JP2503871Y2 - リュックザックの腰当部 - Google Patents

リュックザックの腰当部

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JP2503871Y2
JP2503871Y2 JP1993050826U JP5082693U JP2503871Y2 JP 2503871 Y2 JP2503871 Y2 JP 2503871Y2 JP 1993050826 U JP1993050826 U JP 1993050826U JP 5082693 U JP5082693 U JP 5082693U JP 2503871 Y2 JP2503871 Y2 JP 2503871Y2
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sheet
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友美 佐藤
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日本用品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、適度の弾性と緩衝性を
有し、かつ強度が高く通気性が良好なリュックザックの
腰当部に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にリュックザックを背負った場合に
は、その背当部の下端部が身体の後腰に当たるように背
負うのが、理想的な背負い方であるとされており、腰へ
の押圧力を緩和するために、リュックザックの腰に当た
る部分に、緩衝性(クッション性)の高い腰当パッドを
取着することが行われている。そしてこのような腰当パ
ッドとしては、従来から、発泡プラスチックの板のよう
な板状の緩衝性部材を、帆布のような合成繊維布で被包
した構造のものが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来からの腰当パッドは、強度が十分でなく伸びや
へたりにより形が崩れやすいうえに、通水性、通気性が
悪く、腰部が汗をかいて蒸れやすいという問題があっ
た。
【0004】本考案は、これらの問題を解決するために
なされたもので、弾性と緩衝性を有し腰部への押圧力を
緩和することができ、かつ通気性が良好で形が崩れにく
いリュックザックの腰当部を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のリュックザック
の腰当部は、リュックザックの背当部の下部に固着する
腰当部であって、硬質の合成樹脂細線状体を格子状に交
差させて小マス目状で矩形の弾性シートとし、この弾性
シートに、板状の緩衝性部材を重ね合せ、さらにこれら
の外側に通気性を有する合成繊維網状シートを被覆して
矩形体を形成し、この矩形体を、リュックザックの背当
部の下部に横方向に弾性シートが内側になるように配置
し固着してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案のリュックザックの腰当部においては、
芯材として、硬質の合成樹脂で二軸方向から押出成形さ
れた細線状体により形成された小マス目状の弾性シート
が使用されており、この弾性シートが、通気性を有する
網状シートにより被覆されているので、軽量で強度が高
く、伸びにくく形が崩れにくいうえに肌触りが良好であ
る。また、二軸方向から押出成形されて形成された弾性
シート即ち硬質の合成樹脂細線状体を格子状に交差させ
て小マス目状で矩形の弾性シートの両面側では、全面に
形成された小さいマス目を通して空気の流通が極めて良
好に行われ、発汗等により腰部が蒸れることがない。
【0007】さらに、この弾性シートが弾力性を有する
うえに、その内側に板状の緩衝性部材が重ねられている
ので、適度の弾性と柔軟性に富んで人体の腰部によくフ
ィットし、リュックザック(荷重)の腰部への圧迫、衝
撃を緩和する。
【0008】なお、前記した弾性シートにおける細線状
体の押出配設方向を、外側に配置された合成繊維網状シ
ートの繊維の配設方向と異なる向きとした場合には、網
状シートが伸びても両者の間隙部が重なることがなく、
良好な通気性が保持されるので、腰部の蒸れの解消の点
でより有効である。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本考案の腰当部の一実施例を示す斜視図、
図2は実施例の腰当部をリュックザックに装着した状態
を示す正面図、図3は、実施例の腰当部の構造を分解し
て示す斜視図である。
【0010】図において、符号1は腰当部を示し、これ
は、図3に示すように、硬質合成樹脂で二軸方向から押
出成形された細線状体により形成された小マス目状で矩
形の弾性シート2と、この弾性シート2と同形でその内
側に重ねて配置された発泡ポリウレタンのような厚肉シ
ート3、およびこれらの外側を被覆した繊条体を網目状
に編織した網状シート4から成り、これらが圧着、縫
着、接着等により一体化されて形成されている。ここ
で、小マス目状で矩形の弾性シート2は、例えば硬質の
合成樹脂材料を二軸方向から押出された2方向の細線状
体群を、1辺1mm程度の微小なマス目を形成するよう
に交差させて配置し、交差部を直接加熱融着して形成し
たものである。合成樹脂細線状体の弾力性とマス目の通
気性を兼ね備えたものである。この場合、網状シート4
における繊条体の配設方向が、縦(長さ)横(幅)方向
であるのに対して、弾性シート2における細線状体群の
押出配設方向は、縦および横方向に対して傾斜した斜め
方向とすることができる。
【0011】そして、このような腰当部1が、以下に示
す背当部材5の下部(腰部)に、縫着、接着などの方法
で固着され、さらにこのような背当部材5が、リュック
ザック6の背布7等に取り付けられる。すなわち、背当
部材5は、鋼等の弾発性(ばね性)を有する金属板を縦
横方向に組合わせ固着することにより形成された、外側
(背部側)に撓曲された枠体8と、この枠体8との間に
間隙が形成されるように張設された、合成繊維網目体
(メッシュ)9を有する背当シート10とから成り、背
当シート10の上端部が枠体8の上端部に固着され、か
つ下端部が、枠体8の下部に横方向に張設された合成繊
維布等の腰当ベルト(図示を省略。)に縫着されてい
る。なお、図2において、符号11はリュックザックの
背負いバンドを示し、12は、腰当部1の固定のために
腰および腹の回りに巻く腰回りベルトを示す。
【0012】このように構成される実施例の腰当部1に
おいては、芯材として、硬質合成樹脂で二軸方向から押
出成形された細線状体により形成された小マス目状で矩
形の弾性シート2が使用されており、この弾性シート2
が軽量、強靭で伸びにくく定形保持性に優れているの
で、軽くて強度が高く形が崩れにくい腰当部1が形成さ
れる。また、この小マス目状で矩形の弾性シート2は、
2方向の細線状体群の交差部で互いに膨隆圧縮され、複
雑に交差した間隙が形成されているので、両面側で空気
の流通が極めて良好に行われる。そしてこの弾性シート
2が、通気性を有する条体の網状シート4により積層さ
れている。さらに好適には弾性シート2の細線状体群の
延伸配設方向が、網状シート4における繊条体の配設方
向に対して斜め方向をなしているので、網状シート4が
伸びても両者の間隙部が重なることがなく、良好な通気
性が保持される。したがって、発汗等により腰部が蒸れ
ることがない。
【0013】さらに、弾性シート2が適度の弾力性を有
するうえに、その内側に厚肉シート3が重ねられている
ので、弾性と柔軟性に富み人体腰部によくフィットし
て、リュックザック6等の荷重の腰部への圧迫や衝撃を
緩和する。また、背当部材5の枠体8が、金属板により
外側(背部側)に撓曲されて形成され、腰当部1との間
に間隙が設けられているので、歩行の際の振動による衝
撃が、腰当部1に直接加わることがなく、腰の疲れや損
傷が予防される。またさらに、背当部材5においては、
前記した枠体8に合成繊維網目体(メッシュ)9を有す
る通気性の良好な背当シート10が、間隙が形成される
ように張設されているので、発汗等による背部の蒸れも
防止される。
【0014】なお、以上の実施例においては、腰当部1
が、金属板からなる枠体8と網目体(メッシュ)9を取
着した背当シート10とからなる背当部材5の下部に固
着され、さらにこのような背当部材5がリュックザック
6の背布7等に取り付けられる例について説明したが、
本考案の腰当部1の取付け方法はこれに限定されず、図
4に示すように、リュックザック6の背布7の下部(腰
部)に直接固着しても良い。
【0015】また、枠体8の下部に張設され背当シート
10を取着するための腰当ベルトとして、合成繊維布等
に代え、腰当部1と同様に、小マス目状の弾性シート2
と網状シート4とを積層して構成しても良い。すなわ
ち、図5および図6にそれぞれ示すように、腰当ベルト
13を、硬質合成樹脂で二軸方向から押出成形された細
線状体により形成された小マス目状で矩形の弾性シート
2の外側に、繊条体を網目状に編織した網状シート4を
重ねて積層し、一体に縫着した構造としても良い。な
お、図中符号14は、枠体8への取付リングを示す。
【0016】このような構造の腰当ベルト13は、軽
量、強靭で伸びにくく十分な弾性等を、有するうえに、
それ自体通気性が良好なので、よりいっそう通気性に優
れた腰当部1が形成される。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案のリュックザ
ックの腰当部は、芯材として硬質合成樹脂で二軸方向か
ら押出成形された細線状体により形成された小マス目状
で矩形の弾性シートが使用され、これが板状の緩衝性部
材とともに、通気性を有する網状シートにより積層され
ているので、軽量・強靭で形が崩れにくいうえに肌触り
が良好である。また、通気性が良好で発汗等により腰部
が蒸れることがない。さらに、適度の弾性と柔軟性に富
んで人体の腰部によくフィットし、リュックザック(荷
重)の腰部への圧迫、衝撃を緩和するので、腰部の疲れ
や損傷が予防される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリュックザックの腰当部の一実施例を
示す斜視図。
【図2】実施例の腰当部をリュックザックに装着した状
態を示す正面図。
【図3】実施例の腰当部の構造を分解して示す斜視図。
【図4】本考案の腰当部の、別のリュックザックへの装
着状態を示す正面図。
【図5】本考案の実施例に使用する背当部材において、
背当シートを取着するための腰当ベルトを示す平面図。
【図6】図5に示す腰当ベルトの構造を分解して示す斜
視図。
【符号の説明】
1………腰当部 2………弾性シート 3………厚肉シート 4………網状シート 5………背当部材 6………リュックザック 7………背布 8………枠体 9………合成繊維網目体(メッシュ) 10………背当シート 11………背負いバンド 12………腰回りベルト 13………腰当ベルト 14………取付リング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リュックザックの背当部の下部に固着する
    腰当部であって、硬質の合成樹脂細線状体を格子状に交
    差させて小マス目状で矩形の弾性シートとし、この弾性
    シートに、板状の緩衝性部材を重ね合せ、さらにこれら
    の外側に通気性を有する合成繊維網状シートを被覆して
    矩形体を形成し、この矩形体を、リュックザックの背当
    部の下部に横方向に弾性シートが内側になるように配置
    し固着してなることを特徴とするリュックザックの腰当
    部。
JP1993050826U 1993-08-12 1993-08-12 リュックザックの腰当部 Expired - Lifetime JP2503871Y2 (ja)

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JPH0713224U JPH0713224U (ja) 1995-03-07
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