JPS6142194Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142194Y2 JPS6142194Y2 JP9914683U JP9914683U JPS6142194Y2 JP S6142194 Y2 JPS6142194 Y2 JP S6142194Y2 JP 9914683 U JP9914683 U JP 9914683U JP 9914683 U JP9914683 U JP 9914683U JP S6142194 Y2 JPS6142194 Y2 JP S6142194Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- resistor
- inverting input
- circuit
- polarity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、入力電圧の極性にかかわらず、常に
一定極性、かつ、入力電圧の絶対値へ所定の係数
を乗じた値の出力電圧を送出する絶対値係数回路
に関するものである。
一定極性、かつ、入力電圧の絶対値へ所定の係数
を乗じた値の出力電圧を送出する絶対値係数回路
に関するものである。
一般に、空調装置においては、空調負荷におい
て消費される熱量を求め、これに応じて熱源機器
の制御を行なつており、給水温度をTS、還水温
度をTR、いずれかの流量をFとすれば、次式の
演算により熱量Uを求めるものとなつている。
て消費される熱量を求め、これに応じて熱源機器
の制御を行なつており、給水温度をTS、還水温
度をTR、いずれかの流量をFとすれば、次式の
演算により熱量Uを求めるものとなつている。
U=F・|TS−TR|・KF …(1)
ただし、KFは熱量係数であり、暖房の場合と
冷房の場合とでは異なつて定められる。
冷房の場合とでは異なつて定められる。
したがつて、従来は、給水と還水との温度を各
個別の温度センサにより検出し、両検出出力を減
算器等へ与えて温度差を求めているが、暖房と冷
房とでは温度差出力の極性が反転するため、絶対
値回路により一定極性の絶対値としたうえ、別途
に設けた係数回路により係数KFを乗ずるものと
なつている。
個別の温度センサにより検出し、両検出出力を減
算器等へ与えて温度差を求めているが、暖房と冷
房とでは温度差出力の極性が反転するため、絶対
値回路により一定極性の絶対値としたうえ、別途
に設けた係数回路により係数KFを乗ずるものと
なつている。
なお、流量Fは、給水または還水の流量を流量
計により検出し、乗算器を用いて乗算される。
計により検出し、乗算器を用いて乗算される。
しかし、従来の構成においては、暖房と冷房と
に応じて各個別の係数KFを乗ずるため、各々に
対応して係数設定を行なうと共に、係数回路と絶
対値回路とを設けねばならず、構成が複雑化し高
価となる欠点を生じている。
に応じて各個別の係数KFを乗ずるため、各々に
対応して係数設定を行なうと共に、係数回路と絶
対値回路とを設けねばならず、構成が複雑化し高
価となる欠点を生じている。
本考案は、従来のかかる欠点を一挙に排除する
目的を有し、第1乃至第4の抵抗器と、第1およ
び第2の差動増幅器と、第1および第2のダイオ
ードとを巧みに組み合せ、入力電圧の極性にかか
わらず一定極性の出力電圧を得ると共に、各抵抗
器の抵抗値を選定することにより、所定の係数を
入力電圧の絶対値へ乗じた値の出力電圧を得るも
のとした極めて効果的な、絶対値係数回路を提供
するものである。
目的を有し、第1乃至第4の抵抗器と、第1およ
び第2の差動増幅器と、第1および第2のダイオ
ードとを巧みに組み合せ、入力電圧の極性にかか
わらず一定極性の出力電圧を得ると共に、各抵抗
器の抵抗値を選定することにより、所定の係数を
入力電圧の絶対値へ乗じた値の出力電圧を得るも
のとした極めて効果的な、絶対値係数回路を提供
するものである。
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を
説明する。
説明する。
第1図は回路図であり、入力端子INと出力端
子OUTとの間には、第1乃至第4の抵抗器R1〜
R4が順次かつ直列に挿入されていると共に、第
1および第2の差動増幅器A1,A2が設けられ、
差動増幅器A1は、抵抗器R1とR2との接続点へ反
転入力が接続され、かつ零V等の共通回路へ非反
転入力が接続されていると共に、抵抗器R2とR3
との接続点へ出力が接続されており、この出力に
対しては、出力が負極性となつたときオンになる
方向として抵抗器R2とR3の接続点との間へ、第
1のダイオードD1が直列に挿入されている。
子OUTとの間には、第1乃至第4の抵抗器R1〜
R4が順次かつ直列に挿入されていると共に、第
1および第2の差動増幅器A1,A2が設けられ、
差動増幅器A1は、抵抗器R1とR2との接続点へ反
転入力が接続され、かつ零V等の共通回路へ非反
転入力が接続されていると共に、抵抗器R2とR3
との接続点へ出力が接続されており、この出力に
対しては、出力が負極性となつたときオンになる
方向として抵抗器R2とR3の接続点との間へ、第
1のダイオードD1が直列に挿入されている。
また、差動増幅器A2は、抵抗器R3とR4との接
続点へ反転入力が接続され、かつ、共通回路へ非
反転入力が接続されていると共に、出力端子
OUTへ出力が接続されており、この出力に対し
ては、出力が正極性となつたときにオンとなる方
向として出力端子OUTとの間へ、第2のダイオ
ードD2が直列に挿入されている。
続点へ反転入力が接続され、かつ、共通回路へ非
反転入力が接続されていると共に、出力端子
OUTへ出力が接続されており、この出力に対し
ては、出力が正極性となつたときにオンとなる方
向として出力端子OUTとの間へ、第2のダイオ
ードD2が直列に挿入されている。
なお、同増幅器A2には、異常電圧の印加等に
より反転入力が正極性となつたときオンになる方
向として、念のため、第3のダイオードD3が反
転入力と出力との間へ挿入されており、反転入力
が正極性となれば、ダイオードD3がオンとなつ
て反転入力の電圧をクランプし、出力が負極性へ
転じないものとしてある。
より反転入力が正極性となつたときオンになる方
向として、念のため、第3のダイオードD3が反
転入力と出力との間へ挿入されており、反転入力
が正極性となれば、ダイオードD3がオンとなつ
て反転入力の電圧をクランプし、出力が負極性へ
転じないものとしてある。
第2図は、入力端子INの入力電圧eiが負極性
の場合を示す第1図の等価回路であり、差動増幅
器A1の反転入力が負極性のため、これの出力が
正極性となり、ダイオードD1がオフとなつて同
増幅器A1の回路が切離される一方、差動増幅器
A2の反転入力も負極性のため、ダイオードD3が
オフとなつて除外されると共に、出力は正極性と
なつてダイオードD2がオンとなり、これが無視
されることにより、第2図に状態となる。
の場合を示す第1図の等価回路であり、差動増幅
器A1の反転入力が負極性のため、これの出力が
正極性となり、ダイオードD1がオフとなつて同
増幅器A1の回路が切離される一方、差動増幅器
A2の反転入力も負極性のため、ダイオードD3が
オフとなつて除外されると共に、出力は正極性と
なつてダイオードD2がオンとなり、これが無視
されることにより、第2図に状態となる。
ここにおいて、差動増幅器A2は、抵抗器R4に
よる負帰還のため、高入力インピーダンスである
と共に、両入力間の電圧差はほぼ零であり、反転
入力が共通回路の電位となり、出力端子OUTの
出力電圧をepとすれば、抵抗器R1〜R3とR4とに
各同一の電流iが図示の方向に通じ、次式が成立
する。
よる負帰還のため、高入力インピーダンスである
と共に、両入力間の電圧差はほぼ零であり、反転
入力が共通回路の電位となり、出力端子OUTの
出力電圧をepとすれば、抵抗器R1〜R3とR4とに
各同一の電流iが図示の方向に通じ、次式が成立
する。
i=ei/R1+R2+R3=ep/R4 …(2)
このため、第2項および第3項から、次式が得
られる。
られる。
ep=R4/R1+R2+R3・ei …(3)
第3図は、入力電圧eiが正極性の場合を示す
第1図の等価回路であり、差動増幅器A1の反転
入力が正極性かつ出力が負極性のため、ダイオー
ドD1がオンとなつて無視されると共に、出力の
負極性が抵抗器R3を介して差動増幅器A2の反転
入力へ与えられ、これの出力は正極性となり、第
2図と同様の条件が実現し、第3図の状態とな
る。
第1図の等価回路であり、差動増幅器A1の反転
入力が正極性かつ出力が負極性のため、ダイオー
ドD1がオンとなつて無視されると共に、出力の
負極性が抵抗器R3を介して差動増幅器A2の反転
入力へ与えられ、これの出力は正極性となり、第
2図と同様の条件が実現し、第3図の状態とな
る。
ここにおいて、差動増幅器A2は、第2図と同
様に、高入力インピーダンスを呈すると共に、反
転入力が共通回路の電位となり、差動増幅器A1
も抵抗器R2による負帰還のため同様となるが、
これの出力電圧eMは共通回路の電位よりも更に
負電位であり、入力電圧eiおよび出力電圧epに
より、差動増幅器A2の出力に対して各々電流i1,
i2が通じ、次式が成立する。
様に、高入力インピーダンスを呈すると共に、反
転入力が共通回路の電位となり、差動増幅器A1
も抵抗器R2による負帰還のため同様となるが、
これの出力電圧eMは共通回路の電位よりも更に
負電位であり、入力電圧eiおよび出力電圧epに
より、差動増幅器A2の出力に対して各々電流i1,
i2が通じ、次式が成立する。
i1=ei/R1=eM/R2 …(4)
i2=eM/R3=ep/R4 …(5)
(4)式の第2項および第3項から次式が得られ
る。
る。
eM=R2/R1・ei …(6)
(6)式を(5)式へ代入すれば、
i2=R2/R3・R1・ei=ep/R4…(7)
このため、(7)式の第2項および第3項から次式
が求められる。
が求められる。
ep=R2・R4/R1・R3・ei …(8)
したがつて、(3),(8)式を連立方程式として解を
求め、ep/ei=KFに応じて抵抗器R1〜R4の値
を定めれば、入力電圧eiに係数KFを乗じた値の
出力電圧epが送出される。
求め、ep/ei=KFに応じて抵抗器R1〜R4の値
を定めれば、入力電圧eiに係数KFを乗じた値の
出力電圧epが送出される。
また、出力電圧epの極性は、上述のとおり、
入力電圧eiの極性にかかわらず常に正極性であ
り、同一の回路により、絶対値回路と係数回路と
の機能を同時に実現することができる。
入力電圧eiの極性にかかわらず常に正極性であ
り、同一の回路により、絶対値回路と係数回路と
の機能を同時に実現することができる。
なお、入力電圧eiの極性に応じて係数値を各
個に定めることが自在であり、例えば、R1=R3
=10KΩ,R2=4.07KΩ,R4=24KΩとすること
により、入力電圧eiが正極性のとき係数KF=
0.985、同電圧eiが負極性のとき係数KF=1.0と
なり、第4図に示す入出力特性が得られ、暖、冷
房用の入力電圧eiに対して好適となる。
個に定めることが自在であり、例えば、R1=R3
=10KΩ,R2=4.07KΩ,R4=24KΩとすること
により、入力電圧eiが正極性のとき係数KF=
0.985、同電圧eiが負極性のとき係数KF=1.0と
なり、第4図に示す入出力特性が得られ、暖、冷
房用の入力電圧eiに対して好適となる。
すなわち、(1)式から、暖房時には|TS−TR
|・0.985の出力電圧epが得られ、冷房時には|
TS−TR|・1.0の出力電圧epが得られる。
|・0.985の出力電圧epが得られ、冷房時には|
TS−TR|・1.0の出力電圧epが得られる。
ただし、ダイオードD3は、通常の使用状況で
は差動増幅器A2の反転入力が常に負極性である
ため、特に必要がなく。条件に応じて省略が可能
であると共に、所望の係数にしたがつて各抵抗値
を定めればよく、入力端子INまは出力端子OUT
側へ、必要に応じて増幅器または分圧器等を挿入
しても同様であり、あるいは、いずれかの抵抗器
を可変とし、係数を調整できるものとしてもよい
等、種々の変形が自在である。
は差動増幅器A2の反転入力が常に負極性である
ため、特に必要がなく。条件に応じて省略が可能
であると共に、所望の係数にしたがつて各抵抗値
を定めればよく、入力端子INまは出力端子OUT
側へ、必要に応じて増幅器または分圧器等を挿入
しても同様であり、あるいは、いずれかの抵抗器
を可変とし、係数を調整できるものとしてもよい
等、種々の変形が自在である。
以上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、同一の回路により、絶対値を求める機能と、
これに対して係数を乗ずる機能とが実現し、演算
回路の構成が簡略かつ安価となるため、絶対値を
求めて係数を乗ずる各種の用途において、多大な
効果が得られる。
ば、同一の回路により、絶対値を求める機能と、
これに対して係数を乗ずる機能とが実現し、演算
回路の構成が簡略かつ安価となるため、絶対値を
求めて係数を乗ずる各種の用途において、多大な
効果が得られる。
図は本考案の実施例を示し、第1図は回路図、
第2図および第3図は等価回路、第4図は入出力
特性の例を示す図である。 IN……入力端子、OUT……出力端子、R1〜R4
……抵抗器、A1,A2……差動増幅器、D1,D2…
…ダイオード。
第2図および第3図は等価回路、第4図は入出力
特性の例を示す図である。 IN……入力端子、OUT……出力端子、R1〜R4
……抵抗器、A1,A2……差動増幅器、D1,D2…
…ダイオード。
Claims (1)
- 入力端子と出力端子との間へ順次かつ直列に挿
入された係数値を定める第1乃至第4の抵抗器
と、該第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続点へ
反転入力が接続されかつ共通回路へ非反転入力が
接続されると共に前記第2の抵抗器と第3の抵抗
器との接続点へ出力が接続された第1の差動増幅
器と、該増幅器の出力が負極性のときオンになる
方向として該出力と前記第2および第3の抵抗器
の接続点との間へ直列に挿入された第1のダイオ
ードと、前記第3の抵抗器と第4の抵抗器との接
続点へ反転入力が接続されかつ前記共通回路へ非
反転入力が接続されると共に前記出力端子へ出力
が接続された第2の差動増幅器と、該増幅器の出
力が正極性のときオンになる方向として該出力と
前記出力端子との間へ直列に挿入された第2のダ
イオードとからなることを特徴とする絶対値係数
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9914683U JPS6010351U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 絶対値係数回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9914683U JPS6010351U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 絶対値係数回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010351U JPS6010351U (ja) | 1985-01-24 |
JPS6142194Y2 true JPS6142194Y2 (ja) | 1986-12-01 |
Family
ID=30235087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9914683U Granted JPS6010351U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 絶対値係数回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010351U (ja) |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP9914683U patent/JPS6010351U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6010351U (ja) | 1985-01-24 |
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