厚みに発泡している合成樹脂
層に凹凸模様を形成し、しかも凹凸段差を大きく
するためには、使用する型押ロールの凹凸段差を
発泡済み合成樹脂層の厚みより大きくする必要が
あつた。しかし、凹凸段差が1.5mm以上ある型押
ロールを通常のミル押しや腐食法によつて製造す
ることは困難でしかも非常に高価になる欠点を有
していた。
又、すでに発泡している合成樹脂層をバレープ
リントする際、予備加熱すると樹脂層が軟化する
だけではなく厚みが減少し目的とする高発泡装飾
材が得られなかつた。
本発明の方法によれば型押ロールの凹凸段差は
未発泡合成樹脂層の厚み(0.1〜0.2mm位)と同じ
か0.5mm以内でよいため普通の型押ロールを使用
できしかも発泡させてから再加熱したりしないの
で厚みの減少も防ぐことができる利点をもつ。
印刷機で発泡抑制剤含有印刷インキを発泡剤含
有合成樹脂層に印刷してから発泡させるいわゆる
ケミカルエンボス法によつて発泡装飾材を製造す
ることも行われているが、本発明の目的とする高
発泡の製品をケミカルエンボス法で製造すること
はできなかつた。
この理由は、ケミカルエンボス法では発泡抑制
剤の化学的作用のみにて凹部を形成しようとする
ため、発泡加熱の際の温度、時間コントロールが
むずかしく、凸部を高発泡させるように加熱処理
すると凹部となるべき部分も発泡し始めてしま
い、結果的には凹部と凸部の段差を大きくするこ
とはできず、凹部を発泡させないようにすると最
大でも4〜5倍の発泡倍率しか得られなかつた。
しかもケミカルエンボス法では未発泡のまま残
る凹部に微細な花柄や絞様の線刻凹凸を付与する
ことは不可能であつた。
本発明の方法によれば発泡倍率を6〜8倍以上
にすることができ、その上凹部に微細な花柄凹凸
模様や絞様の線刻等を付加することができ立体感
にあふれた凹凸段差の大きい高発泡の装飾材を製
造することができる。
尚、本発明にて発泡抑制剤と称しているものは
発泡剤含有合成樹脂にあらかじめ混入されている
発泡促進剤の働きをなくす効果をもつものであ
る。発泡促進剤は発泡剤の分解温度を下げる役割
をし有機亜鉛化合物などが主に使用されており、
発泡抑制剤としてはベンゾトリアゾールなどがあ
る。
本発明を図−2に基づいて詳述する。
図−2において、紙製又は布製の基材1の表面
上に塗布ドクター3又はロールコーターにより発
泡剤を含有した所望色彩の合成樹脂ペースト2を
塗着させ、発泡剤分解温度以下の所定温度の乾燥
室4内を通過させて合成樹脂ペーストを乾燥させ
て被膜層5を全面に形成せしめる。尚、基材に合
成樹脂層を積層する方法としてカレンダー法、ラ
ミネーター法などを用いても差支えない。
次いで遠赤外線装置6の下を通過せしめて発泡
剤の分解温度以下で予備加熱をおこない被膜層5
を軟化させ、発泡抑制剤含有印刷インキの塗着を
兼ねた谷染め型押ロール装置7を介して凹凸模様
を形成すると同時に、該合成樹脂層の凹部に発泡
抑制剤含有印刷インキを転写し、凹凸模様を有す
る樹脂層8を得る。
しかる後に約230℃に設定した発泡炉9内で加
熱処理を行ない凹凸樹脂層8の凸部分のみを6〜
8倍に発泡させた発泡凹凸樹脂層10を形成し冷
却ロール11で冷却して目的とする装飾材を製造
する。尚、谷染め型押し装置は型押ロール内に冷
却水を通し冷却する冷エンボス方式でもよいし、
型押ロール内に蒸気又は温水等を通す熱エンボス
方式でもよい。
本発明の方法で得られた発泡装飾材の凹部は物
理的な型押し圧力による体積減少と発泡抑制剤の
化学的発泡抑制効果の相乗作用により、凸部を6
〜8倍に高発泡させるのに必要な発泡温度、時間
コントロールをしても全く発泡せず、発泡加熱処
理前の型押し凹部のまま残存することになる。
又、凹部に微細な花柄や絞様が線刻されている
場合でも従来の方法では発泡加熱処理の際、消失
してしまいなだらかな平凹部になつてしまつてい
たが、本発明の方法を用いればそれらの微細な凹
凸が消失することなく、凹部に更に微細な凹凸模
様をもつ高発泡装飾材を製造することができる。
実施例 配 合 表 (部は重量部) PVC 100部 DOP 50 部 安定剤 1.0部 発泡促進剤(有機亜鉛化合物) 1.5部 発泡剤(ADCA系) 5 部 炭酸カルシウム 20 部 上記の配合をもつ合成樹脂ペーストを紙製基材
上にドクター式コーテイング機を用いて塗布し約
120℃〜140℃の温度の乾燥室内で乾燥ゲル化さ
せ、厚さ0.15mmの塗膜を形成し、次に遠赤外線装
置の下を通過させ発泡剤の分解温度以下の150℃
〜170℃で予備加熱をおこない該合成樹脂層を軟
化させ、谷染め型押し装置を介して凹凸模様を形
成する際に、型押ロールの凸部に発泡抑制剤ベン
ゾトリアゾールを5〜25%(重量比)含有した印
刷インキを塗着し該合成樹脂層の凹部に転写し
た。次に約230℃に設定された発泡炉内で凸部が
6〜8倍に発泡する様に加熱処理し、次いで冷却
したところ、合成樹脂層の凹部は全く発泡せず型
押ロールの凸部の形状のまま残存し、合成樹脂層
の凸部のみが6〜8倍に発泡した凹凸段差の大き
い高発泡装飾材を製造することができた。
又、合成樹脂層の凹部に微細な花柄や絞様の二
重凹凸模様を型押し形成した場合も、発泡抑制剤
の効果により発泡加熱処理による微細な花柄等の
凹凸模様の消失はみとめられず、凹部に微細な二
重凹凸模様をあわせもつ高発泡装飾材が得られ
た。
【図面の簡単な説明】
図−1は従来製品の発泡前、発泡後の拡大断面
図である。図−2は本発明を実施する工程図であ
る。 1:基材、2:合成樹脂ペースト、3:塗布ド
クター、4:乾燥室、5:被膜層、6:遠赤外線
装置、7:谷染め型押ロール装置、8:凹凸樹脂
層、9:発泡炉、10:発泡凹凸樹脂層、11:
冷却ロール、A:製品凹凸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材に発泡剤含有合成樹脂を積層し、発泡剤
    の分解温度より低温で予備加熱し該合成樹脂層を
    軟化させ、谷染め型押ロール装置を介して所望の
    凹凸模様を付与形成する際に該合成樹脂層の凹部
    に発泡抑制剤含有印刷インキを転写塗着し、次に
    発泡剤含有合成樹脂層を発泡させることを特徴と
    した発泡装飾材の製造方法。
JP14291178A 1978-11-21 1978-11-21 Production of foaming decorative material having embossed pattern Granted JPS5569428A (en)

Priority Applications (1)

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JP14291178A JPS5569428A (en) 1978-11-21 1978-11-21 Production of foaming decorative material having embossed pattern

Applications Claiming Priority (1)

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JP14291178A JPS5569428A (en) 1978-11-21 1978-11-21 Production of foaming decorative material having embossed pattern

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Publication Number Publication Date
JPS5569428A JPS5569428A (en) 1980-05-26
JPS6144055B2 true JPS6144055B2 (ja) 1986-10-01

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JP14291178A Granted JPS5569428A (en) 1978-11-21 1978-11-21 Production of foaming decorative material having embossed pattern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03288713A (ja) * 1990-04-05 1991-12-18 Bridgestone Corp パイプコンベヤの片寄り検知装置

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CN109650142A (zh) * 2019-01-27 2019-04-19 温州光明印刷机械有限公司 一种压纹分切机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215561A (en) * 1975-07-29 1977-02-05 Matsushita Electric Works Ltd Process for manufacturing heat insulation material fitted with handle

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JPS5569428A (en) 1980-05-26

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