JPS6143315Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チユーナ電圧を形成する選局部回路
と、該回路から得られるチユーナ電圧を入力し
て、中間周波信号を出力する電子チユーナ部とを
接続する装置に関する。

選局部回路が、オペレーシヨンアンプを使用し
たアクテイブなロウパスフイルタを介在して、チ
ユーナ電圧を形成し出力するとき、該フイルタ部
のアースインピーダンスが、選局部回路の他のア
ースインピーダンスよりも高いため、出力のチユ
ーナ電圧にノイズが乗る欠点があつた。

本考案は、上述の問題点を解消するもので、実
施例を添付図面にもとづき説明すると、Ｐは選局
部回路が形成されているプリント回路板で、この
回路板には、アクテイブなロウパスフイルタのア
ース部１ならびにその出力部２、そして他の回路
のアース部３などがある。ETは電子チユーナ
で、このチユーナにはチユーナのアース端子４、
ならびにチユーナ電圧端子５などが突設されてい
る。

Ｓは２芯のシールド線で、第１の芯線６の一端
はフイルタの出力部２に接続されると共に、他端
はチユーナ電圧端子５に接続され、そして第２の
芯線７の一端はフイルタのアース部１に接続され
ると共に、他端はチユーナのアース端子４に接続
される。８，９は第１ならびに第２の芯線６，７
の各シールドからなるシールド線で、このシール
ド線８，９は一端が他の回路のアース部３に接続
されると共に、他端がチユーナのアース端子４に
接続される。

上述の構成からなる本考案は、同一のプリント
基板Ｐにある選局部回路のフイルタ用アース部１
と、他の回路用のアース部３とを別々に分け
て、、第１の芯線６で、フイルタの出力部２と電
子チユーナETのチユーナ電圧端子５とを接続
し、第２の芯線７で、フイルタのアース部１と電
子チユーナETのアース端子４とを接続し、さら
にシールド線８，９で、他の回路のアース部３と
電子チユーナETのアース端子４とを接続するか
ら、フイルタのアース部１と他の回路のアース部
３とを別々に電子チユーナETのアース端子４に
接続できることになつて、共通のインピーダンス
を有しないことになり、この結果、チユーナ電圧
にノイズに乗るといつた欠点を解消できることに
なる。

なお、第２図は、第１図の実施例を回路図にし
たものであつて、参照符号は第１図の参照符号と
対応する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す斜視図、第２図
は同上の電子回路図である。 Ｐ：回路板、ET：電子チユーナ、２：フイル
タの出力部、５：チユーナ電圧端子、６：第１の
芯線、１：フイルタのアース部、４：電子チユー
ナのアース端子、７：第２の芯線、８：フイルタ
以外の回路用アース端子、８，９：シールド線。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 同一の回路板にあつて、オペレーシヨンアンプ
   を使用したアクテイブロウパスフイルタにてチユ
   ーナ電圧を形成出力する選局部回路と、この選局
   部回路から得られるチユーナ電圧を入力して、中
   間周波信号を出力する電子チユーナとがあり、 上記選局部回路のアクテイブロウパスフイルタ
   の出力部と、上記電子チユーナのチユーナ電圧端
   子とを接続する第１の芯線と、 上記アクテイブロウパスフイルタのアース部
   と、上記電子チユーナのアース端子とを接続する
   第２の芯線と、 上記第１ならびに第２の芯線の各シールドであ
   つて、上記選局部回路のフイルタ以外の回路用ア
   ース部と、上記電子チユーナのアース端子とを接
   続するシールド線と、 からなることを特徴とする選局部回路と電子チユ
   ーナとの接続装置。