JPH0684954U - クッション基材 - Google Patents

クッション基材

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JPH0684954U
JPH0684954U JP3252393U JP3252393U JPH0684954U JP H0684954 U JPH0684954 U JP H0684954U JP 3252393 U JP3252393 U JP 3252393U JP 3252393 U JP3252393 U JP 3252393U JP H0684954 U JPH0684954 U JP H0684954U
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JP
Japan
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base material
layer portion
cushion
core layer
hard fiber
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Application number
JP3252393U
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English (en)
Inventor
英隆 加藤
繁富 岡本
公二 瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り畳みが容易で、使い心地の良いクッショ
ン基材を提供する。 【構成】 端面が対向する様に横列配置した2以上の硬
質繊維積層体11〜13の端面間に、軟質材料等により
構成され、且つ硬質繊維積層体と略同様の厚みを有する
折り曲げ部材21、22を密着配置してなるシート状の
芯層部(1及び2)と、芯層部(1及び2)の表面及び
裏面の少なくとも一方の面上に配置されるシート状の基
材表層部31、32と、を備え、硬質繊維積層体11等
と折り曲げ部材21等との接触面、及び芯層部(1及び
2)と基材表層部31等との接触面、のうちの少なくと
も一箇所が接合され、折り曲げ部材21等を折り代とし
て折り曲げ可能であることを特徴とする。また、上記硬
質繊維積層体11等をパーム繊維集積体とし、上記軟質
材料21等を軟質発泡ポリウレタン樹脂とすることもで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クッション基材に関し、ベット用マットレス、ソファー用クッショ ン等に利用される。
【0002】
【従来の技術】
クッション材(クッション基材)としては、図7に示す様な一体型のものE の他に、図8に示す様な複数のクッション部材51f〜53fへの分割を可能 にしたものFや図9に示す様な所定の溝部64g、65gを設け、これにより 折り畳みを可能としたものG等も知られている。 ところで、近年においては、使用者の背骨、腰への負担の軽減等を目的して、 適度な硬さのクッション材が好まれる傾向が強い。この為、クッション材(クッ ション基材)の芯層部等に、硬質繊維積層体(例えば、パーム繊維集積体)等の 硬めの材質を用いることが多くなった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のクッション材Eの芯層部等を硬めの材質とした場合には、折 り畳みが困難となる為、不使用時等の収納場所(例えば、おしいれ)等への移動 が困難となったり、大きな収納スペースが必要となる等の問題がある。 一方、上記のクッション材Fでは、この様な問題は生じないが、使用時にお いて、所定の枠等により固定して用いないと(例えば、床面、ベット上等にその まま敷いた場合等)、使用者の寝具上での移動(寝返り等による。)による影響 を受けたり、互いに接触し合うクッション部材間(51f及び52f、52f及 び53fの間)に使用者の体が嵌まり込む等して、各部材51f〜53fの端面 同士が離間し易い。また、上記のクッション材Gも芯層部等の材質に係わらず 折り畳みが容易であるが、使用時に上記溝部64g、65gが段差となり易く、 使用者に不快感を与え易い。
【0004】 本考案は、上記観点に鑑みてなされたものであり、芯層部の材質を問わず折り 畳みが容易で、使い心地の良いクッション材とするためのクッション基材を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本第1考案のクッション基材は、端面が対向する様に横列配置した2以上の硬 質繊維積層体の該端面間に、軟質材料若しくは軟質繊維積層体により構成され、 且つ上記硬質繊維積層体と略同様の厚みを有する折り曲げ部材を密着配置してな るシート状の芯層部と、該芯層部の表面及び裏面の少なくとも一方の面上に配置 されるシート状の基材表層部と、を備え、 上記硬質繊維積層体と上記折り曲げ部材との接触面、及び上記芯層部と上記基 材表層部との接触面、のうちの少なくとも一箇所が接合され、上記折り曲げ部材 を折り代として折り曲げ可能であることを特徴とする
【0006】 また、本第2考案に示す様に、上記硬質繊維積層体がパーム繊維集積体であっ てもよく、更に、本第3考案に示す様に、上記軟質材料が軟質発泡ポリウレタン 樹脂であってもよい。
【0007】
【作用】
本考案のクッション基材では、シート状の芯層部とその表面上等に配置される シート状の基材表層部と、を備える。そして、この芯層部は、端面が対向する様 に横列配置した硬質繊維積層体間に、軟質材料等により構成された折り曲げ部材 を密着配置したものである。この結果、クッション基材が、たとえ一体型のもの であっても、上記折り曲げ部を折り曲げ代として容易に折り畳むことができる。 従って、本クッション基材を用いれば、芯層部を硬質繊維積層体を主体に構成し 、使用者の体に優しい適度な硬さを有するクッションとしつつ、その収納作業等 が容易となる。 また、折り曲げ部材が硬質繊維積層体と略同様の厚みを有するため、両者間の 段差による使用上の違和感等はない。更に、芯層部と基材表層部との接触面等が 接合されているため、使用中に硬質繊維積層体と曲げ部材が離間して、使用者に 不快間を与えることはない。
【0008】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 本考案のクッション基材Aは、シングルサイズ用のマットレスに用いられる全 体形状が略直方体(114mm×2030mm×38mm)のものであり、図1 及び2に示す様に、芯層部(1及び2)と、その表面及び裏面に配置された基材 表層部31、32とにより構成されている。
【0009】 上記芯層部(1及び2)は、図3に示す様に、端面が対向する様に横列配置さ れた3つの硬質繊維積層体11〜13と、その間に密着配置される2つの折り曲 げ部21、22とにより構成されている。そして、上記各硬質繊維積層体11〜 13は、いずれも直方体形状を有するパーム繊維集積体(114mm×630m m×10mm、嵩比重;600〜1000g/m3 )により構成されている。尚 、このパーム繊維集積体は、所定のパーム繊維を集積して中間集積体とした後、 液状接着剤(天然若しくは合成ラテックス)を塗布し、乾燥し、繊維間を固定し たものである。但し、この集積体の製造方法は、特に問わず、また、その材質も パーム繊維に限られるものではない。
【0010】 一方、上記折り曲げ部21、22は、いずれも軟質発泡ポリウレタン樹脂を直 方体形状(114mm×70mm×10mm、嵩比重;0.02g/m2 )に成 形加工して作製したものである。更に、硬質繊維積層体11〜13と折り曲げ部 21、22の接合は、接着剤(天然若しくは合成ラテックス)を用いてなされて いるが、接合方法は特に問わない。
【0011】 また、上記基材表層部31、32は、いずれもポリエスル樹脂製のシート状体 (114mm×2030mm×9mm)であり、それぞれ上記芯層部(1及び2 )の表面側及び裏面側に、上記と同様な接着剤を用いて接合されている。但し、 この基材表層部31等は、芯層部の表面及び裏面のいずれか一方に配置されてい てもよい。また、この基材表層部31等の材質、大きさ、芯層部(1及び2)と の接合方法等は、本考案の目的が達成できる限りにおいて特に問わない。更に、 この接合は、硬質繊維積層体11等と折り曲げ部材21等間、芯層部(1及 び2)と基材表層部31等間のうちの少なくとも一方についてなされていてもよ い。
【0012】 そして、以上の様に構成されるクッション基材Aの表面側及び裏面側に、所定 の表皮材(図示しない。)を配置し、クッションを作製した。尚、ここで用いた 表皮材は、不織布を積層したシート状体(114mm×2030mm× mm、 嵩密度;1500g/m3 )である。尚、この表皮材と上記クッション基材Aと の間に所定のヒータ層を配置し、クッションに温熱作用を付加してもよいし、防 湿層、防虫層等を配置してもよい。また、このクッションは、その使用時におい て、布製のカバー等を装着してもよい。
【0013】 以上の様に作製されたクッションは、上記折り曲げ部21等を折り曲げ代とし て容易におり畳むことができた。また、クッション基材Aの芯層部(1及び2) が、硬質繊維積層体(パーム繊維集積体)11等を主体に構成され、且つ硬質繊 維積層体(パーム繊維集積体)間(11及び12等)の継ぎ目となる折り曲げ部 21等が該積層体11等と略同様の厚みとなっていたため、非常に寝心地が良か った。
【0014】 尚、本実施例の変形例として、図4〜6に示す様なクッション基材を挙げるこ ともできる。図4に示すクッション基材Bは、折り曲げ部21b、22bとして 、軟質繊維積層体を用いたものである。また、図5に示すクッション基材Cにお いては、折り曲げ部21c、22cの中央部に向かいやや脹らみをもたせ、図6 に示すクッション基材Dにおいては、折り曲げ部21d、22dの略中間部分に 突起を形成することにより、いずれも折り曲げ部21c、21d等と硬質繊維積 層体11c、11d等間の密着性の向上等を図ったものである。
【0015】 尚、本考案においては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途 に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、本実 施例においては、シングルサイズ用のマットレスに用いらるクッション基材Aに ついて述べたが、本考案は、ダブル、セミダブルサイズ用等の他のサイズのマッ トレス等についても適用でき、そのマットレスの形状、厚み等も特に問わない。 更に、本実施例のクッション基材は、ベット用に限らず、ソファー用等としても 利用することができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案のクッション基材では、芯層部を硬質繊維積層体を主体に構成し適度な 硬さとし、且つ一体型のものとしても容易に折り畳むことができる。従って、本 本クッション基材を用いれば、その形態(一体型、分割型等)を問わず、使用者 の体に優しく、移動が容易なクッションを製造することができる。 また、本考案のクッション基材では、使用者に違和感を生じさせる様な段差が なく、非常に使い心地が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のクッション基材の斜視図である。
【図2】本実施例のクッション基材の一部縦断面図であ
る。
【図3】本実施例のクッション基材を構成する芯層部の
斜視図である。
【図4】本実施例の変形例に係わるクッション基材の一
部縦断面図である。
【図5】本実施例の変形例に係わるクッション基材の一
部縦断面図である。
【図6】本実施例の変形例に係わるクッション基材の一
部縦断面図である。
【図7】従来例に係わるクッション(クッション基材)
の斜視図である。
【図8】従来例に係わるクッション(クッション基材)
の斜視図である。
【図9】従来例に係わるクッション(クッション基材)
の斜視図である。
【符号の説明】
A;クッション基材、1及び2;芯層部、31、32;
基材表層部、11〜13;硬質繊維積層体、21、2
2;折り曲げ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 瀬古 公二 大阪市中央区久太郎町四丁目1番3号 ユ ニチカ株式会社大阪本社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面が対向する様に横列配置した2以上
    の硬質繊維積層体の該端面間に、軟質材料若しくは軟質
    繊維積層体により構成され、且つ上記硬質繊維積層体と
    略同様の厚みを有する折り曲げ部材を密着配置してなる
    シート状の芯層部と、 該芯層部の表面及び裏面の少なくとも一方の面上に配置
    されるシート状の基材表層部と、を備え、 上記硬質繊維積層体と上記折り曲げ部材との接触面、及
    び上記芯層部と上記基材表層部との接触面、のうちの少
    なくとも一箇所が接合され、 上記折り曲げ部材を折り代として折り曲げ可能であるこ
    とを特徴とするクッション基材。
  2. 【請求項2】 上記硬質繊維積層体が、パーム繊維集積
    体である請求項1記載のクッション基材。
  3. 【請求項3】 上記軟質材料が、軟質発泡ポリウレタン
    樹脂である請求項1又は2記載のクッション基材。
JP3252393U 1993-05-24 1993-05-24 クッション基材 Pending JPH0684954U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101113041B1 (ko) * 2005-11-08 2012-02-27 코코 인더스트리 에스디엔 비에이치디 물결 모양의 매트리스 구조의 제조 방법

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KR101113041B1 (ko) * 2005-11-08 2012-02-27 코코 인더스트리 에스디엔 비에이치디 물결 모양의 매트리스 구조의 제조 방법

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