JPH0628052Y2 - 敷布団等の芯材 - Google Patents

敷布団等の芯材

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Publication number
JPH0628052Y2
JPH0628052Y2 JP3919891U JP3919891U JPH0628052Y2 JP H0628052 Y2 JPH0628052 Y2 JP H0628052Y2 JP 3919891 U JP3919891 U JP 3919891U JP 3919891 U JP3919891 U JP 3919891U JP H0628052 Y2 JPH0628052 Y2 JP H0628052Y2
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JP
Japan
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cotton
core material
folds
bellows
mattress
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3919891U
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English (en)
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JPH0528253U (ja
Inventor
湖志郎 北田
Original Assignee
西川ローズ株式会社
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は敷布団等の芯材の改良に
関するものである。より詳しくは、本考案は、真上から
の荷重だけでなく、斜め上方向からの荷重に対しても、
適度な堅さと長期間にわたる弾力性を保持できる敷布団
等の芯材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の敷布団等の芯材として
は、羊毛繊維,ポリエステル繊維などの各種の融点の高
い繊維とポリエチレンテレフタレート,ポリプロピレ
ン,ポリエチレンなどの融点の低い繊維とを混綿し、こ
れをカードし、クロスレヤした後、熱成形して一体的な
シート状の堅綿としたもの(以下、「シート状堅綿」と
いう。)が使用されている(第3図参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】第2図に示すシート状
堅綿Aは、床面に垂直な方向にある程度圧縮されて形成
されているので、一定の堅さを具備しているが、その堅
さは、敷布団等の芯材としては不十分であるという問題
点があった。また、このシート状堅綿Aは、敷布団等の
芯材として長期にわたって使用されると、へたりを生じ
て弾力性が失われるという問題点もあった。
【0004】そこで、本考案者は、このシート状堅綿A
の問題点の原因究明とその解決法について研究を重ね
た。その結果、シート状堅綿Aの前記各問題点の原因
は、第2図に示すように、繊維の並びが床面と平行にな
っている点にあるとの結論を得た。そして、その解決法
としては、繊維の並びが床面に対し垂直になるようにす
ればよいとの知見を得た。この知見に基づき、シート状
堅綿Aを、隣接する襞が密着するようにジャバラ状に成
形したもの(以下、「ジャバラ状堅綿」という。)を試
作して敷布団等の芯材とした。この場合、襞の山部は平
面図において直線状に並ぶことになる。
【0005】このジャバラ状堅綿Bは、第4図に示すよ
うに、上面及び下面付近においては繊維の並びが床面と
平行となっているが、上面及び下面間の中間部において
は床面に対し垂直となっているので、真上からの荷重が
加わっても、敷布団等の芯材としての適度の堅さを有
し、また、前記シート状堅綿Aに比べて弾力性の持続力
もあることが確認できた。
【0006】しかし、実際の使用に際しては、真上から
の荷重よりもむしろ斜め上方向からの荷重が加わる敷布
団等の芯材としては、このジャバラ状堅綿Bには、シー
ト状堅綿Aにはなかった次のような別の問題点があるこ
とが分かった。即ち、前記ジャバラ状堅綿Bでは、斜め
上方向からの荷重が加わると、襞が簡単に倒れてしま
い、この倒れた襞に復元する力が作用しない。この現象
は、襞が肉薄の場合に特に顕著に現れる。従って、この
ジャバラ状堅綿Bでは、斜め上方向からの荷重が加わっ
た場合には、殊に弾力性が損なわれやすいという問題点
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述したシート状堅綿A
又はジャバラ状堅綿Bを敷布団等の芯材として用いた場
合に生じる諸問題点は、次の通りの本考案によって解決
できる。即ち、本考案に係る敷布団等の芯材は、第1図
及び第2図に示すように、長手方向に複数の襞1,1’
…が形成され、その各襞1,1’…が幅方向に蛇行して
いるジャバラ状蛇行堅綿Cからなるものである。
【0008】本考案において特に重要な点は、ジャバラ
状蛇行堅綿Cの襞1,1’…が幅方向に蛇行している点
である。本考案において蛇行とは、平面図において、襞
が直線的ではなく、第1図に示すような波形状や鋸歯状
を呈していることをいう。そして、この蛇行は、うねり
が大きいほど襞1,1’…が倒れ難く、復元力も大きい
ので好ましい。
【0009】本考案において、各襞1,1,…間に隙間
があると襞1,1’…が倒れやすくなるので、各襞1,
1’…を密着状態とする必要がある。この各襞1,1’
…間は必ずしも熱融着或いは接着されていなくてもよい
が、熱融着或いは接着させておけば、各襞1,1’…が
ばらけるのを防止できると共に、ジャバラ状蛇行堅綿C
に堅さを与えることができる。
【0010】また、本考案において、ジャバラ状蛇行堅
綿Cの上面又は下面の少なくとも一面に各襞1,1’…
を連結する連結シート2を貼着した場合にも、各襞1,
1’…がばらけるのを防止できると共に、ジャバラ状蛇
行堅綿Cに堅さを与えることができる。さらに、特に、
ジャバラ状蛇行堅綿Cの上面に連結シート2を貼着した
場合には、ジャバラ状蛇行堅綿Cに部分的な荷重がかか
っても、この荷重を連結シート2全体で分散して受ける
ことになるので、部分的なへたりが生じることがないと
いう作用効果もある。
【0011】なお、この連結シート2としては、各種の
シート状物を使用することができ、引っ張り強さを有す
る織物や編物を使用するのが好ましいが、不織布や薄い
ウレタンシートなどでもよい。また、連結シート2は、
ジャバラ状蛇行堅綿Cの襞に貼着されるが、この貼着に
際しては、市販の各種接着剤を用いることができる。粘
液状のものだけでなく、熱溶融接着性の不織布を用いて
も良い。
【0012】
【作用】本考案においては、ジャバラ状堅綿を用いてい
るので、上面及び下面間の中間部における繊維の並び方
は床面に対し垂直方向となる。 また、本考案においては、ジャバラ状堅綿が幅方向に蛇
行しているので、斜め上方向から荷重が加わっても、形
状的特性に基づき襞が倒れ難い。さらに、蛇行した襞の
凸部分に斜め上方向から荷重が加わった場合には、これ
を押し戻す力が作用し、一方、蛇行した襞の凹部分に斜
め上方向から荷重が加わった場合には、隣接する凸部分
がへこみ方向とは逆方向に凹部分を引き戻す作用する。
【0013】
【効果】本考案に係る敷布団等の芯材は、以上の構成、
作用よりなるので、次の効果を奏する。 即ち、本考案に係る敷布団等の芯材では、ジャバラ状堅
綿を用いているので、シート状堅綿とは異なり、敷布団
等の芯材として適度の堅さ及び弾力性を得ることができ
る。 また、本考案に係る敷布団等の芯材では、ジャバラ状堅
綿が幅方向に蛇行したジャバラ状蛇行堅綿を用いている
ので、斜め上方向からの荷重が加わっても、襞が倒れ難
く、敷布団等の芯材としての適度の堅さと長期間にわた
る弾力性を保持することができる。 従って、本考案に係る敷布団等の芯材は、実際の使用に
際して種々な方向からの荷重が加わる敷布団やマット等
の芯材としての実用価値が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る敷布団等の芯材の要部平面図であ
る。
【図2】本考案に係る敷布団等の芯材の他の実施例の要
部断面図である。
【図3】シート状堅綿Aの要部断面図である。
【図4】ジャバラ状堅綿Bの要部断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 襞 2 連結シート A シート状堅綿 B ジャバラ状堅綿 C ジャバラ状蛇行堅綿

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数の襞1,1’…が形成さ
    れ、その各襞1,1’…が幅方向に蛇行しているジャバ
    ラ状蛇行堅綿Cからなる敷布団等の芯材。
  2. 【請求項2】 ジャバラ状蛇行堅綿Cの上面又は下面の
    少なくとも一面に、各襞1,1’…を連結する連結シー
    ト2が貼着されている請求項1に記載の敷布団等の芯
    材。
JP3919891U 1991-03-07 1991-03-07 敷布団等の芯材 Expired - Lifetime JPH0628052Y2 (ja)

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JP3919891U JPH0628052Y2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 敷布団等の芯材

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JP3919891U JPH0628052Y2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 敷布団等の芯材

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Publication Number Publication Date
JPH0528253U JPH0528253U (ja) 1993-04-16
JPH0628052Y2 true JPH0628052Y2 (ja) 1994-08-03

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ID=12546429

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JP3919891U Expired - Lifetime JPH0628052Y2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 敷布団等の芯材

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JPH0528253U (ja) 1993-04-16

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