JPS6142241Y2 - - Google Patents

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JPS6142241Y2
JPS6142241Y2 JP1977147119U JP14711977U JPS6142241Y2 JP S6142241 Y2 JPS6142241 Y2 JP S6142241Y2 JP 1977147119 U JP1977147119 U JP 1977147119U JP 14711977 U JP14711977 U JP 14711977U JP S6142241 Y2 JPS6142241 Y2 JP S6142241Y2
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JP
Japan
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lens frame
annular
packing
opening end
main body
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JP1977147119U
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JPS5474179U (ja
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防水形携帯電灯に関するもので、より
具体的には、合成樹脂製携帯電灯本体の開口端周
縁にネジ部と該ネジ部の終端に環状鍔部を形成
し、該ネジ部にレンズ枠を螺合して該レンズ枠の
開口端面を防水パツキングを介して該環状鍔部に
押圧してなる携帯電灯の改良に関するものであ
る。
従来、この種の携帯電灯には一般に断面が円形
のOリングを使用しているが、携帯電灯の本体を
例えば合成樹脂で作る場合、その本体の外側を形
成させる金型は本体を取り出すために二分割され
ていて、その境界面には必ず第1図A,Bに示す
ようにパーテイングライン2に大なり小なりバリ
が生じる。このバリは必ず突条となつて形成され
るので、Oリングが突条の上に乗つて突条の側面
に隙間ができ、その隙間をなくすためには、Oリ
ングを極めて強い力で圧着するようにして防水性
を保持させる必要があつた。
ところが、特に開口径の大きな携帯電灯本体の
場合には、このOリングを強く締付けることがで
きないことが多く、パーテイングライン2に沿つ
てしばしば浸水することがあつた。それ故、同様
な力で締付けた場合に、パーテイングラインのバ
リによつて形成される間隙を塞ぐことができるよ
うにするため、Oリングの材質を柔かくすると、
レンズ枠を螺着してレンズ枠と環状鍔部との間で
挾着したときにOリングが圧延され部分的に外部
に押し出され、パツキングの役割を果たさなくな
ることがあつた。
また、上述したOリングの如く比較的大径の環
状パツキングの使用に際して厄介なことは、その
環状パツキングがパツキングの材質の特性の故
に、可撓性が大きく、このためパツキング自体が
予め所望の環状形状を自己保持する機能に乏しい
ということがある。この環状形状の自己保持機能
が乏しいために、上記環状状パツキングは、それ
を介装位置に正確に沿つた環状形状に保ちなが
ら、その介装位置に設置することが非常に難し
く、かつ面倒であるという問題が生じていた。
このため、パツキングが、その介装位置にて挾
着圧延される前から、その介装位置から一部離脱
あるいは位置ずれを生じることが多く、仮に出荷
時点では、工場の熟練組立作業員や専用の治具装
置などによつてパツキングが正しい環状形状でも
つて正規の介装位置に正しく挾着されて所定の防
水機能を有していても、パツキングについての正
しい知識や扱い方を必ずしも知つていない一般の
使用者が、例えば好奇心、電池あるいは豆電球の
交換、内部の点検などのために、本体とレンズ枠
とを外してしまうと、再度装着したときに上述し
たパツキングの部分的離脱あるいは位置ずれを生
じさせてしまうことが多い。特に、本体とレンズ
枠とは、電池あるいは電球の交換や点検などのた
めに取り外される機会が多いので、仮に使用者に
十分な注意を与えたとしても、上述した如きパツ
キングの部分的離脱あるいは位置ずれを確実に防
止させて、防水機能を保持させられるようにする
ことは難しい。
さらに、パツキングについて必ずしも正しい理
解を持ち合わせていない一般の力ある使用者は、
ややもすると本体とレンズ枠を強く堅固に連結さ
せんとして、パツキングを強く締付け過ぎ、知ら
ずしてパツキングを劣化あるいは損傷させて、却
つて防水効果を低下させてしまいがちである。
しかし、工場の正規の技術教育を受けた熟練組
立技術者ならばともかく、一般の使用者のすべて
にパツキングの耐久性を考慮させること、あるい
はパツキングを最良の締付け状態で使用するため
の技術的勘を会得させることは無理である。
本考案は以上のような問題点を鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、合成樹脂製の
携帯電灯本体のパーテイングラインのバリに密着
して、レンズ枠の挾着によつて外部に突出するこ
と、またパツキングの装着時の位置ずれや環状形
状の崩れなどによつて、部分的にパツキングが機
能しなくなるようなことを確実に防止し得、され
に、パツキングを使用者が力まかせに強く締付け
ても、これによつてパツキングが損傷する惧れを
なくし、技術的に必ずしも習熟していない一般の
使用者が、例えば、内部の点検などのために本体
とレンズ枠とを一時外すようなことがあつても、
確実に当初の防水機能を保持できるようにした防
水形携帯電灯を提供することにある。
以下、本考案の好適な実施例を添附図面を参照
にして詳述する。
第2図A,Bは、本考案を構成する断面L字状
の弾性環状パツキング5を示し、このパツキング
5は垂直な立上り部6と、水平な裾部7とからな
り、立上り部6の外部後方面のほぼ中央位置に肉
薄の山形環状突条部8が一体的に形成されてい
る。
第3図は、第1図の携帯電灯本体1に第2図の
L字状環状パツキング5を用い、このパツキング
5をレンズ枠9で挾着した本考案の防水形携帯電
灯の要部を示している。
すなわち、第3図の実施例では、パツキング5
の立上り部6に一体に形成された環状突条部8
を、パーテイングライン2によつてバリが形成さ
れている環状鍔部4の前方面に臨ませて配設し、
レンズ枠9の内側ネジ部10を本体1のネジ部3
と螺合して、パツキング5の裾部7を本体1とレ
ンズ枠9の開口端縁間に介在させ、レンズ枠9の
後方開口端面11でパツキング5の立上り部6を
環状鍔部4に圧接している。
このような圧接により、パツキング5の環状突
条部8の先端部は、環状鍔部4に残されているパ
ーテイングライン2のバリに圧接して一部潰さ
れ、このバリの周縁に密着して外部から水がバリ
周縁を通つて内部へ侵入するのを阻止する。
さらに、図示するように、この考案による防水
形携帯電灯では、上記本体1側には、その外周囲
に沿つてレンズ枠9との嵌合方向に対して垂直に
切り立つ壁面を形成する環状鍔部4を形成し、ま
た上記レンズ枠9には、その開口端面11を上記
環状鍔部4の垂直壁面と平行に対面すべく形成す
るとともに、上記本体1と上記レンズ枠9とが互
いに嵌合したときに、上記レンズ枠9の開口端部
の内周面と、この内周面に対応する上記本体1の
外周面との間に間隙が環状に生ずるように形成
し、さらに、上記パツキング5は、上記本体1の
環状鍔部4の垂直壁面と、上記レンズ枠9の開口
端面11との間に平行して介在する断面矩形の立
上り部6と、この立上り部6の基部から上記レン
ズ枠9側に直角に屈曲し突出して上記環状間隙に
嵌入するように形成された裾部7とを一体に有す
る断面L字状の環状に形成され、この断面L字状
の内側面が、上記レンズ枠9の開口端面11およ
び内周面に跨がつて嵌着した状態で、上記立上り
部6が上記レンズ枠9の開口端面11と、上記環
状鍔部4の垂直壁面との間に挾圧されて介装され
るようにしてある。
これにより、パツキング5は、上記レンズ枠9
の開口端部によつてその装着すべき個所に適合し
た環状形状に正しく保形され、かつ位置決めされ
るようになり、仮に一般の使用者が好奇心その他
の理由で、レンズ枠9と本体1とを一旦外したと
しても、その後にパツキング5は正しい状態で、
部分的に離脱したりずれたりすることなく、確実
に再装着されるようになり、これにより防水機能
を失わなくてすむようになる。
さらに、上記レンズ枠9の開口端面11は、そ
の嵌合方向に力を集中して上記パツキング5を押
圧するから、防水効果を得るのに十分な強い圧縮
力をパツキング5に与えることができるととも
に、その押圧は、上記鍔部4とともにパツキング
5の立上り部6をその厚み方向に面状に接触して
押圧するから、パツキング5を傷つける惧れもな
い。
さらに、パツキング5の装着時の位置ずれや環
状形状の崩れなどによつて、部分的にパツキング
5が機能しなくなるようなことも防止し得るとと
もに、パツキング5を使用者が力まかせに強く締
め付けても、これによつてパツキング5が損傷す
る惧れをなくし、技術的に必ずしも習熟していな
い一般の使用者が、例えば内部の点検などのため
に本体1とレンズ枠9とを一時外すようなことが
あつても、確実に当初の防水機能を保持させるこ
とができる。
さらにまた、本考案の防水形携帯電灯では、防
水パツキング5を断面L字状の環状とし、該防水
パツキング5の立上り部6に肉薄の環状突条部8
を形成して、この環状突条部8をレンズ枠9の開
口端面11で携帯電灯本体1の環状鍔部4に圧接
してなるので、環状突条部8が容易に圧縮変形し
て、環状鍔部4上の径方向に形成されたパーテイ
ングライン2のバリ付近の不整形な部分も水密に
圧着できるので、特に、開口径が大きな携帯電灯
で、パツキングの緊締を強くできないものでも十
分な水密効果が得られる。
また、防水パツキング5の裾部7を該携帯電灯
本体1とレンズ枠9の間に介装してなるため、防
水パツキング5が極めて強く締付けられるもので
も、裾部7によつて防水パツキング5の圧着面が
外側に押し出されることが阻止されるため、水密
効果が失われることがない。
このように、本考案によれば、簡単な構成で信
頼性の高い防水性の優れた実用的価値が大なる防
水形携帯電灯を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は合成樹脂製の携帯電灯本体を示し、第
1図Aはその一部切欠き斜視図、第1図Bは第1
図Aの平面図、第2図は本考案の防水パツキング
を示し、第2図Aは部分断面図、第2図Bはその
斜視図、第3図は本考案の実施例における携帯電
灯の要部を示す部分断面図である。 1……本体、2……パーテイングライン、3…
…ネジ部、4……環状鍔部、5……パツキング、
6……立上り部、7……裾部、8……環状突条
部、9……レンズ枠、11……レンズ枠の開口端
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製携帯電灯本体の開口端周縁にネジ部
    と該ネジ部の終端に環状鍔部を形成し、該ネジ部
    にレンズ枠を螺合して該レンズ枠の開口端面を防
    水パツキングを介して該環状鍔部に押圧してな
    り、さらに上記本体は分割金型によつて形成され
    たもので、該金型のパーテイングラインに沿つて
    突条を形成するバリを残している携帯電灯におい
    て、上記本体側には、その外周囲に沿つて上記レ
    ンズ枠と嵌合方向に対して垂直に切り立つ壁面を
    形成する上記環状鍔部を形成し、また上記レンズ
    枠には、その開口端面を上記環状鍔部の垂直壁面
    と平行に対面すべく形成するとともに、上記本体
    と上記レンズ枠とが互いに嵌合したときに、上記
    レンズ枠の開口端部の内周面とこの内周面に対応
    する上記本体の外周面との間に間隙が環状に生ず
    るように形成し、さらに上記防水パツキングは、
    上記本体の環状鍔部の垂直壁面と上記レンズ枠の
    開口端面との間に平行して介在する断面矩形の立
    上り部と、この立上り部の基部から上記レンズ枠
    側に直角に屈曲して突出して上記環状間隙に嵌入
    するように形成された裾部とを一体に有する断面
    L字状の環状に形成され、この断面L字状の内側
    面が上記レンズ枠の開口端面および内周面に跨が
    つて嵌着した状態で、上記立上り部が上記レンズ
    枠の開口端面と上記環状鍔部の垂直壁面との間に
    挾圧されて介装されるようにし、さらにまた上記
    パツキングの立上り部に肉薄の環状突条部を一体
    に形成して上記環状鍔部に圧接し、上記防水パツ
    キングの裾部を上記携帯電灯本体と上記レンズ枠
    の間に介装して、上記環状突条部を上記環状鍔部
    に形成されるバリの周縁に密着させてなることを
    特徴とする防水形携帯電灯。
JP1977147119U 1977-11-04 1977-11-04 Expired JPS6142241Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977147119U JPS6142241Y2 (ja) 1977-11-04 1977-11-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977147119U JPS6142241Y2 (ja) 1977-11-04 1977-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5474179U JPS5474179U (ja) 1979-05-26
JPS6142241Y2 true JPS6142241Y2 (ja) 1986-12-01

Family

ID=29128272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977147119U Expired JPS6142241Y2 (ja) 1977-11-04 1977-11-04

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JP (1) JPS6142241Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217994U (ja) * 1975-07-26 1977-02-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217994U (ja) * 1975-07-26 1977-02-08

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Publication number Publication date
JPS5474179U (ja) 1979-05-26

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