JPS6144036A - ブレ−キ保持装置 - Google Patents

ブレ−キ保持装置

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Publication number
JPS6144036A
JPS6144036A JP59167122A JP16712284A JPS6144036A JP S6144036 A JPS6144036 A JP S6144036A JP 59167122 A JP59167122 A JP 59167122A JP 16712284 A JP16712284 A JP 16712284A JP S6144036 A JPS6144036 A JP S6144036A
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JP
Japan
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hole
pressure
brake
vehicle
clutch pedal
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Pending
Application number
JP59167122A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Morimoto
秀行 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6144036A publication Critical patent/JPS6144036A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/18Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of braking systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/02Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of driveline clutches

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両等の登板路での発進を容易にするため
に用いられるブレーキ保持装置に関するものである。
(従来技術) 従来より、この種のブレーキ保持装置として、たとえば
、実開昭55−43905号公報に示されるように、圧
力源に接続される入口およびブレーキ作動器に接続され
る出口を有する本体と、該本体の内部に前記入口と前記
出口とを連絡して設けた孔と、該孔の一端側に挿入さt
L登板路において自重で当該孔の他端側に移動可能な可
動部材と、該可動部材の前記他端側への移動に応じて前
記入口と前記出口との連通を遮断可能な弁装置とを備え
たものが知られている。
このものによれば、車両等が登板路で停止すると、可動
部材が登板路の傾斜により上記弁装置を閉弁する位置ま
で移動するため、それまでにブレーキをかけることによ
り伝達ないしは供給されている液圧が、圧力源の作動を
完了しても、そのまま保持される。これにより、ブレー
キを運転手の意志により弛めようとしても弛まず、車両
等はサイドブレーキ操作をすることなく登板路で停止を
維持される。
そして、さらに、登板路での発進を容易にするため、運
転手の発進操作、すなわち、アクセルペダルを踏み込ん
でエンジンの回転を上げつつクラッチペダルを徐々に戻
し半クラッチの状態にして車軸に駆動力を徐々に伝達し
てゆく操作に連動させて、保持していたブレーキ液圧を
解放して行くために次の様な構成としている。すなわち
、上記従来のものでは、前記可動部材を弁体とし、これ
に対向して弁座を設けて弁装置を構成するとともに、ク
ラッチペダルの揺動に応じて回動するように、クラッチ
ペダルとワイヤにより連動するカムシャフトを設け、こ
のカムシャフトのカム面に当接しているプランジャのカ
ムシャフトの回動に応じた進退により上記弁体としての
可動部材を移動させ、弁装置を開弁できるようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) (従来のものでは、クラッチの接続に応じて弁装置を開
弁するための機構として、クラッチ系統と連動させるた
めのワイヤ、カムシャフト、プランジャ等から構成され
る機構を設けているが、ワイヤによりカムシャフトを回
動させるようにしているため、設置場所が制限される、
あるいは、カムシャフトに装着した密封部材が損傷する
といった問題がある。
すなわち、カムシャフトに対してワイヤを接続し、さら
にカムシャフトを回動させなければならないため、カム
シャフトの回動のために所定の空間が必要であるととも
に、クラッチ系からワイヤを引き回してこなければなら
ず、車両の車体に対する設置箇所が制約されることにな
る。また、カムシャフトに設けた密封部材は、カムシャ
フトの回動によって繰り返しねじれ力を受けるため、損
傷し密封不良を生ずるおそれがある。
このため、カムシャフトを利用することなくクラッチ系
に連動して弁装置を開弁することが望まれる。
(問題点を解決するための手段) この発明では、クラッチペダルの所定以上の踏込みに応
じて励磁される電磁コイルと、該電磁コイルの励磁・消
磁に応じて前記可動部材に対して離脱・係合する位置に
変位可能な作動部材とを設けている。
(作用) 電磁コイルは、クラッチペダルの所定以上の踏込みに応
じて励磁され、これに応じて可動部材から作動部材が離
脱するため、車両が登板路にあれば、可動部材が自重で
移動して弁装置を閉弁させ、これによりブレーキ液圧が
保持される。ついで発進のため、クラッチペダルを徐々
に戻してくると、所定の踏込み位置まで戻って電磁コイ
ルが消磁され、これにより可動部材と係合する位置まで
作動部材が移動し、可動部材は弁装置が開弁する位置ま
で移動しブレーキ液圧が解放されて行く。
(実施例) 第1図は、本発明を適用したブレーキ保持装置の断面を
含むシステムを示す図である。
図において、システム全体は以下の様に構成されている
ブレーキ回路の圧力源として、従来よく知られているタ
ンデムマスタシリンダ1を使用している。
このマスクシリンダ1−は、車体Aに取り付けられてお
り、ブレーキペダル2を踏み込むことにより作動され、
内部に区画された2つの圧力室にほぼ等しい圧力を発生
させ、それによる圧液を配管3゜4に独立して供給する
ものである。
配管3,4は、ブレーキ保持装置20の第1および第2
の入口21.22に接続されている。各入口21.22
はブレーキ保持袋[20の内部通路を通り、第1および
第2の出口23.24に接続された配管5,6を介して
車輪ブレーキ装置7゜8.9.10に各々接続される。
すなわち、一方の配管3は、装置20を経て配管5に接
続され、右前軸の車軸ブレーキ装置7および左後輪の車
輪ブレーキ装置8に圧液を供給できるようになっており
、他方の配管4は、装置20を経て配管6に接続され、
左前軸の車輪ブレーキ装置9および右後輪の車軸ブレー
キ装置10に圧液を供給できるようになっている。これ
は、いわゆるX配管と称される形態である。
また、ブレーキ保持装置20は、外部に導出された一対
のリード線25.26を有し、このり−ド線25,26
は電源11に接続された制御器12に接続されている。
制御器12は、車体Aに軸支されたクラッチペダル13
の踏込み量に応じて作動するようにクラッチペダル13
に対向して設けたスイッチ14に接続されるほか、任意
の検知器、たとえば、リバーススイッチ、キースイッチ
、ブレーキ圧スイッチ等々に接続することが可能であり
、好適な登板路での発進を可能ならしめたり、ブレーキ
保持装置20の作動の要否を判別したりするものである
しかし、制御器12を設けることなく、リード線25.
26をスイッチ14に直接接続(電源11は必要)する
ことも可能である。逆に、スイッチ14は、ブレーキ保
持装置20に対して作動信号を与えるうえで最も重要な
検知器であり、クラッチペダル13を踏み込んだとき、
半クラッチ状態卆 となる踏込み位置Bから、最も踏み込まれクラッチが切
断されている踏込み位置りまでの位置にクラッチペダル
13が位置するときオンとなり、踏込み位置Bを越え何
ら踏み込まれていない戻り位置までの位置にクラッチペ
ダル1.3が位置しているときオフとなる。したがって
、制御器12は、スイッチ14からのオン信号に基づき
、ブレーキ保持装置20へ作動信号を伝達し、オン信号
の消滅に基づき作動信号を消滅させる。
なお、クラッチペダル13にはクラッチワイヤ15が接
続されており、このワイヤ15は図示しないクラッチ装
置のレリーズアームに接続され、クラッチペダル13の
踏込みと連動してレリーズアームを揺動させるようにし
である。
こうしたシステムのなかで、ブレーキ保持装置20は、
以下の様に構成されている。
ブレーキ保持装置20は、車体Aに対して図示しない取
付は具により固定される本体30を有している。この本
体30は、段付き孔31を形成した主部32と、主部3
2の開口をふさぐ蓋部33とをボルト34により結合し
て構成されている。
主部32の段付き孔31は、開口端から右方に向かって
順次小径となるように大孔部31a、中孔部311)お
よび小孔部31Cから構成されている。蓋部33は大孔
部31a側をふさぐものであり、大径なフランジ部33
N)のほか、大孔部31aの中心部に嵌合し中孔部31
bにまで延びる軸部33 aを備えている。
以下各部の詳細について説明する。
まず、蓋部33には、軸部33aをも貫通して中心通路
40が設けてあり、この中心通路40の左端は前記の配
管3が接続される第1の入口21とされている一方、右
端はゴム製の弁座体41を嵌着したサポート42を嵌着
する拡径部43とされ、弁座体41とサポート42の中
心孔44を通して中孔部31b内部と連絡されている。
また、拡径部43のやや左方において中心通路40は、
リリーフ弁45を収容する凹所46に連絡し、凹所46
は大孔部31aの右端側部分に対して開口している。凹
所46に収容されるリリーフ弁45は、凹所46に書に
圧入されるコツプ状の弁座体47と、この弁座体47の
内部に可動に配置される球弁48と、この球弁48を弁
座体47の弁座49に向かつて付勢する所定の予負荷を
もつ弁ばね50とから成る。これによって、中心通路4
0自体の流通を常時許容している一方、大孔部3]。
a側の圧力が、中心通路40側の圧力よりも所定の値、
たとえば、30kgf/(dから50 kg f / 
cJまでの間の設定圧力よりも大きくなると、大孔部3
1a内から中心通路40側への液移動を許容するように
しである。
こうした蓋部33の軸部33 aの外周に位置する大孔
部31aの中央部から左方部にかけて、内外スリーブ5
1.52によって囲むようにして電磁コイル53が配設
されている。電磁コイル53は、前記のリード線25.
26に接続され、リード線25.26を通して制御器1
2からの作動信号を受けて励磁され、作動信号の消滅に
より消磁されるようにしである。上記内外のスリーブ5
]、。
52の右端に対向して大孔部31aの右端部には、板リ
ング状の吸着部材54が移動可能に配設しである。この
吸着部材54は、電磁コイル53の消磁時には、内外ス
リーブ51.52間に嵌着した分離体55と当該吸着部
材54との間に張設した所定の予負荷をもつ戻しばね5
6により大孔部31aと中孔部31N)との間の段部に
設けた小突起57に当接する位置にあり、電磁コイル5
3の励磁により戻しばね56の付勢力に抗して内外スリ
ーブ51,52に吸着される位置まで左方に移動する。
吸着部材54の中央の孔には、大孔部31aと中孔部3
1bとにまたがって移動可能な筒部材58の左端がかし
め止めされている。この筒部材58の右端に対向するよ
うにして、中孔部31t)内には、登板路で自重で移動
するボール59が転動可能に挿入しである。ボール59
は、中孔部31b内での移動による中心軌跡が水平にか
つ車体の移動方向に一致させるように配置され、しかも
、本体30の右側を車両の前方側に左側を後方側にして
取り付けることにより、車両が登板路を走行すると、左
方側に自重で転動するように成し、さらに、上記中心軌
跡と弁座体41およびサポート42の軸心とが一致する
ようにして、ボール59が弁座体41に着座可能にしで
ある。
したがって、電磁コイル53が消磁されて吸着部材54
が小突起57に当接する位置にあるとき、ボール59が
弁座体41に向かって移動してきても筒部材58の右端
に当接して弁座体41に着座するのを阻止され、電磁コ
イル53が励磁されて吸着部材54がスリーブ51.5
2に吸着されるまで移動すると、筒部材58も左方に充
分動き、ボール59は破線で示す着座位置まで移動する
これにより、電磁コイル53が消磁されているときに、
第1の入口21は、蓋部33の中心通路40、弁座体4
1とサポート42との中心孔44、中孔部31b、筒部
材58の切欠き58a、大孔部31aを順次通して、大
孔部31aに連絡して設けた第2の出口23に連通可能
となっており、電磁コイル53が励磁されると、中孔部
31bから中心通路40への直接の液移動は禁止される
ことになる。
上述のボール59は、登板路で自重により移動可能な可
動部材と、入口と出口との連通を遮断可能な弁装置の弁
体とを兼ねているが、筒部材58と吸着部材54とは、
電磁コイル53の励磁・消磁に応じて可動部材であるボ
ール59に対して離脱・係合する位置に変位可能な作動
部材を構成する。なお、電磁コイル53の励磁によって
吸着部材54を吸着するため、スリーブ51,52、吸
着部材54などの部品は磁性材料で、本体30、筒部材
58などは非磁性材料で作成することは勿論である。ま
た、中孔部311)に形成された溝60は、ボール59
の左右を自由に連通し、ボール59の移動抵抗を減らす
ものである。
小孔部31c=は、左端側をわずかに大きくした段付き
孔である。その中には、段付きピストン61が摺動自在
に挿入してあり、小孔部31 C底部との間に張設した
比較的付勢力の小さいばね62により左方側に付勢され
、小孔部31Cの左端部に設けたストッパ63に当接す
る位置にある。
段付きピストン61と小孔部31 c−底部との間に形
成された中継室64は、小孔部31C底部中央に開口す
る通路65により第2の入口22に連絡されるとともに
側壁部分側で第2の出口24に連絡されている。段付き
ピストン61の右端部分にはサポート66を密にかしめ
止めして内部空所67を形成してあり、この内部空所6
7を中継室64に小孔68により直接連通しているとと
もに、サポート66の中心孔69により通路65に対向
して中継室64に連通しである。こうした内部空所67
には、サポート66に形成した弁座70に向かって比較
的小さい付勢力の弁ばね7]−により着座するよう付勢
される弁体72を収容することにより、通路65から内
部空所67を通して中継室64内への液移動を許容して
いる。サポー1−66の外周には環状の弁座体73が嵌
着されており、筒部材74により脱落を防止されている
とともに、この筒部材74より突出する部分は、小孔部
31C底部を座面として着座可能であり、第2の入口2
2と第2の出口24との自由な連通を遮断可能である6
なお、図において75で示されるのは密封部材である。
こうした構成のシステムの作動を以下に記す。
車両等が平地を走行しブレーキもかけていないとすると
、電磁コイル53は、クラッチペダル13を踏み込んで
いないため消磁されており、また、ブレーキペダル2も
踏み込まれていないので、段付きピストン61はばね6
2の付勢力でストッパ63に当接する位置にある。
こうした状態で、車両等が登板路を走行するようになる
と、ボール59は自重で弁座体41に向かって移動しよ
うとするが、筒部材58に当接係合して弁座体41に着
座するまでは移動しない。
そこで、登板路で走行しているときに、信号または踏切
り等のために停止しようとして運転手がブレーキペダル
2を踏み込むと、マスクシリンダ1内で圧力が発生する
仁ともに圧液が配管3,4に吐出されて行く。一方の配
管系では、配管4から第1の入口21、中心通路40、
サポート421      および弁座体41の中心孔
44.筒部材58の切欠き58 a、中孔部31b、大
孔部31aを順次通って、第2の出口22から配’1l
i5へと伝達・供給され、他方の配管系では、配管3か
ら第2の入口23、通路65、中継室64を順次通って
第2の出口24から配管6に伝達・供給されて行き、各
車軸にブレーキがかかり始め、車両等は減速され始める
。この際、段付きピストン61は左右の異なる面積にマ
スクシリンダ1からのほぼ等しい圧力を受圧し、右方へ
の付勢力がばね62の付勢力に打ち勝つと、弁座体73
を小孔部31C底部に着座させるが、第2の入口23に
順次供給されてくる圧液は、サポート66の中心孔69
を通り弁体72を弁座70から弁ばね71の付勢力に抗
して離座させながら内部空所67、小孔68を通って中
継室64に至り、第2の出口24から配管6へと供給さ
れて行く。
車両等が減速されて行くと、運転手はクラッチペダル1
3を踏み込みクラッチを遮断する。この際、クラッチペ
ダル13は充分踏み込まれ最も踏み込まれた踏込み位置
Cに位置される。
クラッチペダル13が踏込み位置りに至るまでに、スイ
ッチ14がオンとなり制御器1−2から作動信号が電磁
コイル53に送出され、電磁コイル53は励磁される。
これに応答して吸着部材54はスリーブ51.52に吸
着され、これと同時に筒部材58が左方に移動し、ボー
ル59は筒部材58の移動に応じて転動し、遂には、ボ
ール59は弁座体41に着座する。
このような状況下で、車両等が完全に停止し、クラッチ
ペダル13を踏み込んだままブレーキペダル2の踏込み
をやめて足を外すと、マスクシリンダ1内の圧力が解放
され配管3,4内の圧力は消失する。しかしながら、配
管5,6内にはリリーフ弁45に規定される圧力に基づ
く圧力が保持され、ブレーキは保持されている。
すなわち、配管5内の圧力は、ボール59が弁座体41
に着座しているので直接中心通路40から解放されず、
リリーフ弁45で規定される圧力が保持され、リリーフ
弁45の規定圧力を越えてかけられた余分な圧力のみが
解放される。また、配管6内の圧力は、段付きピストン
61の左右に作用する圧力およびばね62の付勢力によ
って決まる圧力が保持され、保持する際に段付きピスト
ン61の左端側に作用する圧力は、リリーフ弁45で規
定される圧力に等しく、配管6内に保持される圧力は、
リリーフ弁45の規定圧力に応じて決められ、ばね62
の付勢力を小さくかつ段付きピストン61の左右の有効
受圧面積差を小さくすることによりほぼリリーフ弁45
の規定圧力に近い値の圧力が保持される。なお、配管6
内に保持される圧力P2は1次の式により規定される。
ただし、摺動抵抗は無視し諸元は以下の通りであるとす
る。
Pl :配管5内に保持される圧力 (リリーフ弁45の規定圧力) S、二段付きピストン6]−の左端側有効受圧面積S2
二段付きピストン61の右端側有効受圧面積S3:弁座
体73の小孔部31−c底部に対する着座面積 f :ばね62の付勢力 したがって、配管5に保持される圧力P+と、配管6に
保持される圧力P2とによって得られる総ブレーキ力が
、車両等をその最大登板能力の登板路で停止できるよう
に予め設定しておけば、通常の走行範囲では何ら支障な
く、車両等を登板路で停止状態に保持できることになる
車両等が必要とする停止状態が完了した後、運転手が発
進しようとする場合について以下に説明する。
発進しようとする際、運転手は、ギヤチェンジを行なっ
た後、アクセルペダルを若干踏み込んでエンジンの回転
数を若干高めるとともに、クラッチペダル13を徐々に
戻し半クラツチ状態にする。
すると、エンジンからクラッチ装置を経由して車輪に駆
動力が伝わり始め、ブレーキがかかるとともに前進しよ
うとする状態となる。
この後、クラッチペダル13をやや戻すと、ス1   
    イッチ14がオフとなり、電磁コイル53は消
磁する。これにより吸着部材54と筒部材58とは戻し
ばね56の付勢力により右方へ移動し、移動直後ボール
59に当接しボール59に作用する液圧に抗してボール
59を弁座体4]−から離座する。
ボール59の弁座体41からの離座により、配管5内の
圧力がマスクシリンダ1側に解放されて行くとともに、
段付きピストン6]−の左端側に作用する圧力の低下に
より、それまで左右の付勢力がバランスしていたのに、
そのバランスがくずれることにより段付きピストン61
は左方に移動し、配管6内の圧力もマスクシリンダ1側
に解放されて行く。したがって、ブレーキ力は、各配管
5゜6内の圧力解放に応じて徐々に減少してゆく。
車軸に対する駆動力の増加と、ブレーキ力の減少により
、車両等は遂に前進し始め、後方に不意に後退すること
なく発進する。
発進後は、アクセルペダルをより踏み込めば、車両等が
加速されることによって通常と同じように操作すること
により、何ら問題無く行なうことができる。
以上の説明から明らかな様に、上述の実施例によれば、
クラッチペダル13の動きに応じて切り換わるスイッチ
14のオン・オフにより電磁コイル53を励磁・消磁し
てブレーキ保持・解放を行えるものであるが、本発明は
、図例に限定されず種々の変更が可能である。以下、変
更例を例示する。
(1)スイッチ14の作動は、クラッチペダル13自体
が半クラツチ状態となる踏込み位置Bに踏み込まれるこ
とにより行なっているが、このクラッチペダル13の踏
込み量に比較して、クラッチワイヤ15の張力、あるい
は、クラッチ装置のレリーズアームの揺動量が一定の関
係で変化することから、クラッチワイヤ15の張力が半
クラツチ状態の張力を越えたとき、あるいは、レリーズ
アームの揺動量が半クラツチ状態の揺動量を越えたとき
に切り換わるスイッチを用いてもよい。
(2)登板路の傾斜が異なると、特に、傾斜が大になわ
ばなるほど車両等を停止するために必要であるブレーキ
力、および車両等を発進させるために必要である駆動力
も大きくなる。このため、傾斜を検出し、これに応じて
電磁石の消磁をタイマーなどを利用して遅らせ、クラッ
チペダル13の戻し量に比してブレーキの解放を遅らせ
る。換言すると、クラッチの接続の度合いを強くした後
にブレーキを解放させて行くようにすることができる。
(3)2系統各々でブレーキ液圧を保持することに代え
、1系統のみでブレーキ液圧を保持するようにしてもよ
い。
(発明の効果) この発明では、弁装置を開弁させる機構として、クラッ
チペダルの所定以上の踏込みに応じて励磁される電磁コ
イルと、この電磁コイルの励磁・消磁に応じて前記可動
部材に対して離脱・係合する位置に変位可能な作動部材
とを設けているため、従来の様に、ワイヤ、カムシャフ
トを設けた場合に比して、本体外部に揺動ないし回動の
ための空間が不要であり、電気的配線、ブレーキ配管が
設置可能であれば、車体のどのような部所にも設置でき
る。また、電磁コイルの励磁・消磁に応して作動部材が
移動するが、単純な進退運動でよく、たとえ密封部材を
装着してもねじれなどによる密封不良を生じさせること
がなく、さらに、密封部材を装着することなしに作動部
材を設けることも可能であり、密封不良といった問題は
解消できる。
さらに、従来のものでは、カムシャフトの回動をクラッ
チ系と機械的に連動させているため、クラッチペダルを
踏み込む際、余分な踏力を必要とするが、この発明では
、クラッチ系と機械的にではなく、電気的に連動すれば
よいので、特に踏力を増加させることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用したブレーキ保持装置の断面を
含むシステムを示す図である。 313・・・クラッチペダル、20・・・ブレーキ保持
装置、53・・・電磁コイル、54・・・吸着部材、5
8・・・筒部材、59・・・ボール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧力源に接続される入口およびブレーキ作動器に接
    続される出口を有する本体と、該本体の内部に前記入口
    と前記出口とを連絡して設けた孔と、該孔の一端側に挿
    入され登板路において自重で当該孔の他端側に移動可能
    な可動部材と、該可動部材の前記他端側への移動に応じ
    て前記入口と前記出口との連通を遮断可能な弁装置とを
    備えたブレーキ保持装置において、クラッチペダルの所
    定以上の踏込みに応じて励磁される電磁コイルと、該電
    磁コイルの励磁・消磁に応じて前記可動部材に対して離
    脱・係合する位置に変位可能な作動部材とを設けたブレ
    ーキ保持装置。
JP59167122A 1984-08-08 1984-08-08 ブレ−キ保持装置 Pending JPS6144036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6389871U (ja) * 1986-12-02 1988-06-10

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JPS6389871U (ja) * 1986-12-02 1988-06-10

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