JPS6142150Y2 - - Google Patents

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JPS6142150Y2
JPS6142150Y2 JP1978060566U JP6056678U JPS6142150Y2 JP S6142150 Y2 JPS6142150 Y2 JP S6142150Y2 JP 1978060566 U JP1978060566 U JP 1978060566U JP 6056678 U JP6056678 U JP 6056678U JP S6142150 Y2 JPS6142150 Y2 JP S6142150Y2
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JP
Japan
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stop
wheel
transmission lever
stop transmission
winding stem
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JP1978060566U
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JPS54163679U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、薄型電子腕時計における発停機構
の配置構造に関するものである。
近年、電子技術の発達により、腕時計において
も機械式腕時計からテツプ式、音叉式、そして小
晶式電子腕時計へと急速に電子化が進み、これら
の電子腕時計に対して、単に機械式腕時計よりも
精度が良いというだけでなく、デザイン面でも機
械式腕時計と同程度、あるいはそれ以上に良にも
のが要求されるようになり、ムーブメントの薄型
化が進められて来た。ところが、ムーブメントが
どんどん薄型化されるということは、すなわち地
板がどんどん薄くなつていくということがであ
り、ある程度以上地板が薄くなつてくると、その
強度が問題となつてくる。この考案は、電子腕時
計において針合せの際に必要となる輪列の発停機
構を地板の残肉をほとんど減らすことなく組み込
むことを可能にし、超薄型電子腕時計を可能にす
るものである。
以下、図面に基いて詳しい説明を行なうと、第
1図及び第2図は、この考案の実施例の1つを示
すもので、2針の電子腕時計に対して適用した場
合の例であり、第1図は発停機構の作動を示すム
ーブメントの下面側から見た要部平面図、第2図
aおよびbは、第1図の要部断面図である。尚、
以下の説明で、「平面的に重なる」という表現
は、平面図に於いて時計構成部品の輪郭線どうし
が重なる配置関係を示すものである。ここで第1
図において巻真によつて作動される部材の位置
を、巻真の通常の安定位置に対応するものは太線
で、また、巻真の一段引きの安定位置に対応する
ものは細線で表わすものとする。まず、1は地
板、2は地板1の横穴に挿入された巻真、3は地
板1の上面側に取り付けられたオシドリ、4は地
板1に圧入固定されたオシドリ軸で、巻真2を押
し引きすると、該巻真2のミゾ部に係合している
オシドリ3がオシドリ軸4を中心に回転するもの
であり、この時、オシドリ3は裏押工(図示せ
ず)によよつてその回転方向に個所の安定位置を
与えられており、これによつて巻真2はその軸方
向に2個所の安定位置を持つものである。次に5
は発停伝工レバーで、発停伝工レバー止めビヨウ
6によつて地板1に回転自在に固定されており、
そのバネ部5aを介した先端部に発停伝工レバー
ビヨウ7が固定されている。8は発停レバーで、
発停レバー止めビヨウ9により輪列受10に回動
自在に固定されており、そのスリツト部で発停伝
工レバービヨウ7と係合している。従つて、巻真
2を通常の安定位置から一段引きを行なつて針合
せ状態とした場合には、オシドリ3がオシドリ軸
4を中心として回転し、オシドリ3の下面側に突
き出した突起3aが、地板1の異形穴1aを通し
て発停伝工レバー5をビヨウ6を中心として回転
させ、発停伝工レバー5の先端に固定されたビヨ
ウ7が発停レバー8を回転させて3番歯車11に
押圧し、輪列停止を行なうものである。この時、
3番歯車を停止させる力は発停伝工レバー5のバ
ネ部5aがたわむことによつて発生するが、この
反力によつて発停伝工レバー5がオシドリ3を押
しもどすことがないよう、オシドリ3の突起3a
と発停伝工レバー5との係合部5bの形状を工夫
し、巻真2を一段引いた位置(細線の形状で表わ
される位置)においては、発停伝工レバー5から
オシドリ3の突起3aへの反力の方向が、ほぼオ
シドリ軸4の方向となるよう設定されている。次
に12は分針を取り付ける筒カナ、13は時針を
取り付ける筒車、14は分針から時針への減速を
行なう日ノ裏車で、筒カナ12と噛み合う日ノ裏
歯車15と、筒車13と噛み合う日ノ裏カナ16
とから成つている。17は針座で、第2図の2点
鎖線で示される文字板18と筒車13との隙間を
とつている。また19は日ノ裏歯車15の日ノ裏
カナ16側の面上に配置された日ノ裏押エであ
り、仲介車止めビヨウ20の溝部に係合し、自ら
のアオリを防止すると同時に、第1仲介車21の
抜け止めを行つており、ネジ22によつて地板1
に取り付けられている。図から明らかなよつに、
日ノ裏歯車15の下面から文字板18までの間
に、日ノ裏カナ16の歯厚によつて構成される空
間が必然的に出来ることになりこの空間、すなわ
ち日ノ裏歯車15と平面的に重なり、かつ断面的
には日ノ裏カナ16の厚み範囲内となる位置に、
発停伝工レバー5のバネ部5aと日ノ裏押エ19
を配置したものである。従つて第1図からも明ら
かなように、発停伝工レバー5のバネ部5aの大
部分がこの空間内に摺動可能な状態で収められる
ことになる。以上の構成によれば、日ノ裏カナ1
6の歯厚によつて構成される空間を利用して発停
伝工レバー5のバネ部5aを配設しているので、
発停伝工レバー5を配設するための空間を設ける
ために、地板に特別なサライ加工などを施す必要
もなく、又バネ部5aと日ノ裏歯車15の間には
日ノ裏押エ19が介在しているので、時計に外部
衝撃等が加わつても、バネ部5aが可動部である
日ノ裏歯車15に悪影響を与えることもなく、薄
型電子腕時計に有効な構造となる。なお、参考の
ために、針合せ機構について簡単に説明すると、
第1仲介車21と同軸で第2仲介車23が仲介車
止めビヨウ20によつて地板1に回動自在に固定
されており、巻真2の通常の安定位置において
は、発停伝工レバー5にビヨウ24によつて回動
自在に固定された切替車25が、第1仲介車21
及び第2仲介車23と噛み合つておらず、この状
態で巻真2を回転させても、その回転は小鉄車
(図示せず)を介して第2仲介車23までしか伝
わらず、第1仲介車21は単に日ノ裏歯車15と
噛み合つて回転しているだけであるが、巻真2を
一段引きの位置に移動させると発停伝工レバー5
が回転し、該発停伝工レバー5に取り付けられて
いる切替車25も移動して第1仲介車21と第2
仲介車23の両方に噛み合つた状態となり、この
時、巻真2を回転させると、小鉄車(図示せず)
第2仲介車23切替車25第1仲介車21日ノ裏
車14という具合に伝達され、針合わせが可能と
なるものである。
以上の如くこの考案は、日ノ裏カナと筒車の噛
み合いによつて日ノ裏歯車の面上に生ずる空間の
中に、発停機構を構成する部材の一部(この実施
例においては発停伝工レバー5のバネ部5aと日
ノ裏押エを配置することによつて、発停機構を組
み込むことによる地板の残肉の減少を最少限に押
えることを可能し、地板の強度による薄型化の限
界を伸ばし、超薄型電子腕時計の実現を碍む要因
の一つを取り除くものである。また、日ノ裏押エ
によつて、発停機構を構成する部材の一部と日ノ
裏歯車との干渉を避けることが出来るので、両者
の間隔も極めて狭く構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この考案の実施例の一つ
を示すもので、第1図は発停機構の作動を示すム
ーブメントの下面側から見た要部平面図、そして
て第2図a及びbは、第1図の要部断面図であ
る。 1……地板、2……巻真、3……オシドリ、5
……発停伝工レバー5のバネ部、8……発停レバ
ー、12……筒カナ、13……筒車、15……日
ノ裏歯車、16……日ノ裏カナ、19……日ノ裏
押エ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分針と同周期で回転する筒カナと噛み合う日ノ
    裏歯車と、時針と同周期で回転する筒車と噛み合
    う日ノ裏カナとから成り、分針から時針への減速
    を行なう日ノ裏車を有し、針合わせ状態で輪列を
    停止させる発停機構を備えた薄型電子腕時計にお
    いて、前記日ノ裏歯車の前記日ノ裏カナ側の面上
    に日ノ裏押エを配置し、且つ該日ノ裏押エの上に
    は前記発停機構を構成する部材の一部を摺動可能
    に配設し、さらに前記日ノ裏押エと前記発停機構
    を構成する部材の一部とを、前記日ノ裏カナの歯
    厚によつて構成される空間内に略収まるように構
    成していることを特徴とする薄型電子腕時計の発
    停構造。
JP1978060566U 1978-05-04 1978-05-04 Expired JPS6142150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978060566U JPS6142150Y2 (ja) 1978-05-04 1978-05-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978060566U JPS6142150Y2 (ja) 1978-05-04 1978-05-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54163679U JPS54163679U (ja) 1979-11-16
JPS6142150Y2 true JPS6142150Y2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=28961184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978060566U Expired JPS6142150Y2 (ja) 1978-05-04 1978-05-04

Country Status (1)

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JP (1) JPS6142150Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129553A (en) * 1976-04-23 1977-10-31 Seiko Instr & Electronics Ltd Timepiece dial

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129553A (en) * 1976-04-23 1977-10-31 Seiko Instr & Electronics Ltd Timepiece dial

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54163679U (ja) 1979-11-16

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