JPS6142985Y2 - - Google Patents

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JPS6142985Y2
JPS6142985Y2 JP1985118397U JP11839785U JPS6142985Y2 JP S6142985 Y2 JPS6142985 Y2 JP S6142985Y2 JP 1985118397 U JP1985118397 U JP 1985118397U JP 11839785 U JP11839785 U JP 11839785U JP S6142985 Y2 JPS6142985 Y2 JP S6142985Y2
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JP
Japan
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sun gear
gear
damper
planetary
sun
Prior art date
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JP1985118397U
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JPS6141940U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビデオデツキ、テープレコーダその他
の機器類において動作部分の緩衝または動作抵抗
付与のために用いられるダンパーに関するもので
ある。
(従来技術) 従来、この種のダンパーとして、多数の平歯車
を増速方向に順次噛合させてなるものが知られて
いる。しかしこの構成では、ダンパーが大形とな
り、ビデオデツキ等機器類への組込みスペースが
大きくなる。
一方、特公昭46−7650号公報に示されているよ
うに、一対のハスバ歯車の一方を駆動軸に、他方
を被動軸に取付け、この両ハスバ歯車の噛み合い
回転に伴うスラスト推力により一方のハスバ歯車
をブレーキ面に圧接させて被動軸を制動するブレ
ーキ装置が公知となつており、このブレーキ装置
をダンパーとして使用することが考えられる。し
かしこのブレーキ装置では、ブレーキ力が直接に
過ぎて、被動側の動きを緩やかに、滑らかにする
というダンパーに求められる機能が得られ難い。
(考案の目的) そこで本考案は、全体をコンパクトに、とくに
薄形にでき、しかもダンパー機能にすぐれたダン
パーを提供するものである。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、ダンパー負荷が
入力される第1太陽歯車と、この第1太陽歯車と
同軸上において軸方向移動可能に設けられた従動
側ハスバ歯車としての第2太陽歯車と、この第2
太陽歯車に噛合せる状態で第1太陽歯車に軸支さ
れた駆動側ハスバ歯車としての遊星歯車と、この
遊星歯車に噛合せる内ハスバ歯車とによつて遊星
歯車式増速機構を構成し、この増速機構における
上記第2太陽歯車の第1太陽歯車側と反対側の面
に対向してブレーキ板を設け、上記遊星歯車と第
2太陽歯車の噛み合い回転により、第2太陽歯車
に上記ブレーキ板に向かうスラスト移動力を付与
するように構成したダンパー、にある。
(実施例) 図において、1はダンパーケース本体で、扁平
な円筒状部11の周辺部にビデオデツキ等の機枠
に対する取付部12を一体に連設して成り、この
ケース本体1の開口側に蓋2を装着することによ
つてダンパーケースが構成される。このダンパー
ケースは、ケース本体1の取付け部12および蓋
2に相連通するように設けた取付孔13,21を
介してビデオデツキ等の機枠に取付けられる。
上記ダンパーケース本体1における円筒状部1
1には、内周側面に内ハスバ歯車14を一体に形
成するとともに、軸方向端部15の内面中心部に
支軸16を一体に突設し、該支軸16の先端部を
蓋2の軸孔22に噛合させている。この支軸16
には、先端側にダンパー負荷が入力される平歯車
である第1太陽歯車3を回転自在に嵌装している
とともに、基端部側に従動側ハスバ歯車としての
第2太陽歯車4を回転自在で、かつ軸方向移動可
能に嵌装している。これら両太陽歯車3,4は、
それぞれ歯を備えた主部31,41と、該主部3
1,41の一端に連設した円板状部32,42と
から成つている。第2太陽歯車4は、主部41が
第1太陽歯車3の円板状部32に対向し、円板状
部42がケース本体1の端部15内面に間隙Cを
存して対向する姿勢で支軸16に嵌装している。
なお、このケース本体1の端部15内面に対向す
る円板状部42の面43には、周辺部にリング状
の凸部44を形成している。また、第1太陽歯車
3の円板状部32には、周辺部に三本の遊星車軸
33…を固着している。この各遊星車軸33…に
はそれぞれ駆動側ハスバ歯車としての遊星歯車5
…を軸支し、この遊星歯車5…を第2太陽歯車4
の主部41とケース本体1の内ハスバ歯車14と
に噛合させている。
こうして、第1、第2太陽歯車3,4と遊星歯
車5…と内ハスバ歯車14とから成る遊星歯車式
増速機構を構成し、この増速機構の出力側におい
て、駆動側ハスバ歯車としての遊星歯車5…と、
従動側ハスバ歯車としての第2太陽歯車4との噛
み合い回転によつて、該太陽歯車4にスラスト推
力を発生させるように構成している。
一方、第1太陽歯車3の主部31には扇形歯車
6を噛合させている。この扇形歯車6は入力レバ
ー61を一体に有し、この入力レバー61が各種
機器類の動作部分、たとえばビデオデツキにおけ
るテープ収容部の出し入れ機構に連動連結され
る。この出し入れ機構は周知のようにバネを駆動
源として使用しており、本ダンパーは、このバネ
によるテープ収容部の突出力を緩和してテープ収
容部を緩やかに突出させるために使用される。
すなわち、上記テープ収容部の突出力が扇形歯
車6から第1太陽歯車3に加えられ、この第1太
陽歯車3の回転が遊星歯車5…から第2太陽歯車
4に増速されて伝えられる。しかして、この遊星
歯車5…と第2太陽歯車4のハスバ歯車同士の噛
み合い回転によつて該太陽歯車4に第1図点線矢
印方向のスラスト推力が作用する。この第2太陽
歯車4は軸方向に自由に移動しうるように支軸1
6に取付けているため、該歯車4が同矢印方向に
移動して、ケース本体1における円筒状部11の
端部15内面に圧接する。さらに詳述すれば、第
4図に示すように、第2太陽歯車4のスラスト荷
重を受ける側の面43に形成した凸部44が上記
ケース本体1の端部15内面に圧接することにな
る。この圧接作用によつてブレーキ力が発生し、
このブレーキ力がテープ収容部出し入れ機構の抵
抗となるため、該出し入れ機構の負荷が大きくな
り、テープ収容部が緩やかに突出するものであ
る。
上記ブレーキ力は、第2太陽歯車4の回転数と
回転トルクとスラスト推力、それに歯車4とケー
ス本体1の摩擦係数等によつて決定される。従つ
て、上記テープ収容部の駆動力との関係におい
て、適度のブレーキ力が得られるように、これら
の値、すなわち遊星歯車機構の増速比および太陽
歯車4のハスバのねじれ角、同歯車4とケース本
体1の材質等を選定するものとする。
なお、本ダンパーの各部品は、通常、いずれも
ポリアセタール等の高強度で、かつ適度の弾力を
有するプラスチツクにて形成するが、上記ブレー
キ力との関係で、必要に応じて第2太陽歯車4と
ケース本体1の一方または双方に他の素材を用い
るか、あるいは摩擦係数調整のために適宜表面処
理を施したり、別部材を固着したりしてもよい。
また、上記実施例では、第2太陽歯車4とケース
本体1内面との接触面43にリング状凸部44を
形成したが、勿論、このような凸部44を殊更設
けずに面43全体をブレーキ面として作用させる
ようにしてもよい。
本ダンパーによるときは、上記のように遊星歯
車5…と太陽歯車4というハスバ歯車の噛み合い
回転によつて発生するスラスト推力により、従動
側ハスバ歯車である太陽歯車4をケース本体1内
面に押付けてブレーキ力を発生させ、これにより
ダンパー機能を発揮させるように構成しているた
め、従来の、多数の平歯車を増速方向に噛合連結
してなるダンパーと比較して構造が簡略化され、
組立が容易になるとともにコストを低廉化でき、
かつ全体をコンパクトにすることができる。とく
に、遊星歯車式増速機構の採用により、コンパク
トでありながら増速効率が良いため、ダンパーの
小形化の点でとくに効果的となり、とりわけ、厚
みを薄くできる。従つて、機器類への組込みスペ
ースが小さくてすむ。しかも、機能面において
も、ハスバ歯車の回転によつて発生するスラスト
推力を利用した摩擦ブレーキ方式であるから、ダ
ンパー効率が良いとともに、動作の確実性および
信頼性に富むものとなる。また、ブレーキ力は、
第2太陽歯車4の回転数に対応した大きくなり、
かつ安定するため、前記テープ収容部の突出動作
でいえば、テープ収容部が突出終端に近づくほど
ブレーキ作用が高められて突出速度が抑制され、
もつて終端停止位置での緩衝作用がとくに高めら
れる。かくして、この種用途に用いられるダンパ
ーとしてより好ましい働きが得られる。加えて、
遊星歯車機構の中心となる太陽歯車4がブレーキ
作用を果すため、このブレーキ作用のバランスが
良いという利点をも有する。
ところで、上記実施例ではダンパーケースの一
部をブレーキ板として利用するようにしたが、こ
のブレーキ板を別途に設けてもよい。また、入力
部構造としては、上記扇形歯車によるものに限ら
ず、本ダンパーを適用せんとする機器類の動作部
分の構造等に応じて適宜選択しうるところであ
る。また、本考案ダンパーは上記したビデオデツ
キやテープレコーダにおけるテープ収容部突出時
の緩衝用をはじめ、各種機器類の動作部分の緩衝
用として、またチユーナー等の手動操作体の操作
抵抗用として広汎に適用することができる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案ダンパーによれば、構
造が簡単で、全体をコンパクトにでき、従つて組
立を容易化およびコストを低廉化しうるととも
に、機器類への組込みスペースが小さくてすむ。
しかし、ハスバ歯車の回転に伴うスラスト推力を
利用して摩擦ブレーキ作用を発揮させる方式であ
つて、かつ遊星歯車式増速機構の出力側に上記ハ
スバ歯車を組込んだ構成としているため、ダンパ
ー効率がよいとともに、動作の確実性および信頼
性に富み、また動作の進行につれてブレーキ作用
が高められることになつて、ダンパーとして好ま
しい動作機能が得られる等、数多くのすぐれた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図は第1図−線に沿う断面図、第3
図は分解斜視図、第4図は作用状態を示す一部拡
大断面図である。 3……第1太陽歯車、4……従動側ハスバ歯車
としての第2太陽歯車、5……駆動側ハスバ歯車
としての遊星歯車、14……内ハスバ歯車、1…
…ブレーキ板として作用するケース本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダンパー負荷が入力される第1太陽歯車と、こ
    の第1太陽歯車と同軸上において軸方向移動可能
    に設けられた従動側ハスバ歯車としての第2太陽
    歯車と、この第2太陽歯車に噛合せる状態で第1
    太陽歯車に軸支された駆動側ハスバ歯車としての
    遊星歯車と、この遊星歯車に噛合せる内ハスバ歯
    車とによつて遊星歯車式増速機構を構成し、この
    増速機構における上記第2太陽歯車の第1太陽歯
    車側と反対側の面に対向してブレーキ板を設け、
    上記遊星歯車と第2太陽歯車の噛み合い回転によ
    り、第2太陽歯車に上記ブレーキ板に向かうスラ
    スト移動力を付与するように構成したことを特徴
    とするダンパー。
JP11839785U 1985-07-31 1985-07-31 ダンパ− Granted JPS6141940U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11839785U JPS6141940U (ja) 1985-07-31 1985-07-31 ダンパ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP11839785U JPS6141940U (ja) 1985-07-31 1985-07-31 ダンパ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6141940U JPS6141940U (ja) 1986-03-18
JPS6142985Y2 true JPS6142985Y2 (ja) 1986-12-05

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ID=30677287

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11839785U Granted JPS6141940U (ja) 1985-07-31 1985-07-31 ダンパ−

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JP (1) JPS6141940U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262872A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toyota Motor Corp 車両用のインホイールモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262872A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toyota Motor Corp 車両用のインホイールモータ

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Publication number Publication date
JPS6141940U (ja) 1986-03-18

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