JPS6143053Y2 - - Google Patents

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JPS6143053Y2
JPS6143053Y2 JP12414280U JP12414280U JPS6143053Y2 JP S6143053 Y2 JPS6143053 Y2 JP S6143053Y2 JP 12414280 U JP12414280 U JP 12414280U JP 12414280 U JP12414280 U JP 12414280U JP S6143053 Y2 JPS6143053 Y2 JP S6143053Y2
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JP
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pipe
gas passage
inner cylinder
ejection
vaporizer
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JP12414280U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体燃料燃焼装置、特に液体燃料を気
化し、この気化ガスと燃焼用空気を混合して燃焼
させる装置に関するものである。
従来、この種の液体燃料燃焼装置は第1図に示
すように、燃油30を電磁ポンプ40で内筒3と
外筒4で形成される気化器50に圧送し、該気化
器50に装着したヒータ6により該燃油30を予
熱気化して噴出管9の噴出口10より噴出して、
バーナ19にて燃焼するものであり、気化器50
と噴出管9とは連通管60にて連通し、噴出口1
0はノズル棒11で開閉可能となつている。
ところで、燃油を予熱気化し、その気化ガスを
噴出口10より噴出させる場合、噴出して行くま
での過程、即ち気相部70から噴出口10までの
過程で燃油の温度は、その最高留出温度(約260
℃)以上に保つことが必要である。気相部70に
この温度以下の低温部が生ずると、灯油のタール
化が促進され、噴出口10が詰まるとともに、炎
に赤火が混入したり、ガスの不規則噴出等が起こ
る原因となる。
したがつて、従来例では、図示のものでは気化
器50と噴出管9とが連通管60にて連通してい
るので、内筒からの噴出管9への熱伝導が悪く、
気化器50と噴出管9の温度には差異があるため
に、予熱後の着火時に上記の赤火が発生したり、
気化ガスの不規則噴出が起こりやすかつた。この
ことは、気化器50の温度が最適気化温度に上昇
しても、連通管60等が気化器50と噴出管9と
を隔てているために、噴出管9が十分温度上昇し
ていないことに基づく。換言すれば、気化器50
の熱が噴出管9まで伝導するのに時間を要すから
である。
ところで、上記の点に鑑みて、噴出管9が十分
暖まるまで、着火時期を遅らせ例えば、気化器5
0を過熱ぎみ(350゜〜400℃程度)に設定すれば
よいかというと、今度は、着火時、過熱気化ガス
噴出となり、したがつて、ミス着火やリフト燃焼
を引き起こしやすくなる。
本考案は、上記従来例の欠点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、気化器の
外筒と、ヒータによつて直接加熱される気化器の
内筒とを噴出管に接合させ、熱伝導性を良くし、
噴出管の加熱不足による赤火混入燃焼や、噴出管
内へのタール詰まりを防止することにある。
以下、実施例を示す第2図および第3図により
本考案を説明する。
1は気化器であり、灯油は、その入口側開口1
4が燃油管2に連絡し、さらに該燃油管2が図示
しない電磁ポンプに連絡していることで圧送され
る。この気化器1は内筒3、外筒4間にガス通路
5を形成し、内筒3で形成されるくぼみにヒータ
6を内装し、ガス通路5を加熱するようにしたも
のである。ここでヒータ6はボビン7に巻装さ
れ、蓋8にて支持される。また、内筒3と外筒4
間のガス通路5には図示しない金網や多孔質金属
等の充填物が内装されている。
9は噴出管であり、その下端には噴出口10が
穿設される。噴出管9は、前記内筒3の側板と外
筒4の側板との密着部分、即ち気化器1の端部に
接合され、内部にはノズル棒11が配置される。
そして、接合部の一部に孔12が穿設され、上記
気化器1のガス通路5の出口側開口13と連絡す
る。この出口側開口13は外筒4の側板に設けら
れている。また、上記ノズル棒11はソレノイド
15の可動体16に固着され、ソレノイド15の
通電により、可動体16が吸着壁17に引き付け
られ、これにより噴出口10を突き、噴出口10
に付着したタール等を除くものである。なおソレ
ノイド15の通電時には、ノズル棒11をソレノ
イド15に内装したスプリング18に抗して押出
すため、非通電時にはノズル棒11は図示の状態
に復帰し、ガス噴出を可能とさせる。19は炎口
191を備えたバーナであり、その混合部192
を噴出管9の噴出口10に対向させる。
なお、20は燃焼室であり、21は排風機であ
る。
以上のような構成からなる実施例は、気化器1
に装着したヒータ6に通電すると、先ず内筒3が
加熱され、次に外筒4および噴出管9が加熱され
る。この時、図示しない電磁ポンプに通電し、ソ
レノイド15を非通電にすると、燃油は電磁ポン
プによつて燃油管2および入口側開口14を通つ
てガス通路5に流入し、ガス通路5がヒータ6で
加熱されているので瞬時に気化する。
また気化ガスは気化器1の出口側開口13を通
つて噴出管9内に流入し、噴出口10から噴出
し、この噴射エネルギーで燃焼用空気を誘引し混
合部192において可燃性混合ガスとなり、バー
ナ19の炎口192で燃焼を行なう。
また気化ガスの通過過程は、ガス通路5および
噴出管9内であるが、噴出管9の温度は点火初期
でも安定燃焼時でも、内筒3からの熱伝導が良好
であるため、気化器1の温度に対して差が少な
く、気化ガスが噴出管9内で凝縮を起こすことが
なく、したがつて、噴出管9内のタール詰りやノ
ズル棒10のタール付着や燃焼性能の悪化等がな
く、安定した燃焼が行なえるものである。
さらに第3図に示すように噴出管9を上下方向
に配置できるため、左右方向へのスペースが不要
となり、その空いたスペースに関連の器機(例え
ば油タンク等)を設置することができ、コンパク
ト化が達成できる。
以上、実施例により本考案を説明してきたが、
ノズル棒11はソレノイド15により電気的に動
く型のものでなく、手動型のものであつてもよ
く、ヒータの形状、構造等も実施例のものに限定
される必要はない。
上述のように本考案は燃油を電磁ポンプ等で気
化器1に圧送し、該気化器1に装着したヒータ6
により予熱気化して、噴出管9の噴出口10より
噴出燃焼させる液体燃料燃焼装置において、該気
化器1を内筒3、外筒4間にガス通路5を形成
し、かつ、該ガス通路5を上記内筒3の内側に設
けた上記ヒータ6で加熱するような構造とし、か
つ該ガス通路5の入口側開口14を燃油管2に連
絡するとともに、該ガス通路の出口側開口13を
上記外筒4の側板に設けて該出口側開口13を上
記噴出管9の孔12に連絡し、上記内筒3及び外
筒4の前記出口側開口13がわの側板を上記噴出
管9に密着させたことを特徴とする液体燃料燃焼
装置であるから、気化器1の内筒3からの噴出管
9への熱伝導が良好であり、安定した燃焼特性が
得られる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液体燃料燃焼装置の概略構成を
示す要部断面図、第2図は本考案実施例の概略説
明図、第3図は本考案実施例の要部断面図であ
る。 1……気化器、2……燃油管、3……内筒、4
……外筒、5……ガス通路、6……ヒータ、9…
…噴出管、10……噴出口、13……出口側開
口、14……入口側開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃油を電磁ポンプ等で気化器に圧送し、該気化
    器に装着したヒータにより予熱気化して、噴出管
    の噴出口より噴出燃焼させる液体燃料燃焼装置に
    おいて、該気化器を、内筒、外筒間にガス通路を
    形成し、かつ該ガス通路を上記内筒の内側に設け
    た上記ヒータで加熱するような構造とし、かつ該
    ガス通路の入口側開口を燃油管に連絡するととも
    に、該ガス通路の出口側開口を上記外筒の側板に
    設けて該出口側開口を上記噴出管の孔に連絡し、
    上記内筒及び外筒の前記出口側開口がわの側板を
    上記噴出管に密着させたことを特徴とする液体燃
    料燃焼装置。
JP12414280U 1980-09-01 1980-09-01 Expired JPS6143053Y2 (ja)

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JP12414280U JPS6143053Y2 (ja) 1980-09-01 1980-09-01

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JP12414280U JPS6143053Y2 (ja) 1980-09-01 1980-09-01

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Publication Number Publication Date
JPS5746216U JPS5746216U (ja) 1982-03-15
JPS6143053Y2 true JPS6143053Y2 (ja) 1986-12-05

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