JPS6344649Y2 - - Google Patents
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- JPS6344649Y2 JPS6344649Y2 JP16251583U JP16251583U JPS6344649Y2 JP S6344649 Y2 JPS6344649 Y2 JP S6344649Y2 JP 16251583 U JP16251583 U JP 16251583U JP 16251583 U JP16251583 U JP 16251583U JP S6344649 Y2 JPS6344649 Y2 JP S6344649Y2
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Landscapes
- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Air Supply (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はポツト式バーナに関し、その目的とす
るところは大小燃焼時の燃焼幅を拡大できるバー
ナ構造を提供することにある。
るところは大小燃焼時の燃焼幅を拡大できるバー
ナ構造を提供することにある。
従来、第1図に示すような一次空気孔1と二次
空気孔2を穿設した有底筒状のポツト3の外側に
空気室120を介して空気導入筒4を設けたポツ
ト式バーナは、燃焼用空気を一次空気孔1と二次
空気孔2を介して噴出しているため、燃焼量の大
小にかかわらず一次空気量率(一次空気量/(一
次空気量+二次空気量)×100(%))は変化しな
い。
空気孔2を穿設した有底筒状のポツト3の外側に
空気室120を介して空気導入筒4を設けたポツ
ト式バーナは、燃焼用空気を一次空気孔1と二次
空気孔2を介して噴出しているため、燃焼量の大
小にかかわらず一次空気量率(一次空気量/(一
次空気量+二次空気量)×100(%))は変化しな
い。
このため、従来のポツト式バーナでは一次空気
量を大燃焼に見合う量、例えば10%を供給し燃焼
を行なつている。したがつて小燃焼時には一次空
気の絶対量は減るものの実質的な一次空気量率
(−次空気量/(一次空気量+有効二次空気量即
ち二次空気量×炎形成率)は第2図に示すように
20%程度〔10/(10+90×2/5(炎形成率)〕と
過多であるため一酸化炭素が発生しやすく小燃焼
幅は比較的狭くなつている。
量を大燃焼に見合う量、例えば10%を供給し燃焼
を行なつている。したがつて小燃焼時には一次空
気の絶対量は減るものの実質的な一次空気量率
(−次空気量/(一次空気量+有効二次空気量即
ち二次空気量×炎形成率)は第2図に示すように
20%程度〔10/(10+90×2/5(炎形成率)〕と
過多であるため一酸化炭素が発生しやすく小燃焼
幅は比較的狭くなつている。
なお従来のバーナは実験からは一次空気量率が
10%のときの良好な小燃焼範囲は第8図に示すよ
うに二酸化炭素の量が約5.4%〜9.0%のとき であり、このとき一酸化炭素の量が最も少なくな
る。
10%のときの良好な小燃焼範囲は第8図に示すよ
うに二酸化炭素の量が約5.4%〜9.0%のとき であり、このとき一酸化炭素の量が最も少なくな
る。
そして参考までに一次空気量率10%のときの良
好な大燃焼範囲は第7図に示すように二酸化炭素
の量が約5.5%〜12%のときである。
好な大燃焼範囲は第7図に示すように二酸化炭素
の量が約5.5%〜12%のときである。
ところでこのようなバーナは実験的には第7
図、第8図に示すように一次空気量率(一次空気
開口率)を燃焼量大のとき14%、燃焼量小のとき
6%程度にすれば大小燃焼時の燃焼幅が拡大する
ことが確認されている。そして理想的には燃焼量
に対する一次空気量率および実質的な一次空気量
率は第4図に示すような特性にすることが燃焼幅
を拡大する上では望ましい。
図、第8図に示すように一次空気量率(一次空気
開口率)を燃焼量大のとき14%、燃焼量小のとき
6%程度にすれば大小燃焼時の燃焼幅が拡大する
ことが確認されている。そして理想的には燃焼量
に対する一次空気量率および実質的な一次空気量
率は第4図に示すような特性にすることが燃焼幅
を拡大する上では望ましい。
そこで本考案では一次空気孔と二次空気孔に通
ずる2つの空気室を独立に設け、燃焼量大のとき
一次空気量を多めに供給し、燃焼量小のときは少
なめに供給し、このことで大小燃焼時の燃焼幅を
広げたものである。
ずる2つの空気室を独立に設け、燃焼量大のとき
一次空気量を多めに供給し、燃焼量小のときは少
なめに供給し、このことで大小燃焼時の燃焼幅を
広げたものである。
以下、本考案の実施例をポツト式気化バーナの
断面を示す第3図により説明する。
断面を示す第3図により説明する。
図において、34はバーナ本体であり、これは
一次空気孔1と二次空気孔2を側壁3a上下に多
数穿設した有底筒状のポツト3とその外側に間隔
を介して設けた空気導入筒4から構成されている
が、一次空気開口率は14%となつている。
一次空気孔1と二次空気孔2を側壁3a上下に多
数穿設した有底筒状のポツト3とその外側に間隔
を介して設けた空気導入筒4から構成されている
が、一次空気開口率は14%となつている。
またバーナ本体34には前記間隔をポツト3の
高さ方向で仕切板5にて区画することで第一の空
気室10と第二の空気室20を形成し、一次空気
と二次空気を取り込めるようになつている。
高さ方向で仕切板5にて区画することで第一の空
気室10と第二の空気室20を形成し、一次空気
と二次空気を取り込めるようになつている。
ここで11,12がそれぞれ第一の空気室10
の入口と第二の空気室20の入口である。
の入口と第二の空気室20の入口である。
7は分離板23により仕切られた空気供給ダク
トであり、仕切られた下側空間は第一の空気室入
口11に通ずる第一の通路71となつていて、上
側空間は第二の空気室入口12に通ずる第二の通
路72となつている。そして空気供給ダクト7の
入口側はフアンモータ(図示せず)を内蔵したフ
アンケーシング6に連通接続され、出口側は空気
室10,20の入口11,12を被うように空気
導入筒4に接続されている。
トであり、仕切られた下側空間は第一の空気室入
口11に通ずる第一の通路71となつていて、上
側空間は第二の空気室入口12に通ずる第二の通
路72となつている。そして空気供給ダクト7の
入口側はフアンモータ(図示せず)を内蔵したフ
アンケーシング6に連通接続され、出口側は空気
室10,20の入口11,12を被うように空気
導入筒4に接続されている。
また空気供給ダクト7の分離板23には全空気
量調整孔24と一次空気量調整孔25が穿設され
ている。そして第二の通路72中にはこの全空気
量調整孔24と一次空気量調整孔25を部分的に
開閉し得るようにダンパ18が配置されている
が、該ダンパ18はソレノイド18′により可動
される。
量調整孔24と一次空気量調整孔25が穿設され
ている。そして第二の通路72中にはこの全空気
量調整孔24と一次空気量調整孔25を部分的に
開閉し得るようにダンパ18が配置されている
が、該ダンパ18はソレノイド18′により可動
される。
なおソレノイド18′を通電するとダンパ18
は実線の位置まで引き寄せられ非通電にすると点
線の位置まで戻るようになつている。
は実線の位置まで引き寄せられ非通電にすると点
線の位置まで戻るようになつている。
8はポツト3の底壁3bの中央を貫通させ、縦
長に立設された円筒状のセラミツクヒータであ
り、その外周部にはタングステンパターン等より
なる発熱素子(図示せず)が埋設されている。ま
たこのヒータ8は端子8aを通じての電源供給に
より約1000℃に赤熱される。
長に立設された円筒状のセラミツクヒータであ
り、その外周部にはタングステンパターン等より
なる発熱素子(図示せず)が埋設されている。ま
たこのヒータ8は端子8aを通じての電源供給に
より約1000℃に赤熱される。
9はヒータ8の外側に所定間隔を置いて設けら
れた円筒状の気化素子であり、これは後述するノ
ズル13から噴出される液体燃料を吸収して気化
ガスを発生するものであるが、勿論液体燃料を気
化させるものはヒータ8である。
れた円筒状の気化素子であり、これは後述するノ
ズル13から噴出される液体燃料を吸収して気化
ガスを発生するものであるが、勿論液体燃料を気
化させるものはヒータ8である。
ここで気化素子9の材質としては耐熱無機材
料、例えば多孔体セラミツク、多孔体焼結金属等
が使用される。13は液体燃料を供給するノズル
であり、その先端は気化素子9に対向し、後端は
空気導入筒4に支持したノズル接続口14に接続
されている。
料、例えば多孔体セラミツク、多孔体焼結金属等
が使用される。13は液体燃料を供給するノズル
であり、その先端は気化素子9に対向し、後端は
空気導入筒4に支持したノズル接続口14に接続
されている。
なおノズル接続口14は電磁ポンプ(図示せ
ず)の出口側に接続された送油管パイプ(図示せ
ず)に接続される。
ず)の出口側に接続された送油管パイプ(図示せ
ず)に接続される。
15はポツト3の内側上部に設けられた保炎リ
ングであり、内側に混合リング16が付随されポ
ツト3の側壁3aに脚17で支持されている。
ングであり、内側に混合リング16が付随されポ
ツト3の側壁3aに脚17で支持されている。
ところで前記したダンパ18はソレノイド1
8′によつて作動し、全空気量調整孔24に対応
した部分18aは全空気量の大小を切替える作用
を果たし、一次空気量調整孔25に対応した部分
18bは一次空気量と二次空気量の配分を切替え
る作用を果たす。
8′によつて作動し、全空気量調整孔24に対応
した部分18aは全空気量の大小を切替える作用
を果たし、一次空気量調整孔25に対応した部分
18bは一次空気量と二次空気量の配分を切替え
る作用を果たす。
また第一の通路71中には分離板23の全空気
量調整孔24と一次空気量調整孔25の間に出入
する一次空気量調整体21が設けられ、さらに該
調整体21の風上側の第一の通路入口31には全
空気量調整体22が設けられている。
量調整孔24と一次空気量調整孔25の間に出入
する一次空気量調整体21が設けられ、さらに該
調整体21の風上側の第一の通路入口31には全
空気量調整体22が設けられている。
なお32は第二の通路入口である。
以上のような構成からなる実施例は、点火操作
をするとヒータ8に通電され、気化素子9は勿論
のこと、保炎リング15も直ちに予熱される。ま
たヒータ8はポツト3の中央に立設してあるた
め、ポツト3の側壁も均一に予熱されることにな
る。他方ヒータ8の予熱とともにフアンケーシン
グ6のフアンモータ(図示せず)が駆動され、空
気が空気供給ダクト7の第一の通路入口31と第
二の通路入口32を通じて第一の通路71と第二
の通路72に入り込む。そして第一の通路入口3
1に入つた多量の空気は全空気量調整孔24を通
つて第二の通路72に入り、一部は一次空気量調
整孔25を通じて第一の通路71に流入し、残り
は第二の通路72を介して第二の空気室20に向
かう。
をするとヒータ8に通電され、気化素子9は勿論
のこと、保炎リング15も直ちに予熱される。ま
たヒータ8はポツト3の中央に立設してあるた
め、ポツト3の側壁も均一に予熱されることにな
る。他方ヒータ8の予熱とともにフアンケーシン
グ6のフアンモータ(図示せず)が駆動され、空
気が空気供給ダクト7の第一の通路入口31と第
二の通路入口32を通じて第一の通路71と第二
の通路72に入り込む。そして第一の通路入口3
1に入つた多量の空気は全空気量調整孔24を通
つて第二の通路72に入り、一部は一次空気量調
整孔25を通じて第一の通路71に流入し、残り
は第二の通路72を介して第二の空気室20に向
かう。
ここで第一の通路入口31に入つた空気の中に
は一次空気量調整体21と分離板23との隙間か
ら第一の空気室入口11に向かうものもある。
は一次空気量調整体21と分離板23との隙間か
ら第一の空気室入口11に向かうものもある。
勿論第一の通路71を通じて第一の空気室10
に入つた空気は一次空気として利用され、第二の
空気室20に入つた空気は二次空気として利用さ
れる。
に入つた空気は一次空気として利用され、第二の
空気室20に入つた空気は二次空気として利用さ
れる。
そして気化素子9が液体燃料の着火に充分な温
度に達するとノズル13の先端から気化素子9に
向けて液体燃料が噴出される。高温に予熱された
気化素子9に吸収された液体燃料は気化され、こ
の気化ガスは第一の空気室10と一次空気孔1を
通じて流入する空気と混合され、気化素子9の周
辺で着火する。このときポツト3の内側上部に設
けられた保炎リング15並びにポツト3の側壁3
aも既に着火温度近くまで上昇しており、他方ポ
ツト3の中央は空気と気化ガスの混合体即ち混合
ガスが最も集まるところであるから、混合ガスは
ヒータ8により上昇し、保炎リング15に集ま
り、また対流作用によりポツト3の側壁3aにも
集まつて、その位置から上昇しようとする。した
がつて二次空気孔2からの空気の流入によつてポ
ツト3の側壁3aでも燃焼が開始される。そして
最終的には二次空気孔2の部分で気化燃焼炎を形
成する。なお、小燃焼時の炎形成率は40%(2/5
×100(%))程度であり、大燃焼時の炎形成率は
100%(5/5×100(%))程度である。このことは
第6図と第5図から理解される。
度に達するとノズル13の先端から気化素子9に
向けて液体燃料が噴出される。高温に予熱された
気化素子9に吸収された液体燃料は気化され、こ
の気化ガスは第一の空気室10と一次空気孔1を
通じて流入する空気と混合され、気化素子9の周
辺で着火する。このときポツト3の内側上部に設
けられた保炎リング15並びにポツト3の側壁3
aも既に着火温度近くまで上昇しており、他方ポ
ツト3の中央は空気と気化ガスの混合体即ち混合
ガスが最も集まるところであるから、混合ガスは
ヒータ8により上昇し、保炎リング15に集ま
り、また対流作用によりポツト3の側壁3aにも
集まつて、その位置から上昇しようとする。した
がつて二次空気孔2からの空気の流入によつてポ
ツト3の側壁3aでも燃焼が開始される。そして
最終的には二次空気孔2の部分で気化燃焼炎を形
成する。なお、小燃焼時の炎形成率は40%(2/5
×100(%))程度であり、大燃焼時の炎形成率は
100%(5/5×100(%))程度である。このことは
第6図と第5図から理解される。
ところで小燃焼時にはダンパ18が点線の位置
となつていて、全空気量調整孔24はほとんど閉
塞されているため第二の通電72に流入する空気
の絶対量は少なくなり、この結果第一おらび第二
の空気室10,20の入口11,12に至る空気
の絶対量も少なくなる。またこのとき一次空気量
調整孔25もほとんど閉塞されているため、第二
の通路72から第一の通路71に至る空気量が減
り、結果として第一の空気室10に流入する空気
量は第二の空気室20に流入する空気量に比し少
なくなつている。したがつてこのときには一次空
気量率は比較的小さくなつており、小燃焼に適合
している。それ故、一次空気量調整体22によつ
て一次空気量率を6%に設定すれば、実質的な一
次空気量率は14%(6/(6+94×2/5)×100
(%))になるため、第8図に示すように小燃焼
(Q=4ml/min)における実用に適する燃焼幅
を著しく拡大できる。
となつていて、全空気量調整孔24はほとんど閉
塞されているため第二の通電72に流入する空気
の絶対量は少なくなり、この結果第一おらび第二
の空気室10,20の入口11,12に至る空気
の絶対量も少なくなる。またこのとき一次空気量
調整孔25もほとんど閉塞されているため、第二
の通路72から第一の通路71に至る空気量が減
り、結果として第一の空気室10に流入する空気
量は第二の空気室20に流入する空気量に比し少
なくなつている。したがつてこのときには一次空
気量率は比較的小さくなつており、小燃焼に適合
している。それ故、一次空気量調整体22によつ
て一次空気量率を6%に設定すれば、実質的な一
次空気量率は14%(6/(6+94×2/5)×100
(%))になるため、第8図に示すように小燃焼
(Q=4ml/min)における実用に適する燃焼幅
を著しく拡大できる。
他方、大燃焼時にはソレノイド18′が通電さ
れることでダンパ18が実線の位置になつてい
て、全空気量調整孔24は開放されているため、
第二の通路72に流入する空気の絶対量は多くな
り、この結果第一および第二の空気室10,20
の入口11,12に至る空気の絶対量は多くな
る。またこのとき一次空気量調整孔25も開放さ
れているため、第一の通路71と第二の通路72
には互いに空気が交流し、第一の通路71と第二
の通路72の空気圧がバランスする。したがつて
第一の空気室10に流入する空気量は第二の空気
室20に流入する空気量と同じとなり、この結果
一次空気量率は一次空気開口率と同じ14%となり
大燃焼に適合する。
れることでダンパ18が実線の位置になつてい
て、全空気量調整孔24は開放されているため、
第二の通路72に流入する空気の絶対量は多くな
り、この結果第一および第二の空気室10,20
の入口11,12に至る空気の絶対量は多くな
る。またこのとき一次空気量調整孔25も開放さ
れているため、第一の通路71と第二の通路72
には互いに空気が交流し、第一の通路71と第二
の通路72の空気圧がバランスする。したがつて
第一の空気室10に流入する空気量は第二の空気
室20に流入する空気量と同じとなり、この結果
一次空気量率は一次空気開口率と同じ14%となり
大燃焼に適合する。
また大燃焼時の一次空気量率は14%であつて実
質的な一次空気量率も14%(14/(14+96×5/5)
×100(%))であるため第7図に示すように大燃
焼(Q=10ml/min)における実用に適する燃焼
幅を著しく拡大できる。
質的な一次空気量率も14%(14/(14+96×5/5)
×100(%))であるため第7図に示すように大燃
焼(Q=10ml/min)における実用に適する燃焼
幅を著しく拡大できる。
なお、全空気の微調整は全空気量調整体22に
より行なう。
より行なう。
以上述べてきたように本考案は一次空気孔1と
二次空気孔2を側壁3a上下に穿設した有底筒状
のポツト3の外側に間隔を介して空気導入筒4を
設ける一方、該間隔を該ポツトの高さ方向で仕切
板5にて区画して、第一の空気室10と第二の空
気室20を形成し、それぞれ前記一次空気孔1と
二次空気孔2に連通させるとともに、該第一の空
気室10と第二の空気室20の入口11,12
を、分離板23で仕切つた空気供給ダクト7の第
一の通路71と第二の通路72に連通し、しかも
該分離板23に全空気量調整孔24と一次空気量
調整孔25を穿設するとともに該全空気量調整孔
24と一次空気量調整孔25を部分的に開閉し得
るようにダンパ18を配置し、さらに第一の通路
71中に該分離板23の全空気量調整孔24と一
次空気量調整孔25の間に向かつて出入する一次
空気量調整体21を設け、ダンパ18を閉じた時
には全空気量を少なくしつつ、第二の通路72か
ら第一の通路71への空気流入を制限し、ダンパ
18を開いた時には全空気量を多くしつつ、第一
の通路71と第二の通路72に互いに空気が交流
するようにしたポツト式バーナであるため、一次
空気量率を大小燃焼時に可変でき、各燃焼時の燃
焼幅を著しく拡大できる効果がある。
二次空気孔2を側壁3a上下に穿設した有底筒状
のポツト3の外側に間隔を介して空気導入筒4を
設ける一方、該間隔を該ポツトの高さ方向で仕切
板5にて区画して、第一の空気室10と第二の空
気室20を形成し、それぞれ前記一次空気孔1と
二次空気孔2に連通させるとともに、該第一の空
気室10と第二の空気室20の入口11,12
を、分離板23で仕切つた空気供給ダクト7の第
一の通路71と第二の通路72に連通し、しかも
該分離板23に全空気量調整孔24と一次空気量
調整孔25を穿設するとともに該全空気量調整孔
24と一次空気量調整孔25を部分的に開閉し得
るようにダンパ18を配置し、さらに第一の通路
71中に該分離板23の全空気量調整孔24と一
次空気量調整孔25の間に向かつて出入する一次
空気量調整体21を設け、ダンパ18を閉じた時
には全空気量を少なくしつつ、第二の通路72か
ら第一の通路71への空気流入を制限し、ダンパ
18を開いた時には全空気量を多くしつつ、第一
の通路71と第二の通路72に互いに空気が交流
するようにしたポツト式バーナであるため、一次
空気量率を大小燃焼時に可変でき、各燃焼時の燃
焼幅を著しく拡大できる効果がある。
第1図は従来のポツト式バーナの縦断面図、第
2図は同様のバーナの燃焼量に対する一次空気量
率と実質的な一次空気量率の関係を示す特性図、
第3図は本考案実施例のポツト式バーナの縦断面
図、第4図は理想的なバーナの燃焼量に対する一
次空気量率と実質的な一次空気量率の関係を示す
特性図、第5図、第6図は本考案実施例のバーナ
の燃焼状態図であり、第5図は大燃焼時を示し、
第6図は小燃焼時を示す。第7図、第8図は本考
案実施例のバーナと従来のバーナとの燃焼幅の比
較図であり、第7図は燃焼量大の比較図、第8図
は燃焼量小の比較図である。 1……一次空気孔、2……二次空気孔、3……
ポツト、3a……側壁、3b……底壁、4……空
気導入筒、5……仕切板、6……フアンケーシン
グ、7……空気供給ダクト、71……第一の通
路、72……第二の通路、8……セラミツクヒー
タ、9……気化素子、10……第一の空気室、1
1……入口、12……入口、13……ノズル、1
4……ノズル接続口、15……保炎リング、16
……混合筒、17……脚、18……ダンパ、1
8′……ソレノイド、20……第二の空気室、2
1……一次空気量調整体、22……全空気量調整
体、23……分離板、24……全空気量調整孔、
25……一次空気量調整孔、31……第一の通路
入口、32……第二の通路入口、34……バーナ
本体。
2図は同様のバーナの燃焼量に対する一次空気量
率と実質的な一次空気量率の関係を示す特性図、
第3図は本考案実施例のポツト式バーナの縦断面
図、第4図は理想的なバーナの燃焼量に対する一
次空気量率と実質的な一次空気量率の関係を示す
特性図、第5図、第6図は本考案実施例のバーナ
の燃焼状態図であり、第5図は大燃焼時を示し、
第6図は小燃焼時を示す。第7図、第8図は本考
案実施例のバーナと従来のバーナとの燃焼幅の比
較図であり、第7図は燃焼量大の比較図、第8図
は燃焼量小の比較図である。 1……一次空気孔、2……二次空気孔、3……
ポツト、3a……側壁、3b……底壁、4……空
気導入筒、5……仕切板、6……フアンケーシン
グ、7……空気供給ダクト、71……第一の通
路、72……第二の通路、8……セラミツクヒー
タ、9……気化素子、10……第一の空気室、1
1……入口、12……入口、13……ノズル、1
4……ノズル接続口、15……保炎リング、16
……混合筒、17……脚、18……ダンパ、1
8′……ソレノイド、20……第二の空気室、2
1……一次空気量調整体、22……全空気量調整
体、23……分離板、24……全空気量調整孔、
25……一次空気量調整孔、31……第一の通路
入口、32……第二の通路入口、34……バーナ
本体。
Claims (1)
- 一次空気孔と二次空気孔を側壁上下に穿設した
有底筒状のポツトの外側に間隔を介して空気導入
筒を設ける一方、該間隔を該ポツトの高さ方向で
仕切板にて区画して、第一の空気室と第二の空気
室を形成し、それぞれ前記一次空気孔と二次空気
孔に連通させるとともに、該第一の空気室と第二
の空気室の入口を分離板で仕切つた空気供給ダク
トの第一の通路と第二の通路に連通し、しかも該
分離板に全空気量調整孔と一次空気量調整孔を穿
設するとともに該全空気量調整孔と一次空気量調
整孔を部分的に開閉し得るようにダンパを配置
し、さらに第一の通路中に該分離板の全空気量調
整孔と一次空気量調整孔の間に向かつて出入する
一次空気量調整体を設け、ダンパを閉じた時には
全空気量を少なくしつつ、第二の通路から第一の
通路への空気流入を制限し、ダンパを開いた時に
は全空気量を多くしつつ、第一の通路と第二の通
路に互いに空気が交流するようにしたことを特徴
とするポツト式バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16251583U JPS6071813U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | ポツト式バ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16251583U JPS6071813U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | ポツト式バ−ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6071813U JPS6071813U (ja) | 1985-05-21 |
JPS6344649Y2 true JPS6344649Y2 (ja) | 1988-11-21 |
Family
ID=30356851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16251583U Granted JPS6071813U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | ポツト式バ−ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6071813U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470611A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | Noritz Corp | Liquid fuel combustion device |
JP2773636B2 (ja) * | 1994-04-01 | 1998-07-09 | 松下電器産業株式会社 | 燃焼装置 |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP16251583U patent/JPS6071813U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6071813U (ja) | 1985-05-21 |
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