JPS6142007Y2 - - Google Patents

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JPS6142007Y2
JPS6142007Y2 JP15888381U JP15888381U JPS6142007Y2 JP S6142007 Y2 JPS6142007 Y2 JP S6142007Y2 JP 15888381 U JP15888381 U JP 15888381U JP 15888381 U JP15888381 U JP 15888381U JP S6142007 Y2 JPS6142007 Y2 JP S6142007Y2
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JP
Japan
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corrugated
monofilaments
heat exchanger
exchanger element
monofilament
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JP15888381U
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English (en)
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JPS5864917U (ja
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、温水循環型床暖房装置その他の暖
房装置等に用いられる面状熱交換器要素に関す
る。
面状熱交換器要素(以下単に「熱交換器要素」
という)は普通熱媒体循環装置等と接続して用い
られる。熱交換器要素は熱媒体循環装置等から送
られてくる温水等の熱媒体をその内部に通し、熱
交換を行なうことにより暖房等を行なう。
従来の熱交換器要素の構造はつぎのようになつ
ていた。すなわち、第1図および第2図に示され
るように、面状の袋体1を備え、その下面には、
内部に熱媒体が流れるよう出入口2,3が設けら
れている。袋体1の壁は表面シート4および内部
シート5からなる2重構造壁となつている。一般
的に表面シート4はゴムなどの熱媒体を通さない
材料が用いられ、内部シート5は織物等が用いら
れる。表面シート4と内部シート5は溶着あるい
は接着されるなどされて固着しているのが普通で
ある。袋体1の内部には、袋体1に所定の厚みを
もたせ、かつ袋体1が上下方向に適度の弾性を持
つように、波形網状織物のスペーサ6′が備えら
れている。このスペーサ6′は網状に織られた2
種類のモノフイラメントすなわち上下にうねる波
形モノフイラメント7……およびこれと垂直に交
わる直線状モノフイラメント8……からなつてい
る。それぞれの直線状モノフイラメント8……は
互いに平行にかつ、波形モノフイラメント7の波
形に応じて高さ位置を変えるようにして織られて
いる。他方、それぞれの波形モノフイラメント7
……も互いに平行であり、いわゆる平行織りとな
つている。このように、スペーサ6′を作つてい
る網状織物は、この平行に走る波形モノフイラメ
ント7によつてその走る方向にうねりを作られて
いる、すなわち波状となつているのである。波形
モノフイラメント7は上下の内部シート5を縫う
ようにして上下にうねり、したがつてその波の頂
部71および谷部72は内部シート5の外に出て
いる。このようにして、袋体1が所定の厚みを保
ち、ふくれることのないようにしているのであ
る。
この従来の熱交換器要素は次のような欠点を持
つていた。すなわち、熱交換器要素の上にカーペ
ツト等の敷物9を敷いた場合、その上を人が歩く
などして荷重が加わると、敷物9が熱交換器要素
上をすべり位置が大きくずれるという欠点であ
る。このことを第3図a〜cを参照しながら詳し
く説明する。図aは熱交換器要素上に敷かれた敷
物9に荷重がかかつていない様子を示し、スペー
サ6′の波形モノフイラメント7……は互いに平
行に、かつ上方表面シート41および下方表面シ
ート42に垂直に並んでいる。直線状モノフイラ
メント8は簡略化のため2本のみ示されている。
図bは敷物9の上から矢印方向の荷重がかかつた
ときの様子を示す。このような荷重がかかると、
ほとんどの波形モノフイラメント7……が同じ向
きに傾くため、上方表面シート41は下方表面シ
ート42に対し、波形モノフイラメント7の傾き
方向に平行にずれ、それに伴つて敷物9も同方向
へ平行にずれる。図cは荷重が除かれた様子を示
す。波形モノフイラメント7……は元のとおり直
立し、それに伴い上方表面シート41は元の位置
に戻るが、敷物9は袋体1上に載つているだけで
あつたから、波形モノフイラメント7……の復元
時、袋体1との間にすべりを生じ、完全には元の
位置に戻らない。すなわち、位置がずれる。スペ
ーサの波形モノフイラメント7……は、内部シー
ト5に表面シート4をコーテイングする工程など
で荷重が加えられるため、最初から波形が同じ方
向に少し傾いているのが普通である。このような
スペーサ内部に持つ熱交換器要素は、荷重がかか
つた場合、波形モノフイラメントの傾く方向がほ
ぼ決つてくるため、敷物のずれも決まつた方向と
なる。そのため、荷重の加除を繰り返すうちに敷
物が1方向に大きくずれるということになるので
ある。
この考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、上に敷いた敷物がずれることのほとんどない
熱交換器要素を提供するものである。これについ
て以下に説明する。
この考案にかかる熱交換器要素は、内部に熱媒
体が流れるよう出入口が設けられた面状袋体を備
え、その内部には、この袋体に所定の厚みをもた
せるよう、上下にうねる波形モノフイラメントお
よびこれと交わるモノフイラメントからなる波形
網状織物のスペーサを設けた面状熱交換器要素で
あつて、前記波形モノフイラメントのうち少なく
とも一部のものが向きを逆とするよう波形を傾け
た2種類のものからなり、かつその傾きを逆とす
る2種類の波形モノフイラメントが互いに混ざり
合つていることを特徴としている。以下、図面に
あらわれた実施例にもとづいて、この考案を説明
する。
第4図はこの考案にかかる熱交換器要素の1例
をあらわす。図にみるように、この熱交換器要素
は、スペーサ6の波形モノフイラメントに、その
波が一方に傾いたもの7aと、反対方向に傾いた
もの7bの2種類があり、これら7a……,7b
……が交互に配置されているところが従来とは異
なり、あとの構造は従来と同様である。すなわち
この熱交換器要素は、表面シート4および内部シ
ート5からなる面状の2重壁袋体1を備え、袋体
1には図には示されていないが内部に熱媒体が流
れるよう出入口が設けられている。袋体1の内部
には波形モノフイラメント7a,7bおよびこれ
と交わる直線状モノフイラメント8からなる波形
網状織物のスペーサ6が内装されている。表面シ
ート4および内部シート5は固着しており、内部
シート5は波形モノフイラメント7aおよび7b
で縫われているため、袋体1が所定の厚みを保つ
ようになつている。
この熱交換器要素は傾きを逆とする2種類の波
形モノフイラメント7a,7bを備えたスペーサ
6が内装されているので、上に敷物を敷いて荷重
を加除しても、敷物のずれることがほとんどな
い。その理由は次のように説明される。すなわ
ち、荷重がかかつた場合、波形モノフイラメント
7aおよび7bはそろつて同じ方向に傾くことが
できない。すなわち、それぞれの傾きを増す方
向、したがつて反対の方向に傾くしかないのであ
る。このように波形モノフイラメント7aと7b
は、それぞれ反対の方向に傾きを増すだけである
から、上方表面シート41がそのいずれか一方の
向きに平行移動しようとしても、他の向きの波形
モノフイラメントがその動きを妨げるため、上方
表面シート41は下方表面シート42に対しずれ
ることはほとんどない。もつとも、波形モノフイ
ラメント7aおよび7bがそれぞれの傾きを増す
には、直線状モノフイラメント8との接触点が移
動するかまたはこの直線状モノフイラメント8が
たわむ必要がある。すなわち、ハの字形になつて
いる2種類の波形モノフイラメント7aおよび7
bが、両者に交わる直線状モノフイラメントを両
側から押し合うような格好となるため、これを許
容するには波形モノフイラメント7aおよび7b
が直線状モノフイラメントとすべり運動を起こす
かまたは直線状モノフイラメントがたわむ必要が
あるのである。このようなことを生じさせるには
大きな力を必要とするため、そもそも波形モノフ
イラメント7aおよび7bがそれぞれの傾きを増
してスペーサがその部分で押しつぶされたような
形で変形するということ自体起こりにくいことで
ある。このようなことからすれば、上方表面シー
ト41が下方表面シート42に対して大きくずれ
るというようなことは皆無に近いと言える。
この実施例では傾きが逆の2種類の波形モノフ
イラメント7a,7bが交互に配置されるように
なつているが、必ずしもこのようにする必要はな
い。たとえば、2種類の波形モノフイラメント7
a,7bを、同じ種類を2本つぎに別の種類を2
本というように2本ずつ交互に種類を変えるよう
にしてもよく、不規則に種類を変えてもよい。要
するに、袋体の上方表面シート41と下方表面シ
ート42とがずれないように、2種類の波形モノ
フイラメント7a,7bが互いに混ざり合つてお
ればよい。また、すべての波形モノフイラメント
が向きを逆とするよう波形を傾けたものからなる
必要はなく、どちらにも傾かないものがあつても
よいのである。さらに、波形モノフイラメントの
波形の傾きの角度をすべて同じにする必要も必ず
しもない。
この実施例では、袋体が2重構造壁でつくら
れ、内部シートが波形モノフイラメントで縫わ
れ、かつ内部シートと表面シートとが固着して、
袋体1が所定の厚みを保つようになつているが、
必ずしもそのようになつている必要はない。たと
えば、袋体が表面シートのみからなり、内部シー
トを備えないものであつて、波形モノフイラメン
トの波形の頂部および谷部を表面シートの内面に
直接固着するようにしたものであつてもよい。
この考案にかかる熱交換器要素はこのように構
成されるものであつて、スペーサの波形モノフイ
ラメントのうちの少なくとも一部のものが向きを
逆とするよう波形を傾けたものからなるため、荷
重の加除が繰り返しあつても、その上に敷かれた
敷物がそれに伴いずれるということが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱交換器要素に敷物を敷いた状
態を示す縦断面図、第2図は従来の熱交換器要素
の1部を切り欠いて表わした斜視図、第3図a〜
cは従来の熱交換器要素に生じる敷物のずれの説
明図、第4図はこの考案にかかる熱交換器要素の
1例をあらわす要部縦断面図である。 1……袋体、4……表面シート、41……上方
表面シート、42……下方表面シート、5……内
部シート、6……スペーサ、7a,7b……傾い
た波形モノフイラメント、8……直線状モノフイ
ラメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に熱媒体が流れるよう出入口が設けられ
    た面状袋体を備え、その内部には、この袋体に
    所定の厚みをもたせるよう、上下にうねる波形
    モノフイラメントおよびこれと交わるモノフイ
    ラメントからなる波形網状織物のスペーサを設
    けた面状熱交換器要素であつて、前記波形モノ
    フイラメントのうちの少なくとも一部のものが
    向きを逆とするよう波形を傾けた2種類のもの
    からなり、かつその傾きを逆とする2種類の波
    形モノフイラメントが互いに混ざり合つている
    ことを特徴とする面状熱交換器要素。 (2) 傾きを逆とする2種類の波形モノフイラメン
    トが交互に配置されている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の面状熱交換器要素。
JP15888381U 1981-10-24 1981-10-24 面状熱交換器要素 Granted JPS5864917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15888381U JPS5864917U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 面状熱交換器要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15888381U JPS5864917U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 面状熱交換器要素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5864917U JPS5864917U (ja) 1983-05-02
JPS6142007Y2 true JPS6142007Y2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=29951365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15888381U Granted JPS5864917U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 面状熱交換器要素

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JP (1) JPS5864917U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5864917U (ja) 1983-05-02

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