JPS6143578Y2 - - Google Patents

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JPS6143578Y2
JPS6143578Y2 JP15911281U JP15911281U JPS6143578Y2 JP S6143578 Y2 JPS6143578 Y2 JP S6143578Y2 JP 15911281 U JP15911281 U JP 15911281U JP 15911281 U JP15911281 U JP 15911281U JP S6143578 Y2 JPS6143578 Y2 JP S6143578Y2
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JP
Japan
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rod
coating
wire
coating liquid
round bar
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JP15911281U
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JPS5867564U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗工装置に使用するメタリングロツド
に関するものである。
支持体シートの表面に塗工層を形成するための
塗工装置としては、エアードクターコーター、ブ
レードコーター、ロツドコーター、ロールコータ
ー等の多種多様のタイプのものがある。このう
ち、ロツドコーターは移送中の支持体シートに塗
工された塗液にメタリングロツドを接触させて過
剰分の塗液とかき落す方式のものであり、高濃度
の塗液を所定塗工量で均一に塗工する場合に有効
である。このロツドコーターに於て、塗工量を調
節するメタリングロツドとしては、平滑な表面を
有する丸棒、断面形状が真円のワイヤーを巻いた
棒、表面に溝を彫つた棒の3種が知られている。
しかしながら、ノーカーボン紙用のマイクロカ
プセル塗液の如く、塗液中に物理的に破壊され易
い固形物が懸濁している塗液については、従来エ
アードクターコーターが使用されている。このエ
アードクターコーターは高濃度塗液の塗工ができ
ないために、塗工後の乾燥工程に過大な熱エネル
ギーを必要とすることが欠点とされている。一
方、近年、高濃度のカプセル塗液を製造する方法
が開発された結果、エアードクターコーターに代
る塗工方式が検討され、一部ではロツドコーター
も採用されるようになつた。このロツドローター
は直径0.3mm程度のワイヤーを巻いたメタリング
ロツドを使用するものであり、従来のエアードク
ターコーターが濃度20%程度のカプセル塗液を塗
工していたのに対して、濃度30%程度の塗液を塗
工を可能にした。
一般に塗工量とメタリングロツドのワイヤーの
直径とは比例関係にあり、塗工量を少なくするた
めにはワイヤーの直径を小さくすれば良い。従つ
て、更に高濃度のカプセル塗液を塗工するために
は、ワイヤー径を更に小さくする必要がある。し
かしながら、極細のワイヤーは高速塗工に際して
摩耗によるワイヤー断線の虞れがあり、実生産に
適用することは難かしい。一方、溝を彫つたメタ
リングロツドでは、極細のワイヤーを巻いたロツ
ドに匹敵する程の加工精度のものが得られ難い。
本考案は、前述した既存のメタリングロツドの
うち、ワイヤーを巻きつけたメタリングロツドに
ついて、その構造上の欠点を改良したものであ
り、ワイヤー断線の虞れをなくし、実生産の使用
に耐え得るメタリングロツドを提供するものであ
る。即ち、本考案に係るメタリングロツドは、断
面形状が楕円又は長円のワイヤーを使用し、この
ワイヤーを丸棒の周囲に長径方向が丸棒の表面に
対してほぼ垂直になるように巻きつけたことを特
徴とするものであり、濃度40%以上のカプセル塗
液の塗工も可能である。
以下、図面に従つて本考案を説明する。第1図
及び第2図は本考案の実施例に係るメタリングロ
ツドの構造を示す一部拡大断面図である。第1図
に於て、丸棒1の周囲には、断面形状が楕円のワ
イヤー2が長径方向を丸棒1の表面にほぼ垂直に
なるようにして均一に巻きつけられており、同様
に第2図に於ては、断面形状が長円のワイヤー3
が巻きつけられている。
これらのメタリングロツドに於て、丸棒1とワ
イヤー2又は3のそれぞれの径は塗工装置及び塗
液の種類に合わせて任意に選択することができる
が、ワイヤーは丸棒への巻きつけ作業に困難を生
じない範囲で可能な限り、ワイヤーの断面に於け
る長径と短径との差を大きくすることが望まし
い。ワイヤーは長径方向が丸棒の表面に対してほ
ぼ垂直になるように巻きつけるが、垂直位置から
多少傾斜していても差支えない。しかし、短径方
向が垂直になるように巻いた場合には、摩耗が断
線につながる虞れが大きいので、ワイヤーの特異
な断面形状を活用することができない。
このメタリングロツドによる塗工量は、主とし
て隣接する1巻き単位のワイヤー相互間に生ずる
空隙の大きさにより決定される。従つて断面形状
の長径と短径とが同一な楕円と長円とを比較する
と、断面形状が楕円のワイヤーを使用したメタリ
ングロツドによる塗工量の方が多くなる。
第3図及び第4図は本考案に係るメタリングロ
ツドを使用した塗工装置の例を示す説明図であ
る。第3図に於いて、メタリングロツド10は、
支持体シート11の移送方向を基準としてみた時
にアプリケーターロール12の後方に配置されて
いる。この塗工装置に於て、押えロール13,1
4によりアプリケーターロール12に接触するよ
うに移送されてきた支持体シート11は、このア
プリケーターロールとの接触時にアプリケーター
ロール表面上の塗液15を転移される。その後、
この支持体シート11はメタリングロツド10と
接触させられるが、このメタリングロツドはシー
トの移送方向と逆方向に回転しているので、過剰
分の塗液がかき落され、所定の塗工量で支持体シ
ートに均一に塗工される。
第4図は、メタリングロツド10をバツキング
ロール16と対向してて配置した塗工装置を示す
ものであり、アプリケーターロール12により塗
液15を転移された支持体シート11がバツキン
グロール16により裏面を規制されるので、比較
的安定した状態で過剰分の塗液をかき落すことが
できる。
以上説明したところから明らかな通り、メタリ
ングロツドは高速で移送されるシートの表面に接
触した状態で移送方向と逆方向に回転するため
に、ワイヤーの摩耗は激しく一定限度の摩耗によ
り交換される。従つて、保守点検を確実に行なう
ことが要求されるが、従来の断面形状が真円のワ
イヤーでは、極細のものを使用した場合に摩耗が
直ちに断線を招来する危険性は極めて大きい。こ
れに対し、本考案に係るメタリングロツドでは摩
耗により塗工量調節機能を失つた段階に於ても、
ワイヤーの強度が十分に残つているので断線事故
に発展する虞れは少ない。
このように、構造上の簡単な改良を加えること
によつて、極細のワイヤーの使用を可能にし各種
塗液、特に高濃度塗液の実生産上での高速塗工に
対しても、メタリングロツドの適用を可能にした
意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例に係るメタ
リングロツドの一部拡大断面図であり、第3図及
び第4図は本考案に係るメタリングロツドを使用
した塗工装置の例を示す説明図である。 1……丸棒、2,3……ワイヤー、10……メ
タリングロツド、11……支持体シート、12…
…アプリケーターロール、13,14……押えロ
ール、15……塗液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 丸棒の周囲に、断面形状が楕円又は長円のワイ
    ヤーを長径方向が前記丸棒の表面にほぼ垂直にな
    るように巻き付けたことを特徴とする塗工装置の
    メタリングロツド。
JP15911281U 1981-10-27 1981-10-27 塗工装置のメタリングロツド Granted JPS5867564U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15911281U JPS5867564U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 塗工装置のメタリングロツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15911281U JPS5867564U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 塗工装置のメタリングロツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5867564U JPS5867564U (ja) 1983-05-09
JPS6143578Y2 true JPS6143578Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=29951585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15911281U Granted JPS5867564U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 塗工装置のメタリングロツド

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JP (1) JPS5867564U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3417487A1 (de) * 1984-05-11 1985-11-21 J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim Vorrichtung zum auftragen einer fluessigkeit auf eine laufende bahn
JP4655594B2 (ja) * 2004-11-16 2011-03-23 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5867564U (ja) 1983-05-09

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