JPS6142282Y2 - - Google Patents

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JPS6142282Y2
JPS6142282Y2 JP1978046046U JP4604678U JPS6142282Y2 JP S6142282 Y2 JPS6142282 Y2 JP S6142282Y2 JP 1978046046 U JP1978046046 U JP 1978046046U JP 4604678 U JP4604678 U JP 4604678U JP S6142282 Y2 JPS6142282 Y2 JP S6142282Y2
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JP
Japan
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anode
opening
terminal plate
stepped portion
edge
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JP1978046046U
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JPS54148829U (ja
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    • Y02E60/12

Description

【考案の詳細な説明】
この考案はボタン型電池に関し、その目的とす
るところは耐漏液性に優れるボタン型電池を提供
することにある。 この種の電池は、一般に第3図に示されるよう
に陰極端子板21の周辺折り返し部22と陽極缶
23との間に断面L字状の環状ガスケツト24を
介装し、陽極缶開口部25を内方へ屈曲して電池
内部を閉塞しているが、開口部25の内方への屈
曲度は比較的小さく、屈曲開口縁26を折り返し
部22における上下端縁27,28の位置X′,
Y′よりも外方に位置させる程度である。 この場合屈曲による締付け力Pは専ら陰極端子
板21側方から加わつて主として上端縁27に向
けられ、下端縁28に伝達される締付け力は非常
に小さい。このため陰極端子板21内面をクリー
プする電解液の漏出防止は専ら環状ガスケツト2
4が開口縁26と上端縁27との間で局部的に挾
圧されることになる部分でしか望み得ず、これで
は耐漏液性を充分に向上させることができない。 またこの方式において締付け力Pを非常に大き
くすると、これに伴なつて下端縁28に伝達され
る締付け力fないしその分圧fuもある程度大きく
なるが、同時に缶内方への分圧fiも大になりこの
分圧によつて周辺折り返し部22の下端縁28側
が内方に押し付けられて端子板21の頂部側が膨
出変形し外観ないし端子板21内部の陰極合剤と
端子板21との接触などが損なわれるおそれがあ
るから、締付け力Pをあまり大きくできない問題
もある。 この考案はこのような欠点を解消せんとするも
ので、以下図面に基づいて説明する。 第1図および第2図において1は亜鉛アマルガ
ムのような活物質とポリアクリル酸ソーダ、カル
ボキシメチルセルロースのような糊剤とを含みこ
れにアルカリ電解液を注入してなる陰極合剤2を
内填させた陰極端子板で、頂部3と上方へ折り返
した周辺折り返し部4との間に水平状の段部5が
形成されている。6はこの端子板1の周辺折り返
し部4と陽極缶7との間に介装されて陰極端子板
1の段部5まで延出させた断面L字状の環状ガス
ケツトである。 陽極缶7は内部に酸化銀、酸化水銀などの活物
質とカーボンブラツクのような導電助剤とを含む
陽極合剤8およびセパレータ9が内填され、缶開
口部10を屈曲して水平状の段部5に対向させる
とともに、この屈曲によつて周辺折り返し部4に
おける上下端縁12,13の位置X,Yよりも内
方に位置させた屈曲開口縁11と段部5との間で
環状ガスケツト6を局部的に挾圧させている。も
ちろん上記ガスケツト6は缶開口部10の屈曲に
よつて周辺折り返し部4の上端縁12および下端
縁13でも局部的に挾圧されている。 この構成によれば、陽極缶開口部10の屈曲に
よつて陰極端子板1側方からの締付け力P1ととも
に端子板上方からの締付け力P2が生じ、これが折
り返し部4の上端縁12はもちろんのこと下端縁
13に伝達される締付け力をも大きくする。何故
なら下端縁13に伝達される締付け力はP1に基づ
く力f1以外にP2に基づく力f2も加わるためであ
り、これに伴なつて下端縁13部分で漏液防止を
図るに重要な缶底部方向、つまり下方への分圧も
f1uとf2uとの和からなる相対的に大きな圧となる
からである。 しかもP2に基づく下端縁13に伝達される締付
け力f2は一般に図示されるようにf1とは異なる斜
め外方に向けられる。この理由はP2を直接受け止
める端子板1の段部5が水平状にされているため
締付け力P2が端子板1を外方に押し拡げるように
作用するからである。この理解のため付言する
と、水平状の段部5を有しない、たとえば第3図
に示されるような周辺折り返し部22に向かつて
斜状に下降するような形状の端子板では、図中一
点鎖線で示すように缶開口部25を開口縁26が
周辺折り返し部22の上下端縁27,28の位置
X,Yよりも内方に位置するように屈曲して傾斜
部29に対向させても、このとき生じる締付け力
P′は端子板上方からの締付け力であるといえても
締付け力Pとほぼ同様に端子板を内方に押し付け
るようにしか作用せず、結局下端縁28に対して
締付け力Pに基づく力fと同方向の力しか伝達で
きない。 このように下端縁13に異方向の締付け力f1
f2とを伝達させるようにすると、f1の缶内方への
分圧f1iをf2の缶外方への分圧f20によつて消去で
きるため、従来のように締付け力を大きくしても
端子板1の変形を伴なうおそれが少なく、結果と
して締付け力P1,P2を大きくできることになつて
上下端縁12,13における環状ガスケツト6の
局部的な挾圧がより効果的なものとなる。 しかも水平状の段部5に対向させた陽極缶開口
部10における開口縁11と上記段部5との間で
も局部的な強圧力を与えるようにしているから、
結局上下端縁12,13および段部5の3点で端
子板1をクリープする電解液の漏出を防止できる
ことになつて従来に比べて一段と改善された耐漏
液性を得ることができる。 次表は、酸化第一銀を陽極活物質とし電解液と
してアルカリ電解液を使用したこの考案の前記構
成からなるボタン型電池Aの耐漏液性(45℃、90
%RH)を、従来方式のボタン型電池Bと対比し
て示したものである。
【表】 なお表中の数値は各電池100個に付け試験した
ときの電解液の漏出が認められた電池個数であ
り、この表からこの考案の電池Aが耐漏液性に優
れたものであることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のボタン型電池の一例を示す
一部断面図、第2図は第1図部分の拡大図、第
3図は従来のボタン型電池を示す要部断面図であ
る。 1……陰極端子板、3……頂部、4……周辺折
り返し部、5……水平状の段部、6……環状ガス
ケツト、7……陽極缶、10……陽極缶開口部、
11……開口縁、12……上端縁、13……下端
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極端子板1の頂部3と上方へ折り返した周辺
    折り返し部4との間に水平状の段部5を形成し、
    陽極缶開口部10を内方に屈曲して前記の段部5
    に対向させるとともに、陽極缶7と周辺折り返し
    部4との間に介装されて段部5まで延出させた断
    面L字状の環状ガスケツト6を、周辺折り返し部
    4の上下端縁12,13並びに陽極缶開口部10
    における開口縁11と段部5との間で局部的に挾
    圧したことを特徴とするボタン型電池。
JP1978046046U 1978-04-07 1978-04-07 Expired JPS6142282Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978046046U JPS6142282Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978046046U JPS6142282Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07

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Publication Number Publication Date
JPS54148829U JPS54148829U (ja) 1979-10-16
JPS6142282Y2 true JPS6142282Y2 (ja) 1986-12-01

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ID=28925439

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187289A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Hitachi Maxell Energy Ltd 扁平形電池

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423860Y1 (ja) * 1965-03-29 1967-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646302Y2 (ja) * 1976-04-21 1981-10-29
JPS52163822U (ja) * 1976-06-07 1977-12-12

Patent Citations (1)

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JPS423860Y1 (ja) * 1965-03-29 1967-03-06

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JPS54148829U (ja) 1979-10-16

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