JPS6142144Y2 - - Google Patents

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JPS6142144Y2
JPS6142144Y2 JP10438181U JP10438181U JPS6142144Y2 JP S6142144 Y2 JPS6142144 Y2 JP S6142144Y2 JP 10438181 U JP10438181 U JP 10438181U JP 10438181 U JP10438181 U JP 10438181U JP S6142144 Y2 JPS6142144 Y2 JP S6142144Y2
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JP
Japan
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striking
bell
arm
biasing spring
plate
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JP10438181U
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JPS5810078U (ja
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Publication of JPS6142144Y2 publication Critical patent/JPS6142144Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は報時時計の打鈴機構、特に打鈴方向に
付勢力が蓄勢された付勢ばねにより撞木板を回動
し所望の打鈴動作を行う報時時計の打鈴機構に関
する。
報時時計の打鈴機構として従来第1図に示され
るような機構が用いられていた。
図において機構受板(図示せず)に立設された
軸10には撞木板12が回動自在に軸支されてお
り、該撞木板12には一端に打玉14を有する撞
木腕16が固定されている。また、機構受板には
撞木腕16に近接した状態で発音体18の一端が
固定されており、前記打玉14を発音体18に打
ちつけることにより所望の報時動作が行われる。
そして、撞木板12が所望の付勢力を与えるた
めに、軸10には付勢ばね20が遊嵌されてお
り、該付勢ばね20の一端は撞木板12に固定さ
れた支持ピン22に支持され、付勢ばね20の他
端は支持柱24に支持されている。また、駆動モ
ータ(図示せず)にはカム体26が連結され、カ
ム体26に形成されたカム突起26aが駆動モー
タの回転に従つて撞木板12に設けられた係合子
28を押圧駆動することにより、所望の蓄勢作用
が行われる。そして、カム体26の回動によりカ
ム突起26aと係合が断たれると、撞木板12は
付勢ばね20の付勢力にて打鈴方向に回動され
る。
更に、打鈴方向に回動された撞木板12を所定
の停止位置に停止させるために、撞木板12には
緩衝腕30が一体成形され、また機構受板には前
記緩衝腕30に近接して緩衝ピン32が立設され
ている。そして、緩衝腕30には撞木板12の打
鈴方向への回動に従つて緩衝ピン32の外周面上
を摺動し、緩衝ピン32との摩擦力を次第に強め
ながら停止する。
尚、前述した撞木腕16は弾性材で作られてお
り、撞木板12が打鈴方向に回動して停止した
際、撞木腕16はその慣性力により屈曲し、打玉
14を発音体18に打ちつけることにより打鈴動
作が行われる。
従来、報時時計の打鈴機構は以上の構成から成
り、以下にその作用を説明する。
第1図の実線で示される復帰状態において所定
の報時時刻に達すると、カム体26は駆動モータ
の回転により矢印A方向に回転し、カム突起26
aが係合子28を押圧駆動する。そして、撞木板
12は矢印B方向に回動し、付勢ばね20に付勢
力を蓄えながら二点鎖線で示される位置まで移動
する。
次に、カム体26のカム突起26aと係合子2
8との係合が断たれると、撞木板12は付勢ばね
20の付勢力により打鈴方向すなわち矢印C方向
に回動し、緩衝腕30と緩衝ピン32との摩擦抵
抗により停止する。そして、撞木腕16はその慣
性力により屈曲し、打玉14を発音体18に打ち
つけることにより打鈴動作が行われる。
しかしながら、従来の報時時計の打鈴機構にお
いては、緩衝腕30と緩衝ピン32との摩擦抵抗
により撞木板12の打鈴方向への回動範囲を規制
していたので、緩衝腕30及び緩衝ピン32は摩
擦により次第に摺り減り、十分な緩衝作用を行う
ことができないという欠点があつた。すなわち、
第1図から明らかなように軸10から打玉14ま
での長さl1は軸10から緩衝ピン32までの長さ
l2よりも長いので、緩衝腕30及び緩衝ピン32
のわずかな摩耗量によつて撞木板18の停止位置
が矢印C方向に大きく移動する。このため、打玉
14の発音体への当接力が強くなり、その反動で
撞木腕16への大きな振動を生起し、打玉14の
2度打ち動作が生じるという欠点があつた。
また、緩衝腕30の緩衝ピン32と軸10との
距離は矢印B方向にいく程大きく設定されている
ので、緩衝腕30のわずかな寸法誤差又は組立誤
差により緩衝腕30と緩衝ピン32の静止位置が
変化してしまうので、打玉14と発音体18の位
置設定が難しいという欠点があつた。
本考案は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は簡易な構造で撞木腕を所定
位置に正確に位置決め停止させ、打玉の2度打ち
を防止することができる報時時計の打鈴機構を提
供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は機構受板
に立設された軸に回動自在に軸支される撞木板
と、撞木板に固定され一端に打玉する撞木腕と、
打玉にて打鈴される発音体と、駆動源に連結され
撞木板の打鈴のための蓄勢力を与えるカム体と、
を備えた報時時計の打鈴機構において、撞木板に
固定されストツパピンに当接することにより撞木
板の打鈴方向の回動範囲を規制するストツパ腕
と、一端が前記軸に回動自在に支持され他端が機
構受板に立設された支柱に摺動自在に支持され撞
木板を打鈴方向に押圧付勢する付勢ばねと、を含
み、撞木板の蓄積後に撞木板が付勢ばねの付勢力
により打鈴方向に回動する際、前記付勢ばねの摩
擦抵抗とストツパ腕のストツパピンとの当接とに
より撞木板が所望の停止位置に停止することを特
徴とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第2図には本考案に係る報時時計の打鈴機構の
好適な実施例が示されており、図において前述し
た従来例と同一部材には同一号を付して説明を省
略する。
機構受板に立接された軸10には撞木板34が
回動自在に軸支されており、所望の蓄勢力を得た
撞木板12を打鈴方向に回動するために、軸10
には付勢ばね36の一端が回動自在に支持され、
付勢ばね36の他端は機構受板に立設された支柱
38に摺動自在に支持されている。そして、付勢
ばね36は撞木板34を常時打鈴方向に付勢して
おり、撞木板34の回動に従つて前記付勢ばね3
6の他端は支柱38の外面上を矢印D方向に摺動
するように構成されている。
また、撞木板34の打鈴方向への回動範囲を規
制し撞木腕16を所定位置に正確に停止させるた
めに、撞木板34にはストツパ腕40が一体成形
され、また、機構受板にはストツパ腕40に近接
してストツパピン42が立設されている。そし
て、撞木板34の打鈴方向への回動範囲はストツ
パ腕40がストツパピン42に当接することによ
り規制され、撞木腕16は所定位置に正しく位置
決め停止される。
本考案の実施例は以上の構成から成り、以下に
その作用を説明する。
第2図の実線で示される復帰状態において所定
の報時時刻に達すると、カム体26は駆動モータ
の回転により矢印A方向に回転し、カム突起26
aが係合子28を押圧駆動する。そして、撞木板
34は矢印B方向に回動し、付勢ばね36に付勢
力を蓄えながら二点鎖線で示される位置まで移動
する。
次に、カム体26のカム突起26aと係合子2
8との係合が断たれると、撞木板34は付勢ばね
36の付勢力により打鈴方向すなわち矢印C方向
に回動し、付勢ばね36は支柱38の周面上を矢
印D方向に摺動する。そして、撞木板34はスト
ツパ腕40がストツパピン42に当接することに
より第2図において実線で示される位置に正確に
停止し、このとき撞木板16は慣性力により屈曲
し、打玉14を発音体18に打ちつけることによ
り打鈴動作が行われる。
このとき、撞木腕16は打玉14が発音体18
に当接した際の反動で撞木板34ともに第2図に
おいて矢印B方向に回動しようとする。ところ
が、撞木板34の矢印B方向への回動により付勢
ばね36は支柱38の外周面上を矢印E方向に摺
動するので、撞木板34の矢印B方向への回動が
緩和され、更に撞木板34の矢印C方向への回動
は付勢ばね36の矢印D方向への摺動により緩和
される。従つて、打鈴時における撞木腕16の矢
印BC方向の振動は、付勢ばね36の摺動により
緩和され、打玉14の2度打ちを防止することが
できる。
以上説明したように本考案によれば、撞木板の
打鈴方向への回動範囲はストツパ腕がストツパピ
ンに当接することにより規制され、打鈴時の撞木
腕の振動は付勢ばねの摺動により緩和されるの
で、簡易な構造で撞木腕を所定位置に正確に位置
決め停止させ、打玉の2度打ちを防止することが
できる報時時計の打鈴機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の報時時計の打鈴機構の実施例を
示す説明図、第2図は本考案に係る報時時計の打
鈴機構の好適な実施例を示す説明図である。 10……軸、14……打玉、16……撞木腕、
18……発音体、26……カム体、34……撞木
板、36……付勢ばね、38……支柱、40……
ストツパ腕、42……ストツパピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受板に立設された軸に回動自在に軸支される撞
    木板と、撞木板に固定され、一端に打玉を有する
    撞木腕と打玉にて打鈴される発音体と、駆動源に
    連結され、撞木板に打鈴のための蓄勢力を与える
    カム体と、を備えた報時時計の打鈴機構におい
    て、撞木板に固定され、ストツパピンに当接する
    ことにより、撞木板の打鈴方向の回動範囲を規制
    するストツパ腕と、一端が前記軸に回動自在に支
    持され、他端が受板に立設された支柱に摺動自在
    に支持され、撞木板を打鈴方向に押圧付勢する付
    勢ばねと、を含み、撞木板の蓄勢力の蓄積後に撞
    木板が付勢ばねの付勢力により打鈴方向に回動す
    る際に、前記付勢ばねの摩擦抵抗とストツパ腕の
    ストツパピンとの当接により、撞木板が所望の停
    止位置に停止することが特徴とする報時時計の打
    鈴機構。
JP10438181U 1981-07-14 1981-07-14 報時時計の打鈴機構 Granted JPS5810078U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10438181U JPS5810078U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 報時時計の打鈴機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10438181U JPS5810078U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 報時時計の打鈴機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5810078U JPS5810078U (ja) 1983-01-22
JPS6142144Y2 true JPS6142144Y2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=29898981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10438181U Granted JPS5810078U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 報時時計の打鈴機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5810078U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179829A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Rhythm Watch Co Ltd 時計装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179829A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Rhythm Watch Co Ltd 時計装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5810078U (ja) 1983-01-22

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